JPS5810501B2 - テアミキノ キユウシソウチ - Google Patents

テアミキノ キユウシソウチ

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JPS5810501B2
JPS5810501B2 JP12216574A JP12216574A JPS5810501B2 JP S5810501 B2 JPS5810501 B2 JP S5810501B2 JP 12216574 A JP12216574 A JP 12216574A JP 12216574 A JP12216574 A JP 12216574A JP S5810501 B2 JPS5810501 B2 JP S5810501B2
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sliding
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needle bed
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JP12216574A
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中村文俊
片岡伸夫
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5810501B2 publication Critical patent/JPS5810501B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、針床上に左右摺動可能に装架されたキャリジ
に、その摺動力向の一定範囲内で移動可能な可動糸口部
材及びその可動糸口部材をその左右各移動端に保持する
保持部材を設けた給糸装置を対象として、特に、前記キ
ャリジの左右いずれか一方向への摺動によりその摺動の
ある一定範囲内で前記保持部材の作用を解除すると共に
前記可動糸口部材をその左右移動端の=端位置から他端
位置に自動的に移動配置し得るようにしたことを主たる
特徴とするものである。
以下に、本発明を具体化した第一の実施例を第1図乃至
第8図a〜dについて詳細に説明する。
即ち、本実施例はスレッド編装置に於ける緯糸供給用糸
口の左右配置切替え装置に具体化したものである。
図中1は針床で、その前縁に多数のクシ歯2が等間隔に
列設固定され、その各クシ歯間には編針3が前後方向に
移動可能並びにその前方部分が各別に上方に移動可能に
支持される。
図中4は前記針床上面にて左右方向に往復摺動可能に装
架されたキャリジで、その下面に前記編針30バツトを
案内作動する諸カムが左右中央部を中心として左右対象
に配置される。
即ち、その諸カムについて説明すると、図中5は後部体
針通路形成板、6は前部体針通路形成板、7は前記両板
5,6の間に配置された一対の編カム、8は左右一対の
中間案内板、9は中央案内カム、10は一対のタックカ
ム、11は一対の開閉カム、12は一対の可動後退カム
、13,14は各一対の前、後振りカム、15は一対の
切替えカム、16は一対の前後体計通路開閉カム、17
は一対の固定案内カムで、夫々キャリジ外方から導入さ
れた編針3のバットを略ベラ抜は位置まで前進させる。
又、前記諸カムの各左右外側部には、編成終了後の編針
3のバットを前後に区分けしてキャリジ外方に導出させ
る選針カム機構が備えられる。
即ち、図中18は一対の一方向案内カムで、夫夫前記線
カム7の後端を経た編成終了後の編針30バツトを少し
く前進させるが、逆方向から導入された編針30バツト
によって前方に回避される。
19は前記各一方向案内カム18によって前進された編
針3のバットを下方に押下げる一対の圧下カムで、圧下
した編針3を図示してない針床内の選針用柄版の選針係
止片に係止させるかさせないかする。
20は前記各圧下カム19の外側に傾斜配置された一対
の選別カムで、夫々前記圧下によって前記係止片に係止
された圧下位置の編針30バツトをそのまま通過させる
が、係止されずに上方位置に復帰した編針30バツトを
