JPH1198U - ペリクルフレ―ム - Google Patents

ペリクルフレ―ム

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JPH1198U
JPH1198U JP51699U JP51699U JPH1198U JP H1198 U JPH1198 U JP H1198U JP 51699 U JP51699 U JP 51699U JP 51699 U JP51699 U JP 51699U JP H1198 U JPH1198 U JP H1198U
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JP
Japan
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contact
frame
pellicle
pellicle frame
substrate
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Pending
Application number
JP51699U
Other languages
English (en)
Inventor
史倫 早野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP51699U priority Critical patent/JPH1198U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH1198U publication Critical patent/JPH1198U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】大きな荷重を加えることなく、基板と隙間なく
接着できるにする。 【解決手段】ペリクルフレームに設けられ、基板に接触
する接触部材3の断面形状を、基板4に接触する接触面
の少なくとも一部が突出している形状とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半導体露光装置などに用いるレチクル、マスク等の基板に装着する ペリクルフレームに関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来の接着剤付きペリクルフレームは、図5(a)、(b)に示すような構成 になっていた。矩形フレーム2の表面にはペリクル1が張設されている。フレー ム2の裏面にはアクリル系の硬質の接着剤53が全面にわたってほぼ同じ厚さに 塗布されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の如き従来の技術においては、アクリル系の硬質の接着剤53をフレーム 2の裏面に全面にわたって同じ厚さに塗布しているので、接着剤53がつぶれに くかった。またレチクルとフレームとを圧着する際、フレーム2の各辺AB、B C、CD、DAに加わる力はフレーム2のコーナー部A、B、C、Dに比べて小 さかった。そのため、レチクル4とフレーム2とを接着した後の断面は、コーナ ー部A、B、C、Dでは、図5(c)に示すように、レチクル4とフレーム2と が接着剤53により完全に接着されるが、辺AB、BC、CD、DAの中央付近 では、図5(d)に示すように、接着剤53とレチクル4との間に隙間5が生じ てしまう場合があり、この隙間から塵等が入り込みレチクル表面に付着してしま うという問題点があった。
【0004】 また、フレームとレチクルとをフレーム全周にわたって連続的に隙間なく接着 するために大きな荷重を加えると、レチクルに歪みが生じてしまうという問題点 があった。 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、大きな荷重を加え ることなく、基板と隙間なく接着又は接触できるペリクルフレームを提供するこ とを目的とする。また、接触部材に異物が食い込むことを防げるペリクルフレー ムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点の解決の為に、請求項1の本考案は、フレームと、前記フレームの 一方の端面に設けられるペリクルと、前記フレームの他方の端面に設けられ、基 板に接触する接触面を備える接触部材とを有するペリクルフレームにおいて、 前記他方の端面の長手方向と交差する方向における前記接触部材の断面形状を、 前記基板に接触する接触面の少なくとも一部が突出している形状とした。
【0006】 請求項5の本考案は、フレームと、前記フレームの一方の端面に設けられるペ リクルと、前記フレームの他方の端面に設けられ、基板に接触する接触部材とを 有するペリクルフレームにおいて、前記接触部材は、前記他方の端面の長手方向 と交差する方向に所定距離離して設けられ、前記基板に接触する少なくとも2つ の接触領域と、前記少なくとも2つの接触領域の間に設けられ、前記基板に接触 しない非接触領域とを有する構成とした。
【0007】
【作用】
請求項1の本考案においては、接触面が潰れやすくなっているので、小さい力 で基板を圧接してもコーナー部の接触面がつぶれ、フレームの各辺の中央部でも 接触部材の接触面が基板に接触し、基板とフレームとの隙間が生じない
【0008】 また、請求項5の本考案においては、本考案においては、少なくとも2つの接 触領域の間に非接触領域を設けることにより、非接触領域に異物が存在していて も、接触部材に異物が食い込むことを防止できる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1は本考案に係る接着剤付きペリクルフレームの第1の実施例を示す図であ り、図1(a)は平面図、図1(b)はフレームの伸長方向に垂直な方向の断面 図である。なお、図5と同一の部材には同一符号を付し説明は省略する。
【0010】 矩形のフレーム2の表面にはペリクル1が張設されている。また、フレーム2 の裏面には硬質の接着剤3が塗布されている。接着剤3の表面にはフレーム2の 伸長方向と平行にV字型の溝が二本形成されている。また凹部、凸部はそれぞれ ほぼ同じに厚さになっている。 上述の如く構成された接着剤付きペリクルフレームの接着剤3表面にレチクル 4を圧着すると、フレーム2のコーナー部では、図2(a)に示すように、接着 剤3表面の凸部がほとんどつぶれた状態で接着している。フレーム2の各辺の中 央付近にはコーナー部に比べて加わる力が小さいけれども、コーナー部の変形が 大きいので、図2(b)に示すように、接着剤3表面の凸部が少しつぶれた状態 で接着する。
【0011】 なお本実施例においては、基板に圧着される接着剤の表面にフレームの伸長方 向と平行に二本のV字型の溝を形成したが、接着剤表面の凹凸の形状はこれに限 るものではない。 図3は本考案の第2の実施例を示す図であり、フレームの伸長方向に垂直な方 向の断面図である。なお、図1と同一の部材には同一の符号を付し説明は省略す る。
【0012】 矩形のフレーム2の表面にはペリクル1が張設されている。また、フレーム2 の裏面には硬質の接着剤3が、フレームの2の伸長方向と平行に二本、線状に連 続的に塗布されている。線状に塗布された接着剤3はフレーム2の裏面から厚さ がほぼ同じになっている。 上述の如く構成された接着剤付きペリクルフレームの接着剤3の表面にレチク ル4を圧着すると、フレーム2のコーナー部では、図4(a)に示すように、接 着剤がほとんどつぶれた状態で接着している。また、フレーム2の各辺の中央付 近はコーナー部に比べて加わる力が小さいが、コーナー部の接着剤のつぶれ方が 大きいので、接着剤の表面が少しつぶれて接着する。
【0013】 なお本実施例においては、フレームの伸長方向に平行に二本の線状の接着剤を 連続的に塗布したが、接着剤の塗布方法はこれに限らない。
【0014】
【考案の効果】
上述したように本考案によれば、本考案によれば、少なくとも2つの接触領域 の間に非接触領域を設けることにより、非接触領域に異物が存在していても、接 触部材に異物が食い込むことを防止できる。 また、フレームの他方の端面に設けた接触部材の接触面がつぶれやすいので、 大きな荷重を加えなくてもフレームと基板とを隙間なく接触できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のペリクルフレームの第1実施例を示
す図である。
【図2】 本考案の第1実施例のペリクルフレームのコ
ーナー部と辺部の接着状態を説明する図である。
【図3】 本考案の第2実施例を示す図である。
【図4】 本考案の第2実施例のペリクルフレームのコ
ーナー部と辺部の接着状態を説明する図である。
【図5】 従来の接着剤付きペリクルフレームを示す図
である。
【符号の説明】
1 ペリクル 2 フレーム 3、33 接着剤 4 レチクル

