JPH1197404A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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JPH1197404A
JPH1197404A JP25048397A JP25048397A JPH1197404A JP H1197404 A JPH1197404 A JP H1197404A JP 25048397 A JP25048397 A JP 25048397A JP 25048397 A JP25048397 A JP 25048397A JP H1197404 A JPH1197404 A JP H1197404A
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processing
substrate
processing tank
liquid
volume
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JP25048397A
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English (en)
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Koji Kizaki
幸治 木▲崎▼
Yoshio Matsumura
吉雄 松村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を浸漬処理するために大量の処理液を必
要とせず、コストの低減を図ること。 【解決手段】 処理対象の基板Wが所定の位置に搬送さ
れると、管42を介してエアを処理槽30側に供給す
る。管42よりエアを供給することにより、膨張収縮膜
55が膨張し、樹脂プレート54が基板Wに近接する状
態となる。このように、膨張収縮膜55が膨張し、樹脂
プレート54の基板Wへの接近に伴って、処理槽30の
実質的な容積が減少する。膨張収縮膜55は処理液70
が浸透しない材質で形成されているため、膨張収縮膜5
5が膨張することによって処理槽30の容積が減少する
と、処理液70の液面が上昇する。この液面の上昇する
位置を基板Wの上端よりも上方の位置となるようにすれ
ば、少量の処理液でも基板Wの全面が処理液70に触れ
るため、基板Wの浸漬処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体基板,液
晶用ガラス基板などの薄板状の精密基板(以下、単に
「基板」という)を製造する際に処理液を用いて基板に
対して所定の処理を施す基板処理装置および基板処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような基板を製造する過程におい
て純水や種々の薬液が処理液として使用されている。そ
して、これら処理液を使用する処理の一つとして、基板
の浸漬処理が挙げられる。この基板の浸漬処理は、処理
槽の内部に所定量の処理液を入れ、その処理液中に基板
を浸漬させることによって基板に対して現像や洗浄など
の所定の処理を行うものである。
【0003】従来において基板の浸漬処理を行う基板処
理装置は、処理槽の内部に基板全体を浸すのに十分な量
の処理液を収容している。そして基板搬送ロボットが基
板を把持した状態で処理槽内の処理液中に進入し、基板
を処理液に浸漬させるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の基
板の浸漬処理を行う基板処理装置において基板を処理槽
に搬入する際に、基板搬送ロボットが基板を把持した状
態で進入するため、処理槽は、基板搬送ロボットが基板
の搬送動作を行うことができるように十分な広さを確保
することが必要となる。
【0005】従って、従来の基板処理装置では、処理槽
を大きくしなければならず、処理槽内部の容積も大きく
なっていた。そして処理槽の容積が大きいため、基板を
浸漬処理する際に処理液が大量に必要となり、コストが
非常に高いという問題が生じていた。
【0006】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、基板を浸漬処理するために大量の処理液を
必要とせず、コストを低減することが可能な基板処理装
置および基板処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、処理対象の基板を処理液に浸漬させて所定の処理を
行う装置であって、(a)内部に処理液を収容し、基板に
浸漬処理を施す処理槽と、(b)前記処理槽の内部で基板
