JPH0232887Y2 - - Google Patents

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JPH0232887Y2
JPH0232887Y2 JP18325586U JP18325586U JPH0232887Y2 JP H0232887 Y2 JPH0232887 Y2 JP H0232887Y2 JP 18325586 U JP18325586 U JP 18325586U JP 18325586 U JP18325586 U JP 18325586U JP H0232887 Y2 JPH0232887 Y2 JP H0232887Y2
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cylinder
oil
valve
oil chamber
piston
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクレーン等のブームの伸縮に用いられ
る多段シリンダ装置、特に四段以上の多段ブーム
において好適な多段シリンダ装置に関するもので
ある。
近来、クレーン作業の高能率化の要請からブー
ムの多段化がはかられており、そのブームの伸縮
装置としてシリンダ装置が用いられるが、通常n
段ブームには(n−1)個のシリンダ装置が必要
であり、これだけの数のシリンダ装置をブーム内
に挿入することはブーム自体が大きくなつて重量
が増大し、クレーン性能が低下し、前述したクレ
ーン作業の高能率化の要請に背反する。従つてブ
ーム内に挿入するシリンダ装置はできるだけ1本
にまとめて多重化し、可能な限りにおいてブーム
形状を可及的に小さくするのが望ましい。
出願人は以前に三段ブームの伸縮装置として三
段シリンダ装置を特願昭55−170431号として出願
した。本考案においてはこの三段シリンダ装置を
改良して四段以上の多段ブームにおいて対応でき
る四段以上の多段シリンダ装置を提供しようとす
るものである。
以下添付図面に示す実施例に基づき本考案の構
成を説明する。
第1図は本考案に係る多段シリンダ装置が四段
シリンダ装置の場合を示し、この四段シリンダ装
置は第3図に示すように四段ブームの伸縮に用い
られる。
この四段シリンダ装置1は次のように構成され
る。3は第1ピストンロツド4を具える第1ピス
トン5を摺動自在に嵌挿した第1シリンダ、6は
第1シリンダ3を第2ピストンロツド7及び第2
ピストン8とした第2シリンダ、51は第2シリ
ンダ6を第3ピストンロツド52及び第3ピスト
ン53とした第3シリンダである。9は第2ピス
トン8の右端側と第1ピストン5とを貫通して第
1ピストンロツド4内の油室内に延在した中空の
係合部材で、左端部に常時スプリング11で付勢
した弁10を、右端部に係合部12を設け、第1
シリンダ3の伸長終端でこの係合部12が第1ピ
ストン5と係合して前記弁10をスプリング11
に抗して右方に動かし、前記係合部材9の内部の
油路13と第2ピストン8に設けた油室14とを
連通するよう構成する。また16は第3ピストン
53の右端側、第2ピストン8、及び前記係合部
材9の左端部を貫通して係合部材9の内部油路1
3内に延在した中空の係合部材で、左端部に常時
スプリング17で付勢した弁18を、右端部に係
合部19を設け、第2シリンダ6の伸長終端でこ
の係合部19が前記係合部材9の左端部と係合し
て前記弁18をスプリング17に抗して右方に動
かし、前記係合部材16の内部通路20と第3シ
リンダ51の伸長側油室54に通じる第3ピスト
ン53に設けた油路21とを連通するよう構成す
る。
また前記油路13と第1シリンダ3の伸長側油
室22とを連通する第2ピストン8に設けた油路
23の途中に、油路13側から伸長側油室22側
への油の流れは許容しその逆流は阻止する弁24
を配設する。そしてこの弁24は、その一端部2
4aが第2シリンダ6の伸長側油室25内に常時
突出するようスプリング26で付勢されており、
第2シリンダ6の縮少終端でこの突出部24aが
第3シリンダ51の第3ピストン53と衝合して
伸長側油室22側から油路13側への油の流れを
許容するう構成する。
また前記油室14と第2シリンダ6の伸長側油
室25とを連通する第2ピストン8に設けた油路
27中には、油室14側から伸長側油室25側へ
の油の流れは許容しその逆流を阻止するチエツク
弁28を設ける。
また前記油路20と第2シリンダ6の伸長側油
室25とを連通する第3ピストン53に設けた油
路29の途中には、油路20側から伸長側油室2
5側への油の流れは阻止しその逆流は許容するチ
エツク弁30と、常時その油路29を閉止するよ
うスプリング31で付勢された弁32を配設す
る。そしてこの弁32は、その一端部32aが第
