JPS58130226A - ばね加工性のすぐれた鋼線の製造法 - Google Patents
ばね加工性のすぐれた鋼線の製造法Info
- Publication number
- JPS58130226A JPS58130226A JP1386482A JP1386482A JPS58130226A JP S58130226 A JPS58130226 A JP S58130226A JP 1386482 A JP1386482 A JP 1386482A JP 1386482 A JP1386482 A JP 1386482A JP S58130226 A JPS58130226 A JP S58130226A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel wire
- spring
- film
- wire
- thickness
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- Granted
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/525—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length for wire, for rods
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコイルばね用に使用されるばね加工性のすぐれ
た鋼線の製造法に関するものである。
た鋼線の製造法に関するものである。
オイルテンパー線をはじめとしてばね用鋼線は、線表面
での潤滑性が悪く、その強度が高くなればなる程、高速
でばね加工を行なうと、線表面に焼付きを生じたり、ビ
ビリが生じ、又コイルばねの自由長やコイル径が大きく
ばらつき、高速でのはね加工が困難となり、高い生産性
を上げることんできない欠点があった。又所謂ビビリ音
を発生し、作業環境を悪くする欠点があった。
での潤滑性が悪く、その強度が高くなればなる程、高速
でばね加工を行なうと、線表面に焼付きを生じたり、ビ
ビリが生じ、又コイルばねの自由長やコイル径が大きく
ばらつき、高速でのはね加工が困難となり、高い生産性
を上げることんできない欠点があった。又所謂ビビリ音
を発生し、作業環境を悪くする欠点があった。
このため従来は、鋼線の表面にニッケルめっきを施した
りして表面の潤滑性を向上させ、１１．Ｊ速でのばね加
工を可能にしていたが、この方法でＣ［コストが高くつ
く欠点があった。
りして表面の潤滑性を向上させ、１１．Ｊ速でのばね加
工を可能にしていたが、この方法でＣ［コストが高くつ
く欠点があった。
本発明は、上述の欠点を解消するため成された４
もので、鋼線表面に適当なマグネタイ） （Ｆｅａ鴫）
膜を生成させることにより、線表面の潤滑性を向上させ
、高速でのばね加工が可能なばね加工性のすぐれた鋼線
を製造する方法を提供せんとするものである。
膜を生成させることにより、線表面の潤滑性を向上させ
、高速でのばね加工が可能なばね加工性のすぐれた鋼線
を製造する方法を提供せんとするものである。
本発明は、鋼線を水蒸気中でａｏｏ’〜５７０”Ｃの温
度で加熱することによシ、鋼線表面に厚さ少なくとも２
μｍで、かつ円周方向に均一な厚さを有するマグネタイ
ト（Ｆｅ２Ｏ２）膜を生成させることを特徴とするばね
加工性のすぐれた鋼線の製造法である。
度で加熱することによシ、鋼線表面に厚さ少なくとも２
μｍで、かつ円周方向に均一な厚さを有するマグネタイ
ト（Ｆｅ２Ｏ２）膜を生成させることを特徴とするばね
加工性のすぐれた鋼線の製造法である。
本発明に用いられる鋼線は、コイルはね用として使用さ
れる各種オイルテンパー線、ピアノ線、又は硬鋼線をは
じめとする高炭素鋼線である。
れる各種オイルテンパー線、ピアノ線、又は硬鋼線をは
じめとする高炭素鋼線である。
本発明方法は、鋼線を水蒸気中で３ｏｏ０〜５７０’Ｃ
の温度で、好ましくは１０分〜１時間加熱するととによ
り、鋼線の表面にマグネタイ） （ＦｅＢｏ４）を主成
分とする酸化皮膜を少なくとも２μｍ以上の厚さで生成
させ、かつこの皮膜の厚さを円周方向に均一に生成させ
るものである。
の温度で、好ましくは１０分〜１時間加熱するととによ
り、鋼線の表面にマグネタイ） （ＦｅＢｏ４）を主成
分とする酸化皮膜を少なくとも２μｍ以上の厚さで生成
させ、かつこの皮膜の厚さを円周方向に均一に生成させ
るものである。
Ｆ ｅ ３０４を主成分とする酸化皮膜は、表１に示す
ように鉄系酸化物中、最も摩擦係数が小さく、又地鉄（
鋼線）との密着性が良い。表１は鉄系酸化物の例とその
特性を示すものである。
ように鉄系酸化物中、最も摩擦係数が小さく、又地鉄（
鋼線）との密着性が良い。表１は鉄系酸化物の例とその
特性を示すものである。
表 １
とのマグネタイトの皮膜が厚さ２μｍ以上で、かつ円周
方向に均一であると、後述するように、はね加工時加工