を保持する基板保持手段と、(c)前記処理槽の内部の容
積を可変する容積可変手段とを備えている。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の装置において、前記容積可変手段は、膨張収縮するこ
とにより前記容積を可変することを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の装置において、前記容積可変手段は、(c-1)立体成型
されたプレート部材と、(c-2)前記処理槽の内部に対し
て前記プレート部材を進退駆動させる駆動手段とを備え
ている。
【0010】請求項4に記載の発明は、処理対象の基板
を処理液に浸漬させて所定の処理を行う方法であって、
(a)基板を処理槽の内部の液面よりも上方の位置に基板
を収容する工程と、(b)前記処理槽の内部の容積を減少
させることにより前記処理液の液面を上昇させて前記基
板を前記処理液に浸漬させる工程とを有している。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の方法において、さらに、(c)前記処理槽の内部の容積
を増大させることにより前記処理液の液面を下降させて
前記基板を前記処理液の液面よりも上方に位置させる工
程を有している。
【0012】請求項6に記載の発明は、処理対象の基板
を処理液に浸漬させて所定の処理を行う方法であって、
(a)基板を処理槽の内部に収容する工程と、(b)前記処理
槽の内部の容積を減少させる工程と、(c)前記処理槽へ
処理液を供給して前記基板を処理液に浸漬させる工程
と、(d)前記処理槽から処理液を排出する工程と、(e)前
記処理槽の内部の容積を増大させる工程と、(f)前記基
板を処理槽の内部から搬出する工程とを有している。
【0013】
【発明の実施の形態】
<1.装置の全体構成>まず、この発明の実施の形態に
おける基板処理装置の全体構成について説明する。図1
は、この発明の実施の形態における基板処理装置100
の全体構成図である。図1に示すように、カセット載置
台101の上に複数枚の基板Wが収納されたカセットC
が複数個が載置される。そして、インデクサロボットI
Rが基板Wを1枚ずつ取り出し、基板搬送ロボットTR
との受け渡しを行う受渡部102に搬送する。基板搬送
ロボットTRは、受渡部102から基板Wを1枚ずつ受
け取り、複数の処理槽で構成される処理部110に基板
Wを順次に搬送する。複数の処理槽には、現像液や洗浄
液などの種々の処理液が収容されており、各処理槽で基
板Wに対する浸漬処理が行われる。そして、処理部11
0の全ての処理槽で所定の浸漬処理が終了すると、基板
搬送ロボットTRは、図示しない後段の処理部等とのイ
ンターフェイス部分となる受渡部103に基板Wを搬送
する。
【0014】<2.基板搬送ロボットの構成>次に、基
板搬送ロボットTRについて説明する。図2は、基板搬
送ロボットTRを示す斜視図である。
【0015】図2の基板搬送ロボットTRは、搬送アー
ム11をX軸およびZ軸に沿って移動させることが可能
なように構成されている。X軸方向の移動は、ボールネ
ジ16を回転させることによりX軸方向に設けられたガ
イドレール17に沿って基台19が移動する。また、Z
軸方向の移動は、基台19上にのモータ18の駆動によ
りボールネジ15が回転し、このボールネジ15の回転
に伴って搬送アーム11がY軸方向に伸びた状態で上昇
又は下降することが可能なように構成されている。
【0016】また、搬送アーム11の先端部にはシリン
ダ21,22が設けられており、各シリンダ21,22
にはフィンガ12,13が連接されている。そして、シ
リンダ21を動作させることによりフィンガ12をZ軸
に沿って上昇および下降させることができ、シリンダ2
2を動作させることによりフィンガ13をZ軸に沿って
上昇および下降させることができる。各フィンガ12,
13の先端部には、基板Wを把持するための保持部材1
4が取り付けられており、フィンガ12の保持部材14
が基板Wの下部を保持し、フィンガ13の保持部材14
が基板Wの上部の2点を保持するように構成されてい
る。
【0017】図2に示す基板搬送ロボットTRは、上記
のように動作し、基板WをZ軸方向に立てた(縦姿勢)
状態で搬送するものである。
【0018】<3.処理槽の構成および動作>次に、処
理対象の基板を処理液中に浸漬させる処理槽について説
明する。図3は、処理槽の構成を示す図である。図3に
示すように処理槽30には、槽内に処理液を供給したり
槽内の処理液を排液したりするため管41と、処理槽3
0に対してエアを供給したり、供給されたエアを排気す
るための管42とが設けられている。
【0019】処理液のための管41は、処理液が供給さ
