JPH11999A - インクジェット記録装置およびその製造方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびその製造方法

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JPH11999A
JPH11999A JP24512097A JP24512097A JPH11999A JP H11999 A JPH11999 A JP H11999A JP 24512097 A JP24512097 A JP 24512097A JP 24512097 A JP24512097 A JP 24512097A JP H11999 A JPH11999 A JP H11999A
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nozzle
etching
substrate
recording apparatus
ink jet
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Shinichi Kamisuke
真一 紙透
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録装置のノズル配列の高密
度化に従って、オリフィスの容積が減少し、所望の吐出
量が得られないという課題があった。 【解決手段】 ノズルプレート1となる(110)面方
位の単結晶Si基板に耐エッチング皮膜として熱酸化膜
13、14を形成し、熱酸化膜13、14にフォトエッ
チングを施し、ノズル11、ノズルを貫通するための裏
面側のエッチング部15およびオリフィス12に対応す
る部分111、151、121の熱酸化膜を除去する。
ノズル11およびオリフィス12に対応する部分にYA
Gレーザで穴明け加工し、アルカリ液によりエッチング
を行い、ノズル11が所望長さとなったところで停止す
る。熱酸化膜13、14を除去し、耐インク性付与のた
めに改めて熱酸化膜15、16を形成してノズルプレー
ト1を完成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインク滴を紙等に吐
出し印字するインクジェット記録装置に用いられるノズ
ルプレートおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット記録装置には、ま
すます高解像度で高速な印刷が要求されている。この要
求に応えるために、たとえば、特開平5−50601号
公報や特開平6−71882号公報で提示されているよ
うなインクジェット記録装置が提案されている。特に、
この中で、フェイスイジェクト型と呼ばれるヘッド基板
の面部に形成されたノズルよりインク滴を吐出する形式
が提示されている(特開平5−50601号公報の8ペ
ージ11行から9ページ5行および特開平6−7188
2号公報の10ページ7行から11ページ2行)が、こ
の形式では、構造上ノズルを多数配設することができる
ため、高密度化が可能となり、高解像・高速印刷の要求
に応えるものである。フェイスイジェクト型の場合のノ
ズルの形成には、一般的にはプラズマエッチング、サン
ドブラスト、放電加工等の加工技術が適用されるが、高
解像度化の要求が高まり、高精度なプラズマエッチング
加工が行われるようになってきている。また、インクを
加圧するための複数のインク室とインク室へインクを供
給する共通のインクリザーバとを連結するインク流路で
あるオリフィスも高精度な形状が得られるアルカリを用
いた異方性湿式エッチングにより加工されるようになっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法で形成されるオリフィスの構造では、インクジェッ
ト記録装置のノズル配列を高密度化するに従って、オリ
フィスの容積が減少し、これにより流体抵抗が増大し、
高周波領域でのインク滴の吐出量が減少し、所望の吐出
量が得られないという課題があった。また、上記したよ
うに高精度なノズルを形成するための工程(プラズマエ
ッチング)と高精度なオリフィスを形成するための工程
(アルカリを用いた異方性湿式エッチング)とが異なる
ため、以下の課題が生じていた。すなわち、先にプラズ
マエッチングによるノズルの加工を行う場合には、その
後に行われるアルカリを用いた異方性湿式エッチングに
おいて、ノズルが余計にエッチングされないために、ノ
ズル部分にピンホールなどの欠陥を有しない耐エッチン
グ皮膜形成を行う必要があるが、ノズルは基板表面に対
