JPH1197090A - 部品取付部材 - Google Patents
部品取付部材Info
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- JPH1197090A JPH1197090A JP25330697A JP25330697A JPH1197090A JP H1197090 A JPH1197090 A JP H1197090A JP 25330697 A JP25330697 A JP 25330697A JP 25330697 A JP25330697 A JP 25330697A JP H1197090 A JPH1197090 A JP H1197090A
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- Japan
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- component mounting
- mounting member
- solder terminal
- solder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 板厚の厚いはんだ端子でも、組立作業性が良
好で、組立後の厚みが厚くならない部品取付部材を提供
する。 【解決手段】 はんだのつかない材料で構成される部品
取付部材において、部品取付部材1またははんだ端子2
の曲げ変形によりはんだ端子2が部品取付部材1に固着
されていることを特徴とする基板にはんだ付けされる部
品取付部材1。
好で、組立後の厚みが厚くならない部品取付部材を提供
する。 【解決手段】 はんだのつかない材料で構成される部品
取付部材において、部品取付部材1またははんだ端子2
の曲げ変形によりはんだ端子2が部品取付部材1に固着
されていることを特徴とする基板にはんだ付けされる部
品取付部材1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発熱部品を実装する
のに用いる放熱用の部品取付部材に関するものである。
のに用いる放熱用の部品取付部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、放熱部品用取付部材にはアルミニ
ウム等の熱効率に優れた部材が用いられてきた。しかし
ながら、アルミニウムははんだ付けできないため、アル
ミニウムを用いて部品取付板を構成する場合、部品取付
板を基板に結合するためには、ビスを用いて固着する
か、あるいは図11、図13に示すようにはんだ付可能
な部材をはんだ端子として用い、これを部品取付部材と
一体化して、部品取付板を構成していた。
ウム等の熱効率に優れた部材が用いられてきた。しかし
ながら、アルミニウムははんだ付けできないため、アル
ミニウムを用いて部品取付板を構成する場合、部品取付
板を基板に結合するためには、ビスを用いて固着する
か、あるいは図11、図13に示すようにはんだ付可能
な部材をはんだ端子として用い、これを部品取付部材と
一体化して、部品取付板を構成していた。
【0003】即ち、図11に示した従来例において、1
は部品取付部材、1aは位置決め用ダボ、1bはカシメ
用ダボ、2ははんだ端子、3は位置決め用U溝、4はカ
シメ用穴、5は基板はんだ付部、6は部品取付部材の基
板突当端面である。
は部品取付部材、1aは位置決め用ダボ、1bはカシメ
用ダボ、2ははんだ端子、3は位置決め用U溝、4はカ
シメ用穴、5は基板はんだ付部、6は部品取付部材の基
板突当端面である。
【0004】ここで、はんだ端子2は部品取付部材1の
位置決め用ダボ1aに位置決め用U溝2が嵌合し、カシ
メ用ダボ1bにカシメ用穴4が嵌合して位置が決まる。
その状態で、カシメ用ダボ1bを圧縮変形させ、図12
に示した断面図のように、はんだ端子2を部品取付部材
1に固着させる。
位置決め用ダボ1aに位置決め用U溝2が嵌合し、カシ
メ用ダボ1bにカシメ用穴4が嵌合して位置が決まる。
その状態で、カシメ用ダボ1bを圧縮変形させ、図12
に示した断面図のように、はんだ端子2を部品取付部材
1に固着させる。
【0005】また図13に示した従来例では、部品取付
板1に切り込みを入れて一部突き出して、鞍状突き出し
部7,8を形成し、それによって穴7a,8aを形成す
る。このように構成された部品取付部材1の穴7a,8
aにはんだ端子2を挿入し、鞍状突き出し部7および/
または8に力を加えて圧縮変形させ、はんだ端子2を部
品取付部材1に固着する。
板1に切り込みを入れて一部突き出して、鞍状突き出し
部7,8を形成し、それによって穴7a,8aを形成す
る。このように構成された部品取付部材1の穴7a,8
