JPS58210158A - 耐食性の優れた油井管用高強度合金 - Google Patents

耐食性の優れた油井管用高強度合金

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Publication number
JPS58210158A
JPS58210158A JP9233082A JP9233082A JPS58210158A JP S58210158 A JPS58210158 A JP S58210158A JP 9233082 A JP9233082 A JP 9233082A JP 9233082 A JP9233082 A JP 9233082A JP S58210158 A JPS58210158 A JP S58210158A
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JP
Japan
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less
alloy
corrosion resistance
composition
strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP9233082A
Other languages
English (en)
Inventor
Terutaka Tsumura
津村 輝隆
Yasuo Otani
大谷 泰夫
Akio Ikeda
昭夫 池田
Shiro Mukai
向井 史朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP9233082A priority Critical patent/JPS58210158A/ja
Publication of JPS58210158A publication Critical patent/JPS58210158A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、高強度兼びに優れた耐食性、特に優れた耐
応力腐食割れ性をML、これらの特性が要求される苛酷
な条件下での石油および天然ガスの採掘に用いられる油
井管用とし、て用いるのに適した合金に関するものであ
る。
近年、油井および天然ガス井は深井戸化の傾向が著しく
、刀nえて産出油や産出ガス中には湿潤な硫化水素(山
S)をはじめとして、炭酸ガス(Co宏)や塩素イオン
(Cf)などの腐食性成分が含まれることが多くなって
きている。
このように井戸深さが増大すると、産出する原油やガス
の圧力、さらに地1の土庄が増加するようになると共に
1便用される油井管自身の自重による引張荷重も増加す
るようになることから、これに使用される油井管には、
これらの力に耐え得る高強度が要求されるばかりでなく
 −H2S 、Cow ’。
およびCI−などの腐食性成分を含有する油井およびガ
ス井環境(以下Hs S −C(h −Cl−油井環境
という)下での腐食の主たるものが応力腐食割れである
ことから、優れた耐応力腐食割れ性を具備することが要
求される。
一方、油井管の防食には、インヒビタと呼ばれる腐食抑
制剤を油井管内に投入する方法が一般的方法として用い
られているが、この方法は油井およびガス井が海上にあ
る場合などには有効に活用できな贋ことも多く、また十
分な成果も期待できない。さらに油井管を保饅皮膜で被
覆する方法を用いる場合もあるが、この場合も十分な防
食成果は期待できない。
このような事情に鑑み、最近ではステンレス鋼をはじめ
とし、インコロイやハステロイ(いずれも商品名)など
の高級な材料を油井管の製造に用いる試みもなされてい
るが、これらの材料のうち特にインコロイやハステロイ
は、いずれも高価なNiを多量に含有するために高価な
ものとなるばかりでなく、いずれの材料もHs S −
C0s−CI−油井環境下での腐食挙動についての詳細
は十分に解明されるに至っておらず、しかも深井戸用油
井管に要求される高強度を具備していないものである。
そこで1本発明者等は、上述のような観点から。
深井戸や、苛酷な腐食環境、特に迅5−CO*−CAt
−油井環境下での石油および天然ガスの採掘に十分耐え
得る高強度と優れ念坩応力腐食割れ性を具備した油井青
用材料を得べく研究を行った結果。
(al  Hs S −C(h −C1−油井環境下に
おける腐食の主九るものは応力腐食割れであるが、この
