JPS5811737A - 耐応力腐食割れ性に優れた高強度油井管の製造法 - Google Patents
耐応力腐食割れ性に優れた高強度油井管の製造法Info
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- JPS5811737A JPS5811737A JP10898781A JP10898781A JPS5811737A JP S5811737 A JPS5811737 A JP S5811737A JP 10898781 A JP10898781 A JP 10898781A JP 10898781 A JP10898781 A JP 10898781A JP S5811737 A JPS5811737 A JP S5811737A
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- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
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- C22C19/03—Alloys based on nickel or cobalt based on nickel
- C22C19/05—Alloys based on nickel or cobalt based on nickel with chromium
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/10—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of tubular bodies
- C21D8/105—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of tubular bodies of ferrous alloys
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
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- C22C38/44—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with molybdenum or tungsten
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、優れた耐応力腐食割れ性を有する高強度油
井管の製造法に関するものである。
井管の製造法に関するものである。
近年、エネルギー事情の悪化から、油井および天然ガス
井は深井戸化の傾向が著しく、深さ:6000m以上、
なかには深さ: 10000m以上の深井戸が出現して
いる。
井は深井戸化の傾向が著しく、深さ:6000m以上、
なかには深さ: 10000m以上の深井戸が出現して
いる。
また、同様な事情から、湿潤な硫化水素をはじめ、炭酸
ガスや塩素イオンなどの腐食性成分を含有する苛酷な腐
食環境下での石油および天然ガスの採掘が予儀なくされ
つつある。
ガスや塩素イオンなどの腐食性成分を含有する苛酷な腐
食環境下での石油および天然ガスの採掘が予儀なくされ
つつある。
このような厳しい環境下での石油および天然ガスの掘削
に伴い、これに使用される油井管にも高強度、並びに優
れた耐食性、特に耐応力腐食割れ性が要求されるように
なってきている。
に伴い、これに使用される油井管にも高強度、並びに優
れた耐食性、特に耐応力腐食割れ性が要求されるように
なってきている。
油井管の一般的腐食対策として、インヒビタと呼ばれる
腐食抑制剤を投入する方法が知られているが、この方法
は、例えば海上油井などには有効に活用できない場合が
多い。
腐食抑制剤を投入する方法が知られているが、この方法
は、例えば海上油井などには有効に活用できない場合が
多い。
かかる点から、最近では油井管の製造に、ステンレス鋼
はじめ、インコロイやノ1ステロイ(いずれも商品名)
といった高級な耐食性高合金鋼の採用も検討されはじめ
ているが、いまのところ、これらの合金に関して、H2
S、 −CO2−CL−の油井環境での腐食挙動につい
ての詳細は十分に解明されるに至っておらず、しかも深
井戸用油井管に要求される高強度をもつものではないの
が現状である。
はじめ、インコロイやノ1ステロイ(いずれも商品名)
といった高級な耐食性高合金鋼の採用も検討されはじめ
ているが、いまのところ、これらの合金に関して、H2
S、 −CO2−CL−の油井環境での腐食挙動につい
ての詳細は十分に解明されるに至っておらず、しかも深
井戸用油井管に要求される高強度をもつものではないの
が現状である。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、深井戸
や苛酷な腐食環境、特にH2S −CO2−CL−の油
井環境下での石油掘削に十分耐え得る高強度とすぐれた
耐応力腐食割れ性とを有する油井管を製造すべく研究を
行なった結果、 (a) H2S −C’02− C1−環境下におけ
る腐食の主たるものは応力腐食割れであるが、この場合
の応力腐食割れ態様は、オーステナイトステンレス鋼に
おける一般的なそれとは挙動を全く異にするものである
こと。すなわち、一般の応力腐食割れがCt−の存在と
深く係わるものであるのに対して、上記の油井環境によ
るものではCt−もさることながらそれ以上にH2Sの
影響が大きいこと。
や苛酷な腐食環境、特にH2S −CO2−CL−の油
井環境下での石油掘削に十分耐え得る高強度とすぐれた
耐応力腐食割れ性とを有する油井管を製造すべく研究を
行なった結果、 (a) H2S −C’02− C1−環境下におけ
る腐食の主たるものは応力腐食割れであるが、この場合
の応力腐食割れ態様は、オーステナイトステンレス鋼に
おける一般的なそれとは挙動を全く異にするものである
こと。すなわち、一般の応力腐食割れがCt−の存在と
深く係わるものであるのに対して、上記の油井環境によ