aにはんだ端子2を挿入し、鞍状突き出し部7および/
または8に力を加えて圧縮変形させ、はんだ端子2を部
品取付部材1に固着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では以下に述べるような欠点があった。
例では以下に述べるような欠点があった。
【0007】即ち、図11に示した従来例では、いわゆ
る半抜きと呼ばれる加工法によってダボを形成しなけれ
ばならないために、図12に示したようにダボの突き出
し高さtと同じ寸法だけ対応する部材の対向面がへこみ
凹部1cが形成される。従って、あまりダボの高さを高
くすると、へこみ量も大きくなるため、その部分の肉厚
が少なくなり、極端な場合は加工ができなくなり、そう
でなくとも肉厚が半分以下になってくると、板厚によっ
ては強度上問題がある。そのため板厚の厚いはんだ端子
を部品取付部材に固着することに一定の制限があった。
る半抜きと呼ばれる加工法によってダボを形成しなけれ
ばならないために、図12に示したようにダボの突き出
し高さtと同じ寸法だけ対応する部材の対向面がへこみ
凹部1cが形成される。従って、あまりダボの高さを高
くすると、へこみ量も大きくなるため、その部分の肉厚
が少なくなり、極端な場合は加工ができなくなり、そう
でなくとも肉厚が半分以下になってくると、板厚によっ
ては強度上問題がある。そのため板厚の厚いはんだ端子
を部品取付部材に固着することに一定の制限があった。
【0008】また図13に示した従来例では、鞍状突き
出し部を大きく加工し穴を大きくすれば、板厚の厚いは
んだ端子でも装着は可能であるが、はんだ端子を穴に挿
入して取付けるという方式のため組立作業性が悪く、さ
らに取り付けた後の厚みが厚くなってしまうという問題
があった。
出し部を大きく加工し穴を大きくすれば、板厚の厚いは
んだ端子でも装着は可能であるが、はんだ端子を穴に挿
入して取付けるという方式のため組立作業性が悪く、さ
らに取り付けた後の厚みが厚くなってしまうという問題
があった。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、板厚の
厚いはんだ端子でも、組立作業性が良好で、組立後の厚
みが厚くならない部品取付部材を提供することにある。
厚いはんだ端子でも、組立作業性が良好で、組立後の厚
みが厚くならない部品取付部材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者が研究を進めた
結果、曲げ変形等を利用することにより上記課題が解決
できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
結果、曲げ変形等を利用することにより上記課題が解決
できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は下記の部品取付部材に
関するものである。
関するものである。
【0012】請求項1に記載の発明は、はんだのつかな
い材料で構成される部品取付部材において、部品取付部
材またははんだ端子の曲げ変形によりはんだ端子が部品
取付部材に固着されていることを特徴とする基板にはん
だ付けされる部品取付部材に関するものである。
い材料で構成される部品取付部材において、部品取付部
材またははんだ端子の曲げ変形によりはんだ端子が部品
取付部材に固着されていることを特徴とする基板にはん
だ付けされる部品取付部材に関するものである。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、はんだ端子の側面の対向する箇所に切り欠き部を設
け、かつ、部品取付部材のはんだ端子取付箇所の切り欠
き部に対応する位置に部品取付部材から切り欠き部に入
る曲げ起し部を設け、該曲げ起こし部の曲げ変形により
はんだ端子が部品取付部材に固着されていることを特徴
とする部品取付部材に関するものである。
て、はんだ端子の側面の対向する箇所に切り欠き部を設
け、かつ、部品取付部材のはんだ端子取付箇所の切り欠
き部に対応する位置に部品取付部材から切り欠き部に入
る曲げ起し部を設け、該曲げ起こし部の曲げ変形により
はんだ端子が部品取付部材に固着されていることを特徴
とする部品取付部材に関するものである。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1におい
て、はんだ端子の対向する箇所にはんだ端子面に対し直
角方向に突き出し腕部を設け、部品取付部材のはんだ端
子取付位置の前記突き出し腕部に対応する位置に前記突
き出し腕部が嵌合する穴を設け、嵌合した突き出し腕部
の曲げ変形によりはんだ端子が部品取付部材に固着され
ていることを特徴とする部品取付部材に関するものであ
る。
