JPH1196992A - 電解液注入装置、電解液注入方法及び電池 - Google Patents

電解液注入装置、電解液注入方法及び電池

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JPH1196992A
JPH1196992A JP9275113A JP27511397A JPH1196992A JP H1196992 A JPH1196992 A JP H1196992A JP 9275113 A JP9275113 A JP 9275113A JP 27511397 A JP27511397 A JP 27511397A JP H1196992 A JPH1196992 A JP H1196992A
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JP
Japan
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battery container
pressure
line
injection
electrolyte
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Pending
Application number
JP9275113A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Miyagawa
毅 宮川
Tomohiro Kita
智博 喜多
Fukuji Kawazu
福次 河津
Yuichi Ikeda
裕一 池田
Masaharu Yamanaka
正治 山中
Hisataka Komatsu
久高 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【課題】注入効率を向上させることができるとともに、
設置面積を小さくすることができる電解液注入装置を提
供することを提供すること。 【解決手段】電極Lを収容した電池容器K内に所定量の
電解液Wを注入する電解液注入装置20において、電池
容器K内を気密閉塞する注液機構特殊ノズル(閉塞部)
130と、その一端が注液機構特殊ノズル130に取り
付けられ、他端が電解液Wが注入される注入口141が
形成された電解液注入ライン140と、この電解液注入
ライン140に形成された注液バルブ142と、その一
端が注液機構特殊ノズル130に取り付けられ、他端が
上記電池容器K内を減圧する減圧装置151が接続され
た減圧ライン150とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウムイオン二
次電池等の電池を製造する電池製造装置に組込まれ電池
容器内に電解液を注入する電解液注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8はリチウムイオン二次電池を示す図
である。リチウムイオン二次電池は、有底筒状の電池容
器Kと、この電池容器K内に収容された電極(被含浸
物)Lとを備えている。なお、図8中Laは端子を示し
ている。
【0003】このようなリチウムイオン二次電池は、電
池容器Kに電極Lを挿入した後、電解液を電池容器K内
に注入し、電極Lに電解液を含浸させることで製造す
る。
【0004】図9は、このような電解液の注入を行うた
めの装置を示す図である。電解液注入装置は、その上面
には上蓋2によって開閉される開口部が設けられている
チャンバ1を備えている。上蓋2閉時にはチャンバ1内
は完全に密閉する構造でなければならない。また、充分
な板厚を確保して内部の圧力変化に耐え得るように作ら
れなければならない。
【0005】チャンバ1内部には漏斗状の液溜め容器4
を着脱自在に備えた電池容器Kが収納される。
【0006】チャンバ1の上蓋2には、電解液Wを供給
するための供給手段5が接続される。この供給手段5は
上蓋2に直接取り付けられるノズル6とノズル6に接続
される配管系7およびこの配管系7の端部につながる電
解液タンク8とから構成される。なお、図9中10は開
閉弁を示している。
【0007】一方、チャンバ1の側壁部には、導通管1
1が接続され、開閉弁12が設けられ、さらに導通管1
1を介して三方弁13の一方のポートが接続される。三
方弁13の他方のポートには導通管を介して減圧ポンプ
14が接続され、さらに残りのポートには導通管を介し
て加圧ポンプ15が接続される。
【0008】液溜め容器4が装着された電池容器Kをチ
ャンバ1の所定位置に収納したら、上蓋2を閉じて、チ
ャンバ1内を密閉し、チャンバ1に接続されている開閉
弁12が閉じていることを確認したうえ、開閉弁10を
開けて供給手段のノズル6より液溜め容器4に電解液を
吐出する。
【0009】液溜め容器4と電池容器K内部はつながっ
た状態だが、電池容器K内部の電極Lにより電解液Wは
容易に浸透しない。そこで、チャンバ1に接続する開閉
弁12を開放し、かつ三方弁13を減圧ポンプ14側に
切り換えて減圧ポンプ14を作動させ、チャンバ1内に
ある電池容器Kと液溜め容器4およびその周辺を減圧雰
囲気にする。
【0010】すると、電解液Wに含まれる空気はもちろ
ん、電解液Wによって蓋をされている電池容器K内部お
よび電極Lに含まれる空気が排出される。
【0011】減圧ポンプ14の作動が終了したら、一旦
上蓋2を開放してチャンバ1内を大気開放する。
【0012】次に上蓋2を閉じてチャンバ1の密閉を確
認したら、今度は、三方弁13を加圧ポンプ15側に切
り換えて加圧ポンプ15を作動させ、チャンバ1内にあ
る電池容器Kと液溜め容器4およびその周辺の雰囲気を
加圧する。
