JPS5811555A - ベタシアニン色素製剤 - Google Patents
ベタシアニン色素製剤Info
- Publication number
- JPS5811555A JPS5811555A JP11014881A JP11014881A JPS5811555A JP S5811555 A JPS5811555 A JP S5811555A JP 11014881 A JP11014881 A JP 11014881A JP 11014881 A JP11014881 A JP 11014881A JP S5811555 A JPS5811555 A JP S5811555A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- betacyanin
- acid salt
- sodium
- ascorbic acid
- pigment preparation
- Prior art date
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- Granted
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、天然色素ペタシアニンに係るものでアリ、
同色素の欠点である耐光性、耐熱性に劣る点を改良した
安定な色素製剤を収得することを目的とする。
同色素の欠点である耐光性、耐熱性に劣る点を改良した
安定な色素製剤を収得することを目的とする。
ベタシアニンは、中心千日植物にのみみられる赤色色素
で・なかでも食用植物赤ビートの根に存在するものは、
毒性が見出されないところから、食品の天然着色料とし
て広く利用されている。ベータシアニンは、p kl
8.5〜7で、やや紫味のある美4な赤色を呈し色調は
安定しているものの、耐光性、耐熱性に劣るという着色
料としての重大な欠点をもっている。しかもこの欠点は
食品に多いp kl 8.5以下になると更に増大する
。この欠点を補うために抗酸化剤や金属封鎖剤の併用に
ついて多くの知見が公表されている。
で・なかでも食用植物赤ビートの根に存在するものは、
毒性が見出されないところから、食品の天然着色料とし
て広く利用されている。ベータシアニンは、p kl
8.5〜7で、やや紫味のある美4な赤色を呈し色調は
安定しているものの、耐光性、耐熱性に劣るという着色
料としての重大な欠点をもっている。しかもこの欠点は
食品に多いp kl 8.5以下になると更に増大する
。この欠点を補うために抗酸化剤や金属封鎖剤の併用に
ついて多くの知見が公表されている。
この発明は、これら従来知見の欠点を改善したものであ
シ、その要点はベタシアニンに抗酸化剤L−アスコ〃ビ
ン酸殖、金属イオン封鎖剤、リン酸塩類、およびフラボ
ノーIv類を併用することKよシ、それらを単独で或は
これらの2者併用するよシも更にその効果を相乗的に増
大し工業的に有利にしたものである。
シ、その要点はベタシアニンに抗酸化剤L−アスコ〃ビ
ン酸殖、金属イオン封鎖剤、リン酸塩類、およびフラボ
ノーIv類を併用することKよシ、それらを単独で或は
これらの2者併用するよシも更にその効果を相乗的に増
大し工業的に有利にしたものである。
ここにベタシアニンとは、赤ビートその池水色素を含有
する可食植物(例えば、つるむらさき、その他)の乾燥
物、抽出液、抽出色素乾燥物、又は抽出液から*累処坤
、樹脂処理等によシ得られる色素をいう。
する可食植物(例えば、つるむらさき、その他)の乾燥
物、抽出液、抽出色素乾燥物、又は抽出液から*累処坤
、樹脂処理等によシ得られる色素をいう。
L−1スコルビン酸類、リン酸塩類、フラボノール類は
、着色目的食品が含水物である場合には、ベタシアニン
で着色した系にこれらを加えて均質化するか、又はこれ
らを加えた食品系にベタシア二ンを艇加して均一化して
も同様の効果に!得しうろことはいうまでもない。
、着色目的食品が含水物である場合には、ベタシアニン
で着色した系にこれらを加えて均質化するか、又はこれ
らを加えた食品系にベタシア二ンを艇加して均一化して
も同様の効果に!得しうろことはいうまでもない。
抗酸化剤のL−アスコルビン酸類としては、L−アスコ
ルビン酸、エリソルビン酸及びその塩類があげられる。
ルビン酸、エリソルビン酸及びその塩類があげられる。
金属イオン封鎖剤のリン酸塩類としては、リン酸塩、ポ
リリン酸塩メタリン酸塩。
リリン酸塩メタリン酸塩。
ピロリン酸塩等があげられる。
フラボノール系物質としては、ルチン、モリン、ケルセ
チン等があげられる。″ ベタシアニンに対するこれら8者の物質の割合は、特に
限定しないが多くの場合に使用されるものの1例は仄の
通りである。
チン等があげられる。″ ベタシアニンに対するこれら8者の物質の割合は、特に
限定しないが多くの場合に使用されるものの1例は仄の
通りである。
ベタシアニン(色価10%fi20換算)100gL−
アスコルビン酸類 8〜10gリン
酸塩類 8〜10g7、ポアー
