JPS5813413B2 - 手さげ用テ−プの貼着装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は包装された品物（ワーク）に手さげ具としての
手さげ用テープを貼着する貼着装置に関しその目的とす
るところは、フライトバーコンベヤ等によってワークが
移送される間に、所定寸法に切断された両端に貼着部を
有するテープをその両端をワークの上下＝端面に極めて
正確且つ確実に貼着せしめることができ、しかも連続作
業が可能な全体が簡単な構造からなる手さげ用テープの
貼着装置を提供するにある。

すなわち本発明を要約するとフライトバーコンベヤ等で
ワークを移送する間に、テープの一端をワークの下面に
貼着し次にテープ貼着ローラをワークの外周を一回転さ
せてテープ他端をワークの上明に貼着せしめ、テープか
らなる手さげ具をワークに設けるものである。

以下その具体的構成について図面に示したー実施例に従
って説明する。

１はスプロケットホイール２，３間に掛け回わしたチェ
ーン４に所定のピッチにて配設した一端に押圧杆５を有
するフライトパー６・・・を設けてなるフライトバーコ
ンベヤ、７は前記押圧杆５の一側面でフライトバーコン
ベヤ１に固着した正面略弧状のテープガイド体、８はテ
ープの供給軸、９は往復動自在の可動体９と固定体９か
らなりテープＡの走行を停止可能とするストッパー、１
０は内部を真空ポンプ１１にて真空状態にしてなる吸引
ドラムで、外周にはテープ吸引用の多数の／孔１２を穿
設し且つ内周壁面の一部には扇形の遮へい板１３を装着
してなる。

該吸引ドラム１０は前記フライトバーコンベア１により
移送されるワークＢの下面直下に位置する様に設けてな
る。

３１はワークＢを載置する為の支持板を示し、前記吸引
ドラム１０の存在する部分には切欠部３２を設けてなる
。

１４は該吸引ドラム１０に対面し且つ突設した糊付部１
５が吸引ドラム１０に接するよう回転自在に枢着した糊
付ローラ、１６は糊槽１７に一部を浸漬した糊供給ロー
ル１８に接して糊付ロール１４の糊付部１５に糊を塗布
せしめるロール、１９はテープの一端がワークの下面に
貼着されたときテープを所定の寸法に切断するカツタ２
０を有するカットロール、２１は前記吸引ドラム１０の
前方のフライトバーコンベア１の側方に位置するスプロ
ケットホイール２２，２３間に掛け回わしたチェーン２
４にフライトバーコンベア１側へ突出して設けたバー２
５の一端に固着した貼着ローラで、移送されて来るワー
クＢの外周を回転するよう構成されてなる。

尚、ワークＢの支持板３１′は該貼着ローラー２１の回
転運動の障害とならぬ様にその前端部が位置決めされ、
且つ該回転運動軌道部分には切欠部３３を設けてなる。

２６はワークＢの上面を押圧する押圧ローラ２１はテー
プ貼着後のワーク移送用のベルトコンベヤを示す。

本考案は以上の構成からなり且つワークの移送速度と吸
引ドラムの回転速度並びに糊付ロール及びカットロール
の回転速度は夫々等速又は亡定速であるため、テープ供
給軸８から供給されるテープＡは開放されたストッパー
９間を通過してガイドロール２８．２９にガイドされな
がら吸引ドラム１０の外周面に吸引されると同時に該ド
ラム１０の回転によってワークＢ側（時計方向）に送り
案内される。

この送り案内中にテープＡの非吸引面に、糊付ロール１
４の回転による糊付部１５の接合によシ所定のピッチに
て糊付けされた貼着部３０が形成される。

次に、貼着部３０が形成されたテーブＡの一端Ａが吸引
ドラム１０の回転によって第１図のようにワークＢの下
面Ｂ’Ｋ貼着されるど、カットロール１９に取付けたカ
ツタ２２が、次の貼着部３０が形成されたテープＡの該
貼着部３０の略中央を切断する。

（第３図参照）一方テープＡが切断されると同時にスト
ッパー９の可動体９′が固定体９“側に移動して介在す
るテープＡを挾着せしめる。

次にフライトバーコンベヤ１の回転によってワークＢが
さらに移送され且つ吸引ドラムの回転によってその＝端
Ａ′が貼着された切断テープＡａも共に移動し第１図の
ようにワークＢとともに進行する。

この吸引ドラム１０の回転時残存テープＡｂはストッパ
ー９にて挾着されてなるため滑りて送り出されることが
ない。

尚このテープＡの滑り長さは第１図のＳの長さに相当す
る。

このようにして切析されたテープＡａがＳの長さ進行す
ると再びストッパー９が開放して吸引ドラム１０に吸引
されてテープＡが送り案内され、前記のように糊付ロー
ル１４にて貼着部３０が形成されて次のワークＢ直下に
送られる。

他方、フライトコンベヤ１にて移送されるワークＢが第
４図のように貼着ローラ２１側に送られると、待機して
いる貼着ローラ２１が徐々にワークＢの外周面を時計方
向に回転を始める。