して垂直に近い形状の部分を有するため、耐エッチング
皮膜形成を確実に行うのが困難であり、また、前記耐エ
ッチング皮膜が形成できたとしてもその耐エッチング皮
膜にオリフィス形成用の高精度なパターニングを行うこ
とは非常に困難である。また、逆にオリフィスを先に形
成する場合でも、同様にオリフィス用の耐エッチング皮
膜形成を確実に行うのが困難であるか、または、耐エッ
チング皮膜にノズル形成用の高精度なパターニングを行
うことは非常に困難である。
【0004】そこで本発明は、上記したような課題を解
決するもので、その目的とするところは、高解像度かつ
高速印刷のインクジェット記録装置に必要とされるイン
ク流路であるオリフィスの流体抵抗、または、高精度な
ノズルを有しかつインク流路であるオリフィスの流体抵
抗を、適切な値とした高密度、すなわち高解像度で高速
印刷が可能なインクジェット記録装置を提供するところ
にある。
【0005】また、高精度かつ適正な吐出機能を有する
ノズルの形成方法としては上記したように高精度なプラ
ズマエッチングが行われているが、一般的にプラズマエ
ッチング装置は、高価格で処理能力が低く、インクジェ
ット記録装置の大量製造には不利で、特に、ノズル部で
の気泡滞留を低減させる目的でノズル部をインク吐出方
向に2段の形状とする場合には、処理時間が長くなるた
めさらに不利である。
【0006】さらには、プラズマエッチングにおいて、
常に再現良く基板表面に対して垂直なノズルを形成する
ためには、プラズマエッチング装置の真空チャンバ内の
堆積物を除去するクリーニングや真空ポンプのメンテナ
ンス等を行い、常にプラズマエッチング装置を一定の状
態に維持する必要があり、現実には、ノズルの垂直性
(基板表面に対するノズル壁面の角度)はある程度のバ
ラツキを有し、インクジェット記録装置の印字品質低下
を招いていた。
【0007】そこで本発明は、上記したような課題を解
決するもので、その目的とするところは、高解像度かつ
高速印刷のインクジェット記録装置に必要とされる高精
度なノズルを有するインクジェット記録装置およびそれ
を高スループットで製造する方法を提供するところにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、オリフィスまたはノズルが形成されたSi
基板を構成部材とするインクジェット記録装置におい
て、前記Si基板が(110)面方位のSi単結晶基板
であり、前記オリフィスまたはノズルは前記Si基板の
所定箇所への穴明け加工の後に湿式エッチングを施すこ
とにより形成されたものであることを特徴とし、また
は、前記(110)面方位のSi単結晶基板はSOI基
板であることを特徴とする。
【0009】また、本発明のインクジェット記録装置の
製造方法は、Si基板の両面に耐エッチング皮膜を形成
し、該耐エッチング皮膜をオリフィスまたはノズルに相
当する形状にパターニングし、ついで、レーザまたはプ
ラズマエッチングによる所定箇所への穴明け加工を行
い、ついで、湿式エッチングを行うことを特徴とする。
レーザまたはプラズマエッチングにより、オリフィスま
たはノズルを形成する箇所へ適切な加工を行い、つい
で、湿式エッチングを行うことで、高精度で、所望流体
抵抗値を有するオリフィスまたはノズルを形成すること
ができる。
【0010】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、ノズルおよびオリフィスが形成されたSi基板を構
成部材とするインクジェット記録装置において、前記S
i基板が(110)面方位のSi単結晶基板であり、前
記ノズルおよびオリフィスは前記Si基板の所定箇所へ
の穴明け加工の後に湿式エッチングを施すことにより形
成されたものであることを特徴とし、または、前記(1
10)面方位のSi単結晶基板はSOI基板であること
を特徴とする。
【0011】また、本発明のインクジェット記録装置の
製造方法は、Si基板の両面に耐エッチング皮膜を形成
し、該耐エッチング皮膜をノズルおよびオリフィスに相
当する形状にパターニングし、ついで、レーザまたはプ
ラズマエッチングによる所定箇所への穴明け加工を行
い、ついで、湿式エッチングを行うことを特徴とする。
レーザまたはプラズマエッチングにより、ノズルおよび
オリフィスを形成する箇所へ適切な加工を行い、つい
で、湿式エッチングを行うことで、高精度で、所望流体
抵抗値を有するノズルおよびオリフィスを形成すること
ができる。
【0012】また、本発明のインクジェット記録装置
は、ノズルが形成されたSi基板を構成部材とするイン
