JPS58149649A - 起泡性水中油型乳化クリ−ム状組成物およびその製造法 - Google Patents

起泡性水中油型乳化クリ−ム状組成物およびその製造法

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JPS58149649A
JPS58149649A JP57031209A JP3120982A JPS58149649A JP S58149649 A JPS58149649 A JP S58149649A JP 57031209 A JP57031209 A JP 57031209A JP 3120982 A JP3120982 A JP 3120982A JP S58149649 A JPS58149649 A JP S58149649A
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acid ester
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oil
cream
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Yuji Miura
三浦 雄次
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西村 修身
Kiyoshi Ihara
伊原 潔
Hitoshi Furusho
古荘 等
Yoshiyuki Yamane
山根 義之
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は輸送中の可塑化現象、即ち「ボテ現象」に対す
る安定性に優れ、かつホイツプ性の点では広範囲の使用
温度条件下においても経時変化の少い良好な物性を示す
起泡性水中油型乳化クリーム状組成物およびその製造法
に関する。
従来、起泡性水中油型乳化クリーム状組成物ならびに生
クリームを調整して得られるホイップクリーム用乳化組
成物は、輸送中の連続的な振動によって可塑化つまり「
ボテ現象」を発現せしめ商品価値を損なうことが多かっ
た。またこの可塑化現象とホイップクリームにしたとき
の物性が密接に関連していることから、乳化剤等添加物
を調整して可塑化現象を抑えた場合でも保型性のないク
リームとなるのが通例であった。加えて、これらの現象
は使用する油脂の結晶状態と密接に関連していることか
ら温度条件により極めて敏感に影響を受は可塑化現象を
おさえてなおかつ保型性を出し得たとしても、油脂の融
点以下の温度範囲ではホイップ後経時的にホイップクリ
ームは固さを増しケーキに美しくデコレーション出来な
くなるばかりか食味食感が損なわれてしまい、これらの
緒特性を全て具備したクリームを作ることは、それぞれ
が互に負の相関関係を示すことから極めて困難で、いず
れかの点で問題をかかえているのが通例である。
本発明による起泡性水中油型乳化クリーム状組成物は輸
送中の可塑化現象の発現が全くなく、しかも通常使用し
ている油脂の融点および結晶状態からクリーム温度を7
〜8°C以下としてホイップすることを余儀なくされて
いた制約条件を、15〜18℃以下の広範囲にして行な
っても保型性の良好な経時変化の少ないホイップクリー
ムとなし得る。したがって輸送中または使用時までに振
動を受ける等でクリームが流動性を失なう現象、通称「
ボテ」と称されるクリームの可塑化現象を全くなくする
ことが可能となり、遠距離輸送、積み替え作業等の配送
が問題なく行なえることとなる。このことは生産の集中
、大規模生産を可能にすることとなり、経済的にも品質
管理面においても非常に有効な効果が期待できるものと
なる。これまでにもこの可塑化現象を防止する方法とし
てレシチンとショ糖脂肪酸エステルを併用する等が提案
されているが、レシチンはチョコレート、マーガリン、
キャラメル等比較的風味の強い製品の場合には問題はな
いが、ホイップクリームのごとき風味の淡白な素材の持
つコク味を賞味する様な製品については、独特のレシチ
ン臭と呼ばれる異味のため素材の風味をそこなうことと
なる。この異味はホイップして直后のクリームから食味