るものではCt−もさることながらそれ以上にH2Sの
影響が大きいこと。
(b) 油井管として実用に供される鋼管は一般に、
強度上の必要から冷間加工が施されるが、冷間加工は上
記応力腐食割れに対する抵抗性を著しく減少させること
。
強度上の必要から冷間加工が施されるが、冷間加工は上
記応力腐食割れに対する抵抗性を著しく減少させること
。
(c) H4S −CO2−CL−環境での鋼の溶出
速度(腐食速度)は、Cr、旧9M09およびWの含有
量に依存し、これらの成分からなる表面皮膜によって耐
食性が保持され、かつこれらの成分は、応力腐食割れに
対してもその抵抗性を高め、特にMoはCrに対し10
倍の効果を、またMOはWの2倍の効果をもっており、
したがって、このMoおよびWが、Cr (@ +10
Mo (@ +5 W (%)5110%。
速度(腐食速度)は、Cr、旧9M09およびWの含有
量に依存し、これらの成分からなる表面皮膜によって耐
食性が保持され、かつこれらの成分は、応力腐食割れに
対してもその抵抗性を高め、特にMoはCrに対し10
倍の効果を、またMOはWの2倍の効果をもっており、
したがって、このMoおよびWが、Cr (@ +10
Mo (@ +5 W (%)5110%。
8チ≦MO(@ + + W (@≦12チ。
の条件式を満足すると共に、N1含有量を30〜60%
、Cr含有量を15〜30チとすると、冷間加工材であ
っても、きわめて腐食性の強いH2S−CO2−Ct−
の油井環境下、特に200℃以上の悪環境において、応
力腐食割れに対して優れた抵抗性を示す表面皮膜が得ら
れること。
、Cr含有量を15〜30チとすると、冷間加工材であ
っても、きわめて腐食性の強いH2S−CO2−Ct−
の油井環境下、特に200℃以上の悪環境において、応
力腐食割れに対して優れた抵抗性を示す表面皮膜が得ら
れること。
(d) Niについては表面皮膜に対する効果だけで
なく、組織的にも応力腐食割れ抵抗性を高める効果があ
ること。
なく、組織的にも応力腐食割れ抵抗性を高める効果があ
ること。
(e) 合金成分としてNを0.05〜0.3%の範
囲で含有させると一段と管材強度が向上するようになる
こと。
囲で含有させると一段と管材強度が向上するようになる
こと。
(f) 不可避不純物としてのS含有量を0.000
’7チ以下に低減させると、管材の熱間加工性が著し
く改善されるようになること。
’7チ以下に低減させると、管材の熱間加工性が著し
く改善されるようになること。
(g) 不可避不純物としてのP含有量を0.003
チ以下に低減させると、水素割れ感受性が著しく低下す
るようになること。
チ以下に低減させると、水素割れ感受性が著しく低下す
るようになること。
(h) 合金成分としてCu: 2%以下およびCo
: 2チ以下のうちの1種または2種を含有させると、
耐食性がさらに改善されるようになること。
: 2チ以下のうちの1種または2種を含有させると、
耐食性がさらに改善されるようになること。
(1)合金成分として、希土類元素:0.10%以下、
Y:0.20%以下、 Mg: 0.10 %以下、T
1:0.5係以下、およびCa: 0.10 %以下の
うちの1種または2種以上を含有させると、熱間加工性
がさらに一段と改善されるようになること。
Y:0.20%以下、 Mg: 0.10 %以下、T
1:0.5係以下、およびCa: 0.10 %以下の
うちの1種または2種以上を含有させると、熱間加工性
がさらに一段と改善されるようになること。
(J)シかし、所望の高強度を確保するためには、上記
組成の合金に、まず、望ましくは1050〜1250℃
の温度範囲内の温度に加熱して金属間化合物や炭化物を
完全に固溶した状態で、1000℃以下での肉厚減少率
が10%以上、仕上温度:800℃以上の条件で熱間加
工を施して、耐食性劣化の原因となる金属間化合物や炭
化物の析出なく、結晶粒の微細化をはかり、この微細結
晶粒の形成によって管材に高強度と高靭性が付与される
ようになるものであり、引続いて10〜60%の肉厚減
少率で冷間加工を施して、これを加工強化する必要があ
ること。
組成の合金に、まず、望ましくは1050〜1250℃
の温度範囲内の温度に加熱して金属間化合物や炭化物を
完全に固溶した状態で、1000℃以下での肉厚減少率
が10%以上、仕上温度:800℃以上の条件で熱間加
工を施して、耐食性劣化の原因となる金属間化合物や炭
化物の析出なく、結晶粒の微細化をはかり、この微細結
晶粒の形成によって管材に高強度と高靭性が付与される
ようになるものであり、引続いて10〜60%の肉厚減
少率で冷間加工を施して、これを加工強化する必要があ
ること。
以上(a)〜(j)に示される知見を得たのである。
したがって、この発明は上記知見にもとづいてなされた
ものであって、C:0.05%以下、Si:1.0%以
下、 Mn: 2.0 %以下、P:0.030%以下
、望ましくは耐水素割れ性を一段と改善する目的でP:
0.003%以下、S:0.005%以下。
ものであって、C:0.05%以下、Si:1.0%以
下、 Mn: 2.0 %以下、P:0.030%以下
、望ましくは耐水素割れ性を一段と改善する目的でP:
0.003%以下、S:0.005%以下。
望ましくは熱間加工性を一段と改善する目的でS:O,
0O07%以下、 sOLM : 0.5%以下、
Ni:30〜60%、Cr:15〜30%を含有し、M
o:12−以下およびW:24%以下のうちの1種また
は2種を含有し、さらに必要に応じて、N:0.05〜
0.3%、Cu:2%以下、Co:2%以下、希土類元
素:0.10%以下、Y:0.20%以下、Mg:0.
10%以下、Ti:0.5%以下、およびCa:0.1
0チ以下のうちの1種または2種以上を含有し、残シが
Feと不可避不純物からなる組成(以上重量%。
0O07%以下、 sOLM : 0.5%以下、
Ni:30〜60%、Cr:15〜30%を含有し、M
o:12−以下およびW:24%以下のうちの1種また
は2種を含有し、さらに必要に応じて、N:0.05〜
0.3%、Cu:2%以下、Co:2%以下、希土類元
素:0.10%以下、Y:0.20%以下、Mg:0.