クジェット記録装置において、前記ノズルが前記Si基
板表面に対して垂直な4つの(111)結晶面または前
記Si基板表面に対して垂直な4つの(111)結晶面
および少なくとも1つの(100)結晶面からなる第1
ノズルおよび第2ノズルからなり、第2ノズルのノズル
長手方向に対して垂直な方向の断面積が第1ノズルの断
面積より大きいことを特徴とする。
【0013】また、本発明のインクジェット記録装置の
製造方法は、Si基板の両面に(a)耐エッチング皮膜
を形成し、(b)該Si基板の一方の面の前記第1ノズ
ルに相当する部分の該耐エッチング皮膜に開口部を形成
し、(c)前記第2ノズルに相当する部分の該耐エッチ
ング皮膜は所定厚みに加工し、(d)レーザまたはプラ
ズマエッチングによる前記第1ノズルに相当する部分の
所定箇所への穴明け加工を行い、(e)湿式エッチング
により第1ノズルを形成し、(f)第2ノズルに相当す
る部分の該耐エッチング皮膜に開口部を形成し、(g)
ついで、湿式エッチングにより第2ノズルを形成するこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を一実施例(第1の
実施例)について、詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施例におけるイ
ンクジェット記録装置に用いられるノズルプレート1の
斜視図で、図2は本発明の第1の実施例におけるインク
ジェット記録装置4全体の断面図である。本実施例にお
けるインクジェット記録装置4は、キャビティプレート
2表面に対し垂直に加工されたインクキャビティ21
と、インクキャビティ21にインクを供給する共通のイ
ンクリザーバ22とインクを加圧するための振動板23
とが形成されたキャビティプレート2と、ノズル11
と、インクキャビティ21およびインクリザーバ22と
を連結するオリフィス12とが形成されたノズルプレー
ト1と、振動板23を静電的に吸引し、これによりイン
クキャビティ21中のインクを加圧するための電極31
が形成された電極プレート3とを積層、接合してなる構
造であり、ノズルプレート1およびキャビティプレート
2は、ともに(110)面方位単結晶Siからなる。イ
ンクは、インク供給管5からインクリザーバ22へ供給
され、最終的にインク滴6としてノズル11から吐出さ
れる。
【0016】ノズルプレート1の製造工程図を図3に示
し、その製造工程について以下に詳細に説明する。ノズ
ルプレート1となる板厚400ミクロンの(110)面
方位の単結晶Si基板を摂氏1100度、水蒸気を含む
雰囲気下で、4時間の熱処理を行い、Si基板の両面に
耐エッチング皮膜として1ミクロン厚みの熱酸化膜1
3、14を形成し(図3(a))、ついで、熱酸化膜1
3、14にフォトエッチングを施し、ノズル11、ノズ
ルを貫通させるための裏面側のエッチング部15および
オリフィス12に対応する部分111、151、121
の熱酸化膜を除去する(図3(b))。ノズル11に相
当する部分111の形状は一辺が30ミクロンで、内角
が70度および110度である菱形であり、オリフィス
12に相当する部分121の形状は幅20ミクロンで長
さが500ミクロンである平行四辺形であり、前記菱形
の一組の平行な辺および平行四辺形の長さ500ミクロ
ンの辺はSi結晶の<211>方向に平行にアライメン
トされる。次に、ノズル11およびオリフィス12に対
応する部分にYAGレーザを用いて穴明け加工を行う
が、その際、深くほぼ垂直な穴を開けるためにYAGレ
ーザのパワーやパルス数等のパラメータを適切な値に設
定し、その結果、ノズル11に対応する部分の穴112
は、直径約18ミクロンで深さ約30ミクロンとなり、
また、オリフィス12に対応する部分の穴122は、直
径約15ミクロンで深さ約80ミクロンとした(図3
(c))。次に、アルカリ液によるエッチングを行う。
本実施例では水酸化カリウム水溶液を用いた。通常、
(110)面Si基板をアルカリによりエッチングする
場合は、エッチングマスク(本実施例ではSi熱酸化
膜)の開口部において、基板表面に対し垂直な面と30
度をなす面(ともにSi単結晶の(111)面)とが出
現し、開口部の両端部から出現する2つの30度の面が
エッチングにより形成される凹部の底部で交差するとこ
ろでエッチングが停止してしまうが、本実施例では、レ
ーザによる穴明け加工が施してあるために穴112およ
び122の底部と(111)面とが交差するところまで
は基板表面に対し30度をなす(111)面が出現せ
ず、図1に示すような基板表面に対し垂直な4つの(1
