JPS5811138Y2 - コンバインの油圧装置 - Google Patents

コンバインの油圧装置

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JPS5811138Y2
JPS5811138Y2 JP6536677U JP6536677U JPS5811138Y2 JP S5811138 Y2 JPS5811138 Y2 JP S5811138Y2 JP 6536677 U JP6536677 U JP 6536677U JP 6536677 U JP6536677 U JP 6536677U JP S5811138 Y2 JPS5811138 Y2 JP S5811138Y2
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JP
Japan
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valve
auger
reaping
plate
spool
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Expired
Application number
JP6536677U
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English (en)
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JPS53158642U (ja
Inventor
毅 喜多
次郎 柴田
和彦 矢野
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は刈取装置、縦搬送装置および穀粒排出オーガを
昇降もしくは揺動操作するために用いるコンバインの油
圧装置に関するものである。
従来、刈取装置を昇降させて刈高さを調節する、油圧シ
リンダを備えた技術(例えば実開昭52−25930号
公報)、また縦搬送装置をフィードチェーンに接離させ
て此れらの受継ぎ間隔を変化させて扱深さ調節するシリ
ンダを備えた技術(例えば実開昭51−142529号
公報)、また籾タンクに取付ける穀粒排出オーガを昇降
調節する油圧シリンダを備えた技術(米国特許第309
2241号公報)が夫々あった。
しかし乍ら前記の複数の油圧シリンダは使用及び作業内
容が異なり、夫々単独で油圧制御されていたので、各シ
リンダを制御する夫々の油圧切換バルブ及び油圧ポンプ
等の配置または配管等が複雑であり、複数の油圧ポンプ
を必要とし、そのため其れらを含む油圧ハウジングが大
型化すると共に、構造が複雑で高価となり、取扱いが不
便であった。
而して本考案の主な目的はアクチュエータを介して刈取
装置、縦搬送装置および穀物排出オーガを挿作するため
の刈取昇降バルブ、扱深さ調節バルブおよびオーガ昇降
バルブを設けると共に、これらのバルブを使用頻度や作
業内容から直列に油圧接続してその優先順位を決定する
ことによって、これら複数のバルブを介して前記各装置
を単一の油圧ポンプで昇降もしくは揺動操作することが
できるコンバインの油圧装置を提供することにある。
本考案の他の目的は刈取昇降バルブのスプールとオーガ
昇降バルブのスプールとを互に反対側へ突出させること
により、これら各スプールを手動切換操作する刈取昇降
レバーとオーガ昇降レバーとを油圧装置の例えば前後方
向へ隔離した位置から立設させることができ、以ってレ
バー操作時にオペレータがその使用を間違えることのな
いコンバインの油圧装置を提供することにある。
本考案のさらに他の目的はサブプレート内にオーガ昇降
バルブを形成することにより、油圧装置全体を小型コン
パクトに構成することができるコンバインの油圧装置を
提供することにある。
以下、本考案の理解をさらに深めるために図示の実施例
に基づいて詳述する。
第1図は本考案に係る油圧装置を備えたコンバインの側
面図、第2図はその平面図で、走行うローラ1の上方に
おける機台2上にエンジン3および脱穀機4を搭載し、
機体前方に分草板5および刈刃6を有する刈取装置7と
穀杆引越装置8および上部搬送装置9等を装設している
また、10は下部搬送装置、11は縦搬送装置であって
、その終端部は穀杆挾扼移送装置12のフィードチェー
ン13始端にのぞませてあり、前記穀杆挾扼移送装置1
2は該チェーン13と挾扼杆(図示せず)とから構成し
、脱穀機4の吸口に沿って設けたものである。
さらに、脱穀機4の後方には脱穀後の穀杆つまり排藁を
切断するための排藁切断装置14を、また脱穀機4の右
側方には一番物穀取出部15から精粒を取り出す揚穀コ
ンベア装置16をそれぞれ装設している。
さらにまた、コンバイン機体の右側部における機台2上
にはグレンタンク17を搭載して、このタンク17内に
前記コンベア装置16をのぞませると共に、該タンク1
7内に貯留させた穀粒を揚上コンベア装置18および穀
粒排出オーガ19を介して適宜搬出すべく構成している
一方、ステップ20上にはシートフレーム21を介して
運転席22を設けると共に、該運転席22の前部に操作
コラム23を立設して運転操作部24を形成している。
また、ステップ20の左側に立設固定したレバーガイド
板25には後述する刈取昇降バルブを切換操作した後に
刈取昇降シリンダ26.26を介して刈取装置7を昇降
操作する刈取昇降レバー27と、後述するオーガ昇降バ
ルブを切換操作した後にオーガ昇降シリンダ28を介し
て穀粒排出オーガ19を昇降操作するオーガ昇降レバー
29とを装設している。
ここで、これらの各レバー27.29はレバーガイド板
25の一側部に位置させた油圧装置30内の各バルブを
切換操作するもので、以下、本考案の核心をなすこの油
圧装置30の具体的構造を第3図乃至第6図を参照して
詳細に説明する。
前記油圧装置30はステップ20にセットボルト31.
