JPS5810984Y2 - レバ−スイツチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は操作レバーの駆動範囲を簡単に変えることがで
きるレバースイッチに関し、その目的とするところは、
１つのレバースイッチを３接点切換え、２接点切換え（
上、中切換え、または、中、下切換え）に変更すること
が極めて容易で、製品の標準化を可能ならしめる安価な
レバースイッチを提供するにある。

本考案の１実施例を第１図〜第６図により説明すると、
１は金属より成る枠体、２は操作レバー、３は節度用コ
ロ取付体、４はコイルバネ、５は略り字形をした駆動杆
、６はスライダ、７は絶縁基板である。

枠体１には、複数の支柱棒挿入穴（図示せず）と操作レ
バー２を挾持し、且つ、回動可能に取付ける操作レバー
取付部８、駆動杆５の１端５ｄを操入する溝１５とが設
けてあり、操作レバー２には、カム山２ａと支柱棒挿入
穴（図示せず）とを設けである。

節度用コロ取付体３にはコロ９を取付けてあり、駆動杆
５はスライダ駆動突子５ａと、軸支穴と、折曲腕５ｂと
、操作レバー保合溝５Ｃとからなる。

スライダ６の背部には、スライダ駆動突子５ａを係止す
る孔６ａを設け、かつ腹部には摺動子（図示せず）が収
納されている。

なお、絶縁基板７には固定端子１０・・・・・・を植設
しである。

操作レバー取付部８を詳しく説明すると、枠体の前面に
形成した枠体取付は面から外方に突出させて操作レバー
取付部を設け、支柱棒挿入穴（図示せず）と操作レバー
２の切換角度を変えるための切欠き突片８ｂ、８Ｃとを
設けてあり、該切欠き突片８ｂ、８Ｃは操作レバー２の
両側に位置し、切欠き突片８ｂは上部に、切欠き突片８
Ｃは下部に設けである。

該切欠き突片８ｂ、８Ｃは簡単に折曲げることができ、
いずれか一方を内方に折曲げることにより、２接点の上
、中切換え、または中、下切換えのスイッチとなる。

次に本考案スイッチの組立てを説明すると、先ず、枠体
１のバネ係止部１ａにコイルバネ４を位置させ、さらに
節度用コロ取付体３の突片３ａをコイルバネ内に挿入し
、支柱棒挿入穴（図示せず）を枠体１の上部にある支持
棒挿入穴と一致させ、支持棒１１により枠体１へ節度用
コロ取付体３を回動自在に取付ける。

次に操作レバー２を支柱枠１２により枠体１の操作レバ
ー取付部８に取付け、操作レバー２のカム山２ａをコロ
％に当接させる。

次に駆動杆５の１端５ｄを、枠体１に設けた溝１５に挿
入し、かつ操作レバー係合溝５Ｃと支柱枠１４とにより
駆動杆５と操作レバー２とを連結した状態で、支柱枠１
３により枠体１に駆動杆５を取付ける。

次に、スライダ６の穴６ａにスライダ駆動突子５ａを挿
入してスライダ６を組み込み、摺動子をスライダ６の腹
部に挿入して最後に固定端子１０・・・・・・を植設し
た絶縁基板７を枠体１に絞め等により固着して組立ては
終る。

次に、本考案スイッチの動作を説明すると、操作レバー
２が水平な状態（第１図参照）から、操作レバー２を矢
印Ｂ方向へ０点を支点として回動すると、カム山２によ
りコロ９が押圧され、コロ取付体３が支柱枠１１を支点
として回動し、同時に支柱枠１４により操作レバー２と
係合している駆動杆５はＰ点を支点として回動し、スラ
イダ駆動突子５ａは矢印Ｃ方向へスライダを移動させて
スイッチを切換え、カム山２ａに当接しているコロ９が
カム山上を移動し、斜辺に当接して節度が付き、操作レ
バー２は停止する。

次に、操作レバー２を矢印Ａ方向に戻すと、同様な逆順
序により節度が付き、スイッチが切換わり、操作レバー
２は水平位置となる。

また、操作レバー２を、その水平位置から矢印Ａ方向へ
回動すると、前記と同様にカム山２ａとコイルバネ４に
より押圧されているコロ９とにより、切換えに節度が付
き、スライダ６が矢印り方向に移動し、スイッチが切換
わる。

なお、本考案の上記実施例は３接点切換えスイッチとし
て説明したが、操作レバー取付部８に設けた切欠き突片
８ｂ、８Ｃのいずれか一方を内方に折曲げることにより
、簡単に２接点切換えにすることができ、切欠き突片８
ｂのみを内方に折曲げると操作レバー２の操作端の位置
が上、中の切換えとなり、切欠き突片８Ｃのみを内方に
折曲げると同じく中、下の切換えとなる。

叙上の通り、本考案のレバースイッチは、操作レバー取
付部に切欠き突片を設けるのみの簡単な構成で、切欠き
突片を操作レバーの移動路に位置するように折曲げるこ
とにより、３接点切換えスイッチ、２接点切換えスイッ
チ（上、中切換えまたは中、平切換えのスイッチ）にす
ることができ、３種類のレバースイッチを１つの型で兼
用できるのでスイッチの標準化に極めて有効であり、更
に枠体の取付面から前面に突出させて操作レバー取付部
を形成したので、セット等にスイッチ取付後においても
前面側から必要に応じて切欠き突片を折曲げることがで
き、このように変更する作業も極めて簡単であるから、
安価に提供できる等の実用的効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本考案の実施例を示し、第１図、第２図、
第３図はレバースイッチの動作を説明するための要部断
側面図、第４図はレバースイッチのスライダ６と基板７
とを外した状態の底面図、第５図は斜視図、第６図は操
作レバー取付部を示す要部斜視図である。 １・・・・・・枠、２・・・・・・操作レバー、３・・
・・・・節度用コロ取付体、４・・・・・・コイルバネ
、５・・・・・・駆動杆、６・・・・・・スライダ、７
・・・・・・絶縁基板、８・・・・・・枠１に設けた操
作レバー取付部、８ｂ、８Ｃ・・・・・・切欠き突片、
９・・・・・・コロ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 金属よす戊る枠体と一体に操作レバー取付部を枠体から
   外方に突出させて形威し、該操作レバー取付部に操作レ
   バーを回動自在に挟持し、且つ、操作レバー取付部のそ
   れぞれに少なくとも１カ所の切欠き突片を設け、該切欠
   き突片を操作レバーの移動路に位置させることにより、
   操作レバーの駆動範囲を変えることができるようにした
   ことを特徴とするレバースイッチ。