2.化合物 0.1〜0.5g(ベタシア
ニア0色価は日本食品添加物団体連合会自主規格のビー
)L/ラッド素の色価の測安法による6色相E10%1
cm20は・ ベタシアニンの0.18%(重量、以下同じ)の9度に
あたる、)3者の物質の添加の要領は・均質添加である
。
アスコルビン酸類 8〜10gリン
酸塩類 8〜10g7、ポアー
2.化合物 0.1〜0.5g(ベタシア
ニア0色価は日本食品添加物団体連合会自主規格のビー
)L/ラッド素の色価の測安法による6色相E10%1
cm20は・ ベタシアニンの0.18%(重量、以下同じ)の9度に
あたる、)3者の物質の添加の要領は・均質添加である
。
以下、この発明の作用効果を詳し〈実施例で説明する。
例1゜
0.8%クエン酸、13%グラニユー糖を含む酸糖液に
下表の割合で3者の物質を加え、日光照射50ラングレ
ー、加熱処理8000.20分行った後の色素残存率を
比較した。
下表の割合で3者の物質を加え、日光照射50ラングレ
ー、加熱処理8000.20分行った後の色素残存率を
比較した。
(結果)
出発時の試料の吸光度を100とし、処理後の試料の吸
光度との比で色素の残存率(上表中秦で示す)を示した
。
光度との比で色素の残存率(上表中秦で示す)を示した
。
色の1lI4は殆んど赤味を消失したため測定しなかっ
た。(測定波長585nm、イオン交換水使用) この結果より・L−アスコルビン酸ソーダ、リン酸塩・
さらにルチン、モリンを添加すると色素の残存率が耐光
性で約20%、耐熱性で5〜10%増すことが判った。
た。(測定波長585nm、イオン交換水使用) この結果より・L−アスコルビン酸ソーダ、リン酸塩・
さらにルチン、モリンを添加すると色素の残存率が耐光
性で約20%、耐熱性で5〜10%増すことが判った。
例2゜
ルチンの使用量について検討の結果次の結果を得た。
(結果)
ルチンの添加の効果は耐光性で顕著である。
例8゜
L−アy、コwビンa系m質であるL−アスコルビン酸
、エリソルビン酸、L−アスコルビン酸ソーダ、エリソ
ルビン酸ソーダについてノ検討 (結果) 対照即ち添加しないビートレッド色素は0.8%クエン
酸水で9♂C湯浴達温後冷却しても、殆んど赤味が消失
するが、この発明のものは何れも、70〜78%の色素
残存¥を示した。このものをもう一度量様加熱処理した
ものも、なお50%以上の残存率を示した。耐光性にお
いてもアスコルビンElllO差は殆んどなかりた。
、エリソルビン酸、L−アスコルビン酸ソーダ、エリソ
ルビン酸ソーダについてノ検討 (結果) 対照即ち添加しないビートレッド色素は0.8%クエン
酸水で9♂C湯浴達温後冷却しても、殆んど赤味が消失
するが、この発明のものは何れも、70〜78%の色素
残存¥を示した。このものをもう一度量様加熱処理した
ものも、なお50%以上の残存率を示した。耐光性にお
いてもアスコルビンElllO差は殆んどなかりた。
粉末ビートレッド色素 90.0% 90.0%
L−アスコルビン酸 5.0% 5.0%
ヘキサメタリン酸ソーダ 4.5% 5.0%
ルチン 0.5% −金粉末混合した
製剤をアルコール25%、グラニユー糖25%含有のア
ルコール飲料に1%濃度で添加し着色して、次の安定性
を得た。試料は200m2瓶で密栓し、蛍光灯15WX
20の耐光試験器内で72時間連続、144時間連続
紫外線照射した・ 粉末ビートレッド色素は72時間照射後既に殆んど赤味
を消失していたが、本発明は144時間後も美しい赤色
を保った。
L−アスコルビン酸 5.0% 5.0%
ヘキサメタリン酸ソーダ 4.5% 5.0%
ルチン 0.5% −金粉末混合した
製剤をアルコール25%、グラニユー糖25%含有のア
ルコール飲料に1%濃度で添加し着色して、次の安定性
を得た。試料は200m2瓶で密栓し、蛍光灯15WX
20の耐光試験器内で72時間連続、144時間連続
紫外線照射した・ 粉末ビートレッド色素は72時間照射後既に殆んど赤味
を消失していたが、本発明は144時間後も美しい赤色
を保った。
例5゜
液体べWン(色価10%j;40) 62gL−アス
コルビン酸ソーダ 6.2gヘキサメタリン
酸ソーダ 6.2gグリセリン
50.gルチン
0.6g25g 色価10%E40の液体ベタシアニンにL−アスコルビ
ン酸ソーダ、ヘキサメタリン酸ソーダを溶解して後、別
にルチンを溶解したグリセリン液を加えて攪拌濾過する
。この沖欧を60°Cで殺菌して液体製剤を得た。この
ものについて次の結果を得た。対?Mとして次の処方の
ものを用いた。
コルビン酸ソーダ 6.2gヘキサメタリン
酸ソーダ 6.2gグリセリン
50.gルチン
0.6g25g 色価10%E40の液体ベタシアニンにL−アスコルビ
ン酸ソーダ、ヘキサメタリン酸ソーダを溶解して後、別
にルチンを溶解したグリセリン液を加えて攪拌濾過する
。この沖欧を60°Cで殺菌して液体製剤を得た。この
ものについて次の結果を得た。対?Mとして次の処方の
ものを用いた。
(結果)
応用
寒天2%を熱水溶液とし70°Cで上記色素製剤を0.