31・・・・・・を介してその取付脚32.32を固定
した油タンク33と、ハウジング34と、サブプレート
35と、防浸形電磁切換弁によって構成した3位置4ポ
ート型の扱深さ調節バルブ36と、エンジン3に連動さ
せた単一の油圧ポンプ37(第6図参照)とからなるも
のである。
そして、前記ハウジング34の内部には3位置6ポート
型の刈取昇降バルブ38と、リリーフ弁39゜40と、
流量調整弁41とを形成している。
また、前記サブプレート35の内部には3位置4ポート
型のオーガ昇降バルブ42と、固定絞り弁43とを形成
している。
このサブプレート35は前記ハウジング34上に一体的
に連結固定したものであって、該プレート35上には先
に述べた扱深さ調節バルブ36を取り付けて、これら三
者34,35.36をこの順に一体連結した後に、前記
ハウジング34に4本のセットボルト44・・・・・・
を介して該ハウジング34を油タンク33の左側部に一
体的に密着連結させたものである。
しかも、前記ハウジング34には油タンク33からの作
動油を直接流入するタンク接続ポート45と、該ポート
45から流入した作動油をアダプタ46を介して油圧ポ
ンプ37に供給するポンプ接続ポート47と、油圧ポン
プ37の吐出側から高圧作動油を流入して前記バルブ3
8のポンプポー)Pに該作動油を供給する供給ポート4
8と、前記バルブ38におけるタンクポートTからの戻
り油をタンク33に直接還流させる戻りポート49とを
それぞれ形成している。
また、該ハウジング34内には各ポー)−48,Pを連
通させる油路50と、各ポー)49.Tを連通させる油
路51と、前記油路51をリリーフ弁39の一次側に連
通させる油路52とを穿設形成すると共に、該リリーフ
弁39の二次側からの戻り油をタンク33に直接還流さ
せる戻りポート53を形成している。
さらに前記ハウジング34内にはバルブ38のアクチュ
エーターポー)Aと電流調整弁41とを結ぶ油路54を
形成する一方、オーガ昇降バルブ42のタンクポートT
3からの戻り油を刈取昇降バルブ38の戻りポー)Bへ
導びく油路55を形成している。
一方、内部にオーガ昇降バルブ42を形成したサブプレ
ート35には各油路56.57.58等を形成し、油圧
ポンプ37からの作動油を刈取昇降バルブ38、扱深さ
調節バルブ36およびオーガ昇降バルブ42の順(使用
頻度や作業内容に基づく優先順)に供給すべく構成して
いる。
すなわち、前記油圧ポンプ37からの作動油は第6図が
らも明らがな如くポート48、油路50、バルブ38の
各ポートP。
A、流路54、流量調整弁41.油路56、バルブ36
の各ポートP2.T2、油路57、バルブ42の各ポー
トP3゜P3′、油路55、バルブ38の各ポートB、
T、油路51お:、よび戻リポート49をこの順に介し
てタンク33に還流す゛るようになっている。
ところで、前記ハウジング34には刈取昇降バルブ38
のアクチュエータポートC1,C2と連通する刈取昇降
シリンダ接続用のポー1−59.60を形成していて、
これらの各ポー)−59,60には先に述べた刈取昇降
シリンダ26.26を接続している。
また前記ハウジング34には各油路60,61もしくは
62.63を介して扱深さ調節バルブ36のポートA2
もしくはB2と連通ずる供給ポート64および戻りポー
ト65を形成していて、縦搬送装置11を揺動させて該
装置11を深扱ぎ位置あるいは浅扱ぎ位置へ可変するた
めの複動シリンダ66の各シリンダ室66 a 、66
bと前記各ポート64.65とを接続している。
さらに、前記サブプレート35にはオーガ昇降バルブ4
2のアクチュエータポートC3と連通ずる接続ポート6
7を形成していて、このポート67には先に述べたオー
ガ昇降シリンダ28を接続している。
しかも、前記刈取昇降バルブ38のスプール68と、オ
ーガ昇降バルブ42のスプール69とは互に反対側へ突
出させている。
つまり、一方のスプール68はハウジング34の前方に
、また他方のスプール69はサブプレート35の後方に
突出させている。
また、前記ハウジング34には内部にスプール68を軸
動自在に挿通させてバルブ38の一側を覆う蓋70をビ
ス止めし、この蓋70にレバー支持片71を一体形成し
ている。
そして、前記スプール68の突出端と該体持片71とに
連結ピン72および回動支点ピン73を介して門形のレ
バ一連結プレート74を取り付けて、該プレート74に
は先に述べた刈取昇降レバー27を立設固定している。
さらに、前記サブプレート35には内部にスプール69
