JPH1198278A - ビル設備機器用保全情報自動通報システム - Google Patents
ビル設備機器用保全情報自動通報システムInfo
- Publication number
- JPH1198278A JPH1198278A JP9252305A JP25230597A JPH1198278A JP H1198278 A JPH1198278 A JP H1198278A JP 9252305 A JP9252305 A JP 9252305A JP 25230597 A JP25230597 A JP 25230597A JP H1198278 A JPH1198278 A JP H1198278A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- mobile telephone
- maintenance
- failure signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術は、顧客ビルの設備機器に故障が発
生したとき、保全技術員への連絡が迅速かつ正確に行え
なかったので、本発明は、かかる問題点を解決できるビ
ル設備機器用保全情報自動通報システムを提供する。 【解決手段】 移動電話回線網３の基地局２に無線で接
続されて複数の保全技術員にそれぞれ所持される移動電
話機５，６，７と、顧客ビル８に設置されて設備機器が
故障した際に故障信号を発報するビル監視装置９と、公
衆電話回線網４を介して前記故障信号を受信する遠隔管
制センター１０とを備え、この管制センター１０が、前
記故障信号が発報された顧客ビル８の最も近くに位置す
る移動電話機を検索し、その移動電話機に該故障信号に
基づく保全情報を自動通報するようにした。このように
構成される自動通報システムは、遠隔管制センター１０
から営業所１１等を経由せずに直接、故障発生現場へ最
短時間で到着可能な保全技術員に対して保全情報を伝達
することができるので、故障した設備機器の復旧作業や
乗客の救出作業などを素早く的確に行うことができる。
生したとき、保全技術員への連絡が迅速かつ正確に行え
なかったので、本発明は、かかる問題点を解決できるビ
ル設備機器用保全情報自動通報システムを提供する。 【解決手段】 移動電話回線網３の基地局２に無線で接
続されて複数の保全技術員にそれぞれ所持される移動電
話機５，６，７と、顧客ビル８に設置されて設備機器が
故障した際に故障信号を発報するビル監視装置９と、公
衆電話回線網４を介して前記故障信号を受信する遠隔管
制センター１０とを備え、この管制センター１０が、前
記故障信号が発報された顧客ビル８の最も近くに位置す
る移動電話機を検索し、その移動電話機に該故障信号に
基づく保全情報を自動通報するようにした。このように
構成される自動通報システムは、遠隔管制センター１０
から営業所１１等を経由せずに直接、故障発生現場へ最
短時間で到着可能な保全技術員に対して保全情報を伝達
することができるので、故障した設備機器の復旧作業や
乗客の救出作業などを素早く的確に行うことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータなどの
ビル設備機器に故障等が発生した場合の保全作業を効率
よく行うためのビル設備機器用保全情報自動通報システ
ムに関する。
ビル設備機器に故障等が発生した場合の保全作業を効率
よく行うためのビル設備機器用保全情報自動通報システ
ムに関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベータや警報装置などの各種設備機
器が配備されているビルにおいて、これらの設備機器が
故障するとビルの居住者や出入りする関係者に多大な迷
惑を及ぼしてしまうので、このようなビルの多くは、保
守管理会社と契約してエレベータ等の設備機器の保全を
依頼している。そして、保守管理会社では、専門の知識
や技術を有する保全技術員に各顧客ビルを定期的に巡回
させることにより、ビル設備機器の点検や修理、整備等
が的確になされるようにしているが、かかる通常の保全
業務に加えて、突発的にビル設備機器に故障が発生した
場合の緊急対応業務も必須のサービスとなる。
器が配備されているビルにおいて、これらの設備機器が
故障するとビルの居住者や出入りする関係者に多大な迷
惑を及ぼしてしまうので、このようなビルの多くは、保
守管理会社と契約してエレベータ等の設備機器の保全を
依頼している。そして、保守管理会社では、専門の知識
や技術を有する保全技術員に各顧客ビルを定期的に巡回
させることにより、ビル設備機器の点検や修理、整備等
が的確になされるようにしているが、かかる通常の保全