【0013】電解液Wの上面より高圧を受け、電解液W
は注入される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
電解液注入装置では、次のような問題があった。すなわ
ち、チャンバ1内に電池容器Kなどを収納し、チャンバ
1全体を減圧引き、大気開放、加圧を行うため、容積が
大きく、それぞれの工程で時間がかかる。
【0015】また、チャンバ1の板厚を厚くしなければ
ならず、装置全体が大きく、強固になり、さらに装置コ
ストが高くなる。
【0016】そこで本発明は、注入効率を向上させるこ
とができるとともに、設置面積を小さくすることができ
る電解液注入装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、電極を
収容した電池容器内に所定量の電解液を注入する電解液
注入装置において、上記電池容器内を気密閉塞する閉塞
部と、その一端が上記閉塞部に取り付けられ、他端が上
記電解液が注入される注入口が形成された電解液注入ラ
インと、この電解液注入ラインに形成された注液バルブ
と、その一端が上記閉塞部に取り付けられ、他端が上記
電池容器内を減圧する減圧部が接続された減圧ラインと
を備えるようにした。
【0018】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記電解液注入ラインの上記
注入口と上記注液バルブとの間に設けられた供給バルブ
と、上記電解液注入ラインの上記供給バルブと上記注液
バルブとの間に設けられ、少なくとも上記所定量の電解
液を収容する貯溜部と、その一端が貯溜部に接続された
大気開放/加圧ラインと、この大気開放/加圧ラインの
他端に設けられた分岐部と、その一端が上記分岐部に接
続され、他端が加圧部に設けられた加圧ラインと、その
一端が上記分岐部に接続され、他端が大気に開放された
大気開放ラインとを備えるようにした。
【0019】請求項3に記載された発明は、請求項2に
記載された発明において、上記加圧部は、大気圧より高
圧の不活性気体で充填された加圧タンクである。
【0020】請求項4に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記減圧ラインは、この減圧
ライン内の気圧を測定する圧力計を備えている。
【0021】請求項5に記載された発明は、請求項4に
記載された発明において、上記注液バルブは、上記圧力
計によって測定された気圧が所定の気圧に達したのに基
づき開く。
【0022】請求項6に記載された発明は、電極を収容
した電池容器内に所定量の電解液を注入して上記電極に
上記電解液を含浸させる電解液注入装置において、上記
電池容器の重量を計量する第1の計量部と、上記電池容
器内を減圧する減圧部と、この減圧部によりその内部が
減圧された上記電池容器内に上記電解液を注入する注液
部と、この注液部において注液された上記電池容器の重
量を計量する第2の計量部と、第2の計量部における計
量結果に基づいて所定範囲内の重量の電池容器を選別す
る選別部とを備えるようにした。
【0023】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、減
圧及び加圧を行って電解液の含浸を効率よく行う場合
に、電池容器内のみを気密閉塞するようにしているの
で、装置を小形化できる。
【0024】請求項2に記載された発明では、作業効率
を向上させることができる。
【0025】請求項3に記載された発明では、大気圧よ
り高圧の不活性気体で充填された加圧タンクを用いるよ
うにしたので、防爆及び乾燥した雰囲気を保つことがで
きる。である。
【0026】請求項4に記載された発明では、減圧ライ
ン内の気圧を測定する圧力計を備えているので、電池容
器内の気圧を正確に測定することができる。
【0027】請求項5に記載された発明では、注液バル
ブは、圧力計によって測定された気圧が所定の気圧に達
したのに基づき開くようにしているので、所定の気圧ま
で減圧されたときにのみ電解液Wを流入させることがで
きる。したがって、注液量の不足等を防止することがで
きる。
【0028】請求項6に記載された発明では、注液量の
過不足を判定することができ、不良品を排除することが
できる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る電解液注入装置20を示す図である。図2〜図4
は、この電解液注入装置20の各要部を示す図である。
また、図5は注液部100の構成を示す模式図である。
なお、これらの図中矢印XYZは、互いに直交する三方
向を示しており、特に矢印XYは水平方向、矢印Zは鉛
直方向を示している。
【0030】電解液注入装置20は、架台21と、この
架台21上に設けられ注液前の電池容器Kの重量を計量
する注液前計量部30と、電池容器K内に電解液Wを注
入する注液部100と、電解液Wが注入された電池容器
Kの重量を計量し選別する注液後計量部40と、これら
注液前計量部30,注液部100及び注液後計量部40
間において電池容器Kを搬送する注液トランスファ部5
0と、これらを連携制御する制御部60とを備えてい
る。
【0031】注液前計量部30は、電池容器Kの重量を
測定する計量部31と、電池容器供給部(不図示)から
計量部31へ空の電池容器Kが一列に搬入するための搬
入機構32と、後述するチャック部54に移送するため
に電池容器Kを位置決めするインデックスコンベア33
と、搬入機構32,計量部31及びインデックスコンベ
ア33間において電池容器Kを移載する移載機構35と
を備えている。
【0032】移載機構35は、図2に示すように架台2