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームと、前記フレームの一方の端面に
    設けられるペリクルと、前記フレームの他方の端面に設
    けられ、基板に接触する接触面を備える接触部材とを有
    するペリクルフレームにおいて、 前記他方の端面の長手方向と交差する方向における前記
    接触部材の断面形状は、前記基板に接触する接触面の少
    なくとも一部が突出している形状であることを特徴とす
    ることを特徴とするペリクルフレーム。
  2. 【請求項2】前記接触面は、前記他方の端面の長手方向
    と交差する方向に所定距離離して設けられた2つの凸部
    と、前記2つの凸部の間に形成される凹部とを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のペリクルフレーム。
  3. 【請求項3】前記凸部及び前記凹部は、前記長手方向に
    沿って形成されていることを特徴とする請求項2に記載
    のペリクルフレーム。
  4. 【請求項4】前記断面形状は、前記接触部材の厚さが、
    前記フレームの他方の端面から離れるに従い、周辺部よ
    り中央部の厚さが厚くなるように突出した形状であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のペリクルフレーム。
  5. 【請求項5】フレームと、前記フレームの一方の端面に
    設けられるペリクルと、前記フレームの他方の端面に設
    けられ、基板に接触する接触部材とを有するペリクルフ
    レームにおいて、 前記接触部材は、 前記他方の端面の長手方向と交差する方向に所定距離離
    して設けられ、前記基板に接触する少なくとも2つの接
    触領域と、前記少なくとも2つの接触領域の間に設けら
    れ、前記基板に接触しない非接触領域とを有することを
    特徴とするペリクルフレーム。
  6. 【請求項6】前記他方の面と前記接触部材との間に、前
    記他方の端面の長手方向と交差する方向に所定距離離し
    て設けられ、前記他方の端面と前記接触部材とが接触す
    る少なくとも2つの接触領域と、前記少なくとも2つの
    接触領域の間に設けられ、前記他方の端面と前記接触部
    材とが接触しない非接触領域とを備えることを特徴とす
    る請求項5に記載のペリクルフレーム。
  7. 【請求項7】前記接触部材は、接着剤であることを特徴
    とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のペリク
    ルフレーム。
JP51699U 1999-02-08 1999-02-08 ペリクルフレ―ム Pending JPH1198U (ja)

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Cited By (5)

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