JPS6095755A

JPS6095755A - 耐摩耗品

Info

Publication number: JPS6095755A
Application number: JP20264883A
Authority: JP
Inventors: Kenichiro Momose; 百瀬　建一郎; Yukihiro Okayama; 幸弘岡山
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1983-10-31
Filing date: 1983-10-31
Publication date: 1985-05-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はテープ摺接部品などのｉｌｉ′１摩耗品に関す
る。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

近年、磁気記録の分野では、ビデオテープレコーダおよ
びこれに使用されるビデオカセットチーブが大きな進歩
をとけている。

ビデオカセットテープでは、ビデオテープレコーダで使
用する際のテープ走行性を高めるためにバックコートな
どの処理を施している。これに対応してテープが走行す
る際に摺接する部品、すなわちテープカセットに設けら
れるテープガイド、ガイドポールなどの固定テープガイ
ド部品およびビデオレコーダに設けらｉｌ、るガイド部
品などにおいては、テープの摺接に耐え得るｉｔ１斤粍
性が要求される。

従来、これらのテープ摺接部品は耐摩耗性を考慮して、
ステンレス銅などの母体金属に硬質クロムメッキをが・
Ｊす方法が採用略れている。しかしながら、このクロム
メッキ処理は生産コストが高く、月つ耐摩耗性も不充分
であシ、ビデオテープの走行の安定化を図る上でさらに
高い耐摩耗性が要求されていた。

〔発明の目的〕

本発明は前記事情を考慮してなされたもので、生産コス
トか安価で且つ耐摩耗性に優れ、特にビデオカセットテ
ープなどの磁気テープ系のテープ摺接部品に好適な耐摩
耗品を提供するものである。

〔発明の概要〕

本発明の耐摩耗品は、金属の表面に内部散化Ｎを生成し
て、金属の耐摩耗性’ｃ＆めたものである。

内部酸化層は、金属の耐摩耗性を必をとする部分の全域
に生成する。母体金属の内部酸化層を生成した部分の辰
ｊｆｆｉに、母体金属の酸化被膜をイイしていても良い
。この場合−１、内部酸化層と酸化被膜との両者によシ
、母体金属のｉ１Ｍ粍が一段と向上する。

内部酸化層の深さは、母体金属の表面から５μ以上であ
ることが好ましい。

母体金九はクロム全主体とする合金を用いることが多い
。これによシフロムを主体とする硬質の内部酸化Ｎを生
成できる。例えは、Ｃｒを３〜３０重偏％を含むものが
よく、実用的にはＮｉ　−Ｃｒ−Ｆｅ系合金、Ｍｎ−Ｃ
ｒ−Ｆｅ系合金もが適用できる。具体的にはＣｒ３〜３
０亜鋤％、　Ｎｉ　３〜３０重僧％Ｆｅ残でなる合金、
Ｍｎ　５〜３０重量％＋Ｃｒ３〜３０重郊％、Ｆｅ残で
合金等が挙けられる。金属は、クロムの他にアルミニウ
ム、チタン、ニオブ、モリブデン、けい素、バナジウム
の１種または松数紳を合Ｔｈｌ゛で１θ％以下含有して
も良い。これにより、１ＴｈｉＪ　Ｖｅ成分を含む内部
酸化層を生成でき、内部酸化層の強度向上に寄与する。

なお不発り」の部品は表面に上記合金を有する複合体で
もよい。

金属に内部酸化層を生成するためには、種々の方法かめ
るか、工業的に安定して安価な方法は、適当な水分ま１
こは酸素を含んだ水素ガスの焼鈍による辿択酸化が良い
。なぜならは、水素カスに含−１：！シる水分釦または
酸素量の調部によって、内部は化層の種類全自由に変え
ることがでひるとともに、一度決定した後は再現性に優
れるからでめる。好ましい加熱処理は、露点０〜６０℃
好ましくは２０〜５０℃の水素中において８００℃〜１
２００℃の加熱温度で５分〜１０時間、実用的には、■
５分〜５時間の条件下で実施される。

酸化処理によシ母体金篇の表面に酸化被膜が形成され、
これと同時に母体ｍＮ４の表ｍ＋近傍の内部に内部酸化
層か生成きれる。内部酸化層は、切体金属の基地に固い
酸化物か分散した状態で生成でれ、基地の側ル粍性が向
上する。