て、はんだ端子の対向する箇所にはんだ端子面に対し直
角方向に突き出し腕部を設け、部品取付部材のはんだ端
子取付位置の前記突き出し腕部に対応する位置に前記突
き出し腕部が嵌合する穴を設け、嵌合した突き出し腕部
の曲げ変形によりはんだ端子が部品取付部材に固着され
ていることを特徴とする部品取付部材に関するものであ
る。
【0015】請求項4に記載の発明は、はんだのつかな
い材料で構成される部品取付部材において、部品取付部
材のはんだ端子取付部分に曲げ起しで形成した突き出し
腕部と係止爪部を設け、かつ、はんだ端子には、それと
対応する位置にはんだ端子が曲げ起し部に嵌合するよう
に穴部を設け、部品取付部材の突き出し腕部にはんだ端
子の穴部を嵌合させ、はんだ端子を回転させて係止爪部
で回転を記載して固着させたことを特徴とする基板には
んだ付けされる部品取付部材に関するものである。
い材料で構成される部品取付部材において、部品取付部
材のはんだ端子取付部分に曲げ起しで形成した突き出し
腕部と係止爪部を設け、かつ、はんだ端子には、それと
対応する位置にはんだ端子が曲げ起し部に嵌合するよう
に穴部を設け、部品取付部材の突き出し腕部にはんだ端
子の穴部を嵌合させ、はんだ端子を回転させて係止爪部
で回転を記載して固着させたことを特徴とする基板には
んだ付けされる部品取付部材に関するものである。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4におい
て、はんだ端子の穴部の部品取付部材と結合する側面を
くさび状に形成したことを特徴とする部品取付部材に関
するものである。
て、はんだ端子の穴部の部品取付部材と結合する側面を
くさび状に形成したことを特徴とする部品取付部材に関
するものである。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項5におい
て、くさび形状が部品取付部材と対向する面が他の面よ
り傾斜がゆるやかであることを特徴とする部品取付部材
に関するものである。
て、くさび形状が部品取付部材と対向する面が他の面よ
り傾斜がゆるやかであることを特徴とする部品取付部材
に関するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本出願に係わる請求項1記載の発
明は、部品取付部材またははんだ端子の曲げ変形を用い
て双方の結合を行なうことを特徴とする。即ち、部品取
付部材またははんだ端子に曲げ起し部分を形成し、そこ
に係合する部材を位置させ、再び曲げ起し部分を変形
し、固着する。従って、曲げ起し部の高さを十分高くと
れば、厚いはんだ端子も結合でき、また、従来例のよう
にはんだ端子を穴に挿入する構造ではないので組立性も
良い。
明は、部品取付部材またははんだ端子の曲げ変形を用い
て双方の結合を行なうことを特徴とする。即ち、部品取
付部材またははんだ端子に曲げ起し部分を形成し、そこ
に係合する部材を位置させ、再び曲げ起し部分を変形
し、固着する。従って、曲げ起し部の高さを十分高くと
れば、厚いはんだ端子も結合でき、また、従来例のよう
にはんだ端子を穴に挿入する構造ではないので組立性も
良い。
【0019】請求項2に記載の発明は、部品取付部材に
曲げ起し部を形成し、はんだ端子に曲げ起し部が係合す
る切り欠きを設けたことが特徴である。はんだ端子に設
ける切り欠き部は、はんだ端子の側面の対抗する箇所に
少なくとも2カ所設けることにより、はんだ端子は部品
取付部材に強固に固着することができる。請求項2に際
された発明の構成では、部品取付部材の曲げ起し部がは
んだ端子の切り欠きに係合し、位置決めされ、その状態
で曲げ起し部を曲げ変形させ、はんだ端子に力を加え、
固着を行なう。
曲げ起し部を形成し、はんだ端子に曲げ起し部が係合す
る切り欠きを設けたことが特徴である。はんだ端子に設
ける切り欠き部は、はんだ端子の側面の対抗する箇所に
少なくとも2カ所設けることにより、はんだ端子は部品
取付部材に強固に固着することができる。請求項2に際
された発明の構成では、部品取付部材の曲げ起し部がは
んだ端子の切り欠きに係合し、位置決めされ、その状態
で曲げ起し部を曲げ変形させ、はんだ端子に力を加え、
固着を行なう。
【0020】請求項3に記載の発明は、はんだ端子に曲
げ起し部である突き出し腕部を設け、部品取付部材の対
応する位置に嵌合穴を設けることを特徴とする。突き出
し腕部ははんだ端子面に対して直角に曲げ、部品取付部
材の嵌合穴に挿入する係合部とする。請求項3に記載の
発明の構成では、はんだ端子の突き出し腕部を部品取付
部材の嵌合穴に入れて、位置決めし、部品取付部材の裏
面に突出した突き出し腕部を曲げ変形させ、はんだ端子
の固着を行なう。
げ起し部である突き出し腕部を設け、部品取付部材の対
