JPS58135719A - ばね加工性のすぐれた鋼線 - Google Patents
ばね加工性のすぐれた鋼線Info
- Publication number
- JPS58135719A JPS58135719A JP1908082A JP1908082A JPS58135719A JP S58135719 A JPS58135719 A JP S58135719A JP 1908082 A JP1908082 A JP 1908082A JP 1908082 A JP1908082 A JP 1908082A JP S58135719 A JPS58135719 A JP S58135719A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel wire
- spring
- wire
- film
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C37/00—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape
- B21C37/04—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape of bars or wire
- B21C37/042—Manufacture of coated wire or bars
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
性のすぐれたー線に関するものである。
オイルテンパー線をはじめとしてばね用鋼線は、線表面
での潤滑性が悪く、その強度が高くなればなる程、高速
ではね加工を行なうと、線表面に焼付きを生じたり、ビ
ビリが生じ、又コイルばねの自由長やコイル径が大きく
ばらつき、高速でのばね加工が困難となり、高い生産性
を上げることができない欠点があった。又所謂ビビリ音
を発生し、作業mtlを悪くする欠点があった。
での潤滑性が悪く、その強度が高くなればなる程、高速
ではね加工を行なうと、線表面に焼付きを生じたり、ビ
ビリが生じ、又コイルばねの自由長やコイル径が大きく
ばらつき、高速でのばね加工が困難となり、高い生産性
を上げることができない欠点があった。又所謂ビビリ音
を発生し、作業mtlを悪くする欠点があった。
このため従来は、鋼線の表面にニッケルめっきを施した
りして表面の潤滑性を向上させ、高速でのばね加工を可
能にしていたが、この方法ではコストが高くつく欠点が
あった。
りして表面の潤滑性を向上させ、高速でのばね加工を可
能にしていたが、この方法ではコストが高くつく欠点が
あった。
本発明は、上述の欠点を解消するため成されたもので、
鋼線表面に適当な表面皮膜を具備させることにより、線
表面の潤滑性を向上させ、高速で本発明は、鋼線の表面
に、厚さが少なくとも2μmで、かつ円周方向に均一な
厚さを有する表面皮膜を具備していることを特徴とする
ばね加工性のすぐれた鋼線である。
鋼線表面に適当な表面皮膜を具備させることにより、線
表面の潤滑性を向上させ、高速で本発明は、鋼線の表面
に、厚さが少なくとも2μmで、かつ円周方向に均一な
厚さを有する表面皮膜を具備していることを特徴とする
ばね加工性のすぐれた鋼線である。
本発明において、鋼線とは、コイルばね用として使用さ
れる各種オイルテンパー線、ピアノ線又は硬鋼線をはじ
めとする高炭素鋼線である。
れる各種オイルテンパー線、ピアノ線又は硬鋼線をはじ
めとする高炭素鋼線である。
又表面皮膜とは、伸線の潤滑剤として用いられる表面処
理剤(伸線潤滑処理剤と称す)の残渣、その変質物およ
び熱処理時に生成する酸化物より選ばれた1種以上の物
質より成る鋼線の表面に付着した皮膜である。これらは
いずれも鋼線の製造中、その表面に生成、付着されたも
のである。
理剤(伸線潤滑処理剤と称す)の残渣、その変質物およ
び熱処理時に生成する酸化物より選ばれた1種以上の物
質より成る鋼線の表面に付着した皮膜である。これらは
いずれも鋼線の製造中、その表面に生成、付着されたも
のである。
第1図は本発明鋼線の実施例を示す断面図である。図に
おいて1は鋼線で、2はその表面に付着した上述の表面
皮膜で、厚さが少なくとも2μm以上で、かつ円周方向
に゛均一な厚さを有する。
おいて1は鋼線で、2はその表面に付着した上述の表面
皮膜で、厚さが少なくとも2μm以上で、かつ円周方向
に゛均一な厚さを有する。
このような厚さ分布の表面皮膜を有するばね用6A線W
を、第2図に示すようにばね加工機(コイリングマ7ン
)にかけると、後述するように、皮膜は加工工具4と鋼
線との間で潤滑効果を表わし、すぐれたばね加工性を示
すことが分った。3はばね用鋼線Wの送りロールである
。
を、第2図に示すようにばね加工機(コイリングマ7ン
)にかけると、後述するように、皮膜は加工工具4と鋼
線との間で潤滑効果を表わし、すぐれたばね加工性を示
すことが分った。3はばね用鋼線Wの送りロールである
。
ここで皮膜厚さが2μm未満の場合、又は厚さの平均が
2μm以上であっても厚さが均一でないと、所要の潤滑
効果は期待出来ない。なお厚さが均一とは、円周方向で
の厚さのばらつきが±20%以下を意味する。
2μm以上であっても厚さが均一でないと、所要の潤滑
効果は期待出来ない。なお厚さが均一とは、円周方向で
の厚さのばらつきが±20%以下を意味する。
実施例:
鋼線として弁ばね用Si Cr鋼オイルナンバー1 (
JISG8566規格、 CO,56%、 Si 1.
