JPS5812466B2 - 排気ガス還流装置 - Google Patents

排気ガス還流装置

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JPS5812466B2
JPS5812466B2 JP51069587A JP6958776A JPS5812466B2 JP S5812466 B2 JPS5812466 B2 JP S5812466B2 JP 51069587 A JP51069587 A JP 51069587A JP 6958776 A JP6958776 A JP 6958776A JP S5812466 B2 JPS5812466 B2 JP S5812466B2
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JP
Japan
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negative pressure
valve
exhaust gas
operating
passage
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JP51069587A
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高橋晃
斉藤広武
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動車エンジン等に用いられ、排ガス中の
有害成分NOXの発生抑止に有用な排気ガス還流装置(
以下、EGRと言う)に関するものである。
従来知られているEGRの基本的な構造は、第3図に示
すように、エンジン1の排気管2と、吸気マニホールド
3との間に排気ガスの還流通路4を設け、カリ、同通路
4の途中に配設された負圧作動弁5により還流量を制御
するものであって、同作動弁5は、気化器6内混合気通
路7のスロットル弁8上流の開口7aにおげる負圧(以
下、EGR負圧と言う)によって駆動される。
開口7aは、スロットル弁8が全閉位置ではその上流に
位置し、スロットル弁8が部分開時にその下流に位置す
るように設けられている。
ここで、エンジンの各負荷状態におけるNOxの発生レ
ベルとEGR負圧との関係について述べると、まずNO
xの発生レベルは、第4図の出力特性グラフ上に表記し
たように、スロットル全開運転状態およびアイドル運転
状態と、低負荷運転状態(領域L)ではNOxの発生が
少《、中速回転速度以上であって、全開運転状態を除く
中高負荷運転状態(図示、2000〜3000ppm)
では発生が著しい特性を持っている。
一方、EGRの負圧値は、第5図に示すように、エンジ
ンの中速回転速度以上であって、中負荷運転状態から負
圧が上昇し始める特性があり、このように、EGR負圧
特性がNOxの発生特注に相関することから、上述のよ
うに、EGR作動弁5の駆動にEGR負圧が用いられて
いる。
しかし、この相関性は、両グラフ(第4図、第5図)の
対比から容易に解るように、単に傾向的なものであり、
従って、上述した従来構造のEGRでは、負荷状態の全
域にわたって、各負荷状態に対応した適量の還流が得ら
れるように制御することは期待できない。
たとえば、低負荷域Lにおいて多量の排気ガスが還流さ
れるため、小量の吸入混合1大量の排気ガスが混入して
燃料が過少化し、これにより、燃焼が不安定化してドラ
イバビリテイが悪化する難点があり、そのほか、作動弁
50制御特性(第6図)に示すように、市街地走行時に
見られる軽負荷の定常走行状態(負圧値P)では、匍脚
流量が変動点にあるために作動弁5の作動が不安定で還
流量のバラッキが多く、このためNOxの抑止効力が十
分でないなど、従来のEGRでは、エンジンの負荷域に
適応したきめの細かいEGR制御が得られない欠点があ
った。
又、特開昭49−128131号に示される排ガス還流
装置は、内燃機関の負荷に応じて変化する負圧にもとづ
き制御弁を作動して排ガス還流量を制御するものにおい
て、低負荷運転領域で生じる圧力により開弁ずる調整弁
によって前記制御弁への負圧伝達通路に外気を導入する
ことにより、該伝達通路の負圧を低下させて排ガス還流
量を減少するように構成したものであるが、特定の負荷
域には排ガスの還流を行なうか停止するかの作動しか行
なえず、負荷に応じて段階的な排ガス還流を行なうこと
ができない不具合があった。
第1図及び第2図は特開昭49−51418号に示され
る従来の排ガス還流装置を示し、吸気通路202に排ガ
スを還流する排ガス還流通路204に、2組の排ガス還
流装置206,208を設け、それぞれ並列に配設され
た制御弁210,212をダイヤフラム214,216
に連結し、それぞれのダイヤフラム214,216によ
