JPS581086A - 炭素繊維束または布の金属メツキ方法 - Google Patents

炭素繊維束または布の金属メツキ方法

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JPS581086A
JPS581086A JP9798981A JP9798981A JPS581086A JP S581086 A JPS581086 A JP S581086A JP 9798981 A JP9798981 A JP 9798981A JP 9798981 A JP9798981 A JP 9798981A JP S581086 A JPS581086 A JP S581086A
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carbon fiber
fiber bundle
plating
cloth
carbon
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JP9798981A
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Ryozo Yamagishi
山岸 良三
Osamu Yoshioka
修 吉岡
Tetsuo Ishikawa
哲夫 石川
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は炭素形成物、特−に炭素繊維束または布に無電
−解または電気メッキにより金属メッキを施す方法に関
する。
これまで、多数の炭素単繊維を集束した形態の繊維束や
織布状の繊維布に金属メッキを施す場合、メッキ液が各
単繊維相互間の細隙にまで浸透できず、繊維束の中心部
付近や繊維布における交差接合部位の炭素単繊維がほと
んどメッキされず、また、各炭素単繊維への金属メッキ
の濡れ性が悪く、密着性が不足して金属メッキが容易に
剥離していた。
また、炭素繊維束または布への金槙メッキを均一化する
ために、メッキ中における攪拌を強めたり、濡れ性の改
善のために、溶剤および界面活性剤水溶液中に浸漬する
方法が行われたのではあるが、いづれも不完全な金属メ
ッキでしかなかった。
従って、本発明の目的は上述の如き炭素繊維束または布
に均一な厚さを有しかつ密着性の良好な金属メッキを設
ける方法を提供することにある。
本発明による方法は、炭素形成物、特に予め適当な収束
剤を塗布した単繊維からなる炭素繊維束または布に金属
メッキを施す際に、前もって、炭素繊維または布を空気
中または酸化雰囲気中で焼成処理を行い、それにより、
金属メッキ中における炭素轍確束または布を構成する炭
素単繊維間をほぐれ易くして金属メッキの厚さの均一化
およびされ性の改善による密着性の同上を実現したメッ
キ方法である。
更に詳述すれば、本発明によれば空気中または酸化雰囲
気中、すなわち酸素存在下での焼成処理により、炭素単
繊維の集束度または接合度を高めるために塗布されてい
る収束剤または接合剤が分解され、次いで、炭素繊維自
体を酸化することにより、単繊維表面の粗化および活性
化を生起しで、金属メッキの均一化および密着性の飛躍
的改善を達成する。
それ故、焼成処理条件は非常に重要であり、特に過度の
焼成は炭素繊維自体の特性に影響を及ぼし、繊維束また
は布の機械的強度を大巾に低下させることとなり、後続
するメッキおよび後処理の作業性が極めて悪化されるこ
ととなる。
この焼成処理条件については焼成処理温度と時間との関
係により決定されるが、種々の条件から、200Cが下
限温度であり、200tZ’未満では金属メッキの十分
な均一性および密着性が得られず、焼成時間についても
約20分から200分までの範囲となる。
この焼成処理の実際的方法としては、焼成炉の中に所定
時間放置する方法や管状炉内を所定速度で通過させる方
法などがあるが、いづれの方法においても、所定の焼成
処理条件を満足し得る方法であれば全て適用できる。
次に、以下の実施例によって本発明による方法について
の効果を説明する。  ” 実施例1 600本の平均直径10μmの炭素単繊維からなる繊維
束を、日立化成製H8101B型 原液6%、塩酸32
%、水62%の液組成を有する触媒水溶液に室温にて6
分間浸漬した後、十分に水洗した。次に第1表に示す焼
成処理条件下で処理を行った後、硫酸銅・5水塩1o9
/l、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム309/l、
ポルマリ(30%) 10 ml/l、水酸化す) l
)ラム509/l の液組成で液温50r:の無電解銅
メッキ液中に60分間浸漬してメッキ層を形成し、水洗
および乾燥を十分に行った。このようにして準備された
炭素繊維束につき炭素繊維に対するメッキの遍さの均一
性を断面顕微鏡により、そして、密着性および機械的強
度を折り曲げ試験法により判定した。判定結果もあわせ
て第1表に示している。
第  1  表 ○−−−良好 △−−−やや劣る ×−一一劣るこの結
果、メッキ厚の均一性、密着性、および機械的強度の三
者をすべで満足する処理条件はiから条件tまでの範囲
であり、特に条件0、qおよびrにおいで良い結果が得
られる。このうち、特に、処理温度350C,処理時間
60〜90分間の処理条件(q、r)で焼成処理を行っ
た繊維束についての断面を第1図に示す。図示の如く、
中心部における炭素繊維10回りに約6μmの銅メッキ
層2が均一に形成され、密着性も良好でありかつ何らの
処理も施されていない同様な炭素繊維束に対する機械的
強度の低下は実質的になかった。
実施例2 3000本の平均直径10μmの炭素単繊維からなる炭
素繊維束を空気中にて処理温度350C1処理時間60
分間で焼成処理し、シアン化第1銅55 g/l、シア
ン化ナトリウム67 g/l、 水酸化す) IJウム
10 F//lの浴組成を有する電気鋼メッキ浴にて、
浴温50C1陰極電流密度4A/drn”のメッキ条件
下で、攪拌を十分に行いながら6分間銅メツキを行った
後、水洗および乾燥を十分に行って試料を作成し、実施
例1におけると同様にしで、メ′ツキの厚さの均一性お
よび密着性と機械的強度を判定したところ、6者共良好
な特性を示した。
以上述べた如(、本発明によれば、前処理として所定の
温度および時間で焼成処理した後にメッキすることによ
り、各炭素単繊維上に均一な厚さを有しかつ密着性の良
好なメッキ層を設けることができ、更に一1焼成処理を
施されていな(・炭素繊維の機械的強度と同等な強度を
保持できる。
なおこれまで、炭素単繊維を集束した炭素繊維束を試料
に用いたが、これは、炭素繊維布にメッキする場合に比
して、束となっている中心部付近にまで外周縁部と同等
な良好なメッキを設けることが困難であるために選定さ
れたもので、炭素繊維布も同様な方法により良好なメッ
キを施され祷ることは明らかである。
また、上述の説明から明らかな如く、本発明による方法
は、メッキされる部材の材質が炭素であれば単繊維、粒
子ある(・はチップ等のような他の形成物にも同様に適
用できる。更に、メッキ種として、上述の実験では銅が
用いられたが、無電解メッキにおいては、ニッケルーリ
ン、コバルト−=ツ’rルーリン等、一方、電気メッキ
では、銀、ニッケル、金、錫等の金属によるメッキが適
用できることは容易に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による方法でメッキされた炭素繊維束の
中心部付近の断面を顕微鏡観察により示す図である。 1−m−炭素繊維 2−一一鋼メツキ層 f i 囚