場合の応力腐食割れは、オーステナイトステンレス鋼に
おける一般的な応力腐食割れとは挙動を全く異にするも
のであること。すなわち、一般の応力腐食割れがCI−
の存在と深く係わるものであるのに対して、迅5−Co
叩−CI’  油井環境VL↓Φt9Cは、Cl−もさ
ることながら、それ以上に′HsSの影響が大きらこと
(bl  油井管として実用に供される鋼管は、一般に
強度上の必要から冷間加工が施されるが、冷間加工は上
記応力腐食割れに対する抵抗性を著しく減少させること
(el  HI3−CヘーC1−油井環境での鋼の溶出
速度(腐食速度)は、 Mn5Cr+Ni+Mo+およ
びWの含有飯に依存し、これらの成分からなる表面皮膜
によって耐食性が保持され、かつこれらの成分は応力腐
食割れに対してもその抵抗杆を高め、特に。
Crt%l+Moe561+ LWe%l : 25%
以と。
Mo 1961 + −We%l : 1.5〜4.0
 % 。
を満足すると共に* Mn : 2−0〜l 5−09
b a Cr : 2 L5%超〜35.0%、Ni:
15.0〜25.0%を含有し、負らにMo:4.0%
以下およびW:S、0%以下のう旭の1種tたF!2種
を含有すると、冷間加工材であっても、きわめて腐食性
の強いHs B−Cot−CI−油井li!境下、特に
150℃以下の&S−Cow−(J−油井環境下におい
て、応力腐食割れに対して優れた抵抗性を示す表面皮膜
が得られること。
ldJ  Ni成分は1表面皮膜に対する作用だけでな
く1組織的にも耐応力腐食割れ性を高める作用をもつこ
と。
(el  合金成分としてNbを0.05〜4.0 %
含有させると一段と合金強度が向上するようになること
(fl  同じく合金成分としてNを0.03〜0.4
0%含有させると合金強度が向上するようになると共に
、Cとの共存において合金組織が改′善されること。
瞳; 合金成分としてCoe<1.05〜3.0%含有
させると1合金は一段と固溶強化および加工強化するよ
うになると共に、耐応力腐食割れ性も向上するようにな
ること。
伽)合金成分としてCuto、05〜3.0%含有させ
ると合金の強度および耐食性が一段と向上するようにな
ること。
(it  合金成分として希土類元紫、特に望ましくは
原子番号57〜7エの希土類元累のうちの1種または2
種以上(以下これらを総称して希土類元累という) :
 0.001〜0.1θ%、Y:0.001〜0.20
%、 Mg : 0.001〜0.10%、 Ca :
 0.001〜0.10%。
およびTi:0.005〜0.50%のうちの1種また
は2mを含有させると1合金の熱間加工性が一段と改善
されるようになること。
以上1al〜(ilに示される知見t−得たのである、
したがって、この発明は、上記知見にもとづいてなされ
たものであって、C:0.lO〜0.25%、Si:1
.0%以下、 Mn:2.O〜15.0%、P:0.0
30 %以下、S : 0.010%以下、 gol、
AA’ : 0.5%以下、Cr:22.5%超〜35
.0%、Ni:15.0〜25.0%、Nb:0.05
〜4.0%、N:0.03〜0.40%を含有し、MO
=4.0%以下およびw:g、o%以下のうちの1sま
たは2種を含有し、さらに必要に応じて、CO:0.0
5〜3.0%、 Cu : 0.05〜3.0%、希土
類元累二0.001〜0.10.%、Y:0.001〜
0.20%、Mg:0.001〜0−10 % + C
a : 0−001〜O−10%、およびTi:0.0
05〜0.50%のうちのletたは2s以上を含有し
かつ。
2 Mn f!ib) + Nl fs) : 20%
以上。
を満足し、残りがFe  とその他の不可避不純物から
なる組成(以上重量%)を有する耐応力腐食割れ性に優
れた油井管用高強度合金に特徴を有するものである。
つぎに、この発明の合金において、成分組成範囲を上記
の通りに駆足した理由を説明する。
(aン  C C成分には合金の強度を向上させる作用があるが、その
含有lが0.10%未満では所望の高強度を得ることが
できず、一方0.25%を越えて含有させると溶体化処
理後急冷しても炭化物が析出し。
耐食性劣化の原因となることから、その含有量管0.1
θ〜0.25%と足めた。
(bl  5i St酸成分脱醗成分として必要な成分であるが。
その含有量が1.0%を越えると熱間加工性および延性
が劣化するようになることから、その上限値を1.0%
と定めた、 lc)  Mn Mn成分には、上記の通りNi、Cr、Mo、およびW
