JPS58140296A - 熱転写方法および感熱転写磁気積層フイルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱転写方法および感熱転写磁気積層フィルムに
関する。

近年２紙、プラスチック等の基材に磁性層を形成し、該
磁性層に所定事項を磁気記録ｊ〜だ磁気カードが銀行等
各方面で用いられており、磁気！１ｉＦ　＃されノこ所
定事項を機械により容易に検索できるだめ事務処理等の
能率向上に有効な手段となっている。この種磁気カード
は１例えばフィルム基旧。

剥離層、磁性層、接着剤層を順に積層したフィルムを用
いて加熱板等により上記基拐に磁性層を熱転写すること
により製造されている。ところが。

この方法では熱転写するに当って磁性層は軟化状態で熱
転写が行なわれており、予め一定の幅に切断された積層
フィルムを用いて転写を行なうストライプ状の転写層を
得る場合にはさほど問題はないが、バーコード等に用い
るパターン模様２文字等の転写層を得る場合には、転写
層の外形線１区画線等がジグザグになってしまい模様１
文字等を識別できなくなるという不具合があった。１だ
従来用いられている磁性層は軟化状態にするに、めに２
５０〜３００　’Ｃ程度の高温にしなけＪＩばηらず。

そのため多量のエネルギーを消費するという不具合もあ
った。

本発明は上記従来技術の欠点を解消Ｌｆｃ熱転写および
感熱転写磁気積層フィルムを提供することを目的とする
ものであって１本発明者は上記目的を達成すべく鋭意研
究した結果、磁性材料を低融点のバインダーに混合して
なる磁気層を有する感熱転写磁気積層フィルムを用いる
ことによって磁気層が溶融状態で転写が行なわれるため
模様２文字等が鮮明に転写されることを見出すと共に熱
転写方法および感熱転写積層フィルムの開発に成功し２
本発明を完成するに至った。

すなわち１本発明は磁性材料を低融点のバインダーに混
合してなる磁気層とベースフィルムとよりなる感熱転写
磁気積層フィルムを、前記磁気層が対向するように被転
写胴上に載置し、加熱手段により前記感熱転写磁気積層
フィルムの適宜箇所を加熱して前記被転写劇上に前記磁
気層を全面及び文字、絵柄等のバタ・−ン転写すること
を特徴とする熱転写方法な斐旨とするものである。

本発明の今一つの賛旨は磁性材料を低融点のバインダー
に混合１１．てなる磁気層とベースフィルムとよりなる
ことを％徴とする感熱転写磁気積層７以下１本発明の実
施例を図面に基き説明する。

第１図には本発明の】冥施例である感熱転写磁気積層フ
ィルム１が示されている。この感熱転写磁気積層フィル
ム１は、磁性材料を低融点のバインダーに混合してなる
磁気層３をベースフィルム２に積層した構成を有する。

積層フィルム１１通常９〜６０μ程度の厚さを有し、ベ
ースフィルム２および磁気層３の厚さ秩それぞれ６〜５
０μ。

３〜１０μ程度である。積層フィルム１を（Ｍ　ｂ　ｈ
法としては、磁性材料とバインダーを混合し、Ｕ練した
後これをベースフィルム２上に塗布乾燥することにより
得ることができる。

本発明において、磁性材料としては酸化鉄１例えば三二
酸化鉄、四三酸化鉄、またはこれらにバリウム、ストロ
ンチウム、コバルト尋を含有させたもの、コバルト、ニ
ッケル、鉄、クロムまた１まそれらの合金、希土類コバ
ルト磁性体、酸化クロム、アルミニウムーマンガン合金
等が挙げられる。

本発明において、低融点のバインダーとしては。

例えば融点５０〜１５０℃のワックス類、熱可塑性樹脂
等が挙げられる。バインダーは融点が高い場合には溶融
し難くエネルギーの消費が多いため好ましくない。ワッ
クス類の具体例としてはカルナバワックス、パラフィン
ワックス、モンタンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、ミツロウ等が挙げられ、熱可塑性樹脂としては
、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル樹脂、塩
化ビニル樹脂、ブタジェン樹脂、ポリブテン、アクリル
樹脂、スチレン樹脂、ポリビニルブチラール。

