JPS5811453B2 - ポリフェノ−ルの製法および装置 - Google Patents

ポリフェノ−ルの製法および装置

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JPS5811453B2
JPS5811453B2 JP17907480A JP17907480A JPS5811453B2 JP S5811453 B2 JPS5811453 B2 JP S5811453B2 JP 17907480 A JP17907480 A JP 17907480A JP 17907480 A JP17907480 A JP 17907480A JP S5811453 B2 JPS5811453 B2 JP S5811453B2
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naphthol
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アムルリア・フエイズリア・オグルー・アムルリアエフ
イバラギム・イスラム・オグルー・ラギモフ
タドザデイン・シヤムサデイン・オグルー・ザキロフ
ヤフズ・イスマエル・オグルー・ルスタノフ
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INSUTEICHUTO KUROROORUGANICHESUKOGO SHINTEIZA AKADEMII NAUKU AZERUBAIDOJANSUKOI ESUESUAARU
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ポリマーの製造、特にポリフェノールの製
法および装置に関する。
この発明は、耐熱性、耐化学薬品性、耐放射線性でしか
も帯電防止性である被覆用その他の用途に適する材料の
製造に使用できる公知のならびに新規なポリフェノール
の製造に特に有利である。
さらに、ポリフェノールは、耐熱性エポキシ樹脂の合成
に、原料としてまた硬化剤として使用できを。
フェノールの酸化重縮合は周知であるが、ポリフェノー
ルを商業的に製造する簡単でかつ経済的な方法の開発は
急務であった。
塩化銅、塩化鉄塩化アルミニウムから選んだ触媒と不純
物との存在下で酸化重縮合することによるポリフェノー
ルの製法は公知である(米国特許第3,678,006
号およびソ連発明者第448,186号)。
この方法により得られるポリマーは広範囲な用途に有用
であるが、その製造は必ずしも有利でない。
これは、前記触媒はモノマーと等モル量またはそれ以上
の量で有効であるからである。
触媒は高価であるのみならず、重縮合反応に一回しか使
用できないことを考慮しなければならない。
ソ連発明者証第440,387号にも、ポリハイドロキ
ノンの製法が記載されている。
この方法は、酸化剤の存在下水性媒体中でハイドロキノ
ンを酸化重縮合し、目的産品を分離することからなる。
過酸化水素(パーハイトロール)がこの方法の酸化剤と
して開示されている。
七ツマ−を効果的に酸化するためには、反応混合物中の
パーハイトロールの量を七ツマー1モル当り2.3モル
以上としなければならない。
重縮合反応で副成するのは水だけであり、水は目的産品
から容易に分離できる点でこの方法は有利であるが、こ
の方法にはなお重大な欠点がある。
すなわち、パーハイトロールは腐食性が大きいため、高
価な耐食性装置を用いる必要がある。
さらに、パーハイトロールは爆発性であるため特別な注
意が必要である。
また、大量に用いるパーハイトロールは、比較的高価な
酸化剤である。
この発明の目的は、フェノールの重縮合に低廉で容易に
入手できる安全な酸化剤、すなわち空気を使用でき、し
かもそのような酸化剤を用いても、特定の方法条件およ
び装置構造を採用したことにより方法の効率が何ら落ち
ることがないポリフェノールの製法および装置を提供す
ることである。
この目的は、水性媒体中酸化剤の存在下でフェノール系
モノマーを酸化重縮合し、次いで目的生成物を分離する
ポリフェノールの製法において、この発明にしたがい、
フェノール系モノマーをアルカリの濃度が5ないし56
%の水溶液とモノマ−とアルカリとのモル比を1:2.