との共存において耐応力腐食割れ性を改善するほか、冷
間加工による強度向上を促進し、さらにNの固溶を促進
するほか1合金組繊を改善する作用があるが、その含有
量が2.0%未満では前記作用に所望の効果が得られず
、一方15.0%を越えて含有させると熱間加工性が劣
化するようになることから、その含有量を2.0〜15
.0%と足めた。
ldJ  P P成分には、応力腐食割れに対する感受性を高める作用
があり、この作用は、その含有量が0.030%を越え
ると大きく現われるようになることから。
その上限値を0.030%と足めた。
i6)  S S成分には1合金の熱間加工性を劣化させる作用があり
、この作用は、その含有量が0.010%管越えると顕
著に現われる傾向にあり、し九がってその含有量の上限
値を0.010%と足めた。
If)  sol、AJ MはStと同様に脱酸成分として有効な成分であり、 
 sol、AA!含有量で0.5%°まで含有させても
合金特性を何らそこなうものではなめことから、その含
有量の上限値を、  sol、AJで0.5%と定めた
瞳I  Cr Cr成分−は、 Mn+Ni、MoおよびW成分との共
存において耐応力腐食割れ性を著しく改善する作用があ
るが、その含有量が22.5%以下では相対的に低いN
i含有量との関係で所望の優れた耐応力腐食割れ性を確
保することができず、一方35.0%を越えて含有させ
ると熱間加工性が低下するようになることから、その含
有量t22.5%超〜35.0%と足めた。
(hl  Ni Ni成分には合金の耐応力腐食割れ性を向上させる作用
があるが、その含有量が15.0%未満では所望の優れ
た耐応力腐食割れ性を確保することができず、また組織
面から熱間加工性を劣化させる場合があり、一方25.
0%tSえて含有させても後述の第1図や第2表の環境
下では耐応力腐食割れ性により、−陣の向上効果が現わ
れないことから。
経済性をも考慮して、その含有量を15.0〜25.0
%と定めた。
(tl  Nb Nb成分には合金の強度を著しく同上させる作用がある
が、その含有量が0.05 %未満では所望の強度向上
効果が得られず、一方4.0%を越えて含有させると、
#間加工性が劣化するようになることから、その含有量
を0.05〜4.0%と足めた。
jl  N N成分には、C成分との共存において合金組織を改善し
、かつ素地に固溶して、これを強化大、る作用があるが
、その含有量が0.03%未満では前記作用に所望の効
果が得られず、一方その含有量が0.40%を越えると
1合金の浴製および造塊が困・難°; になることから、その含有量を0.03〜0.40%と
定めた。
仮)  MoおよびW 王妃の通0.これらの成分には、Mn、Cr、およびN
iとの共存において耐応力腐食割れ性を改善する均等的
作用があるが、Mo:4.0%およびW:8.0%をそ
れぞれ越えて含有させても、Sに150℃以下の)hS
−COz−(J−泊井墳境ではより一階の向上効果が現
われないことから、#2済性を考慮して、その含有iを
Mo:4.0%以下、およびW:8.0 %以下とそれ
ぞれ足めた。
(II  C。
CO酸成分は、素地に固溶して、これを強化するばが9
でなく、加工強化を促進し、さらに合金の耐応力腐食割
れ性を向上させる作用があるので。
これらの特性が要求される場合に必要に応じて含有され
るが、その含有量が0.05%未満では前記作用に所望
の向上効果が得られなC0一方COは高価であるためこ
こでは経済性を考慮して、その含有量’Ik0.05〜
3.0%と定めた。
(ml  Cu Cu成分には1合金の強度および耐食性を同上させる作
用があるので0%にこれらの特性が要求される場合に必
要に応じて含有されるが、その含有量が0.05%未満
では前記作用に所望の向上効果が現われず、一方3.0
%を越えて含有させると合金の熱間加工性が劣化するよ
うになることから。
その含有量を0.05〜3.0%と足めた。
lnl  希土類元素、 Y、Mg、Ca、およびTi
これらの成分El−1..熱間児工性を改善する作用が
あるので、特に厳しい条件下で熱間加工を行なう必要が
ある場合などに含有されるが、その含有量がそれぞれ希
土類元素:o、ooi%未満、Y:0.001%未満、
 Mg : 0.001%未満、 Ca : 0.00
1%未満、およびTi : 0.(105%未満では所
望の熱間加工性改善効果が得られず、一方希土類元素:
 0.10%、 Y : 0.20%、Mg : 0.
