JPS58120751A

JPS58120751A - 焼結機による焼結鉱およびペレツトの製造方法

Info

Publication number: JPS58120751A
Application number: JP413682A
Authority: JP
Inventors: Toru Ishihara; 徹石原; Matao Araya; 荒谷　復夫; Shinji Fujino; 藤野　信治
Original assignee: Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1982-01-14
Filing date: 1982-01-14
Publication date: 1983-07-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、移動火格子式焼結機によって焼結鉱およびベ
レットを同時Ｋｌ！造する方法に関する。

最近の焼結操業においては、燃料費、電力費の低減およ
び歩留り向上を目的として、焼結機の移動火格子（以下
パレットという）上に装入する原料層の高層厚化が進ん
でおり、一方原料の微粉化傾向と相俣って、パレット上
の装入物層の通気性を向上させる必要性が高まっている
。

従来、装入物層の通気性を向上させる方法としては、（１）焼結原料に生石灰、消石灰等のバインダーを添加
する方法（２）原料の疑似粒化を促進する方法が行なわれている。

（１）の方法ではバインダーの効果は確かめられている
が高価であり、コストアップを招来するので好ましくな
い。

（２）の方法では設備の増設を１！するが、増設分の運
転費の増加のはか、投資の割に効果が不十分と云う欠点
がある。

本発明は上記問題を解決するために研究の結果開発した
もので、パレット上の焼結原料層の下層部にベレットを
装入することＫより、パレット上の装入物層の通気性を
向上させ従来と同等程度の負圧レベルで装入物の高層厚
化を図り、高価なバインダーを添加することな（コーク
ス原単位・電力原単位の低減と返鉱発生減少による歩留
り向上を図る焼結操業方法の提供を目的とする。また、
ベレットは、製鉄所内で発生する集塵ダストや焼結原料
として好ましくない３２５メツシユ（４４μｍ）以下の
微粉をペレット化して焼成するもので、この処理のため
焼成用四−タリーキルン等を備えたペレット工場を必要
とするが、本発明はペレットを焼結機の焼結層下層にお
いて、焼結鉱の焼結と同時にペレット焼成を行なうこと
により、ペレット焼成設備を不要とする焼結鉱およびペ
レットの製造方法を提供する。

本発明の要旨とするところは、移動火格子式焼結機の床
敷鉱上に５〜１０■のペレットを全層厚の１０〜３０％
装入し、該ペレット上に焼結原鉱を＄Ｒ層し、焼結鉱の
焼結とペレットの焼成とを同時に行なうことを特徴とす
る焼結機による焼結鉱およびペレットの製造方法に存す
る。

以下、図面を参照して説明する。

第１図は従来の移動火格子式焼結機の側面図を示す。焼
結機４にはまず床敷鉱ホッパ１から切り出された床敷鉱
１２が２０〜３０冒の層で床敷きされ、次に原鉱ホッパ
２から切り出された焼結原料１３が装入され、点火炉３
において装入層表層下層に移行して焼結が進行する。

第２図はこの従来の装入層の横断面を示し、床敷鉱１２
と原鉱１３との２層で構成されている。

第３図は本発明の実施に用いられる焼結機の側面図であ
り、床敷鉱ホッパ１と焼結原鉱ホッパ２との間にペレッ
トホッパ１０が配設される。このベレットホッパ１　ｏ
ｉ装入されるペレットは、前処理として、例えば第１表
に示すような粒度の微粉鉱石をペレタイザ等の造粒機を
用いて５〜１０簡の粒度に造粒したものである。

焼結機４へは、まず床敷ホッパ１から切り出された床敷
鉱１２が床敷１され、次にベレットホッパ１０かも切り
出されたベンツ）１４が装入され、その上に原鉱ホッパ
２から切り出された原鉱１３が積層される。第４因はこ
の積層状態を示す横断ＷｉＪ図で、下から床敷鉱１２．
ペレット１４、焼結原鉱１３０３層となる。焼結に必要
な空気は主排風機８によりパレット１１下部より吸引さ
れ、装入層の上部から下部に流れ、焼結反応も上層部か
ら下層部へ進行し、燃焼排ガスはウィンドボックス５、
メインダクト６、集塵！７を経由して煙突９より排出さ
れる。