されるまでに経時的に増加する。これはクリームが分散
する脂肪球で作られており、ホイップ後この脂肪球が経
時的に合一をしていくことによりレシチン臭が増大する
ものである。これはショ糖脂肪酸エステル以外の乳化剤
または安定剤としての金属塩の種類によっては、これら
を併用することでさらに異味を強く発現せしめることと
なシ食味を一層損なう結果となる。本発明はこの様な難
点のあるレシチンを使用せずに風味の良好な、可塑化現
象を防止したクリームを提供することが可能である。
さらに通常、クリームをホイップする時クリーム温度を
7〜8℃以下場合によっては4〜5℃以下に調整して行
なうことが通例とされている。しかし最近の様に大規模
な生産を行なう洋菓子店での生産や生洋菓子の様に商品
の回転が早い場合は冷蔵庫内での短時間の保管の後使用
されるケースが多く、従がって輸送または配送中に温度
が上昇したまま冷蔵庫で4〜5℃以下まで冷却すること
が困難となったり、ホイップする部屋の室温管理(室温
25°C以下)も生産の大小を問わず難かしい状況にあ
る。これまでのクリームでは7〜8°C以上でホイップ
した場合やそれ以上の温度でケーキに造花、デコレーシ
ョンした場合、クリームの脂肪球が急激に凝集や合一を
起こすことから絞れなくなったり、絞れてもキメの悪い
組織の荒れた状態となって商品価値をそこなうものであ
った。本発明ではこの様な使用温度範囲をこれらホイッ
プクリームの通例であった4〜5℃または7〜8℃以下
から15〜18°C以下と大巾に拡張しても、なおかつ
良好な物性つまり絞るに適当な堅さを損なわずキメ組織
の良好なりリームが得られる。
その上、ホイップ後のクリームの経時変化が極めて小さ
いことから、これまでのクリームではホイップ後直ちに
ケーキに造花デコレーションしてしまう必要があったが
、後の実施例で示すごとく一定の時間経過後においても
安定的に美しい造花デコレーションが得られる。
本発明は、可塑化現象を抑えようとして乳化剤の量や種
類を調整したりするとホイップしなかったり、ホイップ
してし経時的に変化が大きかったりするホイップクリー
ムの物性調整法について鋭意研究の結果、新しい知見を
得て完成されたものである。即ち、分散する脂肪球の界
面に配位する乳化剤の量と種類によって分散脂肪球の凝
集や合一の進行が制御され、このことがホイップクリー
ムの物性そのものを決定する大きな要素であるとの知見
から、凝集や合一が進行して脂肪球の絶対界面積が増加
してもかつ脂肪球界面での乳化剤密度をコントロールす
ることによシ安定な物性を得ようとするものである。つ
まり飽和脂肪酸からなる乳化剤の配位密度と不飽和脂肪
酸からなるそれとの量比のバランスによって脂肪球界面
に配位出来る乳化剤の密度を制御することにより、脂肪
球の凝集合一の進行に依存しない界面状態を得ようとす
るものであシ、さらにこの界面に吸着する蛋白質を微分
散かつ安定化させることとエマルジョンを均一な状態に
調整することにより、この効果を助長発現せしめようと
するものである。
本発明は不飽和脂肪酸エステルと飽和脂肪酸エステルと
の重量比が25ニア5〜55 :45である乳化剤の合
計量が、組成物全体に対し0゜08〜1.0重量%であ
ることを特徴とする起泡性水中油型乳化クリーム状組成
物およびその製造法を内容とする。
ここでいう不飽和脂肪酸エステルおよび飽和脂肪酸エス
テルの乳化剤とは基本骨格がポリグリセリン、グリセリ
ン、ショ糖ま之はソルビタンに対して炭素数12〜18
の脂肪酸がエステル結合したものを言い、脂肪酸の基数
がグリセリンの場合1または2、その他はエステル結合
し得る個数までのもので、この内の脂肪酸が他の有機酸
で代替されたものも包含する。不飽和脂肪酸エステルの
乳化剤は分散脂肪球の界面での乳化剤密度を低下させる
目的を持つが、不飽和脂肪酸エステルと飽和脂肪酸エス
テルとの量比が25ニア5〜55:45を超え、不飽和
脂肪酸エステルの量比が高くなるとクリームは可塑化し
易くま食ホイップしても使用する油脂の融点が高い場合
は堅くて絞れなくなったり、絞れても極めてキメ組織が
悪くなシ、逆に使用する油脂の融点が低い場合はホ、イ
ップしても保型性が得られない。逆に飽和脂肪酸エステ