4ないし1:0.25として混合し、そして70ないし
170℃の温度に加熱しその間反応混合物中に酸化剤と
して酸素を供与する空気を吹きこむことにより達成でき
る。
この発明で用いる空気は、容易に入手できる極めて安価
な原料であってかつ装置を著るしく腐食することもない
空気が供与する酸素は、前記の条件下でのみ酸化削去し
て効果的に作用する。
この発明の方法は、安全に操業でき、十分に純粋なポリ
フェノールを高収率で製造できる。
得られるポリフェノールは耐熱性であって、耐熱性被覆
の製造に、また各種のエポキシノボラック化合物の製造
に主原料および副原料として有用である。
フェノール系モノマーは、濃度が11ないし56%の水
酸化カリウムの水溶液と混合するのが好ましい。
このような条件下で酸化重縮合反応は最も効率よく進行
する。
使用できるフェノール系モノマーの酸化重縮合媒体は、
濃度が25ないし56%の水酸化ナトリウムの水溶液で
あることもできる。
酸化剤として用いる空気は、アルカリで予備処理してお
くのが好ましい。
そのようにすれば、空気中の二酸化炭素が除去され、酸
化重縮合への悪影響がなくなり、収率が上る。
空気は濃厚アルカリ水溶液で処理するのがよい。
最良の結果を得るためには、反応混合物中への空気の吹
きこみ相対流速をモノマー1にg当り0.007ないし
0.016m3/時とすべきである。
空気を吹きこんだ後反応混合物を20ないし80℃に冷
却すると、反応生成物の分離が容易になる。
冷却した反応混合物を鉱酸で中和する工程および生成し
た塩を水洗により除去する工程は、この発明の方法にお
ける最も簡単な工程である。
この場合、フェノール系モノマーの酸化重縮合完了後反
応混合物中に二酸化炭素を吹きこむのが極めて効果的で
ある。
フェノール、アルキルフェノールおよびクレゾールを出
発原料として用いる場合には、反応混合物を130ない
し155℃の温度に加熱し、空気吹こみ後50ないし8
0℃の温度に冷却し、水と混合し、そして二酸化炭素を
吹きこむとよい結果が得られる。
良質の産品を得るには、中和し水洗した反応生成物を8
0ないし135℃の温度で乾燥するのがよい。
大気汚染を防止するためには、反応混合物中に通した空
気をさらにアルカリ水溶液中に通した後排気するのがよ
い。
またこのようにすれば、モノマーおよびアルカリの損失
も少くなる。
反応混合物中に通した空気は、先ず冷却し次いでアルカ
リ水溶液中に通すのがよい。
このようにすればアルカリ水溶液が加熱されることがな
く、その腐食性が高くなることがない。
この発明の目的はまた、ヒーターを備えた釜と、前記釜
内に設置されかつシャフト回転駆動源に連結された羽根
付シャフトと、前記釜の底部に組みこまれかつ空気ブロ
アーに連通した有孔パイプとを備え、そして前記有孔パ
イプは空気予備処理室を介して前記空気ブロアーに連通
させたことを特徴とするポリフェノール製造装置により
達成される。
空気予備処理室を経て空気をフィードするため、二酸化
炭素が釜中にはいることがなく、ポリフェノールの収率
ならびに産品の純度が向上する。
空気をアルカリで処理する空気予備処理室は、多段吸着
装置とするのが、この発明の装置の最も簡単なかつ最も
信頼性のある実施態様である。
最良の運転条件を維持するべく、有孔パイプの入口に流
量計を設けるのがよい。
フェノール系モノマーおよびアルカリの損失ヲなくすべ
く、釜上部は、パイプを介して、アルカリを満たした吸
着装置に連通ずるのがよい。
また、その吸着装置には、アルカリに対し不活性な繊維
材料からなるバッキングを設け、泡立ちおよびアルカリ
の飛散を防止するのがよい。
空気吹きこみ完了後釜中の反応混合物は、二酸化炭素吹
きこみによって中和するのが好都合であるが、その際吸
着装置中のアルカリが二酸化炭素で中和されることがな
いよう、吸着装置を迂回するバイパスパイプを設け、こ
れにより過剰の二酸化炭素を吸着装置を迂回して排出で
きるようにするのが好ましい。
また、釜は、向流冷却器を介して吸着装置と連通ずるの
が好ましい。
このようにすれば、吸着装置内のアルカリの過熱を防止
できる。
さらに、釜の上部と吸着装置とを連通ずるパイプには、
定期点検用ののぞき窓を設けるのが有利である。
付図は、この発明の方法を実施するための好ましい装置
を示す概略線図である。
図示した装置は、ジャケット3の形のヒーター2を備え
た釜1を有する。
ジャケット3は、スチームおよび冷却水供給用のメイン
ライン4および5、ならびにそのような加熱および冷却
媒体を排出するためのメインライン6および1に連通し
ている。
釜1内には羽根9を備えたシャフト8が設置され、シャ