内部酸化層を生成した後に、昼食に比、して母体金属の
表面を研摩加工する。

不発り１の面ｊ厚粍品ｔｊ１、釜属の内部酸化層の４で
面ＩＪＦ、’Ｉｔ性をもたせようとするものであり、酸
化祈′毅は付加的ムもので、その存在の有無には拘束８
ｈない。このため、酸化処理に際しては、研片加１代を
考慮して厚肉の酸化被膜を生成するという、ｆｆｌ＋倒
で生産コスト品となる処８！は不歎であシ、址だ研摩加
工に際しては、酸化被膜が除去されて母体金属表面が露
出しても４摩耗の点では問題なく、研摩加工が容易にな
る。

本発明のｉ′１摩耗品は、オーディオ、ビデオ、’＆７
Ｊ機などの分野における磁気力セソトテーグのカセット
に設けるテープ摺接部品およびこの磁気カセットチーｆ
’ｆｚ用いて磁気記録再生を行なう機器に設けられるテ
ープ摺接部品を主たる用途としている。この用途でけテ
ープ摺接部品のチーｆ摺接による摩耗を防止Ｌ７、テー
プの走行性を向上できる。特に有効月つ具体的なものは
、ビデオカセットテープのカセットに設けるテープガイ
ドおよびガ゛イドポールである。また、歯沖などの耐摩
耗部品に用いることができる。

〔発明の実Ｍ１・例〕ＶＨＳタイプ′のビデオカセットテープのカセットに設
りるテープガイド（外径６朋×内径４９關×長さｌ　５
　ＸＩｖ＋　）を、Ｍ知比でニソク−ル２０％、クロム
２０％、アルミニウム１％、チタン１％、残部鉄から寵
る合金で製作した。このテープガイドを訃１点３０℃の
水屋ガス雰囲気中で、温度１１００℃×１時間の条件で
加熱して、テープガイド表面に片さ３μの酸化被膜を生
成した。次いで、センタレス研摩盤によシテーグガイド
の酸化膜を仙鯖代３μをもって研厚加工した。この結果
、ブーツ０ガイドの表面はやや黒色がかった金属光沢と
なった。テープガイドの表面部の組Ｐ２ａを顕微鏡で拡
大で示すと、図面の顕微鏡写真で示すように、基地組織
中に酸化物が網目状に分散して生成されていた。このテ
ープガイドをビデオカセットテープのカセットに装着し
、バックコート処理を施したテープを走杓させて５００
時間走行させた後に、テープの摺接によるテープガイド
の摩粍月を測定した結果、摩耗力＋Ｆｉｏ、ｘμであっ
た。これに対して従来例としてステンレス鋼（ＳＵＳ３
１６）でチーｆガイドヲ製作し、このテープガイドにク
ロムメッキ処理をカ１１シた。このテープガイドを同様
にカセットに装着して、テープの摺接による摩粍邦を測
定した結果、摩耗％は１μであった。

し発明の効果〕本発明の」離れ品は以上説りＪＬ／ζように、優れた耐
摩耗性を有して安価に製作でき、特にビデオカセットの
カセットに設けるテープ摺接部品およびビデオチーブレ
コーダに設けるチーブｍ接部品に効果的に用いること次
でき、ビデオテープの画質向上に寄与できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の耐摩耗品の一実施例であるテープガイド
の金属組織の顕微鏡写真である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）金属の表面に内部酸化層を生成させたことを特徴
とする耐摩耗品。
（２）　内部酸化層は耐摩粍性を必要とする金属部分に
生成されてなる特許請求の範囲第１項に記載の耐摩耗品
。
（３）内部酸化層が生成された金属の部分に酸化被膜を
有する特許請求の範囲第１項または第２項に記載の蘭述
粍品。
（４）　内部酸化層をテーゾ摺接部に生成した特許請求
の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の耐摩耗品
。
（５）　ビデオ力セノトテーゾ用のテープ摺接部品また
はビデオチーブレコーダ用のテープ摺接部品である％、
許請求の範囲第４項に記載の耐摩耗品。
（６）　内部酸化層は、クロムの酸化物を特徴とする特
許請求の範囲８１項ないし第５項のいずれかに記載の耐
摩耗品。
（７）　内部酸化層は、クロムの他にアルミニウム、チ
タン、ニオブ、モリブデン、けい素、バナジウムの１種
または複数種を合計で１０％以下に含有した特許請求の
範囲第６項に記載の耐摩耗品。
（８）内部酸化層の深さは５μ以上である特許請求の範
囲第１項ないし第７項のいずれかに記載の耐摩耗品。
（９）　耐摩耗品は部品である特許請求の範囲第１項な
いし第８項のいずれかに記載の耐摩耗品。