応する位置に嵌合穴を設けることを特徴とする。突き出
し腕部ははんだ端子面に対して直角に曲げ、部品取付部
材の嵌合穴に挿入する係合部とする。請求項3に記載の
発明の構成では、はんだ端子の突き出し腕部を部品取付
部材の嵌合穴に入れて、位置決めし、部品取付部材の裏
面に突出した突き出し腕部を曲げ変形させ、はんだ端子
の固着を行なう。
【0021】請求項4に記載の発明は、部品取付部材に
曲げ起し部を設け、はんだ端子には部品取付部材への正
規取付位置とは異なる位置で曲げ起し部に嵌合する穴を
設けることを特徴とする上記構成では、はんだ端子の嵌
合穴を曲げ起し部に嵌合させ、はんだ端子が部品取付部
材に接する状態で回転させ、正規位置に位置させる。そ
の時、曲げ起し部および嵌合穴は嵌合状態から異なる状
態となるため機械的変形を受け、その時発生する力によ
って、固着がなされるのである。
曲げ起し部を設け、はんだ端子には部品取付部材への正
規取付位置とは異なる位置で曲げ起し部に嵌合する穴を
設けることを特徴とする上記構成では、はんだ端子の嵌
合穴を曲げ起し部に嵌合させ、はんだ端子が部品取付部
材に接する状態で回転させ、正規位置に位置させる。そ
の時、曲げ起し部および嵌合穴は嵌合状態から異なる状
態となるため機械的変形を受け、その時発生する力によ
って、固着がなされるのである。
【0022】第5の発明は、第4の発明での嵌合穴の少
なくとも一部側面がくさびであることを特徴とする。上
記構成により、回転時双方の機械的変形がスムーズにな
おかつ、確実に行なわれることになる。
なくとも一部側面がくさびであることを特徴とする。上
記構成により、回転時双方の機械的変形がスムーズにな
おかつ、確実に行なわれることになる。
【0023】第6の発明では第5の発明のくさび形状を
アンバランスにすることが特徴である。上記構成によ
り、部品取付部材とはんだ端子の接触面側のくさびがゆ
るやかな傾斜であれば双方の部材は接触方向に力が働く
ことになり、より強い結合状態が得られることになる。
アンバランスにすることが特徴である。上記構成によ
り、部品取付部材とはんだ端子の接触面側のくさびがゆ
るやかな傾斜であれば双方の部材は接触方向に力が働く
ことになり、より強い結合状態が得られることになる。
【0024】
(第1の実施例)図1は本発明の特徴を最もよく表す図
であり、同図において、1は部品取付部材、2ははんだ
端子、9a,9b,10a,10bははんだ端子と部品
取付部材との結合に機能する切り欠き部、11a,11
b,12a,12bは部品取付部材1に設けられたはん
だ端子2の切り欠きと結合する曲げ起し部である。
であり、同図において、1は部品取付部材、2ははんだ
端子、9a,9b,10a,10bははんだ端子と部品
取付部材との結合に機能する切り欠き部、11a,11
b,12a,12bは部品取付部材1に設けられたはん
だ端子2の切り欠きと結合する曲げ起し部である。
【0025】図2は図1のように構成された部品取付部
材1とはんだ端子2を位置決めした状態であり、この状
態で、図に於ける力Fを矢印方向に加え曲げ起こし部を
曲げ変形させ、部品取付部材1とはんだ端子2の固着を
行なうのである。第1の実施例のように構成することに
より、はんだ端子の位置決めが容易であり、また、曲げ
起し部の高さを高くすれば厚いはんだ端子も固着するこ
とができる。
材1とはんだ端子2を位置決めした状態であり、この状
態で、図に於ける力Fを矢印方向に加え曲げ起こし部を
曲げ変形させ、部品取付部材1とはんだ端子2の固着を
行なうのである。第1の実施例のように構成することに
より、はんだ端子の位置決めが容易であり、また、曲げ
起し部の高さを高くすれば厚いはんだ端子も固着するこ
とができる。
【0026】(第2の実施例)図3は本発明の他の実施
例である。同図において、1は部品取付部材、2ははん
だ端子、13,14,15,16ははんだ端子に設けら
れた突き出し腕部、13a,14a,15a,16aは
突き出し腕部が端子面に対して直角に形成された部品取
付部材1に係合する部分(係合部)、17,18,1
9,20ははんだ端子の係合部13a,14a,15
a,16aが係合する部品取付部材1の係合穴である。
上記構成において、先ず突き出し腕部の係合部13a,
14a,15a,16aを係合穴17,18,19,2
0と合わせて、挿し込み、部品取付部材1とはんだ端子
2を接触位置決めする。その状態が図4に断面図で示さ
れる。次に図4矢印のように力Fを加え係合部を曲げ変
形して図5の状態として、はんだ端子2を部品取付部材
1に固着する。
例である。同図において、1は部品取付部材、2ははん
だ端子、13,14,15,16ははんだ端子に設けら
れた突き出し腕部、13a,14a,15a,16aは
