JPH02155812A - ラジアルタイヤ - Google Patents

ラジアルタイヤ

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JPH02155812A
JPH02155812A JP63306863A JP30686388A JPH02155812A JP H02155812 A JPH02155812 A JP H02155812A JP 63306863 A JP63306863 A JP 63306863A JP 30686388 A JP30686388 A JP 30686388A JP H02155812 A JPH02155812 A JP H02155812A
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Yuji Goto
後藤 祐次
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、操縦安定性(特に、車線変更時のロール挙動
の悪さをなくすこと)および乗心地性を向上させたラジ
アルタイヤ、特に小形トランク用偏平ラジアルタイヤに
関する。
〔従来の技術〕
従来の小形トランク用偏平ラジアルタイヤは、例えば第
4図(A)〜(D)に示すようなビード部構造を有する
。第4図(A)では、ビード部lにおいて2層のカーカ
ス層2がビードワイヤ3の廻りにタイヤ内側から外側に
巻き上げられ、その巻き上げ端部およびビードフィラー
4の外側に補強層5が配置されている。第4図(B)で
は、ビード部1において1層のカーカス層2がビードワ
イヤ3の廻りにタイヤ内側から外側に巻き上げられ、そ
の巻き上げ端部およびビードフィラー4の外側に1層の
カーカス層2aがターンダウンされている。第4図(C
)では、ビード部1において2層のカーカス層2がビー
トワイヤ3の廻りにタイヤ内側から外側に巻き上げられ
、その巻き上げ端部およびビードフィラー4の外側に1
層のカーカス層2aがターンダウンされている。第4図
(D)では、ビード部1において1層のカーカス層2が
ビードワイヤ3の廻りにタイヤ内側から外側に巻き上げ
られ、その外側においてビードワイヤ3を取り囲むよう
に補強層5が配置され、さらに、ビードフィラー4の外
側でカーカス層2の巻き上げ端部および補強層5の外側
にカーカス層2aがターンダウンされている。ここで、
ターンダウンとは、カーカス層2aの端部がビードワイ
ヤ3の底部付近まで垂れ下がるようにカーカス層2aを
タイヤ外側に配置することをいう。
このように従来のビード部構造では、カーカス層2をビ
ードワイヤ3の廻りにタイヤ内側から外側に巻き上げた
場合の巻き上げ端が生じる)という欠点がある。また、
このロール挙動の改善のためにビードフィラーの上端の
高さを高めたり、ビードフィラーの硬度をを高めたりす
ると乗心地性が悪化してしまう。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、車線変更時のロール挙動を抑制して操縦安定
性を高めると共に乗心地性を向上させたラジアルタイヤ
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、2層以上のカーカス層を有していて、少なく
とも1層のカーカス層がビード部においてビードフィラ
ーの外側にターンダウンされ、残りのカーカス層はその
端部がビードワイヤの廻りにタイヤ内側から外側に巻き
上げられており、さらに、1層以上の補強層をビード部
においてカーカス層間に有していて、タイヤ外側の最も
高い補強層の上端の高さHAがビードフィラーの上端の
高さHgよりも大となっており、タイヤ内側の最も高ビ
ードフィラー4の上端の高さよりも低いばかりでな(、
ビーF部耐久性の向上のために補強層5を設けた場合で
も、補強層5の」一端の高さがビードフィラー4の上端
の高さよりも低くなっている。このために、第5図に示
すように、ショルダ一部に近い最も軟らかい部分である
フレキンブルヅーンa、該aからビードフィラー4の−
1一端までの部分b、該すから補強層5の上端までの部
分C,該Cからカーカス層巻き上げ端までの部分dと行
くにつれて曲げ剛性がリニアーに徐々に増加しないとい
う問題がある。すなわち、a部からb部および0部には
曲げ剛性が成る程度リニアーに徐々に増加するが、0部
からd部にかりては0部に補強層がなくてd部に補強層
があるために曲げ剛性が急激に変化してしまう。
したがって、このようなビード部構造では、小形トラッ
ク(特に高重心・高荷重のゴミ収集車、ボトルカー等)
の場合に、車線変更時のロール挙動が悪くなる(ローリ
ング現象がい補強層の上端の高さHcがビードフィラの
」二端の高さHBよりも小でカーカス層巻き上げ端の高
さI(Dよりも大となっており、かつHAおよびHBが
タイヤ断面高さHに対して下記の関係を有することを特
徴とするラジアルタイヤを要旨とする。
