JPS5812370B2 - パ−ルヨウコウタクセンイ - Google Patents

パ−ルヨウコウタクセンイ

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Publication number
JPS5812370B2
JPS5812370B2 JP2086375A JP2086375A JPS5812370B2 JP S5812370 B2 JPS5812370 B2 JP S5812370B2 JP 2086375 A JP2086375 A JP 2086375A JP 2086375 A JP2086375 A JP 2086375A JP S5812370 B2 JPS5812370 B2 JP S5812370B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pearl
fiber
luster
pigment
fibers
Prior art date
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Expired
Application number
JP2086375A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5196529A (ja
Inventor
妻木達一
東郷育郎
福岡伸典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2086375A priority Critical patent/JPS5812370B2/ja
Publication of JPS5196529A publication Critical patent/JPS5196529A/ja
Publication of JPS5812370B2 publication Critical patent/JPS5812370B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエキゾチックな色調を有するパール様光沢繊維
に関するものである。
従来より、置物、模造真珠、ボタン、化粧ビン化粧板等
、各種分野にわたってパール様光沢性顔料が使用されて
いる。
パール様光沢性顔料を含む製品は、美的効果に優れてお
り、特にエキゾチックなふん囲気をかもし出すことがで
きる。
しかしパル光沢性顔料を含む製品のほとんどは、高分子
物質もしくは無機物質より成る成形品であり、繊維状の
ものはなかった。
本発明は、繊維中にパール様光沢性顔料を入れ従来の成
形品と同じ美的効果を得ようとするものであり、その要
旨は、実質的に透明な高分子物質よりなる繊維中に該高
分子物質重量に対し、1〜20重量パーセントのパール
光沢性顔料を含む繊維であって更に、該顔料を構成する
多数の微結晶の平均長がxμ、長さのばらつきがδ(但
しδは、標準偏差値を示す)である時、結晶の最大値n
を(x+3δ)μとした場合、該繊維径LμがL≦n×
0.8で表わされるパール様光沢繊維にある。
実質的に透明な高分子物質とはASTM D1003に
よる透過率が約70%以上のものを意味し、例えば、ナ
イロン6、ナイロン6.6等のポリアミド類、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン等のポリオレフイン類、アイオノ
マー、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、4−
メチルペンテン−1等がある。
透明率が悪く不透明な高分子物質を用いると、パール様
光沢は全く得られない。
従って、透過率の優れた透明な高分子物質を用いること
は本発明において不可欠な要件である。
パール光沢性顔料には、鉛化合物、天然具から粉、二酸
化チタンで被覆したフレーク状雲母等があるが、種々の
色に着色し易すさの点より、二酸化チタンで被覆したフ
レーク状雲母が、有利である。
しかし、このようなパール光沢性顔料を、単に成形品中
に充填したのみでは、パール様光沢は得られない。
これは、顔料を、形成する板状の微結晶が実質的に平行
に引き揃えられた結晶層を形成し、結晶面に入射する光
線が、規則的に多重反射しなければ、パール様光沢が得
られないことによる。
従って、従来より、平行に引き揃えられた結晶層を作る
為に種々の方法が用いられている。
例えば、ガラス板注型法と呼ばれるスライド法、バイブ
レーション法、又は、遠心注型法と呼ばれている方法で
ある。
本発明のパール様光沢繊維は、一般に繊維の製造方法と
して用いられている溶融紡糸法、湿式紡糸法、乾式紡糸
法等により製造される。
即ち、高分子物質とパール光沢性顔料を、混合し、紡糸
ノズルより押し出す事により、繊維としての形態を持た
せるのである。
このような方法によると、従来の如くパール光沢性顔料
の結晶を平行に引き揃える手段を構しなく、ともパール
様光沢が得られるこれは、パール光沢性顔料の結晶が紡
糸ノズルにおいて、高分子物質の流動方向に力を受け、
平行に引き揃えられた状態で、該ノズルより吐出し、固
化する為である。
従って比較的容易にしかも、効率良くパール様光沢繊維
を得る事ができる。
但し、溶融紡糸法を用いる場合は、パール光沢性顔料の
耐熱性を、又乾式紡糸、湿式紡糸法を用いる場合におい
