JP2003291588A - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JP2003291588A
JP2003291588A JP2002095405A JP2002095405A JP2003291588A JP 2003291588 A JP2003291588 A JP 2003291588A JP 2002095405 A JP2002095405 A JP 2002095405A JP 2002095405 A JP2002095405 A JP 2002095405A JP 2003291588 A JP2003291588 A JP 2003291588A
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Masaaki Masuyama
正明 増山
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
  • Clips For Writing Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】筆記軸に対して着脱可能な消しゴム収容体を誤
って飲み込んだような場合であっても、呼吸が出来なく
なるのを防止できるような安全な筆記具を提供する。 【解決手段】消しゴム7と、回転スリーブ8と、スクリ
ュー9とからなり、消しゴム繰出機構Eを構成するもの
であって、筆記軸2に対して着脱可能な消しゴム収容体
たる消しゴム繰出ユニットUの前記回転スリーブ8の消
しゴム収容部81の内部断面形状を円形と、消しゴム断
面形状を略六角形に形成するとともに、前壁部811に
貫通孔811bを形成して、消しゴム7と、消しゴム収
容部81との間に連通路Rを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消しゴムを具備し
た筆記具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばシャープペンシル等の筆記
具には、ペン先を有する筆記軸とこの筆記軸のペン先と
反対側の端部である後端部側に、消しゴムとこの消しゴ
ムを内部空間に保持する消しゴム収容要素とを備えてユ
ニット化して前記消しゴムを使用可能に露出させる消し
ゴム繰出機構を構成する消しゴム収容体を着脱可能に装
着しているものが知られている。
【0003】このような消しゴム繰出機構を構成する消
しゴム収容体としては、例えば、筆記軸の内部に、消し
ゴム収容要素たる回転スリーブの内部に、消しゴムを、
この回転スリーブに対してねじ込み作用によって軸方向
に移動可能に保持させ且つ筆記軸に対しては回転を禁止
するように構成したスクリューの先端部に設けた消しゴ
ム装着部に装着した状態で収容したものなどがある。
【0004】そして、このような消しゴムは略円柱状で
あり、略円筒形をなす回転スクリューの内側面に近接す
るように配されているものが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものであると、筆記軸から脱着された状態のユニット化
された消しゴム収容体を、誤って飲み込みこんでのどや
気管に詰まった場合に、肺への空気の流入が阻害されて
呼吸不全となってしまう可能性があったが、こにに対す
る安全策が施されていなかった。
【0006】さらに、このような不具合は、消しゴム繰
出機構を構成するその他の態様の消しゴム収容体におい
ても生じる可能性があり、その他、例えば消しゴム収容
体が筆記軸の後端部に位置する開口部に着脱可能に装着
される円筒状の消しゴム収容要素と、この消しゴム収容
要素内に嵌め込んで取り付けられる消しゴムとからなる
ようなものであっても同様である。
【0007】そこで、このような不具合を解決を図るべ
く、筆記軸に対して着脱可能な消しゴム収容体を誤って
飲み込んだような場合であっても、呼吸が出来なくなる
のを防止できるような安全な筆記具を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の筆記
具は、ペン先を有する筆記軸を備え、この筆記軸の前記
ペン先が設けられた側とは反対側の端部である後端部側
に配される消しゴムと、内部にこの消しゴムを収容し得
る空間を有し後端部から前記消しゴムを使用可能に露出
させ得る消しゴム収容要素とを備えてなる消しゴム収容