ルの量比が高くなると可塑化し易くまたホイツプ性が悪
くなる。乳化剤の総量は油脂含量と分散脂肪球の絶対界
面積に左右されるが、0.08重量%未満であるとクリ
ーミング現象を起こし1.0重量%を越えると風味を損
なう。以上の要件を該組成物が満たし有効量の油脂、乳
固形物および水をもって水中油型乳化した本発明の起泡
性水中油型乳化組成物は可塑化に対して安定で、しかも
ホイップ時には広い温度範囲で使用でき、経時的に変化
の少ない良好な物性風味を有する。
さらに、囚油脂にポリグリセリン脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよびソ
ルビタン脂肪酸エステルに属する群からなる乳化剤を2
種以上選択して混合し、かつ該乳化剤のそれぞれの不飽
和脂肪酸エステルと飽和脂肪酸エステルとの重量比が2
5=75〜55:45である油脂組成物と、(ト)無脂
固型物を含む水溶液にポリグリセリン脂肪酸エステル、
グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよ
びソルビタン脂肪酸エステルに属する群からなる乳化剤
を2種以上選択して混合し、かつ該乳化剤のそれぞれの
不飽和脂肪酸エステルと飽和脂肪酸エステルとの重量比
が25ニア5〜55:45である水溶液を含有し、(8
)と(ト)とが25ニア5〜60:40となる様に調整
して得られる当該乳化組成物は油相および水相の両方か
ら界面での乳化剤密度を調整出来、経時的な物性の変化
が少なく、キメ組織の良好なりリームを提供することが
できる。乳化される該油脂組成物と該水溶液の比率は、
該油脂組成物が25重量%未満であるとホイップしても
保型性が得られず流動状態のまま含気率(OR)の上昇
が見られない場合があり、一方該油脂組成物が60重量
%を越える場合は調整したミルクが増粘化等によシ流動
性を失ない、当初より可塑体となってホイップに適さな
くなってしまうことが多く、気泡性乳化組成物としての
価値を有さない。
さらに好ましくは、該組成物に対し安定剤としてポリリ
ン酸ソーダ、ヘキサメタリン酸ソーダ、メタリン酸ソー
ダおよび第一リン酸ソーダからなる群から選ばれた1種
以上を組成物全体に対して0.08〜0.2重量%添加
することである。これら安定剤は乳化界面に吸着する蛋
白質等高分子物が相互に結合することを防止すると考え
られ、当該組成物に用いる天然原料の品質のバラツキに
よる粘稠化等品質のバラツキを吸収して安定なエマルジ
ョンを作るのに効果がある。しかし添加量が0.2重量
%を越えるとエマルジョンは塩析によりクリーミングし
易く、一方0.08重量%未満となると天然原料等の品
質の差によってはクリームが粘稠化してしまう。
なお、本発明に用いる油脂は天然食用油脂ならびに分別
、硬化およびエステル交換等によって得られる油脂を包
含する。また無脂固型物は大豆蛋白質、小麦蛋白質等の
植物性蛋白質または乳蛋白質、卵白蛋白質、血清蛋白質
等の動物性蛋白質の精製物ならびにこれを酸、アルカリ
または酵素で分解したもの等ならびに生クリーム、バタ
ー、全脂粉乳、脱脂粉乳、牛乳、脱脂乳または各種乳製
品類に含まれる無脂乳固型物の単独あるいはいずれかの
混合物であっても良い。その他の無脂固型物としては、
糖、デンプン、CMC等の炭水化物類、カゼイン、カゼ
インソーダ、ゼラチン等の蛋白類ならびにこれらを素材
として加える友めに二次的に混入するものを含め、極度
に増粘化させ流動性を損なう等の食味性を低下させるも
のでなければ特に制限はない。
本発明において、より改良された可塑化に対する安定性
と広い使用温度範囲ならびに経時変化の少ない物性風味
を得るためには、当該組成中の蛋白質を熱変性させるこ
とおよび出来るだけ均一に調整、製造する必要がある。
本発明組成物の一般的製造法としては、先ず乳化剤、安
定剤、増粘剤、無脂固型物および風味料を予め脱脂外、
牛乳および/または水に溶解分散させた水溶液と、乳化
剤および風味料を油に溶解分散させた油脂組成物とを約
60〜70°C付近で予備乳化混合し、次いで殺菌また
は滅菌する前および/または後で二段式ホモゲナイザー
で均質化し、これを冷却する方法をとればよい。