り形成された負圧室218,220を負圧通路222,
224によって吸気通路202の負圧孔226,228
に連通している。
負圧孔226,22Bはスロットル弁230全閉時には
その上流に位置し、スロットル弁230部分開作動時に
は下流に位置しており、且つ、負圧孔228は負圧孔2
26に対して上方に位置している。
第2図は、上述した構成によって得られる負圧特性を示
すものであり、同図において、二点鎖線AOは、負圧孔
226の負圧特注、破線Boは、負圧孔228の負圧特
性、横線領域Coは、NOxの発生量が少ないにも拘ら
ず、排ガス環流量が多すぎる領域を示す。
上記排ガス還流装置206 ,208によれば、第2図
二点鎖線で示す領域Aoで負圧孔26のみがスロットル
弁230の下流に位置して一方の排ガス還流装置6のみ
が作動して匍御弁210を開作動し、さらに破線で示す
領域Boで負圧孔228もスロットル弁230の下流に
位置して制御弁212も開作動する。
従って負荷に応じて排ガス還流装置206,208の一
方が作動し、又は両方が作動し、排ガス還流量を段階的
に匍脚するが、第2図横線領域Coで示す範囲では、N
Ox発生量が少ないにも拘らず、両方の排ガス環流装置
206,208が作動するため、排ガス環流量が多すぎ
、運転性を悪化させる不具合があった。
又、負圧孔226,228はそれぞれの径、位置等高い
精度が必要とされ、両負圧孔226,228の加工が困
難で高価となる不具合があった。
本発明の目的は、上記欠点の除去にあり、すなわち、各
負荷域ごとに適良なEGR匍脚が得られる排気ガス還流
装置を提供することにある。
以下、図示の実施例に基づいて本発明を説明する。
まず、第7図に示す実施例還流装置は、排気ガス還流通
路4の途中に、一体化された第1、第2の2個の作動弁
10,11が並列状に配設されていて、両作動弁10,
110第1、第2の各負圧室12,13は、共にEGR
負圧開口7aに連通されている。
従って、この還流装置による制御流量は、各作動弁10
,11の制御弁14.15が匍脚する分流量の和となる
上記EGR負圧開口7aは、先に述べたようにスロット
ル弁8が全閉位置ではその上流に位置し、スロットル弁
8が部分開時にはその下流に位置するように設けられて
いる。
しかして、作動弁10(以下、1次側と言う)と作動弁
11(以下、2次側と言う)の各負圧平衡ばね16,1
7の弾力特性値は異なっていて、1次側は低い負圧で作
動する流量特性を有し、かつ、2次側は高い負圧で作動
する特性を有している。
従って、還流装置の特性はこれら両特性を合わせたもの
となり、その結果、市街地走行時の軽負荷域では、1次
側作動弁100作用による正確な還流量が安定して得ら
れ、カリ、加速運転に移行した場合には、より大きな流
量が安定して得られる。
そして、この還流装置では、1次側作動弁10と2次側
作動弁11に加えてオリフイス20と大気開放弁21を
設けている。
すなわち、2次側作動弁11に至る負圧空気の通路22
にオリフィス20を介設し、かつ、その下流側通路23
の先端に開放弁21を取付けている。
上記オリフイス20は、開放弁21が下流側通路23を
大気開放作動したときに、第2負圧室13を大気開放し
て2次側作動弁110匍脚弁15を閉作動せしめ、且つ
、開口7aに充分な負圧が発生していれば第1負圧室1
2には匍脚弁14を開作動する充分な負圧が残存する寸
法に設定されている。
しかして、この開放弁21の負圧室24はマニホールド
3の負圧開口3aに連通していて、この負圧室24には
、第8図に示す特性の吸気マニホールド負圧が付加され
、がっ、その制御弁25は、低負荷域Lにおいて作動す
るように峻定されている。
第1実施例は以上のように構成されているので、この還
流装置における制御特性は、第9図に示すように、軽負
荷域および高負荷域では上述の様に有効に作動し、しか
も、低負荷域では、マニホールド負圧が急上昇するため
に開放弁21が作動して2次側11に付加する負圧空気
をリークさせ、これにより、2次側11に付加される負
圧が低下するので、低負荷域における還流量が減少し、
燃料の過少化が防止され、ドライバビリティが向上する
そのほか、この構成では、2個の作動弁10,11と開
放弁21が一体化されているので構造が極めてコンパク
トになり、また、負圧配管を工夫すればオリフイス20
も一体に組付けることが可能であり、極めて実用性が高
ぃ。
また、オリフィス20は、その遅延性により作動点の移
行を円滑化する作用も果している。
次に、第10図によって第2の実施例の構成について説
明する。
この還流装置では、第1実施例と同様な1次側作動弁1
0と2次側作動弁11を設け、かつ、上述開放弁21と
同作用をなすと共に、2重開口端を開閉作動する制御弁
30を備えた同等の開放弁31を設けている。
しかして、同匍脚弁30によって開閉される一方の負圧
