JPS5811086B2 - コイル - Google Patents

コイル

Info

Publication number
JPS5811086B2
JPS5811086B2 JP1888876A JP1888876A JPS5811086B2 JP S5811086 B2 JPS5811086 B2 JP S5811086B2 JP 1888876 A JP1888876 A JP 1888876A JP 1888876 A JP1888876 A JP 1888876A JP S5811086 B2 JPS5811086 B2 JP S5811086B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
coil
glass
base material
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1888876A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52102562A (en
Inventor
門谷建蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1888876A priority Critical patent/JPS5811086B2/ja
Publication of JPS52102562A publication Critical patent/JPS52102562A/ja
Publication of JPS5811086B2 publication Critical patent/JPS5811086B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコイルに係り、特に大型で大電流を流すコイル
に関する。
第1図は一般的なコイルで、このコイル1は、コイル導
体2の間にレヤー絶縁のため、レヤー絶縁基材3に熱硬
化性樹脂4を含浸して、はさみ込みながら巻回したのち
、樹脂を硬化する。
しかるのち外装絶縁層をもうけて完成する。
第2図はコイルのレヤー絶縁層付近を拡大したもので、
コイル導体2a及び2bの間にレヤー絶縁基材3と樹脂
4が介在して、絶縁と機械的保持を受持つ。
大型のコイルでは、コイル導体2a、2bの厚さが厚く
、また巾が大きくなるので、巻回する際にコイル導体が
波打ち、捩れが生じてコイル導体間の間隙が一様になら
ない。
そこでレヤー絶縁基材3としては寸法吸収性のある材料
が要求される。
つまりレヤー絶縁基材3としては、含浸樹脂4をたっぷ
り含み、含んだ樹脂の流出がなく、かつ比較的弱い力で
もその厚さが小さくなりうるものが必要となる。
例えば、厚さ1.0mmの基材に樹脂を含浸し、2.0
mmの間隙にゆるくはさんで垂直に立てても樹脂が流出
せず、かつ逆に圧力をかければ厚さが0.5mmになる
ようなものであれば、コイル導体2a、2bの間隙が最
大2.0mm、最小0.5mmで、その差が1.5mm
あっても、ボイドのない、電気的機械的に満足なレヤー
絶縁層を形成できる。
発明者らは各種の基材について、樹脂の保持性ならびに
基材の圧縮性を調べたところ、ガラスクロスを心材とし
、この両側にガラスペーパーを配した、つまり3枚の薄
葉材を基材とするのが、最も寸法吸収性にすぐれること
が分った。
さらにこの基材は、機械的強度が高く、耐放射線性にも
優れ、かつ安価である。
しかしながら、例えばガラスクロスの片側にガラスペー
パー2枚を重ねたのでは、樹脂を含浸してから巻回する
までの間に、ガラスクロスに含浸した樹脂が流出するこ
とがわかった。
つまり、各科の薄葉材に樹脂を含浸してから、コイル導
体間に挿入するのに時間がかかるので、目のあらいガラ
スクロスの樹脂が流下してしまうのである。
第3図および第4図は、本発明の一実施例におけるレヤ
ー絶縁基材の断面図である。
第3図でガラスクロス3aの両側にガラスペーパー3b
を、あらかじめ少量のバインダー、例えばポリビニルア
ルコール、酢酸ビニル、アクリル樹脂などを用いて付着
させておく。
第4図では3枚重ねて細い糸5で部分的にぬっておく。
このようにして、あらかじめ3枚を重ねて一体にした基
材を用いると、中央のガラスクロス3aの目が両側のガ
ラスペーパー3bでふさがれるので、樹脂4の流下はふ
せげる。
即ち、樹脂4の含浸に際しては、まずガラスペーパー3
bが樹脂4を吸収し、次にこれが内部のガラスクロス3
aにしみ込み、全体に樹脂4が行きわたる。
ガラスペーパー3bが片側にしかない場合よりも、含浸
には時間がかかるが、一度しみ込むと流出しにくい。
これはガラスクロス3a自体は目が荒くて樹脂4を保持
しにくいが、両側に目の細かい紙状のガラスペーパー3
bがあると、これにさえぎられて樹脂4は流出しにくい
一方、ガラスペーパー3bが片側1にしかないと、その
ない側から樹脂4は含浸し易いが、また流出もし易いこ
とになるのである。
尚、ここでガラスペーパーとは、ガラス短繊維を抄造し
て紙状にしたもので、市販品には日本バイリーン(株)
の「キュムラス(商品名)」などがある。
樹脂4の含浸はガラスペーパー3bを貫通してスムーズ
に行なわれて問題はない。
3枚に夫々別別に含浸するより作業性がよい。
以上のように本発明に於ては、ガラスクロスの両側にガ
ラスペーパーを配して一体にした基材を用いたので樹脂
の流出がなく、機械的電気的性質のすぐれたレヤー絶縁
層を有するコイルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコイルの斜視図、第2図はコイルのレヤー絶縁
層付近を拡大して示す断面図、第3図及び第4図は夫々
本発明の一実施例におけるレヤー絶縁基材の断面図であ
る。 符号の説明、1・・・・・・コイル、2・・・・・・コ
イル導体、3a・・・・・・ガラスクロス、3b・・・
・・・ガラスペーパー、4・・・・・・樹脂。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コイル導体の間にレヤー絶縁をはさみながら巻回し
    て構成されるコイルにおいて、前記レヤー絶縁は、ガラ
    スクロスの両面にガラスペーパーを配置した3層の基材
    に熱硬化性樹脂を含浸して形成されることを特徴とする
    コイル。
JP1888876A 1976-02-25 1976-02-25 コイル Expired JPS5811086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1888876A JPS5811086B2 (ja) 1976-02-25 1976-02-25 コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1888876A JPS5811086B2 (ja) 1976-02-25 1976-02-25 コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52102562A JPS52102562A (en) 1977-08-27
JPS5811086B2 true JPS5811086B2 (ja) 1983-03-01