後退して編成準備位置Aに導出させる。
21は前記各選別カム20の外側にそれとは反対方向に
傾斜配置された一対の選別差拡大カムで、夫々前記選別
カム20により前方に選別された編針3のバットを少し
く前進してベラ抜は直前の選針位置Bに導出させる。
尚、前記選別カム20で前方に選別された編針3は前記
選別差拡大カム21に達する前に適宜手段により上方位
置に復帰されるようになっている。
上記選針カム機構によって前後に選別された編針3のバ
ットは、キャリジ4の折返し摺動時に各種模様編に使用
されるが、例えば、スレッド編の場合、キャリジ下面の
諸カムを第1図に示される実線位置に配置しておけばよ
く、これによって、前方編針3B及び後方編針3Aの各
バットは同第1図に一点鎖線で示される通路に案内され
る。
図中22は前記キャリジ4の前方部分に左右一対の締付
螺子23によって着脱可能に装置された支枠で、その前
方下部に平板状の支持板24が固着される。
図中25は合成樹脂等の材料によって一体に形成された
一個の可動糸口部材で、前記支持板24に穿設された左
右方向に長い案内溝26に嵌合する嵌合部27によって
、前記案内溝26の範囲内で左右動可能とされる。
その可動糸口部材25には、第1図に示されるように前
記案内溝26の端部に配置された状態に於いて、前記前
方編針3Bの前方部分を後方編針3Aのフック上端より
も上方に上昇させる左右一対の昇降カム面28(逆に原
位置まで下降させる作用も為す)と、その両昇降カム面
28の間に位置し、かつこの昇降カム面28で上昇され
た前方編針3Bの前方部分をその上昇位置に保つ上昇保
持面29と、前記後方編針3Aが編カム7背面によって
前進される時にその編針3Aの前方部分を前記上昇保持
面29の高さまで上昇させる左右一対の谷状の補助上昇
カム面30と、その両補助上昇カム面300間に位置し
、かつ緯糸31を編針摺動平面の下から挿通して同平面
より一定距離上方であって前記上昇保持面29より僅か
下方で繰出す緯糸供給口32と、その緯糸供給口32か
ら繰出された緯糸31に係合してその緯糸31を通常位
置の後方編針3Aのフック上部より上方に配置させる一
対の緯糸保持面33と、その各緯糸保持面33の前部に
位置して前記緯糸31或いは前記各編針3A>3Bに吊
下された旧編目上部の進出を阻止する左右一対のエツジ
状の編糸進出阻止縁34とが形成される。
図中35は前記支持板24の下側に於いて前記可動糸口
部材25の下面に左右一対の固定螺子36で固着された
編地押え板で、その斜後下方に突出した部分の後縁によ
って前記各編針3A。
3Bに吊下された編目の前進を阻止し、又、前記緯糸供
給口32の下方に対応して開口しだ円孔37が設けられ
る。
図中38は前記編地押え板35の下側に配置された係合
部材で、前記一対の固定螺子36に嵌り合う左右方向に
長い長孔39によって、前記可動糸口部材25に対し一
定範囲左右動可能に支持され、その前縁には下方に垂下
した係合片40が設けられると共に、その係合片40に
前記緯糸31のための挿通孔41が設げられ、又、上方
平面部の左右前縁に夫々傾斜面42が設けられる。
図中43は前記支持板24下面に於いて前記案内溝26
の前側に配置された保持部材で、その中央部に、前後方
向に僅かに長くされた一個の透孔44が設けられ、その
透孔44には、前記支持板25に螺合固定された螺子軸
45が嵌合され、これによって、前記螺子軸45を中心
として回動し得ると共に僅かに前後方向に移動可能とさ
れる。
その保持部材43の左右両側後縁には、前記編地押え板
35の左右前側角部に係合して前記可動糸口部材25を
前記案内溝26の端部に保持する左右一対の鉤状の保持
部46が設げられ、又、その保持部材43の左右両側前
縁には、夫々開放端部が前記支持板24の前側垂下部に
係合して、常にはその保持部材43をその前後動の後方
移動位置に保持する弾線47が固着される。
図中48は両端が前記支持板24の下面に固着された糸
案内杆で、その中間部分が前方に突出され、その突出し
た部分の左右端部に更に前方に突出した略U字状の規正
部49が設けられ、その両規正部49間に於いて編糸取
上げ装置(図示せずと前記係合部材38の挿通孔41と
