JPS5814004Y2 - 爪位置可変のキヤンバ−リングスキツドカ− - Google Patents

爪位置可変のキヤンバ−リングスキツドカ−

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Publication number
JPS5814004Y2
JPS5814004Y2 JP17385476U JP17385476U JPS5814004Y2 JP S5814004 Y2 JPS5814004 Y2 JP S5814004Y2 JP 17385476 U JP17385476 U JP 17385476U JP 17385476 U JP17385476 U JP 17385476U JP S5814004 Y2 JPS5814004 Y2 JP S5814004Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
claw
frames
skid car
slit
skid
Prior art date
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Expired
Application number
JP17385476U
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English (en)
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JPS5392037U (ja
Inventor
進 湊
Original Assignee
新日本製鐵株式会社
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Publication date
Application filed by 新日本製鐵株式会社 filed Critical 新日本製鐵株式会社
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は条鋼材の冷却床において該条鋼材の移送に用い
るスキッドカーの改良に関するものである。
条鋼材の曲り(上下、左右)の原因は通常法の2つが考
えられる。
(1)圧延終了時の断面各部の温度差 (2)冷却過程における断面各部の冷却速度の差溝形鋼
の断面厚み比(フランジ厚/ウェブ厚)を考えると最大
寸法200〜380mmのサイズでは1゜32〜1.5
5程度になっておりフランジ厚の方がどのサイズでも大
きい。
従って、圧延終了時の温度はフランジの方がウェブより
80〜200℃高いのが普通である。
このため第1図aの姿勢で冷却すると冷却後同図すの様
にフランジ先端を内側にして曲る。
一方第2図aの姿勢で冷却するとウェブが保温される状
態となるため、フランジの方が先に冷える。
すなわち、冷却速度はフランジの方が大きく冷却過程で
ウェブ温度〉フランジ温度という逆転現象が起り最終的
に冷却後同図すのようにフランジ先端を外側にして曲る
これらの鋼材は次工程のローラー矯正機で矯直化される
のであるが完全に直材とならないものも多く(10〜3
0%)−次検査において不合格となる。
これが対策の一つに、冷却床において機械的にプレキャ
ンバ−を付与する方法があるが、ワイヤートランスファ
一方式の冷却床においては、ワイヤーローブにスキッド
カーをボルトで゛固定しているため、実際上適切なプレ
キャンパーリングができないのが普通であった。
すなわち、第12図の如く必要なプレキャンバ−量(δ
)に応じてスキッドカーの位置をずらすのがワイヤート
ランスファ一方式の冷却床における従来のプレキャンパ
ーリングのやり方であった。
その際第5図に示す従来のスキッドカー(詳細は後述す
る)においては、ボルト36を弛めロープ33に対する
スキッドカーの位置をずらして再び固定するという作業
を個々のスキッドカーについてせねばならず、−個当り
の所要時間が20分間以上もか・る上、一定の曲率(1
/R)を得ることも困難で、従来は両端の2つのスキッ
ドカーについてのみ位置をずらすのがせいぜいで、他は
一線に揃ったよ・というのが実情であった。
従って制御された有効なプレキャンパーリングができず
曲りによる不良品が多発していた。
本考案の目的はワイヤーロープに対するスキッドカーの
位置をずらすという煩雑な作業を必要とすることなしに
、極めて簡単かつ短時間に冷却床上において条鋼材にプ
レキャンバ−を有効適切に付与しうるワイヤトランスフ
ァ一方式の冷却床において用いられるスキッドカーを提
供しようとするにある。
以下本考案を詳述する。
第・3図は冷却床の状況を示す平面図で、ローラーテー
ブル14を矢印の方向に移送されてくる溝形鋼はスキッ
ドカー13により冷却床の定盤レール17上に一本づつ
取込まれる。
このときは、未だ圧延姿勢(第1図aの状態)のよ・で
あるが、スキッドカーによる移送の途中で転回機15で
90°転回され冷却姿勢(第2図aの状態)となり、定
盤レール上に並列される。
冷却後は再びスキッドカー13、ローラーテーブル19
により、次工程へ矢印の方向に移送される。
こ・で転回機15の機構については、本考案の要件では
ないので詳説しないが、90°転回を行う理由について
述べる。
すなわち、ワイヤートランスファ一方式の冷却床で溝形