工具と鋼線との間で潤滑効果を表わし、すぐれたばね加
工性を示すことが分った。
方向に均一であると、後述するように、はね加工時加工
工具と鋼線との間で潤滑効果を表わし、すぐれたばね加
工性を示すことが分った。
皮膜厚さが２μｍ未満の場合、又は厚さの平均が２μｍ
以上であっても厚さが均一でないと、所要の潤滑効果は
期特出来ない。ここで厚さが均一とは、円周方向での厚
さのばらつきが±２０９６以下を意味する。
以上であっても厚さが均一でないと、所要の潤滑効果は
期特出来ない。ここで厚さが均一とは、円周方向での厚
さのばらつきが±２０９６以下を意味する。
又水魚気中加熱において、温度が３００°Ｃ未（１，ル
ｊでは厚さ２μｍ以上の皮膜を得るのに長時間を必要と
し、経済的でない。又温度が５７０℃を越えると、地鉄
との密着性が悪いＦｅＯ皮膜が生成されるため、ばね加
工中、皮膜が容易にはく離し、所要の潤滑効果が期特出
来ない。
ｊでは厚さ２μｍ以上の皮膜を得るのに長時間を必要と
し、経済的でない。又温度が５７０℃を越えると、地鉄
との密着性が悪いＦｅＯ皮膜が生成されるため、ばね加
工中、皮膜が容易にはく離し、所要の潤滑効果が期特出
来ない。
実施例：
鋼線として弁ばね用５ｉ−Ｃｒ鋼オイルテンパー線（Ｊ
ＩＳＧ８５６６規格、 Ｃ０，５６％ 、 Ｓｉ １．
４３９６゜ＣｒＯ，６２９６） を使用し、これを水
蒸気中で５００’Ｃの温度で２０分間加熱して、本発明
方法によるばね用鋼線を作成した。
ＩＳＧ８５６６規格、 Ｃ０，５６％ 、 Ｓｉ １．
４３９６゜ＣｒＯ，６２９６） を使用し、これを水
蒸気中で５００’Ｃの温度で２０分間加熱して、本発明
方法によるばね用鋼線を作成した。
比較のため、同一の鋼線を使用し、大気中で５００°Ｃ
の温度で１時間加熱処理して、比較例によるばね用鋼線
を作成した。
の温度で１時間加熱処理して、比較例によるばね用鋼線
を作成した。
得られた鋼線の０表面皮膜の厚さおよびそのばらつきは
表２に示す通シである。
表２に示す通シである。
表 ２
表２より、本発明によるものは皮膜厚さ平均２μｍ以上
で、ばらつきが少ないが、比較例によるものは厚さ平均
的１１μｍでばらつきが大きいことが分る。
で、ばらつきが少ないが、比較例によるものは厚さ平均
的１１μｍでばらつきが大きいことが分る。
次に、これらの鋼線を用いて、コイリングマシンにより
線速３３ｍ／分で内径２５朋、ピッチｌ Ｑ ｔｇｍの
コイルばねに加工し、加工性の評価の１つとして自由長
のばらつきを調べた。自由長を測定した結果は表３に示
す通りである。
線速３３ｍ／分で内径２５朋、ピッチｌ Ｑ ｔｇｍの
コイルばねに加工し、加工性の評価の１つとして自由長
のばらつきを調べた。自由長を測定した結果は表３に示
す通りである。
自由長は、ノギスにより各々１００個のサンプルを測定
した。
した。
表 ３
表３より、本発明によるものは、比較例に比べ自由長の
ばらつきが非常に小さく、形状、寸法の正確なコイルば
ねが高速で得られることが分った。
ばらつきが非常に小さく、形状、寸法の正確なコイルば
ねが高速で得られることが分った。
以上述べたように、本発明方法は、鋼線を水蒸気中で３
００°〜５７０℃の温度で加熱し、鋼線衣ａ口に厚さ少
なくとも２μｍで、かつ円周方向に均一な厚さを有する
、摩擦係数が小さく、かつ地鉄（鋼線）との密着性が良
いマグネタイ） （Ｆｅ３０４）膜を生成させることに
より、高速でばね加工時、マグネタイト膜が加工工具と
鋼線の間で潤滑性を示し、摩擦を軽減するため、線表面
の焼付き、ビビリ等を生ぜず、高速ばね加工が可能とな
ると共に、コイルはねの自由長やコイル径のばらつきの
少ない品質のすぐれたコイルばねが得られ、ばね加工性
のすぐれたばね用鋼線を製造し得る効果がある。
００°〜５７０℃の温度で加熱し、鋼線衣ａ口に厚さ少
なくとも２μｍで、かつ円周方向に均一な厚さを有する
、摩擦係数が小さく、かつ地鉄（鋼線）との密着性が良
いマグネタイ） （Ｆｅ３０４）膜を生成させることに
より、高速でばね加工時、マグネタイト膜が加工工具と
鋼線の間で潤滑性を示し、摩擦を軽減するため、線表面
の焼付き、ビビリ等を生ぜず、高速ばね加工が可能とな
ると共に、コイルはねの自由長やコイル径のばらつきの
少ない品質のすぐれたコイルばねが得られ、ばね加工性
のすぐれたばね用鋼線を製造し得る効果がある。
Claims (1)
- （１） 鋼線を水蒸気中テ３００°〜５７０°Ｃの温
度で加熱することによシ、鋼線表面に厚さ少なくとも２
μｍで、かつ円周方向に均一な厚さを有するマグネタイ
ト（Ｆｅ２Ｏ２）膜を生成させることを特徴とするはね
