JPS58148178A - 吊り金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はＵ字溝及び柵板の吊り上げに最適な吊り金具に
関し、詳細には吊り金具本体に枢着したシャックルのフ
ックをＵ字溝の重心線上に位置調整できるように構成す
るとともに、枠体の上部横方向にワイヤ掛は金具を位置
調整自在に取り付け、フックの吊りワイヤをこの掛は金
を介して引き上げることによシ、柵板を所望の傾斜角度
で吊り上げるようにした多目的の吊シ金具に関する。

Ｕ字溝を埋設して側溝？構築する場合、一般に、Ｕ字溝
を吊り上げ、側溝道糸に沿って吊り下ろすで道糸を頻繁
に切断し、工事に支障をきたすことが多かった。

また、所定の勾配をつけて打ち込んだＨ鋼の案内溝間に
柵板金嵌め込んで土留め用の柵全構築する場合、従来の
吊り具では柵板が垂直に吊り下ろされるため柵板の吊り
角度とＨ鋼案内溝の傾斜角度が合わず柵板の嵌合がきわ
めて困難であった。

本発明はこれらの問題を同時に解消することを目的とし
てなされたもので、Ｕ字溝を水平に吊り下ろすことがで
きるとともに、柵板等の板状部材を吊り下ろすときはＨ
鋼の設置傾斜勾配に応じた種々の角度で吊り下ろし、Ｈ
鋼の案内溝に円滑に嵌め込むことができるようにした他
目的の吊り金具を提供するものである。

以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

ｌは吊り上げるべき部材の側壁を受は入れるための下開
き凹部２を有する吊９金具枠体であり、該凹部２を構成
する枠体ｌの一方の側壁１ａには一端側に偏心カム面３
ａを有するシャックル３を該側壁１ａの直角方向にピン
４を介して回動自在に枢着し、枢着部４を支一点にして
シャックル３を上方（矢印方向）に回動することにより
、偏心カム面３ａと枠体１の他方の側壁１ｂで吊シ上げ
部材を挾持するようにしである。好ましくはシャツクル
３の偏心カム面３ａ及びこれと対向する枠体１の側壁１
ａは少なくともそのいずれか一方を鋸歯状凹凸面に形成
し、吊シ上げ部材を確実に握持するようにする。

第２図及び第３図に解シ易く示すように、シャ７クル３
の軸部３ｂには軸方向に沿って延びる長孔５を形成し、
吊りワイヤ６を連結するフック７をこの長孔５に沿って
位置調整自在に固定できるようにしである。フック７は
シャックル３の長孔５に貫通させた先端をワッシャ８に
螺着し、フック７とワッシャ８でシャックル３を締め付
けることによって固定され、螺着を緩めることによって
フック７の位置調整ができるようになっている。

また、シャックル３とワッシャ８の対接面はフ。

り固定位置のすべりを防止するために相互に噛み合う鋸
歯状凹凸面に形成する。

更に、吊り金具枠体１の上部に張り出した横方向の一対
のステイ９，９の各々にはワイヤ掛は金具１０を係合さ
せるための複数対の連結孔１１ａ。

１１ｂ、１１ｃ・・・全形成し、この連結孔にワイヤ掛
は金具ＩＯを位置調整自在に連結するようになっている
。ワイヤ掛は金具１０は両端を外側または内側に折り曲
げた逆Ｖ字形の金具からなり、折り曲げた両端を、対向
する任意の保合孔に選択的に嵌合して枠体１に対するワ
イヤ掛け′金具１ｏの係合位置を変えることによりこの
ワイヤ掛は金具１゜を介して吊り上げる柵板の吊り角度
を調整できるようにしである。

次に第２図及び第３図により本発明の詳細な説明する。

第２図は本発明の吊り金具で側溝用のＵ字溝１１を水平
に吊り上げる場合の使用例であり、吊り金具枠体ｌの凹
部２をＵ字溝１２の一方の側壁１２ａの中央部に嵌合し
、シャックル３を矢印方向に回動して偏心カム面３ａと
枠体１の対向側壁１ｂでＵ字溝１２の側壁１２ｍを挾持
した後、フック７をシャックル３の長孔５に沿って移動
させ、フック７の吊りワイヤ６がＵ字溝１２の溝幅りの
センターライン、即ち重心線Ｇ上に合致する位置でフ、
り７を固定する。かくして、吊りワイヤ６はＵ字溝１２
の重心線Ｇ上にあるのでＵ字溝１２は水平に吊り上げら
れることとなる。第２図に仮想線で示すように、同一の
吊り金具で溝幅または壁厚の異なる別のＵ字溝１２′ヲ
吊り上げるときは、上記と同様の操作で吊シワイヤ６が
Ｕ字溝１２′の重心線Ｇ′上に合致するようにフック７
をシャックル３の長孔５に沿りて移動調整すればＵ字溝
１２′は同様に水平状態で吊り上げることができる。

第３図は本発明の吊り金具で土留め用の柵板１３を縦方
向に吊り、土留め用Ｈ鋼の案内＃ｌ（図は省ｍ）に嵌合
する場合の使用例であり、この場合はシャンクル３の長
孔５に固定したフック７の吊りワイヤ６を枠体ｌ上方の
ワイヤ掛は金具１ｏに通して引き上げる。吊りワイヤ６
は掛は金具１ｏで引き寄せられ吊り上げ支点が図の左側
に移動し、柵板１３を縦方向に吊り上げることになる。

しかして、本発明ではワイヤ掛は金具１ｏの取付位置を
連結孔１１　ａ　＋　１　ｌ　ｂ　＋　１１　ｃ・・・
に沿って横方向に移動調整できるようにしであるから、
該掛は金具１０の保合位置を変えることにより柵板１３
の吊り角度θを土留め用Ｈ鋼の勾配に応じて種々変更す
ることができる。

以上のように、本発明によれば種々のＵ字溝の吊り上げ
に際し、フックをその重心位置に移動調整して水平に吊
り下ろすことができるので側溝道糸の切断を防止し、且
つ所定位置への設置が容易と−なる。また、柵板を吊る
場合は掛は金具の位置を調節して柵板の傾斜角度をＨ鋼
案内溝の勾配に合わせることができるのでＨ鋼案内溝へ
の嵌合が円滑に行われ、作業能率を大巾に向上させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例による吊り金具の透視図、第２図
及び第３図は本発明の作用説明図である。 １・・・吊り金具枠体、３・・・シャックル、３ａ・・
・偏心カム面、５・・・長孔、６・・・吊りワイヤ、７
・・・フック、１０・・・ワイヤ掛は金具、１１ａ〜ｌ
ｌｃ・・・連結孔、１２・・・Ｕ字溝、１３・・・柵板
。 特許出願人　　小　川　淳　次 代理人　弁理士　佐　藤　直　義 第１図 ＼−−−−−−−−−−−−−−―−１罎−一一一一ノ
第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 下開き凹部２を有する逆Ｕ字状吊り金具枠体ｌの一方の
   側壁１ｍに、一端側に偏心カム面３ａｋ有し且つ軸部３
   ｂに軸方向の長孔５を形成したシャ、クル３を前記枠体
   側壁１ａの直角方向に回転自在に枢着し、フック７をシ
   ャックル３の前記長孔５に沿って位置調整自在に取り付
   けるとともに、枠体１の上部横方向にワイヤ掛は金具１
   ０ｆｔ：着脱自在に係合するための複数の連結孔１１　
   ｍ　、１１ｂ。 ｌｉｅ・・・全形成し、ワイヤ掛は金具１０をこれら連
   結孔に位置調整自在に係合させたことを特徴とする吊り
   金具。