JPS624664Y2 - - Google Patents

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JPS624664Y2
JPS624664Y2 JP5029984U JP5029984U JPS624664Y2 JP S624664 Y2 JPS624664 Y2 JP S624664Y2 JP 5029984 U JP5029984 U JP 5029984U JP 5029984 U JP5029984 U JP 5029984U JP S624664 Y2 JPS624664 Y2 JP S624664Y2
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passage
exhaust gas
negative pressure
gas recirculation
intake
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【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の吸気系に排ガスの一部およ
び空気を運転状態に応じて付加する吸気制御装置
に関する。
一般に内燃機関の排ガス還流装置は排ガス中の
有害なNOxを低減する目的で設けられ、排ガス
の一部を還流させて内燃機関の吸入系からシリン
ダ内に導びき燃焼温度を下げることによりNOx
の発生を減少させるものである。
しかるに、排ガスを還流させると一般にシリン
ダ内での燃料の燃焼効率が悪く、多量に排ガスが
還流されると出力および燃費が極端に悪化するば
かりか、ドライバビリテイをそこない、またエン
スト等の不具合発生に至る。
そこで、従来より排ガス還流量は、NOxの発
生量、出力および燃費を考慮して種々の運転状態
に応じた複雑な制御が行なわれている。
ところで、NOxの発生量を燃焼過程で低減す
る手段としては、上記排ガス還流方式の他に希薄
燃焼方式が知られており、この希薄燃焼方式は空
燃比が理論空燃比より相当大きな値、例えば16〜
23程度の混合気を燃焼室において良好に燃焼させ
るもので、この希薄混合気は一般に着火性が悪
く、しかも燃焼性が悪いために対策として種々の
方式が採用されている。
例えば、副室式燃焼方式、層状燃焼方式あるい
は渦流発生方式等が掲げられるが、これらの方式
においては点火プラグ付近に濃混合気を導びいた
り同付近を強力に掃気することにより着火性を向
上せしめるとともに、強力な渦流発生等によつて
火焔伝播速度を高めて燃焼性を改善している。
上記NOxの発生を低減する2つの方式にはそ
れぞれ一長一短があり、排ガス還流方式において
はNOxの低減率が高いが、上述したごとく出力
および燃費面で劣り、一方希薄燃焼方式において
は気化器等での空燃比制御が難かしく、しかも
NOxの低減率が低いが、燃費が向上し、また排
ガス還流方式に比してドライバビリテイは良好で
あるという長所がある。
本考案の主目的は吸気系に排ガスの一部および
空気または希薄混合気を運転状態に応じて付加す
ることによりNOxの発生量が低減される吸気制
御装置を提供することにある。
本考案の他の目的は、出力の低下、燃費および
ドライバビリテイの悪化を最小限に抑えた上で
NOxの発生量を最大限に低減する特に自動車エ
ンジン用の吸気制御装置を提供することにある。
本考案のさらに他の目的は、吸入混合気を希釈
するために投入される空気または希薄混合気の供
給量制御を排ガス還流装置の特定の制御弁に兼用
させ、構造簡単にしてコンパクトで、しかも安価
な吸気制御装置を提供することにある。
本考案の他の目的は、排ガス還流と希釈用空気
または希薄混合投入との切換えが両者のオーバー
ラツプあるいは両者の作動停止期間等の時間的な
ずれを生ずることなくスムーズに行なわれて、上
記切換時のドライバビリテイが良好であるととも
にNOxの排出量が低減される特に自動車エンジ
ン用の吸気制御装置を提供することにある。