カルバミン酸エステル、ハードロジン、フェノール樹脂
、テルペンフェノール、ケトン樹脂、マレイ’４ＮｊＪ
脂、ペンタエリスリトールエステル、エステルガム、ポ
リアミドとこれらとの共重合体等が挙けられる。上記の
磁性材料を上記バインダーに混合混練して磁気層を形成
するが、磁気層を形成するに当ってその他の添加剤２例
えばリン酸エステル系、各槓界面活性剤等の分散剤、シ
ランカップリング剤、可塑剤、シリコンオイル、コンデ
ンサーオ・ｒル、流動パラフィン、カーボンブラック、
その他の顔料、脂肪酸、高級アル−１−ル等を添加する
ことができる。

本発明において、ベースフィルムとしては２紙類、グラ
スチックフィルム類、金属箔岬が用いられる。紙類とし
ては１例えばコンデンサーベーパー、硫酸紙、耐油紙、
複写用紙、グラシン紙、インディアン紙等が挙げられ、
プラスチックフィルム類としては、ポリエステル、ボリ
グロビレン。

セロファン、ポリカーボネート、ポリエチレン。

トリアセテート等の各フィルムが挙げられ、また金属箔
としてはアルミニウム箔等が挙げられる。

第２図には本発明の他の実施例である感熱転写磁気積層
フィルム１が示されている。この積層フィルム菖は基材
２と磁気層３との間に保護層４を設けた構成を有する。

この保護層４は通常１・〜３μの厚さを有し２例えば前
述したバインダーに用いるワックス類、熱可塑性樹脂等
を材料として用いることができ、またマイクロシリカ、
りＡ・り、炭酸カルシウム等の無機顔料を添加してもよ
い。このように保護層４を設けることによって被転写材
（抜述する）に転写された磁気層３の傷付き等を防止す
ることができる。

岡２本発明の感熱転写磁気積層フィルムでは。

磁気層または保睦層と基拐との間に剥離層を設けること
もでき、また転写後被転写材に磁気層を強固に接合する
ｋめに磁気層の外表面に接着剤層を設けることもできる
。

上記の如き感熱転写磁気積層フィルムを用いる熱転写法
が第３図および第４図に示されている。

この熱転写法でＦｌ、、＠転写材５の上に基材２と磁気
層３とからなる磁気積層フィルム１を磁気層３を被転写
材５に対向させて載置し、加熱手段６により磁気積層フ
ィルム１の適宜箇所を加熱する（第３図）。この加熱に
より磁気層３の加熱された部分が溶融して被転写材５に
転写されて磁気層を有するカード類Ｉが得られる（第４
図）。

本発明方法においで、被転写材５としては、前述したべ
・−スフ、Ｉルムと同様のものを用いることができ、加
熱手段６としては２例えば感熱ヘッド。

加熱板等を用いる仁とができる。

本発明において、感熱ヘッドの場合転写に必要カエネル
ギーは磁気積層フィルム１０種類にＬつでも異なるが０
．５Ｊ／−〜５Ｊ／ｃｄｌである。熱エネルギーが０．
５Ｊ／−未満では磁気層が浴融しないため良好に転写せ
ず、ｓＪ／ｉを超える熱エネルギーではエネルギーの消
費が多いため好ｔＬ、＜ない。又、加熱板を用いる場合
加熱温度−１６０〜１５０℃である。

本発明方法によれば、磁気層を被転写拐に熱転写するに
当って、磁気層をストライブ状、スポット状に転写する
ことができ、スポット状の場合にはバーコード印字、Ｍ
ｒＣＲ印字、他のパターン転写等模様１文字等も可能で
ある。

本発明方法により得られる磁気層を有するカード類は１
例えばキャッシュカード、タレジットカード、定期券、
投票券１通帳、金券等に用いることができる。

以上説明したよ□うに１本発明の熱転写方法によれば、
磁性材料と低融点のバインダーを混合してなる磁気層と
ベースフィルムとよりなる感熱転写磁気積層フィルムを
用いて磁気層を溶融状態で転写するので転写される磁気
層を模様１文字等のスポット状にすることができ、得ら
れる磁気層は外形線や区画線がジグザグ状になることは
ない良好なものである。また本発明方法によれば磁気層
に低融点のバインダーを用いているので転写に当って加
熱温度は低くて済むためエネルギーの消費も少ないとい
う利点を有するものである。

