JPS58123975A - プレハブ建築物の耐震壁構築工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、プレハブ１ｉｓｉ物の耐１１壁構築工法に
関し、とくに、中高層プレハブ建築物の建築工法におい
て、構造物躯体の上下方向に連続して建込むプレキャス
ト壁板に、組立鉄骨梁の弦材とラチスノ々−およびガセ
ットプレードを内蔵させ、上下階のプレキャスト壁板を
接合して組立鉄骨梁を形成し、その対接部を現場打ちコ
ンクＩＪ　−トの床版により埋設して一体の鉄骨コンク
リート梁とすることにより、耐震性にすぐれた構造物を
能率的に構築するようにしたものである。

従来、プレハブ建築物の壁体は、床版を造成した後にプ
レキャスト壁板を建込む工法であるため、壁と床との接
合工事に多大の工費と工期とを要し、また、プレキャス
ト壁板と床版との間に充填し次ジョイントコ／クリート
、モルタルグラウトが硬化後に収縮するため、完全に一
体化しないという問題があり、このような問題に対処す
る工法として、上端部にスタツドデルトあるいは鉄筋等
のシャーコネクターを鉄骨から突出させ、下端部に凹部
を設接部に床型枠を設置し、未配筋後この床型枠に現場
打ちコンクリートを打設し、打設した現場打ちコンクリ
ートによって上階の壁プレキャスト版の下端部と下層の
壁プレキャスト版の上端部とを同−Ｋｌｌ験して一体化
するようにした工法が知られている（特会昭５２−７６
４７号公報参照）。

しかしながら、上記の工法では、上下階に連続して建込
まれる壁プレキャスト版は、相互に現場打ちコンクリー
ト床版のみによって一体化されてｉるに過ぎず、壁プレ
キャスト版の上端部に一体に麿設されて−る鉄骨来社、
相互に連結されること竜く各階ごとに単独に梁としての
機能金賞むようになっているから、全体としての剛性、
靭性がｆ分とはいえず、地震発生によって大きな水平力
が作用した場合に曲げ変形が生じ、耐震壁としては必ず
しも満足すべき安全性、信頼性が得られないという開−
があった。

この発明性、上記の間ａｔ解決するためになされえもの
であ〕、この発明の目的は、組立鉄骨梁の樽成郁材を内
置するプレキャスト壁板を用いて上下階に連続する組立
鉄骨梁を形成する耐震壁構築工法を提供することにあ少
、また、この発明の目的は、上下階のプレキャスト壁板
の対接部に現場打ちコンクリートを打設して鉄骨コンク
リート梁を形成する耐震壁構築工法を提供することにあ
シ、さらに、この発明の目的は、耐震性にすぐれたツレ
ハブ建築物を能率的に構築する工法を提供することにあ
る。

すなわち、この発明は、図示する実施例のように、上端
面の長さ方向に沿って同一平面上に、鉄骨梁の弦材１２
がその上面ヲ篇出して内蔵され、下端面には、ガセット
プレート１６がその下端縁を突出して内蔵され、前記弦
材１２とガセットプレート１６との間にラチスパー１８
を散付けて一体に成形してなるズレキャス）＆版１０．
１０ａを上下方向に連続して建込み、上階のプレキャス
ト壁板１０のガセットプレート１６の下端縁をこ・：１
・。

れに対接する下階のズレキャス）ｍ版１０ａの弦材１２
ａの上面に接合して組立鉄骨梁を構成し。

上下階のプレキャスト壁板Ｔｏ、１０ａの対接部に床型
枠３６を設置した後、上階のプレキャスト壁板１０の下
端部と下階のプレキャス）ｍ版１０ａの上端部とを現場
打ちコンクリートによシ埋設して一体とすることを特徴
とするプレハブ建築物の耐震壁構築工法に係る。

以下、この発明の実施例について、図面を参照して説明
する。

第１図ないし第３図において、プレキャスト壁板１０は
、その上端部の長さ方向に沿ってＴ形鋼からなる弦材１
２を内厳し、該弦材１２の上面はプレキャス）１１版１
０の上端面と同一平面上に無用させる。この弦材１２の
上面には、一部分を除いてスタッドポル）１４ｔ−溶接
等によシ複数本固着して突出させる。プレキャスト壁板
１０の下端面位凹部２０を形成し、下端面よりも下方に
ガセットプレート１６の下端縁を突出させて内蔵させる
。上記弦材１２とガセットプレート１６との間には、ラ
チスパー１８を溶接によフ取付けて、これらの各部材を
一体として成形する。プレキャスト壁板１０の左右両側
の１面にも、下端面と同様に凹部２２が形成しである。

符号２４はアンカー筋、２６は補強筋、２８は縦筋を、
６０け横筋金それぞれ示す。

上記構成のプレキャスト壁板１０を、その弦材１２の両
端部を鉄骨柱３２の各層毎に設けである取付部６４に緊
結して上下方向に連続して建込んで、上階のゾレキャス
ト壁板１０のガセットプレート１６１２下階のプレキャ
スト壁板１０ａの弦材１２ａの上面に載せ、該ガセット
プレート１６の下端縁を弦材１２ａの上面に溶接して接
合する。

建込まれた上階のプレキャスト壁板１０の下端面は、こ
れに対接する下階のプレキャストａ版１０ａの弦材１２
ａの上端面に突設したスタッドボルト１４ａの頭部と接
触しないようにその高さを設定して、適宜の間隔のすき
間を保つようにしである。