本考案の他の目的は、市街地走行で多用される
運転領域、例えば低速あるいは低負荷運転時に排
ガス還流を行ない、NOxの発生量を極度に低下
させるとともに、高速あるいは高速負荷運転時に
は排ガス還流を低下すると同時に吸気系に空気ま
たは希薄混合気を流入させて混合気を希釈し、ド
ライバビリテイおよび燃費を向上するとともにノ
ツキングの発生を抑制する特に自動車エンジン用
の吸気制御装置を提供することにある。
上記諸目的は、排気通路と吸気通路とを連通し
排ガスの一部を吸気通路に還流する排ガス還流通
路、同排ガス還流通路に直列に介装された少なく
とも2個の排ガス還流量制御弁、同複数の制御弁
のうち特定の2個の制御弁間の排ガス還流通路に
設けられて大気または希薄混合気を吸入する希釈
用吸入通路、同希釈用吸入通路に介装された吸気
制御弁、上記排ガス還流通路の上記希釈用吸入通
路が開口する位置より上流側に介装されている特
定の排ガス還流量制御弁と吸気制御弁とをエンジ
ンの運転状態に応じて開閉作動し、上記両弁の一
方が開の時他方を閉とする制御装置を設けたこと
を特徴とする吸気制御装置により達成される。
次に本考案を第1図〜第9図に示す実施例によ
り詳細に説明する。
なお、各実施例において同一または均等な部材
および部分には同一符号を付した。
第1図〜第3図に示す本考案の第1実施例にお
いて、気化器1の吸気通路2の途中には図示して
いないアクセルペダルに連動して開閉されるスロ
ツトル弁3がスロツトル軸4を中心に回動可能に
枢着され、同スロツトル弁3の上流側自由端部5
付近に対向し同スロツトル弁3全閉位置よりやや
上流側の吸気管壁にはポート6が穿設されてい
る。同ポート6はスロツトル弁3が所定の低開
度、例えば15゜〜20゜程度以上となるとスロツト
ル弁3の自由端部5より下流側となる。
上記気化器1に接続されて図示していない多気
筒エンジンの各気筒に混合気を分配供給する吸気
マニホルド7には図示していない排気通路に連通
された排ガス還流通路8が連通開口され、同通路
8の途中には同通路を開閉する2個の排ガス還流
量制御弁9,10が直列に介装されている。
次に、排ガス還流通路8の上流側に位置する制
御弁9について説明すると、上記通路8に設けら
れたバルブシート11に先端が当接して閉じる弁
体9′はその後端部がダイヤフラム12の中央部
に固着され、同ダイアフラム12は筐体13内を
2室に分割し、一方の室14は孔14′を介して
大気開放され、他方の室15は負圧通路16を介
して上記ポート6に連通され、また、上記室15
にはスプリング17が内蔵されてダイアフラム1
2を制御弁9が閉じる方向に付勢している。
制御弁9より下流側に位置する制御弁10につ
いて説明すると、排ガス還流通路8に設けられた
バルブシート18に先端が当接して閉じる弁体1
0′の後端部にはリンク19の一端が連結され、
同リンク19の他端は上記スロツトル軸4に固着
されたレバー20の自由端部に連結され、また、
弁体10′には閉方向にスプリング21が付勢し
ている。上記排ガス還流通路8の制御弁9,10
間にはエアフイルタ22を介して大気を吸入する
希釈用吸入通路23が開口され、同通路23には
吸気制御弁24が介装されている。
上記吸気制御弁24について説明すると、希釈
用吸入通路23に設けられたバルブシート25に
先端が当接して閉じる弁体24′の後端部はダイ
ヤフラム26の中央部に固着され、同ダイヤフラ
ム26は筐体27内を2室に分割し、一方の室2
8は孔29を介して大気に開放され、他方の室3
0は負圧通路31を介して負圧通路16に連通さ
れ、また、上記室30に内蔵されたスプリング3
2はダイヤフラム26を制御弁24が閉じる方向
に付勢している。
なお、負圧通路16および31にはそれぞれオ
リフイス33,34が介装され、負圧通路16の
オリフイス33と室15との間には通路35が連
結され、負圧通路31のオリフイス34と室30
との間には通路36が連結されている。上記両通
路35,36は制御装置37に接続され、同制御
装置37は第2図に示すごとく、ソレノイド弁3