10%、CIL : (1,10%、゛およびTi:0
.50%をそれぞれ越えて含有させると。
せっかくの熱間加工性改善効果に劣化傾向が現われるよ
うになることから、それぞれの含有量を。
希土類元素:0.001〜0.lO%、Y:0.001
〜0.20% 、Mg : 0.001〜0.10%s
ca:o、ooi 〜0.10%。
およびTi:0.005〜0.50%と定めた。
(o)  J−Mn St + Ni−およびCr m
l 十Mo %) + LWTh12 第1図は、厳しめ腐食環境下、すなわちH2S−CO2
−C1−油井環境に相当する環境下での耐応力腐食割れ
性に関して−Cr tpb) 十Mo H+ T W−
とJ−Mn I%J +Ni−との関係を示したもので
るる。すなわちs Mn g Cr @ N il M
 OaおよびWの含有量を種々変化させたFe −Mn
 −Cr −Ni−Mo4 Fe −Mn −Cr −
Ni−W系、およびFe −Mn−Cr−Ni −Mo
 −W系の合金を溶製し、a造し、鍛伸および熱間圧延
を施して板厚=10協の熱延板とし、ついでとの熱延板
に、温度: 1075℃〜1125℃に30〜90分間
保持後水冷の溶体化処理を施した後1強度向上の目的で
、圧延率:20%の冷間圧延を施し、この結果得られた
冷延板から圧延方向と直角に、厚さ:2 ss x幅:
10ssx長さニア5m11の試験片を切り出し、この
試験片について、I!2図に示す3点支持ビーム治具を
用す、前記試験片Sに降伏強さく0.2%耐力)に相当
する引張応力を付加した状態で、迅Sを7気圧の圧力で
、C02を10に圧の圧力て飽和させたlO%NaCl
溶液(温F:J50℃)中に960時間浸漬の応力腐食
割れ試験を行ない、試験後、前記試験片における割れ発
生の肩無を観察した。これらの結果にもとづき、 ’ 
Mn %1+N1e961とCr N + Mo%I+
!−We%Iとの関係1(おいてプロットしたところ、
応力腐食割れに関して第1図に示される結果を示したの
である。なお、第1図におりて、Q印は割れ発生なし、
X印は+f!In発生ありをそれぞれ示すものである。
第1図に示%未満にして、’MM〜l+Nit%)の値
が20%未満の範囲では所望の耐応力腐食割lれ性が得
られないことが明らかである。以上の結果か′ら、fれ
fcTh応力腐食割れ性を確保するためには、Cr k
l 十Mu−)十−We%I:25%以上、!−Mnt
%l + Nl Nl : 209h2 以上とする必要がある。
Lpl  Mo %)+ンWTpb) MOとWの含有量に関して、Mo1%4+LWm)で規
定するの杜、WがMOに対し原子飯が約2倍で、効果の
点では約半分で均等となることからで、この値が1.5
%未満では所望の耐応力腐食割れ性を確保することがで
きず、一方、この値が4.0%を越えてMoおよびWt
−含有させても、上記の通りよりm−の耐応力腐食割れ
性同上効果拡現われず。
実質的に不必要な量C) MoおよびWの含有となり、
コスト高の原因となって経済的でないことから。
Mo H+ HW−の値を1.5〜4.0%と足めた。
なお、この発明の合金において、その他の不可避不純物
としてB、Sn、Pb、およびzn t−それぞれ0.
