JPH1196833A - 導電ペースト及びこれを用いた印刷アンテナ回路を有する非接触icカード - Google Patents

導電ペースト及びこれを用いた印刷アンテナ回路を有する非接触icカード

Info

Publication number
JPH1196833A
JPH1196833A JP9251148A JP25114897A JPH1196833A JP H1196833 A JPH1196833 A JP H1196833A JP 9251148 A JP9251148 A JP 9251148A JP 25114897 A JP25114897 A JP 25114897A JP H1196833 A JPH1196833 A JP H1196833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive paste
boiling point
circuit
antenna circuit
printed antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9251148A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Onose
勝博 小野瀬
Hideaki Uehara
秀秋 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP9251148A priority Critical patent/JPH1196833A/ja
Publication of JPH1196833A publication Critical patent/JPH1196833A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/09Use of materials for the conductive, e.g. metallic pattern
    • H05K1/092Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks
    • H05K1/095Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks for polymer thick films, i.e. having a permanent organic polymeric binder

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥硬化に要する時間が短く、乾燥温度が
低く、また、異方導電フィルムによるIC接続時に回路
がつぶれる問題、スクリーン印刷時のペーストの乾燥性
の問題を改善することができる導電ペーストを提供す
る。 【解決手段】 (A)扁平化した銀粉末又は扁平化した
銀粉末と扁平化した銀メッキ銅粉末の混合物、(B)熱
機械測定装置を用いて測定した100℃までの貫入量が
30μm以下である熱可塑性樹脂及び(C)沸点が20
0℃以上の少なくとも1種類以上の有機溶剤と沸点が1
90℃以下の少なくとも1種類以上の有機溶剤との混合
溶剤からなる導電ペースト及びこれを用いた非接触IC
カード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードの印刷
アンテナ回路に好適に用いられる導電ペースト及びこれ
を用いた非接触ICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】非接触ICカードの印刷回路用の導電ペ
ーストには、銅線やエッチングした銅箔に匹敵する特性
を得るための30μΩcm以下の低い比抵抗と、異方導
電フィルムでICとの接続を可能にする耐熱性と、生産
性を向上するための高い印刷作業性と、生産性向上のた
めの短時間の乾燥性が要求される。一方、回路等に従来
用いられてきた導電ペーストは、銀粉末や銀メッキした
銅粉末とフェノール樹脂やエポキシ樹脂やメラミン樹脂
等の熱硬化性樹脂と溶剤、又は銀粉末や銀メッキした銅
粉末とアクリル樹脂やブチラール樹脂やポリエステル樹
脂等の熱可塑性樹脂とジエチレングリコールモノブチル
エーテル等の高沸点溶剤を主成分とする。熱硬化性樹脂
を使用した導電ペーストは、ICを接続するに十分な耐
熱性は得られるが、熱硬化に長時間を要するため短時間
の乾燥が不可能であり、生産性を向上することができな
いという問題点があった。また、アクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ブチラール樹脂を用いた従来の熱可塑性樹
脂を用いた導電ペーストは、乾燥するだけで導電性が得
られるので生産性は良いが、耐熱性が低すぎるので、I
Cを異方導電性フィルムで接続しようとすると印刷回路
がつぶれてしまい使用できないという問題点があった。
また、沸点200℃以上の有機溶剤を用いるため乾燥温
度が高く、さらに乾燥時間が長くなり基材の寸法精度が
低下し、後工程における位置合わせが難しくなるという
問題点があった。
【0003】従来の熱硬化性樹脂を単独で用いた導電ペ
ーストの問題点及び熱可塑性樹脂を単独で用いた導電ペ
ーストの問題点を解決するために、ブチラール樹脂とフ
ェノール樹脂の混合系が提案されている。しかし、この
ぺーストでは、比抵抗が30μΩcmより小さくなら
ず、また熱硬化性であるために十分な特性を得るための
乾燥硬化時間も30分以下にするのは困難であった。ま
た、比抵抗を小さくするために、回路印刷後に低温で乾
燥した後、ヒートロールや熱プレスで回路を押して比抵
抗を小さくする方法があるが、この方法では、ICとの
接続抵抗が増加してしまうという問題があった。また、
イソシアネート基をブロックしたブロック型イソシアネ
ートとブチラール樹脂の混合系も提案されており、この
ものは、比抵抗は30μΩcm以下にはなるが、短時間
の乾燥硬化では、ガラス転移温度が元のブチラール樹脂
