JPS58145509A - ビ−ドリング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は寧−用空気入りタイヤに用いられるビードリン
グに関するものである。

従来、自動車等の車輌用空気入りタイヤに用いられるビ
ードリングとしては、１１１２％１ｔ（（）に示すよう
に丸線ｌを列方向に複数本並べてゴム２により被覆を施
しビード素材を形成し、これを横側拳闘して複数層に形
成したビードリング３、あるいは第１１１ｔｐ）および
（ハ）に示すようにゴム２を一本の丸線ｌの表両に被覆
したビード素材を円ｌｌ吠に複数−拳固して形成したビ
ードリング３がある。しかし、上記ビードリングには下
記のような欠点がある。

ｌ）ビードリングが多数の丸線から構成されているため
ビードリングの断面形状が不安定である。

２）丸線の移動が起り易いため各丸線の荷重分担が不均
一であり、全体として充分な破断抵抗が得られない。

３）ビードリングの成型操作が困難である。

このため、最近では上記欠点を改良したビードリングと
して、第２図に示すような四辺形断面を有する硬鋼線の
平線４より成るビードリング１が考えられており、この
ビードリングは丸線を用いたものに比べ、 ｌ）ビードリングの断面形状が安定している。

１）ビードリングとしての断面積に対する硬鋼線の占め
る充填率が向上したため、破断抵抗が向上した。

等の点で優れている。

しかし、未だ下記の点て問題がある。

ｌ）硬銅線が互に接触しているため、これらの接触部か
ら罐が発生し易い・ 冨）硬銅線同志の接触により摩耗が早く、耐疲労性に劣
る。

３）硬銅線の断面が四辺形であるためコーナ一部で被覆
ゴムに亀裂が生じ易い。

４）硬鋼線が四面において密着しているため、上下左右
に全くすべりがなく、柔軟性が極端に劣る。

本発明は上記欠点を診査するためなされたものであり、
硬鋼線を複数ａｍｍ＊ａｔ、た駿−ドリングにおいて、
硬鋼線に平線を用いることにより、ビードリングの形状
安定性を図り、破断強度を大きくシ、また、硬鋼線をゴ
ム被覆することｋより、硬鋼線の腐蝕を防止し、耐疲労
性も向上し、さらに、各硬鋼線相互間の上下および左右
のゴム厚を特定することにより、ビードリングの上下、
左右およびねじれに対する柔軟性を向上したビードリン
グを提供するものである。

本発明Ｋｍいて、平行な上下に対向する二辺をもつ断面
形状の平線としては、平行四辺形、台形、長方形、およ
び左右方向のｍ−又は両傭函を円弧状とした平線等を用
いることができる。

以下、本発明の一実施例を図面に基いて説明する。

第１図（イ）において、４鳳、４ｂ、４ｃ、４ｄは巾×
厚みがそれぞれ１０■Ｘｌｊ■の長方形断面を有する硬
銅線より成る平線であり、平線の周囲は第３図（ハ）に
示される平線の左右方向の閤１１ａ１上下方内の闘ＩＩ
　ｂ　ｂｌｈ　＞　ｂとなるように、ゴム５で被覆され
ている。すなわち、左右方向鳳＝０．４ｑ、上下方向Ｅ
　（Ｌｌ　ａｍの厚さでゴム被−が施されて、層６が形
成される。

上記構成のｌＩ６を第３図−）に示すように複数１ｉＩ
Ｉ層巻−してビードリング７を形成する。

第４図ピ）、ｔｐｌ、？ｉは夫々本発明の員なる実施例
であり、ケ）は平行な上下に対向する二辺をもち、肉傭
を円弧状とした平線８を用いて配列し、６）ｌは平行な
上下に対向する二辺をもち、−側面を円弧状とし、他傭
画を平面とした平線９を用い、円弧−が同方向に向くよ
う配列し、（ハ）は（ロ）と同様の平線９を用い、円弧
面が交互に位置するよう配列したものである。