れる経路と処理液を排出する経路とに分岐している。そ
して、処理液が供給される経路には、ポンプ32とフィ
ルタ33とバルブ34とが設けられている。バルブ34
を開き、ポンプ32が作動することによって、図示しな
い処理液供給源から処理液が処理槽30に供給される。
なお、フィルタ33によって処理液中の不純物が除去さ
れる。また、処理液を排出する経路には、バルブ35が
設けられており、バルブ35を開くことによって処理槽
中の処理液を排液することができる。
【0020】エアの供給・排気のための管42には、処
理槽30に対してエアを供給又は排出するための給排ポ
ンプ31が設けられている。この給排ポンプ31を動作
させることにより、処理槽30側にエアを供給したり、
又は処理槽30側からエアを排出させたりすることが可
能となっている。
【0021】処理槽30の内部において基板を支持する
機構について説明する。図4は、処理槽30の内部にお
いて基板を支持する機構を示す図である。処理槽30の
内部には突起部51が設けられており、突起部51に複
数の保持ローラ52が取り付けられている。当該保持ロ
ーラ52は処理槽30内で基板を保持する基板保持手段
として機能し、基板Wは、基板搬送ロボットTRによっ
て槽内に搬送されると、保持ローラ52によって縦姿勢
で保持される。
【0022】図4には、基板搬送ロボットTRのフィン
ガ12,13が処理槽30内に基板を搬送した状態を示
しており、フィンガ12,13が保持ローラ52に基板
Wを渡すと、フィンガ12はシリンダ駆動により下方向
(−Z方向)に動作し、フィンガ13はシリンダ駆動に
より上方向(Z方向)に動作する。
【0023】次に、処理槽30の平面図により処理槽3
0の動作について説明する。図5乃至図8は、処理槽3
0の平面断面図である。図5は、基板搬送ロボットが処
理対象の基板を処理槽30内に搬送する前の段階を示し
ている。
【0024】図5に示すように、処理槽30の内部で基
板を保持する保持ローラ52にはV字状の溝が形成され
ており、このV字溝に基板を挿入することにより、処理
槽30内で基板を縦姿勢で保持することが可能となって
いる。また、処理槽30の側面には上述のように給排ポ
ンプによって制御されるエアを流通させるための管42
が設けられている。また、処理槽30の内部において、
収容される基板の基板面と平行となる処理槽の側面の内
側には、それぞれ樹脂プレート54が設けられている。
この樹脂プレート54には処理液が浸透しない材質で形
成されたゴム状又は布状の膨張収縮膜55が貼り付けら
れている。従って、処理槽30内の処理液は膨張収縮膜
55よりも外側には流出しない構成となっている。
【0025】そして、図5に示す状態では、給排ポンプ
によりエアが処理槽30側から排出されている。従っ
て、膨張収縮膜55は、内部エアの圧力低下に伴って、
処理槽30の内壁に吸い寄せられる形態となり、収縮す
る。このとき、図5に示すように樹脂プレート54も処
理槽30の内壁と密着した状態となる。そしてこの状態
で、処理対象の基板Wを把持した基板搬送ロボットのフ
ィンガ12,13が処理槽30内に進入し、基板Wを保
持ローラ52のV字溝に挿入する。
【0026】そして、基板Wを保持ローラ52に渡す
と、フィンガ12,13は(−X)方向に移動して図6
に示すような状態となる。この状態でフィンガ12,1
3はZ軸方向に移動して処理槽30の内部から退避し
て、図7に示すような状態となる。
【0027】そして、この図7に示す状態で、給排ポン
プにより管42を介してエアを処理槽30側に供給す
る。すると、膨張収縮膜55は、内部エアの圧力上昇に
伴って、処理槽30の内部において膨張する。そして、
この膨張に伴って、樹脂プレート54も基板W側に移動
する。この状態が図8に示す状態を示している。
【0028】図8に示すように膨張収縮膜55が膨張し
た場合、樹脂プレート54が基板Wと接触して基板Wを
破損しないようにするために、膨張ストッパ60が設け
られている。膨張ストッパ60は、糸状のものが複数設
けられており、それぞれ処理槽30の内壁と樹脂プレー
ト54とに接続されている。これにより、給排ポンプに
より管42を介してエアを処理槽30側に供給しても、
樹脂プレート54が基板Wに接触することがなく、基板
Wを破損しないとともに、基板Wの表面に対して処理液
を略均等に接触させることができる。
【0029】そして、基板Wに対する浸漬処理が終了す
ると、再び給排ポンプにより管42を介してエアを処理
槽30側から排出する。これにより、膨張収縮膜55は
収縮するとともに、樹脂プレート54も処理槽30の内
壁と略密着した状態となり、図7に示すような状態に戻
る。この状態で、基板搬送ロボットのフィンガ12,1
