JPS5812099B2 - シャフト付ダイカスト品の製造方法 - Google Patents

シャフト付ダイカスト品の製造方法

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Publication number
JPS5812099B2
JPS5812099B2 JP53083970A JP8397078A JPS5812099B2 JP S5812099 B2 JPS5812099 B2 JP S5812099B2 JP 53083970 A JP53083970 A JP 53083970A JP 8397078 A JP8397078 A JP 8397078A JP S5812099 B2 JPS5812099 B2 JP S5812099B2
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JP
Japan
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shaft
die
mold
cast
casting
Prior art date
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Application number
JP53083970A
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English (en)
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JPS5514103A (en
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金沢勝正
桑原章泰
寺崎赫
堀井政雄
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS5514103A publication Critical patent/JPS5514103A/ja
Publication of JPS5812099B2 publication Critical patent/JPS5812099B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシャフトの一部をダイカストに鋳込む構造とし
たダイカスト品の製造方法に係り、特に鋳込み時のシャ
フトの変形や、鋳ぼり発生を防止するに好適なダイカス
ト品の製造方法に関するものである。
従来シャフト部をもつダイカスト品は、異種金属シャフ
トの一部をダイカスト品に圧入して成形する方法と、ダ
イカスト鋳込み時に異種金属シャフトの一部をダイカス
ト品に鋳込む方法とがある。
前者は精度の高い機械加工と圧入方法が要求されるため
コスト高になる欠点があり、後者はシャフトとダイカス
トとの位置関係をダイカスト型で精度を保持することが
でき、また後工程がないため安価である。
しかし鋳込み時のシャフトの変形やシャフトとダイカス
トの境界部に鋳ばりが発生する欠点がある。
本発明の目的は、シャフト付ダイカスト品のシャフト付
は根部分に発生する鋳ばりとシャフトの変形を防止する
シャフト付ダイカスト品の製造方法を提供することにあ
る。
本発明は、シャフトにシャフトと型に設けられたシャフ
ト保持穴の側壁との間に鋳込み剤が流入するのを阻止す
るためのブツシュを滑合することにより、鋳込み時に発
生するシャフトの変形と鋳ばりを防止している。
なお上記ブツシュはダイカスト型締め時に移動型の荷重
により、シャフト保持穴を有する型と一体に移動し、ブ
ツシュと型とが密着するようにすることが好ましい。
さらに好ましくはブツシュの材質を鋳込み材と主原素を
同一とすることにより、射出後ブツシュが鋳込み材と強
く結合するようにすることが望ましい。
以下本発明の実施例を図面に示すエアフローメータ用フ
ラップの製造方法について説明する。
先ず従来のフラップのアルミダイカスト品1はシャフト
2をアルミダイカスト部3に鋳込む構造になっている。
すなわち従来の構造は第2図の如く予めシャフト2をダ
イカスト型4(以下固定型)ダイカスト型5(以下移動
型という)の中に保持させており、溶解したアルミ合金
の鋳込み剤が射出されるようになっている。
この状態で、特にアルミダイカストの場合は、溶解温度
が680℃前後の高温であり、しかも射出力が1000
Kf/cr?tと高圧力になる。
従ってこの高温と高圧力のためシャフト2は第3図のよ
うに変形を生じ、次第にシャフト2とダイカスト型5と
の間の隙間6が拡大し、この隙間6に射出されたアルミ
合金が侵入する。
尚シャフト2とダイカスト型5の間にはシャフトの挿入
の為には通常知られている如(0,1mm以上の隙間が
設けられている。
この隙間に射出されたアルミ合金は他の鋳込み空間にあ
るアルミ合金よりも量が少なく、周囲を型シャフトに取
り囲まれているため他の鋳込み空間のものに比べ急速に
固化する。
射出が完了すると、射出時の圧力で変形したシャフトは
元に戻ろうとするが、隙間6のアルミ合金が先に固化し
ているため完全には元に戻らず、シャフトが変形し、鋳
ばりの付いたエアフローメータ用フラップになってしま
う。
さらに隙間6にはアルミ合金が侵入固着し鋳はり7とな
っているため、移動型5とダイカスト品の型離れが悪く
なり、型を開く時に移動型のシャフト挿入部に大きな力
が加わる。
この現象が繰返し起きると移動型5のシャフト挿入部が
摩耗し、初め隙間6が小さかったものがだんだんと大き
くなってくる。
またこの状態でダイカスト品1を無理に引抜くことによ
りシャフト2の変形が大きく助長され、精度が低下し鋳
ばり7の除去も必要となる。
特に本実施例のエアフローメータ用フラップはアイドル
時の小さな吸入負圧にも十分応答する必要があるため、
エアフローメータ本体に接する部分の精度はかなり高い
ものが要求される。
このため上記鋳ばり7はエアフローメータ用フラップに
とって致命的な障害となる。
したがってヤスリ等で上記鋳ばりを除去しなければなら
ないが、シャフトとのすき間がわずかl mm程度しか
ないため、その作業はきわめて困難であった。
さらに鋳ばり7を防止するため、移動型5を早めに新品
と交換する必要が生じた。