なお、上記各実施例において、層６は硬鋼線より成る平
線籠を列方向に４本並べて構成し、この層６を層方向に
６股となるよう積層巻回してビードリング７を形成して
いるが、１本の平線に上下方向のゴム厚が讐、左右方向
のゴム厚が７となるようゴム被覆を施し、上記ゴム被覆
された平線を列方向（左右）および層方向（上下）ｋ順
次複数−積層巻回してビードリング牽形成することも可
能である。

また、ビードリングの硬鋼線より成る平線相五閤のゴム
厚は、左右方向のゴム厚ａ＝ＱＪ−〜０．５■、上下方
向のゴム厚ｂ−”（Ｌ１ｍｍ＝ＱＪ■とするのが良い、
左右方向のゴムはビードリングの上下方向における柔軟
性の低下を補ったもので、ゴム厚が０．３■以下である
とビードリングの柔軟性が得られず、ゴム厚がα５■以
上であるとビードリングに力が働いたとき、荷重分担が
不均一となり、複合体としてのビードリングの強力が低
下する。上下方向のゴム厚がＱ、ｌ１以下であるとゴム
に亀裂が生じ昌くなり、ゴム厚が０．３■以上であると
ビードリングに応力が働いたときに、各硬銅線にかかる
荷重分担が不均一となり、破断抵抗が低下する。

本発明のビードリングは平行な上下に対向する二辺をも
つ平線より構成されているため、ビードリングとしての
形状安定性に優れ、製造コストが廉価である。また、平
線相互間にゴムが配置されているため、硬銅線同志の接
触がなくなり、硬銅線の摩耗が極めて少なくなるととも
に１硬鯛線の耐腐食性が向上する。さらに、平線相互−
の上下方向より左右方向が大きくなるよう特定のゴム厚
に構成したため、ビードリングの破断抵抗を低下させる
ことなく柔軟性を向上させることが出来、特に横方向お
よびねじれに対する柔軟性に優れるものである。

すなわち、本発明のビードリングはタイヤに使用された
とき、ビードリングの耐ＩＩ労性が約７０４向上し、ビ
ードリングの断面積当りの破断抵抗が約３０％増加する
。また、タイヤをホイールに装着する時、柔軟性に優れ
ているため装着が春易である等価れた電果を有するもの
である。

【図面の簡単な説明】

篇１図は従来の丸線を用いたビードリングを示し、（イ
）、（ロ）、ｅ］は夫々異なるビードリングの一部破ｌ
１ＩＩ１１断ｉｉｉ図、第２図は従来の平線を用いたビ
ードリングの一部破断皺断面図、第３図は本発明のビー
トリどグの一実施例を示し、１１１１ビードリングを構
成する閣の断面図、−）はＦ−ドリングの正函図、（ハ
）は（ロ）＆ＣおけるＡ−ム纏切断端函図、第４図（イ
）、（ロ）、（ハ）は夫々本発明の他の異なるビードリ
ングの切断喘函図である。 ｌ・・・・九　纏 ２．５・・・・ゴ　ム ３．７・・・・ビードリング ４．８．９・・・・平　線 ６　・・・・層 特許出願人　トクセンエ県株式会社 代　　理　　人　　林　　　　　清　　　明ｔｓグ図 （イン 第４図 （ロ） ？ （ハ） ？

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 硬鋼線より成る平線を複数−拳闘して構成し、かつこれ
   ら平線の周囲をゴムで被覆してなるビードリングに＄い
   て、上記平線が平行な上下に対向する二辺をもつ断面形
   吠であり、かつこれら平線相互間のゴム厚が上下方向は
   Ｑ、ｌ■〜Ｑ、３■、左右方向は０．３■〜ｔ５■で、
   かつ少なくとも上下方向より左右方向を大きくしたこと
   を特徴とするビードリング。