JPS5811074B2 - 真空装置における排気系 - Google Patents

真空装置における排気系

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JPS5811074B2
JPS5811074B2 JP52088977A JP8897777A JPS5811074B2 JP S5811074 B2 JPS5811074 B2 JP S5811074B2 JP 52088977 A JP52088977 A JP 52088977A JP 8897777 A JP8897777 A JP 8897777A JP S5811074 B2 JPS5811074 B2 JP S5811074B2
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JP
Japan
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sample chamber
oil
pump
exhaust
diffusion pump
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Expired
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JP52088977A
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English (en)
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JPS5423464A (en
Inventor
相原龍三
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Jeol Ltd
Original Assignee
Nihon Denshi KK
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Publication date
Application filed by Nihon Denshi KK filed Critical Nihon Denshi KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空装置1例えば走査電子顕微鏡における排気
系の改良に関する。
走査電子顕微鏡においては試料室全体を大気に開放した
状態で試料の交換を行うことがある。
しかして該試料交換後試料室を再び高真空にするには、
先ず試料室に油回転ポンプを接続することにより0.2
Torrの圧力まで排気し、しかる後油拡散ポンプと切
換えることにより所望の圧力まで排気せしめる。
しかし乍ら斯様に試料室の圧力を0.2Torrまで排
気した状態で試料室と油拡散ポンプとの間の主弁を瞬時
に開放すると、油拡散ポンプの背圧が許容値の0.3T
orr以上になる現象が過渡的に発生する。
これにより油拡散ポンプ用油の試料室への逆流が生じて
試料汚染の原因となり、又同時に油拡散ポンプのポンプ
作用が一時停止する。
一方斯様な欠点を防止するためには試料室の圧力を油回
転ポンプにより1O−3Torr程度まで排気した状態
で油拡散ポンプへ切換えればよいわけであるが、このと
き油回転ポンプにより試料室の圧力を0.2Torr以
下に排気すると今度はこの油回転ポンプ用油の蒸気圧の
高いハイドロカーボンが試料室に逆流するという問題が
生ずる。
本発明は斯様な点に鑑みて、油回転ポンプ用油の試料室
への逆流を抑え、しかも油拡散ポンプの背圧の上昇を阻
止することのできる新規な排気系を提供するもので、以
下図面に基づき詳説する。
図面は本発明の一実施例を示す構成略図であり、1は走
査電子顕微鏡等の試料室を示し、該試料室には主排気管
2,3を介して油回転ポンプ4及び油拡散ポンプ5が夫
々接続されている。
前記主排気管2及び3には試料室と夫々のポンプとの間
を遮断するための粗引弁6及び主弁7が設けてあり、又
これらの弁としては例えばバタフライバルブが使用され
、排気コンダクタンスを大きくしている。
前記油拡散ポンプ5の背圧側は弁8を有した排気管9を
介して油回転ポンプ10により常に排気されている。
これまでの構成は従来通りの排気系であり、本発明は更
に前記試料室1と油拡散ポンプ5との間に主排気管3と
並列におかれた補助排気管11を接続したことに特徴が
ある。
該補助排気管11にはオリフィス型電磁弁12を設け、
補助排気管11による排気コンダクタンスが主排気管3
による排気コンダクタンスよりも非常に小さくなるよう
に構成しである。
しかして今、大気に開放された試料室1を高真空に保つ
には、先ず粗引弁6を開放して油回転ポンプ4により試
料室の圧力を0.2Torrまで排気する。
しかる後、粗引弁6を閉鎖し、オリフィス型電磁弁12
を開放することにより排気コンダクタンスの小さい補助
排気管11を介して試料室1を油拡散ポンプ5により排
気する。
この排気により試料室の圧力が1O−3Torr程度に
達すると主弁7を開放し、排気コンダクタンスの大きい
主排気管3によって試料室を油拡散ポンプ5により所望
の圧力まで排気する。
以上のように本発明は油回転ポンプによる試料室の粗引
は0.2Torrであるため、油回転ポンプ用油の蒸気
圧の高いハイドロカーボンが試料室に逆流することはな
い。
又試料室の油拡散ポンプによる排気にあたっては排気コ
ンダクタンスの小さい補助排気管を使用して行うために
、油回転ポンプから油拡散ポンプへの切換時に過渡的に
生ずる油拡散ポンプの背圧上昇を阻止することができ、
従って油拡散ポンプ用油の試料室への逆流を防止するこ
とができる等、実用性大なる効果を有する。
尚前述の説明は本発明の例示であり実施にあたっては幾
多の変形が考えられる。
例えば補助排気管に設ける弁としてオリフィス型電磁弁
を使用することにより補助排気管の排気コンダクタンス
を小ならしめた場合を示したが、これに限定されること
なく、補助排気管自体の径を細くすることにより排気コ
ンダクタンスを小さくしてもよい。
又試料室1を油拡散ポンプ5により排気する際に使用す
る補助排気管11から主排気管3への切換、即ち弁12
と主弁7の開閉動作は手動により行う場合を示したが、
これに限定されることなく、試料室の圧力を検出し、圧
力が所定圧力(例えば1O−3Torr)に達すると自
動的に主弁7が開放するように構成してもよい。
更に油回転ポンプから油拡散ポンプへの切換えも試料室
の圧力に応じて自動的に行うように構成してもよい。
更に又、本発明は透過電子顕微鏡の電子銃室や試料室或
いはカメラ室等を排気する場合にも同様に実施すること
ができる。
更に又、本発明は試料室を超高真空ポンプ(例えばスパ
ッターイオンポンプやサブリメーションポンプ若しくは
両者を結合したポンプ)で排気する場合にも実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す構成略図である。 図において1は試料室、2及び3は主排気管、4及び1
0は油回転ポンプ、5は油拡散ポンプ、6は粗引弁、7
は主弁、8は弁、11は補助排気管、12はオリフィス
型電磁弁である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 真空室を油回転ポンプにより予備排気した後、該真
    空室を油拡散ポンプで排気する装置において、前記真空
    室と油拡散ポンプとの間を排気コンダクタンスの大きな
    主排気通路とこの主排気通路の排気コンダクタンスより
    も小さい排気コンダクタンスの補助排気通路からなる二
    つの通路によって接続せしめてなる真空装置における排
    気系。
JP52088977A 1977-07-25 1977-07-25 真空装置における排気系 Expired JPS5811074B2 (ja)

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JPS5423464A JPS5423464A (en) 1979-02-22
JPS5811074B2 true JPS5811074B2 (ja) 1983-03-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5923443A (ja) * 1982-07-28 1984-02-06 Jeol Ltd 電子顕微鏡等の真空排気装置
JPS59164471A (ja) * 1983-03-07 1984-09-17 Anelva Corp コンダクタンスバルブ圧力制御装置
JP6207344B2 (ja) * 2013-10-30 2017-10-04 日本電子株式会社 荷電粒子線装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5018442U (ja) * 1973-06-16 1975-02-28
JPS5152276A (ja) * 1974-11-01 1976-05-08 Hitachi Ltd Sosadenshikenbikyomataha ruijisochino haikikei

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