業務に加えて、突発的にビル設備機器に故障が発生した
場合の緊急対応業務も必須のサービスとなる。
【０００３】そこで、保守管理会社では通常、監視対象
となる顧客ビルごとにビル監視装置を設置して、このビ
ル監視装置によりエレベータ等の設備機器の稼働状況を
常時監視し、故障が検出されると公衆電話回線網を介し
て遠隔管制センターへ、該ビル監視装置が発報した故障
信号が自動的に送信されるようにしている。そして、か
かる遠隔管制センターが、顧客ビルのビル監視装置から
通報された故障信号に基づいて、例えば該ビルの最寄り
の営業所に対し、必要な保全情報を伝達できるようにし
ている。
となる顧客ビルごとにビル監視装置を設置して、このビ
ル監視装置によりエレベータ等の設備機器の稼働状況を
常時監視し、故障が検出されると公衆電話回線網を介し
て遠隔管制センターへ、該ビル監視装置が発報した故障
信号が自動的に送信されるようにしている。そして、か
かる遠隔管制センターが、顧客ビルのビル監視装置から
通報された故障信号に基づいて、例えば該ビルの最寄り
の営業所に対し、必要な保全情報を伝達できるようにし
ている。
【０００４】ビル設備機器の保全に関するこのようなシ
ステムの一例として、エレベータの乗りかご内に乗客が
閉じ込められてしまった場合に行われる従来の対応につ
いて説明する。いま、顧客ビルのエレベータに閉じ込め
事故が発生し、乗りかご内の乗客がビル管理室を呼び出
しても応答がなかったとすると、ビル監視装置により遠
隔管制センターへの自動転送がなされる。そして、連絡
を受けた管制センターから、閉じ込め事故の発生したビ
ルを管轄する営業所に対し、故障発生に関する情報が電
話等で伝達される。すると、この営業所では、故障発生
現場へ出動する保全技術員を選択したうえで、その技術
員にポケットベルや携帯電話などで保全情報（保全作業
内容）を連絡する。こうして営業所から連絡を受けた保
全技術員は、仮に他の業務を遂行中であったとしてもこ
れを一時中断して、故障発生現場へ急行し、乗客の救出
作業やエレベータの復旧作業等を行う。
ステムの一例として、エレベータの乗りかご内に乗客が
閉じ込められてしまった場合に行われる従来の対応につ
いて説明する。いま、顧客ビルのエレベータに閉じ込め
事故が発生し、乗りかご内の乗客がビル管理室を呼び出
しても応答がなかったとすると、ビル監視装置により遠
隔管制センターへの自動転送がなされる。そして、連絡
を受けた管制センターから、閉じ込め事故の発生したビ
ルを管轄する営業所に対し、故障発生に関する情報が電
話等で伝達される。すると、この営業所では、故障発生
現場へ出動する保全技術員を選択したうえで、その技術
員にポケットベルや携帯電話などで保全情報（保全作業
内容）を連絡する。こうして営業所から連絡を受けた保
全技術員は、仮に他の業務を遂行中であったとしてもこ
れを一時中断して、故障発生現場へ急行し、乗客の救出
作業やエレベータの復旧作業等を行う。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来
は、エレベータ等のビル設備機器に故障が発生して故障
信号が遠隔管制センターへ通報されたとき、故障発生に
関する情報が最寄りの営業所を経由して保全技術員に伝
達されるようになっているが、かかる通報システムは、
遠隔管制センターと営業所という２段階の中継地点でそ
れぞれ電話連絡等を行うというものなので、保全技術員
に故障情報の連絡が速やかに届かず、対応が遅れやすい
という問題点があった。また、かかる従来技術は、遠隔
管制センターへ通報された故障情報が営業所へ連絡され
る際や、この営業所から保全技術員へ連絡される際に、
故障情報の内容が誤って伝達される虞があるので、正確
さという点でも改善すべき余地があった。
は、エレベータ等のビル設備機器に故障が発生して故障
信号が遠隔管制センターへ通報されたとき、故障発生に
関する情報が最寄りの営業所を経由して保全技術員に伝
達されるようになっているが、かかる通報システムは、
遠隔管制センターと営業所という２段階の中継地点でそ
れぞれ電話連絡等を行うというものなので、保全技術員
に故障情報の連絡が速やかに届かず、対応が遅れやすい
という問題点があった。また、かかる従来技術は、遠隔
管制センターへ通報された故障情報が営業所へ連絡され
る際や、この営業所から保全技術員へ連絡される際に、
故障情報の内容が誤って伝達される虞があるので、正確
さという点でも改善すべき余地があった。
【０００６】本発明はこのような従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、その目的は、顧客ビルの設備機器に
故障が発生したとき、保全技術員への連絡が迅速かつ正