11)面からなる、高精度なノズル11およびオリフィ
ス12が形成できる。図3(d)は、アルカリによるエ
ッチングの途中経過を示しているが、ノズルを貫通する
ための裏面側のエッチング部15でもエッチングが進行
している。図3(d)上では、エッチング部15はレー
ザによる穴明け加工がないにもかかわらず垂直な面が形
成されているように描かれているが、実際にはエッチン
グ部15の面積がノズル11の面積に比べて非常に大き
いため、開口部151の形状を工夫することでほぼ図3
(d)に示すような断面形状を形成できる。
【0017】さらにエッチングを行うと、ノズル11お
よびオリフィス12では、上記したようにさらにはエッ
チングは進行しないが、エッチング部15ではエッチン
グ時間に応じてエッチングが進行し、最終的にはノズル
11が貫通する。貫通後、さらにエッチングを行うと、
ノズル11の長さはエッチング時間に応じて短くなるた
め、ノズル11が所望長さとなるところでエッチングを
停止する(図3(e))。
【0018】ついで、エッチングマスクである熱酸化膜
13、14をフッ酸系エッチング液で除去し(図3
(f))、耐インク性付与のために、改めて熱酸化膜1
6および17を形成し、ノズルプレート1が完成する
(図3(g))。
【0019】前述したように、従来工法では、オリフィ
スは高精度ではあるが、エッチング開口部に対し一義的
に決まる形状しか得られず、すなわちオリフィスの流体
抵抗値の自由度がなかったことに対して、本実施例で
は、オリフィスをノズルプレート表面に対して、垂直に
深く精度良く形成でき、また、その深さはレーザ加工に
より任意に決定できるようになったため、インクジェッ
ト記録装置の様々な仕様におけるオリフィスの流体抵抗
設計値に対応することができた。これにより、高密度の
インクジェット記録装置における幅の狭いオリフィスに
おいて、最適な流体抵抗値が得られるようになり、すな
わち、高印字品質かつ高速印刷が可能なインクジェット
記録装置を提供することができた。また、前述したよう
に、従来工法(プラズマエッチング)で形成されるノズ
ルの径は若干のバラツキを有していたが本実施例ではフ
ォトエッチングによるパターンによりノズル径寸法が決
定されるため、再現よく高精度なノズルを低コストで大
量に形成できるようになった。これにより、高密度イン
クジェット記録装置における印字品質の安定化と、高密
度インクジェット記録装置の低コスト化を実現すること
ができた。また、図3(c)における所定箇所への穴明
け加工をプラズマエッチングにより行うこともできる。
その際は、前記穴112および122の加工深さはほぼ
同一となるため、穴122の所定加工深さに合わせてプ
ラズマエッチング加工するものとする。この場合、図3
(d)の段階におけるノズル11の深さは任意に選択で
きなくなるが、最終的にエッチング部15のエッチング
深さによりノズル11の長さを規定するため、なんら問
題はない。なお、プラズマエッチングには種々の方式が
あるが、トレンチエッチングと呼ばれる垂直深穴加工が
可能な方式によることが望ましい。
【0020】次に、本発明の別の実施例(第2の実施
例)について詳細に説明する。
【0021】図4は本発明の第2の実施例におけるイン
クジェット記録装置に用いられるノズルプレート1aの
製造工程図であり、その製造工程について以下に詳細に
説明する。本実施例では、ノズルプレート1aとなるS
i基板として、SOI基板を用いている。活性層17は
厚み15ミクロン、誘電体層(SiO)18は、厚
み0.05ミクロン、支持体19は、厚み400ミクロ
ンであり、活性層17および支持体19はともに(11
0)面Si単結晶である。図4(a)〜(g)における
加工条件は、本発明の第1の実施例の場合と全く同一で
あるため、説明は省略する。YAGレーザによるSiへ
の穴明け加工では、誘電体層18の加工に要するパワー
は無視し得るため、加工深さもばらつきの範囲で本発明
の第1の実施例の場合と同一となる。SOI基板を用い
ることで、エッチング部15aのエッチングは、誘電体
層18が出現したところで、自動的に停止する。誘電体
層18の厚みは0.05ミクロンであり、長時間(10
数分程度)のアルカリエッチングでは消失してしまうた
め、エッチングは適当なところで終了しなければならな
いが、同一バッチ内のエッチングばらつきを考慮しても
エッチング停止は±5分程度の許容範囲があるため、本
工程における歩留まりは100%である。
【0022】本実施例で得られたノズルプレート1aで
は、ノズル11aの長さは活性層17の厚みと同一であ