8により両通路35,36を選択的に開閉し、一
方の通路が閉じられると他方の通路が開かれてエ
アフイルタ40が介装された孔39より大気に開
放される。
本実施例においては機関回転数センサ41によ
りエンジン回転数が設定回転数例えば3000rpm以
下でスプリング38′により通路35を閉じて通
路36を開き、設定回転数以上でソレノイド4
0′が付勢され通路35を開いて通路36を閉じ
るように構成されている。
次に、第3図により上記第1実施例装置の作動
を説明する。
なお、第3図は縦軸にエンジン出力(PS)、横
軸にエンジン回転数(rpm)をとつたエンジン出
力線図であつて、実線Jはスロツトル弁3が全開
時の全開出力線、実線Kはアイドル開度(3度〜
6度)における出力線、実線Lはポート6に発生
する負圧(以下EGRブーストと称する)が100mm
Hgの等負圧線、実線Mはエンジン回転数が
3000rpmにおける等回転数線である。
エンジンが駆動されてスロツトル弁3が前記開
度以上に開くとポート6にEGRブーストが発生
し、同負圧は負圧通路16を通つて室15に導び
かれるとともに負圧通路16,31を通つて室3
0に導びかれる。
ところで、エンジン回転数が3000rpm以下の場
合には機関回転数センサ41は出力を発生せずソ
レノイド弁38はスプリング38′に付勢されて
通路35が閉じられ、通路36が大気開放される
ため、通路36、負圧通路31を介して室30に
大気が供給されている。この場合、負圧通路31
への大気供給はオリフイス34の介装により室1
5に発生している負圧には特に影響を及ぼさず、
室15にはポート6付近に発生しているEGRブ
ーストに略等しい負圧が生じている。
従つて、この状態でエンジン出力および回転数
が変化し、EGRブーストが設定値、例えば100mm
Hg以上になるとスプリング17の付勢力により
閉じていた制御弁9は、上記EGRブーストによ
りダイヤフラム12が吸引され、弁体9′がスプ
リング17の付勢力に抗して開方向に変位し、
EGRブーストの大きさに応じた開度を得る。
第3図において、実線Lは制御弁9の開き始め
におけるEGRブーストが100mmHgの等負圧線であ
つて、同実線Lより右側でしかもエンジン回転数
が3000rpm以下の領域Aにおいて制御弁9は開
き、その開度はEGRブーストの大きさに応じて
与えられる。
一方、エンジン回転数が3000rpm以上の場合に
は機関回転数センサ41の指令によりソレノイド
弁38が作動して通路35が開いて大気に開放さ
れるのに対して通路36は閉じられ大気の供給は
遮断されるため、通路35、負圧通路16を介し
て室15に大気が供給される。
この場合、負圧通路16への大気供給はオリフ
イス33の介装により室30に発生している負圧
には特に影響を及ぼさず、室30にはポート6付
近に発生しているEGRブーストに略等しい負圧
が生じている。
制御弁24も上記制御弁9と同様にダイヤフラ
ム26への作動負圧が100mmHg以上になるとスプ
リング32の付勢力に対して開かれるように設定
されているとすると、第3図において実線Lより
右側でしかもエンジン回転数が3000rpm以上の領
域Bにおいて制御弁24は開き、希釈用吸入通路
23より排ガス還流通路8に空気が供給される。
一方、制御弁10はスロツトル弁3の開度にリン
ク19を介して連動されて開き、その開度はスロ
ツトル弁3の開度に略比例的である。
従つて、排ガス圧と吸気マニホルド負圧との差
圧によつて排ガスは排ガス還流通路8を通つて吸
気マニホルド7に還流されるため、もし同通路8
の流路抵抗が等しい場合にはスロツトル弁3の開
度が小さく吸気マニホルド負圧が高い運転状態ほ
ど排ガス還流量は増大することとなるが、この低
負荷域において排ガス還流量が過多となり、中、
高負荷域において排ガス還流量が過少となる不具
合は、制御弁10のエンジン出力に反比例的に絞
り量を減ずる開度特性によつて解消される。
本実施例においては、市街地走行で多用される
運転領域のうち特に燃焼性が良好でNOxの発生