確に行えるビル設備機器用保全情報自動通報システムを
提供することにある。
てなされたもので、その目的は、顧客ビルの設備機器に
故障が発生したとき、保全技術員への連絡が迅速かつ正
確に行えるビル設備機器用保全情報自動通報システムを
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、移動電話回線網の基地局に無線で接続
されて複数の保全技術員にそれぞれ所持される移動電話
機と、監視対象となる顧客ビルに設置されて該ビルの設
備機器が故障した際に故障信号を発報するビル監視装置
と、前記顧客ビルとは離れた場所に設置されて公衆電話
回線網を介して前記故障信号を受信する遠隔管制センタ
ーとを備え、この遠隔管制センターが、業務遂行可能と
判定した前記保全技術員の所持する前記移動電話機のう
ち前記故障信号が発報された顧客ビルの最も近くに位置
する移動電話機を検索し、その移動電話機に該故障信号
に基づく保全情報を自動通報するように構成した。
ため、本発明は、移動電話回線網の基地局に無線で接続
されて複数の保全技術員にそれぞれ所持される移動電話
機と、監視対象となる顧客ビルに設置されて該ビルの設
備機器が故障した際に故障信号を発報するビル監視装置
と、前記顧客ビルとは離れた場所に設置されて公衆電話
回線網を介して前記故障信号を受信する遠隔管制センタ
ーとを備え、この遠隔管制センターが、業務遂行可能と
判定した前記保全技術員の所持する前記移動電話機のう
ち前記故障信号が発報された顧客ビルの最も近くに位置
する移動電話機を検索し、その移動電話機に該故障信号
に基づく保全情報を自動通報するように構成した。
【０００８】このように構成されるビル設備機器用保全
情報自動通報システムは、顧客ビルの設備機器に故障が
発生し、前記ビル監視装置により故障信号が前記遠隔管
制センターへ通報されると、この管制センターから営業
所等を経由せずに直接、故障発生現場へ最短時間で到着
するとみなせる保全技術員に対して、故障信号に基づく
保全情報（故障信号が発報された顧客ビルの住所、名
称、管理番号、および発生した故障の状況などに関する
情報）が自動的に通報されるようになっているので、情
報の伝達が迅速かつ正確に行え、それゆえ故障した設備
機器の復旧作業や乗客の救出作業などを素早く的確に行
うことができる。
情報自動通報システムは、顧客ビルの設備機器に故障が
発生し、前記ビル監視装置により故障信号が前記遠隔管
制センターへ通報されると、この管制センターから営業
所等を経由せずに直接、故障発生現場へ最短時間で到着
するとみなせる保全技術員に対して、故障信号に基づく
保全情報（故障信号が発報された顧客ビルの住所、名
称、管理番号、および発生した故障の状況などに関する
情報）が自動的に通報されるようになっているので、情
報の伝達が迅速かつ正確に行え、それゆえ故障した設備
機器の復旧作業や乗客の救出作業などを素早く的確に行
うことができる。
【０００９】また、どの保全技術員に自動通報すべきか
という判定は、例えば、まず故障信号が発報された顧客
ビルの最も近くに位置する移動電話機を所持する保全技
術員を最適とみなして通報し、もしも該移動電話機から
所定の応答信号が前記遠隔管制センターに送信されない
場合は、その保全技術員を業務遂行不能と判定したうえ
で、該移動電話機に次いで該ビルの近くに位置する移動
電話機を所持する保全技術員を最適とみなす、というよ
うに設定すれば、故障発生現場へ最短時間で到着すると
みなせる保全技術員の選択が的確に行える。
という判定は、例えば、まず故障信号が発報された顧客
ビルの最も近くに位置する移動電話機を所持する保全技
術員を最適とみなして通報し、もしも該移動電話機から
所定の応答信号が前記遠隔管制センターに送信されない
場合は、その保全技術員を業務遂行不能と判定したうえ
で、該移動電話機に次いで該ビルの近くに位置する移動
電話機を所持する保全技術員を最適とみなす、というよ
うに設定すれば、故障発生現場へ最短時間で到着すると
みなせる保全技術員の選択が的確に行える。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図１
に基づいて説明する。同図において、符号１で総括的に
示すビル設備機器用保全情報自動通報システムは、移動
電話回線網３の各基地局２に無線で接続されて複数の保
全技術員（図示せず）にそれぞれ所持されるＰＨＳ等の
移動電話機５，６，７と、監視対象となる顧客ビル８に
設置されて該ビル８のエレベータ等の設備機器が故障し
た際に故障信号を発報するビル監視装置９と、各顧客ビ
ル８とは離れた場所に設置されてビル監視装置９からの
故障信号を公衆電話回線網４を介して受信する遠隔管制
