JPH0150175B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0150175B2 JPH0150175B2 JP7525381A JP7525381A JPH0150175B2 JP H0150175 B2 JPH0150175 B2 JP H0150175B2 JP 7525381 A JP7525381 A JP 7525381A JP 7525381 A JP7525381 A JP 7525381A JP H0150175 B2 JPH0150175 B2 JP H0150175B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- short
- circuit
- transformer
- winding transformer
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電力系統の容量増加に対処するめの短
絡容量増加方法に関する。
絡容量増加方法に関する。
近年電力需要の増加に伴ない系統容量が増加
し、現状のしや断器ではしや断できない系統が出
現すると予想されている。また容量増加に応じて
変圧器を新設し、この新設変圧器と既設変圧器と
を並列に運転する場合などは必ずしや断器のしや
断容量が増加する。この対策として、従来よりし
や断容量の大きなしや断器の開発や、しや断電流
抑制方法の開発が活発に実施されている。
し、現状のしや断器ではしや断できない系統が出
現すると予想されている。また容量増加に応じて
変圧器を新設し、この新設変圧器と既設変圧器と
を並列に運転する場合などは必ずしや断器のしや
断容量が増加する。この対策として、従来よりし
や断容量の大きなしや断器の開発や、しや断電流
抑制方法の開発が活発に実施されている。
本発明は上記の事情にかんがみなされたもの
で、巻線配置を適切に行つた3巻線変圧器を使用
し、且つ系統のしや断器のしや断順序を変えるこ
とによりしや断器のしや断容量を倍増する電力系
統の容量増加方法を提供することを目的とする。
で、巻線配置を適切に行つた3巻線変圧器を使用
し、且つ系統のしや断器のしや断順序を変えるこ
とによりしや断器のしや断容量を倍増する電力系
統の容量増加方法を提供することを目的とする。
以下に本発明の一実施例を第1図、第2図によ
り説明する。
り説明する。
第1図は3巻線変圧器をそなえた1バンク受電
設備の構成図を示し、第2図は前記受電設備の等
価回路を示す。3巻線変圧器は第1図で示す2次
側、3次側が同負荷のものには、一般には使用さ
れないが、本発明においてはあえてこの3巻線変
圧器を使用する。
設備の構成図を示し、第2図は前記受電設備の等
価回路を示す。3巻線変圧器は第1図で示す2次
側、3次側が同負荷のものには、一般には使用さ
れないが、本発明においてはあえてこの3巻線変
圧器を使用する。
第1図において、Trは3巻線変圧器、CB1,
CB2,CB3は夫々3巻線変圧器の1次側、2次
側、3次側用しや断器、B1,B2は3巻線変圧
器の2次側および3次側に夫々つながれたブス、
CB4はブスB1,B2を連緊するしや断器、CB
5,CB6はブスB1のフイーダ用しや断器、CB
7,CB8はブスB2のフイーダ用しや断器であ
る。また第2図において第1図と同一記号は同一
または相当のものを示すと共に、x1,x2,x3は基
準容量換算された3巻線変圧器Trの1次側、2
次側、3次側夫々の等価%リアクタンスである。
一般にこのような受電設備において短絡事故が発
生した場合の短絡電流は、電源から短絡点までの
機器の%インピーダンスを基準容量変換し、その
時の電源より短絡点までの合成%インピーダンス
を求め、(基準容量P0)/(線間電圧V)×(%イ
ンピーダンスZ)の演算を行なえば求まる。なお
容量の大きな変圧器の短絡電流を求める場合には
%インピーダンスZの代りに%リアクタンスxを
用いても差支えない。
CB2,CB3は夫々3巻線変圧器の1次側、2次
側、3次側用しや断器、B1,B2は3巻線変圧
器の2次側および3次側に夫々つながれたブス、
CB4はブスB1,B2を連緊するしや断器、CB
5,CB6はブスB1のフイーダ用しや断器、CB
7,CB8はブスB2のフイーダ用しや断器であ
る。また第2図において第1図と同一記号は同一
または相当のものを示すと共に、x1,x2,x3は基
準容量換算された3巻線変圧器Trの1次側、2
次側、3次側夫々の等価%リアクタンスである。
一般にこのような受電設備において短絡事故が発
生した場合の短絡電流は、電源から短絡点までの
機器の%インピーダンスを基準容量変換し、その
時の電源より短絡点までの合成%インピーダンス
