JP2520737B2 - 腕式作業機の操作油圧回路 - Google Patents

腕式作業機の操作油圧回路

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    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/021Valves for interconnecting the fluid chambers of an actuator

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パワーショベル等に装着されるバケットを
備えた腕式作業機を操作する油圧回路に関する。
〔従来の技術〕
バケットを備えた腕式作業機としては、ブームシリン
ダで上下揺動されるブームにアームをアームシリンダで
上下揺動可能に設け、そのアームにバケットをバケット
シリンダで上下揺動可能に設け、ブーム、アーム、バケ
ットを上下に揺動して掘削作業するものが知られてい
る。
前記腕式作業機を操作する油圧回路としては、ブーム
操作弁によって圧油をブームシリンダに供給し、アーム
操作弁によって圧油をアームシリンダに供給し、バケッ
ト操作弁でバケットシリンダに圧油を供給するようにし
たものが知られている。
かかる油圧回路に用いられる操作弁としてはクローズ
ドセンタ型式の操作弁が知られ、このクローズドセンタ
型式の操作弁を用いれば操作弁が中立位置の時にポンプ
ポートが遮断されるので、複数の操作弁を同時操作して
複数のシリンダに1つのポンプの吐出圧油を供給する場
合に好ましい。
〔発明が解決しようとする課題〕
クローズドセンタ型式の操作弁は、ポンプポート、タ
ンクポート、第1・第2ポートを遮断する中立位置、ポ
ンプポートを第1ポートに、タンクポートを第2ポート
に連通する第1作動位置、ポンプポートを第2ポート
に、タンクポートを第1ポートに連通する第2作動位置
を備え、弁本体に摺動可能に嵌挿したスプールを摺動す
ることで前記各位置に切換えるようにしてあり、スプー
ルを中立位置から第1位置に向けて摺動した時にタンク
ポートと第2ポートを連通してメータアウト側を開口さ
せ、更にスプールを摺動するとポンプポートと第1ポー
トを連通してメータイン側を開口させ、各開口面積はス
プールのストロークに比例して増大するようにしてあ
る。(第5図参照) このことは第2作動位置に切換える場合も同様であ
る。
他方、腕式作業機のブームを自重で降下してバケット
を接地させて転圧することがあり、この場合にはブーム
操作弁を中立位置よりメータアウト側が開口し、かつメ
ータイン側が僅かに開口する位置まで操作してブームを
自重で降下するように操作している。
しかしながら、第5図に示すようにメータアウト側が
開口してからメータイン側が開口するまでのストローク
は極く短く、応々にしてメータイン側が大きく開口する
まで操作されてブームの下げ側室内の圧力が高くなって
ブームシリンダで強制的に降下されることでバケットが
強く押しつけられて車体が浮き上り、転圧作業がやりず
らくなってしまうことがある。
つまり、メータアウト側が開口してからメータイン側
が開口するまでのストロークを長くしてもメータイン側
が開口しなければブームシリンダは縮少作動できず、メ
ータイン側が僅かに開口するまで操作する必要がある。
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした
腕式作業機の操作油圧回路を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
メータアウト側が開口した後にメータイン側が開口
し、メータアウト側が開口すると同時に回生回路でブー
ムシリンダの上げ側室と下げ側室と連通するようにし
て、メータイン側を開口せずにブームシリンダをブーム
自重で縮少してブームを自重で降下できるようにした腕
式作業機の操作油圧回路である。
〔実施例〕
第1図に示すように、車体1にブーム2がブームシリ
ンダ3で上下揺動可能に設けられ、そのブーム2にアー
ム4がアームシリンダ5で上下揺動可能に連結され、ア
ーム4にバケット6がバケットシリンダ7で上下揺動可
能に設けられてバケットを備えた腕式作業機を構成して
いる。
ブーム操作弁10は弁本体11のスプール孔12にスプール
13を嵌挿してあり、弁本体11のスプール孔12には第1タ
ンクポート14、第1ポート15、回生用ポート16、第1ポ
ンプポート17、第1出口ポート18、第2出口ポート19、
第2ポンプポート20、第2ポート21、第2タンクポート
22が長手方向に間隔を置いて順次形成され、第1、第2
タンクポート14,22はタンクに連通し、第1ポート15は
ブームシリンダ3の上げ側室3aに接続し、第2ポート21
が下げ側室3bに接続し、第1・第2ポンプポート17,20
にポンプ23の吐出路が接続してあり、第1出口ポート18