25%加えて攪拌均一化後型に入れて放冷固化させ、8
日間窓際に放置した。
25%加えて攪拌均一化後型に入れて放冷固化させ、8
日間窓際に放置した。
例6゜
ビートルート原料粉末825?を水と共に粗砕抽出濾過
して後p液を吸着樹脂Hp20で精製した。ここに得ら
れる精製液の色価を測定、エリソルビン酸ソーダ、ピロ
リン酸ソーダ、及びルチンを溶解したグリセリンを添加
して後、55℃以下で濃縮し最終的にグリセリン40%
、ピロリン酸ソーダ8%、エリソルビン酸ソーダlO%
、ルチン0.8%の液体製剤2601を得た。この製剤
の色価は28であった。この色票製剤を用いて0.8%
クエン酸、18%グラニユー糖含有の酸糖液を着色した
ところ、次の結果を得た。
して後p液を吸着樹脂Hp20で精製した。ここに得ら
れる精製液の色価を測定、エリソルビン酸ソーダ、ピロ
リン酸ソーダ、及びルチンを溶解したグリセリンを添加
して後、55℃以下で濃縮し最終的にグリセリン40%
、ピロリン酸ソーダ8%、エリソルビン酸ソーダlO%
、ルチン0.8%の液体製剤2601を得た。この製剤
の色価は28であった。この色票製剤を用いて0.8%
クエン酸、18%グラニユー糖含有の酸糖液を着色した
ところ、次の結果を得た。
Claims (1)
- ベタシアニン[L−アスコルビン酸系の抗酸化剤、リン
酸塩及びフラボノール系物質の8種を併用することを特
徴とする安定なベタシアニン色素製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11014881A JPS6039302B2 (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | ベタシアニン色素製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11014881A JPS6039302B2 (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | ベタシアニン色素製剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5811555A true JPS5811555A (ja) | 1983-01-22 |
JPS6039302B2 JPS6039302B2 (ja) | 1985-09-05 |
Family
ID=14528257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11014881A Expired JPS6039302B2 (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | ベタシアニン色素製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039302B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02214780A (ja) * | 1989-02-14 | 1990-08-27 | San Ei Chem Ind Ltd | アントシアン色素の安定化法 |
JPH03161578A (ja) * | 1989-11-16 | 1991-07-11 | Shinki Sangyo Kk | 染色剤 |
JPH04295591A (ja) * | 1991-03-25 | 1992-10-20 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 溝型誘導炉の下部炉体の築炉方法 |
WO1998026792A1 (en) * | 1996-12-19 | 1998-06-25 | State Of Israel - Ministry Of Agriculture | Compositions containing antioxidants and a method for their preparation |
JP2003052725A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-25 | Univ Nihon | 歯垢染色用組成物 |
CN104130591A (zh) * | 2014-08-19 | 2014-11-05 | 天津市尖峰天然产物研究开发有限公司 | 一种从红甜菜浓缩汁中提取纯化甜菜红色素的方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07116659A (ja) * | 1993-10-21 | 1995-05-09 | Cosmo Bio:Kk | 浄水装置 |
-
1981
- 1981-07-14 JP JP11014881A patent/JPS6039302B2/ja not_active Expired
Cited By (8)
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JP2003052725A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-25 | Univ Nihon | 歯垢染色用組成物 |
JP4517101B2 (ja) * | 2001-08-21 | 2010-08-04 | 学校法人日本大学 | 歯垢染色用組成物 |
CN104130591A (zh) * | 2014-08-19 | 2014-11-05 | 天津市尖峰天然产物研究开发有限公司 | 一种从红甜菜浓缩汁中提取纯化甜菜红色素的方法 |
CN104130591B (zh) * | 2014-08-19 | 2016-06-08 | 天津市尖峰天然产物研究开发有限公司 | 一种从红甜菜浓缩汁中提取纯化甜菜红色素的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6039302B2 (ja) | 1985-09-05 |
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