JPH1196150A - 個人データに基づく印刷物の作成システム - Google Patents

個人データに基づく印刷物の作成システム

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JPH1196150A
JPH1196150A JP9276451A JP27645197A JPH1196150A JP H1196150 A JPH1196150 A JP H1196150A JP 9276451 A JP9276451 A JP 9276451A JP 27645197 A JP27645197 A JP 27645197A JP H1196150 A JPH1196150 A JP H1196150A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の顧客に配布するダイレクトメールのデ
ザインを、各顧客ごとに変える。 【解決手段】 個々の顧客の年齢,性別などの個人デー
タDを入力する。素材データ記憶手段20には、多数の
商品についての画像やテキストなどの素材を用意してお
き、割付パターン記憶手段30には、これら素材の割付
パターンを複数種類用意しておく。対応情報記憶手段4
0には、年齢や性別などの特定の個人データと特定の割
付パターンおよび素材とを対応づける対応情報を用意し
ておく。この対応情報を参照して、素材データ選択手段
25は特定の素材を選択し、割付パターン選択手段35
は特定の割付パターンを選択する。割付処理手段50
は、選択された素材を選択された割付パターンで割り付
けて顧客1人分の印刷用データを作成する。複数の顧客
の印刷用データを面付けして、カラー電子プリンタで印
刷し、後加工で断裁処理などを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人データに基づ
く印刷物の作成システムに関し、特に、個々の顧客ごと
にそれぞれ異なる情報が含まれたダイレクトメールや請
求書などの印刷物を作成するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】請求書など、個々の顧客ごとに内容が異
なる印刷物を作成する場合、通常は、全請求書に共通し
た地紋や罫線などを予めオフセット印刷などで印刷した
用紙を準備しておき、この用紙の上に、個々の顧客に固
有の氏名や金額などをドットプリンタなどで追加印刷す
る手法が採られている。また、ワードプロセッサやコン
ピュータ用のプリンタを利用して印刷物を作成する場合
には、いわゆる「差し込み印刷」という手法を利用し
て、共通の文面の一部に、各個人ごとに固有の文字列
(氏名、住所など)を混在させることが可能である。こ
れらの手法は、請求書だけでなく、ダイレクトメールな
ど、個人宛てに配布する印刷物に、個人ごとの固有情報
を盛り込むために利用されている。
【0003】また、ダイレクトメールへの利用態様とし
ては、たとえば、特開平7−200701号公報には、
各顧客ごとに、年齢、性別、購買履歴などの個人データ
を用意しておき、この個人データに基いて、個々の顧客
ごとの通信販売用カタログを作成するシステムが開示さ
れている。このシステムを用いれば、個々の顧客に適し
た商品だけを選別してカタログに掲載することができ、
各顧客ごとに固有のカタログを作成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した種々の手法を
利用すれば、個々の顧客ごとに内容をカスタマイズした
印刷物を作成することができるが、カスタマイズの自由
度はまだまだ不十分である。たとえば、一般的な請求書
の場合、地紋や罫線などは、用紙に予め印刷されている
ため、個々の顧客ごとに変えることはできない。しか
も、このような用紙は、ある程度の枚数をまとめて刷り
置くのが一般的であり、地紋や罫線などを変更する必要
が生じた場合には、刷り置いた用紙は無駄にならざるを
得ない。また、一般的な「差し込み印刷」の手法では、
文字列の一部を各顧客の固有情報に置き換える程度の処
理しか行えないため、氏名や住所などを各顧客別の文字
列で印刷する程度のことしかできない。
【0005】一方、上述した特開平7−200701号
公報に開示されている通信販売用カタログの作成システ
ムを利用すれば、個々の顧客ごとに、掲載する商品画像
などを変えることができ、かなりカスタマイズの自由度
は向上する。しかしながら、商品画像を差し替えても、
各顧客ごとに作成したカタログの全体的なデザインは画
一的になりやすく、若年層の顧客に対しては派手なデザ
インのカタログにし、老年層の顧客に対しては落ち着い
たデザインのカタログにする、というような変化をつけ
ることが困難である。
【0006】そこで本発明は、個々の顧客ごとにデザイ
ンのカスタマイズまでもが可能な印刷物の作成システム
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の第1の態様は、個々の顧客ごとのそれぞ
れ異なる情報が含まれた印刷物を作成する印刷物の作成
システムにおいて、個々の顧客の個人データを入力する
個人データ入力手段と、印刷物上に掲載する素材につい
ての素材データを記憶する素材データ記憶手段と、各素
材についての複数の割付パターンを記憶する割付パター
ン記憶手段と、特定の個人データと特定の割付パターン
とを対応づける対応情報を記憶する対応情報記憶手段
と、入力手段が入力した個人データに基づいて対応情報
を参照し、割付パターン記憶手段内の特定の割付パター
ンを選択する割付パターン選択手段と、素材データ記憶
手段から所定の素材データを読出し、この読出した素材
データに対して、割付パターン選択手段によって選択さ
れた割付パターンに基づく割付処理を行い、特定の顧客
についての印刷用データを生成する割付処理手段と、割
付処理手段が生成した印刷用データに基づいて、印刷を
行う印刷手段と、を設けるようにしたものである。
【0008】(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1
の態様に係る個人データに基づく印刷物の作成システム
