JPS58108226A - ポリカ−ボネ−トオリゴマ−の連続製造法 - Google Patents

ポリカ−ボネ−トオリゴマ−の連続製造法

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JPS58108226A
JPS58108226A JP20512981A JP20512981A JPS58108226A JP S58108226 A JPS58108226 A JP S58108226A JP 20512981 A JP20512981 A JP 20512981A JP 20512981 A JP20512981 A JP 20512981A JP S58108226 A JPS58108226 A JP S58108226A
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tubular reactor
reaction
phosgene
aqueous solution
oligomer
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Tatsuya Tomioka
富岡 達矢
Nobuo Ogata
宣夫 緒方
Tsutomu Kimura
勉 木村
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリカーボネートオリゴマーの連続製造法に関
し、詳しくはビスフェノールA等のジオキシ化合物とホ
スゲンとを管型反応器中で反応させるにあたって、管型
反応器の二箇所以上の位置からホスゲンを導入すること
によって、均一性の高いポリカーがネートオリゴマーを
効率よく連続的に製造す仝方法に関する。
従来から、ジオキシ化合物のアルカリ水溶゛液と不活性
有機溶剤との混合物にホスゲンを反応させてポリカーボ
ネートオリゴマーを製造することは広く知られている。
しかし、この反応を回分式あるいは充填塔式で行なうと
、反応が定常状態になシに<<、また反応熱の除去が困
難であるため、得られるオリ2’lマーの性質が均一に
ならないという欠点がある。
この欠点を改良するものとして、ジオキシ化合物の苛性
アルカリ水溶液とポリカー°ボネートオリゴマー用有機
溶剤を管型反応器に導入して、混相流を形成せしめ、こ
れにホスゲンを並流反応させて、発生する反応熱を有機
溶剤の気化熱として除去する方法が開発されている(特
公昭4A−27’I/、、0号公報)。しかしながら、
この方法では反応熱の除去を行なうことはできるが、ホ
スゲン化反応が有機溶剤の沸点近くの高温で層性するこ
とおよび有機溶剤を凝縮させるために比較的長い反応器
を必要とすることにより、ホスゲンの分解や生成したク
ロロホーメート基の加水分解などが起り、必ずしも高品
質のオリゴマーを得ることはできない。また反応熱の除
去を効果的にするために、低沸点の有機溶剤を用いるこ
とも考えられるが、揮発性が高く実際には使用が困難で
ある。
さらに反応に際して生ずる反応熱を除去する方法として
、ホスゲン化反応の初期の反応生成物を一定温度に維持
された多量の反応生成物と接触させる方法が提案されて
いる(特公昭5lI−llo、2go号公報)。しかし
、この方法ではホスゲン化反応の初期段階のコントロー
ルが困難であると共に副次的な反応が起こるため高品質
のオリゴマーを得ることができないという本質的な欠点
がある。
また最近、アルカリ性水溶液を0℃以下に保冷し、この
冷水溶液にホスゲンを反応させて反応熱の吸収を効果的
に行なう方法が提案されている(特開昭33”3232
/号公報)。しかしながらこの方法では反応温度を低く
抑えることはできるが、このような低温度では′有機溶
剤として最もよく用いられるメチレンクロライドが水溶
液と接触すると水和物が形成されて反応系がシャーベッ
ト状になり、工業的に有利な管型反応器を用いた連続製
造法には適用できないという制約がある。
本発明は、これらの欠点の解消された工業的に有利な高
品質オリゴマーの製造方法を提供することを目的とし、
その構成はジオキシ化合物のアルカリ水溶液とホスゲン
とを有機溶剤の存在下に管型反応器中で反応させてポリ
カーボネートオリゴマーを製造するにあたり、管型反応
器の三箇所以上の位置からホスゲンを反応系に導入する
ことを特徴とするポリカーボネートオリゴマーの連続製
造法である。
本発明におけるジオキシ化合物としては、コ。
ノービス(ll′−オキシフェニル)プロパン(ビスフ
ェノールA)などをはじめとする示リカーボネート用原
料として知られているフェノール系化合物などがあげら
れる。
また上記ジオキシ化合物のアルカリ水溶液に用いるアル
カリは、苛性ソーダ、苛性カリ、水酸化カルシウムなど
の強塩基性の水酸化物などが充当される。ここでアルカ
リ水溶液のアルカリ濃度は、各種条件に応じて異なシ、
一義的に定めることはできないが、通常は3〜/ Ow
t%、好ましくはL5〜7.j; wt%である。さら
に、このアルカリ水溶液中の前記ジオキシ化合物の濃度
は、特に制限はなく適宜定めればよいが、通常の場合は
5〜/ 7 wt%、好ましくは70〜15wt%とす
べきである。
次に、本発明に用いる有機溶剤としては、ジオキシ化合
物やホスゲンに対して不活性なものであり、しかも生成
するポリカーボネートオリゴマーを溶解するものがよく
、例えば、メチレンクロライド;テトラクロルエタン;
/、2−ジクロルエチレン:クロロホルム;クロルベン
ゼン;トルエン;キシレン;ジオキサン;アセトフェノ
ンなどがあげられる。
本発明の方法では、上述のジオキシ化合物のアルカリ水
溶液と有機溶剤を管型反応器に導入して混相流を形成し
、この混相流にホスゲンを吹込んで反応させる。あるい
はジオキシ化合物のアルカリ水溶液を管型反応器に導入
し、これにホスケ゛ンを溶解した有機溶剤を注入して反