の間の緯糸31の妄動を防止して案内する。
図中50は前記支枠22の中央上部下面に固着された中
央糸口で、前記緯糸31を前記両組針3A、3Bに掛渡
した後にその両組針3A、3Bに平編用の地糸を供給す
る。
その中央糸口50の左右両側部には、夫々斜前方に突出
し、かつ前記地糸の供給に際して前記両組針3A、3B
のラッチを開口状態に維持する略ひげ状のランチ制御片
51が固着される。
図中52は前記各編カム7の前方に対応して前記支枠2
2に設げられる刷毛車で、夫々前記支枠22に固着され
た取付板53上に於いて斜後方から斜左右外方に傾斜し
た軸540周りに回動可能に枢支され、前記後方編針3
Aが緯糸31の下方を潜った後その後方、前方各編針3
A、3Bが編カム7の背面によって前進される時期に、
その両線針3A、3B上の旧編目上部並びに前記緯糸3
1に上方から斜後下向きに係合して、回転しながらその
旧編目上部並びに緯糸31の進出を抑え、むしろ僅かに
後退させてベラ抜けさせる。
図中55は前記可動糸口部材25の左右移動端位置の配
置切替えに使用する左右一対の作動部材で、夫々図示の
ように、前記針床1の前方下面及び前面に接合する略り
字状の一対の接合針56と、数個の前記クシ歯2の略く
字状折曲部に接合して支持される支持杆57とによって
、前記クシ歯20列設ヒツチに関連し針床1の任意位置
のクシ歯2に抜差し自在に支持される。
その各作動部材55には、前記係合部材38の係合片4
0の通過軌跡内に突出配置されてその係合片40側縁に
係合可能な作動片58が設けられる。
前記作動部材55と係合部材38とによって、以下の作
用説明で明らかな如く、前記キャリジ4の左右いずれか
一方向への摺動によりその摺動のある二定範囲(前記可
動糸口部材25の移動範囲に略同じ)内で前記保持部材
430作用を解除すると共に前記可動糸口部材25をそ
の左右移動端の一端位置から他端位置に移動させる作動
装置を構成するものである。
本実施例は上述した如く構成される。
以下に前記可動糸口部材25の左右移動端位置への切替
え作用について説明する。
即ち、予め、前記両件動部材55を稼動編針区間の左右
外側(最端部の稼動編針から少なくとも前記キャリジ4
の左右長を置いてその外側)に於いてクシ歯2に挿通係
止しておぎ、又、可動糸口部材25はキャリジ摺動方向
前方側移動端に配置しておく。
而して、キャリジ4を、稼動編針区間を経て更に第7図
aに示されるように一方の作動部材55に向けて摺動さ
せることにより、その作動部材55の作動片58に係合
部材38の係合片40が係合すると、その係合部材38
がキャリジ4に対して相対的にその摺動方向と反対方向
に押されることになるため、先ず、その係合部材38の
傾斜面42が保持部材43に係合してその保持部材43
を第1図すに示されるように弾性470作用に抗して回
動させ、これによってその保持部材43の保持部46と
編地弁え板35との係合が外れ、次に、可動糸口部材2
5がキャリジ4に対して相対的にその摺動方向の反対側
に移動されることになる。
而して、この状態が以後継続されるが、前記可動糸口部
材25が案内溝26の他端に達すると、第7図Cに示さ
れるように、その可動糸口部材25は、前記保持部材4
3の他側の保持部46と編地弁え板35との係合によっ
て、その他端に保持され、又、前記作動片58と係合片
40とが係合したまま、キャリジ4と可動糸口部材25
との相対移動が停止し、そのキャリジ4をそれ以上摺動
することが出来ないようにされる。
次に、キャリジ4を折返し摺動すると、稼動編針区間の
反対側に於いて、前記した方法と同様の方法で可動糸口
部材25の配置切替えが為される。
尚、稼動編針区間の大小、キャリジ4の摺動範囲の大小
等に応じて、前記作動部材65の配置位置を針床1に於
いて更にその中心寄りに、或いは外側に適宜変更するこ
とが出来る。
即ち、この場合には、クシ歯2に挿通されている作動部
材55を上方に操作してクシ歯2から取外し、次いで、
所望の位置のクシ歯2に前記と逆の操作で係止させれば
よい。
この場合、クシ歯2は、作動部材53を針床長手方向の
異なる位置に配置切替え可能に支持する支持体を兼ねる