量が多くなりがちな領域Aにおいて制御弁9およ
び10が開かれるとともに吸気制御弁24が閉じ
られ、排ガスの一部が排ガス還流通路8を介して
吸気マニホルド7内に吸入されて気化器1で生成
された吸入混合気に混入される。
そして、その排ガス還流量は上記両制御弁9お
よび10の開度に応じて制御され、排ガス還流を
行なわないエンジン駆動状態で発生するNOxの
発生量に応じ、NOx発生を抑制する適量の排ガ
ス還流量制御が行なわれる。
また、郊外で多用される運転領域のうち特に
NOxの発生量が多くなりがちな領域Bにおいて
制御弁9が閉じられるとともに制御弁10および
吸気制御弁24が開かれ、エアフイルタ22によ
り浄化された大気が希釈用吸入通路23および排
ガス還流通路8を介して吸気マニホルド7内に吸
入されて気化器1で生成された吸入混合気を希釈
する。そして、上記大気の吸入量は制御弁10お
よび吸気制御弁24の両開度に関連して制御さ
れ、もし大気の吸入が行なわれないとすれば大量
のNOxが発生するであろうところの運転領域に
おいて、多量の大気が吸入されて混合気を希薄化
し、NOxの発生を効果的に抑制する。
また、上記実施例においては、運転状態が領域
Aより領域Bに移動する時あるいは領域Bより領
域Aに移動する時切れ目なくスムーズに排ガス還
流から大気吸入に、または大気吸入から排ガス還
流に切換えられ、上記切換え途中において一時的
に出力が大きく変動することがなく、ドライバビ
リテイは良好である。
以上より明らかなごとく、本実施例によれば、
出力全開およびアイドル付近において排ガス還流
さらには希釈用吸入通路23からの空気投入が行
なわれず、出力の低下、燃費の悪化さらにはエン
ジン振動発生等の不具合発生が防止され、低速中
負荷域では制御弁9,10により還流量が制御さ
れる排ガス還流によりNOxが効果的に低減さ
れ、高速域では制御弁10と吸気制御弁24によ
り制御されて好適な上記空気投入が行なわれて混
合気が希釈され、NOxの発生量が低減されると
ともに燃費が向上し、しかも過早着火によるノツ
キングの発生が抑制されるという効果を奏する。
次に、上記第1実施例における制御装置37の
変形例を第4図および第5図により説明する。
第4図に示す制御装置37は2個のダイヤフラ
ム装置42,43を具備し、ダイヤフラム装置4
2のダイヤフラム44に連動される開閉弁45は
上記第1実施例における通路35の大気開放制御
を行ない、ダイヤフラム装置43のダイヤフラム
46に連動される開閉弁47は上記第1実施例に
おける通路36の大気開放制御を行なう。上記ダ
イヤフラム44に作用する負圧室48にはスリフ
イス49が介装された負圧通路50により上記第
1実施例に示された吸気通路2内の所定個所に発
生する吸気負圧が導びかれ、上記負圧室48に介
装されたスプリング51の付勢力に抗してダイヤ
フラム44を開閉弁45が開く方向に吸引し、一
方、ダイヤフラム46に作用する負圧室52は負
圧通路53を介して通路35に連通され、上記第
1実施例における負圧室15に発生する負圧と同
一の負圧が上記負圧室52に発生し、負圧室52
に介装されたスプリング54の付勢力に抗してダ
イヤフラム46を開閉弁47が開く方向に吸引す
る。
上記変形例において、負圧通路50が上記第1
実施例におけるポート6よりやや上流側の吸気管
壁に穿設された第1図に仮想線で示したポート
6′に接続されている場合には第5図の出力線図
に示すごとき制御が行なわれる。
なお、第5図および後述する第9図の出力線図
において上記第3図と同一または均等部分には同
一符号を付した。
第5図において実線Mは負圧室48に設定負圧
が作用して開閉弁45が開く時の等負圧線であ
り、負圧室48に発生するポート6′の負圧が設
定圧化下の場合にはスプリング51の付勢力によ
り開閉弁45は閉じ、ポート6に発生する負圧が
負圧通路16を介して負圧室15に導通されると
ともに通路35,53を介して負圧室52にも導
通され、この負圧によつて開閉弁47は開かれ、
通路36は大気開放される。
