JPS5811824Y2 - 多段シリンダの作動順次切換装置 - Google Patents

多段シリンダの作動順次切換装置

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Publication number
JPS5811824Y2
JPS5811824Y2 JP1976157048U JP15704876U JPS5811824Y2 JP S5811824 Y2 JPS5811824 Y2 JP S5811824Y2 JP 1976157048 U JP1976157048 U JP 1976157048U JP 15704876 U JP15704876 U JP 15704876U JP S5811824 Y2 JPS5811824 Y2 JP S5811824Y2
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JP
Japan
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cylinder
passage
switching valve
piston rod
head side
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Expired
Application number
JP1976157048U
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English (en)
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JPS5374594U (ja
Inventor
小西国夫
Original Assignee
東急車輌製造株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えばトラッククレーンのブーム等のよう
な多段シリンダの作動を順次切換可能にする装置に関す
るもので、伸長する場合は下段側から、収縮する場合は
上段側から順次作動させるようにした装置を提供するも
のである。
従来、この種の装置は、作動回路が複雑であって、切換
動作を例えば運転者が選択して手動で行っていたり、ま
た、自動的に切換動作可能なものは、上段側シリンダと
下段側シリンダとが同時に作動してし筐うという問題が
あり、この場合、上段側シリンダと下段側シリンダを順
次作動させるためにはかなり複雑な機構を必要としてい
た。
この考案は、上記問題を解決することを企図して改良で
れたもので、簡単な機構すなわち上段側シリンダと下段
側シリンダとを送圧用管路のみで連通し、シリンダ以外
の機器を使用することなく、各シリンダの順次切換動作
を可能にするものである。
次に、この考案の実施例を図面について説明する。
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例の作動態様を
示すもので、多段式に連結されるシリンダのうちの一部
の上段シリンダ2と下段シリンダ1との関連部のみを図
示したものである。
前記下段シリンダ1と上段シリンダ2は、それぞれシリ
ンダ本体11,21内を摺動するピストンロッド12.
22を有しておシ、各ピストンロッド12゜22には、
シリンダ1,2のヘッド側室13 、23と連通する第
1の通路14 、24と、ロッド側室15.25と連通
する第2の通路16.26が設けられている。
また、各シリンダ1,2の第1の通路14 、24中に
は切換弁17.27が配設でれてかっ、各切換弁17.
27はスプリング17′。
27’によって押圧され、下段シリンダ1の切換弁17
は、常時第1の通路14とヘッド側室13とを連通し、
上段シリンダ2の切換弁27は常時第1の通路24の一
次側ポー)24aと二次側ポート24bとを遮断してい
る。
この場合、下段シリンダ1の切換弁17は、ピストン内
に配設されておシ、ピストンロッド12が伸長のストロ
ークエンドに達した際、シリンダ本体11のロッド側端
部15′と係合して前記スプリング11′の反発力に抗
して第1の通路14とヘッド側室13との連通を遮断し
、ピストンロッド12の途中に開口18′を有する第3
の通路18と第1の通路14とを連通ずるようになって
いる(第2図)。
一方、上段シリンダ2の切換弁2Tは、ロッドの先端部
に配設されておシ、ピストンロッド22が収縮のストロ
ークエンドに達した際、シリンダ本体21のロッド側端
部25′と係合し、前記スプリング27’の反発力に抗
して第1の通路24の一次側ポー)24aと二次側ポー