ものであるが、このクシ歯2とは別に、前記作動部材5
5を前記のように配置切替え可能に支持する特別の支持
体を備えてもよいものである。
処で、本実施例は、前記した可動糸口部材25の切替え
と共にスレッド編を自動的に為すことが出来るので、以
下に、このスレッド編方法について説明する。
即ち、予め、編糸取上げ装置から繰出される緯糸31を
糸案内杆48の両規正部49間、係合部材38の挿通孔
41、編地弁え板350円孔37及び緯糸供給孔32に
挿通すると共に、中央糸口50に地糸を挿通しておき、
又、キャリジ下面の諸カムの配置を第1図に示される実
線位置に配置しておき、更に、可動糸口部材25をキャ
リジ摺動方向前方側の移動端に保持しておく。
而して、前記キャリジ4を摺動することにより、そのキ
ャリジ4が稼動編針区間に達すると、予め前後に区分げ
された前後両組針3B、3Aのバットが第1図に示され
る一点鎖線の通路に各別に導入案内されるが、先ず、前
方編針3Bが固定案内カム17によって略ベラ抜は位置
に前進されると共に、その前方部分が可動糸口部材25
の昇降カム面28によって後方編針3Aのフック上端よ
りも上方に上昇され、かつその上昇位置に上昇保持面2
9によって保持される(第8図C参照)。
続いて、後方編針3Aが開閉カム11及び編カム7によ
って編成準備位置Aから除々に前進され始める。
而して、前記上昇されている前方編針3Bの前方部分が
緯糸供給口32の上方を通過することにより、その前方
編針3Bの前方部分の下側であって前記後方編針3Aの
フックの前方かつ上方の位置に、前記緯糸供給口32か
ら繰出された緯糸31が配置される(第8図す及び第3
図参照)。
引続いて、既に前進している後方編針3Aが尚も編カム
7背面によって前進されることにより、その前方部分が
補助上昇カム面30によって上昇され始めると共に、そ
のフックが前記位置の緯糸31の下側を潜って前方に突
出する(第8図す及び同図C参照)。
而して、前記後方編針3Aの前方部分が上昇保持面29
上に上昇されると、その編針3A及び前方編針3Bは合
流して編カム7背面により更に前進され、この際、それ
等の編針3A、3Bの上から刷毛車52が作用して、前
記緯糸31及び旧編口の進出は阻止され、特にその緯糸
31はベラ抜げするまで後退され(第8図C参照)、而
して、前記緯糸31は両線針3A。
3Bのラッチ後方の針幹上に波状に掛渡される(第8図
C参照)。
更に、その両線針3A、3Bの前方部分は反対側の昇降
カム面28によって通常の原位置に下降される。
而して、この後、前記両線針3A、3Bは、キャリジ中
央で中央糸口50から地糸が供給され、更に、反対側の
編カム70作用を受けて編目を編成する。
これによって、前記緯糸31は編成編目の中に挿通係止
される。
更に、前記編カム70作用を受けた前記両線針3A、3
Bは選針カム機構の作用を受げて次コースのスレッド編
のために編成準備位置A或いは選針位置Bに選別導出さ
れる。
このようにして、稼動編針区間の一コースの編成が終了
してキャリジ4を稼動編針区間外に摺動すると、前記し
たように、可動糸口部材25の配置切替えが為される。
而して、折返し前記キャリジ4を摺動させると、前記と
同様の方法でスレッド編及び可動糸口部材25の切替え
が為される。
以下に、本発明を具体化した第二の実施例を第9図乃至
第11図a〜dについて説明する。
即ち、本実施例は、一方向作動部材を除く他の構成が前
記実施例と共通するので、その説明を省略し、従って、
特に前記一方向作動部材について説明する。
即ち、図中59A、59Bは一方向作動部材で、夫々前
記作動部材55と同様の接合杆60及び支持杆61を有
していて任意位置のクシ歯2に着脱可能に支持される外
、その各前部下面には、夫々一端が螺子62によって固
着された薄弾板製の作動片63A、63Bが設けられ、
その各作動片63A、63Bの揺動可動な開放端部には
、係合部材38の係合片40側縁に係合可能な位置にそ
の側縁と略直交する向きに突出した作動面64A。
64B(互いに向き合つでいる)と、その作動面64A
、64Bの反対側に於いて外側に傾斜した傾斜面65A
、65B(互いに外側に向いている〕とが設けられる。