一方、負圧室48に発生する負圧が設定圧以上
の場合には開閉弁45が開き、通路35が大気開
放されて負圧室52は大気圧となり、スプリング
46の付勢力により開閉弁7は閉じる。
従つて、第5図において、実線Lの右側および
実線Mの左側の領域Cで排ガス還流が行なわれ、
実線Mの右側の領域Dで希釈用空気の投入が行な
われ、他の運転領域では排ガス還流および空気投
入の両方が停止される。
第6図は上記第1実施例における制御装置37
の他の変形例を示し、この制御装置は上記第4図
に示す制御装置37と同等の制御をコンパクトな
構成で達成するもので、ダイヤフラム56が内蔵
されて内部を2室57,58に区画された筐体5
9には通路35,36および負圧通路50が接続
され、負圧通路36は開閉弁60を介して大気開
放された室58に連通する室61に連通され、ダ
イヤフラム56の中央部には室57とベローズ6
2により隔絶された室63と室58とを連通する
パイプ64がダイヤフラム56の変位方向と軸線
を一致して取付けられ、同パイプ64の室58側
の開口端は第6図においてパイプ64が上方に変
位すると上記開閉弁60に当接し、さらに上方変
位すると同開閉弁60を下方に付勢するとスプリ
ング65の付勢力に抗して同開閉弁60を開き、
室58と61とを連通する。
なお、パイプ64が開閉弁60に当接すると室
58と63との連通は遮断される。
また、通路35は室63に連通され、負圧通路
50は室57に連通され、同室57にはダイヤフ
ラム56を上方に押圧するスプリング66が内蔵
され、前記ポート6′に接続された負圧通路50
の途中にはオリフイス49に代えて、オリフイス
67と逆止弁68とが並列配置された流量制限装
置69が介装されている。
上記制御装置55は上記第5図に示された制御
装置41による制御特性と略同一の制御特性が得
られる。
第7図に示す本考案の第2実施例は、上記第1
実施例においてリンク19を介してスロツトル弁
3の開動に機械的に連動される制御弁10に代え
てポート6よりやや上流側の吸気管壁に穿設され
たポート6′に発生する負圧の大きさに応じてニ
ユーマチツクに制御されて排ガス還流通路8の開
閉を行なう制御弁71を設けるとともに同制御弁
71の開動により開かれる通路に対して並列にバ
イパス通路72を設けた構成で、上記制御弁71
は弁体73がダイヤフラム74中央部に連結さ
れ、ダイヤフラム74を作動する負圧室75は負
圧通路76を介してポート6′に連通され、負圧
室75には弁体73が閉じる方向にダイヤフラム
74を付勢するスプリング77が内蔵された構成
を有している。
上記第2実施例における制御弁71は上記第1
実施例における制御弁10と同様スロツトル開度
が小の低負荷時における還流排ガスまたは希釈用
吸入通路23からの投入空気の過多を防止し、ス
ロツトル開度が大の高負荷時に多量の排ガス還流
または空気投入を行なうもので、低負荷時にはポ
ート6′に発生する負圧が小さく、従つて負圧室
75における発生負圧も小さく弁体73はスリン
グ71の付勢力により閉じており、この状態では
バイパス通路72を介してのみ排ガス還流または
空気投入が行なわれ、その流通量は少なく、一方
高負荷時にはポート6′に発生する負圧が大き
く、負圧室75に発生した高負圧によつてダイヤ
フラム74がスプリング77の付勢力に抗して吸
引されて弁体73が開き、この状態では還流排ガ
スまたは投入空気は弁71およびバイパス通路7
2を介して流通されるため、流通量が増大され
る。
なお、排ガス還流量制御弁9の作動態様は前記
第1実施例と全く同様である。
第8図および第9図に示す本考案の第3実施例
は、上記第1実施例において、排ガス還流通路8
に介装された制御弁9に対して並列に制御弁78
を付設した構成で、同制御弁78は弁体78′が
ダイヤフラム79の中央部に連結され、同ダイヤ
フラム79を作動する負圧室80は負圧通路76
を介してポート6よりやや上流側の吸気管壁に穿
設されたポート6′に連通され、負圧室80には
弁体78′を閉じる方向に付勢するスプリング8
