JPS5813811Y2 - カ−テンボックスにおける幕板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建物躯体に取付けた金属材よりなるカーテン
ボックスの、室内側となる前壁の外面で、天井板より下
方に突出する部位を化粧するために、その前壁の天井板
よりの突出部分の外面側に装設するカーテンボックスに
おける幕板についての改良に関するものである。

金属材でチャンネル状に押出し成形してつくるカーテン
ボックスは、予め一定の形状に形成しであることから、
建物躯体に取付けたとき、その建物の設計によっては、
室内の天井板の高さ位置がカーテンボックスの室内側の
前壁の上下の途中になる場合がある。

このようなとき、天井板がら下方に垂下して露出してく
るカーテンボックスの前壁の突出部分の外面側に、化粧
板となる幕板を取付けるようにするが、従前にあっては
、この幕板は木材で作られ、かつ、天井板の端部に取付
けるようにしていた。

このため、この幕板の取付は施工及び天井板の取付は施
工を面倒にする問題があった。

本考案は、この問題の解消を目的に、上述の幕板を、金
属材でカーテンボックスの前壁の外面に予め組付は得る
ように成形しておいて、取付は施工がカーテンボックス
の取付は施工の際に同時に行なえるようにし、かつ、こ
の幕板に、天井板の端部を載せる棚部を形設しておいて
、天井板の取付は施工が、この棚部の利用により簡単に
行なえるようにする新たな手段を提起するものである。

次に、この目的を達成するための本考案手段を、図面に
基づき実施例について具体的に説明すると、１はコンク
リートでできた建物躯体２に取り付けた窓枠、３は前記
建物躯体２の室内側に窓面に沿って取り付けたカーテン
ボックスで、アルミ合金等の金属材により下向きに開放
する断面チャンネル状に押出し成型した長尺物に作られ
ていて、それの天井板３０の上面に形成した係止部３１
を、アンカー３２を介して建物Ａの天井に吊設支持する
ことは従来と同様であるが、それの窓面側に向う後壁３
３と室内側に向う前壁３４の下端部に、金属材により長
尺物に成型した補助後壁３５及び補助前壁３６をビス止
めにより一体に連結して該カーテンボックス３の内腔を
上下に深く形威しである。

そして、カーテンボックス３の内腔の前後の壁面に、横
型ブラインドカーテン装着用の受板３７を支持せしめる
係止片３８．３８を設けてブラインドカーテン用のカー
テンボックスに構威しであるが、前記天板３０の内面に
通常のカーテンの吊子を嵌合さすレールを一体に形成し
て通常のカーテン用のカーテンボックスに構成する場合
もある。

なお、横型ブラインドカーテン装着用の受板３７には、
横型ブラインドのルーバーの傾斜角をかえたりあるいは
巻上げる操作部を収容するヘッドボックスが載置セット
される。

しかして、前記のように構成したカーテンボックス３の
後壁３ｂは、それの下端部が前記窓枠１に繋ぎ化粧板４
を介して連結支持される。

また、室内側に向う前壁３ａの下端部は、その下端部を
室内側（第１図右側）に向けて水平に屈曲し、かつ、室
内側に向けて突出する遊端が上方に短く立上がる鍔部３
９に形成しである。

５は、高さ位置が前記カーテンボックス３の前壁３ａの
上下の途中となるように建物躯体２の梁下に設けた天井
板で、吊り木７に支持せしめた野縁７０に取付は支持せ
しめである。

６は、カーテンボックス３の前壁３ａの前記天井板５の
下面から下方に突出する部分を化粧するために、その前
壁３ａの突出部分の外面側に装設する幕板で、金属材に
より板状に成形してあり、かつ、それの下端部には、前
述したカーテンボックス３の前壁３ａに向は突出してそ
の前壁３ａの下端の鍔部３９に係合する組付部６０が一
体に連続して形成しである。

そしてまた、該幕板６の上端部には、該幕板６の上端か
らカーテンボックス３の前壁３ａに向は水平に屈曲して
突出する前述天井板５載架用の棚部６１が、該幕板６に
一体に連続せしめて形成してあり、また、その棚部６１
の突出側の端縁には、カーテンボックス３の前壁３ａの
外面に沿に垂直に立上る取付壁６３が一体に連続して形
成しである。

さらに、該幕板６の室内側に向う前面６２の上縁部及び
下縁部には、額縁状に短く突出する突条が夫々形成しで
ある。

このように構成せる幕板６の建物躯体２に対する取付は
施工は、カーテンボックス３の建物躯体２に対する取付
は施工の前に、そのカーテンボックス３の前壁３ａの外
面に該幕板６を当接し、該幕板６の下端側の組付部６０
をカーテンボックス３の前壁３ａ下端の鍔部３９に組み
合わせ、その状態で取付壁６３をビスによりカーテンボ
ックス３の前壁３ａに止着することにより、カーテンボ
ックス３の前壁３ａの外面側に予め一体的に組付けてお
き、そのカーテンボックス３の建物躯体２に対する取付
は施工によって行なう。

以上説明したように、本考案によるカーテンボックスに
おける幕板は、金属材により形成して、カーテンボック
ス３の前壁３ａの外面に組付けるようにしであるのだか
ら、カーテンボックス３を建物躯体２に取付ける施工を
行なう前に、そのカーテンボックス３に該幕板６を一体
的に組付けておくことで、カーテンボックス３の取付は
施工によって建物躯体２に対し取付けられるようになる
ので、その取付は施工が著しく容易になる。

また、幕板６の上端側に天井板５の端部を載架せしめる
棚部６１を形設しであるのだから、上述の如く前壁３ａ
の外面に幕板６を組付けたカーテンボックス３を建物躯
体２に取付けることで、そのカーテンボックス３の前壁
３ａの外面の上下の中間で、天井板５の端部を臨ませる
高さ位置に、天井板５の端部を支持する棚部６１が装備
されることになるので、カーテンボックス３の取付は施
工に続いて行なう天井板５の取付は施工も容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案を実施したカーテンボックスの全体の
切断側面図、第２図は幕板の斜視図である。 図面符号の説明 Ａ・・・・・・建物、１・・・・・・
窓枠、２・・・・・・建物躯体、３・・・・・・カーテ
ンボックス、３ａ・・・・・・同上の前壁、３ｂ・・・
・・・同上の後壁、３９・・・・・・鍔部、４・・・・
・・繋ぎ化粧板、５・・・・・・天井板、６・・・・・
・幕板、７・・・・・・吊り木、６０・・・・・・幕板
の組付部、６１・・・・・・同上の棚部、６２・・・・
・・同上の前面、６３・・・・・・同上の取付壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 建物躯体に沿って取付けた金属材で成形せるカーテンボ
   ックス３の前壁３ａの外面に、その前壁３ａの外面の上
   下の途中に臨ませる建物Ａの天井板５と該カーテンボッ
   クス３の前壁３ａの下端縁との間を埋めるよう設ける幕
   板６を、金属材で板状に成形するとともに、その幕板６
   の上端側に前記カーテンボックス３の前壁３ａに向けて
   屈曲する前述天井板５載架用の棚部６１を一体に連続さ
   せて形成し、その幕板６の下端側に前記カーテンボック
   ス３の前壁３ａに向は突出してその前壁３ａ下端の鍔部
   ３９に係合する組付部６０を一体に連続させて形成した
   ことを特長とするカーテンボックスにおける幕板。