以上のように構成された両一方向作動部材59A、59
Bを使用しての可動糸口部材25の配置切替え作用を説
明すると、第11図aに示されるように、キャリジ摺動
方向前方側に可動糸口部材25を配置したキャリジ4を
一方の一方向作動部材59Aに向って摺動させると、先
ず、係合部材38の係合片40が作動片63Aの作動面
64Aに衝合し、その係合部材38の係合片40がキャ
リジ4に対して相対的にその摺動方向と反対方向に押さ
れることになるため、前記第一の実施例と同様に保持部
材43による保持作用が解除された後、可動糸口部材2
5がキャリジ4に対して相対的にその摺動方向の反対側
に移動される(第11図す参照)。
而して、この状態が以後継続されるが、前記可動糸口部
材25が案内溝26の他端に達すると、その可動糸口部
材25のキャリジ4に対する相対移動が停止し、第11
図Cに示されるように、この位置で可動糸口部材25が
保持部材43によって再び保持されると共に、前記作動
片63Aが自身の弾力に抗して前記係合部材38の係合
片40から回避しこの位置を通過する。
次に、次コースのスレッド編に取掛かるべく、前記キャ
リジ4を折返し摺動すると、先ず、第11図dに示され
るように、係合部材38の係合片40が前記一方向作動
部材59Aの作動片63Aが衝合するが、この場合、そ
の作動片63Aの傾斜面64Aに衝合することになるた
め、その傾斜面64Aによる所謂カム作用によって、前
記作動片63Aが前記係合片40から回避し、従って、
可動糸口部材26の配置切替えは行われない。
而して、前記キャリジ4が稼動編針区間を過てその反対
側に摺動されると、係合部材38の係合片40が他方の
一方向作動部材59Bの作動片63Bの作動面64Bに
係合して、可動糸口部材25が前記と同様の方法により
前記と反対側の移動端位置に切替えられ、又、キャリジ
4を再び折返し摺動すると、前記可動糸口部材25の配
置切替えが為されないこと前記と同様である。
このように、キャリジ4を稼動編針区間の左右外側で折
返し摺動する毎に、前記可動糸口部材25を常にキャリ
ジ摺動方向前方側移動端に自動的に配置切替えし得るも
のである。
以下に、本発明を具体化した第三の実施例を第12図〜
第14図a〜bについて説明する。
即ち、本実施例は特に係合部材、保持部材及び一方向作
動部材が前記各実施例と異なるので、これ等について説
明し、他の構成は前記各実施例のものを援用する。
即ち、可動糸口部材25の下面に固着された編桶押え板
66の前縁には、支持板24に固着された弾線製の保持
部材67に弾接して可動糸口部材25の保持(案内溝2
6の左右各端部にて)に関与する左右一対の係合凹所6
8が設けられると共に、その両凹所68間には、下方に
垂下した垂下部69が設けられる。
図中70は一方向作動部材で、薄弾板により構成されて
その中間部分が前記垂下部69に固着され、その左右開
放端には、上下位置を異にして互いに向き合うように折
曲された一対の作動片71A、71Bが設けられ、それ
等には夫々前記第二の実施例の一方向作動部材59A、
59Bと同様の構成作用を有する作動面72A、72B
(互いに外側を向いでいる)と、傾斜面73A。
73B(互いに内側を向いている)とが形成される。
図中74A、74Bは前記各作動片71A。
71Bの各−個宛に対応して針床1に設けられる係合部
材で、夫々対応する前記作動片71A。
71Bの移動軌跡内に突出し、かつ針床前縁に於いてそ
の長手方向の適宜位置に配置切替え可能に固定支持され
る。
本実施例は上述のように構成されているので、キャリジ
4を例えば第12図に示される矢印方向に摺動させると
、一方の作動片71Aの作動面72Aがこれに対応する
係合部材74Aに衝合し、これによって、保持部材67
と係合凹所68との係合が外れると共に、可動糸口部材
25がキャリジ4に対して相対的にその摺動方向の反対
側に移動され(第14図a参照)、而して、その可動糸
口部材25が案内溝Z6の他端に達すると、その可動糸
口部材25のキャリジ4に対する相対移動が停止すると
共に、この位置に保持部材67と係合凹所68との係合
によって保持され、而して、前記作動片71Aがこれに