よりも低下してしまい、異方導電フィルムを用いてIC
を接続しようとすると回路がつぶれてしまうため使用で
きないという問題点があった。また、熱可塑性樹脂を単
独で用いた場合、従来単独で使用されてきたジエチレン
グリコールモノブチルエーテルでは沸点が高いため印刷
スクリーンの乾燥性は良好であるが印刷後の乾燥時間を
短くするためには、高温で乾燥処理を行わなければなら
ず、乾燥温度が印刷基材のガラス転移温度を超えた場
合、印刷基材が変形し、後工程における寸法精度がばら
ついてしまうという問題があった。また、沸点の低い3
−メチル−3−メトキシブチルアセテートを単独で使用
した場合、印刷後の乾燥性は改善されるが導電性ペース
トが印刷時スクリーン上で乾燥してしまいスクリーンが
目づまりし印刷精度が低下する問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の熱硬化系樹脂を用いた非接触ICカードの導電ペース
トよりも乾燥硬化に要する時間が短く、乾燥温度が低
く、かつ、従来の熱可塑性樹脂を用いた非接触ICカー
ドの導電ペーストにあった問題点である、異方導電フィ
ルムによるIC接続時に回路がつぶれる問題、スクリー
ン印刷時のペーストの乾燥性の問題を改善することがで
きる導電ペーストを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、非接触ICカードの
通信距離を長くすることができる導電ペーストを提供す
るものである。
【0006】本発明の他の目的は、さらに低抵抗化が可
能であり、印刷性もさらに優れる導電ペーストを提供す
ることにある。
【0007】本発明の他の目的は、スクリーン印刷時の
ペースト乾燥を押さえ有機溶剤の乾燥時間を短縮し、さ
らに印刷精度、基材の寸法精度に優れる導電ペーストを
提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、従来の印刷アンテナ
回路を用いた非接触ICカードよりも通信距離が長く、
かつ印刷回路の乾燥硬化時間が短いので生産性に優れ、
かつ、異方導電性フィルムによるIC接続時に回路がつ
ぶれる不良がなく、かつ、大幅にICとの接続抵抗が低
下したため接続部分での損失や誤作動が少ない、印刷ア
ンテナ回路を有する非接触ICカードを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)扁平化
した銀粉末又は扁平化した銀粉末と扁平化した銀メッキ
銅粉末の混合物、(B)熱機械測定装置を用いて測定し
た100℃までの貫入量が30μm以下である熱可塑性
樹脂及び(C)沸点が200℃以上の少なくとも1種類
以上の有機溶剤と沸点が190℃以下の少なくとも1種
類以上の有機溶剤との混合溶剤からなる導電ペーストを
提供するものである。
【0010】また、本発明は、前記導電ペーストの印
刷、乾燥後の比抵抗値が30μΩcm以下である導電ペ
ーストを提供するものである。
【0011】また本発明は、前記導電ペーストの(B)
成分がフェノキシ樹脂である導電ペーストを提供するも
のである。
【0012】また、本発明は、前記導電ペーストの
(C)成分がジエチレングリコールモノブチルエーテル
と3−メチル−3−メトキシブチルアセテートとの混合
有機溶剤からなる導電ペーストを提供するものである。
【0013】また、本発明は、前記導電ペーストを用い
た印刷アンテナ回路を有する非接触ICカードを提供す
るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の導電ペーストは、(A)
扁平化した銀粉末又は扁平化した銀粉末と扁平化した銀
メッキ銅粉末の混合物、(B)熱機械測定装置を用いて
測定した100℃までの貫入量が30μm以下である熱
可塑性樹脂及び(C)沸点が200℃以上の少なくとも
1種類以上の有機溶剤と沸点が190℃以下の少なくと
も1種類以上の有機溶剤との混合溶剤を必須成分とす
る。
【0015】本発明の(A)成分である扁平化した銀粉
末、銀メッキ銅粉末において、偏平状とは球状、塊状等
の立体形状のものを一方向に押し潰した形状のものであ
り、一般的にフレーク状と称するものもこれに含まれ
る。
【0016】(A)成分である扁平化した銀粉末として
は、例えば、溶融した銀を気体のなどの流体で飛散させ
るアトマイズ法や、銀塩溶液を化学的に還元処理して金
属銀を析出させる化学還元法や、銀塩溶液を電気分解し
て陰極上に銀粉末を析出させる電析法や、銀のカルボニ
ル塩を一酸化炭素気流中で熱分解する熱分解法等で製造
された銀粉末を、ボールミルやアトライタ等の機械的方
法で扁平化した銀粉末がある。この扁平化した銀粉末の
平均粒径は0.1μmから20μmが好ましく、0.5
μmから15μmであるとさらに好ましい。最も好まし
くは1μmから12μmである。平均粒径が0.1μm
未満又は20μmを超えると、ペーストを乾燥硬化した
後の比抵抗値が30μΩcmより大きくなる傾向があ
る。
【0017】本発明における(A)成分である扁平化し
た銀粉末の扁平化度は、粒子の幅方向と厚みの方向の比
が、平均値で2から30であることが好ましく、5から
25であるとさらに好ましく、7から20であると特に
好ましい。この扁平化度が2未満であっても30より大
きくても、ペーストを乾燥硬化した後の比抵抗値が30
μΩcmより大きくなる傾向がある。
【0018】(A)成分である扁平化した銀メッキ銅粉
末としては、例えば、溶融した銅を気体などの流体で飛
散させるアトマイズ法で作製した銅粉末や、大気圧の不
活性ガス中で銅蒸気をを凝縮させる揮発法や、銅塩溶液
を電気分解して陰極上に銅粉末を析出させる電析法や、
銅のカルボニル塩を一酸化炭素気流中で熱分解する熱分
解法等で製造された銅粉末を、ボールミルやアトライタ
等の機械的方法で扁平化した後、シアン化銀を用いた還
元メッキで銀メッキした銀メッキ銅粉末、又は、溶融し
た銅を気体などの流体で飛散させるアトマイズ法で作製