鋼12を冷却する場合、第2図a又は第4図の姿勢にす
るのは次の2つの理由によるものである。
(1)左右方向の曲り発生の抑制(図示しない)(2)
冷却床のスペース有効利用 次に第4図は第3図のA−A’矢視拡大図でスキッドカ
ーの爪34により溝形鋼12を定盤レール17上を摺動
移送する状態を示す図である。
第5図a、l)は従来法において用いられるスキッドカ
ーを示すもので、フレーム本体37の両端付近でボルト
ナツト36によりワイヤーロープ33に締付は固定する
ストッパー38は第4図の如く爪34に負荷がか・つた
際、爪34の回転を支える止め金である。
又コツター35は爪34を伏せたとき、起き上がりを抑
える金具である。
(図中二点鎖線)その他の部分は本考案の要件と係り合
いがなく詳説しない。
第6図aは本考案のスキッドカーの側面図、同じくbは
平面図、第7図aは本考案のスキッドカーの枠体の側面
図、同じくbは平面図、第8図は前記枠体の斜視図、第
9図は本考案スキッドカーに用いられるストッパーの斜
視図、第10図は同じくコツター斜視図である。
図においてスキッドカー枠体は、相対する一対の長辺側
フレーム9と、相対する一対の短辺側フレーム9′とか
らなる。
長辺側フレーム9の各々には爪4に設けられた回転軸2
0の両側を両フレーム9に跨って着脱自在に支承しうる
と共に、同様に板状コツター11を両フレーム9に跨っ
て装着しうる形状の相対する一対のスリット7を複数個
づつ設ける。
図においてスリット7は各フレーム9において4個づつ
設けられているが、その個数はスキッドカーの長さ、フ
レーム強度およびその必要性によって任意に選ばれうる
スリット7は図示の如く前方に若干傾斜させておくのが
好ましい。
スリット7の各々は、爪4が伏けられた状態(二点鎖線
にて示す)において該爪の底面が、回転軸20を支承す
る当該のスリット7の直後に位置する他のスリット7に
装着された板状コツター11に当接して、爪4の起き上
がりを阻止しうるような間隔で位置せしめられる。
他方第6図aの実線で示す如く、爪4の直立状態におい
て、爪4の負荷方向への回動を阻止するストッパー10
を、両フレーム9に跨って差し込むための垂直溝8を、
各スリット7の前方において両フレームの内側壁に設け
る。
ストッパー10を垂直溝8に差し込んだ状態においてス
トッパー10の後側面が直立した爪4の前側面に当接す
る。
各短辺側フレーム9′には、スキッドカー枠体をワイヤ
ロープ3に挟着固定するための一対のボルト6が設けら
れる。
本考案のスキッドカーは以上の如き構成であるから爪4
を任意のスリット7に着脱自在に装着することができ、
従って爪4の位置が可変である。
その使用の態様は次の如くである。
予め爪4に通した爪軸20を所定のスリット7に差し込
み、同時に爪の前方最近接な垂直溝8にストッパー10
を差し込む。
かくして第4図のような溝形鋼移送が可能となる。
爪4を伏せる必要がある場合は任意のスリット7に入れ
ておいたコツター11を、爪の後方のスリット7に差し
込み爪の底部を支持する状態として爪の起き上がりを抑
える。
(図中二点鎖線は爪を伏せた状態を示す。
)第11図は本考案になるスキッドカー13を用いて溝
形鋼12にプレキャンバ−(δ)を付与する状態を示す
もので、スキッドカー13の位置はずらすことなく爪4
の位置のみ、必要な曲率(1/R)に合せて位置を変え
る。
第12図は同じく旧法のスキッドカーを用いる場合を示
し、スキッドカー13の位置をずらす方法を示すもので
ある。
従来法ではスキッドカーの位置をずらすのに1個当り数
人で20分以上要するが、本考案のスキッドカーでは1
人で2〜3分で可能である。
従って仮りにスキッドカーが6個とすると旧法では2時
間以上か・ることになり、通常の圧延工場では操業中ス
キッドカーだけ2時間もかけることは考えられない。
このため前述のように、せいぜい両端のスキッドカーを
ずらすのがやっとである。
(短尺品の場合、トップ端にしかプレキャンバ−がつか
ないことになる) 本考案のスキッドカーを用いると15〜20分でスキッ
ドカー6個の爪位置変更が可能であり、曲り発生率が約
20%減るという実用的効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は溝形鋼の冷却姿勢による曲り状態
を示す説明図、第3図は冷却床の状況を示す平面図、第
4図は第3図のA−A’矢視拡大図、第5図a、l)は
従来のスキッドカーの側面図および平面図、第6図a、
bは本考案のスキッドカーの側面図および平面図、第7
図a、l)は本考案のスキッドカー枠体の側面図および
平面図、第8図は本考案のスキッドカー枠体の斜視図、
第9図は本考案のスキッドカーに用いるストッパーの斜
視図、第10図は同じくコツターの斜視図、第11図は
本考案のスキッドカーを用いて溝形鋼にプレキャンバ−
(δ)を付与する状態を示す図、第12図は同じ〈従来
のスキッドカーを用いる場合を示す図である。 3:ワイヤロープ、4:爪、6:ボルト、7:スリット
、8:垂直溝、9:長辺側フレーム、9′:短辺側フレ
ーム、10:ストッパー、11:コツター、12:溝形
鋼、13ニスキツドカー、14:ローラーテーブル、1
5:転回機、17:定盤レール、19:ローラーテーブ
ル、20:爪軸、33:ワイヤロープ、34:爪、35
:コツター、36:ボルト、37:長辺側フレーム、3
8:スドンノ々−