対応する係合部材74Aかも回避して通過する(第14
図す参照)。
而して、キャリジ4を前記と逆方向に摺動させると、前
記作動片71Aの傾斜面65Aが係合部材74Aに係合
するために、その作動片71Aが係合片から回避して通
過し、従って一可動糸口部材25の配置切替えは行われ
ない。
しかし、キャリジ4が稼動編針区間を通過してその反対
側に摺動されると、他方の作動片71Bがこれに対応す
る係合部材74Bに係合して、可動糸口部材25の配置
切替えが為される。
而して、そのキャリジ4を再度折返し摺動した場合には
、前記作動片71Bが係合部材74Bから回避する。
以下に、本発明を具体化した第四の実施例を第15図乃
至第17図a−cについて説明する。
即ち、前記各実施例と特に異なる係合部材及び一方向作
動部材を中心に説明すると、図中66で示される編地押
え板には一個の垂下突片状の第一係合部材75が設けら
れろ。
又、可動糸口部材25の保持(案内溝26の左右各端部
に於いて)に関与する保持部材43の左右には斜前外方
に突出する一対の突片76が設げられる。
図中77は杆状部材を以って略Z字状に折曲形成された
一対の第二係合部材で、夫々その上方部分が支持板24
の傾斜長孔78に挿通され、しかもその上方部分に前記
支持板24を挾持する如く一対のつば板79が固定され
ることによって、その長孔78の長さ範囲内で傾斜移動
可能並びに上下方向の軸線の周りに回動可能とされ、更
にその各下方垂下端部は前記第一係合部材75の下端よ
りも更に下方に突出されろ。
80は一端が支持板24に係止され、他端が前記第二係
合部材77に係止された線ばねで、前記第二係合部材7
1の下方部分を常には内方に回動付勢する。
81は前記線ばね80の作用に抗して前記各第二係合部
材77を第15図に示される位置に保持するストッパー
である。
尚、前記各第二係合部材77は、常には前記線ばね80
及びストッパー81によって前記位置に保持される外、
弾線47の作用によって第15図に示される後方移動位
置に保持される。
図中82は前記第二の実施例の作動片64と同様の構成
、作用を有する作動面83及び傾斜面84を備えた薄弾
板製の第一一方向作動部材で、針床1に対して稼動編針
区間を挾んでその左右外側(一側のみ図示)に支持され
、前記第一係合部材75にのみ作用するようになってい
る。
図中85は前記各第一一方向作動部材82と組にして針
床1の支持体(図示せず)に配置替え可能に支持された
第ニ一方向作動部材で(一側のみ図示)、前記各第二係
合部材77の移動方向と略直交する向きの一対の斜面8
6が設けられ、而して、その各斜面86が前記各第二係
合部材77に係合可能な作用位置と係合し得ない不作用
位置との間に傾斜移動可能とされると共に、常には弱い
コイルばね87によって作用位置に配置される。
尚、この各第ニ一方向作動部材85、この移動案内手段
及び前記コイルばね87等は、前記第一係合部材75の
下端に接触乃至衝合しないようにその更に下方に配置さ
れている。
本実施例は上述したように構成されているものであるか
ら、可動糸口部材25を配置切替えすべくキャリジ4を
例えば、第15図に示される矢印方向に摺動し、而して
稼動編針区間外に達すると、第17図aに示されるよう
に、先ず、第二係合部材77の下方垂下端部に第ニ一方
向作動部材85の一方の斜面86が衝合し、この時、そ
の第ニ一方向作動部材85には自身の移動方向と直交す
る方向の衝合力が加わってこの第ニ一方向作動部材85
が移動しないため、逆に第二係合部材77が強制的に傾
斜移動せしめられるのに伴なって保持部材43も前方に
移動され、従って、その保持部材43による保持作用が
解除されて可動糸口部材25の移動が自由とされる。
この時に、第一係合部材75が第一一方向作動部材82
に衝合し、以って、可動糸口部材25がキャリジ4に対
し相対的にその摺動力向の反対側に移動される。
而して、この相対移動の後半には、第17図すに示され
るように、反対側の第二係合部材77が前記第ニ一方向
作動部材85に衝合するが、その第二係合部材77は回
動されてこの位置を通過する。
而して、可動糸口部材25が案内溝26の他端に達する
