JPS58130727A - 直流多端子送電系統の制御方式 - Google Patents

直流多端子送電系統の制御方式

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JPS58130727A
JPS58130727A JP57010609A JP1060982A JPS58130727A JP S58130727 A JPS58130727 A JP S58130727A JP 57010609 A JP57010609 A JP 57010609A JP 1060982 A JP1060982 A JP 1060982A JP S58130727 A JPS58130727 A JP S58130727A
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武一 桜井
真瀬 明
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は直流送電線の各区間毎に直流開閉器を挿入して
なる3端子以上の直流多端子送電系統において、特に直
流送電線の分岐点に直流送電区間の開閉に伴なう各端子
の電流指令値の調整等を行なう中央制御装置を設けて隣
接端子に対し負荷配分協調指令等の必要最小限の情報を
高速度で伝送するように【また直流多端子送電系統の制
御方式に関する。
従来、高電圧直流送電としては2端子送電に限られてい
たが、最近直流系統の全電圧の下において負荷電流のし
中断能力を肩する直流開閉器の開発が進むにつれ、将来
はこの直流開閉器により直流多端子送電が実用化ネれる
傾向にある。
ところで、直流開閉器の使用により直流多端子送電を実
用化する場合、送電線故障時、故障区間のみを選択し中
断し、残りの健全回線は極力、送電継続することが望ま
しい、iた故障に伴う系統変更時は並列回線が6・る場
合は別として故障極の各端子の電流設定値IdPの協調
を保つために、Id、の高速変更を要する場合がある。
一般に各端子での変換器制御方式としては唯一の端子が
直流系統電圧Edを決定し、残りの全端子は定電流制御
が行なわれる。この場合、電圧決定端子の電流は定電流
端子の電流の総和から決められる。即ち、電圧決定端子
は電流については“しわとり”的存在で、実電流Idは
電流設定値IdplC対して電流マージンΔIだけ大き
くしである。ここで、上記の関係について説明を簡単に
するため2端子送電の場合を例にして述べる。つまり、
電圧決定端子が受電端(INV)の場合は、第1図(、
)に示すようにΔI〉0であり、また、送電端(REC
)の場合は第1図(b)に示すようにΔI<Oである。
したがって、第1図からも明らかなように、この電流マ
ージンΔ■が失なわれると運転平衡点Aが失力われ送電
不能となるので、常に電流マージンΔ■を保持すること
が多端子送電においても必須条件となる。
この関係を一般式で示すと次のようになる。ただし、こ
の式ではΔI)0としている。
(ΣI(1)mmc−(Σ’d)xav=ΔI    
−(1)p そこで、直流多端子送電系統を実用化するにあたっては
、特に故障に伴う系統変更時において各端子の電流設定
値Id、を変更する場合も常に上記(1)式を満たすよ
うにId、に対する協調制御を考える必要がある。
現在、直流多端子送電系統の制御方式として考えられて
いることは、中央制御装置を設けて各端子から必要な情
報を集取し、ここで上記(1)式を満たすような各端子
の電流設定値1d、を判定してから再び各端子に制御指
令を出す中央集中制御方式がある。しかし、仁の制御方
式は各端子と中央制御装置との間で情報を送受し合わな
ければならないため、伝送系に対する依存性が高くなる
という欠点がある。
ここで、第2図に示すような直流多端子送電系統におい
て、前述した中央集中制御方式を採用する場合について