り、すなわち、エッチングに関するパラメータの変動に
よるエッチング深さばらつき(通常±5ミクロン程度)
によらず、SOI基板製造工程で達成されている活性層
厚みばらつき(研磨工程の精度によるが、±1ミクロン
程度)の精度でノズル長さ精度が確保されるため、より
高印字品質のインクジェットヘッド記録装置を提供する
ことができた。
【0023】なお、本実施例においては、ノズルプレー
ト上にオリフィスおよびノズルをともに形成したが、オ
リフィスのみを、またはノズルのみを本発明の方法によ
りノズルプレート上に形成し、ノズルまたはオリフィス
は他の方法により前記ノズルプレート上または、他の基
板上に形成する場合も本発明の主旨から逸脱しない。
【0024】次に、本発明の別の実施例(第3の実施
例)について詳細に説明する。
【0025】図5は、本発明の第3の実施例におけるイ
ンクジェット記録装置に用いられるノズルプレート1b
の斜視図で、図6は本発明の第1の実施例におけるイン
クジェット記録装置4b全体の断面図である。本実施例
におけるインクジェット記録装置4bではノズルがイン
ク吐出方向に対して、断面積の異なる第1ノズル11b
と第2ノズル11cからなる2段形状となっており、記
録媒体に近い側(第1ノズル11b)の断面積が小さく
なっている。このような形状とすることでノズル部近傍
でのインク流速を向上させ、気泡排出性を向上させるこ
とが可能となるが、ノズル部以外の部分は基本的に本発
明の第1の実施例と同一の構造であり、説明を省略す
る。
【0026】ノズルプレート1bの製造工程図を図7に
示し、その製造工程について以下に詳細に説明する。ノ
ズルプレート1bとなる板厚400ミクロンの(11
0)面方位の単結晶Si基板を摂氏1100度、水蒸気
を含む雰囲気下で、4時間の熱処理を行い、Si基板の
両面に耐エッチング皮膜として1ミクロン厚みの熱酸化
膜13b、14bを形成し(図7(a))、ついで、熱
酸化膜13b、14bにフォトエッチングを施し、ノズ
ルを貫通させるための裏面側のエッチング部15bおよ
びオリフィス12bに対応する部分151b、121b
の熱酸化膜を除去する(図7(b))。次に、第2ノズ
ル11cに対応する部分111cの熱酸化膜を0.3ミ
クロンだけフォトエッチングにより除去し(図7
(c))、引き続きフォトエッチングにより第1ノズル
11bに対応する部分111bの熱酸化膜をすべて除去
する(図7(d))。
【0027】第1ノズル11bに相当する部分111b
の形状は一辺が30ミクロンで、内角が70度および1
10度である菱形であり、第2ノズル11cに相当する
部分111cの形状は一辺が50ミクロンで、内角が7
0度および110度である菱形であり、該部分111b
および111cは同心状に配置される。オリフィス12
bに相当する部分121bの形状は幅20ミクロンで長
さが500ミクロンである平行四辺形であり前記部分1
11bおよび111cの菱形の一組の平行な辺および前
記平行四辺形の長さ500ミクロンの辺はSi結晶の<
211>方向に平行にアライメントされる。次に、第1
ノズル11bおよびオリフィス12bに対応する部分1
11bおよび121bにYAGレーザを用いて穴明け加
工を行うが、その際、深くほぼ垂直な穴を開けるために
YAGレーザのパワーやパルス数等のパラメータを適切
な値に設定し、その結果、第1ノズル11bに対応する
部分の穴112bは、直径約18ミクロンで深さ約80
ミクロンとなり、また、オリフィス12bに対応する部
分の穴122bは、直径約15ミクロンで深さ約80ミ
クロンとした(図7(e))。次に、アルカリ液による
所定時間のエッチングを行う。本実施例では水酸化カリ
ウム水溶液を用いた。通常、(110)面Si基板をア
ルカリによりエッチングする場合は、エッチングマスク
(本実施例ではSi熱酸化膜)の開口部において、基板
表面に対し垂直な面と30度をなす面(ともにSi単結
晶の(111)面)とが出現し、開口部の両端部から出
現する2つの30度の面がエッチングにより形成される
凹部の底部で交差するところでエッチングが停止してし
まうが、本実施例では、レーザによる穴明け加工が施し
てあるために穴112bおよび122bの底部と(11
1)面とが交差するところまでは基板表面に対し30度
をなす(111)面が出現せず、基板表面に対し垂直な
4つの(111)面からなる、高精度なオリフィスおよ
びノズルが形成できる(図7(f))。このとき、穴1
12bおよび122bのエッチングとともにノズルを貫
通するための裏面側のエッチング部15bおよび第2ノ
ズル11cに対応する部分111cの熱酸化膜でもエッ