1上に設けられた支持部35aと、この支持部35aに
支持され図2中矢印Y方向に作動する左右シリンダ35
bと、この左右シリンダ35bの先端側に設けられ図2
中矢印Z方向に作動する上下シリンダ35cと、この上
下シリンダ35dの先端側に設けられたチャック支持部
35eとを備えている。チャック支持部35eには、2
台のエアチャック36a,36bと、図2中矢印R方向
に作動するロータリアクチュエータ37と、このロータ
リアクチュエータ37に支持されたエアチャック37
a,37bとを備えている。
【0033】注液部100は、図1に示すように電池容
器Kを2列にして保持する容器保持部110と、この容
器保持部110の上方に配置された注液機構120とを
備えている。
【0034】容器保持部110は、ベース111と、こ
のベース111に設けられ電池容器Kが嵌入される複数
のチャンバ112と、ベース111を架台21に対して
図1中矢印Z方向に沿って上下動させる上下動機構11
3とを備えている。
【0035】注液機構120は、チャンバ112に保持
された各電池容器Kの開口部Kaに装着される注液機構
特殊ノズル(閉塞部)130を備えている。また、図3
中140は電解液注入ライン、150は減圧ライン、1
60は大気開放/加圧ライン、170は加圧ライン、1
80は大気開放ラインを示している。
【0036】電解液注入ライン140は、その一端が注
液機構特殊ノズル130に取り付けられ、他端には漏斗
状の受け口(注入口)141が形成されている。受け口
141から電解液Wが供給される。
【0037】電解液注入ライン140は、注液機構特殊
ノズル130側から注液バルブ142、貯溜タンク(貯
溜部)143、供給バルブ144が設けられている。な
お、貯溜タンク143の容量は電池容器K内に注入すべ
き量よりも多くの量の電解液が入るように形成されてい
る。
【0038】減圧ライン150は、その一端が注液機構
特殊ノズル130に取り付けられており、他端は減圧装
置151が取り付けられている。また、減圧ライン15
0は注液機構特殊ノズル130側から減圧保持バルブ1
52、減圧マニホールド153、減圧分岐部154、減
圧バルブ155、サージタンク(蓄圧室)156が設け
られている。なお、減圧マニホールド153には圧力計
157が取り付けられている。
【0039】大気開放/加圧ライン160は、その一端
が貯溜タンク143に接続されており、他端は分岐部1
61となっており、加圧ライン170と大気開放ライン
180とに分岐している。また、大気開放/加圧ライン
160は、貯溜タンク143側から加圧マニホールド1
62、第2加圧バルブ163が設けられている。
【0040】加圧ライン170は、他端が不活性ガスで
ある窒素ガスが充填された加圧タンク(加圧部)171
に接続されており、分岐部161側から絞り172、加
圧用バルブ173が設けられている。
【0041】大気開放ライン180は、他端が大気に開
放しており、分岐部161側から絞り181、大気開放
バルブ182が設けられている。
【0042】一方、図3中200は吸引した気体中から
固形物を除去する掃除機(除去部)、210は減圧マニ
ホールドライン、220は第2減圧ライン、230はチ
ャンバライン、240は第2加圧ライン、250は減圧
/加圧ライン、260は接続ラインを示している。
【0043】減圧マニホールドライン210は、一端が
減圧マニホールド153に接続され、他端が掃除機20
0に接続されており、途中に減圧マニホールドバルブ2
11が設けられている。
【0044】第2減圧ライン220は、一端が減圧分岐
部154に接続され、他端が掃除機200に接続されて
おり、途中に第2減圧ラインバルブ221が設けられて
いる。
【0045】チャンバライン230は、一端がチャンバ
112に接続され、他端が除去部200に接続されてお
り、途中にチャンバラインバルブ231が設けられてい
る。第2加圧ライン240は、一端が加圧マニホールド
162に接続され、他端が掃除機200に接続されてお
り、途中に第2加圧ラインバルブ241が設けられてい
る。
【0046】減圧/加圧ライン250は、一端が分岐部
161に接続され、他端が減圧マニホールド153に接
続されており、途中に減圧/加圧ラインバルブ251が
設けられている。
【0047】接続ライン260は、一端が分岐部161
に接続され、他端がチャンバ112に接続されている。
【0048】なお、各バルブの開閉タイミングは制御部
60により予め定められたプログラムにしたがって後述
するようなタイミングで制御される。
【0049】また、少なくとも第2加圧ラインバルブ2
41、減圧/加圧バルブ251、大気開放バルブ18
2、加圧バルブ173はベース111の上方に配置され
ている。
【0050】このように構成された電解液注入装置20
は、次のようにして電池容器Kへ電解液Wを注入する。
なお、全てのバルブ及び絞りは予め閉じられているもの
とする。
【0051】搬入機構32によって電池容器供給部から
計量部31側へ電極Lを収容した注液前の電池容器Kが
搬入される。エアチャック37a,37bにより搬入機
構32から計量部31へ向きを変えながら移載する。計
量部31では、電池容器Kの重量を計量し、その値を制
御部60で記憶する。
【0052】計量された電池容器Kをエアチャック36
a,36bによりインデックスコンベア33へ移載す
る。インデックスコンベア33は電池容器Kが移載され
た後、図2中X方向に移動する。これにより最終的にイ
ンデックスコンベア33上に複数の電池容器Kが並べら
れる。
【0053】スライダ52によりチャック部54をイン
デックスコンベア33に対向させ、シリンダ機構54b
によりチャック機構54aをインデックスコンベア33