05%以下の範囲で含有しても、この発明の合金の特性
が何らそこなわれるもので杜ない。
また、この発明の合金より油井管を製造するに際しては
、まず通常の電気炉、アルゴン−散票脱炭炉(AOD炉
)、エレクトロスラグ溶解炉(ESR炉)などを使用し
て所定の成分組成を有する溶鋼を浴製し、重11 : 
2 ton程度の鋼塊とした後、1(1=50〜125
0℃の温度に均熱した状態で、直径:150〜300腸
φOビレクトに分塊し、引続いて1050〜1250℃
の温度に加熱し、熱間加工によって管材とされるが、そ
の際強度を付与する目的で、再結晶の進まない1(10
0℃以下の温度範囲での肉厚減少率が30%以上となる
条件で熱間加工することによって管材とする工程が好ま
しい。この結果の管材は、熱間加工ままの状態か、ある
いは850〜1150℃の温度で溶体化処理した状態で
、さらに肉厚減少率:5〜70%、望ましくは10〜5
0%の冷間加工を施した状態で実用に供されるが。
この状態の管材は、降伏強さく0.2%耐力)ニア0K
gf/m−以上の高強度を有し、かつ延性および靭性は
勿論のこと耐応力腐食割れ性に優れたものである。
つぎに、この発明の合金を実施例により比較例と対比し
ながら説明する。
実施例 それぞれ第1表に示される成分組成をもった溶鋼を通常
の溶解法にて調製した後、鋼塊となし。
この鋼塊を1050〜1200℃の温度に均熱し、熱1
M鍛造を施してビレットとし、この場合熱間加工1性を
評価する目的でビレットに割れの発生があるか否かを観
察し、さらにビレットを中ぐpした後。
1050〜1200 Cの温度に加熱して、熱間押出加
工を施して管材とし、さらにこの管材に1強度を付与す
る目的で、熱間加工tまの状態もしくは1050〜11
25 ℃のB匿で溶体化処理した状態で同じく第1表に
示される肉厚減少率にて冷間抽伸加工を施すことによっ
て6本発明合金管材1〜21゜比較合金管材1−10.
および従来合金管材1〜4をそれぞれ製造した。
なお、比較合金管材1−10は、いずれも構成成分のう
ちのいずれかの成分含有fIkあるいは条件式(第1表
に※印を付して表示)が、この発明の範囲から外′れた
組成をもつものであり、また従来合金管材1は5US3
16に、従来合金管材2は5US3108に、従来合金
管材3は19US329J1  に、さらに従来合金管
材4はインコロイ800にそれぞれ相当する組成をもつ
ものである。
ついで、この結果得られた各種の管材より長さ:201
1にの試験片をそれぞれ切出し、この試験片より長さ方
向にそって中心角で60°に相当する部分を切落し、こ
の状態の試験片に第3図に正面図で示されるようにボル
トを貫通し、ナツトで締めつけて管外表面に降伏強さく
0.2%耐力)に相白する引張応力を付加し、この状態
の試験片Sに対して、迅S′tそれぞれ0.1気圧、l
気圧、およびlO気圧で、 CoRをいずれも10気圧
で含有させた3種のHI3−Co!含有のlO%Nac
l 溶液(液温:IFiO’C)中に960時間浸漬の
応力腐食割れ試験を行な−、試験後における応力腐食割
れの有無を観察した。これらの結果會、上記の熱間鍛造
時の割れ発生の有無、降伏強さく0.2%・耐力)およ
び伸びと共に、第2表に合せて示した。なお、第2表に
おいて、O印はいずれも割れ発生のない場合。
x印は割れ発生のある場合を示すものである。
第2表に示される結果から、比較合金管材1〜lOは、
熱間加工性、耐応力腐食割れ性、およ5び強度のうちの
少なくともいずれかの性質が劣ったものであるのに対し
て1本発明合金管材1〜21は、いずれも高強度および
高延性、並びに優ねた熱間加工性および耐応力腐食割れ
性を有し、特に腐食条件の厳しいIO気圧Ha S−1
0気圧COx−10%NaC1f&液液中も割れ発生は
皆無であり。
相対的に耐応力腐食割れ性に劣る従来合金管材1〜4と
比較しても一段とすぐれた特性を有することが明らかで
ある。
上述のように、この発明の合金は、特に高強度並びに優
れたIt応力腐食割れ性を有して―るので。
これらの特性が要求される笥酷な環境下での石油および
天然ガス採掘に用いられる油井管として。
さらに地熱井管などとして使用した場合にきわめて凝れ
比性能を発揮するのである。
、6 シ 4、図面の簡単な説明              番
した図、第2図および第3図はそれぞれ板状および管状
試験片を用いる応力腐食割れ試験の態様を示す正面図で
ある。
出願人  住友金属工業株式会社 代理人  富   1)  和  夫(ほか1名)第 
1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11C: 0.10〜0.25%、 Si : 1.