フト8はこれを回転させる駆動源10に連結されている
釜1の上部カバー11には、装填用開口12がある。
また熱電堆13が上部カバー11に定着されている。
釜1の上部は、カバー11を経て、パイプ14により、
アルカリを満たした吸着装置15と連通している。
吸着装置15には、アルカリは対し不活性な繊維材料か
らなるバッキング16が設けられている。
釜1は、逆流コンデンサー17を経て吸着装置15に連
通している。
パイプ14には、透明なカバーののぞき窓18がある。
バイパスパイプ19は吸着装置15と平行に連結されて
おり、パイプ14およびバイパスパイプ19には、弁2
0および21が設けられている。
スチームおよび冷却水供給用のメインライン4および5
には弁22および23が、また排出メインライン6およ
び7には弁24および25が設けられている。
洗浄水の供給パイプ26および排出パイプは、釜1の側
壁中具なるレベルにある。
釜1の底部28は円錐形になっている。
弁30で開閉できる取り出しパイプ29が底部28を通
って延長している。
有孔パイプ31は、アルカリで空気を予備するための室
33を経て空気ブロアー32に連通している。
空気ブロアー32と空気予備処理室33との間のメイン
ライン34には湿分分離器35がある。
空気予備室33は、アルカリを満たした槽36,37お
よび38をサイファンパイプ39,40および41で直
列に連結してなる多段吸着装置として構成されている。
空気予備処理室33は、弁43を備えた42により有孔
パイプ31に連通している。
有孔パイプ31の入口には、流量計44がある。
有孔パイプ31はまたパイプ45により二酸化炭素源4
6に連通しており、二酸化炭素源46と有孔パイプ31
とを結ぶパイプ45には、減圧弁47および弁48が順
に設置されている。
二酸化炭素源46は、二酸化炭素を詰めたかつ集気パイ
プ52により相互に連結された着脱可能な容器49,5
0および51からなる。
この発明によるポリフェノール製造は、次のようにして
実施できる。
釜1に、装填開口12から、フェノール系モノマーとア
ルカリの水溶液とを、モノマーとアルカリとのモル比か
に2.4ないし1:0.25となる比率で装入する。
駆動源10の作用により羽根付シャフト8を回転し、モ
ノマーとアルカリ水溶液の混合物をかきまぜる。
同時にスチーム供給用および排出用メインライン4およ
び6の弁22および24を開ける。
ジャケット3内を循環するスチームにより反応混合物を
70ないし170℃の温度に加熱する。
同時に、空気ブロアーから有孔パイプ31を経て反応混
合物中に空気を吹きこむ。
フェノール系モノマーの酸化重縮合の結果ポリフェノー
ルが生成する。
この発明の方法の好ましい態様では、酸化剤として用い
る空気を槽36,37および38内の濃厚アルカリ水溶
液で予備処理する。
空気吹きこみ速度は、流量計44の読みに応じて空気ブ
ロアー32の効率または弁43の開放断面を調節するこ
とにより、七ツマ−1kg当り0.007ないし0.0
16m/時の範囲内に維持する。
釜1内の熱条件は、弁22および24を、サーモカップ
ル13に連結したメーターの読みに応じて調節すること
により維持する。
反応混合物中を通過した空気は、パイプ14および向流
冷却器17を通して吸着装置15へ送る。
この際、弁20は開き弁21は閉じておく。
吸着装置15内で空気はアルカリ水溶液中を通り、空気
に運ばれてくる未反応のモノマーが回収される。
空気は還流冷却器17により冷却されているので、吸着
装置15中のアルカリを実質的に加熱することがない。
のぞき窓18から、たとえば反応混合物中の強烈な発泡
開始を観察することによりプロセス制限をすることがで
きる。
バッキング16は、アルカリ水溶液の小滴が大気中に飛
散するのを防止する。
この発明の好ましい態様では、アルカリ水溶液反応媒体
に水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムの水溶液を用
いる。
この場合水酸化カリウムは11ないし56%の水溶液、
水酸化ナトリウムは25ないし56%の水溶液とするの
がよい。
酸化重縮合反応が完了したら、弁22および24を閉じ
、弁23および25を開くと共に、弁43を閉じて空気
吹こみを中断する。
冷却水をジャケット3中に供給して、反応混合物を20
ないし80℃の温度に冷却する。
冷却後反応混合物を酸で中和する。
この目的のためには、装填開口12から鉱酸の水溶液を
装入することができる。
だが、この発明の好ましい態様にあっては、二酸化炭素
を釜1中に装入することにより反応混合物を中和する。
この目的のためには、弁48を開き、二酸化炭素源46