次いで、上下階のプレキャストに版１１，１０ａの対接
部に、床型枠を兼ねるプレキャスト床版６６ケ設置し、
第４図に示すように、プレキャスト壁板１０の凹部２０
に鉄筋６８を挿通して配筋して、隣接する床と連続させ
、プレキャスト床版６６内に現場打ちコンクリートを打
設して床版４０を造成する。この現場打ちコンクリート
は、プレキャスト壁板１０の下端部が凹部２０の底面よ
シも上方の位置まで埋没するように打設して、コンクリ
ートが対接部相互間のすき間および凹部２０内にも行き
わたるようにする。

かくして、ゾレキャスト壁板１０と床版４０とが接続す
ると同時に、上階のプレキャスト壁板１０の下端部と下
階のプレキャスト壁板１０ａの上端面とが結合して一体
化される。

また、プレキャスト壁板１０と左右両側の鉄骨柱６２と
の間にも型枠（図示せず）を設置して、第２図に示すよ
うに鉄筋４２を配筋して、この型枠内に現場打ちコンフ
リートラ打設して鉄骨鉄筋コンクリート柱４４を造成す
る。この現場打ちコンクリートは、第５図に示すように
、プレキャスト壁板１０の左右両側の凹部２２の底面よ
シも内′：： 賀の位置まで埋没するように打設して、プレキャスト壁
板１０の両備部を鉄骨鉄筋コンクリート柱４４に埋め込
んで一体にする。

上記の手順を繰返して下階から上階にプレキャスト壁板
を連続して建込むことにより、この発明の耐震壁が完成
する。

上記のように、この発明の耐震壁は、上階のプレキャス
ト壁板の弦材とこれに対接する下階のズレキャス）８２
版の弦材とが、上階のプレキャストｍ＆に取付けたラチ
スパーのガセットプレートラ介して一体に接合されて、
上下階のプレキャスト壁板の弦材をそれぞれ上弦１材、
下弦材とする組立鉄骨梁を構成し、さらに上階のプレキ
ャストｍ版の下端部と下階のプレキャスト壁板の上端部
とが現場打ちコンクリートによって埋設されて鉄骨コン
クリート梁を構成することになシ、これによって、上下
方向に連続するゾレキャス）ｋ版が、きわめて強固に結
合することになる。

上記実施例では、ズレキャスＩｆ版の弦材の上面にスタ
ッドボルトを不設して、下端面には凹部を形成し、対接
するプレキャストｍ版の丁き間に床配筋を施して現場打
ちコンフリートラ打設することとしているが、必ずしも
このようにする必要はなく、これらの構成部材の一部も
しくは全部を省略して現場打ちコンフリートラ打設する
こともできる。また、プレキャスト壁板の左右両側の凹
部についてもこれを省略することができる。

以上説明したところから明らかなように、この発明岐、
プレキャスト壁板に組立鉄骨梁め構成部材となる弦材、
ガセットプレートおよびラチスパー１内鼠させ、このプ
レキャスト壁板を上下方向に連続して建込み、上階のプ
レキャスト壁板とこれに対接する下階のプレキャスト壁
板とをガセットプレートによ多接合して高い剛性をもつ
組立鉄骨梁を構成し、さらに、上下階のプレキャスト壁
板の対接部を現場打ちコンクリートによシ一体に埋設し
て鉄骨コンクリート梁を構成するようにしている。した
がって、この発明によれば、上下方向に強固に一体化さ
れた靭性の高い壁体を構築することが可能とな９％曲げ
変形に対する追随性能が一段と向上するから、地震発生
によって大きな水平力が作用した場合においても、耐震
壁としての機能を十分に発揮することができる。

また、この発明によれば、床版のコンクリート打設と同
時にその階のプレキャスト壁板がコンクリートの中に埋
め込まれるから、壁体と床版との接続が同時作業によっ
て完成し、工程の節減と工期の短縮とが可能となシ、耐
震性にすぐれたゾレハゾ建築物を能率的に短期間で構築
することができる効果が併せて得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の工法によるプレキャスト振板と床
版および鉄骨柱との接合状態の実施例を示す一部正面図
、第２図は、その平面図、第３図は、その縦断面図、第
４図は、よ下階のプレキャスト壁板の対接部を示す拡大
正面図、第５図は、プレキャスト壁板と鉄骨柱との接合
部分を示す拡大正面図である。 図中、１０，１０ａはプレキャスト壁板、１２゜１２ａ
は弦材、１６はガセットプレート、１８はラチスパー、
６６は床型枠である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上端面の長さ方向に沿って同一平面上に、鉄骨梁の弦材
   がその上面ｔＸ出して内蔵され、下端面にはガセットプ
   レートがその下端縁を突出して内蔵され、前記弦材とガ
   セットプレートとの間にラチスパーを取付けて一体に成
   形してなるプレキャスト壁板を上下方向に連続して建込
   み、上階のプレキャスト壁板のガセットプレートの下端
   縁をこれに対接する下階のプレキャスト壁板の弦材の上
   面に接合して組立鉄骨梁を構成し、上下階のプレキャス
   ト壁板の対接部に床型枠を設置した後、上階のプレキャ
   スト壁板の下端部と下階のプレキャスト壁板の上吻部と
   を現場打ちコンクリートによル履設して一体とすること
   を特徴とするプレハブ建築物の耐震壁構築工法。