を軸動自在に挿通させてバルブ42の一側を覆う蓋75
をビス止めし、この蓋75にレバー支持片76を一体形
成している。
そして、前記スプール69の突出端と該支持片76とに
連結ピン77および回動支点ピン78を介して門形のレ
バ一連結プレート79を取り付けている。
而して、該プレート79には先に述べたオーガ昇降レバ
ー29を立設固定したものである。
要するに、刈取昇降レバー27とオーガ昇降レバー29
とを油圧装置30の前後方向へ隔離した位置からそれぞ
れ立設させたものである。
上記構成からも明らかな如く本考案に係るコンバインの
油圧装置は内部に刈取昇降バルブ38を形成したハウジ
ング34の上部にサブプレート35を固定し、このサブ
プレート35内に穀粒排出オーガ19を昇降操作するオ
ーガ昇降バルブ42を形成すると共に、該サブプレート
35上に扱深さ調節バルブ36を取り付け、エンジン3
等に連動させた単一の油圧ポンプ37からの作動油を刈
取昇降バルブ38、扱深さ調節バルブ36およびオーガ
昇降バルブ42の順に供給すべく構成すると共に、刈取
昇降バルブ38のスプール68とオーガ昇降バルブ42
のスプール69とを互に反対側へ突出させたものである
から、前記の複数のバルブ38,36.42を介して刈
取装置7、縦搬送装置11および穀粒排出オーガ19を
単一の油圧ポンプ37で昇降もしくは揺動操作させるこ
とができる効果がある。
また、既述した如く刈取昇降バルブ38のスプール68
とオーガ昇降バルブ42のスプール69とは互に反対側
へ突出させたものであるから、これら各スプール68.
69を手動切換操作する刈取昇降レバー27とオーガ昇
降レバー29とを互に隔設することができ、以ってこれ
らの各レバー27.29を操作する時にオペレータか゛
その使用を間違えるのを防止することができるものであ
る。
さらに、前記サブプレート35内にはオーガ昇降バルブ
42を形成したものであるから、該プレート35を単な
るサブプレートとして用いるのに比較して該プレートを
有効に利用することができ、油圧装置全体の小型コンパ
クト化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る油圧装置を備えたコンバインの側
面図、第2図はその平面図、第3図は第2図のIII−
III線矢視図、第4図は第3図の左側面図、第5図は
第4図のV−■線に沿う部分断面図、第6図は油圧装置
30の回路図である。 3・・・・・・エンジン、7・・・・・・刈取装置、1
1・・・・・・縦搬送装置、19・・・・・・穀粒排出
オーガ、27・・・・・・刈取昇降レバー、29・・・
・・・オーガ昇降レバー、30・・・・・・油圧装置、
34・・・・・・ハウジング、35・・・・・・サブプ
レート、36・・・・・・扱深さ調節バルブ、37・・
・・・・油圧ポンプ、38・・・・・・刈取昇降バルブ
、42・・・・・・オーガ昇降バルブ、68・・・・・
・刈取昇降バルブのスプール、69・・・・・・オーガ
昇降バルブのスプール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に刈取昇降バルブを形成したハウジングの上部にサ
    ブプレートを固定し、このサブプレート内に穀粒排出オ
    ーガを昇降操作するオーガ昇降バルブを形成すると共に
    、該サブプレート上に扱深さ調節バルブを取り付け、エ
    ンジン等に連動させた単一の油圧ポンプからの作動油を
    刈取昇降バルブ、扱深さ調節バルブおよびオーガ昇降バ
    ルブの順に供給すべく構成すると共に、刈取昇降バルブ
    のスプールとオーガ昇降バルブのスプールとを互に反対
    側へ突出させたことを特徴とするコンバインの油圧装置
JP6536677U 1977-05-20 1977-05-20 コンバインの油圧装置 Expired JPS5811138Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS53158642U JPS53158642U (ja) 1978-12-12
JPS5811138Y2 true JPS5811138Y2 (ja) 1983-03-02

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ID=28970363

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