から、流量計44および有孔パイプ31を経て二酸化炭
素を釜1中に吹きこむ。
この場合、弁20は閉じ、弁21は開いておく。
反応混合物中を通過した二酸水炭素は、パイプ14およ
びバイパスパイプ19を経て、大気中に排出される。
駆動源10のスイッチを切って中和した反応混合物を釜
1内で沈降させ、形成された懸濁液を重力により分離し
た後、水をパイプ26から供給して形成された塩および
未反応のモノマーをパイプ27から除去する。
このようにして中和し水洗した反応混合物は、80ない
し135℃の温度で乾燥する。
この目的のためには、弁22および24を閉じ、加熱ス
チームをジャケット3内に送りこむ。
出発原料としてフェノール、アルキルフェノールおよび
クレゾールを用いる場合は、反応混合物を130ないし
155℃の温度に加熱し、空気吹きこみ後50ないし8
0℃の温度に冷却し、水と混合し、そして二酸化炭素を
吹きこむのがよい。
乾燥したポリフェノールは、弁30を開いてパイプ29
から取り出す。
次に具体例をあげ、この発明をさらに説明しよう。
例1 この発明にしたがい、ポリフェノールを次のようにして
製造した。
反応釜に、フェノール18.8ゆおよび水酸化カリウム
水溶液20ゆを添加した。
用いた水酸化カリウム水溶液は濃度が56%のものであ
った。
したがって、フェノールとアルカリとのモル比は1:1
であったことになる。
両者を混合し、155℃の湿度に加熱した。
その温度において反応混合物中に空気を8時間吹きこん
だ。
空気の相対流速は、フェノール1ゆ当り毎時0.016
m3とした。
フェノールの重縮合反応が終了後、反応混合物を70℃
の温度に冷却し、水30kgと35%の塩酸22kgを
加えてアルカリを中和した。
塩化カリウムおよび未反応のフェノールを含むポリフェ
ノールの水性懸濁液を釜内で沈降させた後、温水で洗っ
て塩化カリウムおよび未反応のフェノールを除去した。
得られたポリフェノールの粉末を80℃で乾燥して湿分
を除去した後、釜から取り出した。
目的産品すなわちポリフェノールの収率は、48重量%
であった。
ポリフェノールは、無定形粉末の形であり、次のような
特性であった。
軟化点……125℃、分解点−川500℃このポリフェ
ノールはまた、アセトン、ジメチルホルムアミド、硫酸
およびアルカリ水溶液のような極性溶媒によく溶けた。
前記の特性にかんがみ、得られたポリフェノールは、耐
熱性被覆の製造に、また冷間硬化接着剤の硬化剤ならび
にエポキシ樹脂のバインダーおよび硬化剤として有用で
ある。
さらにこのポリマーは、軟化点が比較的低くかつ溶解性
が良好であるため、処理加工が容易である。
例2 反応混合物を130℃の温度に加熱したことおよび反応
混合物中に吹きこんだ空気を予備処理しなかったこと以
外は、例1におけると同一の手法により、ポリフェノー
ルを製造した。
ポリフェノールの収率は30重量%であった。
このポリフェノールは無定形粉末の形であり、軟化点は
105℃、分解点は450℃であった。
アセトン、ジメチルホルムアミド、硫酸およびアルカリ
水溶液のような極性溶媒によく溶けた。
得られたポリフェノールの用途は、例1記載のものと同
様である。
例3 反応混合物を170℃の温度に加熱したことおよび反応
混合物中に吹きこんだ空気を予備処理しなかった以外は
、例1記載の手法によりポリフェノールを製造した。
ポリフェノールの収率は55重量%であった。
得られたポリフェノールは、軟化点が180℃、分解点
が500℃の無定形粉末で、アルカリ水溶液、硫酸、ア
セトンおよびジメチルホルムアミドなどのような極性溶
媒によく溶けた。
得られたポリフェノールは、例1で得たポリフェノール
と同一の目的に極めて有用である。
例 4(対照) 例1記載の手法によりポリフェノールを製造したが、反
応混合物を180℃の温度(本発明の範囲外)に加熱し
た。
結果は、次のとおりであった。
ポリフェノールの収率 27重量%軟化点
210℃ 分解点 500℃ 得られたポリフェノールは、高分子量のもので、溶解性
が十分でなくかつ軟化点が比較的高く、作業性の悪いも
のである。
例5 この発明にしたがい、ポリα−ナフトールを次のように
して製造した。
反応釜に、α−ナフトール14.4kgおよび水酸化カ
リウム水溶液25kgを添加した。
用いた水酸化カリウムは、濃度が11%のものであり、
モノマーとアルカリとのモル比は1:0.5であったこ
とになる。
得られた混合物を絶えずかきまぜながら、98℃に加熱
した。
その温度において反応混合物中に空気を8時間吹きこん
だ。
空気の相対流速は、α−ナフトール1kg当り毎時0.