考察する。第2図に示す直流多端子送電系統において、
送電#DLの区間毎に直流開閉器S1〜S5を挿入して
送電線故障時は故障区間のみを選択し中断し、残りの健
全端子は0)式の協調をとって極力運転を継続すること
が望ましい、また故障区間については短時間後(例えば
1秒)、直流開閉器を投入し、故障クリアの場合は事前
の運転に戻る。このような直流送電線の高速再閉路は比
較的単純であるが、この場合、高速に電流設定値の変更
を伴う。
このような制御を前述したような中央集中制御方式で行
なうと、各端子と中央制御装置との間を情報が往復し、
伝送依存度の尺度として2(情報量)×(伝送距離)な
る量を考えるとその伝送依存度は高いものとなる。ここ
で、情報としては各端子の電流設定値Idpおよび直流
し断器の開、閉信号などが挙げられる。したがりて、伝
送依存度が高くなると、当然システムの信頼性、制御保
護の高速性および伝送系コストの点で不利になる。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は直流多端子送電系統において、送電線故障や変
換所故障に対して直流開閉器が使える場合には自端制御
保護を中心とし、また直流送電線の分岐点に直流送電区
間の開閉に伴う各端子の電流設定値の調整等を行危う中
央制御機能を持たせた中央制御装置を設けて電流設定値
の協調をチェックし、電流設定値の変更が必要な場合に
は隣接端子へそれらの必要最小限の情報を伝送するよう
にすることにより、伝送依存度の低い信頼性の高い直流
多端子送電系統の制御方式を提供しよう□とするもので
ある。
以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第3
図は本発明の構成を直流3端子系統を一例として示すも
のである。第3図において、1および2は送電端、3は
受電端で、これら各端子1.!、3には変換器11と1
2 t x Jと12.31と32が設けられており、
変換器11,21.31は正極を、変換器12,22゜
J2は負極をそれぞれ構成し、全体として双極システム
としである。1は送電端1と受電端3との間およびこれ
らの途中からT分岐して送電端2に至る直流送電線で、
この直流送電線1は各端子の正極変換器11,21.1
1間を結ぶ正極送電線11,74.’FTと各端子の負
極変換器12゜22.32間を結ぶ負極送電@r:I、
716e79および各端子の両変換器11と12.11
と22゜11と32の各接続相互間を結ぶ中性線12゜
rs、rsから構成されている。また、Is。
15は送電端1側の各線路71.13に挿入された直流
開閉器、23.25は送電端2側の各線路11.79に
挿入された直流開閉器、33゜j5は受電端3側の各線
路74.16に挿入された直流開閉器、16,18.I
II、211036.311はT分岐点における各線路
11゜13、’17,79,7/4.’1gにそれぞれ
挿入された直流開閉器である。一方、10,20゜30
は各端子1.2.3に対応させて設けられた端子制御装
置で、この端子制御装置10.20930は正極および
負極変換器1ノと12.!1と22.31と32に対し
、電流設定値Id、の増、滅や点弧角の制御等を行なう
ものである。
また、5は第1の中央制御装置で、この第1の中央制御
装置5Fi通常の変換器起動、停止、定常運転時の各端
子の負荷変更、運転系統への端子の並列または解列のよ
うな時間的tこ全格のある操作指令を伝送回線51〜5
3を介して各端子の端子制御装@10.20.30に与
えるものである。さらに、6は直流送電線70T分岐点
に対応させて設けられた第2の中央制御1装置で、この
第2の中央制御装置6iiその詳細については後述する
が、第1の中央制御装置5からの通常の電流設定値Id
、の指令値とT分岐点の各線路に挿入されている直流開
閉器の開、開情報を入力して各端子の電流設定値の協調