3が処理槽30内に進入し、所定の浸漬処理の終了した
基板Wを搬出する。
【0030】上記図7,図8で示した内容を処理槽30
の側面から観た状態を、図9,図10に示す。図9は、
上記図7と同一の状態を側面断面図で示した図であり、
図10は、上記図8と同一の状態を側面断面図で示した
図である。
【0031】まず、図9に示す状態では、管42を介し
てエアが処理槽30側から排出されるため、膨張収縮膜
55は収縮し、樹脂プレート54は処理槽30の内壁に
略密着した状態となっている。このとき、基板Wに対し
て処理を施すための処理液70は、図9に示すように処
理槽30の下部に収容されており、その液面は、基板W
の下端よりも下方に位置するようになっている。従っ
て、図9のように基板Wが処理槽30内に搬入されただ
けの状態では、未だ基板Wに対する浸漬処理は開始され
ていない。
【0032】そして、この図9に示す状態から管42を
介してエアを処理槽30側に供給し、図10に示すよう
な状態とする。すなわち、管42よりエアを供給するこ
とにより、膨張収縮膜55が膨張し、樹脂プレート54
が基板Wに近接する状態となる。このように、膨張収縮
膜55が膨張し、樹脂プレート54が基板Wに対して接
近するに伴って、処理槽30の実質的な容積が減少す
る。上記のように膨張収縮膜55は処理液70が浸透し
ない材質で形成されているため、膨張収縮膜55が膨張
することによって処理槽30の容積が減少すると、処理
液70の液面が上昇する。この液面の上昇する位置を図
10に示すように基板Wの上端よりも上方の位置となる
ようにすれば、基板Wの全面が処理液70に触れるた
め、基板Wの浸漬処理を行うことができる。
【0033】そして、基板Wの全面が処理液70に浸漬
した状態で所定時間経過すると、所定の浸漬処理が終了
したことになり、管42を介してエアを処理槽30側か
ら排出することにより、膨張収縮膜55を収縮させて処
理槽30の容積を増大させ、処理液70の液面を低下さ
せて基板Wを処理液中から開放する。
【0034】また、膨張収縮膜55の膨張する速度を高
速にすると、処理液70の液面も高速に上昇し、基板W
の全体が略同時に処理液に触れ、浸漬処理が開始され
る。そして、処理終了時には、膨張収縮膜55を高速に
収縮させると、処理液70の液面も高速に下降し、基板
Wの全体が略同時に処理液70の外部に取り出され、基
板Wに対する処理が終了する。従って、膨張収縮膜55
の膨張・収縮する際の速度を速くするのに従って、基板
Wに対する処理ムラの低減を行うことができる。
【0035】このように、この実施の形態では、膨張収
縮膜55が膨張又は収縮することにより、処理槽30の
内部の容積を可変する容積可変手段として機能する。そ
して、処理槽30の内部の容積を可変することにより、
処理液の液面を上昇させたり下降させたりすることがで
き、少量の処理液でも液面を上昇させることによって基
板Wに対する浸漬処理を行うことができる。従って、こ
の実施の形態に示した基板処理装置では、基板Wの処理
槽30への搬入搬出を容易にすることができ、且つ大量
の処理液を必要とせず、コストの低減を図ることができ
る。
【0036】なお、以上に説明した動作による方法で
は、あらかじめ処理槽30の内部に処理液を収容してお
き、処理槽30の内部の容積を増大または減少させるこ
とで処理液の液面を上昇または下降させることにより、
基板Wの処理液への浸漬を制御していたが、上記の装置
を用いて他の方法で処理を行うことができる。すなわ
ち、あらかじめ管42を介してエアが処理槽30側から
排出された状態として樹脂プレート54を処理槽30の
内壁に略密着した状態とし、かつ処理槽30から処理液
を完全に排出しておく。そして、基板搬送ロボットTR
によって基板Wを処理槽30の内部に収容する。次に、
管42を介してエアを処理槽30側へ供給し、膨張収縮
膜55を膨張させて処理槽30の内部の容積を減少させ
る。そしてその後にバルブ34を開いて処理槽30へ処
理液を供給して基板Wを処理液に浸漬させる。このと
き、処理槽30の容積は既に小さくなっているから、少
量の処理液を供給するだけで基板Wは完全に処理液に浸
漬されて処理液の消費が少なくてすむと共に、短時間で
基板W全体が浸漬されて処理ムラが抑制される。
【0037】そして、処理が終了すると、バルブ35を
開き、処理槽30から処理液を排出する。処理液が排出
されると、管42を介してエアを処理槽30側から排出
し、樹脂プレート54を処理槽30の内壁に略密着した
状態として処理槽30の内部の容積を増大させる。しか
る後に、基板搬送ロボットTRにより基板Wを処理槽3
0の内部から搬出する。この方法によっても、同様に、
基板Wの処理槽30への搬入搬出を容易にすることがで