蛋白質の熱変性と均一化を行なうための手段として、殺
菌および滅菌の温度と時間からなる熱エネルギーはアミ
ノカルボニル反応等で商品の品質を低下させない程度に
与えればよい。しかしながら、間接殺菌あるいは滅菌を
行なった場合には、蛋白質の熱変性よりもアミノカルボ
ニル反応による褐変が進行して商品品質を損なう結果と
なる場合がある。そこで直接蒸気吹込みによる滅菌手段
を用、、いて、蛋白質の熱変性と蒸気吹き込みによるキ
ャビテーション効果および/またはハンマリング効果に
よる均一化を行なうことにより、高い含気率でしかもキ
メ組織の良好な目的物が得られる。
さらに均一化をするための手段としてホモゲナイザーを
使用するが、滅菌の前と後と比較すれば滅菌の後に均質
化を施した方が効果的で安定な品質を得ることが出来る
。好ましくは滅菌の前後両方で均質化を行なうことによ
り、品質のバラツキのない高度に安定な目的物を得るこ
とが出来る。均質化は二段式ホモゲナイザーを用い、第
−膜圧を0〜50に97cdの範囲で、かつ第二段圧を
lO〜100#g/cdの範囲で行なうことが望ましい
。この範囲外の場合は、クリームは粘稠でしかも気泡性
に劣るものとなる。
要するに、本発明の組成物をより改良された形で得るた
めの調整、製造法としては、蛋白質を熱変性させること
およびエマルジョン系t−極力均一にするために殺菌ま
たは滅菌により熱エネルギーを与えること、その前およ
び/または後で二段式ホモゲナイザーにより均質化する
ことにあるが、より好ましくは直接蒸気滅菌方法の後で
二段式ホモゲナイザーにより均質化すること、最も好ま
しくは直接蒸気滅菌方法の前後で二段式ホモゲナイザー
により均質化することである。
以下、実施例および比較例(より本発明をさらに詳細に
説明する。
実施例1 下記の配合により起泡性水中油型乳化クリーム状組成物
を製造した。量は重量%を示す(以下同じ)。
大豆硬化油      42.00% ヤ   シ  油             5.00
%脱脂乳   52.26% キサンタンガム            0.02%お
よび 水溶性乳化剤 ポリグリセ!J JB’aaエステル 
  0.20%〃     ショ糖脂肪酸エステル  
     0,12%油溶性乳化剤 グリセリンモ/I
J[エステル   0.20%〃      カレビタ
ン七)脂肪酸エステル   0.20%上記4種の脂肪
酸を用い、不飽和脂肪酸対飽和脂肪酸の含量比が0.2
5 / 0.75の比となる様調整した乳化剤を使用し
た。
脱脂乳を60’Cに昇温し攪拌しながらポリグリセリン
脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよびキサンタ
ンガムを添加溶解した溶液に、予め大豆硬化油およびヤ
シ油を混合攪拌して、グリセリン七ノ脂肪酸エステルお
よびソルビタン脂肪酸エステルを添加溶解した油脂組゛
成物を60°Cで流下させ混合攪拌して乳化した。こう
して調整された予備乳化液をプレート式熱交換器を用い
て120°Cで8分間殺菌をした後、二段式ホモゲナイ
ザーで65/85kg/d(65は第一段、85は第二
段の圧力を示す。以下同じ)で均質化し、8℃に冷却し
て−嵐夜冷蔵庫に保存した。
上記の如くして得られ九目的物について可塑化時間を測
定するとともに、ホイップしてクリームの評価を行なっ
た。
可塑化時間の測定は第1図に示したように、筒径70m
の金属性容器(1)に10000のクリーム(4)を容
れ、20℃に保温しな−がら該クリームの中で直径60
10gの円板ベラ(8)を回転させることにより、輸送
時の可塑化に対する耐性を測定した。回転数850rI
)mで最長80分間を限度として測定したが、80分で
は可塑化せず安定な輸送耐性を示した。
ホイップしてクリームを評価する方法は、5°Cおよび
10℃に調整した二種のクリームについて室温25°C
の部屋でホイップして行なった。
ホイップしたクリームは同室温に放置して昇温し20分
後と60分後に絞り袋で1個20cc程度に星型造花し
て、美しく絞れた個数を指標として造花性を評価した。
なお最大50個を限度とした。
その結果、表中実施例1に示すごとく温度に安定で経時
変化の少ない、風味も極めて良好なトッピング物性を示