体を、筆記軸に着脱可能に装着してなる筆記具であっ
て、消しゴム収容体の内部に軸方向に沿った連通路を形
成するようにしていることを特徴とする。
【0009】このようなものであれば、筆記軸から脱着
した状態の消しゴム収容体を、誤って飲み込んでのどや
気管に詰まるようなことが起こった場合であっても、こ
の消しゴム収容体内部に形成された連通路によって空気
が連通することができるので呼吸不能になるのを防ぐこ
とができるようになり、安全である。また、鼻孔に誤っ
て詰めてしまった場合にも同様に呼吸不能になるのを防
ぐことができる。
【0010】このような連通路を簡単に形成するための
具体的な態様としては、消しゴム収容要素を軸方向と直
交する面で切断した内部の断面形状である内部断面形状
と、消しゴムを軸方向と直交する面で切断した断面形状
である消しゴム断面形状とを、当該消しゴムの前端から
後端までの範囲に渡って異形をなすように形成し、連通
路をこれら消しゴムと消しゴム保持要素との間に形成す
るようにすれば好ましい。
【0011】さらに、このように消しゴム断面形状と内
部断面形状とが異形をなすものにおいて、好適な具体的
態様としては、消しゴム保持要素の内部断面形状が円形
をなすように成形し、前記消しゴム断面形状が非円形を
なすように成形することが望ましい。さらに、このよう
に消しゴムをその消しゴム断面形状が非円形をなすよう
に成形すれば、消しゴムに角部乃至幅狭になる部分が形
成されるため、細かい範囲を消す際に、誤ってその周囲
まで消してしまうのを防ぐことができるようになる。ま
た、保持要素の強度を確保することができるようにな
る。
【0012】そして、このような非円形である消しゴム
断面形状としては、楕円形、多角形、星型、小判型、ひ
ょうたん型、さらに円形の一部を切り欠いた形状など種
々挙げられるが、好適な具体的態様としては、略六角形
のものが挙げられる。消しゴム断面形状が多角形をなす
ものにおいて、角部の数を少なくすると、消しゴムが小
さくなってしまい、一方角部の数を多くすると、円形に
近づき細かい部分が消しにくくなってしまうので好適な
形状だからである。
【0013】また、消しゴム収容体の具体的態様として
は、ねじ込み式の消しゴム繰出機構を構成するものが挙
げられる。
【0014】このような消しゴム繰出機構に適用される
消しゴムは、筆記具の後端開口部に嵌めて装着された消
しゴム保持要素に保持されるようなものよりも長く、そ
れに対応して消しゴム収容体の長手方向の長さ寸法も大
きなものになるので、飲み込んだ場合の危険回避に特に
有効な効果を奏することとなる。
【0015】そして、このような消しゴム繰出機構を構
成する消しゴム収容体の具体的態様としては、消しゴム
収容要素を回転スリーブによって構成し、消しゴムを、
回転スリーブの内部空間にねじ込み作用によって軸方向
に移動可能に保持するとともに筆記軸に対しては回転を
禁止するようにしたスクリューの先端部に形成した消し
ゴム装着部に装着するものとして、これら回転スリーブ
と、消しゴムと、スクリューとを備えてユニット化した
ものが挙げられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。
【0017】本実施形態に係る筆記具は、図1に示すよ
うな後部ノック式のシャープペンシルSPである。以
下、ペン先P側の端を先端、その反対側の端を後端とし
て記述する。
【0018】このシャープペンシルSPは、筆記具本体
1と、この筆記具本体1の後端部に設けられたクリップ
Cとを具備してなるものである。
【0019】筆記具本体1は、ペン先Pを有する筆記軸
2と、この筆記軸2の内部に設けられた芯繰出機構S
と、消しゴム繰出機構Eとを具備している。
【0020】筆記軸2は、軸方向中央付近を先端部及び
後端部より僅かに細径にした円筒状をなすものであり、
使用者が筆記の際に指先に把持されるグリップ3と、こ
のグリップ3の後端側に設けられて使用者の親指と人差
し指との指間部位を支持する軸筒5とを具備している。
【0021】グリップ3は、先端側を絞り込んだ略円錐
形状をなす中空のもので、先端には長手方向の軸芯に沿
って図示しない芯を挿入可能な貫通孔41を備えた略キ
ノコ型をなすフロントチャック4を具備しており、この
フロントチャック4と前記芯とによってペン先Pを構成
している。また、このグリップ3は硬質系合成樹脂(例
えば、PP、PE、PMMA等)と軟質系合成樹脂(例
えばエラストマー)から形成されるものであり、前記グ