Family

ID=11984095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1888876A Expired JPS5811086B2 (ja) 1976-02-25 1976-02-25 コイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5811086B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017170376A1 (ja) 2016-03-30 2017-10-05 和光純薬工業株式会社 クラミジア・トラコマティス検出用プライマーセット及びこれを用いたクラミジア・トラコマティス検出方法、並びにそのための試薬キット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017170376A1 (ja) 2016-03-30 2017-10-05 和光純薬工業株式会社 クラミジア・トラコマティス検出用プライマーセット及びこれを用いたクラミジア・トラコマティス検出方法、並びにそのための試薬キット
KR20180132603A (ko) 2016-03-30 2018-12-12 후지필름 와코 준야쿠 가부시키가이샤 클라미디아 트라코마티스 검출용 프라이머 세트 및 이것을 사용한 클라미디아 트라코마티스 검출 방법, 그리고 그것을 위한 시약 키트

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52102562A (en) 1977-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5928975B2 (ja) 変成器
CN218826425U (zh) 绝缘结构、电机和电子装置
US4456651A (en) Tape-wound insulation sheath or jacket for an electrical conductor
JPS5811086B2 (ja) コイル
JP2947844B2 (ja) 変圧器巻線
JP7146501B2 (ja) 耐火ケーブル
JP4327546B2 (ja) 低抵抗コロナ防止テープまたはシートおよび回転電機の固定子コイル
US1381567A (en) Method of manufacturing electric coils
JPH0677061A (ja) 静止誘導電器
JPH11224821A (ja) 電磁コイル
JPS605530Y2 (ja) 樹脂モ−ルドコイル
CN218957408U (zh) 电机绝缘结构、电机和电子装置
JPH03159215A (ja) 電気絶縁板
JPH04206508A (ja) 油入誘導電器用リード線
JPH0116099Y2 (ja)
KR970000743Y1 (ko) 적층형 fbt의 절연필름
JPH04255617A (ja) 積層絶縁体
JPS6015305Y2 (ja) 乾式変圧器巻線
JPH0974027A (ja) 樹脂モールドコイル
JPS59191853U (ja) 回転電機のコイル
JPS5942543B2 (ja) 電気機器
JPH07335451A (ja) コイル部品
JPS6038256Y2 (ja) 界磁巻線の耐地絶縁構造体
JPH0564014B2 (ja)
JPS6137723B2 (ja)