10%以下、Ti:0.5%以下、およびCa:0.1
0チ以下のうちの1種または2種以上を含有し、残シが
Feと不可避不純物からなる組成(以上重量%。
以下−の表示はすべて重量%を意味する)を有し、かつ
、 Cr(@ +I OMO(%)+5W(%)≧110%
。
、 Cr(@ +I OMO(%)+5W(%)≧110%
。
8%≦MO(@十+ W (%)≦12係。
の条件を満足する合金を、1000℃以下での肉厚減少
率:10チ以上、仕上温度二800℃以上の条件で熱間
加工し、引続いて10〜60チの肉厚減少率で冷間加工
することによって、耐応力腐食割れ性に優れた高強度油
井管を製造する方法に特徴を有するものである。
率:10チ以上、仕上温度二800℃以上の条件で熱間
加工し、引続いて10〜60チの肉厚減少率で冷間加工
することによって、耐応力腐食割れ性に優れた高強度油
井管を製造する方法に特徴を有するものである。
つぎに、この発明の方法において、成分組成。
熱間および冷間加工条件を上記の通シに限定した理由を
説明する。
説明する。
A、成分組成
(a) C
C含有量を低くすればするほど炭化物の析出が抑制され
るようになるので、熱間加工における加熱温度を低くで
き、このことは冷間加工後の強度上昇によシ有効に作用
するものである。したがって、C含有量はできるだけ低
い方が望ましいが、C含有量が0.05%を越えると、
粒界応力腐食割れが生じやすくなることから、その上限
値を0.05チと定めた。
るようになるので、熱間加工における加熱温度を低くで
き、このことは冷間加工後の強度上昇によシ有効に作用
するものである。したがって、C含有量はできるだけ低
い方が望ましいが、C含有量が0.05%を越えると、
粒界応力腐食割れが生じやすくなることから、その上限
値を0.05チと定めた。
(b) 5i
Slは脱酸成分として必要な成分であるが、その含有量
が1.0チを越えると熱間加工性が劣化するようになる
ことから、その上限値を1.0係と定めた。
が1.0チを越えると熱間加工性が劣化するようになる
ことから、その上限値を1.0係と定めた。
(c) Mn
Mn成分にはSiと同様に脱酸作用があり、しかもこの
成分は応力腐食割れ性にほとんど影響を及はさない成分
であることから、その上限値を高めの2.0%と定めた
。
成分は応力腐食割れ性にほとんど影響を及はさない成分
であることから、その上限値を高めの2.0%と定めた
。
(d) P
不可避不純物としてのP成分には、その含有量が0.0
30%を越えると、応力腐食割れ感受性を高める作用が
現われるので、上限値を0.030 %と定めて応力腐
食割れ感受性を低位の状態とする必要がある。また、P
含有量を低減してゆくと、0.003チを境にして急激
に耐水素割れ性が改善されるようになることが判明して
おシ、かかる点から、特にすぐれた耐水素割れ性を必要
とする場合には、P含有量を0.0030%以下とする
のが望ましい。
30%を越えると、応力腐食割れ感受性を高める作用が
現われるので、上限値を0.030 %と定めて応力腐
食割れ感受性を低位の状態とする必要がある。また、P
含有量を低減してゆくと、0.003チを境にして急激
に耐水素割れ性が改善されるようになることが判明して
おシ、かかる点から、特にすぐれた耐水素割れ性を必要
とする場合には、P含有量を0.0030%以下とする
のが望ましい。
(e) S
不可避不純物としてのS成分には、その含有量が0.0
05%を越えると、熱間加工性を劣化させる作用がある
ので、その上限値を0.005%と定めて熱間加工性の
劣化を防止する必要がある。このようにS成分には、含
有量が多くなると熱間加工性、を劣化させる作用がある
が、その含有量を低めてゆき、0.0007%まで低減
すると、逆に熱間加工性が一段と改善されるようになる
ことから、厳しい条件での熱間加工を必要とする場合に
は、S含有量を0. OOO’i’%以下とするのが望
ましい。
05%を越えると、熱間加工性を劣化させる作用がある
ので、その上限値を0.005%と定めて熱間加工性の
劣化を防止する必要がある。このようにS成分には、含
有量が多くなると熱間加工性、を劣化させる作用がある
が、その含有量を低めてゆき、0.0007%まで低減
すると、逆に熱間加工性が一段と改善されるようになる
ことから、厳しい条件での熱間加工を必要とする場合に
は、S含有量を0. OOO’i’%以下とするのが望
ましい。
(f) hl
AgはSiおよびMnと同様に脱酸成分として有効であ
り、soL、M含有量で0.5%まで含有させても管材
の特性を何らそこなうものではないことから、その含有
量をsoL、M含有量で0.5チ以下と定めた。
り、soL、M含有量で0.5%まで含有させても管材
の特性を何らそこなうものではないことから、その含有
量をsoL、M含有量で0.5チ以下と定めた。
(g) Ni
Ni成分には管材の耐応力腐食割れ性を向上させる作用
があるが、その含有量が30チ未満では所望のすぐれた
耐応力腐食割れ性を確保することができず、一方60チ
を越えて含有させても耐応力腐食割れ性にさらに一段の
向上効果は現われず、経済性をも考慮して、その含有量
を30〜60%と定めた。
があるが、その含有量が30チ未満では所望のすぐれた
耐応力腐食割れ性を確保することができず、一方60チ
を越えて含有させても耐応力腐食割れ性にさらに一段の
向上効果は現われず、経済性をも考慮して、その含有量
を30〜60%と定めた。
(h) Cr
Cr成分は、Ni、Mo、およびW成分との共存におい
て、耐応力腐食割れ性を著しく改善する成分であるが、
その含有量を15%未満としても熱間加工性が改善され
るようになるものでもなく、逆に □1所望の耐応
力腐食割れ性を確保するためには、M。
て、耐応力腐食割れ性を著しく改善する成分であるが、
その含有量を15%未満としても熱間加工性が改善され
るようになるものでもなく、逆に □1所望の耐応
力腐食割れ性を確保するためには、M。
やWの含有量をそれだけ増加させなければならず、経済
的に不利となることから、その下限値を15チと定めた
。一方、その含有量が30%を越えると、いくらS含有
量を低減させても熱間加工性の劣化は避けることができ
ないことから、その上限値を30%と定めた。