リップ3の把持部位には、軟質系合成樹脂が露出するよ
うにした軟質部3aを形成して使用者に指当たりがソフ
トな感触を与えるようにしている。またこの軟質部3a
以外の先端部には、硬質部3bを形成している。
【0022】軸筒5は、軸方向に延びる円筒状のもの
で、先端部の小径部51とこの小径部に連続して後端側
に延びる大径部52とからなる。小径部51は、例えば
雄ネジと雌ネジとの螺合によって前記グリップと係合す
る係合部511(図2参照)を備えたものである。大径
部52は、芯繰出機構S及び消しゴム繰出機構Eを内部
に収容可能な中空円筒形状をなすものである。また、そ
の表面は、前記軟質系合成樹脂からなる軟質部5a及び
前記硬質系合成樹脂からなる硬質部5bから構成されて
いる。
【0023】芯繰出機構Sは、図2に示すように、先端
から後端に向かって順に、チャック61と、クラッチ6
2と、コネクタ63と、スプリング64と、芯タンク6
5とを備えていて、従来のシャープペンシルの芯繰出機
構として周知のものと同様に構成されている。なお、芯
タンク65の内側面には、後述する回転スリーブ8に形
成された係合溝822に係り合う係合突起651が形成
されている。
【0024】そして、本実施形態における消しゴム繰出
機構Eは、筆記軸内2に消しゴム収容体たる消しゴム繰
出ユニットUを配し、軸筒5の大径部52内に収容され
る芯タンク65内側面に後述するスクリュー9のスリッ
ト913に嵌り込む突条652を形成することによって
構成されたものである。
【0025】また、消しゴム繰出ユニットUは、消しゴ
ム7と、回転スリーブ8と、スクリュー9とを具備して
なるものである。
【0026】消しゴム7は、図2に示すように通常消し
ゴムの素材となる一般的な弾性を有する合成樹脂を素材
として、消しゴム本体71と、その先端に当該消しゴム
7をスクリュー9に装着するための係合部72とを一体
に成形したものである。そして、本実施形態の消しゴム
7の消しゴム本体71は、その長手方向の長さ寸法が例
えば4センチ程度のものでシャープペンシルに備えられ
ている消しゴムとしては比較的長いものである。
【0027】回転スリーブ8は、図3、4に示すように
例えば合成樹脂によって、後方に位置する消しゴム収容
要素たる消しゴム収容部81と、前方に位置するスクリ
ュー係合部82とを連続するように成形したものであ
る。
【0028】消しゴム収容部81は、消しゴム6を収容
する内部に空間Sを有し、この空間Sを後方に開放する
開口Kを備えて、この開口Kから消しゴム7を使用可能
に露出するものである。また、円筒状に形成されてお
り、すなわち、軸方向と直交する面における断面形状で
ある内部断面形状は、略真円形をなしている。また、図
2、8に示すように、その先端にスクリュー係合部82
の後端外縁へと連続する軸方向と直行する面に沿った前
壁部811を設けて、筒体である前記芯タンク65の端
面65aに当接する当たり面811aを形成するように
している。
【0029】スクリュー係合部82は、前記消しゴム収
容部81よりも小径の円筒状に形成したもので、図8に
示すようにその内側面から内側へ突出させスクリュー9
に形成された後述する雌ねじ部912に螺合する雄ねじ
部821を形成している。この雄ねじ部821は、例え
ば、360度一回転分設けたものである。また、外周面
82aに前記芯タンク65の内側面から突設させた係合
突起651と弾性係合し得る環状の係合溝822を形成
して、消しゴム繰出ユニットUを、筆記軸2に対して着
脱可能なものとしている。
【0030】スクリュー9は、図5、6に示すようにス
クリュー部91と、その後端部に位置する消しゴム装着
部92とを備え、さらに前記スクリュー部91の先端部
に前記スクリュー係合部82の先端面に当たって抜け止
めとなる突起部93を設けたものである。
【0031】スクリュー部91は、軸方向に延びる柱状
の軸部911と、この軸部911の周囲に前記雄ねじ部
821に対応するピッチで形成した雌ねじ部912とを
備えている。さらに、軸筒5内に配された芯タンク65
に形成された突条652が嵌まり込むことで当該スクリ
ュー9の筆記軸2に対する回転を規制するスリット91
3を形成している。具体的には、このスリット913
は、前記ねじ溝912を間欠的に形成し、この分断され
た箇所に軸方向に沿って前記突起部93の先端から軸部
91に連続するように形成されている。
【0032】消しゴム装着部92は、前記消しゴム7の