を求め、(基準容量P0)/(線間電圧V)×(%イ
ンピーダンスZ)の演算を行なえば求まる。なお
容量の大きな変圧器の短絡電流を求める場合には
%インピーダンスZの代りに%リアクタンスxを
用いても差支えない。
従つて第2図の等価回路において、しや断器
CB4が投入された状態で、a点で短絡故障が発
生した場合の3巻線変圧器Trの1次側、2次側、
3次側に夫々流れる短絡電流Is1,Is2,Is3は次式
で表わされる。
CB4が投入された状態で、a点で短絡故障が発
生した場合の3巻線変圧器Trの1次側、2次側、
3次側に夫々流れる短絡電流Is1,Is2,Is3は次式
で表わされる。
Is1=P0/V/(x1+x2・x3/x2+x3)………(
1) Is2=Is1・x3/x2+x3 ………(2) Is3=Is1・x2/x2+x3 ………(3) 次に短絡事故発生を検知してしや断器CB4を
開路した時の3巻線変圧器Trの1次側、3次側
に流れる短絡電流Is′1,Is′3は次式で表わされる。
1) Is2=Is1・x3/x2+x3 ………(2) Is3=Is1・x2/x2+x3 ………(3) 次に短絡事故発生を検知してしや断器CB4を
開路した時の3巻線変圧器Trの1次側、3次側
に流れる短絡電流Is′1,Is′3は次式で表わされる。
Is′1≒Is′3=P0/V・1/x1+x3 ………(4)
また(1)式において、x2=x3の場合には
Is1=P0/V・1/x1+(x3/2)………(1)
′ となる。従つて(1)式と(4)式を比較すると、(4)式の
短絡電流Is′1の方が(1)式の短絡電流Is1より小さい
ことが判る。つまりしや断器CB4を開路してか
ら、当該事故バンクのしや断器CB8を開路すれ
ば直接CB8をしや断するよりもしや断電流が小
さくてよい。換言すれば、直接しや断する従来と
同一のしや断器を使用したときはしや断容量が増
加することになる。このことはしや断器CB8に
限らず短絡場所によつては他のしや断器CB1〜
CB3およびCB5〜CB7も全く同様でCB4を開
路した後にしや断すれば小さな短絡電流をしや断
することですむ。
′ となる。従つて(1)式と(4)式を比較すると、(4)式の
短絡電流Is′1の方が(1)式の短絡電流Is1より小さい
ことが判る。つまりしや断器CB4を開路してか
ら、当該事故バンクのしや断器CB8を開路すれ
ば直接CB8をしや断するよりもしや断電流が小
さくてよい。換言すれば、直接しや断する従来と
同一のしや断器を使用したときはしや断容量が増
加することになる。このことはしや断器CB8に
限らず短絡場所によつては他のしや断器CB1〜
CB3およびCB5〜CB7も全く同様でCB4を開
路した後にしや断すれば小さな短絡電流をしや断
することですむ。
以上のように本発明によれば系統の短絡容量を
増加させることができるが、更に次の如き手段を
とることによつて一層その効果が向上する。即ち
3巻線変圧器は2次巻線と3次巻線との間に1次
巻線を配設することによつて1次%リアクタンス
x1をほぼ0とし、且つ2次%リアクタンスx2と3
次%リアクタンスx3とを相等しくすることが可能
である。このような3巻線変圧器を用いて受電を
行ない、前記同様にしてしや断器CB4が投入さ
れた状態でa点にて短絡事故が発生した場合の各
短絡電流Is1,Is2,Is3は次式で表わされる。
増加させることができるが、更に次の如き手段を
とることによつて一層その効果が向上する。即ち
3巻線変圧器は2次巻線と3次巻線との間に1次
巻線を配設することによつて1次%リアクタンス
x1をほぼ0とし、且つ2次%リアクタンスx2と3
次%リアクタンスx3とを相等しくすることが可能
である。このような3巻線変圧器を用いて受電を
行ない、前記同様にしてしや断器CB4が投入さ
れた状態でa点にて短絡事故が発生した場合の各
短絡電流Is1,Is2,Is3は次式で表わされる。
Is1=P0/V・2/x3………(1)″
Is2=P0/V・1/x3………(2)″
Is3=P0/V・1/x3………(3)″
次に短絡事故発生の検出後、しや断器CB4を
開路した時の3巻線変圧器1次側、3次側に流れ
る短絡電流Is′1,Is′3は次式で表わされる。
開路した時の3巻線変圧器1次側、3次側に流れ
る短絡電流Is′1,Is′3は次式で表わされる。
Is′1≒Is′3=P0/V・1/x3 ………(4)″
従つて、(4)″式のIs′1は(1)″式のIs1の1/2に減少
されたこととなり半分の短絡電流をしや断すれば
よいこととなる。なお上記説明では配電について
説明してきたが、発電所は勿論のこと産業用の大
電流電源設備にも適用できることは勿論である。
されたこととなり半分の短絡電流をしや断すれば