3ピストン53の左端部を貫通して第3シリンダ
51の伸長側油室54内に突出しており、第3シ
リンダ51の縮少終端でこの突出部32aが第3
シリンダ51のシリンダエンド56と衝合して前
記油路29を開口するよう構成する。
また第1ピストンロツド4の右端部には、この
四段シリンダ装置への油給排ポート38,39を
設ける。このポート38,39は第1ピストンロ
ツド4の内部油室にそれぞれ連通するも、この油
室はポート側から立設した中パイプ40の外周が
前記係合部材9の右端部の内周と摺動密に接合
し、前記ポート38側に連通する油路41と、ポ
ート39側に連通する油路42とに区画されるよ
う構成する。油路41は、前述した係合部材9の
内部油路13及び係合部材16の内部油路20に
連通される。油路42は、第1ピストン5に設け
た油路43を介して第1シリンダ3の縮少側油室
44に連通され、さらに前記係合部材9の内部に
設けた油路45及び第2ピストン8に設けた油路
46を介して第2シリンダ6の縮少側油室35に
連通され、さらに第3ピストンロツド52に設け
た油路57を介して第3シリンダ51の縮少側油
室55にも連通される。
ポート38,39は切換弁47、ポンプ48、
油タンク49よりなる油給排装置にカウンターバ
ランス弁50を介して接続する。
次にこの四段シリンダ装置の作動を説明する
と、第1図において、切換弁47を切換えポート
38側に圧油を送ると、圧油は油路41内に流入
し、係合部材9の内部油路13及び係合部材16
の内部油路20に通じる。そして弁24が開口し
ているため(なおこの弁24は、油路13側から
第1シリンダ3の伸長側油室22への油の流れは
許容する構造であるので、仮に誤動作により第2
シリンダ6が少し伸長していて弁24の突出部2
4aが第3シリンダ51の第3ピストン53と衝
合していなくても問題はない)圧油は油路23を
通つて第1シリンダ3の伸長側油室22に流入
し、第1シリンダ3を伸長させる。なおこの場合
において、弁10、弁18は開口しておらず、ま
た油路29もチエツク弁30があるため、各油室
へ圧油は流れず他のシリンダが伸長することはな
い。
第1シリンダ3が伸長終端となると、第1シリ
ンダ3の第1ピストン5が係合部材9の係合部1
2と係合し、この係合部材9を右方に動かし弁1
0を開口する。そうすると圧油は油室14、チエ
ツク弁28とわたつて第2シリンダ6の伸長側油
室25に流入し、ここで第2シリンダ6の伸長と
なる。第2シリンダ6が伸長すると弁24はスプ
リング26により旧位置に復帰するが、前述した
ようこの弁24は第1シリンダ3の伸長側油室2
2への油の流れは常に許容するものであるから、
仮に第1シリンダ3が完全に伸長しきつてないと
きはひきつづき圧油が伸長側油室22に流入し、
伸長状態を保持する。
第2シリンダ6が伸長終端となると、係合部材
16の係合部19が係合部材9の左端部と係合
し、この係合部材16を右方に動かし弁18を開
口する。そうすると圧油は油路21を介して第3
シリンダ51の伸長側油室54に流入し、この第
3シリンダ51が伸長する。この第3シリンダ5
1の伸長に伴い弁32が旧位置に復帰し、第2シ
リンダ6の伸長側油室25の油をブロツクする
(第2図参照)。
次に縮少する場合を説明する。
今この四段シリンダ装置が全伸長状態にあると
して、切換弁47を切換えて圧油をポート39側
に送ると、圧油は油路42に至り、油路43を介
して第1シリンダ3の縮少側油室44に、さらに
油路45、油路46を介して第2シリンダ6の縮
少側油室35に、さらにまた油路57を介して第
3シリンダ51の縮少側油室55に同時に流入
し、第1シリンダ3、第2シリンダ6、第3シリ
ンダ51は同時に縮少可能状態となる。しかしな
がら第1シリンダ3の伸長側油室22は弁24に
より閉止されており、第2シリンダ6の伸長側油
室25は弁32及びチエツク弁28で閉止されて
いるので、これらのシリンダは縮少しない。第3
シリンダ51の伸長側油室54の油は弁18が開
口しているため、油路21、係合部材16の内部
油路20、油路41、ポート38を介してタンク
49に戻り、この第3シリンダ51は縮少する。
なおこの場合において、仮に第2シリンダ6が誤
動作により若干縮少していて係合部材16の係合
部19が係合部材9の左端部と係合しておらず弁
18が閉じていたとしても、第3シリンダ51の
伸長側油室54の油はこの弁18を自ら押し開い
てタンク側に戻る構成である。
第3シリンダ51が縮少終端となるとこの第3
シリンダ51のシリンダエンド56が弁32の突
出部32aと衝合し、弁32を開口する。そうす
ると第2シリンダ6の伸長側油室25の油がこの
弁32、チエツク弁30、油路20、油路41、
ポート38を介してタンク49に戻り、第2シリ