センター１０と、この管制センター１０に接続された端
末情報処理装置（図示せず）が設置されている営業所１
１とによって、概略構成されている。また、遠隔管制セ
ンター１０には、故障信号を受信したり指令信号を送信
したりする信号受発信装置１０ａと、ビル監視装置９か
ら発報された故障信号を解析して発生した故障の状況を
把握する故障情報解析手段１０ｂと、故障信号が発報さ
れた顧客ビル８の所在地近傍の地図に移動電話機５〜７
の位置を表示して遠近関係が検索可能な位置検索表示手
段１０ｃとが備えられている。そして、この遠隔管制セ
ンター１０は、顧客ビル８のビル監視装置９から故障信
号が発報されると、位置検索表示手段１０ｃにより、各
保全技術員の所持する移動電話機５〜７のうち該ビル８
の最も近くに位置する移動電話機を検索し、その移動電
話機に対し、故障情報解析手段１０ｂにより故障信号を
解析して得た保全情報を、公衆電話回線網４および移動
電話回線網３を介して自動的に通報するようになってい
る。
に基づいて説明する。同図において、符号１で総括的に
示すビル設備機器用保全情報自動通報システムは、移動
電話回線網３の各基地局２に無線で接続されて複数の保
全技術員（図示せず）にそれぞれ所持されるＰＨＳ等の
移動電話機５，６，７と、監視対象となる顧客ビル８に
設置されて該ビル８のエレベータ等の設備機器が故障し
た際に故障信号を発報するビル監視装置９と、各顧客ビ
ル８とは離れた場所に設置されてビル監視装置９からの
故障信号を公衆電話回線網４を介して受信する遠隔管制
センター１０と、この管制センター１０に接続された端
末情報処理装置（図示せず）が設置されている営業所１
１とによって、概略構成されている。また、遠隔管制セ
ンター１０には、故障信号を受信したり指令信号を送信
したりする信号受発信装置１０ａと、ビル監視装置９か
ら発報された故障信号を解析して発生した故障の状況を
把握する故障情報解析手段１０ｂと、故障信号が発報さ
れた顧客ビル８の所在地近傍の地図に移動電話機５〜７
の位置を表示して遠近関係が検索可能な位置検索表示手
段１０ｃとが備えられている。そして、この遠隔管制セ
ンター１０は、顧客ビル８のビル監視装置９から故障信
号が発報されると、位置検索表示手段１０ｃにより、各
保全技術員の所持する移動電話機５〜７のうち該ビル８
の最も近くに位置する移動電話機を検索し、その移動電
話機に対し、故障情報解析手段１０ｂにより故障信号を
解析して得た保全情報を、公衆電話回線網４および移動
電話回線網３を介して自動的に通報するようになってい
る。
【００１１】例えば、いま、ある顧客ビル８のビル監視
装置９から遠隔管制センター１０へ故障信号が発報され
て、位置検索表示手段１０ｃにより移動電話機５が該ビ
ル８の最も近くに位置することが判明したなら、遠隔管
制センター１０は、該ビル８の住所、名称、管理番号
や、故障の状況、対応措置などを、保全情報として移動
電話機５に自動通報する。そして、この移動電話機５を
所持する保全技術員が、故障発生現場へ出向いて業務を
遂行することが可能であるならば、移動電話機５から所
定の応答信号（故障発生現場へ急行する旨を示すサイ
ン）を遠隔管制センター１０に送信したうえで、該ビル
８へ急行し、故障したビル設備機器の復旧等の保全作業
を行う。
装置９から遠隔管制センター１０へ故障信号が発報され
て、位置検索表示手段１０ｃにより移動電話機５が該ビ
ル８の最も近くに位置することが判明したなら、遠隔管
制センター１０は、該ビル８の住所、名称、管理番号
や、故障の状況、対応措置などを、保全情報として移動
電話機５に自動通報する。そして、この移動電話機５を
所持する保全技術員が、故障発生現場へ出向いて業務を
遂行することが可能であるならば、移動電話機５から所
定の応答信号（故障発生現場へ急行する旨を示すサイ
ン）を遠隔管制センター１０に送信したうえで、該ビル
８へ急行し、故障したビル設備機器の復旧等の保全作業
を行う。
【００１２】このように、顧客ビル８の設備機器に故障
が発生してビル監視装置９により故障信号が遠隔管制セ
ンター１０へ通報されたとき、この管制センター１０か
ら営業所１１等を経由せずに直接、故障発生現場の最も
近くにいる保全技術員に対して保全情報が自動通報され
るようになっていると、情報の伝達が迅速かつ正確に行
えるので、例えばエレベータの閉じ込め事故が発生した
場合には、通報を受けてから極めて短時間のうちに乗客
の救出作業を開始することができるなど、素早く的確な
対応が可能となる。
が発生してビル監視装置９により故障信号が遠隔管制セ
ンター１０へ通報されたとき、この管制センター１０か
ら営業所１１等を経由せずに直接、故障発生現場の最も