をチェックし、何れかの線路の故障に伴う直流開閉器の
開放により電流設定値の変更が必要な場合には隣接端子
の端子制御装置に電流設定値Id、の変更指令を与える
ものである。
なお、直流送電線7の各線路に対する分岐点には直流開
閉器16,26.36.Ill、28゜38が設けられ
ており、またそれに伴って図示していない線路保護用の
電流変成器等が設けられるので、交流系統の開閉所に相
当し、したがって、T分岐点に前述したような第2の中
央制御装置を配設することは可能である。
第4図は直流送電線70T分岐点に対応させて設けられ
る第2の中央制御装置6において、−例として正極送電
線7J、74.77に挿゛入されている直流開閉器16
.26.31iのうち、直流開閉器ノロに対する機能を
中心にして示すものであり、第3図に対応する各部の構
成については該当する部分に同一記号を付して示しであ
る。第4図において、91および92は直流開閉器13
.16側の正極送電線11に流れる実電流Idを入力し
て電流差動方式で故障を検出する電流差動リレー、91
および94はこの電流差動リレー91および92に付属
する限時回路、95および96は電流差動リレー91お
よび92よりトリップ指令が加えられると直流開閉器1
3.16を開略し、また限時回路93゜94の動作出力
が入力されると直流開閉器13゜16を再閉路する開閉
制御回路である。一方、第2の中央制御装置6は第1の
中央制御装置5からサイクリックデジタルテレメータ9
1、伝送回路51、サイクリックデジタルテレメータ9
8を介して伝達される定常時の電流設定置Idpをチェ
ックして各端子の端子制御装置10゜20.30にId
、指令を送出する機能■、電流差動リレー92から出力
さする直流開閉器7gのトリップ指令により送電端1お
よび受電端3の端子制御装置10.30に対し正極およ
び負極変換器11,12,31.32の電流設定値■d
p変更や逆変換器点弧角制御指令(β進め)を送出する
機能■、直流開閉器16の再閉路の成否を判定する機能
■、再閉路の成功が確關されると送電端1および受電端
3の端子制御装置J O,30に対し、正極および負極
変換器11゜12,31.32の電流設定値Id、や逆
変換器の点弧角制御を事前の状態に戻す指令を送出すゐ
機能■を有しており、また再閉路失敗の場合には永久故
障と判定してその結果を第1の中央制御装置5に送出す
るようにしである。かかる各種の機能は例えばマイクロ
コンビ轟−タt−用いて情報処理を行なうことにより容
易に得られるものである。
なお、図中99〜102は第2の中央制御装置6から送
電端1および受電端Sへ指令を伝送するためのサイクリ
ックデジタルテレメータである。
以上述べた第2の中央制御装置6の機能は直流開閉器1
6に対応する場合であるが、他の直流開閉器26.16
.18.28m31に対応する場合にも各端子への指令
内容が異なるだけで前述と全く同様の機能を有している
ものである。
また、第4図において、端子2への主回路および指令系
統を省略して示しているのは、端子2が送電端で、しか
も送電線7ノの故障の場合にはIdp指令の変更なしに
送電を継続できるためである。
次に作用について述べるに、まず第3図において、例え
ば正極送電線7ノに地絡事故が発生した場合を第4図に
基いて説明する。今、直流送電線7に故障がなければ第
2の中央制御装置6は第1の中央制御装置5から伝送さ
れてくる通常のIdp指令値に一基いて送電端1および
2の正、負両極変換器11と12121と22を電流設
定値Idp 10およびI dp 20で運転制御すべ
き指令を両端の端子制御装置)0,20に伝送回線を介
して与え、また受電端3の正、負両極変換@31と32
を電流設定値Idp30で運転制御すべき指令を端子制
御装置30に伝送回線を介して与えている。このような
状態にあるとき、正極送電線11に地絡故障が発生する