的に不利となることから、その下限値を15チと定めた
。一方、その含有量が30%を越えると、いくらS含有
量を低減させても熱間加工性の劣化は避けることができ
ないことから、その上限値を30%と定めた。
(i) MoおよびW
上記のように、これらの成分には、NiおよびCrとの
共存において耐応力腐食割れ性を改善する均等的作用が
あるが、それぞれMO:12%、W:24%を越えて含
有させても、環境温度が200℃以上のH2S −Co
2−CL−の腐食環境で、さらに一段の改善効果が現わ
れず、経済性を考慮して、それぞれの含有量を、Mo:
12%以下、W:24−以下と定めた。また、MoとW
の含有量に関して、条件式二Mo (d + +W(5
)で規定するのは、W7%Moに対し原子量が約2倍で
、効果の点では約十で均等となることからで、この値が
8%未満では特に200℃以上の上記悪環境下で所望の
耐応力腐食割れ性が得られず、一方、この値を12%を
越えて高くしても、上記の通シ実質的に不必要な量のM
oおよびWの含有となシ、経済的でなく、力)力・る点
から、MO←)++W(%)の値を8〜12%と定めた
。
共存において耐応力腐食割れ性を改善する均等的作用が
あるが、それぞれMO:12%、W:24%を越えて含
有させても、環境温度が200℃以上のH2S −Co
2−CL−の腐食環境で、さらに一段の改善効果が現わ
れず、経済性を考慮して、それぞれの含有量を、Mo:
12%以下、W:24−以下と定めた。また、MoとW
の含有量に関して、条件式二Mo (d + +W(5
)で規定するのは、W7%Moに対し原子量が約2倍で
、効果の点では約十で均等となることからで、この値が
8%未満では特に200℃以上の上記悪環境下で所望の
耐応力腐食割れ性が得られず、一方、この値を12%を
越えて高くしても、上記の通シ実質的に不必要な量のM
oおよびWの含有となシ、経済的でなく、力)力・る点
から、MO←)++W(%)の値を8〜12%と定めた
。
(j) N
N成分には固溶強化による強度向上作用カニあるので、
特に高強度が要求される場合に必要に応じて含有される
が、その含有量が0.05%未満では所望の強度向上効
果を得ることができず、一方0.3チを越えて含有させ
ると、溶製および造塊力;困難となることから、その含
有量を0.05〜0.3チと定めた。
特に高強度が要求される場合に必要に応じて含有される
が、その含有量が0.05%未満では所望の強度向上効
果を得ることができず、一方0.3チを越えて含有させ
ると、溶製および造塊力;困難となることから、その含
有量を0.05〜0.3チと定めた。
(→ CuおよびCO
これらの成分には管材の耐食性を向上させる均等的作用
があり、かつCOにはさらに固溶強イヒ作用があるので
、特に一段とすぐれた耐食性力;要求される場合に必要
に応じて含有される〃;、Cu75j2%を越えると、
熱間加工性が劣化するようになシ、一方COは2%を越
えて含有させてもよシ一層の改善効果は現われないこと
から、その上限値をそれぞれCu:2チ、Co:2チと
定めた。
があり、かつCOにはさらに固溶強イヒ作用があるので
、特に一段とすぐれた耐食性力;要求される場合に必要
に応じて含有される〃;、Cu75j2%を越えると、
熱間加工性が劣化するようになシ、一方COは2%を越
えて含有させてもよシ一層の改善効果は現われないこと
から、その上限値をそれぞれCu:2チ、Co:2チと
定めた。
(t)希土類元素r Y+ Mg + Tl + およ
びCaこれらの成分には、熱間加工性をさらに改善する
均等的作用があるので、厳しい条件で熱間加工が行なわ
れる場合に、必要に応じて含有されるが、それぞれ希土
類元素’: 0.10%、Y : 0.20%。
びCaこれらの成分には、熱間加工性をさらに改善する
均等的作用があるので、厳しい条件で熱間加工が行なわ
れる場合に、必要に応じて含有されるが、それぞれ希土
類元素’: 0.10%、Y : 0.20%。
Mg: 0.10%+ T1: o、 5 % 、 お
よびCa:0.10%を越えて含有させても、熱間加工
性に改善効果は見られず、むしろ劣化現象さえ現われる
ようになることから、それぞれの含有量を、希土類些素
:0.10%以下、Y:0.2C)%以下、 Mg:
fl、10%以下、 Ti: 0.5 %以下、および
Ca: 0.10.%以下と定めた。
よびCa:0.10%を越えて含有させても、熱間加工
性に改善効果は見られず、むしろ劣化現象さえ現われる
ようになることから、それぞれの含有量を、希土類些素
:0.10%以下、Y:0.2C)%以下、 Mg:
fl、10%以下、 Ti: 0.5 %以下、および
Ca: 0.10.%以下と定めた。
(FIL) Cr(@ + l OMo(# + 5
W (%)第1図は厳しい腐食環境下での耐応力腐食
割れ性に関し、cr(イ)+lOMo(吻+5w(1)
とN1含有量の関係を示したものである。すなわち、C
r、Ni、Mo。
W (%)第1図は厳しい腐食環境下での耐応力腐食
割れ性に関し、cr(イ)+lOMo(吻+5w(1)
とN1含有量の関係を示したものである。すなわち、C
r、Ni、Mo。
およびWの含有量を種々変化させたCr−Ni−Mo系
。
。
Cr−Ni−W系、お・よびCr −Ni −Mo−W
系の鋼を溶製し、鋳造し、鍛伸して板厚:50mのスラ
ブとした後、これを1200℃に加熱して熱間、圧延を
開始し、この熱間圧延において、板厚が1011となっ
た時点で1000℃となシ、これから仕上温度である9
00℃までの加工率を30%として板厚:’1smまで
熱延し、引続いて強度向上の目的で加工率=22%の冷
間加工を加え、この結果得られた鋼板から圧延方向と直
角に、厚さ=2朋×幅:1011×長さ:’75fil
の試験片を切り出し、この試験片について、第2図に示
す3点支持ビーム冶具を用い、前記試験片Sに0.2%
耐力に相当する引張応力を付加した状態で、10気圧の
H,Sおよび10気圧の002でH,SおよびCO2を
飽和させた20%NaCL溶液(温度300℃)中に1
000時間浸漬の応力腐食割れ試験を行ない、試験後、
前記試験片における′割れ発生の有無を観察した。
系の鋼を溶製し、鋳造し、鍛伸して板厚:50mのスラ
ブとした後、これを1200℃に加熱して熱間、圧延を