近くにいる保全技術員に対して保全情報が自動通報され
るようになっていると、情報の伝達が迅速かつ正確に行
えるので、例えばエレベータの閉じ込め事故が発生した
場合には、通報を受けてから極めて短時間のうちに乗客
の救出作業を開始することができるなど、素早く的確な
対応が可能となる。
【００１３】また、もしも最初に保全情報を自動通報し
た移動電話機５を所持する保全技術員が何らかの理由で
故障発生現場へ急行できないときには、移動電話機５か
ら遠隔管制センター１０へ前記応答信号が送信されない
ので、その場合、管制センター１０では、移動電話機５
に次いで故障発生現場の近くに位置する移動電話機を検
索し、その移動電話機（例えば電話機６）を所持する保
全技術員に保全情報を自動通報するようになっている。
したがって、実際に保全作業を行うことが可能で、かつ
故障発生現場へ最短時間で到着するとみなせる保全技術
員を、常に的確に選択することができる。
た移動電話機５を所持する保全技術員が何らかの理由で
故障発生現場へ急行できないときには、移動電話機５か
ら遠隔管制センター１０へ前記応答信号が送信されない
ので、その場合、管制センター１０では、移動電話機５
に次いで故障発生現場の近くに位置する移動電話機を検
索し、その移動電話機（例えば電話機６）を所持する保
全技術員に保全情報を自動通報するようになっている。
したがって、実際に保全作業を行うことが可能で、かつ
故障発生現場へ最短時間で到着するとみなせる保全技術
員を、常に的確に選択することができる。
【００１４】なお、本実施形態では、遠隔管制センター
１０が、移動電話機５〜７に通報した保全情報と同様の
情報を、故障信号が発報された顧客ビル８を管轄する営
業所１１にもファックス等で送信するようにしている。
また、故障発生現場へ向かった保全技術員の作業進捗状
況を把握するため、本実施形態では遠隔管制センター１
０が、その保全技術員から移動電話機を介して作業の節
目ごとに所定のサイン情報（「故障発生現場へ到着した
サイン」や「故障した設備機器に対する処置が完了した
サイン」など）を受け取って表示するとともに、これら
のサイン情報を管轄の営業所１１へファックス等で送信
するようにしている。したがって、遠隔管制センター１
０のみならず管轄の営業所１１においても、発生した故
障の状況や保全技術員による作業進捗状況等を的確に把
握することができる。
１０が、移動電話機５〜７に通報した保全情報と同様の
情報を、故障信号が発報された顧客ビル８を管轄する営
業所１１にもファックス等で送信するようにしている。
また、故障発生現場へ向かった保全技術員の作業進捗状
況を把握するため、本実施形態では遠隔管制センター１
０が、その保全技術員から移動電話機を介して作業の節
目ごとに所定のサイン情報（「故障発生現場へ到着した
サイン」や「故障した設備機器に対する処置が完了した
サイン」など）を受け取って表示するとともに、これら
のサイン情報を管轄の営業所１１へファックス等で送信
するようにしている。したがって、遠隔管制センター１
０のみならず管轄の営業所１１においても、発生した故
障の状況や保全技術員による作業進捗状況等を的確に把
握することができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明によるビル設備機器用保全情報自
動通報システムは、以上説明したような形態で実施さ
れ、以下に記載されるような効果を奏する。
動通報システムは、以上説明したような形態で実施さ
れ、以下に記載されるような効果を奏する。
【００１６】顧客ビルの設備機器に故障が発生してビル
監視装置により故障信号が遠隔管制センターへ通報され
ると、この管制センターから営業所等を経由せずに直
接、故障信号が発報された顧客ビルへ最短時間で到着す
るとみなせる保全技術員に対して、故障信号に基づく保
全情報が自動通報されるようになっているので、情報の
伝達が迅速かつ正確に行え、故障した設備機器の復旧作
業や乗客の救出作業などを素早く的確に行うことができ
る。
監視装置により故障信号が遠隔管制センターへ通報され
ると、この管制センターから営業所等を経由せずに直
接、故障信号が発報された顧客ビルへ最短時間で到着す
るとみなせる保全技術員に対して、故障信号に基づく保
全情報が自動通報されるようになっているので、情報の
伝達が迅速かつ正確に行え、故障した設備機器の復旧作
業や乗客の救出作業などを素早く的確に行うことができ
る。
【図１】本発明の一実施形態のシステム構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