)24bとを遮断するようになっている。
この場合、常時二次側ポート24bと連通するポート2
4cと、−次側ポート24aとの連通も遮断される(第
3図)。
前記下段シリンダ1のヘッド側室13と、上段シリンダ
2のヘッド側室23に連通ずる第1の通路24の一次側
ポー)24aとは可撓管3を介して連通されてお9、と
の可撓管3中には例えばパイロットチェック弁又はカウ
ンタバランス弁等のパイロット式圧力制御弁4が配設さ
れている。
また、下段シリンダ1のロッド側室15と、上段シリン
ダ2のロッド側室25に連通する第2の通路26とは可
撓管5を介して連通されている。
この際、パイロット式圧力制御弁4のパイロット圧は下
段シリンダ1のロッド側室15から取入れられるように
なっている。
一方、上段シリンダ2の切換弁27部に設けられた前記
ポー)24cは可撓管6を介して下段シリンダ1のシリ
ンダ本体11のロンド側に設けられた環状溝19と連通
されている。
環状溝19は、ピストンロッド12が伸長のストローク
エンドに達した際に第3の通路18の開口18′と連通
されるようになっている(第2図、第3図)。
上記のように形成されたシリンダ1,2はそれソレピス
トンロッド12.22が固定で、シIJ 7ダ本体11
.21が移動するようになっておシ、シリンダ1,2を
伸長する場合、下段シリンダ1の第1の通路14に油を
供給してまず下段シリンダ1のシリンダ本体11を伸長
する(第1図)。
シリンダ本体が全件すると切換弁1Tが作動して第1の
通路14とヘッド側室13とを遮断すると同時に、第1
の通路14と第3の通路18とを連通し、環状溝19、
可撓管6を介して上段シリンダ2の第1の通路24に油
が供給され、上段シリンダ2のシリンダ本体21が伸長
する(第3図)。
この場合、上段シリンダ2の切換弁27はスプリング2
7’の押圧力によって第1の通路24の一次側ポート2
4aと二次側ポー)24bとを遮断するため、下段シリ
ンダ1のヘッド側室13の圧力を保持された1\の状態
となり、下段シリンダ1は縮まず、上段シリンダ2のみ
が伸長する。
また、収縮する場合は、下段シリンダ1の第2の通路1
6に油を供給すると、油は可撓管5を通って上段シリン
ダ2の第2の通路26内に供給され、渣ず上段シリンダ
2が全縮する(第2図)。
この時、上段シリンダ2の切換弁21はシリンダ本体2
1のロッド側端部25と係合して第1の通路24の一次
側ポー)24aと二次側ポー) 24bとを連通ずる。
よって、下段シリンダ1のヘッド側室13の油は、パイ
ロット圧力によって圧力制御弁4が開くため切換弁27
を介して上段シリンダ2のヘッド側室23へ油が供給さ
れる。
下段シリンダ1のシリンダ本体11が少し縮むと、切換
弁17はスプリング17′によって切換え、ヘッド側室
13中の油は上段シリンダ2の切換弁27を経由せず下
段シリンダ1の切換弁17を介して第1の通路14から
図示しない戻りタンクへ直接戻る。
更に、第2の通路16内を通る油はロッド側室15に直
接供給されるのでシリンダ本体11は縮む。
この際、パイロット圧力は高圧になって圧力制御弁4を
開き、下段シリンダ1のヘッド側圧力が上段シリンダ2
のヘッド側へ作用するが、同時にパイロット側圧力も上
段シリンダ2のロンド側へ作用するため、上段シリンダ
2が伸び出すことはない。
また、荷によってヘッド側に高圧が生じている場合でも
上段シリンダ2が伸びようとすると荷によって抑えられ
るため、伸び出すことはない。
第4図は最上段シリンダ7とその直下にある下段シリン
ダ1との関係を示すもので、最上段シリンダγ内を摺動
するピストンロッド12と、最上段シリンダ7の切換弁
17とが前述の構造と異なるものでその他の構造は前述
と同様である。
すなわち、ピストンロッド72には通路は設けてkらず
、また切換弁77は、下段シリンダ1のヘッド側室13
と最上段シリンダ1のヘッド側室73との連通、遮断を
行い、下段シリンダ1の環状溝19と連結する可撓管6
は直接最上段シリンダ7のヘッド側室73に連結されて
いる。
なお、71は最上段シリンダ7のシリンダ本体、75は
ロッド側室、77′は切換弁77のスプリングである。
また、図面では最上段シリンダ7と下段シリンダ1とを
逆向きにしであるが、同−向きにすることももち論可能
である。
また、前記実施例における下段シリンダ1の切換弁1T
の構造も前記実施例のものに限定されることなく第5図
aないしbに説明する形式のものも考えられる。
すなわち、前述の構造とはy同じ直動型の切換弁17a
(第5図a)、カム型切換弁17b(第5図b)、長大
a内を移動する可動子すを介して作動でせるようにした