した銅粉末や、大気圧の不活性ガス中で銅蒸気を凝縮さ
せる揮発法や、銅塩溶液を電気分解して陰極上に銅粉末
を析出させる電析法や、銅のカルボニル塩を一酸化炭素
気流中で熱分解する熱分解法で製造された銅粉末をシア
ン化銀を用いた還元メッキで銀メッキした後、ボールミ
ルやアトライタ等の機械的方法で扁平化した銀メッキ銅
粉末がある。この扁平化した銀メッキ銅粉末の平均粒径
は0.1μmから20μmが好ましく、0.5μmから
15μmであるとさらに好ましい。最も好ましくは1μ
mから12μmである。平均粒径が0.1μm未満又は
20μmを超えると、ペーストを乾燥硬化した後の比抵
抗値が30μΩcmより大きくなる傾向がある。
【0019】本発明における(A)成分である扁平化し
た銀メッキ銅粉末の扁平化度は、粒子の幅方向と厚みの
方向の比が、平均値で2から30であることが好まし
く、5から25であるとさらに好ましく、7から20で
あると特に好ましい。この扁平化度が2未満であっても
30より大きくても、ペーストを乾燥硬化した後の比抵
抗値が30μΩcmより大きくなる傾向がある。
【0020】粒子の幅方向と厚みの方向の比(長径/厚
さ)は、走査型顕微鏡を用いて粒子のSEM写真をと
り、この中から30個以上を選び、それの長さ/厚さを
測定し、その平均値から求めることができる。平均粒径
はレーザー法、沈降法等の一般的な粒度分布測定法によ
り求めることができる。
【0021】本発明における(B)成分である熱機械測
定装置を用いて測定した100℃までの貫入量が30μ
m以下である熱可塑性樹脂は、荷重1kg/cm2、昇
温速度5℃/分で熱機械測定装置を用いて測定した10
0℃までの貫入量が30μm以下であることが好まし
く、さらに好ましくは25μm以下である。100℃ま
での貫入量が30μmを超えると異方性の導電フィルム
でチップを接続する際に印刷回路が潰れやすくなる傾向
にある。また、この熱可塑性樹脂は(C)成分の混合溶
剤に可溶である必要がある。このような熱可塑性樹脂と
しては、例えば、アクリル−スチレン−フェニルマレイ
ミド系樹脂、アクリル−スチレン−アクリロニトリル系
樹脂、下記一般式(1)で表わされるフェノキシ樹脂、
【0022】
【化1】 ポリカーボネート系樹脂等が好ましく用いられ、これら
のうちの2種又は3種以上を組み合わせて用いることも
可能である。本発明における熱可塑性樹脂は、上記の樹
脂に限定されるものではないが、ポリイミド、ポリフェ
ニレンスルフィド、ポリフェニレンエーテル等は混合溶
剤に対する溶解性の点で好ましくない。また、本発明の
方法で測定した100℃までの貫入量が30μm以上で
あるという点で、ポリエステル系樹脂、ブチラール系樹
脂、ウレタン系樹脂等は好ましくない。上記、例示した
樹脂の内でフェノキシ樹脂が、印刷性や低抵抗化可能な
点で特に好ましい。
【0023】本発明における(C)成分である混合溶剤
は、前記熱機械測定装置を用いて測定した100℃まで
の貫入が30μm以下である熱可塑性樹脂を溶解する必
要があり、また、印刷ペーストとしてスクリーンの目詰
まりを起こさせないように室温での乾燥性が低く溶剤乾
燥時は乾燥性が高い必要がある。沸点200℃以上の有
機溶剤として例えば、ジエチレングリコールモノブチル
エーテル(ブチルカルビトール)(沸点230℃)、メ
チルプロピレンジグリコール(沸点212℃)γ−ブチ
ロラクトン(沸点204℃)、イソホロン(沸点215
℃)等の溶剤が単独又は2種類以上組み合わせて使用さ
れる。好ましくは沸点220〜240℃のものが使用さ
れる。また、沸点190℃以下の有機溶剤として例え
ば、3−メチル−3−メトキシブタノール(沸点174
℃)、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート(沸
点188℃)等の溶剤が単独又は2種類以上組み合わせ
て使用される。好ましくは沸点160〜190℃のもの
が使用される。これらのうちで、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル(ブチルカルビトール)と3−メチ
ル−3−メトキシブチルアセテートの組合せが、スクリ
ーン印刷時のペーストの低乾燥性、有機溶剤の短乾燥時
間化、高印刷精度等の点で特に好ましい。
【0024】本発明における(A)成分である扁平化し
た銀粉末、又は扁平化した銀粉末と扁平化した銀メッキ
銅粉末の混合物の配合量は、(A)成分、(B)成分及
び(C)成分の総量100重量部に対して、40重量部
から80重量部であることが好ましく、45重量部から
75重量部だとさらに好ましく、50重量部から70重
量部だと特に好ましい。この配合量が40重量部未満で
は、スクリーン印刷後乾燥硬化したときの回路高さが低
くなる傾向にあり、80重量部を超えると比抵抗値が3
0μΩcmより高くなる傾向にある。
【0025】また、本発明における(A)成分中の扁平
化した銀粉末と扁平化した銀メッキ銅粉末の混合物の混
合割合は、扁平化した銀粉末が5重量%以上であること
が好ましく、さらに好ましくは15重量%以上であり、
特に好ましくは25重量%以上である。扁平化した銀粉
末が5重量%未満であると、引張応力に対して抵抗が大
きくなり易くなり、印刷アンテナ回路の折曲試験をする
と比抵抗が増加し易くなる傾向にある。
【0026】本発明における(B)成分である熱機械測
定装置を用いて測定した100℃までの貫入量が30μ
m以下である熱可塑性樹脂の配合量は、(A)成分、
(B)成分及び(C)成分の総量100重量部に対し
て、2重量部から20重量部であることが好ましく、3
重量部から15重量部だとさらに好ましく、3.5重量
部から12重量部だと特に好ましい。この配合量が2重
量部未満では、スクリーン印刷後乾燥硬化した回路の抵
抗値が変化しやすくなる傾向にあり、20重量部を超え
るとスクリーン印刷後乾燥硬化したときの回路高さが低
くなる傾向にある。
【0027】本発明における(C)成分である混合溶剤