ては、耐溶剤性を充分考慮する必要がある。
本願発明者等はパール光沢性顔料の繊維中への充填量と
、充填する繊維の径について、鋭意検討した結果、双方
が密接な関係を有し、しかも、一定の条件を満たさなけ
れば、パール様光沢繊維が得られない事を見出した。
即ち、充填量が1重量パーセント以下では、ほとんどパ
ール様光沢が得られず、又、20重量パーセント以上に
なると、パール様光沢は得られるが繊維の紡糸時、曳糸
性が乏しくなり、糸切れを生じ、良好な繊維が得られな
い事と同時に、繊維の強度等の物性が極度に低下し、そ
の為この繊維を用い織物、押物等の製品にする際、糸切
れを生じ、製品収率が極端に悪化する等、種々の問題が
発生し、全く好ましくない事がわかった。
従って、繊維中への顔料の充填量は、1〜20重量パー
セントが、適当であり、繊維径が適切であれば、良好な
パール様光沢を有する繊維が得られることを見出した。
次に、1〜20重量パーセントのパール光沢性顔料を含
む繊維径について述べると繊維径(L)かパール光沢性
顔料を構成する全結晶の長さ以下になると、結晶は完全
に破壊され、パール様光沢は得られなくなる事がわかっ
た為、結晶の破壊度合いと、パール様光沢の関係を調べ
た結果、一部の結晶が破壊されても、破壊度合いが小さ
ければ、パール様光沢が得られる事が判明した。
即ち、結晶の長さは、通常正規分布でばらついているが
、結晶の長さの平均(x)より、ばらつきδ(但しδは
標準偏差値を表わす)の3倍長い結晶長を、nミクロン
とした場合、繊維径LミクロンがL≧n×0.8であれ
ば、一部の結晶の破壊が生じても、破壊しない結晶によ
りパール様光沢が得られる事を見出した。
本発明のパール様光沢繊維は、衣料、帽材、靴材、イン
テリヤ敷物、カーテン地、イヌ張り地、手芸糸等の構成
素材として用いられ、エキゾチックな美しさを有する製
品を作る事ができるのである。
以下実施例につき更に詳細に説明する。
実施例 高分子物質としてナイロン6を用い、ナイロン6の重量
に対し、種々の割会でパール光沢性顔料(日本光研工業
株式会社製:MF100)を混合し、一般に用いられて
いる溶融紡糸機で押出した。
但し、紡糸ノズルは、径0.5φ、穴数、20Hであり
、紡糸温度は、270℃であった。
又上記顔料は、二酸化チタンで被覆したフレーク状雲母
であり顧微鏡でランダムに、500個の結晶め長さを測
定した所、平均長=20μ、δ=3.0であった。
但し、光沢性とは、不特定多数の人によりパール様光沢
の有無を官能テストした結果により、○印は光沢有り、
×印は光沢なしで示した。
又、強度は、実施例で得られた繊維を、180℃で、乾
熱処理を行ない、通常の方法で測定した。
表に示した結果より光沢性および繊維強度の点から、顔
料充填量は1〜20%で且つ、繊維径は、顔料の結果の
最大長の80%以上であることが必要であることがわか
る。
この繊維を、織物にし、カーテン地に用いたが、従来の
カーテン地と異なったエキゾチックな感じのする製品が
得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 実質的に透明な高分子物質よりなる繊維中に該高分
    子物質重量に対し、1〜20重量パーセントのパール光
    沢性顔料を含む繊維であって更に、該顔料を構成する微
    結晶の平均長xμ、長さのばらつきがδ(但し、δは標
    準偏差値を示す)であるとき、結晶の最大長nを(x+
    3δ)μとした場合、該繊維径Lμが、L≧n×0.8
    で表わされるパール様光沢繊維。
JP2086375A 1975-02-21 1975-02-21 パ−ルヨウコウタクセンイ Expired JPS5812370B2 (ja)

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JP2086375A JPS5812370B2 (ja) 1975-02-21 1975-02-21 パ−ルヨウコウタクセンイ

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JP2086375A JPS5812370B2 (ja) 1975-02-21 1975-02-21 パ−ルヨウコウタクセンイ

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JPS5196529A JPS5196529A (ja) 1976-08-24
JPS5812370B2 true JPS5812370B2 (ja) 1983-03-08

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ID=12038962

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JPS6059326B2 (ja) * 1982-09-11 1985-12-24 呉羽化学工業株式会社 艶消し糸
WO2003044251A1 (en) * 2001-11-21 2003-05-30 Radheyshyam Mantri Production of nylon-6 filament yarn

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