JPS5810439B2 - ポリビニルアルコ−ルケイサイシツホツトメルトセツチヤクザイ - Google Patents

ポリビニルアルコ−ルケイサイシツホツトメルトセツチヤクザイ

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Publication number
JPS5810439B2
JPS5810439B2 JP50013646A JP1364675A JPS5810439B2 JP S5810439 B2 JPS5810439 B2 JP S5810439B2 JP 50013646 A JP50013646 A JP 50013646A JP 1364675 A JP1364675 A JP 1364675A JP S5810439 B2 JPS5810439 B2 JP S5810439B2
Authority
JP
Japan
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pva
polymerization
weight
pvac
hot melt
Prior art date
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Expired
Application number
JP50013646A
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English (en)
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JPS5188533A (ja
Inventor
末永純一
鷲見正雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加熱溶融状態で塗布できる再湿ホットメルト接
着剤を提供するものであり、詳しくは重合時の温度のも
とて連鎖移動定数が20×10−4以上のアルコール類
中で酢酸ビニルを重合して得られるポリ酢酸ビニル(以
下PVAcと略記する):をケン化して得た残存酢酸基
が25〜70モル係のポリビニルアルコール(以下PV
Aと略記スる)からなるポリビニルアルコール系再湿ホ
ットメルト接着剤に関するものである。
従来、再湿接着剤の大部分は水溶液で切手、印ご紙、テ
ープ、ラベルおよび封筒などに塗布した後乾燥処理して
製品化されていた。
しかし、かかる方法では、乾燥処理工程が生産性の律速
になり、高速処理は困難であった。
しかるに、本発明の再湿ホットメルト接着剤は良好な接
着性を有するだけでなく、加熱溶融してコーターかノズ
ルで紙面に塗布できるので、乾燥工程が不要になり、工
程の合理化、ならびに高速化に大きく寄与するのである
このように、ホットメルトし、ノズル噴射で紙面に塗布
できるという再湿接着剤はこれまでにない新規なもので
ある。
ノズル方式で接着剤を塗布するためには溶融粘度が20
00センチポイズ以下であることが要求されるが、この
ような要求に対しても本発明の再湿ホットメルト接着剤
は十分適応できるのである。
本発明に用いるPVAは重合時の温度のもとて連鎖移動
定数が20×10−4以上のアルコール類中で酢酸ビニ
ルを重合して得られるPVAcを出発物質とするもので
ある。
低重合度のPVAcを製造する方法としては種々の連鎖
移動剤を用いるテロメリゼーション、たとえばアセトア
ルデヒドなどのアルデヒド類を用いたり、四塩化炭素な
どのハロゲン化アルキルをテロゲンとする方法があるが
、この方法では得られるPVAcの重合度は容易に20
0以下になるが、ポリマーの熱安定性が悪く、わずかに
加熱しただけで黄色に着色し、このPVAcをケン化す
ると黄〜褐色に着色したPVAとなり、またこのPVA
は末端にアルデヒド基やハロゲン原子をもち、熱に対す
る安定性に悪いため実用にたえない。
また、PVAは従来から酢酸ビニルのメタノール溶液重
合で得られるPVAcのケン化で工業的に製造されてい
るが、この方法では酢酸ビニルの濃度を下げるほど低重
合度のPVAが得られるが、重合度200以下のPVA
を製造することは困難であるし、経済的にもきわめて不
利となり適当でない。
本発明に用いる溶剤は重合時の温度のもとて連鎖移動定
数(Cs)が−20×10−4以上のアルコ−ル類たと
えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、イソブチルアルコール、5eC−ブ
チルアルコール、アミルアルコール、フルフリルアルコ
ール、シクロヘキサノールなどであり、これらのアルコ
ールを溶剤とし、60〜70℃でラジカル重合触媒を用
いて酢酸ビニルを重合する。
PVAcの平均重合度は30〜200の範囲が適当で、
特に50〜150が好ましい。
重合度が30未満ではこれから得られるPVAの接着力
が不足し、一方200をこれるものでは溶融粘度が高く
なりすぎ、ノズル方式で塗布することが困難となるから
不適当である。
次に上記方法で得られる平均重合度30〜200のPV
AcをC1〜C4の脂肪族アルコールに溶解し、PVA
中の残存酢酸基が25〜70モル%になるようにアルカ
リでケン化するが、このとき残存酢酸基が25モル%未
満であると得られた接着剤の溶融粘度が高くなりすぎノ
ズル方式での塗布が困難となり、70モル%をこえるも
のでは得られた接着剤の再湿性、接着性が悪くなり不適
当である。
したがって、本発明のPVAとしては平均重合度30〜
200のポリ酢酸ビニルをケン化して得られる残酢基2
5〜70モル%のPVAが再湿性ホットメルト接着剤と
して適しているのである。
上記のPVAは、とくに平均重合度100以下のものは
そのまま溶融接着剤として有用であるが、重合度100
〜200のPVAはたとえばグリセリン、ペンタエリス
リトール、ソルビトール、ポリエチレングリコールなど
の多価アルコール類、エチレン尿素などの尿素誘導体を
PVAに対し溶剤となる化合物と併用して溶融粘度を適
当に低下させて使用することが望ましい。