加工性のすぐれた鋼線の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1386482A JPS58130226A (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | ばね加工性のすぐれた鋼線の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1386482A JPS58130226A (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | ばね加工性のすぐれた鋼線の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58130226A true JPS58130226A (ja) | 1983-08-03 |
| JPS6227150B2 JPS6227150B2 (ja) | 1987-06-12 |
Family
ID=11845112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1386482A Granted JPS58130226A (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | ばね加工性のすぐれた鋼線の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58130226A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6372832A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-02 | Shinko Kosen Kogyo Kk | 成形性の良い酸化皮膜を有するオイルテンパ−線の製造方法 |
| JPS63241155A (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-06 | High Frequency Heattreat Co Ltd | 冷間成形用太径高強度ばね鋼線およびその製造方法 |
| JP2004115859A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Sumitomo Denko Steel Wire Kk | オイルテンパー線 |
| WO2007020916A1 (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | スケール剥離性に優れた鋼材の製造方法及びスケール剥離性に優れた鋼線材 |
-
1982
- 1982-01-29 JP JP1386482A patent/JPS58130226A/ja active Granted
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6372832A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-02 | Shinko Kosen Kogyo Kk | 成形性の良い酸化皮膜を有するオイルテンパ−線の製造方法 |
| JPH0514771B2 (ja) * | 1986-09-16 | 1993-02-25 | Shinko Kosen Kogyo Kk | |
| JPS63241155A (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-06 | High Frequency Heattreat Co Ltd | 冷間成形用太径高強度ばね鋼線およびその製造方法 |
| JP2004115859A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Sumitomo Denko Steel Wire Kk | オイルテンパー線 |
| WO2007020916A1 (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | スケール剥離性に優れた鋼材の製造方法及びスケール剥離性に優れた鋼線材 |
| KR100973390B1 (ko) * | 2005-08-12 | 2010-07-30 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 스케일 박리성이 우수한 강재의 제조 방법 및 스케일박리성이 우수한 강 선재 |
| US8216394B2 (en) | 2005-08-12 | 2012-07-10 | Kobe Steel, Ltd. | Method for production of steel product with outstanding descalability; and steel wire with outstanding descalability |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6227150B2 (ja) | 1987-06-12 |
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