と、電流差動リレー91.92はトリップ指令を出力し
、開閉制御回路95.96により直流開閉器73゜l#
が開放され、これと同時に限時回路93゜94を付勢し
て再閉路を準備する。またT分岐点における電流差動リ
レー92のトリップ指令は直流開閉器J6の開予告信号
として第2の中央制御装置6に入力される。そして、点
線枠内に表示した機能■によシ、送電端1の正極変換器
(PL)J Jに対しては電流最小値ldm1m +負
極変換器(P2)77に対してはI4.B) X K 
(例。
K=1.5)なる電流設定値をサイクリックデジタルテ
レメータ101,102および伝送回線Ijl′を介し
て端子制御装置10に伝送し、また受電端3の正極変換
器(Pi)37に対してはIdplIO−Idploな
る電流設定値、負極変換器(P2)J2に対してはその
点弧角1戸進め指令をサイクリックデジタルテレメータ
99.JOOおよび伝送回線63を介して端子制御装置
30に伝送する。したがって、正極送電線71が系統よ
り分離されて送電端1の送電分が失なわれても第2の中
央制御装置6から直接端子制御装置in、soに指令を
与え、受電端3に対してはその正極変換器31の電流設
定値Id、を減少させて前述した(1)式の関係を保ち
得るので、正極送電ll71の区間を除く健全側で送電
継続ができる。この場合、正極送電線の故障に対して負
極側は何ら影響を受けることなく送電継続できることは
勿論であるが、短時間過負荷運転することも考えられる
ため、本例ではその場合について示しである。即ち、前
述した故障において送電端1の正極の送電分を負極側に
移すために負極変換器12の電流設定値Idpを一時的
に1.5倍に増し、また受電端3の負極変換器32に対
しては点弧角β進め制御を同時に行なうようにしている
。このような短時間(例えば1〜2秒)の過負荷制御は
変換器としてtま可能でおり、片極故障時の電力減少を
小さくできる。
このようにして第2の中央制御装置からの指令により電
流設定値Id、の変更や点弧角β進め制御が行なわれて
から一定時間(例えば1秒)経過すると、限時回路93
.94の動作により開閉制御回路95.96は直流開閉
器13.16全再閉路する。この時第2の中央制御装置
eは電流差動リレー92のトリップ指令の有無によシ再
閉路が成功したか否かを判定し、成功したと判定されれ
ば点線枠内に表示した機能Wによシ事前の送電に戻す、
つまり、送電端1の正。
負両極変換器11.12に対しては電流設定値Idpl
Oに、また受電端3の正極変換器31に対しては電流設
定値I dp 30および負極変換器32に対しては点
弧角β進めをリセットする如き指令を各端の端子制御装
置io、soに与える。tた直流開閉器13.16が電
流差動リレー91゜IIの動作により永久故障として再
び開放され、再閉路が失敗すると、その結果をサイクリ
ックデジタルテレメータ98、伝送回@6 J、サイク
リックデジタルテレメータ91を介して第1の中央制御
装置5に伝送される。
なお、端子2が送電端で、しかも正極送電線11の故障
の場合には、”ip指令の変更なしに送電を継続できる
ので、本例の場合には特に送電端2に対する指令を必要
としない。
以上の説明は正極送電線7ノに地絡故障が発生した場合
の各端子に対する電流設定値Id、の変更であるが、正
極送−@y4に地絡故障が発生した場合には直流開閉器
33.36の開放により送電端1,2の正極変換器11
.21は共に無負荷になり、このままでは受電端3の正
極電力が零となり、端子としての電力は負極電力のみと
なるので半減する。したがってこのような場合には第2
の中央制御装置6より健全極である負極変換器12.2
2の電流設定値Id、を増加すべき指令を伝送する。ま
た直流開閉器36の再閉路によシ故障回復を確認後止極
変換器11.illの電流設定値Id、を最小値より事
前の値に戻し、同時に過負荷運転中の負極変換器11.