通管32は、エンジン1に付設された配電器33の真空
進角装置34の負圧室35にオリフイス36を介して連
通している。
なお、該負圧室35は、一般の配電器における構成と同
様に、負圧導管37を経てスロットル弁8上流側傍のデ
ィスプースト負圧開口7bに連通されている。
この進角装置34は、通管32が閉塞された状態、すな
わち従来の一般配電器の構成では、エンジンの低負荷時
にはデイスプースト負圧の上昇により点火時期を進め、
反対に高負荷時には点火時期を遅らせ、これにより、高
負荷時におけるノツキングを防止しているが、EGRを
付設したエンジンの場合は、高負荷域において多量の排
気ガスの還流により混合気の燃焼性が低下して出力が不
足状態になり、ドライバビリテイを悪化させる原因にな
っており、また、低負荷域においては、燃料の過少化の
ため点火時期が早過ぎて燃焼を不安定にしていた。
しかし、この還流装置においては、低負荷時に
開放弁31の作動により負圧室35の負圧を低下させる
ので、高負荷時における点火時期を早目に設定すること
が可能となり、これにより、上述したEGRの付設に伴
なうドライバビリティの悪化が補償され、すなわち、ド
ライバビリテイを良好に維持した状態で排気ガスを還流
させることが可能となる。
そのほか、上述の実施例を通し、第11図に示すように
、EGR負圧の付加通路に、オリフィス46、およびエ
ンジン冷却水47中に浸設されたサーモバルブ48を付
設し、これにより、エンジンの冷間時においてEGRを
リークさせ、還流装置を不稼動状態に保つようにすれぱ
、冷間運転中における無用な還流が防止される。
以上のように、本発明の排気ガス還流装置によれば、還
流量を制御する負圧作動弁を2個甚設し、両作動弁の特
性を別個に設定して各負荷状態に対応させて適良な排気
ガスの還流が得られるようにしたので、ドライバビリテ
イおよび燃費を悪化させることな<NOxの発生レベル
に適応した排気ガスの混入が可能となり、NOxの発生
を有効に抑止することができ、公害対策上有用である。
また、開口7aは、各負圧室12,13への供給負圧を
正確にする必要上、極めて高い精度が要求され、製造コ
ストが高いものとなるが、本実施例によれば、第1の作
動弁10と第2の作動弁11とが開口7aに共に連通さ
れ、共通開口として用いられて負圧が供給されるので、
製造コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来技術の一例を示す概略図および特
性曲線図、第3図は、EGRの基本的構造を示す模式図
、第4図は、NOXの発生特性のグラフの図、第5図は
、EGR負圧詩性のグラフの図、第6図は、単一作動弁
による制御特性のグラフの図、第7図は、本発明の実施
例を示す排気ガス還流装置の概要図、第8図は、マニホ
ールド負圧特性のグラフの図、第9図は、上記実施例の
特性グラフの図、第10図は、第2実施例を示す還流装
置の概要図、第11図は、サーモバルブの配設態様を示
す模式図である。 1……エンジン、2……排気管、3……吸気管としての
マニホールド、4……還流通路、10,11……負圧作
動弁、16,17……負圧平衡ばね、20,36…冑オ
リフイス、21,31,42,45……開放弁、22,
23……負圧空気の通路、34……真空進角装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 排気通路と吸気通路を連通ずる排気ガスの還流通路
    、同還流通路に並列に配置された第1の制御弁14及び
    第2の制御弁15、上記吸気通路のスロットル弁全閉時
    にはその上流に位置し上記スロットル弁部分開時にはそ
    の下流に位置する開口7a、同開口7aの負圧が直接作
    用する第1負圧室12を有し第1の制御弁14を開閉作
    動する第1の作動弁10、上記開口7aの負圧がオリフ
    ィス20を介し作用する第2負圧室13を有し第20匍
    脚弁15を開閉作動する第2の作動弁11、及び上記第
    2負圧室13をマニホルド負圧によって大気開放する制
    御弁25を有した大気開放弁21を備え、第1の作動弁
    10は低負圧で開作動し、第2の作動弁11は高負圧で
    開作動する特性を有し、オリフイス20は大気開放弁2
    1が開作動して第2負圧室13が大気開放されたときに
    第1負圧室12に第1の制御弁14を開作動する充分な
    負圧が残存する寸法に設定されていることを特徴とする
    排気ガス還流装置。
JP51069587A 1976-06-14 1976-06-14 排気ガス還流装置 Expired JPS5812466B2 (ja)

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