チングが進行している。部分111cの熱酸化膜は当初
0.7ミクロンの厚みを有していたが、エッチングによ
り図7(f)の段階でその厚みはほぼ0ミクロンとなっ
ているが、基板面内で若干膜残りとなっている部分を、
フッ酸系エッチング液により基板全体のライトエッチン
グを行い、第2ノズル11cに対応する部分111cの
熱酸化膜を完全に除去する(図7(g))。つぎに、ふ
たたび、アルカリ液による所定時間のエッチングを行う
と、第1ノズル11bおよびオリフィス12bでは、上
記したようにさらにはエッチングは進行しないが、エッ
チング部15bではエッチング時間に応じてエッチング
が進行し、最終的には第1ノズル11bが貫通する。ま
た、第2ノズル11cに対応する穴112cのエッチン
グも進行するが、その深さが50ミクロンとなったとこ
ろでエッチングを停止する。この結果、第1ノズルの長
さは30ミクロンとなる。(図7(h))。
【0028】ついで、エッチングマスクである熱酸化膜
13b、14bをフッ酸系エッチング液で完全に除去
し、耐インク性付与のために、改めて熱酸化膜16bお
よび17bを形成し、ノズルプレート1bが完成する
(図7(i))。
【0029】また、図7(e)における所定箇所への穴
明け加工をプラズマエッチングにより行うこともでき
る。なお、プラズマエッチングには種々の方式がある
が、トレンチエッチングと呼ばれる垂直深穴加工が可能
な方式によることが望ましい。
【0030】次に、本発明の別の実施例(第4の実施
例)について説明する。
【0031】図8は、本発明の第4の実施例におけるイ
ンクジェット記録装置に用いられるノズルプレート1d
の斜視図である。本実施例におけるノズルプレート1d
ではノズルがインク吐出方向に対して、断面積の異なる
第1ノズル11dと第2ノズル11eからなる2段形状
となっており、記録媒体に近い側(第1ノズル11d)
の断面積が小さくなっているが、これらの断面形状は6
角形である。このような2段形状とすることでノズル部
近傍でのインク流速を向上させ、気泡排出性を向上させ
ることが可能となり、また、断面形状が円形に近いこと
で、ノズル部でのインクの流体抵抗を低減させることが
でき、高印字品質のインクジェット記録装置を安価に提
供することができる。ノズル部以外の部分は基本的に本
発明の第1の実施例と同一の構造であり、詳細な説明を
省略する。また、ノズルプレート1dの製造工程は本発
明の第3の実施例と同一であり、詳細な説明を省略す
る。第1ノズル11dおよび第2ノズル11eを構成す
る基板表面に対して垂直な6つの側面のうち、2つの面
は(100)結晶面であり、他の4つの面は(111)
結晶面である。
【0032】
【発明の効果】以上に記したように、本発明によれば、
オリフィスまたはノズル、またはオリフィスおよびノズ
ルが形成されたSi基板を構成部材とするインクジェッ
ト記録装置において、前記オリフィスは前記Si基板の
所定箇所へのレーザまたはプラズマエッチングによる穴
明け加工の後に湿式エッチングを施すことにより形成さ
れることで、オリフィスの流体抵抗値を自由に設定する
ことができ、また、高精度なノズルを高スループットで
形成できるため、インクジェット記録装置のさらなる高
密度化において適切なインク吐出性能を確保でき、すな
わち高解像度かつ高速印字が可能なインクジェット記録
装置を安価に提供することができる。
【0033】また、本発明によれば、ノズルが前記Si
基板表面に対して垂直な4つの(111)結晶面からな
る第1ノズルおよび第2ノズルからなり、第2ノズルの
ノズル長手方向に対して垂直な方向の断面積が第1ノズ
ルの断面積より大きくすることで、または、ノズルが前
記Si基板表面に対して垂直な4つの(111)結晶面
および2つの(100)結晶面からなる第1ノズルおよ
び第2ノズルからなり、第2ノズルのノズル長手方向に
対して垂直な方向の断面積が第1ノズルの断面積より大
きくすることで、ノズル部での気泡滞留が発生しにくい
インクジェット記録装置を大量に製造できるため、安定
なインク吐出性能を有するインクジェット記録装置を安
価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置のノズルプレートの斜視図。
【図2】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置の断面図。
【図3】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置のノズルプレートの製造工程断面図。