ンダ6が縮少し始める。第2シリンダ6が縮少し
始めると弁18が旧位置に復帰するが、仮にその
状態で第3シリンダ51が完全に縮少していない
場合であつても、前述したよう第3シリンダ51
の伸長側油室54の油は自らこの弁18を押し開
いてタンク側に戻る。
次いで第2シリンダ6が縮少終端となると、第
3シリンダ51の第3ピストン53が弁24の突
出部24aと衝合し、弁24を開口する。そうす
ると第1シリンダ3の伸長側油室22の油は、こ
の弁24、油路13、油路41、ポート38を介
してタンクに戻り、第1シリンダ3が縮少するこ
とになる。第1シリンダ3が縮少し始めると弁1
0は旧位置に復帰する。第1シリンダ3が完全に
縮少すればもとの状態(第1図)である。
以上は四段ブームに適用する四段シリンダ装置
の例であるが、五段ブームに適用する五段シリン
ダ装置の場合には、第4図に示すように、第3シ
リンダ51を第4ピストンロツド62、第4ピス
トン63として第4シリンダ61内に摺動自在に
嵌挿し、第1図に示した第四シリンダ装置の弁1
0に相当する弁10′、弁32に相当する弁3
2′、チエツク弁28に相当するチエツク弁2
8′、チエツク弁30に相当するチエツク弁3
0′をそれぞれの油路中に追加すればよい。
作用効果については、先端側の第4シリンダ6
1の伸縮が増えるほかは前述した四段シリンダ装
置の場合と同様である。
六段シリンダ装置、七段シリンダ装置、……n
段シリンダ装置となつても、先に説明した要領で
各弁及び各チエツク弁をそれぞれ順次追加してい
けばよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る多段シリンダ装置が四段
シリンダ装置である場合の構成図、第2図はこの
四段シリンダ装置の伸長状態の説明図、第3図は
この四段シリンダ装置を四段ブームに適用した場
合の配置図、第4図は本考案に係る多段シリンダ
装置が五段シリンダ装置である場合の構成図であ
る。 1……四段シリンダ装置、2……五段シリンダ
装置、3……第1シリンダ、4……第1ピストン
ロツド、5……第1ピストン、6……第2シリン
ダ、7……第2ピストンロツド、8……第2ピス
トン、9,9′,16……係合部材、10,1
0′,18,24,32,32′……弁、22,2
5,54,64……伸長側油室、28,28′,
30,30′……チエツク弁、35,44,55,
65……縮少側油室、51……第3シリンダ、5
2……第3ピストンロツド、53……第3ピスト
ン、61……第4シリンダ、62……第4ピスト
ンロツド、63……第4ピストン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1ピストンロツドを具える第1ピストンを第
    1シリンダ内に摺動自在に嵌挿し、第1シリンダ
    を第2ピストンロツド及び第2ピストンとして第
    2シリンダ内に摺動自在に嵌挿し、第2シリンダ
    を第3ピストンロツド及び第3ピストンとして第
    3シリンダ内に摺動自在に嵌挿し……、第(n−
    1)シリンダ(但しnは3以上の整数、以下同
    じ)を第nピストンロツド及び第nピストンとし
    て第nシリンダ内に摺動自在に嵌挿した多段シリ
    ンダにおいて、縮少側油室を共に連通して油給排
    装置に接続し、この油給排装置から第1シリンダ
    の伸長側油室への油路の途中に、その伸長側油室
    への油の流れは許容しその逆流は阻止するも第2
    シリンダの縮少終端で作動してその流れを許容す
    る弁を設け、同じく第1シリンダ及び第nシリン
    ダを除く各シリンダの伸長側油室への油路の途中
    に、各シリンダに隣接する基端側のシリンダの伸
    長終端で作動してその各シリンダの伸長側油室へ
    の油路を開口する弁とその伸長側油室方向への油
    の流れを許容しその逆流を阻止するチエツク弁と
    をそれぞれ設け、同じく第1シリンダ及び第nシ
    リンダを除く各シリンダの伸長側油室への油路の
    途中に、その伸長側油室への油の流れを阻止しそ
    の逆流を許容するチエツク弁とこの各シリンダに
    隣接する先端側のシリンダの縮少終端で作動して
    この各シリンダの伸長側油室を開口する弁とをそ
    れぞれ設け、同じく第nシリンダの伸長側油室へ
    の油路の途中に、第(n−1)シリンダの伸長終
    端で作動してその伸長側油室への油路を開口する
    弁を設けてなる多段シリンダ装置。
JP18325586U 1986-11-28 1986-11-28 Expired JPH0232887Y2 (ja)

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