本発明の再湿ホットメルト接着剤は切手、印紙ラベル、
テープおよび封筒なでに溶融状態で塗布し、主に再湿接
着剤として有用であるが、上記の用途に限定されるもの
でないことはいうまでもないことである。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例 1 酢酸ビニル40重量部、エタノール60重量部の混合液
にアゾビスイソブチロニトリル0.10重量部加え、7
0°Cに加熱、かきまぜながら5時間重合した。
重合収率90%で平均重合度112のPVAcを得た。
得られたPVAcをメタノールに溶解し、その濃度を4
0重量%にし、40℃でPVAcに対し2/1000当
量の水酸化ナトリウムを加えケン化した。
約80分後にゲル化を起こしたので、このゲル状物をと
り出し、室温で減圧下にメタノール、ケン化で生成した
酢酸メチルを除去し、ついで70°Cに加温して減圧乾
燥した。
得られたPVAの残酢基は41モル%で、このPVAは
160℃で容易に溶融し、200°Cにおける溶融粘度
は1980センチポイズであった。
このPVA100重量部に対し、ペンタエリスリトール
を20重量部加え、混合溶融し、ノズル式のアップリケ
−ターで厚さ0.08mmの上質紙に噴射塗布した。
この上質紙を再湿して他の紙面に張り、1時間後剥がす
と紙面が破れ、接着性は良好であった。
また、のり料紙の耐カール性、ブロッキング性も良好で
あった。
なお、この接着剤は200℃の溶融状態で6時間放置し
てもほとんど着色がなく、また粘度の変化もなくて紙へ
の塗布は容易にできた。
比較例 1 酢酸ビニル50重量部、メタノール50重量部及び連鎖
移動剤としてプロピオンアルデヒド40重量部を含む混
合液にアゾビスイソブチロニトリル0.20重量部を加
え60℃で10時間重合し、重合収率80%で平均重合
度122のPVAcを得た。
得られたPVAcをメタノールに溶解し、濃度40重量
%で実施例1と同様にケン化して残酢基42モル%のP
VAを得た。
このPVAは70℃の減圧乾燥中に黄色に着色したが、
165℃で溶融し、200℃における溶融粘度は210
0センチポイズであった。
このPVA100重量部に対しペンタエリストリールを
20重量部加え、溶融混合すると200℃で1200セ
ンチポイズの粘度の接着剤となったが、200℃で放置
すると10分で黄褐色に、15分で褐色に、25分で黒
褐色になり、30分後にはゲル化して流動性を失い紙へ
の塗布はできなくなった。
実施例 2 酢酸ビニル50重量部、インプロパツール50重量部の
混合液にアゾビスイソブチロニトリル0.10重量部加
え、70℃で4時間かきまぜ重合した。
重合収率は91%で、平均重合度78のPVAcを得た
このPVAcをメタノールに溶解し濃度40重量%の溶
液とした。
ついで40℃でPVAcに対し1/1000当量の水酸
化ナトリウムを加えケン化した。
約120分でゲル化した。
ゲル化物は実施例1と同様に減圧下に乾燥した。
このようにして得られたPVAの残酢基は57.8モル
%であった。
このPVAは154℃で溶融し、200℃における溶融
粘度は830センチポイズで、なんら融剤を添加するこ
となくそのままノズル式のアップリケ−ターで厚さ0.
08mmの上質紙に噴射塗布できた。
この塗布紙を再湿して他の紙と張り合わせた後、30分
して剥がしたところ紙面から破れ、接着性の良いことが
わかった。
また、PVAを塗布した紙の耐カール性、ブロッキング
性は良好であった。
なお、このPVAは200℃で8時間放置しても着色及
び粘度変化はほとんどなく、溶融物の塗布作業性にも変
化がなかった。
比較例 2 酢酸ビニル50重量部、メタノール50重量部の混合液
に連鎖移動剤として四塩化炭素を0.4重量部を加え、
次いでアゾビスイソブチロニトリル0.25重量部を加
えて60℃で10時間かきまぜ重合し、重合収率78%
で平均重合度81のPVAcを得た。
このPVAcをメタノールに溶解し、濃度40重量%で
実施例2と同様にケン化、乾燥した。
このようにして得られたPVAの残酢基は58.9モル
%であった。
このPVAは乾燥中に黄褐色に着色しており、200℃
の溶融状態で放置すると20分で黒褐色となり、ゲル化
して流動しなくなった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 重合時の温度のもとて連鎖移動定数が20×10−
    4以上のアルコール類中で酢酸ビニルを重合シして得ら
    れる重合度が30〜200のポリ酢酸ビニルをケン化し
    て得た残存酢酸基が25〜70モル%のポリビニルアル
    コールからなるポリビニルアルコール系再湿ホットメル
    ト接着剤。
JP50013646A 1975-01-31 1975-01-31 ポリビニルアルコ−ルケイサイシツホツトメルトセツチヤクザイ Expired JPS5810439B2 (ja)

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JPS5188533A JPS5188533A (ja) 1976-08-03
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US5430090A (en) * 1993-02-22 1995-07-04 Nippon Gohsei Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Hot-melt adhesive

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5013179A (ja) * 1973-06-06 1975-02-12
JPS5177632A (ja) * 1974-12-27 1976-07-06 Sekisui Chemical Co Ltd Netsuyojugatasetsuchakuzaisoseibutsu

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