開始し、この熱間圧延において、板厚が1011となっ
た時点で1000℃となシ、これから仕上温度である9
00℃までの加工率を30%として板厚:’1smまで
熱延し、引続いて強度向上の目的で加工率=22%の冷
間加工を加え、この結果得られた鋼板から圧延方向と直
角に、厚さ=2朋×幅:1011×長さ:’75fil
の試験片を切り出し、この試験片について、第2図に示
す3点支持ビーム冶具を用い、前記試験片Sに0.2%
耐力に相当する引張応力を付加した状態で、10気圧の
H,Sおよび10気圧の002でH,SおよびCO2を
飽和させた20%NaCL溶液(温度300℃)中に1
000時間浸漬の応力腐食割れ試験を行ない、試験後、
前記試験片における′割れ発生の有無を観察した。
これらの結果に基き、発明者等が独自に設定した条件式
: cr(# + 10M0(%) + 5 W (@
とN1含有量との間には、耐応力腐食割れ性に関して、
第1図に示される関係があることが明確になったのであ
る。
: cr(# + 10M0(%) + 5 W (@
とN1含有量との間には、耐応力腐食割れ性に関して、
第1図に示される関係があることが明確になったのであ
る。
なお、第1図において、○印は割れ発生なし、X印は割
れ発生をそれぞれ示すものである。第1図に示される結
果から、Cr(5)+10M0(イ)+5W←)の値が
1101未満にして、Ni含有量が30チ未満では所望
のすぐれた耐応力腐食割れ性は得られないことが明らか
である。
れ発生をそれぞれ示すものである。第1図に示される結
果から、Cr(5)+10M0(イ)+5W←)の値が
1101未満にして、Ni含有量が30チ未満では所望
のすぐれた耐応力腐食割れ性は得られないことが明らか
である。
なお、この発明の管材において、不可避不純物としてB
、 Sn、 Pb、およびZnをそれぞれ0.1チ以
下の範囲で含有しても、この発明の管材の特性が何らそ
こなわれるものではない。
、 Sn、 Pb、およびZnをそれぞれ0.1チ以
下の範囲で含有しても、この発明の管材の特性が何らそ
こなわれるものではない。
B、熱間加工条件
熱間加工における1000℃以下での肉厚減少率を10
%以上としたのは、この肉厚減少率が10チ未満では加
工度が少なすぎて、管材に所望の高強度とすぐれた延性
を付与するのに不可欠な微細な結晶粒を十分に形成する
ことができないからである。また、仕上温度を800℃
以上としたのは、SOO℃未満の仕上温度では、耐食性
劣化の原因となる炭化物が析出するようになるからであ
る。
%以上としたのは、この肉厚減少率が10チ未満では加
工度が少なすぎて、管材に所望の高強度とすぐれた延性
を付与するのに不可欠な微細な結晶粒を十分に形成する
ことができないからである。また、仕上温度を800℃
以上としたのは、SOO℃未満の仕上温度では、耐食性
劣化の原因となる炭化物が析出するようになるからであ
る。
なお熱間加工に際しては、その加熱温度を1050〜1
250℃とするのが望ましく、これは、加熱温度が10
50℃未満では熱間加工時の変形抵抗が高くなシすぎて
加工自体が困難になるばかりでなく、未固溶の金属間化
合物や炭化物が残留して靭性や耐食性を劣化させる原因
となシ、一方1250℃を越えた加熱温度になると、熱
間における変形能の著しい低下をもたらし、熱間加工が
難しくないという理由によるものである。
250℃とするのが望ましく、これは、加熱温度が10
50℃未満では熱間加工時の変形抵抗が高くなシすぎて
加工自体が困難になるばかりでなく、未固溶の金属間化
合物や炭化物が残留して靭性や耐食性を劣化させる原因
となシ、一方1250℃を越えた加熱温度になると、熱
間における変形能の著しい低下をもたらし、熱間加工が
難しくないという理由によるものである。
C1冷間加工条件
上記のように、この発明の方法では、熱間加工によシ結
晶粒を微細化した状態で冷間加工を施して強度向上をは
かるが、との冷間加工が肉厚減少率で10チ未満では所
望の高強度を確保することができず、一方同じく肉厚減
少率で60%を越えた冷間加工を−施すと、延性および
靭性の劣化が著しくなることから、冷間加工における肉
厚減少率を10〜60チと定めた。
晶粒を微細化した状態で冷間加工を施して強度向上をは
かるが、との冷間加工が肉厚減少率で10チ未満では所
望の高強度を確保することができず、一方同じく肉厚減
少率で60%を越えた冷間加工を−施すと、延性および
靭性の劣化が著しくなることから、冷間加工における肉
厚減少率を10〜60チと定めた。
以上の成分組成および加工条件を適用することによって
0.2%耐力が85kgf/−以上の高強度をもち、か
つ延性および靭性は勿論のこと、耐応力腐食割れ性に優
れた油井管が製造できるのである。
0.2%耐力が85kgf/−以上の高強度をもち、か
つ延性および靭性は勿論のこと、耐応力腐食割れ性に優
れた油井管が製造できるのである。
つぎに、この発明の油井管製造法を実施例によシ比較例
と対比しながら具体的に説明する。
と対比しながら具体的に説明する。
実施例
それぞれ第1表に示される成分組成をもった溶湯を通常
の電気炉、および脱硫とN付加の目的でAr−酸素脱炭
炉(AOD炉)を併用し、さらに必要に応じて脱燐の目
的でエレクトロスラグ溶解炉(ESR炉)を使用して溶
製した後、直径:500朋φのインゴットに鋳造し、つ
いでこのインゴットに温度:1200℃で熱間鍛造を施
して直径:15011IIφのビレットを成形し、この
場合熱間加工性を評価する目的でビレットに割れの発生
があるか否かを観察し、引続いて前記ビレットにそれぞ
れ第1表に示される熱間加工条件にて熱間押出加工を施
して外径:6011φ×肉厚:4mの素管を成形し、引
続いて、同じくそれぞれ第1表に示される肉厚減少率で
冷間加工を施すことによって、本発明合金管材1−2
’7 、比較合金管材1〜9゜および従来合金管材ト4
をそれぞれ製造した。
の電気炉、および脱硫とN付加の目的でAr−酸素脱炭
炉(AOD炉)を併用し、さらに必要に応じて脱燐の目
的でエレクトロスラグ溶解炉(ESR炉)を使用して溶
製した後、直径:500朋φのインゴットに鋳造し、つ
いでこのインゴットに温度:1200℃で熱間鍛造を施
して直径:15011IIφのビレットを成形し、この