009m3であった。
反応混合物中に吹きこんだ空気は、冷却後濃厚アルカリ
水溶液に通し、空気に運ばれてくるα−ナフトールを回
収した。
このようにしてきれいになった空気を大気中に放出した
α−ナフトールの重縮合反応が終了後、反応混合物を4
5℃に冷却し、次いでこれに二酸化炭素を吹きこんで中
和した。
中和反応で生成した炭酸カリウムと未反応のα−ナフト
ールとを含むポリα−ナフトールの水性懸濁液を次のよ
うにして分離した。
すなわち、反応釜中で水性懸濁液を暫時沈降させ、次い
で20ないし30℃の水で洗浄して炭酸カリウムを分離
した。
未反応のα−ナフトールは懸濁液を70ないし80℃に
加熱した水で洗浄することにより分離した。
水を除去したポリマー粉末を135℃で乾燥して湿分を
すべて除去した後反応釜から取出した。
目的生成物すなわちポリα−ナフトールの収率は93重
量%であった。
無定形粉末の形で得られたポリα−ナフトールは次のよ
うな特性であった。
軟化点 200℃ 分解点 550℃ 溶解性 例1記載の極性溶媒に可溶 この例で得たポリα−ナフトールは、例1記載の用途に
加え、炭素含有有機プラスチック組成物たとえばグラフ
ァイト含有グリースのバインダーとして使用できる。
例6 例5記載の手法に準じ、ポリα−ナフトールを製造した
だが、水酸化ナトリウムの水溶液25ゆを用い、これを
14−4kgのα−ナフトールと混合した。
アルカリと七ツマ−とのモル比は0.5=1であった。
得られた混合物を95℃に加熱し、その温度において反
応混合物中に空気を8時間継続して吸きこんだ。
空気の吹きこみ速度は、α−ナフトール1kg当り毎時
0.009m3であった。
吹きこんだ空気は予め水酸化ナトリウム水溶液中に通し
で二酸化炭素を除去しておいた。
反応混合物中を通した空気は、冷却した後その中に含ま
れているα−ナフトールを回収した。
空気吹こみ完了後、反応混合物は20℃に冷却した。
得うれたα−ナフトールのアルカリ水溶液は、耐熱性か
つ熱安定性エポキシ樹脂製造におけるフェノール系成分
として、またエポキシ−フェノール系化合物の硬化触媒
として使用した。
例7 次の諸条件を用いた以外は、例6記載の手法に準じポリ
α−ナフトールを製造した。
14.4に9のα−ナフトールを水酸化ナトリウムの5
%水溶液40kgと混合した。
モノマーとアルカリとのモル比は、1:0.5であった
得られた混合物を95℃に加熱し、その温度において空
気を8時間継続して吹きこんだ。
空気の相対流速は、α−ナフトール1kg当り毎時0.
009m3であった。
吹きこんだ空気は、予め水酸化ナトリウムの水溶液に通
して二酸化炭素を除去しておいた。
反応混合物中を通過させた空気は、冷却後水酸化ナトリ
ウム水溶液中に通して空気に含まれているα−ナフトー
ルを回収した。
空気吹きこみ完了後、反応混合物を20℃に冷却した。
反応混合物中に二酸化炭素を吹きこみ、水酸化ナトリウ
ムを中和した。
次いで反応混合物を釜内で沈降させ、20ないし300
Gの水で洗って炭酸ナトリウムを除去した。
次いで反応生成物を70ないし80℃の蒸留水で洗って
未反応のα−ナフトールを除去した。
水を切ったポリマー粉を80℃で乾燥して湿分をすべて
除去し、そして釜から取り出した。
目的生成物、すなわちポリα−ナフトールの収率は85
%であった。
無定形粉末の形で得られたポリα−ナフトールは、軟化
点が170℃、分解湿度が500℃で、例1記載の極性
溶媒によく溶けた。
これらの物性は、このポリα−ナフトールを例1記載の
ものと同一の目的に使用できることを示すものである。
例8 次の諸条件を用いた以外は、例5に記載の手法によりポ
リα−ナフトールを製造した。
α−ナフトール14.4に9と水酸化カリウム水溶液2
5反と混合した。
モノマーとアルカリとのモル比は1:0.5であった。
得られた混合物を70℃に加熱し、この温度において反
応混合物中に空気を8時間継続して吹きこんだ。
相対流速は、α−ナフトール1 kg当り毎時0.00
9m3であった。
反応混合物中に吹きこんだ空気は、予め水酸化カリウム
の水溶液中に通して二酸化炭素を除去しておいた。