係合部72を内部に挿入する空間を有したものである。
そして、図11に示したように軸方向と直交する面にお
ける断面形状が六角形をなし後方に開口した蓋体状に成
形されたものである。また、その内側面には、図7、1
1に示すように、内側に突出して係合部72の外周を押
圧する突条921を設けて、消しゴム7がこの消しゴム
装着部92から抜けるのを防止するようにしている。な
お、この突条921は図示例においては、4箇所設けら
れている。
【0033】このように、芯タンク65の内側面から突
出する突条652が、スリット913に嵌ることで筆記
軸2に対して回転を禁止されたスクリュー9の雌ねじ部
912と、回転スリーブ8に設けられた雄ねじ部821
とのねじ係合によってこれらスクリュー9と回転スリー
ブ8とが相対的に回転し、スクリュー9が軸方向に移動
してその後端に形成された消しゴム装着部92に装着さ
れた消しゴム7を開口Kから露出させることになる。
【0034】しかして、以上のように構成したシャープ
ペンシルSPにおいて、図9、10に示すように、前記
消しゴム繰出ユニットUの内部に軸方向に沿って空気が
通過可能な連通路Rが形成されるようにしている。な
お、図10及び図11は、図9においてA−A断面及び
B−B断面の消しゴムユニットUの内部を示した図であ
る。
【0035】具体的には、消しゴム7の軸方向と直交す
る面における消しゴム断面形状を、前記回転スリーブ8
の消しゴム収容部81の内部断面形状とは異なる略六角
形をなすように成形するとともに、前記前壁部811に
は、貫通孔811bを設けてこれら消しゴム7と消しゴ
ム保持要素との間に前記連通路Rが形成されるようにし
ている。貫通孔811bは、消しゴム7と回転スリーブ
8の内面との間にできる空隙に対応した場所に形成され
て、本実施形態においては、間欠的な環状をなすように
3箇所に形成している。しかして、連通路Rは、消しゴ
ム収容部81の開口Kから消しゴム7と消しゴム収容部
81との間に形成される空隙から貫通孔811bへ至る
ように形成される。
【0036】このように本実施形態におけるシャープペ
ンシルSPによれば、筆記軸2から脱着させた消しゴム
繰出ユニットUを、子供などが誤って飲み込んでのどや
気管に詰まるようなことが起こったとしても、連通路R
を通じて空気が入り込むため呼吸ができなくなるのを防
ぐことができる。
【0037】また、消しゴム7をその消しゴム断面形状
が略六角形をなすように成形することで、連通路Rを形
成するようにしているので、回転スリーブ8側に軸方向
に沿った貫通孔を形成したる内部断面形状を非円形に成
形するなどの加工を施して連通路を形成する場合と比較
すると、その製作が簡単なものとなる。
【0038】また、消しゴム7をその消しゴム断面形状
が略六角形をなすように成形しているので、その角部に
よって、細かい範囲を消す際に周囲まで誤って消すこと
を防ぎ使い勝手がよい。
【0039】また、本実施形態の消しゴム7は、消しゴ
ム繰出機構Eを構成するもので、通常筆記軸の後端に嵌
着される消しゴム収容要素たる消しゴムホルダに収容さ
れるようなものと比較すると長く、すなわち、消しゴム
繰出ユニットUもそれに対応した長さ寸法を有したもの
であるため、連通路Rを形成したことが安全性に対する
特に有効な効果を奏している。
【0040】なお、本発明は上記実施形態に限られな
い。
【0041】特に消しゴム断面形状は、回転スリーブ8
との間に空隙を形成するようなものであれば、楕円形、
多角形、星型、小判型、ひょうたん型、さらに円形の一
部を切り欠いた形状などであってもよい。
【0042】さらに、消しゴム断面形状が円形であり、
回転スリーブの内部断面形状が、非円形を成すように成
形して、消しゴムと回転スリーブとの間に連通路を形成
するようにしたものであってもよい。
【0043】また、その他、消しゴム収容要素が、筆記
軸の内部空間にこの筆記軸に対して回転不能に保持さ
せ、内側に軸方向に延びる溝部を形成した内筒体とネジ
部を内壁に形成した外筒体とからなる2重構造のスリー
ブであり、消しゴムが、前記ネジ部と螺合するネジ部を
備え前記溝部に嵌まって当該筒体内を軸方向に移動する
スライダに形成された消しゴム装着部に装着されたもの
で、消しゴム収容体が、これらスリーブと、消しゴム
と、スライダとを備えてユニット化したものであっても
よい。
【0044】また、消しゴム収容体が、筆記軸の後端部
に位置する開口部に着脱可能に装着される円筒状の消し