と、第一一方向作動部材82がその弾力に抗して第一係
合部材75から回避し、この位置に可動糸口部材25が
再び保持される。
次に、前記キャリジ4を折返し摺動すると、第17図C
に示されるように、第一係合部材75は第一一方向作動
部材82を押し退けて通過すると共に、第二係合部材7
7も第ニ一方向作動部材85をコイルばね87の作用に
抗して押し退けて通過するため、前記可動糸口部材25
は前記切替えられた位置にそのまま保持される。
而して、前記キャリジ4が更に摺動して稼動編針区間の
反対側に達すると、図示してない反対側の第一、第二−
一方向作動部材によって、前記と同様の方法により、可
動糸口部材25の配置切替えが為される。
本発明は以上に詳述したように、キャリジに可動糸口部
材とこれを左右各移動端に保持する保持部材とを備えた
給糸装置を対象として、特に、キャリジの左右いずれか
一方向への摺動によりその摺動のある一定範囲内で前記
保持部材の作用を解除すると共に前記可動糸口部材をそ
の左右移動端の一端位置から他端位置に移動させる作動
装置を備えたから、前記キャリジを単に一方向へ摺動さ
せるのみで、その摺動のある所定範囲内に於いてのみ、
前記可動糸口部材をその両移動端の一方から他方に自動
的に切替え配置することが出来、編針に対する給糸の位
置、時期をキャリジの摺動方向に応じて一定に変更する
編成、例えば前記各実施例で述べたスレッド編のような
編成を能率的に遂行し得るものである。
又、キャリジと針床とのいずれか一方に、前記可動糸口
部材の切替えに関与する係合部材を、他方には作動部材
を夫々設けると共に、前記針床には、この針床に設けら
れる前記係合部付着しくは作動部材を針床長手方向の異
なる位置に配置替え可能に支持する支持体を備えたので
、編幅の大小変化、キャリジの摺動範囲の変更等に応じ
て、前記係合部付着しくは作動部材を最も都合のよいと
ころに容易に配置替えすることが出来、前記の編成能率
を一層向上し得るものである。
更に、前記針床とキャリジとのいずれが一方には、係合
部材を、他方には、前記第二、第三、第四実施例で述べ
たような一方向作動部材を夫々設けたので、前記可動糸
口部材の配置切替えに際してキャリジを過剰に摺動して
も前記可動糸口部材の配置切替えを的確に為し得ると共
に、この状態からキャリジを反対方向に摺動しても前記
配置切替えした可動糸口部材に何等の影響も与えないも
のであって、要は、前記キャリジの摺動の折返し位置が
適宜変更されても、何等のトラブルもなく前記可動糸口
部材の配置切替えを安全、かつ確実に、しかも安心して
遂行し得るものである。
更に、又、前記一方向作動部材を一対備えて、これ等の
一方向作動部材がキャリジの左右摺動方向に応じて互い
に反対の関係で作用するようにしたので、キャリジの往
復摺動によって所要の編幅の編成を為す場合、そのキャ
リジの摺動の左右各折返し位置の変化に関係なくキャリ
ジの左右摺動方向に対応して前記可動糸口部材を常に所
定の移動端に正確に切替え配置し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図a−bは本発明を具体化した第−の実
施例を示すもので、第1図は一部分を切欠して示すキャ
リジの下面図、第2図はキャリジの前方部分の背面図、
第3図は針床及びキャリジの要部の側断面図、第4図は
可動糸口部材の拡大斜視図、第5図は第2図のv−v線
に於げる拡大断面図、第6図は針床の一部拡大正面図、
第7図a−d及び第8図a−dは作用説明図である。 第9図乃至第11図a−dは本発明を具体化した第二の
実施例を示すもので、第9図は針床の一部拡大正面図、
第10図は針床及びキャリジの前方部分の拡大側断面図
、第11図a−dは作用説明図である。 第12図乃至第14図a−bは本発明を具体化した第三
の実施例を示すもので、第12図は一部分を切欠して示
すキャリジの前方部分の下面図、第13図はキャリジの
前方部分の背面図、第14図a−bは作用説明図である
。 第15図乃至第17図a〜Cは本発明を具体化した第四
の実施例を示すもので、第15図は一部分を切欠して示
すキャリジの前方部分の下面図、第16図は第15図の
X■−X■線に於ける拡大断面図、第17図a〜Cは作
