JPS5814469B2 - ハロゲン含有ポリマ−加硫用組成物 - Google Patents

ハロゲン含有ポリマ−加硫用組成物

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JPS5814469B2
JPS5814469B2 JP2690280A JP2690280A JPS5814469B2 JP S5814469 B2 JPS5814469 B2 JP S5814469B2 JP 2690280 A JP2690280 A JP 2690280A JP 2690280 A JP2690280 A JP 2690280A JP S5814469 B2 JPS5814469 B2 JP S5814469B2
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JP
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halogen
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dimercaptoquinoxaline
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的場康夫
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Osaka Soda Co Ltd
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Osaka Soda Co Ltd
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はハロゲン含有ポリマー加硫用組成物に関する。
更に詳細には、本発明は次の3成分、 (a) ハロゲン含有ポリマー (b) 2.3−ジメルカプトキノキサリンまたはそ
の誘導体 (C) 受酸剤となる金属化合物 を含むことを特徴とするハロゲン含有ポリマー加硫用組
成物に関する。
ポリクロロプレン、ポリエピクロルヒドリン、エビクロ
ルヒドリンーエチレンオキサイド共重合体、含塩素アク
リルゴム、塩素化ポリエチレン、臭素化ブチルゴム、フ
ッ素ゴム、ポリ塩化ビニル等のハロゲン含有ポリマーは
、加硫されることにより耐熱性、耐油性、耐薬品性など
の物性に優れた材料として広汎に用いられている。
しかしながら該ポリマー中の炭素一ハロゲン結合が化学
的に安定であるため有効にこれを加硫することは従来困
難とされてきた。
本発明は、ハロゲン含有ポリマーを容易に、且つ有効に
加硫することによって上記ポリマーの加硫密度、耐熱老
化性及び耐動的疲労性などの諸物性を改善することを目
的とする。
本発明の対象となるハロゲン含有ポリマーとしては、塩
素化ポリエチレン、塩素化エチレンープロピレン共重合
体、塩素化エチレンープロピレンー非共役ジエン三元共
重合体、クロルスルホン化ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、含塩素アクリルゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブ
チルゴム、フッ素コム、ポリクロロプレン、ポリエピク
口ルヒドリン、エビクロルヒドリンーアリルグリシジル
工−テル共重合体、エビクロルヒドリンーエチレンオキ
サイド共重合体、エビクロルヒドリンーエチレンオキザ
イドーアリルグリシジルエーテル三元共重合体等を挙げ
ることができる。
本発明において用いられる2,3−ジメルカプトキノキ
サリンまたはその誘導体は下記一般式(I)または(I
I)で表わされる化合物である。
但し、上記(I)または(n)式において、R1, R
2, R3及びR4は夫々同一でも異なっていても良く
、水素又はアルキル基から選ばれる炭素数1〜8の基で
ある。
また上記(I)式においてR, , R6は同一でも異
なR7,R8は同一でも異っていてもよく、水素又はア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル
基から選ばれる炭素数1〜12の基であり、R7とR8
が互いに結合して炭化水素項を形成していてもよく、又
ヘテロ原子を介して結合し異節項を形成していてもよい
R9はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、
アリール基、アラルキル基から選ばれる炭をなし、R1
−oがアルキレン基、アルケニレン基から選ばれる炭素
数1〜8の基又はシクロアルキレン基、アリーレン基、
アラルキレン基から選ばれるの構造をなして同一分子内
あるいは別の2,3−ジメルカプトキノキサリンまたは
その誘導体のチオール基とエステル結合をなしていても
よい。