しio ちなみにホイップ時ミルク籾温5℃の場合、ホイップ直
後で13℃、20分後で15℃、60分後で17℃であ
り、またホイップ時ミルク籾温10℃の場合、それぞれ
15℃、17℃、18℃であつ几。
実施例2 実施例1中乳化剤を下記の通り変更して実験を行なった
水溶性乳化剤 ショ糖脂肪酸エステル      0.
12%油溶性乳化剤 グリセリンモノ脂肪酸エステル 
  0,40%上記の脂肪酸組成で不飽和脂肪酸対飽和
脂肪酸の含量比が0.55 / 0.45の比となる様
調整した乳化剤を用いた。
以上の結果、表中実施例2に示すごとく良好なりリーム
を得た。
実施例8 実施例1中乳化剤を下記の通り変更して同様の実験を行
なった。
水溶性乳化剤 ポリグリセリ4匿酸エステル   0.
08%〃     ショ糖脂肪酸エステル      
 0.08%油溶性乳化剤 グリセリンモノ脂肪酸エス
テル   0.06%〃     ソルビタ列団か陵エ
ステル     0.06%上記の脂肪酸の不飽和脂肪
酸/飽和脂肪酸比を01010.70となる様に調整し
た乳化剤を用いた。
以上の結果、表中実施例8に示すごとく安定なりリーム
を得た。
実施例4 下記の配合により、実施例1と同様の方法で実験を実施
した。
パーム硬化油     8.0% ヤシ油        5.0% フレッシュバター   1260% 全脂粉乳       5.0% ゼラチン       0.5% 水              68.9%および 水溶性乳化剤 ポリグリセリン脂肪酸エステル   0
.10%〃    ショ糖脂肪酸エステル    0.
16%油溶性乳化剤 ジアセチ/Ladモノグリセライ
ド 0.15%〃      グリセリン七り月−カ俊
エステル   0.15%上記脂肪酸の不飽和脂肪酸/
飽和脂肪酸比を0゜8010.70となる様に調整した
乳化剤を使用した。
以上の結果、表中実施例・4に示すごとく安定なりリー
ムを得友。
実施例5 実施例1において、さらに安定剤としてヘキサメタリン
酸ソーダを0.2%添加して実験を行なった。その結果
粘度の低下がみられ、表中実施例5に示すごとく良好な
りリームを得た。
実施例6 実施例5において、120’C,8分の間接殺菌を14
0°C15秒の直接蒸気吹き込みによる滅菌に変更して
実験を行なった。その結果オーパフランの増加が見られ
、さらに温度安定性の高い、経時変化の少ない極めて良
好なりリームが得られた。
実施例7 実施例6において、滅菌処理後の均質化に代えて滅菌処
理前に均質化を行なった。以上の結果、表中実施例7に
示すごとく良好なりV−ムが得られた。
実施例8 実施例6において、滅菌処理後に行なっていた均質化を
、滅菌の前後の両方で行なった。以上の結果、表中実施
例8に示すごとく極めて良好なりリームが低粘度で得ら
れた。
実施例9 下記の配合により、実施例8と同様の製法で起、泡性水
中油型乳化クリーム状組成物を製造した。
ナタネ硬化油     10.0% パームカーネμ油    5.0% フレッシュパター    2.6% 植物性蛋白質     18,0% ヘキサメタリン酸ソーダ    0.20%メチルセル
ロース    0.20% 牛  乳             70.0鴫および 油溶性乳化剤 ソルビタンモ湖時エステル   0.1
8%〃クリセリンモノ月時エステル    0.15%
上記脂肪酸の不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸比を0゜801
0.70となる様に調整した乳化剤を用いた。
以上の結果、表中実施例9に示すごとく低油脂分でも良
好なりリームが得られた。
実施例10 下記の配合により、実施例8と同様の製法で起泡性水中
油型乳化クリーム状組成物を製造しcO 大豆硬化油      48.0% コーン油       7.0% ヤシ油         5.0% カゼインソーダ     0.5% ラクトアルブミン    0.8% ヘキサメタリン酸ソーダ     0.2%水    
           88.8%および 水溶性乳化剤 ポリグリセリ4wMエステル  0.1
5%〃     ショ糖脂肪酸エステル       