このため型製作費、やすり掛は作業費等多大な費用を要
していた。
第4図は本発明を実施したアルミダイカスト品1で、従
来と異なる形状は予め移動型とシャフト間に鋳込み剤が
流入するのを阻止するブツシュの一種であるリング状の
カラー8を設けた点にある。
シャフト2の外径とカラー8の内径との取付は関係は軽
く滑合されている状態である。
このようにシャフト2にカラー8を嵌合させ、第5図に
示すようにシャフト2をシャフト保持穴を有する移動型
に挿入する。
次に移動型を移動させ、移動型5がカラー8の一端面に
当り、カラー8がシャフト2の外周上を固定型4側に移
動型5と一体にスライドすることによりカラー8と移動
型5を密着させる。
第6図は型締めが完了しカラー8と移動型5が密着した
状態を示している。
このようにして増成した鋳込み空間にアルミ合金を射出
し、シャフト8を鋳込み成形する。
上記の方法で成形すれば、射出時に溶解アルミ合金の圧
力によりシャフトが変形しても、シャフトにゆるく嵌合
したカラー8が変形して、シャフト保持穴を塞いだまま
シャフトを変形させるため、シャフトとシャフト保持穴
には溶解アルミ合金が流入しない。
射出完了すると、シャフトに加わっていた圧力がなくな
るので、シャフトは剛性により元に戻ろうとする。
シャフトとシャフト保持穴にその元に戻ろうとする作用
を妨害する物質がないため、シャフトは完全に元に戻り
、シャフトの変形、鋳ばりが共に無いエアフローメータ
用フラップを得ることができる。
さらに第6図のカラー8はシャフト2とアルミダイカス
ト部3との回転や抜は防止に溝9を設けることにより、
より確実なダイカスト品を製造できる。
上記本実施例アルミダイカスト品は、シャフト外周上に
移動可能なカラーを設けるという簡単な手段によって、
精度を長く保持し、しかも鋳ばりが発生しない安価なダ
イカスト品となる。
本実施例のカラーは実験によれば、0.02mm〜0、
03 mm程度の隙間をもってシャフトに滑合させても
、鋳ぼり防止効果は十分に得られる。
したがってシャフトにカラーを設けるための特別の手段
は必要としない。
これは射出されたアルミ合金が型やシャフトに触れると
急激に冷却され固化するため、0.02〜0.03mm
程度の隙間ではアルミ合金が流入することが出来ず、カ
ラーとシャフトの間にアルミ合金が流入固化してシャフ
トの変形戻りを妨害することが無い為である。
以上本発明によれは、シャフトにシャフトと型のシャフ
ト保持穴の間に鋳込み材が流入するのを防止するブツシ
ュを嵌合した後に、鋳込み材を射出するため、シャフト
の変形や鋳ばりを防止できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来のダイカスト品を示し、Aは平面図、Bは
断面図、第2図は従来のダイカスト射出時の断面図、第
3図は第2図の一部拡大図、第4図は本発明実施例のダ
イカスト品を示し、Aは平面図、Bは断面図、第5図は
本発明実施例のダイカスト型締め開始状態の断面図、第
6図は本発明実施例のダイカスト型締め完了、射出直前
の断面図である。 1・・・・・・ダイカスト品、2・・・・・・シャフト
、3・・・・・・ダイカスト部、4・・・・・・固定型
、5・・・・・・移動型、8・・・・・・ブツシュの一
種であるカラー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固定型と該固定型に対応する移動型とにより鋳込み
    空間を形成し、前記両型のいずれか一方に設けられたシ
    ャフト保持穴によってシャフトを保持し、かつ前記シャ
    フト保持穴周辺部に密着するように前記シャフトにブツ
    シュを滑合し、前記鋳込み空間に鋳込み材を射出するこ
    とにより、前記シャフトの一部をダイカストに鋳込み成
    形することを特徴とするシャフト付ダイカスト品の製造
    方法。 2、特許請求の範囲第1項において前記ブツシュは、移
    動型の荷重により前記シャフト保持穴を有する型と一体
    に移動可能に型に保持されることを特徴とするシャフト
    付ダイカスト品の製造方法。
JP53083970A 1978-07-12 1978-07-12 シャフト付ダイカスト品の製造方法 Expired JPS5812099B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53083970A JPS5812099B2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12 シャフト付ダイカスト品の製造方法

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JP53083970A JPS5812099B2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12 シャフト付ダイカスト品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5514103A JPS5514103A (en) 1980-01-31
JPS5812099B2 true JPS5812099B2 (ja) 1983-03-07

Family

ID=13817388

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53083970A Expired JPS5812099B2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12 シャフト付ダイカスト品の製造方法

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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
MACHINERY AND PRODUCTION ENGINEERING=1976 *

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5514103A (en) 1980-01-31

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