上の電池容器Kに対向位置決めする。チャック機構54
aを作動させ、電池容器Kを把持する。この状態でスラ
イダ52の移動、シリンダ機構54bの作動により、チ
ャック機構54aをベース111上に位置決めする。続
いてチャック機構54bによる把持を解除し、電池容器
Kをチャンバ112内に挿入する。
【0054】次に、上下動機構113を作動させ、電池
容器Kの開口部Kaに注液機構特殊ノズル130を当接
させ、電池容器K内を気密閉塞する。
【0055】供給バルブ144、第2加圧バルブ16
3、大気開放バルブ182を開け、受け口141に電解
液Wを吐出装置(不図示)により吐出し、貯溜タンク1
43に電極Lに含浸させる量の電解液Wを貯溜する。
【0056】一方、減圧バルブ155、減圧保持バルブ
152を開け、減圧装置151を作動させ、電池容器K
内の減圧を行う。圧力計157によって計測された圧力
が所定の圧力になった時点でトリガーが発生し、制御部
60を介して減圧保持バルブ152を閉じる。
【0057】次に注液バルブ142を開け、絞り182
を徐々に開けながら貯溜タンク143内の電解液Wを大
気圧により電池容器K内に移動させる。続いて、大気開
放バルブ182、絞り181を閉じ、加圧バルブ173
を開ける。さらに絞り172を徐々に開け、電池容器K
内の電解液Wを加圧し、電解液Wを電極Lに含浸させ
る。
【0058】次に加圧バルブ173を閉じ、大気開放バ
ルブ182を開け、絞り182を徐々に開けながら貯溜
タンク143内を徐々に大気圧に戻し、注液作業を終了
する。
【0059】なお、上述したように圧力計157を用い
て電池容器K内の圧力を管理しているので、減圧が不足
しているときに注液を行った場合に生ずる問題、例え
ば、電解液が電池内部に注入しきれず、ノズルに電解液
が残り、注液量が安定しない等の問題を回避することが
できる。また、圧力計157は電池容器K近傍に配置さ
れているので、比較的正確に電池容器K内の圧力を測定
することができる。
【0060】一方、注液時に絞り182を徐々に開くこ
とによってゆっくりと電解液Wを電池容器K内に移動す
るようにしているので、急激に電解液Wが電池容器K内
に流入するときに生じる気泡の発生を防止することがで
きる。同様に電解液Wの加圧時に絞り172を徐々に開
くことによってゆっくりと圧力を上昇させるようにして
いるので、急激に高圧になることによって生ずる気泡の
発生を防止することができる。なお、電解液Wに気泡が
混入すると、電解液の含浸に障害をきたし、電池の性能
(容量、サイクル寿命)を低下する原因となる。
【0061】注液作業が終了した後、上下動機構113
を作動させ、ベース111を下降させて、電池容器Kの
開口部Kaに注液機構特殊ノズル130を押し付けを解
除する。
【0062】スライダ53によりチャック部55をベー
ス111に対向させ、シリンダ機構55bによりチャッ
ク機構55aをベース111の電池容器Kに対向位置決
めする。続いてチャック機構54bを作動させ、電池容
器Kを把持する。
【0063】この状態でスライダ52の移動、シリンダ
機構55bの作動により、チャック機構55aをインデ
ックスコンベア43上に位置決めする。チャック機構5
5aの把持を解除する。
【0064】スライダ53によりチャック部55をイン
デックスコンベア43に対向させ、シリンダ機構55b
によりチャック機構55aをインデックスコンベア43
上の電池容器Kに位置決めする。
【0065】インデックスコンベア43上の電池容器K
をエアチャック48a,48bにより計量部41上へ移
載する。インデックスコンベア43は電池容器Kが移載
された後、図2中X方向に移動する。これにより最終的
にインデックスコンベア43上の全ての電池容器Kが順
次計量部41に移載される。
【0066】計量部41では、電池容器Kの重量を計量
し、制御部60で記憶された値に所定量の電解液Wの重
量とを加算したものと比較する。電解液Wが所定量注入
されていれば、同じ重量となる。電池容器Kの重量が許
容範囲外の場合には、エアチャック37a,37bによ
り不良品ストッカ44へ移載される。また、電池容器K
の重量が許容範囲内の場合には、エアチャック37a,
37bにより搬出機構42へ向きを変えながら移載す
る。
【0067】最後に搬出機構42によって電解液注入装
置20外部の次工程(不図示)へ搬出し、終了する。
【0068】次に、注液部100の洗浄作業について図
5のフロー図を用いて説明する。なお、洗浄作業は各ラ
インに残存した電解液Wを除去することで、電解液Wが
乾燥して発生するラインの詰まりを防止するために行わ
れる。なお、ラインに詰まりが発生すると、注液量が不
安定になるという問題がある。
【0069】洗浄作業は、制御部60に予め組込まれた
プログラムにしたがって自動的に行わせることができ
る。この場合には、後述する判断α〜判断ηにおいて実
施(J)が選択される。なお、制御盤(不図示)を用い
てオペレータが任意に洗浄作業の不実施、再実施、実施
を指令して個別の洗浄等を行わせることもできる。
【0070】開始指令があると、ST1において、減圧
バルブ155が閉じられ、その0.5秒後に減圧保持バ
ルブ152が開く。そして、圧力計157で減圧状態が
解除されていることを確認した後、減圧保持バルブ15
2を閉じる。続いて、上下動機構113によりベース1
11を上昇させ、ベース111の開口部に注液機構特殊
ノズル130を押し付け、チャンバ112内を気密閉塞
する。
【0071】ST2において、減圧ラインエアブロー工
程の実施(J)・不実施(P)とを判断し(判断α)、
実施ならばST3へ進み、不実施ならばST4に進む。