突き出し腕部が端子面に対して直角に形成された部品取
付部材1に係合する部分(係合部)、17,18,1
9,20ははんだ端子の係合部13a,14a,15
a,16aが係合する部品取付部材1の係合穴である。
上記構成において、先ず突き出し腕部の係合部13a,
14a,15a,16aを係合穴17,18,19,2
0と合わせて、挿し込み、部品取付部材1とはんだ端子
2を接触位置決めする。その状態が図4に断面図で示さ
れる。次に図4矢印のように力Fを加え係合部を曲げ変
形して図5の状態として、はんだ端子2を部品取付部材
1に固着する。
【0027】(第3の実施例)図6は本発明の他の実施
例である。同図において1は部品取付部材、2ははんだ
端子、21は部品取付部材の曲げ起しで形成した突き出
し腕部、22,23は部品取付部材に設けられたはんだ
端子の回転防止用の位置決め突起、24は曲げ起し部2
1に嵌合する嵌合穴である。上記構成においてまず、図
6に示す部品取付部材1とはんだ端子2との位置関係で
曲げ起し部21に嵌合穴24を矢印A1方向に変位させ
て嵌合させ、次にはんだ端子2を部品取付部材1に相対
的に矢印R1 方向(又はその逆方向)に回転させる。
この時21の領域は24の回転軌跡内にあるので、回転
時双方が機械的に変形して力を生じ、その力で固着を行
なう。そして位置決め突起22と23の間にはんだ端子
2が収った時に正規位置となり回転が規制され、はんだ
素子2が部品取付部材1に固着される。
例である。同図において1は部品取付部材、2ははんだ
端子、21は部品取付部材の曲げ起しで形成した突き出
し腕部、22,23は部品取付部材に設けられたはんだ
端子の回転防止用の位置決め突起、24は曲げ起し部2
1に嵌合する嵌合穴である。上記構成においてまず、図
6に示す部品取付部材1とはんだ端子2との位置関係で
曲げ起し部21に嵌合穴24を矢印A1方向に変位させ
て嵌合させ、次にはんだ端子2を部品取付部材1に相対
的に矢印R1 方向(又はその逆方向)に回転させる。
この時21の領域は24の回転軌跡内にあるので、回転
時双方が機械的に変形して力を生じ、その力で固着を行
なう。そして位置決め突起22と23の間にはんだ端子
2が収った時に正規位置となり回転が規制され、はんだ
素子2が部品取付部材1に固着される。
【0028】(第4の実施例)図7は本発明の他の実施
例である。はんだ端子2に設けた穴部において、図9の
断面図に示したように、部品取付部材1の突き出し腕2
1と係合する穴部の側面25,26をくさび形状に形成
したため、はんだ端子2を突き出し腕部21に嵌合し
て、回転させると、くさび部分25,26が負荷となっ
て変形されるためよりシャープな変形をスムーズに行な
うことが出来る。
例である。はんだ端子2に設けた穴部において、図9の
断面図に示したように、部品取付部材1の突き出し腕2
1と係合する穴部の側面25,26をくさび形状に形成
したため、はんだ端子2を突き出し腕部21に嵌合し
て、回転させると、くさび部分25,26が負荷となっ
て変形されるためよりシャープな変形をスムーズに行な
うことが出来る。
【0029】(第5の実施例)図8は本発明の他の実施
例であり、図10の断面図から明らかなように、くさび
形状を非対称としたものである。すなわち、くさび形状
が部品取付部材と対向する面29,30が他の面27,
28より傾斜をゆるやかに形成していてくさび形状を非
対称としている。部品取付部材1とはんだ端子2の結合
させると、結合方向に力が発生する構造となっているた
め、より強固な圧接力が生じる。
例であり、図10の断面図から明らかなように、くさび
形状を非対称としたものである。すなわち、くさび形状
が部品取付部材と対向する面29,30が他の面27,
28より傾斜をゆるやかに形成していてくさび形状を非
対称としている。部品取付部材1とはんだ端子2の結合
させると、結合方向に力が発生する構造となっているた
め、より強固な圧接力が生じる。
【0030】以上のように部品取付部材を構成したこと
により、板厚の厚いはんだ端子であっても、組立性を損
なうことなく、部品取付部材にはんだ端子を取り付ける
ことが可能になり、概括的に組立性とはんだ端子の厚み
との適合性を両立させることが可能になった。
により、板厚の厚いはんだ端子であっても、組立性を損
なうことなく、部品取付部材にはんだ端子を取り付ける
ことが可能になり、概括的に組立性とはんだ端子の厚み
との適合性を両立させることが可能になった。
【0031】次に第1の実施例はその具体的な一形態を
与えているが、特に例えばコの字形状をしたような部品
取付部材の表面にはんだ端子を取り付ける場合に適切で
ある。
与えているが、特に例えばコの字形状をしたような部品
取付部材の表面にはんだ端子を取り付ける場合に適切で
ある。