において、沸点200℃以上の有機溶剤と沸点190℃
以下の有機溶剤の配合比(重量比)は、95:5から6
0:40が好ましく、90:10から70:30だとさ
らに好ましく、90:10から85:15だと最も好ま
しい。沸点が200℃以上の有機溶剤が95%を超える
と乾燥時間が長くなる傾向にあり、沸点190℃以下の
有機溶剤が40%未満になるとスクリーン印刷時にペー
ストが乾燥しやすくなる傾向にある。
【0028】(C)成分である混合溶剤の配合量は、
(A)成分、(B)成分及び(C)成分の総量100重
量部に対して15重量部から45重量部であることが好
ましく、20重量部から45重量部だとさらに好まし
く、20重量部から40重量部だと特に好ましい。この
配合量が15重量部未満では比抵抗値が30μΩcmよ
り高くなる傾向にあり、45重量部を超えるとスクリー
ン印刷後乾燥硬化したときの回路高さが低くなる傾向に
ある。
【0029】本発明における印刷、乾燥後の比抵抗
(ρ、単位Ωcm)とは、平面コイル状の回路をスクリ
ーン印刷で形成し、乾燥して溶剤を揮発させた後に、マ
ルチメータ等の測定装置で両端間の回路抵抗(R、単位
Ω)を測定し、回路膜圧(t、単位cm)と回路幅
(W、単位cm)を触針式の表面粗さ計等で測定して、
回路長さ(L、単位cm)から以下の第(1)式にて求
める比抵抗である。
【0030】 ρ=R×t×W/L (Ωcm) 第(1)式 印刷、乾燥後の比抵抗は30μΩcm以下であることが
好ましく、さらに好ましくは25μΩcm以下であり、
最も好ましくは22μΩcm以下である。30μΩcm
より高いと、本発明の導電ペーストを用いた非接触IC
カードの通信可能距離が短くなる傾向にある。
【0031】本発明の導電ペーストの製造方法は、らい
かい機や三本ロール、ディスクミル、ビーズミル等を用
いて作製することができる。本発明の導電ペーストの好
ましい粘度範囲は、1万センチポイズから15万センチ
ポイズであり、さらに好ましくは、2万センチポイズか
ら10万センチポイズある。1万センチポイズより粘度
が低いと印刷した回路が印刷後に広がってしまう傾向に
あり、15万センチポイズを超えるとスクリーン印刷時
のスクリーン抜け性が悪くなる傾向にある。
【0032】本発明の導電ペーストを用いた印刷アンテ
ナ回路を有する非接触ICカードの好ましい製造方法の
一例を示すと、本発明の導電ペーストでアンテナ回路を
形成した回路基板上に、チップ(IC及びコンデンサ)
を異方導電性フィルム等でフェースダウン実装し、その
後、チップが実装された回路基板の上に、チップの外形
寸法よりやや大きめの面積のくり抜き穴を設けてあって
チップと同等の厚みを有し、接着剤を塗布してあるスペ
ーサを重ね、さらに、上部のカバーとして、樹脂フィル
ムに接着剤を塗布したカバーフィルムを重ねて、ラミネ
ータでラミネートし、積層構造のICカードを得る方法
である。
【0033】以上、説明した本発明の導電ペーストは、
非接触ICカードのアンテナ回路形成の他に、例えば、
ICカードのICとの接続材料やコンデンサとの接続材
料、フラットスイッチ、透明導電膜の導電補強、回路の
補修、電磁波シールド、導電管等に使用することができ
る。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0035】実施例1 銀粉(平均粒径5μm、扁平化度10)及びジエチレン
グリコールモノブチルエーテル(沸点230℃)と3−
メチル−3−メトキシブチルアセテート(沸点188
℃)を90:10(重量比、以下同様。)に混合した有
機溶剤に濃度33重量%で溶解したフェノキシ樹脂(U
NION CARBIDE CORPORATION、
商標UCAR Phenoxy Resin PKH
J)を乳鉢に入れ、らいかい機にセットし、粘度が20
万センチポイズ以下になるように適度にジエチレングリ
コールモノブチルエーテルと3−メチル−3−メトキシ
ブチルアセテートを90:10に混合した混合溶剤を加
えながら約30分間混合した。得られたペーストに、B
型粘度計でシェアレートが毎分240mmのときの粘度
が約10万センチポイズになるように、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテルと3−メチル−3−メトキシ
ブチルアセテートを90:10に混合した混合溶剤をさ
らに加えて、実施例1の印刷アンテナ回路用導電ペース
トを得た。得られたペーストの配合比(重量部)、B型
粘度計でシェアレートが毎分240mmのときの粘度を
表1に示す。
【0036】この導電ペーストを、スクリーン印刷機で
ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み100μ
m、幅54mm、長さ86mm、延伸処理有り、両面コ
ロナ放電処理あり)にコイル状(20ターン、長さ28
0cm、回路幅の設計値400μm、回路スペースの設
計値250μm)に印刷し、150℃で15分乾燥して
印刷アンテナ回路を形成し、印刷アンテナ回路を形成し
た印刷基板を得た。得られた印刷アンテナ回路の両端間
の抵抗を測定し、第(1)式から比抵抗を計算した。得
られた印刷アンテナ回路の幅、高さ、比抵抗、寸法精度
及び折曲試験後(半径10mm、90度折り曲げを10
00回)の比抵抗を表1に示す。
【0037】さらに、厚さ250μmのチップ(IC、
コンデンサ)を異方導電フィルム(日立化成工業(株)
製 ΑC−8301)を用いて190℃、60kg/c
2で印刷アンテナ回路に接続し、チップと印刷アンテ
ナ回路を形成した印刷基板を得た。
【0038】さらに、前記チップと印刷アンテナ回路を
形成した印刷基板のチップが形成してある部分より、幅
方向も長さ方向も100μmずつ広くくり抜いてあるポ
リエチレンテレフタレートフィルム(厚み50μm、幅
54mm、長さ86mm、延伸処理有り、両面コロナ放
電処理有り)に粘着剤を25μm形成したフィルムをチ