0.45< HA /H<0.55 0.40< HB / H< 0.50以下、図を参照
してこの手段につき詳しく説明する。なお、第4図(A
)〜(D)および第5図におけると同様な部品および部
位は、同じ番号および記号で表わす。
第1図は、本発明のラジアルタイヤの一例の子午線方向
半断面説明図である。第1図において、左右一対のビー
ド部1.1にカーカス層2が装架され、このカーカス層
2はビードワイヤ3の廻りにタイヤ内側から外側に巻き
上げられている。また、ビードフィラー4の外側には、
カーカス層2aがターンダウンされている。カーカス層
2およびカーカス層2a(いわゆるアウタープライ)は
、それぞれ、少なくとも1層配置されていればよい。
トレッド部10では、カーカス層2の上に複数のベルト
層11がタイヤ周方向に環状に配置されている。
ビード部1においては、補強層5がカーカス層間に配さ
れている。この補強層5は、1層以上であればよく、ナ
イロンコード等の有機繊維コードやスチールコード等の
金属コードなどの各種のコードから構成される。補強層
5のタイヤ周方向に対するコード角度は、206〜60
6である。
このビード部1において、タイヤ外側の補強層(複数層
ある場合には最も高い補強層)の上端30の高さHAが
ビードフィラー4の上端31の高さHCよりも大となっ
ている(HA>HB)。
HA>HIlとしたのは、全体の曲げ剛性レベルを高め
、かつ3〜6部の曲げ剛性変化をリニアにし、ロール挙
動を改善するためである。したがって、HA≦HBの場
合には、曲げ剛性変化がリニアでなくなり、ロール挙動
が悪くなる。
タイヤ内側の補強層(複数層ある場合には最も高い補強
層)の上端32の高さH6がビードフィラー4の上端3
1の高さH6よりも小でカーカス層巻き上げ端33の高
さHDよりも大となっている(HB >Hc 、 HC
 > Ha )。
これらの高さがこの関係にない場合、例えば、Ha −
HC−HDの場合には、曲げ剛性がHm =HC =H
oの位置で極端に変化するためロール挙動が悪(なるか
らである。
さらに、本発明では、HAおよびI(Bがタイヤ断面高
さHに対して下記の関係を有するのである。
0.45< HA /H<0.55 0.40< HE /H<0.50 0.45≧HA /Hの場合には、フレキシブルなゾー
ンが広がりすぎ、ロール挙動が悪化する。一方、HA/
H≧0.55の場合には、フレキシブルなゾーンが狭く
なり、ロール挙動が悪化する。また、0.40≧HB 
/Hでは、0.45≧HA /Hの場合と同様に、フレ
キシブルなゾーンが広がりすぎロール挙動が悪化する。
HB/H≧0.50では、HA/H≧0.55の場合と
同様に、フレキシブルなゾーンが狭くなりロール挙動が
悪化する。
ここで、高さHBHA SHB 、HC、HDは、それ
ぞれ、タイヤを正規リムに組み、それに正規内圧を充填
した場合におけるリムからの高さをいう。“正規リム”
とはJATMAで規定されている規格リムをいい、“正
規内圧を充填した”とは正規内圧となるように空気がタ
イヤ内に充填されたことをいう。高さのベースとなるリ
ムの位置は、リムの外径に相当するリム表面である。
第2図(A)、  (B)、  (C)に、それぞれ、
本発明のラジアルタイヤのビード部構造の一例を示す。
第2図(A)では、第4図(D)におけると同様に、ビ
ード部1において1層のカーカス層2がビードワイヤ3
の廻りにタイヤ内側から外側に巻き上げられ、その外側
においてビードワイヤ3を取り囲むように補強層5が配
置され、さらに、ビードフィラー4の外側でカーカス層
2の巻き上げ端部および補強層5の外側にカーカス層2
aがターンダウンされている。第2図(B)では、ビー
ド部1において1層のカーカス層2がビードワイヤ3の
廻りにタイヤ内側から外側に巻き上げられ、その外側に
おいてビードワイヤ3を取り囲むように補強層5が配置
され、さらに、ビードフィラー4の外側でカーカス層2
の巻き上げ端部およびこの補強層5の外側に別の補強層
5が配置され、その外側にカーカス層2aがターンダウ
ンされている。第2図(C)では、ビード部1において
2層のカーカス層2がビードワイヤ3の廻りにタイヤ内
側から外側に巻き上げられ、その外側においてビードワ
イヤ3を取り囲むように補強層5が配置され、さらに、
ビードフィラー4の外側でこれらカーカス層2の巻き上
げ端部および補強層5の外側にカーカス層2aがターン
ダウンされている。これら第2図(A)〜(C)におい
て、上端30.31.32.33のそれぞれの高さは、
第1図におりると同様な位置関係にある。
つぎに、第1図に示すビード部構造の本発明のラジアル
タイヤと第5図に示すヒート′部構造の従来のラジアル
タイヤについて、a部〜d部に至る曲げ剛性の変化を比
較した結果を第3図に示す。第3図中、mは本発明のラ
ジアルタイヤを、nは従来のラジアルタイヤを表わす。
曲げ剛性は、最も軟らかい部分であるフレキシブルゾー
ンaを1として指数表示した。また、ここで用いた本発