焼結鉱の焼結反応の進行に伴ない、焼結鉱下層のペレッ
トは所要温度まで上昇し焼成される。

ペレット原料としては、３２５メツシユ（４４ｆｉｎ　
）以下６０〜８０チの微粉鉱石を用い、添加物として石
灰石（Ｃａｂ）と炭材とを添加する。石灰石は、焼結鉱
と同様に融体反応を促すだめのものであり、炭材は、ペ
レットの内部までの焼結および成品の通気性を良（する
ためのものである。

ペレットの粒度は５■以下では、従来の焼結原鉱の粒度
と差がな（なりパレット上装入層の通気性改善効果が少
な（、また返鉱（−５ｍｍ）となるものが多（なって好
ましくない。１０＋ａを超えると焼結機に滞留する滞留
時間中にペレット内部までの焼成が完了しないので、成
品強度が低下し輸送中の粉化によって返鉱となる量が増
加するので不適当である。

ペレット装入層の装入層全高に対する比率は、ペレット
中の３２５メツシユ（４４μｍ）以下の鉱石量によって
変るが、余り多（すると焼結不足による焼けむらか生じ
、成品強度が低下するので３０−以下に制限される。ま
たパレット上の装入層下層は水分凝縮ゾーンを形成しい
わゆる湿原料帯となり通気抵抗が最も大きい。これは、
装入層下層において凝縮水分により焼結原鉱の疑似粒子
が崩壊し、過剰水分で流動した微粉か層の隙間を埋める
ためである。装入層の下層にペレットを装入することに
よりこの水分凝縮ゾーンにおける粒子の崩壊が防止され
、粒径な大和し空隙を確保すること罠よって通気性が改
善される。この改善効果はペレット装入層が装入層全高
忙対して１０％以上あれば効果がある。

以上から、ペレット装入層の装入層全高に対する比率は
１０〜３０−が適切である。

本発明のペレットは、前述のように炭材を添加して造粒
されるが、また、装入層に適宜炭材を混入することも任
意である。炭材混入によりペレット層の焼成成品は単一
ペレットではな（複数個が粘着したぶどう状の塊状とす
ることができ、返鉱の割合が激減し、省エネルギー効果
がある。

本発明方法により、移動火格子式焼結機のパレット上の
装入層の高層厚化が可能となり、従来と同等の負圧レベ
ルで焼結操業ができ、焼結燃料であるコークス原単位の
低減、電力原単位の低減、および返鉱発生率低下による
歩留り向上ができる。

また、従来、焼結原料として好ましくなかった微粉鉱石
をペレット化して焼結機に装入することによりこのよう
な微粉鉱石を有効に利用でき、この微粉鉱石を別途ペレ
ット工場で処理する必要がな（なり、ペレット工場が省
略でき、大きな効果が期待できる。

次に本発明の実施例をあげて具体的な効果を説Ｆ！Ａｊ
る。

実施例第１表に示す粒度分布の微粉原料をペレタイザによりは
ぼ８ｍの球形状ペレツ）Ｋ造粒し、床敷鉱要約３０■の
上に層厚約１００■のベレット層？形成し、その上に焼
結原料約４２０■を積層し計５５０■の層厚で、従来法
による５００■屏七同黴引負圧で焼結機を操業した。

第１表　ペレット用微粉原料の粒度分布（注）粒度の単
位はμ■ 操業結果は第２表の通りであった。

第２表　操業結果以上から明らかなように、本発明方法によれば従来法と
同一吸引負圧レベルにおいて装入層厚を５０ｍ増加し生
産が向上するばかりでな（、燃料原単位、電力原単位も
向上し、その効果は顕著である。

【図面の簡単な説明】

第１図は移動火格子式焼結機の側面図、第２図は従来の
パレット上装入層の横断面図、第３図は本発明方法の実
施例を示す焼結機の側面図、＠４図はそのパレット上装
入層の横断面図である。１・・・床敷鉱ホッパ、２・・・焼結原鉱ホッパ、３・
・・点火炉、４・・・移動火格子式焼結機、５・・・ウ
ィンドボックス、６・・・メインダクト、７・・・集塵
機、８・・・主排風機、９・・・煙突、１０・・・ペレ
ットホッパ、１１・−・パレット、１２・・・床敷鉱、
１３・・・焼結原鉱、１４・・・ペレット第１Ｉ！！第２！！！３

Claims

【特許請求の範囲】

１　移動火格子式焼結機の床敷鉱上に５〜１０■のベレ
ットを全層厚の１０〜３０％装入し、該ベレット上に焼
結原鉱を積層し、焼結鉱の焼結とベレットの焼成とを同
時に行なうことを特徴とする焼結機による焼結鉱および
ベレットの製造方法。