ップ部分が露出するように重ね合わせ、さらに、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム(厚み200μm、幅5
4mm、長さ86mm、延伸処理有り、両面コロナ放電
処理有り)に粘着剤を25μm形成したフィルムを上下
に重ね合わせ、ロール温度が120℃のラミネータでラ
ミネートして約760μm厚みの、実施例1のICカー
ドを得た。実施例1の印刷アンテナ回路用導電ペースト
の配合比(重量部)と粘度、版乾燥性(スクリーン印刷
後の版メッシュ開口部を観察し、全数目詰まりなしのも
のを○、一部又は全数目詰まりのものを×と評価し
た。)、印刷アンテナ回路の高さ、幅、比抵抗、寸法精
度及び折曲試験後の比抵抗、IC接続後の回路形状の観
察結果、耐熱試験、ICとの接続抵抗及びICカードの
特性を表1に示す。
【0039】実施例2 ジエチレングリコールモノブチルエーテルと3−メチル
−3−メトキシブチルアセテートを70:30に混合し
た混合溶剤に濃度33重量%で溶解したフェノキシ樹脂
(UNION CARBIDE CORPORATIO
N、商標UCAR Phenoxy Resin PK
HJ)を用い、粘度調整用にジエチレングリコールモノ
ブチルエーテルと3−メチル−3−メトキシブチルアセ
テートを70:30に混合した混合溶剤を使用した以外
は、実施例1と同様にして実施例2の印刷アンテナ回路
用導電ペースト及びICカードを得た。実施例2の印刷
アンテナ回路用導電ペーストの配合比(重量部)と粘
度、版乾燥性、印刷アンテナ回路の高さ、幅、比抵抗、
寸法精度及び折曲試験後の比抵抗、IC接続後の回路形
状の観察結果、耐熱試験、ICとの接続抵抗及びICカ
ードの特性を表1に示す。
【0040】実施例3 熱可塑性樹脂として、フェノキシ樹脂(東都化成(株)
製、YP−50)をジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルと3−メチル−3−メトキシブチルアセテートを
60:40に混合した有機溶剤に33重量%の濃度で溶
解したものを用い、粘度調整用にジエチレングリコール
モノブチルエーテルと3−メチル−3−メトキシブチル
アセテートを60:40に混合した混合溶剤を使用した
以外は、実施例1と同様にして実施例3の印刷アンテナ
回路用導電ペースト及びICカードを得た。実施例3の
印刷アンテナ回路用導電ペーストの配合比(重量部)と
粘度、版乾燥性、印刷アンテナ回路の高さ、幅、比抵
抗、寸法精度及び折曲試験後の比抵抗、IC接続後の回
路形状の観察結果、耐熱試験、ICとの接続抵抗及びI
Cカードの特性を表1に示す。
【0041】実施例4 実施例1の銀粉末の替わりに、銀粉末(平均粒径6μ
m、扁平化度15)30重量%、銀メッキした銅粉末
(平均粒径10μm、扁平化度6)70重量%を用いた
以外は、実施例1と同様にして実施例4の印刷アンテナ
回路用導電ペースト及びICカードを得た。実施例4の
印刷アンテナ回路用導電ペーストの配合比(重量部)と
粘度、版乾燥性、印刷アンテナ回路の高さ、幅、比抵
抗、寸法精度及び折曲試験後の比抵抗、IC接続後の回
路形状の観察結果、耐熱試験、ICとの接続抵抗及びI
Cカードの特性を表1に示す。
【0042】比較例1 比較例1として、熱可塑性樹脂にフェノキシ樹脂(UN
ION CARBIDE CORPORATION、商
標UCAR Phenoxy Resin PKHJ)
をジエチレングリコールモノブチルエーテルに33重量
%の濃度で溶解したものを用い、粘度調整用にジエチレ
ングリコールモノブチルエーテルを使用した。また、印
刷後180℃で10分間乾燥した以外は全て実施例1と
同様にして比較例1からなる印刷アンテナ回路用導電ペ
ースト及びICカードを得た。比較例1の印刷アンテナ
回路用導電ペーストの配合比(重量部)と粘度、版乾燥
性、印刷アンテナ回路の高さ、幅、比抵抗、寸法精度及
び折曲試験後の比抵抗、IC接続後の回路形状の観察結
果、耐熱試験、ICとの接続抵抗及びICカードの特性
を表2に示す。
【0043】比較例2 比較例2として、熱可塑性樹脂にフェノキシ樹脂(東都
化成(株)製、YP−50)を3−メチル−3−メトキ
シブチルアセテート33重量%の濃度で溶解したものを
用い、粘度調整用に3−メチル−3−メトキシブチルア
セテートを使用した。また、印刷後130℃で15分間
乾燥した以外は全て実施例1と同様にして比較例2の印
刷アンテナ回路用導電ペースト及びICカードを得た。
比較例2の印刷アンテナ回路用導電ペーストの配合比
(重量部)と粘度、版乾燥性、印刷アンテナ回路の高
さ、幅、比抵抗、寸法精度及び折曲試験後の比抵抗、I
C接続後の回路形状の観察結果、耐熱試験、ICとの接
続抵抗及びICカードの特性を表2に示す。
【0044】比較例3 比較例3として、銀メッキ銅粉末(平均粒径10μm、
扁平化度6)を用いた以外は全て実施例1と同様にし
て、比較例3からなる印刷アンテナ回路用導電ペースト
及びICカードを得た。比較例3の印刷アンテナ回路用
導電ペーストの配合比(重量部)と粘度、版乾燥性、印
刷アンテナ回路の高さ、幅、比抵抗、寸法精度及び折曲
試験後の比抵抗、IC接続後の回路形状の観察結果、耐
熱試験、ICとの接続抵抗及びICカードの特性を表2
に示す。
【0045】比較例4 銀粉(平均粒径5μm、扁平化度10)及びフェノール
樹脂(群栄化学工業(株)製、PL−2207)をイソ
ホロンに70重量%の濃度で溶解した樹脂溶液と、エポ
キシ樹脂(東都化成(株)製、YD−014)をジエチ
レングリコールジメチルエーテルに50重量%の濃度で
溶解した樹脂溶液の混合物を乳鉢に入れ、らいかい機に
セットし、粘度が20万センチポイズ以下になるように
適度にイソホロンを加えながら約30分間混合した。得
られたペーストに、B型粘度計でシェアレートが毎分2
40mmのときの粘度が約10万センチポイズになるよ
うに、ジエチレングリコールモノブチルエーテルをさら
に加えて、比較例4の印刷アンテナ回路用導電ペースト