は圧力補償弁24を介して第1ポート15に連通し、第2出
口ポート19は圧力補償弁24を介して第2ポート21に連通
し、回生用ポート16はチェック弁25、油路26を経て第2
ポー21に連通している。
前記スプール13には第1タンクポート14と第1ポート
15を連通する第1切欠溝27、第1ポート15と回生用ポー
ト16を連通する第2切欠溝28、第1ポンプポート17と第
1出口ポート18を連通する第3切欠溝29、第2出口ポー
ト19と第1ポンプポート20を連通する第4切欠溝30、第
2ポート21と第2タンクポート22を連通する第5切欠溝
31が形成され、スプール13はバネ32で中立位置に保持さ
れると共に、第1受圧室33に供給されるパイロット圧油
で第1作動位置、第2受圧室34に供給されるパイロット
圧油で第2作動位置に切換えられる。
次に作動を説明する。
第2受圧室34にパイロット圧油を供給してスプール13
を第2作動位置に向けて右方に摺動すると、第1切欠溝
27で第1ポート15が第1タンクポート14に連通してメー
タアウトA側が開口すると同時に、第2切欠溝28で第1
ポート15が回生用ポート16に開口するが、第2ポンプポ
ート20は第4切欠溝30で第2出口ポート19に開口せずに
メータインB側は閉じている。つまり、S1=S2>S3とな
っている。
これにより、ブームシリンダ3の上げ側室3a内の圧油
は第1タンクポート14と回生用ポート16に流れ、回生用
ポート16よりチェック弁25を押し開いて油路26、第2ポ
ート21より下げ側室3b内に流入するので、ブーム2は自
重で下降する。
このようであるから、メータアウトA側を開口するの
みでブームシリンダ3をブーム自重で降下できるから、
第2図に示すようにメータアウトA側が開口してからメ
ータインB側が開口するまでのストロークを長くしてメ
ータインB側が開口しないようにでき、バケット6によ
る転圧作業時にブームシリンダ3の下げ側室3bに圧油が
供給されないようにできる。
以上のブーム操作弁を模式的に表わすと第3図に示す
ようになるが、第4図のように構成しても良い。
第3図、第4図において、第1又は第2ポート15,21
の圧力を圧力検出ポート35で検出し、その検出した圧力
を図示しない他の操作弁より検出した圧力とシャトル弁
36で比較され、高い方の圧力が圧力補償弁24に送られる
ようになり、その圧力で圧力補償弁24をセットするよう
にしてあり、これによって複数の操作弁を同時操作した
時に負荷の異なるシリンダに同一のポンプの吐出圧油を
供給できるようにしてある。
〔発明の効果〕
操作弁10を中立位置よりブームシリンダ3の下げ側室
3bに圧油を供給する作動位置に操作すると、メータアウ
ト側が開口し、かつ回生回路が連通するので、ブームシ
リンダ3の上げ側室3a内の圧油の一部が下げ側室3bに供
給されてブーム2は自重で降下する。
したがって、メータイン側を開口せずにブーム2を自
重で降下できるから、メータアウト側が開口してからメ
ータイン側が開口するまでの操作弁10のストロークを長
くでき、ブーム2を自重で降下させる時にメータイン側
か開口することを防止できるので、ブーム2がブームシ
リンダ3で下降されてることがなく、車体が浮き上るこ
とがないから転圧作業がやり易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す全体構成説明図、第2図
はストロークとメータイン・メータアウト開口の関係を
示す図表、第3図は操作弁の模式的説明図、第4図は他
の操作弁の模式的説明図、第5図は従来例の操作弁のス
トロークとメータイン・メータアウト開口の関係を示す
図表である。 2はブーム、3はブームシリンダ、10は操作弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石崎 直樹 神奈川県川崎市川崎区中瀬3―20―1 株式会社小松製作所川崎工場内 (72)発明者 瀧口 敬英 神奈川県川崎市川崎区中瀬3―20―1 株式会社小松製作所川崎工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腕式作業機のブーム2を揺動するブームシ
    リンダ3にポンプ23の吐出圧油をクローズドセンタ型式
    の操作弁10によって供給するようにした操作油圧回路に
    おいて、 前記操作弁10を中立位置よりブームシリンダ3の下げ側
    室3bに圧油を供給する作動位置に操作した時にメータア
    ウト側が開口すると同時に回生回路が連通し、さらに操
    作した時にメータイン側が開口するように構成し、 前記回生回路をブームシリンダ3の上げ側室3aからの圧
    油を下げ側室3bに供給するようにしたことを特徴とする
    腕式作業機の操作油圧回路。
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