【0072】ST3において、減圧ラインエアブロー工
程が行われる。すなわち、第2加圧バルブを閉じ、その
0.5秒後に加圧バルブ173、減圧マニホールドバル
ブ153、真空保持バルブ152を開く。設定時間経過
後、真空保持バルブ152、減圧マニホールドバルブ1
53を閉じ、大気開放バルブ182を開く。
【0073】ST4において、ST3における減圧ライ
ンエアブロー工程の再実施(R)及びST5の加圧ライ
ンエアブロー工程の実施(J)・不実施(P)を判断し
(判断β)、再実施ならばST3に戻り、実施ならばS
T5へ進み、不実施ならばST6に進む。
【0074】ST5において、加圧ラインエアブロー工
程が行われる。すなわち、注液バルブ142、加圧ライ
ンバルブ241を開き、大気開放バルブ182を閉じ
る。設定時間経過後、加圧バルブ142を閉じる。さら
に設定時間経過後、注液バルブ142、加圧ラインバル
ブ241を閉じ、大気開放バルブ182を開ける。
【0075】ST6において、ST5における加圧ライ
ンエアブロー工程の再実施(R)及びST7の第1ライ
ンエアブロー工程の実施(J)・不実施(P)を判断し
(判断γ)、再実施ならばST5に戻り、実施ならばS
T7へ進み、不実施ならばST8に進む。
【0076】ST7において、第1ラインエアブロー工
程が行われる。すなわち、加圧ラインバルブ241、加
圧バルブ173、第2加圧バルブ163を開ける。設定
時間経過後、加圧バルブ173を閉じる。さらに設定時
間経過後、加圧ラインバルブ241を閉じる。
【0077】ST8において、ST7における第1ライ
ンエアブロー工程の再実施(R)及びST9の第2ライ
ンエアブロー工程の実施(J)・不実施(P)を判断し
(判断δ)、再実施ならばST7に戻り、実施ならばS
T9へ進み、不実施ならばST10に進む。
【0078】ST9において、第2ラインエアブロー工
程が行われる。すなわち、第2加圧バルブ163を閉
じ、チャンバラインバルブ231、加圧バルブ173を
開ける。設定時間経過後、加圧バルブ173を閉じる。
さらい設定時間経過後、チャンバラインバルブ231、
大気開放バルブ182を閉じる。
【0079】ST10において、ST9における第2ラ
インエアブロー工程の再実施(R)及びST11の第3
ラインエアブロー工程の実施(J)・不実施(P)を判
断し(判断ε)、再実施ならばST9に戻り、実施なら
ばST11へ進み、不実施ならばST12に進む。
【0080】ST11において、第3ラインエアブロー
工程が行われる。すなわち、減圧マニホールドバルブ2
11、減圧/加圧ラインバルブ251、加圧バルブ17
3を開け、大気開放バルブ182を閉じる。設定時間経
過後、加圧バルブ173を閉じる。さらに設定時間経過
後、減圧マニホールドバルブ211、減圧/加圧バルブ
を閉じ、大気開放バルブ182を開ける。
【0081】ST12において、ST11における第3
ラインエアブロー工程の再実施(R)及びST13の第
4ラインエアブロー工程の実施(J)・不実施(P)を
判断し(判断ζ)、再実施ならばST11に戻り、実施
ならばST13へ進み、不実施ならばST14に進む。
【0082】ST13において、第4ラインエアブロー
工程が行われる。すなわち、第2減圧ラインバルブ22
1、加圧バルブ173、減圧/加圧バルブ251を開
け、大気開放バルブ182を閉じる。設定時間経過後、
加圧バルブ173を閉じる。さらに設定時間経過後、第
2減圧ラインバルブ221、減圧/加圧バルブ251、
大気開放バルブ182を開ける。
【0083】ST14において、ST13における第4
ラインエアブロー工程の再実施(R)、終了動作の実施
(J)及び洗浄全体の再実施(Q)を判断し(判断
η)、再実施ならばST13に戻り、実施ならばST1
5へ進み、洗浄全体の再実施ならばST2に進む。
【0084】ST15において、終了動作が行われる。
すなわち、上下動機構113によりベース111を下降
させ、減圧バルブ155を開き、終了する。
【0085】上述したように本第1の実施の形態に係る
電解液注入装置20によれば、電池容器K内を減圧して
電解液Wを効率よく電池容器K内に注入するようにでき
るとともに、電解液Wを加圧することにより効率よく電
極Lに電解液Wを含浸させることができる。
【0086】また、大気圧より高圧の不活性気体で充填
された加圧タンク171を用いるようにしたので、防爆
及び乾燥した雰囲気を保つことができる。
【0087】また、減圧ライン150内の気圧を測定す
る圧力計157を備えているので、電池容器K内の気圧
を正確に測定することができる。
【0088】また、注液バルブ142は、圧力計157
によって測定された気圧が所定の気圧に達したのに基づ
き開くようにしているので、所定の気圧まで減圧された
ときにのみ電解液Wを流入させることができる。したが
って、注液量の不足等を防止することができる。
【0089】注液後の液面低下時間も短くなるため、搬
送スピードを上げ、タクトタイムを短縮する事が可能と
なった。同時に電解液のこぼれによる不良品を出す事な
く、液のこぼれによる他機構部のトラブルをなくし、清
掃の必要もなくなった。
【0090】また、注液前の電池容器Kの重量と注液後
の電池容器Kの重量とを比較することによって所定量の
電解液Wが注入されているか否かを判別することがで
き、不良品を次工程に送ることなく排除できる。
【0091】また、電池容器K内だけを減圧及び加圧す
るようにしているので、小型で安価な機構とすることが
できる。また、電池容器Kを複数個同時に処理する場合
であっても、注液機構特殊ノズル130を電池容器Kの
数だけ設けるだけで、他の機構は共通して使用できるの
で、装置全体の製造コストを低く抑えることができる。