空気吹きこみ完了後反応混合物を45℃に冷却し、そし
て二酸化炭素を吹きこんで中和した。
中和反応で生成した炭酸カリウムと未反応のα−ナフト
ールとを含むポリα−ナフトールの水性懸濁液を重力分
離に付した。
得られたポリマーの沈殿を20ないし30℃の水で洗っ
て炭酸カリウームを分離し、次いで70ないし80℃の
蒸留水で洗って未反応のα−ナフトールを分離した。
水を切ったポリマー粉を135℃で乾燥して湿分をすべ
て除去した後、釜から取り出した。
目的生成物、ポリα−ナフトールの収率は70重量%で
あった。
無定形粉末の形で得られたこのポリα−ナフトールは、
軟化点が100℃、分解湿度が450℃で、例1記載の
極性溶媒によく溶けた。
このポリα−ナフトールは、ホトレジストの製造に利用
できる耐プラズマフィルム形成成分として使用できる。
例9(対照) 反応混合物を60℃(本発明の範囲外)に加熱した以外
は、例8記載の手法によりポリα−ナフトールを製造し
た。
50重量%の収率でポリα−ナフトールを得たが、その
軟化点は60℃、分解温度は400℃であった。
耐熱性および軟化点が低すぎ、得られたポリα−ナフト
ールは、バインダーとしてまた被覆の作成に不適切であ
る。
例10 この発明にしたがい、ポリβ−ナフトールを次のように
して製造した。
14.4kgのβ−ナフト−フルと水酸化カリウムの2
2%水溶液61kgとを混合した。
モレマーとアルカリとのモル比は、1:2.4であった
ことになる。
得られた混合物を80℃に加熱し、その温度において反
応混合物中に空気を6時間継続して吹きこんだ。
流速は、β−ナナデフトール1kgす0−O−0O7/
時であった。
吹きこんだ空気は予め水酸化カリウム水溶液中に通し、
二酸化炭素を除去しておいた。
反応混合物を通った空気は、冷却した後、水酸化カリウ
ム水溶液中に通して含まれているβ−ナフトールを回収
した。
空気吹きこみ完了後反応混合物を45℃に冷却し、そし
て二酸化炭素を吹きこんで中和した。
中和反応で生成した炭酸カリウムと未反応のモノマーと
を含むポリマーの水性懸濁液を重力分離に付した。
得られたポリβ−ナフトールの沈殿を、例8記載5の手
順で単離した。
目的生成物、ポリβ−ナフトールの収率は78重量%で
あった。
無定形粉末の形で得られたポリβ−ナフトールは、軟化
点が110℃、分解温度が450℃で、例1記載の極性
溶媒によく溶けた。
フ このポリβ−ナフトールは、例1記載のものと同一
の目的に使用できる。
例11 ポリβ−ナフトールをこの発明にしたがい次のようにし
て製造した。
14.4kgのβ−ナフトールを水酸化カリウムの11
%水溶液14ゆと混合した。
モノマーとアルカリとのモル比は1:0.25であった
ことになる。
得られた混合物を80℃に加熱し、その温度において反
応混合物中に空気を継続して8時間吹きこんだ。
空気の相対流速は、β−ナフトール1kg当り0.00
7m”7時であった。
吹きこんだ空気は、予め水酸化カリウム水溶液中に通し
て二酸化炭素を除去しておいた。
反応混合物を通った空気は、これを冷却後水酸化カリウ
ム水溶液中に通して含まれているβ−ナフトールを回収
した。
空気吹きこみ完了後反応混合物を45℃に冷却した。
その混合物の中和および目的生成物の単離は例5に記載
の如〈実施したが、得られたポリマーは80℃で乾燥し
た。
目的生成物、ポリβ−ナフトールの収率は20重量%で
あった。
無定形粉末の形をしたβ−ナフトールは軟化点が200
℃、分解温度が500℃以上で、例1記載の極性溶媒に
よく溶けた。
例12(対照) β−ナフトールと水酸化カリウムとを1:3のモル比(
本発明の範囲外)で混合した以外は、例9記載の手法に
よりポリβ−ナフトールを製造した。
40重量%の収率でポリβ−ナフトールが得られたが、
その軟化点は50℃で、分解温度は300℃であった。
明らかに、このポリβ−ナフトールは耐熱性の低いもの
である。
加えて、反応混合物の粘度が高く空気との接触が悪いの
で、かきまぜに要する動力消費がかなり増大した。
例13(対照) β−ナフトールと水酸化カリウムとのモル比を1:0.