上記R1 + R2 + R3 + R4を形成するア
ルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、イソプ
ロビル基、n−ブチル基、イソブチル基、n−ヘキシル
基等を挙げることができる。
又R5, R6としては、例えばアミノ基、エチルアミ
ノ基、ジエチルアミン基、ジオクチルアミノ基、シクロ
へキシルアミノ基、ジシクロへキシルアミノ基、アニリ
ノ基、モンベンジルアミノ基、ビペリジノ基、ビペコリ
ノ基、モルポリノ基、ビペラシノ基、アセチル基、イン
ブチリル基、シンナモイル基、フエニルアセチル基、ベ
ンゾイル基P−トルオイル基、α−ナフトイル基、スク
シニル基、フタロイル基、フマロイル基等が挙げられる
このような2,3−ジメルカプトキノキサリンまたはそ
の誘導体の典型例としては、2,3−ジメルカプトキノ
キサリン、キノキサリン−2,3−ジチオカーボネート
、6−エチル−2,3−ジメルカプトキノキサリン、6
−メチルキノキサリン−2,3−ジチオカーボネート、
6,7−ジ(n−ブチル)−2,3−ジメルカプトキノ
キサリン、N,N/−ジシク口へキシル−3(2−メル
カプトキノキサリル)スルフエンアミド、N−(n−j
チル)−3(6−メチル−2−メルカプトキノキサリル
)スルフエンアミド、6−イソプロビル−2−メルカブ
トキノキサリルー3−チオールアセテート、5,8−ジ
メチル−2−メルカプトキノキサリルー3−チオールベ
ンゾエート、6−インブチルー2−メルカプトキノキサ
リルー3−チオールセバケート等を挙げることができる
本発明において用いられる受酸剤となる金属化合物とし
ては、周期律表第■族金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩
、カルボン酸塩、ケイ酸塩、ホウ酸塩、亜燐酸塩、周期
率表第IVa族金属の酸化物、塩基性炭酸塩、塩基性カ
ルボン酸塩、塩基性亜燐酸塩、塩基性亜硫酸塩、三塩基
性硫酸塩等がある。
具体的な例としては、マグネシア、水酸化マグネシウム
、水酸化バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、
生石灰、消石灰、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、フタル酸
カルシウム、亜燐酸マグネシウム、亜燐酸カルシウム、
亜鉛華、酸化錫、リサージ、鉛丹、鉛白、二塩基性フタ
ル酸鉛、二塩基性炭酸鉛、ステアリン酸錫、塩基性亜燐
酸鉛、塩基性亜燐酸錫、塩基性亜硫酸鉛、三塩基性硫酸
鉛等を挙げることができる。
本発明の組成物は、ハロゲン含有ポリマー100重量部
に対して、2,3−ジメルカプトキノキサリンまたはそ
の誘導体0。
1〜10重量部、特に好ましくは0.3〜6重量部、受
酸剤となる金属化合物0.5〜50重量部、特に好まし
くは1〜20重量部含むのが適当である。
また本発明の組成物には、上記の他に当該技術分野にお
いて通常行なわれるように各種の充填剤、補強剤、可塑
剤、加工助剤、老化防止剤、顔料、難燃剤等を任意に配
合することができる。
又、本発明の対象となるハロゲン含有ポリマーの中でも
特に反応性の低いポリマーの場合には、スルフエンアミ
ド類、及び脂肪族アミン類、芳香族アミン類等のアミン
類あるいはアミン類の弱酸塩、付加物の如き加硫促進剤
又は塩基性シリカ類を併用することが好ましい。
このような特に低反応性のハロゲン化ポリマーとしては
塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、塩素化ブチルゴ
ム、エビクロルヒドリンホモポリマー等が挙げられる。
上記加硫促進剤の具体例としては、ペンタメチレンジチ
オカルバミン酸ビペリジン、シクロヘキシルアミン、ジ
ブチルアミン、ジオルトトリルグアニジン、アセトアル
デヒドアニリン、プチルアルデヒドアニリン、N−シク
ロへキシル−2−ペンゾチアジルスルフエンアミド、N
,N’−ジシクロへキシル−2−ペンゾチアジルスルフ
エンアミド2−メルカプトベンゾチアゾールのジシクロ
ヘキシルアミン塩等が挙げられる。
配合量としてはハロゲン含有ポリマー100重量部に対
して0.2〜6重量部が適当である。
また本発明において、2,3−ジメルカプトキノキサリ
ン誘導体がモノチオールカルボン酸エステル類、ジチオ
ールジカルボン酸エステル類、キノキサリン−2,3−
ジチオカーボネート類の如きエステル類である場合には
、カルボン酸類、フェノール類、ポリアルコール類ある
いはチオール類の添加が極めて迅速な加硫速度を得る為
に有効である。
このような化合物を具体的に例示すれば、ラウリン酸、
安息香酸、サリチル酸、没食子酸、カテコール、ヒロガ
ロール、ジエチレングリコールペンタエリスリトール、
トリメチロールフ七バンドリメチロールエタン、ソルビ
トール、ビスフェノールA1メルカブトペンゾチアゾー