さらに、電池容器Kをチャンバに出し入れする工程を省
略することができ、全体的な作業効率を向上させること
もできる。
【0092】一方、各ライン中に残存する電解液Wを除
去するようにしているので、電解液Wが乾燥して詰まる
ことを防止することができる。このため、ラインの詰ま
りにより発生する注液量のばらつきや含浸ムラを防止す
ることができる。すなわち、電池の容量低下と充放電サ
イクル特性の低下の大きい不良品の発生を防ぐことがで
きる。
【0093】また、注入時に必要となる乾燥した窒素雰
囲気を壊すことなく除去を行うことができるので、頻繁
なメンテナンスが可能となった。さらに、各ラインの残
存した電解液Wの除去を予め決められたプログラムにし
たがって行っているので、最も効率の良い洗浄を手順の
間違い等を起こすことなく実施することができる。
【0094】図6は本発明の第2の実施の形態に係る電
解液注入装置20Aを示す斜視図である。この図におい
て、図1と同一機能部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。
【0095】図6中330は注液前計量部、340は注
液後計量部、350は注液トランスファ部、360は移
載機構を示している。
【0096】注液前計量部330は、電池容器Kの重量
を測定する計量部331と、電池容器供給部(不図示)
から計量部331へ空の電池容器Kを載置した供給トレ
イTaを搬入するための搬入機構332と、搬入機構3
32,計量部331及び注液トランスファ部350の移
送トレイ352へ移載する移載ロボット333とを備え
ている。
【0097】移載ロボット333は、図6中矢印Y方向
に沿って設けられたガイド334と、このガイド334
に沿って往復動自在に設けられた2台のチャック機構3
35とを備えている。
【0098】注液後計量部340は、電池容器Kの重量
を測定する計量部341と、電池容器供給部(不図示)
から計量部341へ空の電池容器Kを一列にして搬出す
るための搬出機構342と、搬出機構342,計量部3
41及び注液トランスファ部350の移送トレイ352
へ移載する移載ロボット343とを備えている。
【0099】移載ロボット343は、図6中矢印Y方向
に沿って設けられたガイド344と、このガイド344
に沿って往復動自在に設けられた2台のチャック機構3
45とを備えている。
【0100】注液トランスファ部350は、図1中矢印
X方向に沿って設けられたガイド351と、このガイド
351上を往復動する2台の移送トレイ352,352
と、これら移送トレイ352,352を駆動する駆動モ
ータ353と、移載部354を備えている。なお、移送
トレイ352には、電池容器Kを保持する保持孔352
aが形成されている。
【0101】移載機構354は、後述するチャック機構
400をベース111とガイド351間を往復動させる
機能を有している。
【0102】図7は、チャック機構400を示す図であ
る。すなわち、チャック機構400は、シリンダ機構5
4に取り付けられるとともに、水平に配置された矩形状
のベースフレーム410と、このベースフレーム410
に対向配置されるとともに、図7中矢印X方向に往復動
自在に取り付けられた矩形状のサブフレーム420とを
備えている。
【0103】ベースフレーム410は、ガイド411
と、サブフレーム420を往復動させるエアシリンダ4
12とを備えている。
【0104】サブフレーム420は、ガイド411に案
内されるスライダ421を備えている。また、サブフレ
ーム420の開口部には図7中矢印X方向に沿って2本
の固定シャフト422が取り付けられている。また、こ
れら固定シャフト422相互間には回転シャフト423
が配置されており、この回転シャフト423の端部には
回転シャフト423を回転駆動する駆動モータ424が
設けられている。さらに、回転シャフト423には、回
転シャフト423の回転に伴って図7中矢印X方向に沿
って往復動する円盤状のプッシャ425が取り付けられ
ている。このプッシャ425は後述する可動爪431に
当接することで、可動爪431を引張りバネ432の引
張り力に抗して固定爪430から離間させる機能を有し
ている。固定シャフト422には、固定爪430が取り
付けられている。一方、固定爪430に対向して可動爪
431が固定シャフト422に対して図7中矢印X方向
に移動自在に取り付けられている。また、可動爪431
は、引張りバネ432によって固定爪430側へ付勢さ
れている。
【0105】このように構成された電解液注入装置20
Aでは、次のようにして電池容器Kへ電解液Wを注入す
る。なお、全てのバルブ及び絞りは予め閉じられている
ものとする。
【0106】搬入機構332によって電池容器供給部か
ら計量部331側へ電極Lを収容した注液前の電池容器
KがトレイTaに載置されて搬入される。チャック機構
335により電池容器KをトレイTaから計量部331
へ移載する。計量部331では、電池容器Kの重量を計
量し、その値を制御部60で記憶する。計量された電池
容器Kをチャック機構335により把持し、移送トレイ
352へ移載する。所定の数の電池容器Kが移送トレイ
352上に移載された後、駆動モータ353を作動させ
て、注液部100に対向する位置まで移動する。移載部
354によりチャック機構400を移送トレイ352上
に位置決めする。
【0107】チャック機構400では、次のようにして
複数の電池容器Kを同時に把持する。なお、予め、駆動
モータ424を作動させ、プッシャ425を移動させ、
可動爪431を固定爪430から電池容器Kの直径以上
に離間させておく。
【0108】固定爪430と可動爪431とが電池容器