2(本発明の範囲外)とした以外は例11記載の手法に
よりポリβ−ナフトールを製造した。
15重量%の収率でポリβ−ナフトールが得られたが、
その軟化点は50℃で、分解温度は300℃であった。
この製造条件は、目的生成物、ポリβ−ナフトールの収
率が著るしく低いから、商業的実施には不向きである。
例14 この発明にしたがい、例1記載の手法に準じポリアルキ
ルフェノールを製造した。
ただし、次のような条件を用いた。
アルキルフェノール41kgを水酸化カリウムの56%
水溶液20kgと混合した。
アルキルフェノールと水酸化カリウムとのモル比は、1
:1であった。
得られた混合物を155℃に加熱し、その温度において
反応混合物中に空気を継続して8時間吹きこんだ。
空気の相対流速は、アルキルフェノール1ゆ当り毎時0
.009m3であった。
吹きこんだ空気は、予め水酸化カリウム水溶液中に通し
て二酸化炭素を除去しておいた。
反応混合物を通った空気は、冷却後水酸化カリウムの水
溶液に通して含まれているアルキルフェノールを回収し
た。
空気吹きこみ完了後、反応混合物を20℃に冷却した。
中和および目的生成物ポリアルキルフェノールの分離を
例1記載の如〈実施した。
目的生成物ポリアルキルフェノールの収率は70重量%
であった。
粘性のある液体の形で得られたこのポリアルキルフェノ
ールは、分解温度が300℃以上で、炭火水素油によく
溶けた。
この特性は、このポリマーを価格が安い無毒性のワニス
の製造に使用できることを示すものである。
例15 反応混合物を110℃(特許請求の範囲第10項の範囲
外)に加熱した以外は例14記載の手法に準じ、ポリア
ルキルフェノールを製造した。
10重量%の収率でポリアルキルフェノールが得られた
が、その分解温度は300℃であった。
この条件は、目的生成物の収率が著るしく低いから、商
業的実施には不適切であろう。
例1に の発明にしたがい、例1記載の手法によりポリクレゾー
ルを製造した。
ただし次の条件を用いた。
パラクレゾール22kgを水酸化カリウムの39%水溶
液29kpと混合した。
モノマーとアルカリとのモル比は1:1であった。
得られた混合物を155℃に加熱し、その温度において
反応混合物中に空気を継続して8時間吹きこんだ。
空気の相対流速は、パラクレゾール1kg当り、0.0
16m3/時であった。
吹きこんだ空気は、予め水酸化カリウム水溶液中に通し
て二酸化炭素を除去しておいた。
反応混合物を通った空気は、冷却後水酸化カリウム水溶
液中に通して含まれているパラクレゾールを回収した。
空気吹きこみ完了後反応混合物を80℃に冷却しそして
硫酸で中和した。
沈降および重力分離後、反応生成物を20ないし30℃
の水で洗って塩を除去し、次いで70ないし80℃の蒸
留水で洗って未反応のパラクレゾールを除去した。
水を切ったポリマー粉を80℃で乾燥し湿分をすべて除
去した後釜から取り出した。
目的生成物ポリクレゾールの収率は40重量%であった
無定形粉末の形で得られたポリクレゾールは、軟化点が
65℃、分解温度が500℃で、例1記載の極性溶媒に
よく溶けた。
これらの物性にかんがみ、このポリクレゾールは例1で
得たポリフェノールと同一の目的に使用できる。
例17 この発明にしたがい、例7記載の手法に準じ、ポリハイ
ドロキノンを製造した。
ただし次の条件を用いた。
ハイドロキノン25眩を水酸化ナトリウムの15%水溶
液27ゆと混合した。
七ツマ−とアルカリとのモル比は1:0.5であった。
得られた混合物を98℃に加熱し、その温度において反
応混合物中に空気を継続して5時間吹きこんだ。
空気の相対流速は、ハイドロキノン1kg当り0.01
6m”/時であった。
吹きこんだ空気は予め水酸化ナトリウムの水溶液中に通
して二酸化炭素を除去しておいた。
反応混合物を通った空気は、冷却後水酸化ナトリウム水
溶液中に通してハイドロキノンを回収した。
空気吹きこみ完了後、反応混合物を45℃に冷却し、中
和および生成物の分離を例5に記載のとおり実施した。
ただし得られたポリマーは130℃で乾燥した。
目的生成物ポリハイドロキノンの収率は、80重量%で
あった。
無定形粉末の形で得られたこのポリハイドロキノンは、
軟化点が295℃、分解温度が500℃以上で、例1記
載の極性溶媒によく溶けた。
これらの物性にかんがみ、このポリハイドロキノンは、
例5のものと同一の目的に使用できる。
例18(対照) ハイドロキノンを濃度が4%(本発明の範囲外:の水酸
化ナトリウムの水溶液と混合した以外は例17記載の手
法によりポリハイドロキノンを製造した。
軟化点が295℃、分解温度が500℃のポリハイドロ
キノンを得たが、収率は20重量%であった。
目的生成物の収率が低いため、この条件は経済的に有利
でない。
例19(対照) ハイドロキノンを濃度が60%(本発明の範囲外)の水
酸化ナトリウムの水溶液と混合した以外は、例17記載
の手法によりポリハイドロキノンを製造した。
得られたポリハイドロキノンの収率は20重量%であっ
た。
目的生成物の収率が低いため、この条件は商業的実施に
不適当である。
加えて反応混合物の粘度が高く、反応混合物と空気との
接触がよくないため、攪拌に要する動力消費が嵩む。
例20 空気吹きこみ速度をモノマー1kg当り0.017m3
/時(特許請求の範囲第6項の範囲外)とした以外は、
例17記載の手法によりポリハイドロキノンを製造した
ポリハイドロキノンが30重量%の収率で得られ、その
軟化点は295℃、分解温度は500℃であった。
だが、酸化重縮合の間における反応混合物の発泡が著る