ル、メルカプトベンゾイミダゾール等を挙げることがで
きる。
その添加量はハロゲン含有ポリマー100重量部に対し
て0.1〜10重量部、特に好ましくは0.3〜6重量
部が適当である。
迅速な加硫速度と共に優れた加工安全性を得るためには
下記一般式で表わされる化合物の添加が有効である。
但し、上記式において、R1及びR2は炭素数1〜20
の脂肪族、脂環族又は芳香族の炭化水素基である。
上記一般式で示きれる化合物の代表例としては、N−シ
クロヘキシルチオフタルイミド、N一シクロヘキシルチ
オサクシノイミド、N−シクロへキシルチオマレイミド
、N−ドデシルチオフタルイミド、N−ドデシルチオサ
クシノイミド、N−ドデシルチオマレイミド、N−フエ
ニルチオフタルイミド、N−フエニルチオサクシノイミ
ド、N−フエニルチオマレイミド、などが挙げられる。
添加量は、ハロゲン含有ポリマー100重量部に対して
0.1〜5重量部、特に好ましくは0.3〜2重量部が
適当である。
本発明の組成物の配合方法としては、従来ポリマー加工
の分野において利用されている任意の手段、例えばミキ
シングロール、バンバリーミキサー、各種二一ダー類な
どを利用することができる。
本発明の組成物は、通常、100〜200℃に加熱する
ことによって加硫物とすることができる。
加硫時間は温度によって異なるが0.5〜120分の間
で行なわれるのが普通である。
加硫成型の方法としては、金型による加圧成型射出成型
、スチーム罐、エアーバス、あるいは赤外線、マイクロ
ウエーブ等による加熱等任意の方法を利用することがで
きる。
以下本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例1〜6、比較例1,2 第1表に示す各配合物を60〜70℃のオープンロール
で混練し、シート化したものを金型に入れ、155℃、
80kg/dで30分間加圧成型した。
得られた各加硫物の物性試験を行ない、その結果を第2
表〜第5表に示した。
尚、比較例1は、従来エビクロルヒドリンーエチレンオ
キサイドコポリマーの加硫剤とされていた2−メルカプ
トイミダゾリンによる配合物である。
また、比較例2は、最近本出願人によって開発された3
,5−ジメルカプト−1.2.4−4リアゾール類によ
る配合物(特願昭53−118892号)である。
第2表に各加流物の基礎物性を示し、第3表には、これ
ら加硫物のうち、実施例1, 2, 3. 6及び比較
例1,2の耐熱老化性を基礎物性に対する変化率で示し
た。
第4表には、各加硫物の圧縮永久歪試験の結果を示した
また、第5表には、実施例2,3及び比較例2の加硫物
の動的疲労試験の結果を示した。
動的疲労試験の試験方法は、ASTMD623−58A
法(グッドリッチフレクソメーターによる)に基いて行
った。
本試験は、円柱状試験片に一定荷重の繰返し圧縮を与え
て、一定時間後の試験片の変化を見るもので、第5表中
のPS値(パーマネントセット、試験片の初めの高さに
対する減少率)に見られるように、本発明の加硫物の優
秀性が示されている。
又、実施例1, 2, 6,及び比較例1の配合物の加
硫曲線をJSR型キュラストメーターを用いて振幅角3
゜、155℃で測定し、その結果を第1図に示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1, 2. 6及び比較例1の加硫曲線
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)ハロゲン含有ポリマー (b) 2.3−ジメルカプトキノキサリンまたはそ
    の誘導体 (c)受酸剤となる金属化合物 上記(a) , (b) , (c)の各成分を含むこ
    とを特徴とするハロゲン含有ポリマー加硫用組成物。
JP2690280A 1980-03-03 1980-03-03 ハロゲン含有ポリマ−加硫用組成物 Expired JPS5814469B2 (ja)

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JP2690280A JPS5814469B2 (ja) 1980-03-03 1980-03-03 ハロゲン含有ポリマ−加硫用組成物
US06/238,969 US4357446A (en) 1980-03-03 1981-02-27 Curable composition of halogen-containing polymer
DE3107941A DE3107941C2 (de) 1980-03-03 1981-03-02 "Härtbare Zusammensetzung eines Halogen enthaltenden Polymeren"

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