    0%以下* Mn :2.0〜15.0%、P:0.0
    30%以下、 8 : 0.010  %以下、 ao
    l、Ae: 0.5%以下、Cr:22.5%超〜35
    .0% 、 Ni : l 5.0〜25.0%、Nb
    :0.05〜4.0%。 N : 0.03〜0.40%を含有し、Mo:4.0
    %以下およびW : 8.0%以下のうちのl積または
    2棟を宮肩し、かつ。 Cr9%l+Mot%)+2W%):25%以上。 Mo H+’ W2N) : 1.5〜4.0 % 。 を満足し、残りがFe  とその他の不可避不純物から
    なる組成(以上xi%)を有することを特徴とする耐食
    性の優れた油井管用高強度合金。 121  C: 0.10〜0.25%、B> : J
    、0%以下、Mn:。 2.0〜15.0%、 P : U、030%以ド、S
     : 0.010%以下、 aol、AJ : 0.5
    %以下、Cr:22.5%超〜35.0%、Ni : 
    J 5.0〜25.0%、Nb : 0.05〜4.0
    %。 N : U、03〜0.40%を含有し、 MO:4.
    Oq6以下およびW : S、0%以下のうちのl極ま
    たは2柚を首肩し、さらにCo : 0.05〜3.0
    %を含有し、かつ。 Mo e%l + ’ W(%J : 1.5〜4.0
    %。 を満足し、残りがFe  とその他の不i」避不純物か
    らなる組成(以上電波%)を有すること’i**とする
    耐食性の優れた油井管用高強度合金。 (31C: 0.10〜0.25%、st:1.o%以
    下、Mn:2.0〜15.0 % 、  P  :  
    0.0 3 0  % 以 −F   、   S  
     :   0.010  %以下1 sol、A/ :
     U、5 %以下+ Cr : 22.5 %、超〜3
    5.0%、Ni:15.0〜25.0%、Nb:0.0
    5〜4.0%。 N : U、03〜0.4 U%′5r含有し、 Mo
     : 4*0  %以下およびw:s、o%以下のうち
    のI 411iまたは2イtl−言有し、さらにCu:
    0.05〜3.0%を含有し、・かつ。 ” Mn1%)+Ni %) : 20 %以上。 2 MO←リトト L %V%J:1.5 〜4.0 % 
     。 を満足し、*pがFe  とその他の不可避不純物から
    なる組成(以上憲漱%)t−有することを特徴とする耐
    食性の優れた油井管用高強度合金。 141  C:0.lO〜0.25%、 Si : 1
    .0%以下、 Mn :2.0〜15.0%、 P :
     0.(330%以下、8 : 0.01U%以下、 
    sol、Al: 0.5 %以下、 Or : 22.
    5%超〜35.0%、Ni:15.0〜25.0%、N
    b:0.05〜4.0%。 N:す、03〜0.40 % t”含有し* Mo :
     4−0 %以下シよびW : 8.0%以下のうちの
    口1またL2柚を含有し、さらに希土類元素: 0.0
    01〜0.1θ%、Y:0.00 j 〜0.20%、
    Mg:0.001〜0.10%、Ca:0.001〜t
    1.109i、およびTi:0.005〜0.50%の
    うちのtStたは2棟以上を含有し、かつ。 !−MnkJ十N11%J:20%、以上。 Cr e%I+Mo 1%J +’ W1%J : 2
    5%以上。 Mo p=l + LW t%l : 1.5〜4eO
    %。 t−幽足し、残りが勤゛e とその他の不可避不純物力
    ・らなる組成(以上7B J19Q)を有することを特
    徴とする耐*性の攪tlfc/ill +t−管用高強
    度合並0(51C:0.JO〜0.25%、Si : 
    1.Oqb以下、Mu:2.0〜15.0%、P:0.