22の電流設定値Idpを元に戻すべく指令を伝送する
。さらに正極送電@yyの地絡故障の場合にもT分岐点
における直流開閉器2#の開、開情報を第2の中央制御
装置6に入力することで、各端子に対して電流設定値I
d。
の変更指令を伝送することが可能である。この場合第2
の中央制御装置60機能としては前述と全く同様である
が、ただ点線枠内の表示部分が異なるだけである。
上記した説明は何れも正極送電線FJ、74゜11の何
れかに故障が発生した場合であるが、負極送電線73,
76.19の何れかに地絡故障が発生した場合について
も直流開閉器18゜zz、ssの開、開情報に応じて第
2の中央制御装置6より前述した(1)式の関係を保つ
に必要表電流設定値Idpの変更指令を該尚端子に対し
て伝送回線を介して伝送すればよい0例えば負極送電線
13に地絡故障が発生した場合には第4図に示す第2の
中央制御装置6において点線枠内の機能表示としてP1
→P2 、P2→PIに入れかわるだけで、前述と同様
に電流設定値Id、の変更を要する端子に対してその指
令を伝送することができる。
このように本方式では、直流多端子送電系統において、
送電線故障や変換所故障に対して直流開閉器が使える場
合には自端制御保護を中心とし、また直流送電線の分岐
点には1流送電区間の開閉に伴う各端子の電流設定値の
調整郷を行なう中央制御機能を持たせ要路2の中央制御
装置6を゛設けて電流設定値の協調をチェックし、電流
設定値の変更が必要な場合には隣接端子へそれらの必要
最小限の情報を伝送するようにしたので、中央集中制御
方式のように各端子から必要な情報を一度一箇所に集め
て判定し、再び各端子に指令を出す場合に比べて伝送依
存度を比較的低くでき、システムの信頼性、制御保題の
高速性および伝送系コストの点で優れたものとなる。こ
のことにより、直流多端子送電の技術動向にもマツチし
ており、将来多端子直流送電の実用化においてかなり゛
の効果を発揮させ得る方式として期待できる。
以上は本発明方式を説明するための直流多端子送電系統
の一例について示したが、次のような系統構成の場合に
本前述同様に適用実施できるものである。
(1)  第3図に示す系統構成は双極1回線の場合で
あるが、双極2回線の場合についても前述同様に適用実
施できるものである。即ち、双極2回線の場合は直流主
回路として第3図と全く同じ双極構成が2つ存し、常時
は互いに独立して運転し、故障時のみ故障区間を開いて
他の双極の健全回線に並列する方式となる。したがうて
、このような双極2回線の場合には故障極の各端子の電
流設定値Id、を変更せずに送電継続が可能になるが、
かかる系統構成に対して4丁分岐点に第2の中央制御装
置6を設置するととにより、並列用開閉器の開閉に対し
て各端子に直接指令が出せるので、高速性の点で優れた
亀のと愈る。
(2)第5図は双極2回線について常時並列方式を3端
子の例について示すものである。すなわち、第5図は交
流送電線2回線運用と同じような考え方で、故障時1回
線し中断すれば健全回線に電力を移すため、電流設定値
Idpの変更を要しない。したがって、直流開閉器のし
中断容量゛(問題がなければ並列開閉器も必要ないの送
電端1と受電端3とを結ぶ直流送電1s1の途中から送
電端2に至る分岐点Tに第4図に示したのと同様の第2
の中央制御装置6を設ければ高速制御上有利なものとな
る。特にこのよりなT分岐の3端子系統では各端子への
送電線が分岐点に集中しているので故障時の送電線の開
閉が直接わかり、各送電線の負荷状態がすべて自端でわ
かる。したがって各端子の電流設定値Id、の調整や鍵
全極の過負荷制御が必要な場合も、各端子に高速に指令
することが比較的容易でおる。
(3)第6図は分岐送電線のない4端子系統に本発明を
適用する場合の一例を示すものである。
第6図において、各端子1〜4はそれぞれ変換器11,
21,31.41からなり、簡単のために正極のみを示
している。また、端子2と3はそれぞれT分岐点に相当
しているので、第2の中央制御装置e、fIは実際には
端子制御装置xtt、soとそれぞれ同じ場所に設けら
れ、そめ他、第1の中央制御装置5と第2の中央制御装
置6との関係および第1の中央制御装置5と端子制御装
置10,20,30.40との関係については第3図お
よび第4図の場合と同様である。
したがって、第6図に示すような直流多端子送電系統に
おいて、送電@11の故障の場合には直流開閉器13.