明のラジアルタイヤの仕様は、タイヤサイズ195/7
0 R17,5、H=137 mm、 HA −70m
m (51%)、Ha =60 mm (44%) 、
HC =50 mm(36%)、Ho =40 mm 
(29%)とした。
第3図から、本発明のラジアルタイヤはaサイズ195
/”10 R17,5、H=137 mm、 Ha =
55 mm  、、HB  =62 mm  、、HD
  =45 mm  、  Ha/H=0.40.HB
  /H=0.45゜(4)従来タイヤ2゜ 第4図(B)に示ずビード部構造。タイヤサイズ195
/70 RI7.5 、H−137mm、 Hs −6
2nun 、、Hn =45 mm 、 Hll / 
H=0.45゜(5)従来タイヤ3゜ 第4図(D)に示すビード部構造。タイヤサイズ195
/70 R17,5、H=137 mm、 HA=55
 n+m = HB=62 mm 、 Hc =50 
mm 、 H。
45 mm 、、HA/ H=0.40、HB /f(
=0.45、ビードフィラー4のJIS硬度72Hs。
(6)従来タイヤ4゜ HB/H=0.55としたことを除いて上記従来タイヤ
3と同じ。
(7)従来タイヤ5゜ ビードフィラー4のJIS硬度76Hsとしたことを除
いて上記従来タイヤ3と同じ。
′″″(ロール )の  法: 部からd部に行くにつれて曲げ剛性がリニアーに徐々に
増加することが判る。
以下に実施例を示す。
〔実施例〕
下記の本発明タイヤ1〜2、および従来タイヤ1〜5に
つき操縦安定性(ロール特性)および乗心地性を評価し
た。この結果を表1に示す。
(1)本発明タイヤ1゜ 第2図(A)に示すビード部構造。タイヤサイズ195
/70 R17,5、H−137mm、I(A−68m
m 、 HB =62 mm XHc =57 mm 
、 l−ID−52mm 、 I(A / H=0.5
0. HC / H=0.45゜(2)本発明タイヤ2
゜ 第2図(B)に示すビード部構造。タイヤサイズ195
/70 R17,5、J]=137 mm、■(、=6
8mm 、、HC −62mm 、 HC=52mm 
、、H。
−47mm 、 HA/ H=0.50、Hll /H
=0.45゜(3)従来タイヤ1゜ 第4図(A)に示すビード部構造。タイヤ実車によるフ
ィーリング評価。この結果を表1に指数で示す。数値の
大きい方がよい。
心土 のi・  −法: 実車によるフィーリング評価。この結果を表1に指数で
示す。数値の大きい方がよい。
(来夏以下余白) 表1から、本発明タイヤが操縦安定性および乗心地性の
両方において優れていることが判る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ビード部における
ビードフィラーの上端、補強層の上端、およびカーカス
層の巻き上げ端の位置関係等を規定したために、操縦安
定性と乗心地性とを共に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のラジアルタイヤの一例の子午線方向半
断面説明図、第2図(A)、(B)、(C)はそれぞれ
本発明のラジアルタイヤのビード部構造の一例を示す説
明図、第3図はタイヤの各部位と曲げ剛性との関係図、
第4図(A)、  (B)、  (C)、  (D)は
それぞれ従来のラジアルタイヤのビード部構造の一例を
示す説明図、第5図は従来のラジアルタイヤのビード部
における各部位を示す説明図である。 1・・・ビード部、2・・・カーカス層、2a・・・外
側のカーカス層、3・・・ビードワイヤ、4・・・ビー
ドフィラー、5・・・補強層、10・・・トレンド部、
11・・・ベルト層。 第 図 第 図(A) 第 図(B) 第 図(C) 第 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 2層以上のカーカス層を有していて、少なくとも1層の
    カーカス層がビード部においてビードフィラーの外側に
    ターンダウンされ、残りのカーカス層はその端部がビー
    ドワイヤの廻りにタイヤ内側から外側に巻き上げられて
    おり、さらに、1層以上の補強層をビード部においてカ
    ーカス層間に有していて、タイヤ外側の最も高い補強層
    の上端の高さH_Aがビードフィラーの上端の高さH_
    Bよりも大となっており、タイヤ内側の最も高い補強層
    の上端の高さH_Cがビードフィラーの上端の高さH_
    Bよりも小でカーカス層巻き上げ端の高さH_Dよりも
    大となっており、かつH_AおよびH_Bがタイヤ断面
    高さHに対して下記の関係を有することを特徴とするラ
    ジアルタイヤ。 0.45<H_A/H<0.55 0.40<H_B/H<0.50
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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