間接作動型切換弁17c(第5図C)及びリンク機構を
用いたリンク型切換弁17d(第5図d)等任意の構造
のものを使用することができる。
上記のように形成して成るこの考案の装置は、上段シリ
ンダと下段シリンダとを送圧用管路のみで連通し、各シ
リンダ内に具備された切換弁で順次切換動作を行うよう
にしたもので、従来のように複雑な配管機構を必要とせ
ず、しかも自動的に順次切換動作を行うことができる等
の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図中、第1図ないし第3図はこの考案にかける一部の上
段シリンダと下段シリンダとの作動態様を示す断面図、
第4図は最上段シリンダと下段シリンダの構造を示す断
面図、第5図aないしdはこの考案における下段シリン
ダの切換弁の異なる実施例を示す断面図である。 図にかいて、1・・・・・・下段シリンダ、2・・・・
・・上段シリンダ、3,5,6・・・・・・可撓管、4
・・・・・・パイロット式圧力制御弁、7・・・・・・
最上段シリンダ、11゜21.71・・・・・・シリン
ダ本体、12 、22 、72・・・・・・ピストンロ
ッド、13,23,73・・−・・・ヘッド側室、14
、24・・・・・・第1の通路、15,25゜75・
・・・・・ロッド側室、16,26・・・・・・第2の
通路、1γ、17aないし17d 、 27 、7フー
ーーーーー切換弁、17’ 、27’ 、77’・・
・・・・スプリング、18・・・・・・第3の通路、1
8′・・・・・・開口、19・・・・・・環状溝、24
a・・・・・・第1の通路24の一次側ポート、24b
・・・・・・第1の通路24の二次側ポート、24c・
・・・・・ポート、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のシリンダを多段式に連結し、互いに隣接する上段
    シリンダと下段シリンダの各ヘッド側及びロンド側同志
    を連通して、上段シリンダを下段シリンダによって作動
    させるようにした多段シリンダにおいて、最上段以外の
    各シリンダのピストンロッドに設けられる第1及び第2
    の通路を、それぞれシリンダのヘッド側及びロンド側と
    連通させるとともに、前記第1の通路中に切換弁を配設
    し、この際、常時束1の通路と前記ヘッド側とを連通ず
    るこの切換弁は、前記ピストンロッドの伸縮動作に伴っ
    て切換動作を行い、下段シリンダにおける切換弁は、前
    記第1の通路とヘッド側とが遮断でれた際に前記第1の
    通路と、前記ピストンロッドの途中にシリンダのロンド
    側と連通し得る開口を有する第3の通路とを連通し、ま
    た、前記下段シリンダのピストンロッドが伸長のストロ
    ークエンドに達した際に、前記第3の通路と連通ずる環
    状溝を前記シリンダのロンド側に形成するとともに、こ
    の環状溝と上段シリンダのヘッド側とを前記上段シリン
    ダの切換弁を介して連通させ、かつまた、前記上段シリ
    ンダと下段シリンダのヘッド側同志を連通ずる通路中に
    パイロット式圧力制御弁を配設するとともに、この圧力
    制御弁のパイロット圧を前記下段シリンダのロンド側か
    ら取入れるように形成した、多段シリンダの作動順次切
    換装置。
JP1976157048U 1976-11-25 1976-11-25 多段シリンダの作動順次切換装置 Expired JPS5811824Y2 (ja)

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JPS5374594U JPS5374594U (ja) 1978-06-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512704A (ja) * 1974-06-28 1976-01-10 Asahi Denka Kogyo Kk Junkatsuzai

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS512704A (ja) * 1974-06-28 1976-01-10 Asahi Denka Kogyo Kk Junkatsuzai

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JPS5374594U (ja) 1978-06-21

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