場合熱間加工性を評価する目的でビレットに割れの発生
があるか否かを観察し、引続いて前記ビレットにそれぞ
れ第1表に示される熱間加工条件にて熱間押出加工を施
して外径:6011φ×肉厚:4mの素管を成形し、引
続いて、同じくそれぞれ第1表に示される肉厚減少率で
冷間加工を施すことによって、本発明合金管材1−2
’7 、比較合金管材1〜9゜および従来合金管材ト4
をそれぞれ製造した。
なお、比較合金管材1〜9は、構成成分のうちのいずれ
かの成分の含有量、あるいは製造条件のうちのいずれか
の条件(第1表に※印を付して表示)がこの発明の範囲
から外れた条件で製造されたものであり、また従来合金
管材は、いずれも公知の成分組成をもつものであって、
同管材1は、JIS−8US 316に、同2はJIS
−8US310Sに、同3はインコロイ800に、同4
はJIS・SUS 329J1にそれぞれ相当する組成
をもつものである。
かの成分の含有量、あるいは製造条件のうちのいずれか
の条件(第1表に※印を付して表示)がこの発明の範囲
から外れた条件で製造されたものであり、また従来合金
管材は、いずれも公知の成分組成をもつものであって、
同管材1は、JIS−8US 316に、同2はJIS
−8US310Sに、同3はインコロイ800に、同4
はJIS・SUS 329J1にそれぞれ相当する組成
をもつものである。
ついで、この結果得られた本発明合金管材1〜27、比
較合金管材1〜9.および従来合金管材1〜4より長さ
:20fiの試験片をそれぞれ切出し、この試験片゛よ
シ長さ方向にそって60°に相当する部分を切落し、こ
の状態の試験片に第3図に正面図で示されるようにボル
トを貫通し、ナツトでしめつけて管外表面に0.2%耐
力に相当する弓1張応力を付加し、この状態の試験片S
に対して、H2S分圧をそれぞれ0.1気圧、1気圧、
および20気圧としたH2B−10気圧CO2−20%
NaCt”溶液(液温:300℃)中に1000時間
浸漬の応力腐食割れ試験を行ない、試験後における応力
腐食割れの有無を調査した。この結果を、上記の熱間鍛
造時の割れ発生の有無、引張試験結果、および衝撃試験
結果と共に、第2表に合せて示した。
較合金管材1〜9.および従来合金管材1〜4より長さ
:20fiの試験片をそれぞれ切出し、この試験片゛よ
シ長さ方向にそって60°に相当する部分を切落し、こ
の状態の試験片に第3図に正面図で示されるようにボル
トを貫通し、ナツトでしめつけて管外表面に0.2%耐
力に相当する弓1張応力を付加し、この状態の試験片S
に対して、H2S分圧をそれぞれ0.1気圧、1気圧、
および20気圧としたH2B−10気圧CO2−20%
NaCt”溶液(液温:300℃)中に1000時間
浸漬の応力腐食割れ試験を行ない、試験後における応力
腐食割れの有無を調査した。この結果を、上記の熱間鍛
造時の割れ発生の有無、引張試験結果、および衝撃試験
結果と共に、第2表に合せて示した。
なお、第2表において、O印はいずれも割れ発生のない
ものを示し、一方X印は割れ発生のあったものを示す。
ものを示し、一方X印は割れ発生のあったものを示す。
第2表に示される結果から、比較合金管材1〜9は、熱
間加工性、耐応力腐食割れ性、および強度のうちの少な
くともいずれかの性質が劣ったものであるのに対して、
本発明合金管材1〜27は、いずれもすぐれた熱間加工
性および耐応力腐食割れ性を有し、さらに高強度を有し
、かつ熱間加工性は良好であるが、相対的に強度が低く
、しかも耐応力腐食割れ性に劣る従来合金管材1−4と
比較しても一段とすぐれた特性を有することが明らかで
ある。
間加工性、耐応力腐食割れ性、および強度のうちの少な
くともいずれかの性質が劣ったものであるのに対して、
本発明合金管材1〜27は、いずれもすぐれた熱間加工
性および耐応力腐食割れ性を有し、さらに高強度を有し
、かつ熱間加工性は良好であるが、相対的に強度が低く
、しかも耐応力腐食割れ性に劣る従来合金管材1−4と
比較しても一段とすぐれた特性を有することが明らかで
ある。
上述のように、この発明の方法によって製造された油井
管は、特に高強度および優れた耐応力腐食割れ性を有す
るので、これらの特性が要求される苛酷な環境下での石
油並びに天然ガス採掘は勿論のこと、地熱井管として用
いた場合にもきわめて優れた性能を発揮するのである。
管は、特に高強度および優れた耐応力腐食割れ性を有す
るので、これらの特性が要求される苛酷な環境下での石
油並びに天然ガス採掘は勿論のこと、地熱井管として用
いた場合にもきわめて優れた性能を発揮するのである。
第1図は合金の耐応力腐食割れ性に関し、Ni含有量と
cr(9g) + 1 oMo(q14+5 W C@
との関係を示した図、第2図および第3図はそれぞれ板
状および管状試験片に対する応力腐食割れ試験の態様を
示す図である。 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 富 1) 和 夫 Cr(%ツー1−10M0(%)−)5W(%)隋1頁
の続き 0発 明 者 工藤赳夫 尼崎市西長洲本通1丁目3番地 住友金属工業株式会社中央技術 研究所内 0発 明 者 池田昭夫 尾崎市西長洲本通1丁目3番地 住友金属工業株式会社中央技術 研究所内 0発 明 者 諸石犬司 尼崎市西長洲本通1丁目3番地 住友金属工業株式会社中央技術 研究所内
cr(9g) + 1 oMo(q14+5 W C@
との関係を示した図、第2図および第3図はそれぞれ板
状および管状試験片に対する応力腐食割れ試験の態様を
示す図である。 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 富 1) 和 夫 Cr(%ツー1−10M0(%)−)5W(%)隋1頁
の続き 0発 明 者 工藤赳夫 尼崎市西長洲本通1丁目3番地 住友金属工業株式会社中央技術 研究所内 0発 明 者 池田昭夫 尾崎市西長洲本通1丁目3番地 住友金属工業株式会社中央技術 研究所内 0発 明 者 諸石犬司 尼崎市西長洲本通1丁目3番地 住友金属工業株式会社中央技術 研究所内
Claims (8)
- (1) C:0.05%以下、Si:1.0%以下、
Mn:2.0%以下、P:0.030%以下、S:0.
