JPH1199794A - 筆記具の先部材 - Google Patents

筆記具の先部材

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JPH1199794A
JPH1199794A JP9281318A JP28131897A JPH1199794A JP H1199794 A JPH1199794 A JP H1199794A JP 9281318 A JP9281318 A JP 9281318A JP 28131897 A JP28131897 A JP 28131897A JP H1199794 A JPH1199794 A JP H1199794A
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JP
Japan
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writing
tip member
tip
barrel
hole
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Pending
Application number
JP9281318A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Endo
和則 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
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Publication of JPH1199794A publication Critical patent/JPH1199794A/ja
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  • Pens And Brushes (AREA)
  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一般的に先部材は、前方に向かって順次縮径
する円錐形状をなしている。筆記している文字などを見
え易くしているのである。よって、先部材の先端が小径
であるため、その先端の小径部分から後方に向けて通気
孔を形成しても、小さな通気孔しか形成することができ
ず、その為、十分な空気の流通が行えないものであっ
た。 【解決手段】軸筒1内に筆記体が内蔵され、その筆記体
を軸筒の先端に着脱自在に取り付けられた先部材9の突
出孔から突出せしめた筆記具であって、先部材の中間部
に空気流通路12を形成した。軸筒内に筆記体が内蔵さ
れ、その筆記体を軸筒の先端に着脱自在に取り付けられ
た先部材の突出孔から突出せしめた筆記具であって、先
部材を多孔質体で形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸筒内に筆記体が
内蔵され、その筆記体を前記軸筒の先端に着脱自在に取
り付けられた先部材の突出孔から突出せしめた筆記具に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年においては、子どもに対する安全性
が叫ばれるようになり、筆記具においても関心が寄せら
れるようになってきた。ボ−ルペンやマ−キングペンな
どに取り付けられているキャップなどに安全性を施した
ものがその代表的な例である。例えば、実開平4−10
7088号公報である。その公報のキャップには、長手
方向に空気流通路が形成されており、子どもが、万一、
飲み込み、咽に支えた場合にも、ある程度、空気の流通
(呼吸)が行われるようになっている。しかし、この安
全性の問題は、最近においては、キャップばかりではな
く、軸筒の先端に螺着などにより取り付けられてはいる
ものの着脱可能な先部材にも目が向けられるようになっ
てきた。
【0003】ちなみに、その先部材には、ボ−ルペンの
リフィルやシャ−プペンシルの芯などの筆記体が突出す
る突出孔が形成されており、その突出孔から空気の流通
は行われるものとなっている。しかし、筆記体は、極め
て小径のものであり、それ故に前記突出孔も小さく、十
分な空気の流通が行われないものであった。そこで、単
に、先部材の突出孔を大きくすることも考えられるが、
筆記の際に筆記体がぐらついてしまい現実的ではない。
【0004】そこで、その問題を解決する発明として特
開平9−58178号がなされた。その公報の特許請求
の範囲の請求項1には、「筆記具の軸筒の先端に取付け
られる分離可能な口先具に於いて、筆記先端部を突出す
る孔とは別に先端近傍から軸筒に取付けられる後端まで
内孔を連筒する通気孔が設けられて成ることを特徴とす
る筆記具の口先具。」と記載されている。即ち、口先具
の先端から後端まで通気孔を形成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的に先部
材は、前記特開平9−58178号公報に記載の先部材
(口先具)からも明らかなように、前方に向かって順次
縮径する円錐形状をなしている。筆記している文字など
を見え易くしているのである。よって、先部材の先端が
小径であるため、その先端の小径部分から後方に向けて
通気孔を形成しても、小さな通気孔しか形成することが
できず、その為、十分な空気の流通が行えないものであ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、軸筒内に筆記体が内蔵さ
れ、その筆記体を前記軸筒の先端に着脱自在に取り付け
られた先部材の突出孔から突出せしめた筆記具であっ
て、前記先部材の中間部に空気流通路を形成したことを
第1の要旨とし、軸筒内に筆記体が内蔵され、その筆記
体を前記軸筒の先端に着脱自在に取り付けられた先部材
の突出孔から突出せしめた筆記具であって、前記先部材
を多孔質体で形成したことを第2の要旨とする。
【0007】
【実施例】第1例を図1〜図3に示し説明する。本発明
の先部材をシャープペンシルに適用した例である。軸本
体1の内部には、芯を貯蔵する芯タンク2が摺動自在に
配置されている。また、その芯タンク2の前端(図1中
下方)には、チャックリング3により開閉するチャック
体4が固定されている。勿論、そのチャック体4は芯を
把持し、又、繰り出すものでもある。前記芯タンク2の
後方部は、軸本体1の後端より突出させた状態で配置さ
れており、その突出した部分にはキャップ5が圧入状態
で着脱自在に取り付けられている。符号6は、芯タンク
2、並びに、チャック体4を後方(図1中上方)に付勢
するチャックスプリングであり、また、符号7は把持を
行う部分である、ゴム材質よりなるグリップである。以
上の構成は、一般的なシャ−プペンシルと同様である。
【0008】前記軸本体1の前端には、ゴム材質よりな
る芯戻り止め部材8が内設された先部材9が螺着などに
より着脱自在に取り付けられている。その先部材9に
は、筆記体(本例においては、シャ−プペンシルの芯)
が突出する突出孔10が形成されているが、その突出孔