きるとともに、大量の処理液を必要とせず、コストの低
減を図ることができる。
【0038】<4.変形例>この発明は、上記説明した
内容以外にも、図11,図12に示すような処理槽30
にも適用することができる。すなわち、図11,図12
に示す処理槽30は、容積可変手段として膨張収縮する
機構ではなく、所定の容積を規定するように立体成型さ
れたプレート部材85を処理槽30の内部に押し出すよ
うな機構が採用されている。そして図11は処理槽30
の容積が大きい状態を示し、図12は処理槽30の容積
を低下させた状態を示している。
【0039】まず、図11に示すように、処理槽30の
下部に処理液70を収容する。なお、処理液70の量
は、液面が基板Wの下端よりも下方となる程度の少量と
する。そして、この状態で、処理槽30の内壁に設けら
れた2つのプレート部材85を処理槽30の内部側にそ
れぞれ押し出す。この押し出しの動作は、プレート部材
85の外側に設けられたシリンダ81によって行われ
る。すなわち、シリンダ81が駆動することによって、
シリンダロッド82が伸び、プレート部材85が処理槽
30の内部側に移動し、処理槽30の容積が小さくな
る。この状態が、図12に示す状態である。
【0040】図12に示すように、シリンダロッド82
が伸び処理槽30の容積が減少すると、処理液70の液
面が上昇し、基板Wの上端よりも上方に位置するように
なる。この状態では、基板Wの全体が処理液70に触れ
るため、基板Wの浸漬処理を行うことができる。そし
て、所定の時間が経過すると、シリンダ81を上記と逆
方向に駆動し、プレート部材85を退避させ、処理槽3
0の容積を再び増大させる。これにより、基板Wが処理
液70から開放され、浸漬処理が終了する。
【0041】この図11,図12に示す処理槽30にお
いてもシリンダ81の駆動を高速にすると、処理液70
の液面も高速に上昇又は下降し、基板Wの全体が略同時
に処理液70に触れたり、処理液70から開放されたり
する。従って、膨張収縮膜55の膨張・収縮する際の速
度を速くするのに従って、基板Wに対する処理ムラの低
減を行うことができる。
【0042】このように、この実施の形態の変形例にお
いては、シリンダ81の駆動によるプレート部材85が
処理槽30の内部の容積を可変する容積可変手段として
機能する。そして処理槽30の内部の容積を可変するこ
とにより、処理液の液面を上昇させたり下降させたりす
ることができ、少量の処理液でも液面を上昇させること
などによって基板Wに対する浸漬処理を行うことができ
る。従って、この実施の形態の変形例に示した処理槽3
0を適用した基板処理装置でも、大量の処理液を必要と
せず、コストの低減を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、内部に処理液を収容し、基板に浸漬処理
を施す処理槽と、処理槽の内部で基板を保持する基板保
持手段と、処理槽の内部の容積を可変する容積可変手段
とを備えるため、処理槽への基板の搬入搬出時には処理
槽の容積を増大させて搬入搬出動作を容易に行うことが
でき、また処理時においては処理槽の容積を減少させて
少量の処理液でも基板を浸漬させることができ、大量の
処理液を必要とせず、コストの低減を図ることができ
る。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、容積可変
手段は膨張収縮することにより処理槽の内部の容積を可
変するものであるため、処理槽への基板の搬入搬出時に
は処理槽の容積を増大させて搬入搬出動作を容易に行う
ことができ、また処理時においては処理槽の容積を減少
させて少量の処理液でも基板を浸漬させることができ、
基板に対する浸漬処理を行うことができる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、容積可変
手段は、立体成型されたプレート部材と、処理槽の内部
に対してプレート部材を進退駆動させる駆動手段とを備
えるため、プレート部材を進退駆動させることによって
処理槽の内部の容積を可変させることができ、この容積
の変化に伴って、処理槽への基板の搬入搬出時には処理
槽の容積を増大させて搬入搬出動作を容易に行うことが
でき、また処理時においては処理槽の容積を減少させて
少量の処理液でも基板を浸漬させることができ、基板に
対する浸漬処理を行うことができる。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、基板を処
理槽の内部の液面よりも上方の位置に基板を収容する工
程と、処理槽の内部の容積を減少させることにより処理
液の液面を上昇させて基板を処理液に浸漬させる工程と
を有するため、少量の処理液でも基板に対する浸漬処理