    030%以下、S : 0.010%以下、 sol、
    AJ : 0.5 ’、b S’)、下、 Cr : 
    22.5  %超〜35.0%、 Nt : 15.0
    〜25.0%、 Nb : 0.05〜4.0%。 N:0.03〜0.40%を含有し、Mo : 4.0
    9b 以下およびW : 8.1)%以下のうちのj稙
    または2111’lr含有し1.さらにCo : 0.
    05〜3.0%と、 Cu: (1,05−3,0チと
    を含有し、かつ。 LMn19Ll+Nit%J: 20 %以上。 Mo ej61 +LW1%l:1.5〜4.0%。 を満足し、残りがFe  とその他の不可避不純物から
    なる組成(以」;重W19&’)′t−有することを特
    徴とする耐食性の優れた油井管用高強度合金。  、(
    61C:(1,Jo 〜o、zs%、st:J、o%以
    下、 Mn 二2.0〜15.0%、 P : 0.0
    30%以下、 S : lJ、010  %以下、 s
    ol、AJ : 0.5%以下、Or:22.5%超〜
    ′135.0%、 Ni : J 5.0〜25.0%
    、 Nb : 0.05〜4.0%。 N二〇、03〜0.40 $ 1−含有し、Mo: 4
    .(1−以1およびW : 8.0−以下のうちの1檀
    または2柚を1+し、さらtic Go 二〇、05〜
    3.0 %と、希土類]し索: 0.001〜0.10
    チ、 Y : 0.001〜0.20チ1Mg:0.0
    01〜0.10%、Ca:0.001〜0.10チ、お
    よびTi:0.005〜o、s O9gのうち01種ま
    たは2種以上とを含有し、かつ。 ”Mlx(チl+Nitチ):20−以上、Cr1%l
    +Mol優1+’ W(%) : 25 %以上、Mo
     15曙;)+(シー17M%) 二 1.5〜4.0
    %。 を満基し、残・りがF@ とその他の不可避不純物から
    なる組成(以上M*% )を有することを%徴とする耐
    食性の優れた油井管用高強度合金。 (7)  C:0.10〜0.25%、 st:i、o
    n以下、 Mn :2.0〜15.0%、P : 0.
    030%以下、S : 0.010%以下、sol、A
    t: 0.5 fir以下、Cr:22.5%超〜35
    .0≠、Ni:15.0〜25.0チ、Nb:0.05
    〜4.0%、N : 0.03〜o、40%を含有し、
    Mo : 4.0 %以FおよびW : 8.0チ以下
    Oうちの1種また12棟を1自し、さらにCu : 0
    .05〜3.U%と、希土類元素:0、旧■〜0.lO
    %、 Y: 0.(Jul i−0,20%、Mg:亀
    Lt101〜0.10%、 Ca : (J、001〜
    0.1°%、$・よひ1°i : 0.005〜0.5
    0 %のうちの1棟または2棟以上とを含有゛し、かつ
    。 Mo N + HW%l:1.5〜4.0%。 を満量し、残りがF、  とその他の4\口j趨4くに
    詠物力\らなる組成(以上][iil 9i・)金山す
    ることを%信とする耐食性の優扛た油井管用高強度合金
    。 −81C:0.1t)〜0.25% 、  Si  :
      1.0% 以−F  、  Mll:2.0〜15
    .0%、 P : 0.030%以下、 S : 0.
    010%以下、 sol、AA! : 0.5%以下、
     er:22.5 s超〜35.0%、Ni:15.0
    〜25.0%、 Nb : 0.05〜4.0%。 N: 0.03〜0.40%を含有し、Mo:4.0%
    以−ト°ふ)よびW:S、O%%以下うちの1柚または
    2柚を含有し、さらにCo : 0.05〜3.0%と
    、 Cu : 0.05〜3.0%と、希土類元素:0
    .Ih〜0.lO%、y:o、our〜0.20%、 
    Mg : 0.0(11〜(1,10%、Ca:U、O
    Ul〜0.10%、およびTi:0.005〜0.50
    %のうちの11ま友は2s以上とを含有し、かつ。 Mo N + z W f%J : 1.5〜4.0%
    。 を満足し、残りがFe  とその他の不可避不純物から
    なる組成(以上mt%)′fI−有することを特徴とす
    る耐食性の優れた油井管用高強度合金。
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