10には、芯の先端近傍をガイドするステンレス材質な
どよりなる芯保護管11が圧入・固定されており、その
芯保護管11が実質的な突出孔10となっている。尚、
芯保護管11を前記先部材9と一体に形成しても良い。
その先部材9の外形は、前記従来技術と同様に円錐状に
形成されているが、その先部材9の中間部には、外側か
ら内側に向けて貫通する貫通孔12が等間隔に放射状に
複数(本例では4箇所)形成されている(図2、図3参
照)。この貫通孔12が空気流通路となるのである。本
例のものにおいて、その貫通孔12(空気流通路)を断
面が円弧状の縦スリットとして形成したが、断面が円や
楕円状の貫通孔であっても良い。勿論、この貫通孔12
(空気流通路)は、前記筆記体(芯)が出没する突出孔
10とは別なので、筆記体が振れてしまうことがない。
【0009】次に、作用について説明する。子どもが誤
って先部材9を飲み込んでしまっても、前記貫通孔12
(空気流通路)から空気が流入し、ある一定の時間にお
いては窒息死などを極力防止する。
【0010】第2例を図4、図5に示し説明する。前記
第1例の変形例である。先部材13の外形は、大径部1
4と小径部15、並びに円錐部16とから構成されてい
る。また、前記大径部14と小径部15とによって形成
される段部17には、断面が円弧状の貫通孔18が等間
隔で放射状に複数形成されている。その貫通孔18が、
本例における空気流通路となる。尚、符号19は、筆記
体(芯)が突出する突出孔である。また、先部材13の
貫通孔18の内面には、周状突起20が形成されてい
る。万が一、飲み込んでしまった場合、その周状突起2
0よって空気の流れが変化するため、音を鳴らすことが
できる。この音の発生によって、周囲の人間が「先部材
の飲み込み」をいち早く発見することができる。
【0011】第3例を図6、図7に示し説明する。先部
材21の外周面22には、複数の凸部23が縦方向に、
先部材21の中間部から後方に向けて形成されている。
それら隣り合う凸部23間で形成される縦溝部24が空
気流通路となる。また、前記縦溝部24に更なる縦溝
や、前記第1例のような貫通孔を設けることによって、
更に多くの空気を流通させることができる。尚、本例に
おいては、先部材21の長手方向に凸部23を形成して
いるので、先部材21と軸筒1との脱着が容易なものと
なり、特に、先部材を軸筒に組み付ける際の作業性が向
上する。
【0012】第4例を図8に示し説明する。空気の流通
が可能な多孔質体で先部材25を形成した例である。具
体的には、金属や樹脂材質からなる複数の球状部材26
によって先部材25が形成されている。隣合う球状部材
26によって形成される隙間27が空気流通路となるの
である。形成の方法としては、球状部材をブロック化し
た後に削り出し加工によって先部材の形状に形成する方
法や、先部材の型の中に接着剤を表面に塗布した球状部
材を押し込み形成する方法などが挙げられる。
【0013】ここで、前記多孔質体のその他の例として
は、ポリエチレンやポリプロピレンなどからなるプラス
チック焼結体や、ウレタンなどからなるプラスチック発
泡体、アルムニウムやチタン、ジルコニウムなどからな
る金属焼結体、アルミナなどからなるセラミック焼結
体、セルロ−スやシリカ、ガラス繊維、フッソ樹脂など
からなる濾紙、プラスチックやガラス、金属などの繊維
状物を束ねた束状物やそれらを編み込んだメッシュ状物
が挙げられるが、前記例示のものを重合させて(例えば
プラスチック焼結体と金属焼結体とを)先部材を形成し
ても良い。
【0014】
【発明の効果】本発明は、軸筒内に筆記体が内蔵され、
その筆記体を前記軸筒の先端に着脱自在に取り付けられ
た先部材の突出孔から突出せしめた筆記具であって、前
記先部材の中間部に空気流通路を形成したことを第1の
要旨とし、軸筒内に筆記体が内蔵され、その筆記体を前
記軸筒の先端に着脱自在に取り付けられた先部材の突出
孔から突出せしめた筆記具であって、前記先部材を多孔
質体で形成したことを第2の要旨としたので、十分な空
気流通路を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャ−プペンシル全体を示す縦断面図。
【図2】図1の先部材を拡大した縦断面図。
【図3】図2の下面図。
【図4】第2例の先部材の変形例を示す縦断面図。
【図5】図4の下面図。
【図6】第3例の先部材を示す縦断面図。
【図7】図6の下面図。
【図8】第4例の先部材を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 軸本体 2 芯タンク 3 チャックリング 4 チャック体 5 キャップ 6 チャックスプリング 7 グリップ 8 芯戻り止め部材 9 先部材 10 突出孔 11 芯保護管 12 貫通孔 13 先部材 14 大径部 15 小径部 16 円錐部 17 段部 18 貫通孔 19 突出孔 20 周状突起 21 先部材 22 外周面 23 凸部 24 縦溝部 25 先部材 26 球状部材 27 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒内に筆記体が内蔵され、その筆記体
    を前記軸筒の先端に着脱自在に取り付けられた先部材の
    突出孔から突出せしめた筆記具であって、前記先部材の
    中間部に空気流通路を形成したことを特徴とする筆記具
    の先部材。
  2. 【請求項2】 前記第1項記載の筆記具の先部材であっ
    て、前記先部材の空気流通路を中間部から後方に向けて
    形成したことを特徴とする筆記具の先部材。
  3. 【請求項3】 軸筒内に筆記体が内蔵され、その筆記体
    を前記軸筒の先端に着脱自在に取り付けられた先部材の
    突出孔から突出せしめた筆記具であって、前記先部材を
    多孔質体で形成したことを特徴とする筆記具の先部材。
JP9281318A 1997-09-29 1997-09-29 筆記具の先部材 Pending JPH1199794A (ja)

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JP9281318A JPH1199794A (ja) 1997-09-29 1997-09-29 筆記具の先部材

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JP (1) JPH1199794A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015104882A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 ぺんてる株式会社 シャープペンシル
JP2021074965A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 株式会社パイロットコーポレーション ボールペン

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