43%、CrO,62%)を使用し、これを大気中55
0℃の温度で2時間加熱処理して本発明の厚さ分布のば
ね用鋼線を作成した。
JISG8566規格、 CO,56%、 Si 1.
43%、CrO,62%)を使用し、これを大気中55
0℃の温度で2時間加熱処理して本発明の厚さ分布のば
ね用鋼線を作成した。
比較のため、同一の鋼線を使用し、大気中500°Cの
温度で1時間加熱処理して、比較例のばね用鋼線を作成
した。
温度で1時間加熱処理して、比較例のばね用鋼線を作成
した。
得られた鋼線の表面皮膜の厚さおよびそのばらつきは表
1に示す通りである。。
1に示す通りである。。
表1より、本発明のものは皮膜厚さ平均2μm以上で、
ばらつきが少なかったが、比較例のものは平均厚さが薄
く、ばらつきが大きかった。
ばらつきが少なかったが、比較例のものは平均厚さが薄
く、ばらつきが大きかった。
次に、これらの鋼線を用いて、第2図に示すようなコイ
リノグマシンにより線速33m/分で内径25酊、ピッ
チl Q Mlのコイルばねに加工した後の自由長を測
定した結果は表2に示す通りである。
リノグマシンにより線速33m/分で内径25酊、ピッ
チl Q Mlのコイルばねに加工した後の自由長を測
定した結果は表2に示す通りである。
表 2
表2より、本発明によるものは、比較例に比べ自由長の
ばらつきが非常に小さく、形状、寸法の正確なコイルば
ねが高速で得られることが分る。
ばらつきが非常に小さく、形状、寸法の正確なコイルば
ねが高速で得られることが分る。
以上述べたように、本発明の鋼線は、鋼線の表面に、厚
さが少なくとも2μmで、かつ円周方向に均一な厚さを
有する表面皮膜を具備しているため、高速ではね加工時
、皮膜が加工工具と鋼線の間で潤滑性を示し、摩擦を軽
減するので、線表面の焼付き、ビビリ等を生ぜず、高速
ばね加工が加能となると共に、コイルばねの自由長やコ
イル径のばらつきの少ない品質のすぐれたコイルばねが
得られ、はね加工性のすぐれたばね用鋼線を提供する利
点がある。
さが少なくとも2μmで、かつ円周方向に均一な厚さを
有する表面皮膜を具備しているため、高速ではね加工時
、皮膜が加工工具と鋼線の間で潤滑性を示し、摩擦を軽
減するので、線表面の焼付き、ビビリ等を生ぜず、高速
ばね加工が加能となると共に、コイルばねの自由長やコ
イル径のばらつきの少ない品質のすぐれたコイルばねが
得られ、はね加工性のすぐれたばね用鋼線を提供する利
点がある。
第1図は本発明の鋼線の実施例を示す断面図である。
第2図は鋼線をばね加工する状態の例を示す構成図であ
る。 l・・・鋼線、2・・・表面皮膜、8・・・送りロール
、4・・・加工工具、W・・・ばね用鋼線。
る。 l・・・鋼線、2・・・表面皮膜、8・・・送りロール
、4・・・加工工具、W・・・ばね用鋼線。
Claims (2)
- (1) 鋼線の表面に、厚さが少なくとも2μmで、
かつ円周方向に均一な厚さを有する表面皮膜を具備して
いることを特徴とするばね加工性のすぐれた鋼線。 - (2)表面皮膜が、伸線潤滑処理剤の残渣、その変質物
および6熱処理時の生成酸化物より選ばられた1種以上
の物質より成る特許請求の範囲第1項記載のばね加工性
のすぐれた鋼線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1908082A JPS58135719A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | ばね加工性のすぐれた鋼線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1908082A JPS58135719A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | ばね加工性のすぐれた鋼線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58135719A true JPS58135719A (ja) | 1983-08-12 |
Family
ID=11989458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1908082A Pending JPS58135719A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | ばね加工性のすぐれた鋼線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58135719A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993019225A1 (en) * | 1992-03-25 | 1993-09-30 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Steel wire with excellent formability into spring and production thereof |
EP0656427A1 (en) * | 1993-11-18 | 1995-06-07 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Oil-tempered wire and process for producing the same |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5061572A (ja) * | 1973-10-04 | 1975-05-27 | ||
JPS5230214A (en) * | 1975-09-03 | 1977-03-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Method of producing plated steel coil spring |
-
1982
- 1982-02-08 JP JP1908082A patent/JPS58135719A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5061572A (ja) * | 1973-10-04 | 1975-05-27 | ||
JPS5230214A (en) * | 1975-09-03 | 1977-03-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Method of producing plated steel coil spring |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993019225A1 (en) * | 1992-03-25 | 1993-09-30 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Steel wire with excellent formability into spring and production thereof |
EP0656427A1 (en) * | 1993-11-18 | 1995-06-07 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Oil-tempered wire and process for producing the same |
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