【図4】本発明の別の一実施例におけるインクジェット
記録装置のノズルプレートの製造工程断面図。
【図5】本発明の別の一実施例におけるインクジェット
記録装置のノズルプレートの斜視図。
【図6】本発明の別の一実施例におけるインクジェット
記録装置の断面図。
【図7】本発明の別の一実施例におけるインクジェット
記録装置のノズルプレートの製造工程断面図。
【図8】本発明の別の一実施例におけるインクジェット
記録装置のノズルプレートの斜視図。
【符号の説明】
1 ノズルプレート 2 キャビティプレート 3 電極プレート 11 ノズル 12 オリフィス 21 インクキャビティ 22 インクリザーバ 23 振動板 31 電極

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オリフィスが形成されたSi基板を構成
    部材とするインクジェット記録装置において、前記Si
    基板が(110)面方位のSi単結晶基板であり、前記
    オリフィスは前記Si基板の所定箇所への穴明け加工の
    後に湿式エッチングを施して形成されたものであること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記(110)面方位のSi単結晶基板
    がSOI基板であることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2記載のSi基板の
    両面に、耐エッチング皮膜を形成し、該耐エッチング皮
    膜をオリフィスに相当する形状にパターニングし、レー
    ザによる所定箇所への穴明け加工を行い、湿式エッチン
    グを行うことを特徴とするインクジェット記録装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項1または2記載のSi基板の
    両面に、耐エッチング皮膜を形成し、該耐エッチング皮
    膜をオリフィスに相当する形状にパターニングし、プラ
    ズマエッチングによる所定箇所への穴明け加工を行い、
    湿式エッチングを行うことを特徴とするインクジェット
    記録装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 ノズルが形成されたSi基板を構成部材
    とするインクジェット記録装置において、前記Si基板
    が(110)面方位のSi単結晶基板であり、前記ノズ
    ルは前記Si基板の所定箇所への穴明け加工の後に湿式
    エッチングを施して形成されたものであることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記(110)面方位のSi単結晶基板
    がSOI基板であることを特徴とする請求項5記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項5または6記載のSi基板の
    両面に、耐エッチング皮膜を形成し、該耐エッチング皮
    膜をノズルに相当する形状にパターニングし、レーザに
    よる所定箇所への穴明け加工を行い、湿式エッチングを
    行うことを特徴とするインクジェット記録装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記請求項5または6記載のSi基板の
    両面に、耐エッチング皮膜を形成し、該耐エッチング皮
    膜をノズルに相当する形状にパターニングし、プラズマ
    エッチングによる所定箇所への穴明け加工を行い、湿式
    エッチングを行うことを特徴とするインクジェット記録
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 ノズルおよびオリフィスが形成されたS
    i基板を構成部材とするインクジェット記録装置におい
    て、前記Si基板が(110)面方位のSi単結晶基板
    であり、前記ノズルおよびオリフィスは前記Si基板の
    所定箇所への穴明け加工の後に湿式エッチングを施して
    形成されたものであることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  10. 【請求項10】 前記(110)面方位のSi単結晶基
    板がSOI基板であることを特徴とする請求項5記載の
    インクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項9または10記載のSi基