を得た。得られたペーストの配合比(重量部)、B型粘
度計でシェアレートが毎分240mmのときの粘度、版
乾燥性を表2に示す。
【0046】このペーストを、スクリーン印刷機でポリ
エチレンテレフタレートフィルム(厚み100μm、幅
54mm、長さ86mm、延伸処理有り、両面コロナ放
電処理有り)にコイル状(20ターン、長さ280c
m、回路幅の設計値400μm、回路スペースの設計値
250μm)に印刷し、120℃で30分、150℃で
45分乾燥して印刷アンテナ回路を形成し、印刷アンテ
ナ回路を形成した印刷基板を得た。得られた印刷アンテ
ナ回路の両端間の抵抗を測定し、第(1)式から比抵抗
を計算した。得られたアンテナ回路の幅、高さ及び比抵
抗、寸法精度及び折曲試験後(半径10mm、90度折
り曲げを1000回)の比抵抗、耐熱試験を表2に示
す。
【0047】さらに、厚さ250μmのチップ(IC、
コンデンサ)を異方導電フィルム(日立化成工業(株)
製 ΑC−8301)を用いて190℃、60kg/c
2で印刷アンテナ回路を接続し、チップと印刷アンテ
ナ回路を形成した印刷基板を得た。接続部分の観察結果
及び接続抵抗値を表2に示す。
【0048】さらに、前記チップと印刷アンテナ回路を
形成した印刷基板のチップが形成してある部分により、
幅方向も長さ方向も100μmずつ広くくり抜いてある
ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み50μm、
幅54mm、長さ86mm、延伸処理有り、両面コロナ
放電処理有り)に粘着剤を25μm形成したフィルムを
チップ部分が露出するように重ね合わせ、さらに、ポリ
エチレンテレフタレートフィルム(厚み200μm、幅
54mm、長さ86mm、延伸処理有り、両面コロナ放
電処理有り)に粘着剤を25μm形成したフィルムを上
下に重ね合わせ、ロール温度が120℃のラミネータで
ラミネートして約760μm厚みの、比較例5のICカ
ードを得た。
【0049】比較例5 比較例5として、熱可塑性樹脂にブチラール樹脂(電気
化学工業(株)製、デンカブチラール♯2000)をジ
エチレングリコールモノブチルエーテル33重量%の濃
度で溶解したものを用い、粘度調整用にジエチレングリ
コールモノブチルエーテルを使用した。また、印刷後1
50℃で15分乾燥した以外は全て実施例1と同様にし
て比較例5からなる印刷アンテナ回路用導電ペースト及
びICカードを得た。比較例5の印刷アンテナ回路用導
電ペーストの配合比(重量部)と粘度、版乾燥性、印刷
アンテナ回路の高さ、幅、比抵抗、寸法精度及び折曲試
験後の比抵抗、IC接続後の回路形状の観察結果、耐熱
試験、ICとの接続抵抗及びICカードの特性を表2に
示す。
【0050】比較例6 比較例6として、熱可塑性樹脂にブチラール樹脂(電気
化学工業(株)製、デンカブチラール♯5000Α)を
ジエチレングリコールモノブチルエーテル33重量%の
濃度で溶解したものを用い、粘度調整用にジエチレング
リコールモノブチルエーテルを使用した。また、印刷後
150℃で15分乾燥した以外は全て実施例1と同様に
して比較例6からなる印刷アンテナ回路用導電ペースト
及びICカードを得た。比較例6の印刷アンテナ回路用
導電ペーストの配合比(重量部)と粘度、版乾燥性、印
刷アンテナ回路の高さ、幅、比抵抗、寸法精度及び折曲
試験後の比抵抗、IC接続後の回路形状の観察結果、耐
熱試験、ICとの接続抵抗及びICカードの特性を表2
に示す。
【0051】樹脂特性の評価 熱機械測定装置(セイコー電子工業(株)製、TMA1
20)に貫入用のジグ(先端の面積1mm2、荷重10
g)を取り付け、5℃/分の昇温速度で測定した80℃
以上の貫入量を表3に示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】 表1、表2及び表3の結果から、本発明の実施例の印刷
アンテナ回路用導電ペーストは、版が乾燥しにくく印刷
後の乾燥時間が短く、回路幅、回路高さ、比抵抗、寸法
精度、IC接続後の回路形状、IC接続抵抗値がいずれ
も良好であり、本発明の実施例の印刷アンテナ回路用導
電ペーストを用いて作製したICカードの通信試験結果
もいずれも良好であった。一方、比較例からなる導電ペ
ーストは、版乾燥性、印刷後の乾燥時間、回路幅、回路
高さ、比抵抗、寸法精度、IC接続後の回路形状、IC
の接続抵抗値のいずれかの問題が生じた。
【0055】
【発明の効果】本発明の導電ペーストは、従来の熱硬化
樹脂を用いた導電ペーストに比較して、乾燥硬化に要す
る時間が短く、かつ、従来の熱可塑性樹脂を用いた導電
ペーストにあった問題点であった、異方導電フィルムに
よるIC接続時に回路がつぶれる問題を解決することが
でき、かつ、大幅にICとの接続抵抗を低下することが
でき、スクリーン印刷時の乾燥性に優れ乾燥後の寸法精
度に優れるため、印刷アンテナ回路用導電ペーストとし
て好適である。
【0056】本発明の印刷アンテナ回路を有する非接触
ICカードは、従来の印刷アンテナ回路を用いた非接触
ICカードよりも通信距離が長く、かつ印刷回路の乾燥
硬化時間が短いので生産性に優れ、かつ、異方導電性フ
ィルムによるIC接続時に回路がつぶれる不良がなく、
かつ、大幅にICとの接続抵抗が低下したため接続部分
での損失や誤作動が少ない。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)扁平化した銀粉末又は扁平化した
    銀粉末と扁平化した銀メッキ銅粉末の混合物、(B)熱
    機械測定装置を用いて測定した100℃までの貫入量が
    30μm以下である熱可塑性樹脂及び(C)沸点が20
    0℃以上の少なくとも1種類以上の有機溶剤と沸点が1
    90℃以下の少なくとも1種類以上の有機溶剤との混合
    溶剤からなる導電ペースト。
  2. 【請求項2】 印刷、乾燥後の比抵抗値が30μΩcm
    以下である請求項1記載の導電ペースト。