Kを挟む位置となるようにベースフレーム410を位置
決めする。次にエアシリンダ412を動作させ、サブフ
レーム420を固定爪430が電池容器Kに接触するま
で移動する。接触したら、駆動モータ424を回転さ
せ、プッシャ425を図中矢印φ方向へ移動する。引張
りバネ432の引張り力により可動爪431が固定爪4
30側へ引張られ、電池容器Kを挟持する。
【0109】チャック機構400をベース111上に移
動し、駆動モータ424を逆転させ、可動爪431を固
定爪430から離間させて把持状態を解除する。これに
より、チャンバ112内に電池容器Kが挿入される。
【0110】注液部100においては、上述した第1の
実施の形態に係る電解液注入装置20と同様に注液作業
が行われる。
【0111】注液作業後、チャック機構400により電
池容器Kを把持し、移載部354により、移送トレイ3
52上に位置決めし、把持を解除する。駆動モータ35
3を作動させ、移送トレイ352を注液後計量部340
側に移動する。
【0112】注液後計量部340では、チャック機構3
45により電池容器Kを移送トレイ352から計量部3
41へ移載する。計量部341では、電池容器Kの重量
を計量し、良品と不良品とを判別する。良品は搬出機構
342によって装置外部の次工程へ搬出される。
【0113】本第2の実施の形態に係る電解液注入装置
20Aにおいても、上述した第1の実施の形態に係る電
解液注入装置20と同様の効果を得ることができるとと
もに、チャック機構400を用いることで、エアシリン
ダ412と駆動モータ424だけで、複数の電池容器K
を同時に把持することができる。このため、電池容器K
毎にエアチャック機構を設ける必要がないので、電池容
器Kが増えてもエアチャック機構の駆動源であるアクチ
ュエータの数が増えることがない。すなわち、複雑な配
管の引き回しが不要となる上、チャック間の正確なピッ
チ調整も容易となる。
【0114】なお、電解液注入装置20,20Aにおい
て、注液部100を複数設けるようにしてもよい。すな
わち、注液部100の不具合の修理やメンテナンスのた
めに停止した場合に他の注液部100において電解液の
注液を行えば、生産量の大幅な減少を防止することがで
きる。
【0115】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではない。すなわち、上述した各実施の形態で
は、リチウムイオン二次電池の注液について説明した
が、他の種類の電池や部品にも適用することができる。
また、徐々に大気開放や加圧を行わせるために流量を調
整する絞りを用いたが、調圧弁を用いてもよい。本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは
勿論である。
【0116】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、減
圧及び加圧を行って電解液の含浸を効率よく行うことが
でき、電池容器内のみを気密閉塞するようにしているの
で、装置を小形化できる。
【0117】請求項2に記載された発明によれば、作業
効率を向上させることができる。
【0118】請求項3に記載された発明によれば、大気
圧より高圧の不活性気体で充填された加圧タンクを用い
るようにしたので、防爆及び乾燥した雰囲気を保つこと
ができる。である。
【0119】請求項4に記載された発明によれば、減圧
ライン内の気圧を測定する圧力計を備えているので、電
池容器内の気圧を正確に測定することができる。
【0120】請求項5に記載された発明によれば、注液
バルブは、圧力計によって測定された気圧が所定の気圧
に達したときに開くようにしているので、所定の気圧ま
で減圧されたときにのみ電解液Wを流入させることがで
きる。したがって、注液量の不足等を防止することがで
きる。
【0121】請求項6に記載された発明によれば、注液
量の過不足を判定することができ、不良品を排除するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電解液注入装
置を示す斜視図。
【図2】同電解液注入装置に組込まれた注液前計量部を
示す斜視図。
【図3】同電解液注入装置に組込まれた注液部の構成を
示す図。
【図4】同電解液注入装置に組込まれた注液後計量部を
示す斜視図。
【図5】同電解液注入装置に組込まれた注液部における
洗浄工程を示すフロー図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る電解液注入装
置を示す斜視図。
【図7】同電解液注入装置に組込まれたチャック機構を
示す斜視図。
【図8】リチウムイオン二次電池の構成を示す斜視図。
【図9】従来の電解液注入装置を示す断面図。
【図10】同電解液注入装置を用いた電解液注入工程を
示す図。
【符号の説明】
20,20A…電解液注入装置 30,330…注液前計量部 40,340…注液後計量部 50、350…注液トランスファ部 100…注液部 120…注液機構 130…注液機構特殊ノズル(閉塞部) 140…電解液注入ライン 150…減圧ライン 160…大気開放/加圧ライン 170…加圧ライン 180…大気開放ライン 200…掃除機(除去部) 210…減圧マニホールドライン 220…第2減圧ライン 230…チャンバライン 240…第2加圧ライン 250…減圧/加圧ライン 260…接続ライン 400…チャック機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 電解液注入装置、電解液注入方法及
び電池
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】請求項6に記載された発明は、電極を収容