1が内蔵された構成を有している。
また、負圧通路76にはオリフイス82が介装
され、同オリフイス82と負圧室80との間の負
圧通路は分岐通路83を介して制御装置37に接
続され、同分岐路83は第1実施例における通路
35と同様に大気開放の連通、遮断が行なわれ
る。上記第3実施例の作用を第9図により説明す
る。なお、第9図において実線Nは負圧室80に
設定負圧が作用して制御弁78が開く時の等負圧
線であり、同実線Nより右側の領域ではポート
6′に発生する負圧が高負圧となつて、同高負圧
が負圧通路76を介して負圧室80に導びかれ、
スプリング81の付勢力に抗してダイヤフラム7
9が吸引されて弁体78′が開動され、上記実線
Nより左側の領域ではポート6′に発生する負圧
が低負圧となつて、弁体78′はスプリングの付
勢力により閉じている。
従つて、第9図において、実線Lより左側の運
転領域では制御弁9,24および78が閉じられ
て、排ガス還流および空気投入は何れも停止さ
れ、実線Lより右側で実線Nより左側、しかも実
線Mより左側の領域Fでは制御弁9および10が
開かれて上記両弁の開度に応じ制御された排ガス
還流が行なわれ、実線Nより右側で実線Mより左
側の領域Gでは制御弁9,10および78が開か
れて、これら3つの弁の開度に応じ制御された排
ガス還流が行なわれ、実線NおよびMより右側の
領域Hでは制御弁10および24が開かれて他の
弁9,78は閉じ、上記制御弁10および24の
開度に応じ制御された空気投入が行なわれる。
ところで、上記各実施例においては、希釈用吸
入通路23がエアフイルタ22を介して大気に連
通され、同通路23より排ガス還流通路8内には
空気が投入されるが、上記通路23をスロツトル
弁3と気化器1のベンチユリとの間の吸気通路2
内に接続すれば、希薄混合気が投入され、上述と
略同様の作用および効果を奏することが明らかで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図、第
2図は同第1実施例に供される制御装置を示す概
略図、第3図は上記第1実施例の作動を説明する
エンジン出力線図、第4図は上記第1実施例にお
ける制御装置の変形例を示す断面図、第5図は同
変形例の作動を説明するエンジン出力線図、第6
図は上記第1実施例における制御装置の変形例を
示す断面図、第7図は本考案の第2実施例を示す
概略図、第8図は本考案の第3実施例を示す概略
図、第9図は上記第3実施例の作動を説明するエ
ンジン出力線図である。 1:気化器、2:吸気通路、3:スロツトル
弁、4:スロツトル軸、6,6′:ポート、7:
吸気マニホルド、8:排ガス還流通路、9,1
0:排ガス還流量制御弁、16:負圧通路、1
9:リンク、20:レバー、22:エアフイル
タ、23:希釈用吸入通路、24:吸気制御弁、
31:負圧通路、33,34:オリフイス、3
5,36:通路、37,41,55:制御装置、
71:制御弁、72:バイパス通路、76:負圧
通路、78:制御弁、82:オリフイス、83:
分岐通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気通路と吸気通路とを連通し排ガスの一部を
    吸気通路に還流する排ガス還流通路、同排ガス還
    流通路に直列に介装された少なくとも2個の排ガ
    ス還流量制御弁、同複数の制御弁のうち特定の2
    個の制御弁間の排ガス還流通路に設けられて大気
    または希薄混合気を吸入する希釈用吸入通路、同
    希釈用吸入通路に介装された吸気制御弁、上記排
    ガス還流通路の上記希釈用吸入通路が開口する位
    置より上流側に介装されている特定の排ガス還流
    量制御弁と吸気制御弁とをエンジンの運転状態に
    応じて開閉作動し、上記両弁の一方が開の時他方
    を閉とする制御装置を設けたことを特徴とする吸
    気制御装置。
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