応させることもできる。この際ホスゲンは、管型反応器
の三箇所以上の位置から反応系に導入することが必要で
ある。管型反応器の一箇所のみからホスゲンを集中的に
導入すると、導入箇所周辺の反応系においてホスゲン化
反応が著しく進行して発熱し、ホスケ9ンの分解等の副
次的な反応が起こると共に生成するオリゴマーが反応系
全体で不均一なものとなり、高品質のポリカーボネート
オリゴマーを得ることができない。これに対して、本発
明の方法の如く、反応器の数箇所から分散してホスゲン
を反応系に導入すれば、反応系全体にわたってほぼ一様
にホスゲン化反応が進み、特定箇所のみが異常に反応が
進行して著しく発熱するという事態を避けることができ
、その結果、均一かつ高品質のポリカーボネートオリゴ
マーを得ることができる。
なお、管型反応器に導入すべきジオキシ化合物のアルカ
リ水溶液および有機溶剤の温度は、通常は30℃以下、
好ましくは10℃以下とし、また導入すべき有機溶剤の
量は、特に制限はなく、生成するポリカーボネートオリ
ゴマーを溶解するに足る量であればよい。さらにホスゲ
ンの導入量についても適宜定めればよいが、通常は管型
反応器の複数箇所から導入する量を合計して、アルカリ
水溶液中のジオキシ化合物1モルに対して7〜3モル、
好ましくは/、3〜2モルとすべきである。
一方、上記反応に用いる管型反応器の温度は、反応系内
で生ずる反応熱を速やかに除去できる程度に低温に維持
しておくことが好ましく、一般的には2°C〜30℃、
特に好ましくはコ℃〜208Cとする。この管型反応器
の温度維持は恒温槽等によシ行なえばよい。ここで管型
反応器の温度が低すぎると反応液の凍結などが生じて連
続操作をすることができず、逆に高すぎると反応系内の
反応熱の除去が充分に行なえず、その結果ホスゲンの分
解などが起こり好ましくない。しかし、本発明の方法で
は、ホスゲンを管型反応器の数箇所から反応系へ導入す
るものであるため、急激に著しい反応熱が生ずるという
おそれがなく、従って、管型反応器の維持すべき温度も
あまり低温に設定せずとも差支えない。
また上記管型反応器の形状は特に制限されるものでは工
いが、好ま一部くは管長/管径がg以上のものが用いら
れる。管径が太きすぎるとホスケ9/化反応によって生
ずる反応熱の除去が困難になり好ましくない。本発明の
方法では通常は管型反応器を2 ℃〜30℃の範囲に維
持する冷媒として水などを用いれば充分であるが、この
冷媒として低沸点物質を用い、この物質の気化熱を利用
して反応器を冷却してもよい。
本発明の方法では、管型反応器を用いることおよびホス
ゲン産分散して反応系に導入していることのために、ホ
スゲン化反応による反応熱は一部に集中することなく速
やかに反応系外に除去されることとなる。
従って、本発明の方法によって得られるポリカーボネー
トオリゴマーは、クロロホーメート基分率の高いもので
あると同時に、非常に均一性のすぐれたオリゴマーとな
る。それ故、このオリゴマーを用いて重合を行なえば、
均質なポリカーボネートが再現性よく得られ、またこの
ポリカーボネートは分子量分布が狭く、耐熱性、流動性
のすぐれた極めて高品質のものとなる。なお、この際の
重合反応ハ、アルコール、フェノール*p−を一ブチル
フェノール、p−クミルフェノール等の重合調節剤やト
リエチルアミン、トリエチルアミン等の重合触媒を用い
て行なえばよい。
紙上の如く、本発明の方法によれば、簡単な設備ならび
に操作にて、非常に均一性の高いポリカーボネートオリ
ゴマーを連続的に効率よく製造することができる。それ
故、本発明の方法は工業的に極めて価値の高い方法とし
て有効に利用しうるものである。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1〜3および比較例/、2 74w’t%苛性ソーダ水溶液3−eにビスフェノール
Aをg’17fL溶解し、ビスフェノールAの苛性ソー
ダ水溶液を調製した。ついで室温に保持した該ビスフェ
ノールAの苛性ソーダ水溶液およびメチレンクロライド
をそれぞれ、13m11分、 / /、!;ml 7分
の流量で、第1表に示す温度に調節された恒温槽に設け
られた内径1.tvs、管長11mの管型反応器に導入
し、これにガス状のホスゲンを第1表に示す流量で、管
型反応器入口(位置(A))および入口より2mの位置
(位置(B))においで吹きこんだ。管型反応器からの
反応液は内容2形の容器に受け、所定時間ごとに抜き出
した。
反応液は水溶液相とメチレンクロライド溶液相に分離し
、水溶液相にはビスフェノールAはほとんど検出されず
、供給したビスフェノールAは完全に反応していた。ま
た水溶液中にメチレンクロライドの微粒子の浮遊もみら
れなかった。
このようにして、2時間の定常運転後に得られたポリカ
ーボネートオリゴマーの分析を行なった結果を第1表に
示す。
第   l   表 C=メチレンクロライド中のオリイマーのクロロホーメ
ート濃度(N) W=メチレンクロライド中のオリイマーの濃度(P/−
1 Mn−オリイマーの数平均分子量

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l、ジオキシ化合物のアルカリ水溶液とホスゲンとを有
    機溶剤の存在下に管型反応器中で反応させてポリカーざ
    ネートオリゴマーを製造するにあたり、管型反応器の二
    箇所以上の位置からホスゲンを反応系に導入することを
    特徴とするポリカーボネートオリゴマーの連続製造法。 2、管型反応器の温度が、2℃〜30℃である特許請求
    の範囲第1項記載の製造法。
JP20512981A 1981-12-21 1981-12-21 ポリカ−ボネ−トオリゴマ−の連続製造法 Granted JPS58108226A (ja)

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