以下、実施例な掲げて本発明をさらに詳細に説明する。

実施例１ カルナバワックス　　　　　　　１０ ポリブテンＩＩｖ−１００（日本石油社＃）　　　　　
　　３γ型三二酸化鉄　　　　　　　　３０ レシチン（味の素社製）０．５ をブレードニーダ−を用い８０℃に加温し、６時間混練
して転写インキを調製した。この転写インキを厚さｌＯ
μのコンデンサーペーパー１１Ｃ５１１／＃ＩＩ（乾燥
固形［１てロールコ−１・法にて８　（１”Ｃでホット
メルトコーティングを行なって磁気層を形成して感熱転
写磁気積層フィルムを作成した。

実施例２ カルナバワックス　　　　　　　　Ｉ　Ｏ（＋酢酸ビニ
ル　　　　　　　　　５ （ゴーセニール’ｌ”−５＋１：日本合成化学杓Ｊ）ト
ルエン　　　　　　　　　　５ を９０℃に加温したプレートニーダ−を用いて混合し保
護インキを調製した。

（バラロイドＢ−６６、Ｃｌ−４＆バ−ｘ社）エステル
ガムＡＡＶ（荒用化学社！！り　　　　　　　　　　２
）カーボンブラックジーストＳ２ （東海電極社製） トルエン　　　　　　　　　４５ レシチン　　　　　　　　　　（）、５をサンドミルに
て２時間分散混線１−て転写インキを得た。次いで厚さ
］２μのポリエステルフィルムに」二記保饅インギをｌ
　ｇ／　ｒｒｌの量で８０℃でロールコート法にて塗布
して保護層を形成した後該保饅層上に転写インキを５　
、ｌｉ’　／　ｒｒｌの童でグラビアリバースコート法
にて塗布して磁気層を形成して感熱転写磁気積層フィル
ムを得た。同、グラビアリバースコート法では深さ１２
０μ、６０本／インチの線が刻設されている斜線板を用
いた。

実施例３ γ型三二酸化鉄　　　　　　　　２５ カーボンブラツクジーストＳ　　　　　　　　　Ｏ，５
レシチン　　　　　　　　　０．５ トルエン　　　　　　　　３０ をザンドミルにて２時間分散混練した。次いで上パラフ
ィンワックス　　　　　１０ カルナバリノクス　　　　　　１０ を配合し８０℃に加温したブレードニーターを用いて６
時間混練して転写インキを１０だ。この転写インキを厚
さ１０μのコンデンサ・−ペーパー　Ｋ　６ｇ／ｍの量
で８０°Ｃでグラビアリバース＝＋−ｌ−法によシ塗布
して磁気層を形成し感熱転写磁気積層フィルムを作成し
た。

次いでこれら得られた感熱転写磁気積層フィルムの磁気
層側に上質紙（ＫＹＰＩ　３５　ｋｇ、山１ｌ１１８国
策パルプ社Ｍ）を貼合わせ、薄膜ヘッドのヤーマルプリ
ンターを用いて０．６　ｍＪ　（４Ｘ　１０”’ｃｄ　
）／トノ）の印加エネルギーにて積層フィルム側から印
加して上質紙上に転写像を得た。得られた転写像は端部
が明確に切断されているものであった。更に磁気層に接
着剤を塗布した感熱転写磁気積層フィルムの場合も同様
に上質紙上に端部が明確に切断される転写像が得られた
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は本発明の
１実施例である感熱転写磁気積層フィルムを示す縦断面
図、第２図は本発明の他の実施例を示す縦断面図、第３
図は本発明の１実施例である熱転写方法を示す縦断面図
、第４図は本発明の熱転写方法にユり得られるカード類
の平面図である。 １−−−−−−−−−−一感熱転写磁気積層フィルム２
−−−−−−−−−−−−ベースフィルム　　３−・−
・−磁気層５−・−−−一−−−−被転写Ｉ６・−一一
−−−−・−加熱手段特許出願人　大日本印刷株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　磁性材料を低融点のバインダーに混合してな
   る磁気層とベースフィルムとよりなる感熱転写磁気積層
   フィルノ、を、前記磁気層が対向するように被転写材上
   に載置し、加熱手段によシ前記感熱転写磁気積層フィル
   ムの適宜箇所を加熱して前記被転写拐上に前記磁気層を
   全面及び文字。 絵柄等のパターン転写することを特徴とする熱転写方法
   。
2. （２）磁性材料を低融点のバインダーに混合してなる磁
   気層とベースフィルムとよりなることを特徴とする感熱
   転写磁気積層フィルム。