を開始することができる。
【0047】請求項5に記載の発明によれば、処理槽の
内部の容積を増大させることにより処理液の液面を下降
させて基板を処理液の液面よりも上方に位置させる工程
を有するため、基板に対する浸漬処理を終了することが
できる。
【0048】請求項6に記載の発明によれば、処理槽へ
の基板の搬入搬出時には処理槽の容積を増大させて搬入
搬出動作を容易に行うことができ、また処理時において
は処理槽の容積を減少させて少量の処理液でも基板を浸
漬させて処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における基板処理装置の
全体構成図である。
【図2】この発明の実施の形態における基板搬送ロボッ
トを示す斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態における処理槽の構成を
示す図である。
【図4】この発明の実施の形態における処理槽内部の基
板を支持する機構を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態における処理槽の平面断
面図である。
【図6】この発明の実施の形態における処理槽の平面断
面図である。
【図7】この発明の実施の形態における処理槽の平面断
面図である。
【図8】この発明の実施の形態における処理槽の平面断
面図である。
【図9】この発明の実施の形態における処理槽の側面断
面図である。
【図10】この発明の実施の形態における処理槽の側面
断面図である。
【図11】この発明の実施の形態における処理槽の変形
例を示す側面断面図である。
【図12】この発明の実施の形態における処理槽の変形
例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
12,13 フィンガ 30 処理槽 31 給排ポンプ 32 バルブ 33 フィルタ 34,35 バルブ 41,42 管 51 突起部 52 保持ローラ 54 樹脂プレート 55 膨張収縮膜 60 膨張ストッパ 70 処理液 81 シリンダ 85 プレート部材 TR 基板搬送ロボット W 基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/306 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象の基板を処理液に浸漬させて所
    定の処理を行う装置であって、 (a) 内部に処理液を収容し、基板に浸漬処理を施す処理
    槽と、 (b) 前記処理槽の内部で基板を保持する基板保持手段
    と、 (c) 前記処理槽の内部の容積を可変する容積可変手段
    と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 前記容積可変手段は、膨張収縮することにより前記容積
    を可変することを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、 前記容積可変手段は、 (c-1) 立体成型されたプレート部材と、 (c-2) 前記処理槽の内部に対して前記プレート部材を進
    退駆動させる駆動手段と、を備えることを特徴とする基
    板処理装置。
  4. 【請求項4】 処理対象の基板を処理液に浸漬させて所
    定の処理を行う方法であって、 (a) 基板を処理槽の内部の液面よりも上方の位置に基板
    を収容する工程と、 (b) 前記処理槽の内部の容積を減少させることにより前
    記処理液の液面を上昇させて前記基板を前記処理液に浸
    漬させる工程と、を有することを特徴とする基板処理方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、さら
    に、 (c) 前記処理槽の内部の容積を増大させることにより前
    記処理液の液面を下降させて前記基板を前記処理液の液
    面よりも上方に位置させる工程、を有することを特徴と
    する基板処理方法。
  6. 【請求項6】 処理対象の基板を処理液に浸漬させて所
    定の処理を行う方法であって、 (a) 基板を処理槽の内部に収容する工程と、 (b) 前記処理槽の内部の容積を減少させる工程と、 (c) 前記処理槽へ処理液を供給して前記基板を処理液に
    浸漬させる工程と、 (d) 前記処理槽から処理液を排出する工程と、 (e) 前記処理槽の内部の容積を増大させる工程と、 (f) 前記基板を処理槽の内部から搬出する工程と、を有
    することを特徴とする基板処理方法。
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