ゴム収容要素たる消しゴムホルダと、この消しゴムホル
ダ内に嵌め込んで取り付けられる消しゴムとからなるよ
うなものもであってもよい。
【0045】また、消しゴム収容体がその後端部を塞ぐ
キャップを備えたものであってもよい。このようなもの
の場合は、このキャップにも貫通孔を設けるようにすれ
ばよい。
【0046】また、連通路が、消しゴムに軸方向に沿っ
た貫通孔を設けて構成したものであってもよい。同様
に、消しゴム保持要素に貫通孔を設けたものであっても
よい。
【0047】その他、各部の具体的構成についても上記
実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0049】すなわち、本発明によれば、筆記軸から脱
着した状態の消しゴム収容体を、誤って飲み込んでのど
や気管に詰まらせ、あるいは誤って鼻孔に詰めたとして
も、この消しゴム収容体内部に形成された連通路を通じ
て空気が連通するので呼吸不能になるのを防止する安全
な筆記具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体図。
【図2】図1における分解斜視図。
【図3】本実施形態における回転スリーブの側面図。
【図4】同正面図。
【図5】本実施形態におけるスクリューの平面図。
【図6】同側面図。
【図7】同スクリューの要部を示す断面図。
【図8】図1における要部を示す側断面図。
【図9】図1における要部を示す平断面図。
【図10】本実施形態における消しゴム繰出ユニットを
示す断面図。
【図11】本実施形態における消しゴム繰出ユニットを
示す断面図。
【符号の説明】
2・・・筆記軸 7・・・消しゴム 8・・・回転スリーブ 81・・・消しゴム収容要素(消しゴム収容部) 9・・・スクリュー 92・・・消しゴム装着部 E・・・消しゴム繰出機構 K・・・開口 S・・・空間 SP・・・筆記具(シャープペンシル) P・・・ペン先 R・・・連通路 U・・・消しゴム収容体(消しゴム繰出ユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B43K 25/02 B43L 19/00 C B43L 19/00 B43K 25/00 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペン先を有する筆記軸を備え、この筆記軸
    の前記ペン先が設けられた側とは反対側の端部である後
    端部側に配される消しゴムと内部にこの消しゴムを収容
    し得る空間を有し後端部から前記消しゴムを使用可能に
    露出させ得る消しゴム収容要素とを備えてなる消しゴム
    収容体を、前記筆記軸に着脱可能に装着してなる筆記具
    であって、 前記消しゴム収容体の内部に軸方向に沿った連通路が形
    成されるようにしている筆記具。
  2. 【請求項2】消しゴム収容要素を軸方向と直交する面で
    切断した内部の断面形状である内部断面形状と、消しゴ
    ムを軸方向と直交する面で切断した断面形状である消し
    ゴム断面形状とを、当該消しゴムの前端から後端までの
    範囲に渡って異形をなすように形成し、前記連通路をこ
    れら消しゴムと消しゴム保持要素との間に形成されるよ
    うにしている請求項1記載の筆記具。
  3. 【請求項3】前記内部断面形状が、円形をなし、前記消
    しゴム断面形状が円形以外の形をなす請求項2記載の筆
    記具。
  4. 【請求項4】消しゴム断面形状が、略六角形をなすもの
    である請求項3記載の筆記具。
  5. 【請求項5】消しゴム収容体が、ねじ込み式の消しゴム
    繰出機構を構成するものである請求項1乃至4何れかに
    記載の筆記具。
  6. 【請求項6】前記消しゴム収容要素が、回転スリーブに
    設けられたものであり、前記消しゴムが、この回転スリ
    ーブの内部空間にねじ込み作用によって軸方向に移動可
    能に保持させ且つ筆記軸に対しては回転を禁止するよう
    に構成したスクリューの先端部に設けた消しゴム装着部
    に装着させるものであり、消しゴム収容体が、これら回
    転スリーブと、消しゴムと、前記消しゴムを装着したス
    クリューとを備えてユニット化してなるものである請求
    項5記載の筆記具。
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