よいこととなる。なお上記説明では配電について
説明してきたが、発電所は勿論のこと産業用の大
電流電源設備にも適用できることは勿論である。
以上の説明より明らかなように、本発明は3巻
線変圧器の2次側母線と3次側母線との間を連係
しや断器にて接続構成する受電設備において、事
故発生時に先ず前記連係しや断器を開路し、しか
る後に各バンクの配電しや断器を開路することに
より配電しや断器のしや断電流を小さくすること
ができるものである。更には3巻線変圧器の1次
リアクタンスをほぼ0且つ2次%リアクタンスと
3次%リアクタンスを相等しく構成することによ
り配電しや断器のしや断電流を半減することがで
き、従つて短絡容量を倍増できるという優れた効
果を有するものである。
線変圧器の2次側母線と3次側母線との間を連係
しや断器にて接続構成する受電設備において、事
故発生時に先ず前記連係しや断器を開路し、しか
る後に各バンクの配電しや断器を開路することに
より配電しや断器のしや断電流を小さくすること
ができるものである。更には3巻線変圧器の1次
リアクタンスをほぼ0且つ2次%リアクタンスと
3次%リアクタンスを相等しく構成することによ
り配電しや断器のしや断電流を半減することがで
き、従つて短絡容量を倍増できるという優れた効
果を有するものである。
第1図は本発明の一実施例で、受電設備の構成
図、第2図は第1図の等価回路である。 Trは3巻線変圧器、B1,B2はバス、CB1
〜CB8はしや断器、aは短絡発生点。
図、第2図は第1図の等価回路である。 Trは3巻線変圧器、B1,B2はバス、CB1
〜CB8はしや断器、aは短絡発生点。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 変圧器と配電しや断器を備えた電力系統の受
電設備に於て、前記変圧器を3巻線変圧器としこ
の3巻線変圧器の2次側と3次側とを連係しや断
器にて連係し事故発生時にこの連係しや断器を開
路後配電しや断器を開路するようにしたことを特
徴とする電力系統短絡容量増加方法。 2 3巻線変圧器の1次側%インピーダンスを略
0にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の電力系統短絡容量増加方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7525381A JPS57189525A (en) | 1981-05-19 | 1981-05-19 | Method of increasing power system shortcircuit capacity |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7525381A JPS57189525A (en) | 1981-05-19 | 1981-05-19 | Method of increasing power system shortcircuit capacity |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57189525A JPS57189525A (en) | 1982-11-20 |
JPH0150175B2 true JPH0150175B2 (ja) | 1989-10-27 |
Family
ID=13570865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7525381A Granted JPS57189525A (en) | 1981-05-19 | 1981-05-19 | Method of increasing power system shortcircuit capacity |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57189525A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5094062B2 (ja) * | 2006-07-12 | 2012-12-12 | 中国電力株式会社 | 送配電系統の短絡電流減少システムおよび短絡電流減少方法 |
-
1981
- 1981-05-19 JP JP7525381A patent/JPS57189525A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57189525A (en) | 1982-11-20 |
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