  3. 【請求項3】 (B)成分の熱可塑性樹脂がフェノキシ
    樹脂である請求項1記載の導電ペースト。
  4. 【請求項4】 (C)成分の沸点が200℃以上の有機
    溶剤がジエチレングリコールモノブチルエーテルであ
    り、沸点が190℃以下の有機溶剤が3−メチル−3−
    メトキシブチルアセテートである請求項1記載の導電ペ
    ースト。
  5. 【請求項5】 (C)成分の沸点が200℃以上の有機
    溶剤と沸点が190℃以下の有機溶剤の配合比(重量
    比)が95:5〜60:40である請求項1記載の導電
    ペースト。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の導電
    ペーストを用いた印刷アンテナ回路を有する非接触IC
    カード。
JP9251148A 1997-09-16 1997-09-16 導電ペースト及びこれを用いた印刷アンテナ回路を有する非接触icカード Pending JPH1196833A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9251148A JPH1196833A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 導電ペースト及びこれを用いた印刷アンテナ回路を有する非接触icカード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9251148A JPH1196833A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 導電ペースト及びこれを用いた印刷アンテナ回路を有する非接触icカード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1196833A true JPH1196833A (ja) 1999-04-09

Family

ID=17218398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9251148A Pending JPH1196833A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 導電ペースト及びこれを用いた印刷アンテナ回路を有する非接触icカード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1196833A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001061710A1 (fr) * 2000-02-21 2001-08-23 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Pate conductrice de type a polymerisation par faisceau d'energie actif, methode de production et dispositif destines a un substrat de circuit conducteur et a une antenne id sans contact, et methode de production associee
US6551729B2 (en) 2000-08-24 2003-04-22 Murata Manufacturing Co. Ltd Conductive paste and ceramic electronic element using the same
WO2004068506A1 (ja) * 2002-05-17 2004-08-12 Hitachi Chemical Co., Ltd. 導電ペースト
SG105526A1 (en) * 1998-09-30 2004-08-27 Toppan Forms Co Ltd Conductive paste and conductive paste curing method, method of forming antenna for radio frequency identificaition medium employing conductive paste, and radio frequency identification medium
KR100678533B1 (ko) * 2003-07-08 2007-02-05 히다치 가세고교 가부시끼가이샤 도전성 분말 및 그 제조 방법
WO2016199678A1 (ja) * 2015-06-09 2016-12-15 タツタ電線株式会社 導電性ペースト

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG105526A1 (en) * 1998-09-30 2004-08-27 Toppan Forms Co Ltd Conductive paste and conductive paste curing method, method of forming antenna for radio frequency identificaition medium employing conductive paste, and radio frequency identification medium
WO2001061710A1 (fr) * 2000-02-21 2001-08-23 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Pate conductrice de type a polymerisation par faisceau d'energie actif, methode de production et dispositif destines a un substrat de circuit conducteur et a une antenne id sans contact, et methode de production associee