した電池容器内に所定量の電解液を注入する電解液注入
装置において、上記電池容器の重量を計量する第1の計
量部と、上記電池容器内を減圧する減圧部と、この減圧
部によりその内部が減圧された上記電池容器内に上記電
解液を注入する注液部と、この注液部において注液され
た上記電池容器の重量を計量する第2の計量部と、第2
の計量部における計量結果に基づいて所定範囲内の重量
の電池容器を選別する選別部とを備えるようにした。請
求項7に記載された発明は、電極を収容した電池容器内
に所定量の電解液を注入する電解液注入方法において、
上記電池容器の重量を計量する第1の計量工程と、上記
電池容器内を減圧する減圧工程と、この減圧工程により
その内部が減圧された上記電池容器内に上記電解液を注
入する注液工程と、この注液工程において注液された上
記電池容器の重量を計量する第2の計量工程と、この第
2の計量工程における計量結果に基づいて所定範囲内の
重量の電池容器を選別する選別工程とを備えるようにし
た。請求項8に記載された発明は、電極を収容した電池
容器内に所定量の電解液が注入された電池において、上
記電池容器の重量を計量する第1の計量工程と、上記電
池容器内を減圧する減圧工程と、この減圧工程によりそ
の内部が減圧された上記電池容器内に上記電解液を注入
する注液工程と、この注液工程において注液された上記
電池容器の重量を計量する第2の計量工程と、この第2
の計量工程における計量結果に基づいて所定範囲内の重
量の電池容器を選別する選別工程とを経て製造されるよ
うにした。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】請求項6に記載された発明では、注液量の
過不足を判定することができ、不良品を排除することが
できる。請求項7に記載された発明では、注液量の過不
足を判定することができ、不良品を排除することができ
る。請求項8に記載された発明では、注液量の過不足を
判定することができるので、不良品とはならない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0121
【補正方法】変更
【補正内容】
【0121】請求項6に記載された発明によれば、注液
量の過不足を判定することができ、不良品を排除するこ
とができる。請求項7に記載された発明によれば、注液
量の過不足を判定することができ、不良品を排除するこ
とができる。請求項8に記載された発明によれば、注液
量の過不足を判定することができるので、不良品とはな
らない。
フロントページの続き (72)発明者 池田 裕一 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 山中 正治 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 小松 久高 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極を収容した電池容器内に所定量の電解
    液を注入する電解液注入装置において、 上記電池容器内を気密閉塞する閉塞部と、 その一端が上記閉塞部に取り付けられ、他端が上記電解
    液が注入される注入口が形成された電解液注入ライン
    と、 この電解液注入ラインに設けられた注液バルブと、 その一端が上記閉塞部に取り付けられ、他端が上記電池
    容器内を減圧する減圧部が接続された減圧ラインとを備
    えていることを特徴とする電解液注入装置。
  2. 【請求項2】上記電解液注入ラインの上記注入口と上記
    注液バルブとの間に設けられた供給バルブと、 上記電解液注入ラインの上記供給バルブと上記注液バル
    ブとの間に設けられ、少なくとも上記所定量の電解液を
    収容する貯溜部と、 その一端が貯溜部に接続された大気開放/加圧ライン
    と、 この大気開放/加圧ラインの他端に設けられた分岐部
    と、 その一端が上記分岐部に接続され、他端が加圧部に設け
    られた加圧ラインと、 その一端が上記分岐部に接続され、他端が大気に開放さ
    れた大気開放ラインとを備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の電解液注入装置。
  3. 【請求項3】上記加圧部は、大気圧より高圧の不活性気
    体で充填された加圧タンクであることを特徴とする請求
    項2に記載の電解液注入装置。
  4. 【請求項4】上記減圧ラインは、この減圧ライン内の気
    圧を測定する圧力計を備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の電解液注入装置。
  5. 【請求項5】上記注液バルブは、上記圧力計によって測
    定された気圧が所定の気圧に達したのに基づき開くこと
    を特徴とする請求項4に記載の電解液注入装置。
  6. 【請求項6】電極を収容した電池容器内に所定量の電解
    液を注入する電解液注入装置において、 上記電池容器の重量を計量する第1の計量部と、 上記電池容器内を減圧する減圧部と、 この減圧部によりその内部が減圧された上記電池容器内
    に上記電解液を注入する注液部と、 この注液部において注液された上記電池容器の重量を計
    量する第2の計量部と、 第2の計量部における計量結果に基づいて所定範囲内の
    重量の電池容器を選別する選別部とを備えていることを
    特徴とする電解液注入装置。
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