    板の両面に、耐エッチング皮膜を形成し、該耐エッチン
    グ皮膜をノズルおよびオリフィスに相当する形状にパタ
    ーニングし、レーザによる所定箇所への穴明け加工を行
    い、湿式エッチングを行うことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記請求項9または10記載のSi基
    板の両面に、耐エッチング皮膜を形成し、該耐エッチン
    グ皮膜をノズルおよびオリフィスに相当する形状にパタ
    ーニングし、プラズマエッチングによる所定箇所への穴
    明け加工を行い、湿式エッチングを行うことを特徴とす
    るインクジェット記録装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記ノズルが前記Si基板表面に対し
    て垂直な4つの(111)結晶面または前記Si基板表
    面に対して垂直な4つの(111)結晶面および少なく
    とも1つの(100)結晶面からなる第1ノズルおよび
    第2ノズルからなり、第2ノズルのノズル長手方向に対
    して垂直な方向の断面積が第1ノズルの断面積より大き
    いことを特徴とする請求項5または6または9または1
    0記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記請求項5または6または9または
    10記載のSi基板の両面に(a)耐エッチング皮膜を
    形成し、(b)該Si基板の一方の面の前記第1ノズル
    に相当する部分の該耐エッチング皮膜に開口部を形成
    し、(c)前記第2ノズルに相当する部分の該耐エッチ
    ング皮膜は所定厚みに加工し、(d)レーザによる前記
    第1ノズルに相当する部分の所定箇所への穴明け加工を
    行い、(e)湿式エッチングにより第1ノズルを形成
    し、(f)第2ノズルに相当する部分の該耐エッチング
    皮膜に開口部を形成し、(g)ついで、湿式エッチング
    により第2ノズルを形成することを特徴とするインクジ
    ェット記録装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記請求項5または6または9または
    10記載のSi基板の両面に(a)耐エッチング皮膜を
    形成し、(b)該Si基板の一方の面の前記第1ノズル
    に相当する部分の該耐エッチング皮膜に開口部を形成
    し、(c)前記第2ノズルに相当する部分の該耐エッチ
    ング皮膜は所定厚みに加工し、(d)プラズマエッチン
    グによる前記第1ノズルに相当する部分の所定箇所への
    穴明け加工を行い、(e)湿式エッチングにより第1ノ
    ズルを形成し、(f)第2ノズルに相当する部分の該耐
    エッチング皮膜に開口部を形成し、(g)ついで、湿式
    エッチングにより第2ノズルを形成することを特徴とす
    るインクジェット記録装置の製造方法。
JP24512097A 1997-04-15 1997-09-10 インクジェット記録装置およびその製造方法 Withdrawn JPH11999A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009248444A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Seiko Epson Corp シリコン製ノズル基板、液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、シリコン製ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッドの製造方法、及び液滴吐出装置の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009248444A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Seiko Epson Corp シリコン製ノズル基板、液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、シリコン製ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッドの製造方法、及び液滴吐出装置の製造方法

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