O05チ以下、 sol、M : 0.5 %以下、
Ni:30〜60%。 Cr:15〜30%を含有し、Mo:12%以下および
W : 24%以下のうちの1種または2種を含有し、
残りがFeと不可避不純物からなる組成(以上重量係)
を有し、かつ、 Cr(%)+ 10 Mo(@+5 W(@≧110%
。 8%≦MO(@+ +W (@≦12%。 の条件を満足する合金を、1ooo℃以下での肉厚減少
率:10%以上、仕上温度:80o℃以上の条件で熱間
加工し、引続いて10〜60%の肉厚減少率で冷間加工
することを特徴とする耐応力腐食割れ性に優れた高強度
油井管の製造法。 - (2)C:0105%以下、Si:1.0%以下、Mn
:2.0チ以下、P:0.030チ以下、S:0.O0
5チ以下、 sol、Al : O,,5%以下、
Ni二30〜60%。 Cr:15〜30%を含有し、Mo:12%以下および
W:24%以下のうちの1種または2種を含有し、さら
にCu:2%以下およびCO:2%以下のうちの1種ま
たは2種を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる
組成(以上重量%)を有し、かつ、Cr (@+ 10
Mo(%)+ 5 W@≧110%。 8チ≦MOm + + W (91;)512%。 の条件を満足する合金を、1000℃以下での肉厚減少
率:10%以上、仕上温度:800℃以上の条件で熱間
加工し、引続いて10〜60%の肉厚減少率で冷間加工
することを特徴とする耐応力腐食割れ性に優れた高強度
油井管の製造法。 - (3) C: 0.05%以下、Si:1.0%以下
、Mn:2.0%以下、P:0.030%以下、s:o
、oo5チ以下、 sot、AA : 0.5%以下
、Nj、:30〜60チ。 Cr:15〜30%を含有し、Mo:12%以下および
W:24%以下のうちの1種または2種を含有し、さら
に希土類元素:0.10係以下、Y:0.20チ以下、
Mg:0.10チ以下、Ti:0.5チ以下、およびC
a:0810%以下のうちの1種または2種以上を含有
し、残りがFeと不可避不純物からなる組成(以上重量
%)を有し、かつ、 Cr (%f) + 10 Mo (@+ 5 W (
%)≧110 %。 8%≦MO(@+ +W (@≦12チ。 の条件を満足する合金を、1000℃以下での肉厚減少
率:10チ以上、仕上温度二800℃以上の条件で熱間
加工し、引続いて10〜60チの肉厚減少率で冷間加工
することを特徴とする耐応力腐食割れ性に優れた高強度
油井管の製造法。 - (4) C: 0.05%以下、Si:1.0%以下
、Mn:2.0チ以下、P:0.030チ以下、S:0
.O05チ以下、 5oLfiJt : 0.5 f
b以下、 Ni:30〜60 %。 Cr:15〜30%を含有し、Mo:12%以下および
W:24%以下のうちの1種または2種を含有し、さら
にCu:24以下およびCo: 2%以下のうちの1種
または2種と、希土類元素:0.10’%以下、Y:0
.20%以下、Mg:0.10チ以下、Tl:0.5%
以下、およびCa: 0.10%以下のうちの1種また
は2種以上とを含有し、残りがFeと不可避不純物から
なる組成(以上重量%)を有し、かつ、Cr <@+
10 Mo (@+ 5 W (n2110%。 8チ≦MOe) + + W (@≦12%。 の条件を満足する合金を、1000℃以下での肉厚減少
率:10%以上、仕上温度=800℃以上の条件で熱間
加工し、引続いて10〜60%の肉厚減少率で冷間加工
することを特徴とする耐応力腐食割れ性に優れた高強度
油井管の製造法。 - (5) C:0.05%以下、Si:1.0%以下、
Mn:2.0チ以下、P:0.030%以下、S二0.