１ ビル設備機器用保全情報自動通報システム ２ 基地局 ３ 移動電話回線網 ４ 公衆電話回線網 ５，６，７ 移動電話機 ８ 顧客ビル ９ ビル監視装置 １０ 遠隔管制センター １０ａ 信号受発信装置 １０ｂ 故障情報解析手段 １０ｃ 位置検索表示手段 １１ 営業所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｑ 9/00 ３１１ Ｈ０４Ｂ 7/26 １０６Ｚ
Claims (3)
- 【請求項１】 移動電話回線網の基地局に無線で接続さ
れて複数の保全技術員にそれぞれ所持される移動電話機
と、監視対象となる顧客ビルに設置されて該ビルの設備
機器が故障した際に故障信号を発報するビル監視装置
と、前記顧客ビルとは離れた場所に設置されて公衆電話
回線網を介して前記故障信号を受信する遠隔管制センタ
ーとを備え、この遠隔管制センターが、業務遂行可能と
判定した前記保全技術員の所持する前記移動電話機のう
ち前記故障信号が発報された顧客ビルの最も近くに位置
する移動電話機を検索し、その移動電話機に該故障信号
に基づく保全情報を自動通報するように構成したことを
特徴とするビル設備機器用保全情報自動通報システム。 - 【請求項２】 前記遠隔管制センターが、前記故障信号
を解析して、該故障信号が発報された顧客ビルの住所、
名称、管理番号、および発生した故障の状況等を含む前
記保全情報を作成するように構成したことを特徴とする
請求項１記載のビル設備機器用保全情報自動通報システ
ム。 - 【請求項３】 前記遠隔管制センターが、前記保全情報
を通報した移動電話機から所定の応答信号が送信されな
い場合、該移動電話機を所持する前記保全技術員を業務
遂行不能と判定するとともに、前記故障信号が発報され
た顧客ビルまでの距離が該移動電話機に次いで近い移動
電話機を検索し、その移動電話機に前記保全情報を自動
通報するように構成したことを特徴とする請求項１もし
くは２記載のビル設備機器用保全情報自動通報システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9252305A JPH1198278A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ビル設備機器用保全情報自動通報システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9252305A JPH1198278A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ビル設備機器用保全情報自動通報システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1198278A true JPH1198278A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17235410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9252305A Pending JPH1198278A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ビル設備機器用保全情報自動通報システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1198278A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002015143A1 (fr) * | 2000-08-17 | 2002-02-21 | Future Amenity Line Kabushiki Kaisha | Systeme de securite utilisant une communication bidirectionnelle, notamment sur l'internet |
| KR20030015925A (ko) * | 2001-08-18 | 2003-02-26 | 이종구 | 무선 인터넷을 이용한 원격지 관리대상장치의 상태감시/제어 시스템 및 방법 |
| JP2005102239A (ja) * | 2004-10-07 | 2005-04-14 | Hitachi Ltd | 情報配信サーバ、監視センタサーバ、および、保守員端末 |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP9252305A patent/JPH1198278A/ja active Pending
Cited By (3)
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