18が開放され、送電端Jの電源脱落分を端子2 e 
J # 4の電流設定値Id、の調整によりカバーし、
前記した(1)式の関係を保つことが必要であ、る、そ
こで第2の中央制御装置6は受電端2に直結しているの
で、自端の電流設定値!りを減じて電源脱落分の一部を
補償し、残妙の調整を端子s、4に指令する。
したがって、伝送回@6yを介して第2の中央制御装置
σに電流設定値Idpの未調整分を指令する。第2の中
央制御装置6′は送電端3に直結しているので、自端の
電流設定値Id、の増加または伝送回線63を介して受
電端4の電流設定値Id  の低減を指令し、それに応
する。
次に送電線74の故障の場合には直流開閉器j3.jj
の開放により、2つの2端子系統に分離されるので、そ
れぞれの組合せで前記した(1)式の関係が成り立つよ
うに必要ならば各端子の電流設定値Id、の変更を第2
の中央制御装置1611より指令する。
なお、第6図では簡単のためにl極送電の場合を示して
いるが、双極送電の場合の過負荷制御は第4図の説明と
同様に行ない得るものである。
(4)  この他、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されず、その費旨を変更しない範囲内で種々変
形して実施できるものでおる。
以上述べたように本発明によれば、直流送電線の各区間
毎に直流開閉器を挿入してなる3端子以上の直流多端子
送電系統において、直流送電線の分岐点に直流送電区間
の開閉に伴々う各端子の電流設定値の調整岬を行なう中
央制御装置を設けて隣接端子に対し電流設定値等の必要
最小限の情報を高速度で伝送するようにし九ので、伝送
依存度會比較的低くでき1、シス、テムの信頼性、制御
保腫の高速性および伝送系コストの点で優れたものとな
し得る直流多端子送電系統の制御方式が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(荀、伽)は2端子直流送電系統において、送電
端と受電端の電圧−電流特性を示す図、第2図は直流多
端子送電系統において各端子制御を中央集中制御方式に
より行なう場合を説明するための概略図、第3図は本発
明の一実施例を説明するための系統構成図、第4図は同
爽施例において、第2の中央制御装置の機能を説明する
ための具体例を詳細に示す構成図、第5図および第6図
は本発明をそれぞれ異なる直流多端子送電系統に適用す
る場合の一例金説明するための系統構成図である。 1〜4・・・端子、5・・・第1の中央制御装置、6゜
5′・・・第2の中央制御装置、1・・・直流送電線、
11〜19・・・各区間の直流送電線、10,20゜!
IOe 40・・・端子制御装置、J J e J2a
l!Jm倉!、31,32.41・・・変換器、13〜
18゜23〜28.33〜38,43.331・・・直
流開閉器、51〜53.61〜83.67・・・伝送回
線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 直流送電線の各区間毎に直流開閉器を挿入してなる3端
    子以上の直流多端子送電系統において、通常の変換器起
    動、停止、定常運転時の各端子の負荷変更、運転系統へ
    の端子の並列または解列のような時間的に余裕のある情
    報を各端子に設けられた端子制御装置に与える第1の中
    央制御装置と、前記直流送電線の分岐点に設けられ前記
    第1の中央制御装置から与えられる通常の電流設定値と
    各直流送電区間の開、開情報を入力して各直流送電区間
    の開閉に伴なう各端子の電流設定値の調整等を行なう中
    央制御機能を持たせた第2の中央制御装置とを備え、前
    記直流送電区間の何れかに故障が発生すると前記第2の
    中央制御装置により各端子の変換器における電流設定値
    の協調をチェックすると共に電流設定値の変更が必要な
    場合には隣接端子の前記端子制御装置に対して直接電v
    rt、設定値を変更すべき指令を与え、また予定時間内
    に前記故障が回復するとその電流設定値を元の値に戻す
    指令を与えるようにしたことを特徴とする直流多端子送
    電系統の制御方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014112984A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Hitachi Ltd 直流送電制御システム。
JP2019527017A (ja) * 2016-09-02 2019-09-19 スーパーグリッド インスティテュート 短絡回路故障からネットワークを保護しながら、当該ネットワーク内でdc電流を送信することができる装置を制御する方法

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