しく、多量の副生物が生成した。
例21 空気吹きこみ速度をハイドロキノン1kg当り0.00
6m3/時(特許請求の範囲第6項の範囲外)とした以
外は例17記載の手法によりポリハイドロキノンを製造
した。
目的生成物ポリハイドロキノンが35重量%の収率で得
られた。
無定形粉末の形であったこのポリハイドロキノンは、軟
化点が295℃、分解温度が500℃であった。
だが、この例で得たポリマーは、分解困難な挾雑物を多
く含み、エポキシフェノール系配合物に用いることが不
適当であった。
以上具体例を挙げてこの発明を説明したが、特許請求の
範囲に規定したこの発明の精神および技術的範囲を逸脱
することなく多くの変更修正が可能なことはいうまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、この発明によるポリフェノール製造装置の
一例を示す概略線図であり、1は反応釜、2はヒーター
、8はシャフト、9は羽根、10は駆動装置、14はパ
イプ、15は吸着装置、16はバッキング、17は還流
冷却器、18はのぞき窓、19はバイパスパイプ、31
は有孔パイプ、32は空気ブロアー、33は空気予備処
理室、44は流量計、46は二酸化炭素源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水性媒体中酸化剤の存在下でフェノール系モノマー
    を酸化重縮合し、次いで目的生成物を分離するポリフェ
    ノールの製法において、フェノール系モノマーをアルカ
    リの濃度が5ないし56%の水溶液と七ツマ−とアルカ
    リとのモル比を1:2.4ないし1:0.25として混
    合し、そして70ないし170℃の温度に加熱しその間
    反応混合物中に酸化剤として酸素を供与する空気を吹き
    込むことを特徴とする方法。 2 フェノール系モノマーを濃度が11ないし56%の
    水酸化カリウムの水溶液と混合する特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 3 フェノール系モノマーを濃度が25ないし56%の
    水酸化ナトリウムの水溶液と混合する特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 4 酸化剤として用いる空気を特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 5 空気をアルカリで処理する特許請求の範囲第4項記
    載の方法。 6 モノマーゆ当り0.007ないし0.016m3/
    @の相対流速で空気を反応混合物に吹きこむ特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 7 空気を吹きこんだ後反応混合物を20ないし80℃
    の温度に冷却する特許請求の範囲第1項記載の方法。 8 冷却した反応混合物を鉱酸で中和しそして水洗して
    生成した塩を除去する特許請求の範囲第6項記載の方法
    。 9 フェノールの酸化重縮合反応が終了後反応混合物中
    に二酸化炭素を通気する特許請求の範囲第8項記載の方
    も 10 フェノール系モノマーがフェノール、アルキルフ
    ェノールまたはクレゾールであって、反応混合物を13
    0ないし155℃の温度に加熱し、空気吹きこみ後50
    ないし80℃の湿度に冷却し、水と混合しそして二酸化
    炭素を吹きこむ特許請求の範囲第9項記載の方法。 11 中和し水洗した反応牟成物を80ないし135℃
    で乾燥する特許請求の範囲第8項記載の方法。 12 反応混合物中に通した空気をさらにアルカリ水溶
    液中に通す特許請求の範囲第1項記載の方法。 13 反応混合物中に通した空気を冷却後水溶液中に通
    す特許請求の範囲第12項記載の方法。 14 ヒーター2を備えた釜1と、前記釜内に設置され
    かつシャフト回転駆動源10に連結された羽根9付シヤ
    フト8と、前記釜1の底部に組みこまれかつ空気ブロア
    ー32に連通した有孔パイプ31とを備え、そして前記
    有孔パイプ31は空気予備処理室33を介して前記空気
    ブロアー32に連通させたことを特徴とするポリフェノ
    ール製造装置。 15 空気予備処理室33が空気をアルカリ処理する多
    段吸着装置である特許請求の範囲第14項記載の装置。 16 有孔パイプ31をさらに二酸化炭素源46に連通
    した特許請求の範囲第14項記載の装置。 17 有孔パイプ31の入口番と流量計44を設けた特
    許請求の範囲第14項記載の装置。 18 釜1の上部を、アルカリを満たした吸着装置15
    とパイプ14により連通した特許請求の範囲第14項記
    載の装置。 19 吸着装置15に、アルカリに対し不活性な繊−材
    料からなるバッキング16を設けた特許請求の範囲第1
    8項記載の装置。 20 吸着装置15を迂回するバイパスパイプ19を設
    けこれにより過剰の二酸化炭素を吸着装置15を迂回し
    て排出できるようにした特許請求の範囲第18項記載の
    装置。 21 釜1を、向流冷却器17を介して吸着装置15と
    連通した特許請求の範囲第18項記載の装置。 22 パイプ14中にのぞき窓を設けた特許請求の範囲
    第18項記載の装置
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