005チ以下、 sot、AA、: 0.5%以下、
N:0.05〜0.3%、 Ni: 30〜60 %、
’ Cr: 15〜30 tIbを含有し、Mo:12
%以下およびW:24%以下のうちの1種または2種を
含有0、残りがFeと不可避不純物からなる組成(以上
重量%)を有し、かつ、Cr (% +I C) Mo
(働+5 W (%≧110%。 8%≦MO(4)十+W(%9≦12チ。 の条件を満足する合金を、1000℃以下での肉厚減少
率:10%以上、仕上温度二800℃以上の条件で熱間
加工し、引続いて10〜60チの肉厚減少率で冷間加工
することを特徴とする耐応力腐食割れ性に優れた高強度
油井管の製造法。 - (6) C: 0.05%以下、Si:1.0%以下
、Mn:2.0チ以下、P:0.030%以下、S:0
.O05チ以下、 soL、Al : 0.5チ以下
、N:0.05〜0.3%、 Nj : 30〜60%
、 Cr:’15〜30%を含有し、Mo:12%以下
およびW:24%以下のうちの1種または2種を含有し
、さらにCu:2%以下およびCo: 2 %以下のう
ちの1種または2種を含有し、残りがFeと不可避不純
物からなる組成(以上重量%)を有し、かつ、 cr(@+10M0(%9+5W(@≧110 %。 8%≦MO(イ)十+W(@≦12%。 の条件を満足する合金を、1000℃以下での肉厚減少
率:10%以上、仕上温度二800℃以上の条件で熱間
加工し、引続いて10〜60チの肉厚減少率で冷間加工
することを特徴とする耐応力腐食割れ性に優れた高強度
油井管の製造法。 - (7) C: 0.05%以下、Si:1.0%以下
、Mn:2.0係以下、P:0.030%以下、S:0
.O05チ以下、 soL、A1 : 0.5チ以下、
N:0.05〜0.3係、旧:30〜60%、 Cr:
15〜30 %を含有し、Mo:12%以下およびW
:24チ以下のうちの1種または2種を含有し、さらに
希土類元素二〇、10チ以下、Y:0.20チ以下、
Mg: 0.10 %以下、 Ti: 0.5 %以下
、およびCa: 0.10 %以下のうちの1種または
2種以上を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる
組成(以上重量%)を有し、かつ、 cr ([+ 10 MO(@+ 5 w(<≧11’
O%。 8チ≦MO(91++W(@≦12%。 の条件を満足する合金を、1000℃以下での肉厚減少
率:10チ以上、仕上温度:800℃以上の条件で熱間
加工し、引続いて10〜60チの肉厚減少率で冷間加工
することを特徴とする耐応力腐食割れ性に優れた高強度
油井管の製造法。 - (8) C: 0.05qb以下、Si:1.0%以
下、 Mn :2.0%以下、P:0.030チ以下、
S:0.O05係以下、 sot、Affi : 0
.5%以下、N:0.05〜0.3%、 Ni: 30
−60 %、 Cr: 15〜30 %を含有し、Mo
:12%以下およびW:24%以下のうちの1種まだは
2種を含有し、さらにCu:2%以下およびCo: 2
%以下のうちの1種または2種と、希土類元素:o、1
oTo以下、Y:0.20チ以下。 Mg: 0.10%以下、Ti:0.5%以下、および
Ca:0.101%以下のうちの1種または2種以上と
を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成(以
上重量係)を有し、かつ、 cr (@+10 Mo (%)+ 5 W(1≧11
0%。 8チ≦Mo(@++W(@≦12%。 の条件を満足する合金を、1000℃以下での肉厚減少
率:10%以上、仕上温度=800℃以上の条件で熱間
加工し、引続いて10〜60g)の肉厚減少率で冷間加
工することを特徴とする耐応力腐食割れ性に優れた高強
度油井管の製造法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10898781A JPS5811737A (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 耐応力腐食割れ性に優れた高強度油井管の製造法 |
US06/389,568 US4421571A (en) | 1981-07-03 | 1982-06-17 | Process for making high strength deep well casing and tubing having improved resistance to stress-corrosion cracking |
GB08217860A GB2104100B (en) | 1981-07-03 | 1982-06-21 | High strength deep well casing and tubing having improved resistance to stress-corrosion cracking |
SE8204121A SE461986C (sv) | 1981-07-03 | 1982-07-02 | Foerfarande foer framstaellning av hoeghaallfasta djupborroer med bestaendighet mot spaenningskorrosion |
DE3224865A DE3224865C2 (de) | 1981-07-03 | 1982-07-02 | Verfahren zur Herstellung von hochbelastbaren Verrohrungen für Tiefbohrungen oder dergleichen |
FR8211645A FR2508930A1 (fr) | 1981-07-03 | 1982-07-02 | Procede de fabrication de chemisages et de tubes a haute resistance mecanique pour puits profonds |
SE8901647A SE502102C2 (sv) | 1981-07-03 | 1989-05-09 | Förfarande för framställning av höghållfasta djupborrör med beständighet mot spänningskorrosion |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10898781A JPS5811737A (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 耐応力腐食割れ性に優れた高強度油井管の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5811737A true JPS5811737A (ja) | 1983-01-22 |
JPS6363611B2 JPS6363611B2 (ja) | 1988-12-08 |
Family
ID=14498709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10898781A Granted JPS5811737A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-13 | 耐応力腐食割れ性に優れた高強度油井管の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5811737A (ja) |
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
JPS58221252A (ja) * | 1982-04-20 | 1983-12-22 | ハンチントン・アロイス・インコ−ポレ−テツド | 冷間加工可能な固溶体合金 |
JPH0276216A (ja) * | 1988-09-12 | 1990-03-15 | Fujitsu Ltd | 透過マスク及びそれを有する電子ビーム露光装置 |
WO2006003954A1 (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-12 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Ni基合金素管及びその製造方法 |
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-
1981
- 1981-07-13 JP JP10898781A patent/JPS5811737A/ja active Granted
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JPH0276216A (ja) * | 1988-09-12 | 1990-03-15 | Fujitsu Ltd | 透過マスク及びそれを有する電子ビーム露光装置 |
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