【0032】第2の実施例は、第1の実施例を相補う形
態を提供するもので、例えばコの字形状をしたような部
品取付部材のコ字内面にはんだ端子を取り付けるのに適
切である。
態を提供するもので、例えばコの字形状をしたような部
品取付部材のコ字内面にはんだ端子を取り付けるのに適
切である。
【0033】第3の実施例は回転によって固着を行なう
ため、回転中心から遠い位置に力を作用させれば比較的
小さな力で固着作業ができ、より組立性の向上を図れこ
とができる。
ため、回転中心から遠い位置に力を作用させれば比較的
小さな力で固着作業ができ、より組立性の向上を図れこ
とができる。
【0034】第4の実施例は第3の実施例よりもさらに
組立性を改善するものであり、第5の実施例はそれらに
比べ、さらに確実な圧接を保証するものである。さらに
全体的に言えば、突き出し腕部の変形時必ず、接触方向
に力を発生させるように変形することが出来るので確実
な圧接が得られ、電気的な導通手段として良好に成立す
る。
組立性を改善するものであり、第5の実施例はそれらに
比べ、さらに確実な圧接を保証するものである。さらに
全体的に言えば、突き出し腕部の変形時必ず、接触方向
に力を発生させるように変形することが出来るので確実
な圧接が得られ、電気的な導通手段として良好に成立す
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品取付部材とはんだ端子との結合において、 1.はんだ端子の厚みへのすぐれた適応性がある。即
ち、厚いはんだ端子でも取付けが可能であり、 2.はんだ端子全体をせまい穴を通して組み立てる必要
なく、穴に通す場合も嵌合距離が短く組み立て易い、と
いう効果を有している。
部品取付部材とはんだ端子との結合において、 1.はんだ端子の厚みへのすぐれた適応性がある。即
ち、厚いはんだ端子でも取付けが可能であり、 2.はんだ端子全体をせまい穴を通して組み立てる必要
なく、穴に通す場合も嵌合距離が短く組み立て易い、と
いう効果を有している。
【0036】即ち、当初の目的であるはんだ端子厚みへ
の適合性と良好な組立性の両立が図れるという優れた効
果を持つ。
の適合性と良好な組立性の両立が図れるという優れた効
果を持つ。
【0037】さらに、請求項2に記載の発明では曲げ部
のある部品取付板の凸面側にはんだ端子を取り付けるの
に効果がある。
のある部品取付板の凸面側にはんだ端子を取り付けるの
に効果がある。
【0038】請求項3に記載の発明は請求項2に記載の
発明の逆であり、相補的になる効果があり、曲げ部のあ
る部品取付部材の裏面にはんだ端子を取り付けるのに効
果がある。
発明の逆であり、相補的になる効果があり、曲げ部のあ
る部品取付部材の裏面にはんだ端子を取り付けるのに効
果がある。
【0039】請求項4に記載の発明は、回転によりはん
だ端子を固着することができ、組立作業性が向上する。
だ端子を固着することができ、組立作業性が向上する。
【0040】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明よりさらにに組立作業性が向上する。
の発明よりさらにに組立作業性が向上する。
【0041】請求項6に記載の発明は、はんだ端子と部
品取付部材の接触がより強固になり、電気的接続がより
良好になる。
品取付部材の接触がより強固になり、電気的接続がより
良好になる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る部品取付部材とは
んだ端子の構造を説明する図。
んだ端子の構造を説明する図。
【図2】第1の実施例ではんだ端子を部品取付部材に位
置決めした状態を示す図。
置決めした状態を示す図。
【図3】第2の実施例の部品取付部材とはんだ端子の構
造説明図。
造説明図。
【図4】第2の実施例の突き出し腕部を係合穴に挿入し
た状態の断面図。
た状態の断面図。
【図5】第2の実施例で突き出し腕部を曲げた部材の結
合状態を示す図。
合状態を示す図。
【図6】第3の実施例の部品取付部材とはんだ端子の構
造を説明する図。
造を説明する図。
【図7】第3の実施例の結合状態を示す図。
【図8】第4の実施例の構造を示す図。
【図9】第4の実施例の構造の断面図。
【図10】第5の実施例の構造を示す図。
【図11】従来の部品取付部材とはんだ端子の構造を説
明する図。
明する図。
【図12】従来の部品取付部材にはんだ端子が固着され
た状態の断面図。
た状態の断面図。
【図13】他の従来の部品取付部材とはんだ端子の構造
を説明する図。
を説明する図。
1 部品取付部材 2 はんだ端子 9a,9b,10a,10b 切り欠き部 11a,11b,12a,12b 曲げ起し部 13,14,15,16 突き出し腕部 17,18,19,20 係合穴 21 突き出し腕部 24 嵌合穴 25,26 くさび部分 27,28,29,30 非対称なくさび部分