EP1267360A1 (en) * 2000-02-21 2002-12-18 Toyo Ink Manufacturing Co. Ltd. Active energy beam curing type conductive paste, production method and device for conductor circuit substrate and non-contact id and production method thereof
EP1267360A4 (en) * 2000-02-21 2003-04-02 Toyo Ink Mfg Co CONDUCTIVE PASTE OF THE ACTIVE ENERGY RAY CURING TYPE, MANUFACTURING METHOD AND MODULE FOR A SEMICONDUCTOR CIRCUIT SUBSTRATE AND NON-CONTACT ID AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR
US7267926B2 (en) 2000-02-21 2007-09-11 Toray Engineering Co., Ltd. Active energy beam curing type conductive paste, production method and device for conductor circuit substrate and non-contact ID and production method thereof
US6551729B2 (en) 2000-08-24 2003-04-22 Murata Manufacturing Co. Ltd Conductive paste and ceramic electronic element using the same
WO2004068506A1 (ja) * 2002-05-17 2004-08-12 Hitachi Chemical Co., Ltd. 導電ペースト
CN100407340C (zh) * 2002-05-17 2008-07-30 日立化成工业株式会社 导电浆料
US7718090B2 (en) 2002-05-17 2010-05-18 Hitachi Chemical Co., Ltd. Conductive paste
KR100678533B1 (ko) * 2003-07-08 2007-02-05 히다치 가세고교 가부시끼가이샤 도전성 분말 및 그 제조 방법
WO2016199678A1 (ja) * 2015-06-09 2016-12-15 タツタ電線株式会社 導電性ペースト
JP2017004732A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 タツタ電線株式会社 導電性ペースト

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5402350B2 (ja) 導電性ペーストの製造方法および導電性ペースト
JP4936142B2 (ja) 導電性ペースト組成物及び電子回路並びに電子部品
WO1996024938A1 (fr) Poudre composite conductrice, pate conductrice, procede de production de cette pate, circuit electrique et son procede de fabrication
JP7056552B2 (ja) 導電性皮膜およびレーザーエッチング加工用導電性ペースト
EP0965997B1 (en) Via-filling conductive paste composition
JP3837858B2 (ja) 導電性接着剤およびその使用方法
US7416687B2 (en) Electroconductive paste composition and printed wiring board
JPH1196833A (ja) 導電ペースト及びこれを用いた印刷アンテナ回路を有する非接触icカード
JPH10247419A (ja) 導電ペースト及びこれを用いた印刷アンテナ回路を有する非接触icカード
JP2003077337A (ja) 導電性ペースト組成物及びプリント配線板
JPH1064331A (ja) 導電ペースト、導電ペーストを用いた電気回路及び電気回路の製造法
JP3513636B2 (ja) 複合導電粉、導電ペースト、電気回路及び電気回路の製造法
JP2008094997A (ja) 導電性インキ、導電回路および非接触型メディア
JPH11102423A (ja) 導電ペーストを用いた非接触icカード用の印刷アンテナ回路の製造方法及び非接触icカード
JP6673215B2 (ja) レーザーエッチング加工用導電性ペースト、導電性薄膜、導電性積層体
JPH107884A (ja) 導電性ペースト及び電気回路形成基板の製造法
KR101541830B1 (ko) 자외선 소결형 감광성 도전 페이스트
KR100995607B1 (ko) 도전성 페이스트 조성물 및 프린트 배선판
JPH10130600A (ja) 導電性接着剤
CN117637233A (zh) 一种低方阻导电银浆、制备方法及应用
JP2003258025A (ja) バンプの形成方法
JPS62229601A (ja) 樹脂硬化型導電性ペ−ストおよび導電性回路板の製造方法
JPH0953031A (ja) 導電ペースト及び電気回路形成基板の製造法
KR100985141B1 (ko) 도전성 페이스트 조성물 및 프린트 배선판
JP4841160B2 (ja) 導電性ペースト組成物およびプリント配線板