用説明図である。 1…川針床、3……編針、4……キヤリジ、25…田可
動糸口部材、43,67……保持部材、38.74,7
5.γ7……係合部材、55……作動部材、59,70
,82,85……一方向作動部材、2……クシ歯(支持
体)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 針床に左右摺動可能に装架されたキャリジに、その
    摺動方向の一定範囲内で移動可能な可動糸口部材と、そ
    の可動糸口部材をその左右各移動端に保持する保持部材
    とを設けた給糸装置に於いて、前記キャリジの左右いず
    れか一方向への摺動によりその摺動のある一定範囲内で
    前記保持部材の作用を解除すると共に前記可動糸口部材
    をその左右移動端の一端位置から他端位置に移動させる
    作動装置を備えたことを特徴とする手編機の給糸装置。 2 針床に左右摺動可能に装架されたキャリジに、その
    摺動力向の一定範囲内で移動可能な可動糸口部材と、そ
    の可動糸口部材をその左右各移動端に保持する保持部材
    とを設けた給糸装置に於いて、前記針床とキャリジとの
    いずれか一方には、前記保持部材の作用の解除及び前記
    可動糸口部材の移動に関与する係合部材を設け、他方に
    は、前記キャリジの左右いずれか一方向への摺動により
    その摺動のある一定範囲内で前記係合部材と係合して前
    記保持部材の作用を解除すると共に前記可動糸口部材を
    その左右移動端の一端位置から他端位置に移動させる作
    動部材を設け、前記針床には、この針床に設けられる前
    記係合部材酸いは作動部材を針床長手方向の異なる位置
    に配置替え可能に支持する支持体を備えたことを特徴と
    する手編機の給糸装置。 3 針床に左右摺動可能に装架されたキャリジにその摺
    動方向の一定範囲内で移動可能な可動糸口部材と、その
    可動糸口部材をその左右各移動端に保持する保持部材と
    を設けた給糸装置に於いて、前記針床とキャリジとのい
    ずれか一方には、前記保持部材の作用の解除及び前記可
    動糸口部材の移動に関与する係合部材を設け、他方には
    、前記キャリジの左右いずれか一方向への摺動によりそ
    の摺動のある一定範囲内で前記係合部材に係合して前記
    保持部材の作用を解除すると共に前記可動糸口部材をそ
    の左右移動端の一端位置から他端位置に移動させ、かつ
    前記摺動のある一定範囲内を他方向へ摺動することによ
    り前記係合部材から回避する一方向作動部材を設けたこ
    とを特徴とする手編機の給糸装置。 4 針床に左右摺動可能に装架されたキャリジに、その
    摺動方向の一定範囲内で移動可能な可動糸口部材と、そ
    の可動糸口部材をその左右各移動端に保持する保持部材
    とを設けた給糸装置に於いて、前記キャリジに、前記保
    持部材の作用の解除及び前記可動糸口部材の移動に関与
    する係合部材を設け、前記針床には、前記キャリジの左
    右いずれか一方向への摺動によりその摺動のある一定範
    囲内で前記係合部材に係合して前記保持部材の作用を解
    除すると共に前記可動糸口部材をその左右移動端の一端
    位置から他端位置に移動させ、かつ前記摺動のある一定
    範囲内を他方向へ摺動することにより前記係合部材から
    回避する左右一対の一方向作動部材を前記キャリジの左
    右摺動可能に応じて互いに反対の関係で作用するように
    装置したことを特徴とする手編機の給糸装置。
JP12216574A 1974-10-23 1974-10-23 テアミキノ キユウシソウチ Expired JPS5810501B2 (ja)

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JPS5149958A JPS5149958A (en) 1976-04-30
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