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スキッドカー枠体が相対する一対の長辺側フレーム9と
    、相対する一対の短辺側フレーム9′とからなり、長辺
    側フレームの各々には、爪4に設けられた回転軸20の
    両側を両フレーム9に跨って着脱自在に支承しうると共
    に同様に板状コツター11を両フレーム9に跨って装着
    しうる形状の相対する一対のスリット7を複数個づつ設
    け、その際各フレーム9におけるスリット7の各々は、
    爪4が伏せられた状態に回動された時に該爪の底面が、
    回転軸20を支承する当該のスリット7の直後に位置す
    る他のスリット7に装着された板状のコツター11に当
    接して爪の起上りを阻止しうるような間隔で位置し、他
    方爪4の直立に回動された状態において、爪4の負荷方
    向への回動を阻止するストッパー10を、両フレーム9
    に跨って差し込むための垂直溝8を各スリット7の前方
    において両フレームの内側壁に設け、各短辺側フレーム
    9′にはスキッドカー枠体をワイヤーロープ3に挟着固
    定するための一対のボルト6を具備させたことを特徴と
    する条鋼材のワイヤトランスファ一方式の冷却床におい
    て用いられる爪位置可変のキャンパーリングスキッドカ
JP17385476U 1976-12-27 1976-12-27 爪位置可変のキヤンバ−リングスキツドカ− Expired JPS5814004Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17385476U JPS5814004Y2 (ja) 1976-12-27 1976-12-27 爪位置可変のキヤンバ−リングスキツドカ−

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5392037U JPS5392037U (ja) 1978-07-27
JPS5814004Y2 true JPS5814004Y2 (ja) 1983-03-18

Family

ID=28781336

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17385476U Expired JPS5814004Y2 (ja) 1976-12-27 1976-12-27 爪位置可変のキヤンバ−リングスキツドカ−

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