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 適当な収束剤を塗布した炭素単繊維からなる繊維束
    または布を酸化雰囲気中で焼成処理した後に金属メッキ
    を施すことを特徴とする炭素繊維束または布の金属メッ
    キ方法。 2、前記焼成処理は200C以上の温度で行うことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の炭素繊維束または
    布の金属メッキ方法。 3 前記焼成処理は20分乃至200分行うことを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の炭素繊維束または布
    の金属メッキ方法。 4、前記金・属メッキは電気的メッキ法によることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第6項の1に記載す
    る炭素繊維束または布の金属メッキ方法。 5、前記金属メッキは無電解メッキ法により行う1 こ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項記載の
    炭素繊維束または布の金属メッキ方法。
JP9798981A 1981-06-24 1981-06-24 炭素繊維束または布の金属メツキ方法 Expired JPS6036479B2 (ja)

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JPS6036479B2 JPS6036479B2 (ja) 1985-08-20

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6059096A (ja) * 1983-06-24 1985-04-05 アメリカン・サイアナミド・カンパニ− 繊維を連続的にめつきする装置および方法
JPS62501458A (ja) * 1984-12-20 1987-06-11 アンプ インコ−ポレ−テツド 積層弾性コネクタおよびその製造方法
JP2017095313A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 日本ゼオン株式会社 複合材料の製造方法

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JPS62501458A (ja) * 1984-12-20 1987-06-11 アンプ インコ−ポレ−テツド 積層弾性コネクタおよびその製造方法
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