このとき第１図のように該貼着ローラ２１がフリーな状
態にあるテープ八の自由片Ａｃをテープガイド体７にそ
ってワークＢの上面Ｂ”側に持ち上げ回動し、第４図Ｎ
ｏ．４のときにテープＡとワークＢの後端面との間に空
間部３４を形成してテープ他端Ｘ′の貼着部３０′をワ
ーク上面Ｂ″に貼着せしめる。

このようにしてテーフ弛端Ａ″が貼着されると該テープ
Ａａは正面略Ｕ字状に形成されてワークの手さげ具Ｃと
なる。

その後ワークＢがさらに移送されると排出用のベルトコ
ンベヤ２７上に到着し該コンベヤ２７にて外部に排出さ
れる、この排出時にワークＢの上面に設けられた押圧ロ
ーラ２６：て前記ワークＢの上面に貼着したテープ他端
ｌ′をさらに押圧し強固にワークの上面に貼着せしめる
。

その後は所定のピッチにて移送されるワークにテープの
両端を前記方法にて繰り返し貼着せしめて手さげ具とな
すものである。

尚、前記テープ貼着ローラ２１はフライトバーコンベヤ
１とｌ対ｌの関係にあるため、フライトパー６が第１図
の長さＴ移動する間に貼着ローラ２１が１回転して元の
位置に戻るよう構成されているまた押圧杆５及びテープ
ガイド体７はテーブ他端の貼着が終了すると第１図のよ
うにワークＢの移送路から離れる構成になっている。

尚、テープ他端κ′貼着時に吸引ドラム１０の吸引力よ
りその貼着力が小さくならないように、吸引ドラム１０
内に遮へい板１３を設けてその外周面の一部を非吸引面
にしてなるため、テープ他端の貼着が困難となったりあ
るいは剥離することなく且つ貼着後のテープ移動が極め
てスムーズに行なわれる。

また上記実施例においては、フライトバーコンベアの押
圧杆に正面略弧状のテープガイド体を設けてなる為に、
貼着ローラーによってテープ他端をワークの上面に押圧
貼着せしめる際、該テープガイド体によってテープがガ
イドされ美観を伴う正確な弧状にテープが形成される効
果がある。

但し、本発明に於いてはこの様なテープガイド体は必須
要件ではなく、要は貼着されるテープとワークの後端面
との間に該テープが手さげ用として適する空間部が形成
されればよいのである。

また上記実施例においてはテープ両端に貼着部を形成せ
しめる手段として糊付ローラを設けて糊を塗布せしめる
ものであるが、ホットミル等の手段であってもよい。

さらにテープ切断手段も該実施例のようなカットロール
方式に限られるものではない。

その他本発明の意図する範囲内で設計変更自在である。

叙上のように本発明は、フライトバーコンベヤ等でワー
クを移送する間にテープの一端をワークの下面に貼着し
、その後切断されたテープの他端をワークの外周を回転
する貼着ローラによってワークの上面に貼着せしめるも
のであるため、ワーークの連続移送中に各ワークにテー
プを貼着してワークの手さげ具を自動成形することがで
きる犬なる実用的効果を有する。

しかもテープの送り、貼着部の形成、テープ切断、テー
プ貼着の各動作をワークの送りと同期して行なうため、
各動作が正確で且つ高精度にテープ貼着を行なわしめる
ことができる実益がある。

特にテープを移送する手段として吸引ドラムを使用する
とテープの送りが正確で且つテープ一端をワークの下面
に貼着することもできる等利点がある。

その他、全体の構造が簡単でワークの移送とテープの送
り及び貼着作業が同時に併用して行なわれるため、装置
全体の作業効率並びに経済的効率が格別良好である等そ
の実用的効果は犬なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るテープ貼着装置の概略正面図、第
２図は同概略要部平面図、第３図はテープ切断時の説明
図、第４図はテープ貼着ローラの円軌道を描く動作説明
図。 Ａ・・・テープ，Ｂ・・・ワーク、１・・・フライトバ
ーコンベヤ、１０・・・吸引ドラム、１４・・・糊付ロ
ーラ、１８・・・糊供給ロール，１９・・・カットロー
ル，２０・・・カツタ、２１・・・貼着ロール、３０・
・・貼着部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ フライトバーコンベア等によって一定のピッチにて
   順次移送されるワークの下面直下に設けられ、他方向か
   ら送られるエンドレスなテープを吸引移送して該ワーク
   の下面に送り案内する吸引ドラムと、該吸引ドラムによ
   って送り案内されるテープに所定のピッチにて糊付け等
   を施してなる貼着部を形成する貼着部形成装置と，該貼
   着部形成装置によって貼着部が形成されたテープの一端
   がワークの下面に貼着されたとき、またはその以前にテ
   ープを所定の位置にて切断する切断装置と、前記吸引ド
   ラムの前方のワーク移送過程に設けられ、ワークの下面
   に一端が貼着されて切断装置にて切断されてなるテープ
   がワークの後端面と空間部を有して、該テープの他端を
   ワークの上面に押圧すべくワーク外周を回転移動する様
   に構成してなるテープ貼着ローラーとからなることを特
   徴とする手さげ用テープの貼着装置。 ２ 吸引ドラムがその一部周面に非吸引面を有する特許
   請求の範囲第１項記載の手さげ用テープの貼着装置。 ３ 切断装置がカツタを有する切断ロールからなる特許
   請求の範囲第１項記載の手さげ用テープの貼着装置。