 0.15%油溶性乳化剤 ソルビタ5altエステi
v      O,20%〃     グリセリンモ/
11Mエステル   0.18%〃     酢酸モノ
クリセライト        0.07%上記脂肪酸の
不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸比を0゜3010.70とな
る様に調整した乳化剤を用い几。
以上の結果、表中実施例10に示すごとく安定なりリー
ムが得られた。
実施例11 実施例8において、ヘキサメタリン酸ソーダの添加量を
0.4%に増加させて実験を行なった。
その結果、絞った造花より若干の離水はみられるものの
安定なりリームが得られた。
実施例12 実施例8において、滅菌後ホモゲナイザー圧力を66/
85kQ/cdから2o/120#q/dに変更して同
様の実験を行なった。その結果表中実施例12に示すご
とく、実施例8よりも増粘し造花性は劣るものの安定な
りリームが得られた。
実施例18 実施例8において、滅菌前のホモゲナイザー圧力を65
/85kq/ctAから20/120kg/iに変更し
て同様の実験を行なった。その結果表中実施例18に示
すごとく、実施例8よりも増粘し造花性は劣るものの安
定なりリームが得られた。
比較例1 実施例1において、乳化剤の不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸
比を0.20 / 0.80として同様の実験を行なっ
た。可塑化時間が2.5分と短く、ホイップの温度に対
する安定性が悪く、大きな経時変化を示した〇 比較例2 実施例6において、乳化剤の不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸
の比を0.60/ 0.40とし九。粘度が621cp
と高粘度化し、ミルクホイップ時籾温1゜℃ではクリー
ムはホイップしなかった。
比較例8 実施例8において、乳化剤の不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸
の比を0.60/ 0.40とし友。極めて短い可塑化
時間を示した。
比較例4 実施例8において、乳化剤の不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸
の比を0.20 / 0.80とし友。可塑化時間は長
いものの温度に対する安定性、経時変化は不良であった
比較例5 実施例8において、乳化剤の不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸
の比を0.80 / 0.70としたまま、かつ乳化剤
の種別も同様にしてその総量を1.06%とした。得ら
れたクリームは極度に増粘化し、可塑化時間もほとんど
0分に近く、ホイップしなかった。
比較例6 実施例8において、乳化剤の不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸
の比を0.80 / 0.70としたまま、かつ乳化剤
の種別も同様にしてその総量を0.02%とした。比較
例5と同様極度に増粘化し、可塑化時間もほとんど0分
で、ホイップしなかった。
叙上の実施例と比較例との結果から自明の如く、比較例
の組成物はいずれも商品性が著しく劣るものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における可塑化現象測定のために使用し
た装置を示す概略図である。 1・・・金属性筒状容器 2・・・恒温水槽 8・・・平板ベラ 4・・・被測定用クリーム 5・・・トルクメーター付回転軸

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l、不飽和脂肪酸エステルと飽和脂肪酸エステルとの重
    量比が25ニア5〜55:45である乳化剤の合計量が
    、組成物全体に対し0.03〜1.0重量%であること
    を特徴とする起泡性水中油型乳化クリーム状組成物。 2、  (A)油脂にポリグリセリン脂肪酸エステル、
    グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよ
    びソルビタン脂肪酸エステルに属する群からなる乳化剤
    を2種以上選択して混合し、かつ該乳化剤のそれぞれの
    不飽和脂肪酸エステルと飽和脂肪酸エステルとの重量比
    が25ニア5〜55:45である油脂組成物と、(ト)
    無脂固型物を含む水溶液にポリグリセリン脂肪酸エステ
    ル、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル
    およびソルビタン脂肪酸エステルに属する群からなる乳
    化剤を2種以上選択して混合し、かつ該乳化剤のそれぞ
    れの不飽和脂肪酸エステルと飽和脂肪酸エステルとの重
    量比が25ニア5〜55:45である水溶液を含有し、
    前記(8)と(ハ)が重量比で25ニア5〜60:40
    である特許請求の範囲第1項記載の起泡性水中油型乳化
    クリーム状組成物。 8、 ポリリン酸ソーダ、ヘキサメタリン酸ソーダ、メ
    タリン酸ソーダおよび第一リン酸ソーダからなる群から
    選ばれた少なくとも1種の安定剤を、組成物全体に対し
    0.08〜0.2重量%添加してなる特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の起泡性水中油型乳化クリーム状
    組成物。 4、(8)油脂にポリグリセリン脂肪酸エステル、グリ
    セリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよびソ
    ルビタン脂肪酸エステルに属する群からなる乳化剤を2
    種以上選択して混合し、かつ該乳化剤のそれぞれの不飽
    和脂肪酸と飽和脂肪酸エステルとの重量比が25:75
    〜55:45である油脂組成物と、(ト)無脂固型物を
    含む水溶液にポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリ
    ン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよびソルビ
    タン脂肪酸エステルに属する群からなる乳化剤を2種以
    上選択して混合し、かつ該乳化剤の不飽和脂肪酸エステ
    ルと飽和脂肪酸エステルとの重量比が25ニア5〜55
    :45である水溶液にポリリン酸ソーダ、ヘキサメタリ
    ン酸ソーダ、メタリン酸ソーダおよび第一リン酸ソーダ
    からなる群から選ばれ九少なくとも1種の安定剤を添加
    溶解せしめた水溶液を混合、予備乳化し、次いで得られ
    た混合物を殺菌または滅菌する前および/または後で二
    段式ホモゲナイザーで均質化した後これを冷却すること
    、および前記(6)と(ハ)が重量比で25ニア5〜6
    0:40、乳化剤の合計量が組成物全体に対し0.08
    〜1.0重量%、かつ安定剤の添加量が組成物全体に対
    し0.08〜0.2重量%であることを特徴とする起泡
    性水中油型乳化クリーム状組成物の製造法。 5、乳化後の混合物の殺菌または滅菌手段として、直接
    蒸気滅菌方式処理を行なった後二段式ホモゲナイザーで
    第一段圧をθ〜50に9/c4かつ第二段圧を10〜1
    00/cg/dの範囲で均質化した後これを冷却するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の起泡性水中
    油型乳化クリーム状組成物の製造法。 6、 乳化後の混合物の殺菌または滅菌手段として、直
    接蒸気滅菌方式処理の前後にそれぞれ二段式ホモゲナイ
    ザーで第一段圧をO〜50kQ/dの範囲で、かつ第二
    段圧をlO〜100kq/cdの範囲で均質化した後こ
    れを冷却する特許請求の範囲第4項記載の起泡性水中油
    型乳化クリーム状組成物の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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