Claims (6)
- 【請求項1】 はんだのつかない材料で構成される部品
取付部材において、部品取付部材またははんだ端子の曲
げ変形によりはんだ端子が部品取付部材に固着されてい
ることを特徴とする基板にはんだ付けされる部品取付部
材。 - 【請求項2】 請求項1において、はんだ端子の側面の
対向する箇所に切り欠き部を設け、かつ、部品取付部材
のはんだ端子取付箇所の切り欠き部に対応する位置に部
品取付部材から切り欠き部に入る曲げ起し部を設け、該
曲げ起こし部の曲げ変形によりはんだ端子が部品取付部
材に固着されていることを特徴とする部品取付部材。 - 【請求項3】 請求項1において、はんだ端子の対向す
る箇所にはんだ端子面に対し直角方向に突き出し腕部を
設け、部品取付部材のはんだ端子取付位置の前記突き出
し腕部に対応する位置に前記突き出し腕部が嵌合する穴
を設け、嵌合した突き出し腕部の曲げ変形によりはんだ
端子が部品取付部材に固着されていることを特徴とする
部品取付部材。 - 【請求項4】 はんだのつかない材料で構成される部品
取付部材において、部品取付部材のはんだ端子取付部分
に曲げ起しで形成した突き出し腕部と係止爪部を設け、
かつ、はんだ端子には、それと対応する位置にはんだ端
子が曲げ起し部に嵌合するように穴部を設け、部品取付
部材の突き出し腕部にはんだ端子の穴部を嵌合させ、は
んだ端子を回転させて係止爪部で回転を記載して固着さ
せたことを特徴とする基板にはんだ付けされる部品取付
部材。 - 【請求項5】 請求項4において、はんだ端子の穴部の
部品取付部材と結合する側面をくさび状に形成したこと
を特徴とする部品取付部材。 - 【請求項6】 請求項5において、くさび形状が部品取
付部材と対向する面が他の面より傾斜がゆるやかである
ことを特徴とする部品取付部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25330697A JPH1197090A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 部品取付部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25330697A JPH1197090A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 部品取付部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1197090A true JPH1197090A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17249464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25330697A Pending JPH1197090A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 部品取付部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1197090A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009066530A1 (ja) * | 2007-11-22 | 2009-05-28 | Seiko Precision Inc. | 撮像装置 |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP25330697A patent/JPH1197090A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009066530A1 (ja) * | 2007-11-22 | 2009-05-28 | Seiko Precision Inc. | 撮像装置 |
JP2009130647A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Seiko Precision Inc | 撮像装置 |
US7871210B2 (en) | 2007-11-22 | 2011-01-18 | Seiko Precision Inc. | Imaging device with alignment means for aligning shutter unit and imaging unit |
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