において、対応情報記憶手段に、更に、特定の個人デー
タと特定の素材データとを対応づける対応情報を記憶さ
せておき、入力手段が入力した個人データに基づいて対
応情報を参照し、素材データ記憶手段内の特定の素材デ
ータを選択する素材データ選択手段を更に設け、割付処
理手段が、素材データ選択手段によって選択された素材
データに対する割付処理を行うようにしたものである。
【0009】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第2
の態様に係る個人データに基づく印刷物の作成システム
において、複数の顧客について共通して選択される共通
素材データと、個々の顧客ごとに異なる選択がなされる
固有素材データと、を予め定義しておき、素材データ選
択手段が、特定の個人データに基づいて対応情報を参照
することにより特定の固有素材データを選択するととも
に、特定の個人データとは無関係に一義的に共通素材デ
ータを選択するようにしたものである。
【0010】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第2
または第3の態様に係る個人データに基づく印刷物の作
成システムにおいて、素材データとして、顧客に提示す
る対象物の画像を示す対象物画像データと、この対象物
の画像を提示する際の背景画像を示す背景画像データ
と、を用意し、対応情報記憶手段に、特定の個人データ
と特定の対象物画像データおよび特定の背景画像データ
とを対応づける対応情報を記憶させておくようにしたも
のである。
【0011】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第1
〜第4の態様に係る個人データに基づく印刷物の作成シ
ステムにおいて、複数の顧客についての印刷用データに
対して面付処理を行う面付処理手段を更に設け、面付処
理後のデータに基づいて印刷手段による印刷が行われる
ようにし、複数の顧客に配布する印刷物をまとめて印刷
できるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基いて説明する。図1は、本発明に係る個人データに
基づく印刷物の作成システムの基本構成を示すブロック
図である。個人データ入力手段10は、個人データDを
入力する機能を有する。個人データDは、個々の顧客固
有の情報をデジタルデータ化したものであり、ここで
は、たとえば図2に示すような個人データDが用意され
ている具体的な場合について説明を行うことにする。図
2に示す例は、百貨店が顧客について収集した情報に基
いて用意した個人データであり、顧客コード、氏名、年
齢、性別、購入履歴(これまでに購入した商品名)なる
情報が含まれている。もちろん、この他にも、家族構
成、趣味、年収など、種々の情報を付加することが可能
である。個人データ入力手段10は、このような個人デ
ータDをデジタルデータとして入力する構成要素であ
り、具体的なハードウエア構成は、個人データDの提供
形態によって異なる。たとえば、個人データDがフロッ
ピディスクなどの記録媒体で提供されるのであれば、個
人データ入力手段10は、フロッピディスクドライブ装
置によって構成することができ、個人データDが通信回
線を介して提供されるのであれば、個人データ入力手段
10は、モデムなどの通信機器によって構成することが
できる。
【0013】一方、素材データ記憶手段20、割付パタ
ーン記憶手段30、対応情報記憶手段40は、メモリ、
磁気ディスク、光ディスクなどのコンピュータ用記憶装
置によって構成される手段であり、それぞれ素材デー
タ、割付パターン、対応情報が記憶されている。ここで
は、説明の便宜上、これらの3つの記憶手段をブロック
ごとに分けて示したが、ハードウエア上は、この3つを
特に区別する必要はなく、たとえば、同一のハードディ
スク装置によって、この3つの記憶手段を構成してもか
まわない。
【0014】素材データ記憶手段20に用意された素材
データは、印刷対象となる種々の素材を示すデータであ
り、画像データとテキストデータとによって構成されて
いる。ここでは、百貨店が顧客に対して、前回の商品購
入の礼状を兼ねた新商品紹介の案内状をダイレクトメー
ルで送付する具体例について、各データの構成を説明す
る。まず、画像データは、商品画像データ、背景画像デ
ータ、ロゴ画像データに分類される。商品画像データ
は、この百貨店の取り扱う商品を写真撮影することによ
り得られるデータであり、背景画像データは、印刷物上
でこの商品画像を提示する際に背景として提示する画像
(地紋、飾り罫、その他の風景画像など)のデータであ
り、ロゴ画像データは、この百貨店のロゴを示す画像の
データである。これらの画像データの形式(ファイルフ
ォーマット)は、後述する割付処理手段50において利
用可能な形式であれば、どのような形式でもかまわな
い。一方、テキストデータは、文字列からなるデータで
あり、この実施形態では、礼状テキストと、商品説明テ
キストとによって構成されている。これらのテキストデ
ータは、たとえば一般的なJIS漢字コードの形式で用
意しておけばよい。
【0015】割付パターン記憶手段30に用意された割
付パターンは、素材データ記憶手段20に用意された各
素材データの割付態様を示す情報である。すなわち、印
刷物上のどの位置に、どの素材を、どのような態様で配
置するか、を指定する情報から構成されており、たとえ
ば、画像データに対しては、割付位置および倍率が指定
され、テキストデータに対しては、割付位置、フォン
ト、文字サイズ、色などが指定される。割付パターン記
憶手段30には、複数通りの割付パターンが用意されて
いるが、これは予め種々の購買層を意図して、各購買層
にふさわしい割付パターンを用意しておけばよい。たと
えば、若年層の顧客に対しては派手なデザインの割付パ
ターンを用意し、老年層の顧客に対しては落ち着いたデ
ザインの割付パターンを用意する、というようなことが
可能になる。
【0016】対応情報記憶手段40に用意された対応情
報は、特定の個人データと特定の割付パターンとを対応
づけるとともに、特定の個人データと特定の素材データ
とを対応づける機能を有する。図3に、この対応情報の
一例を示す。この例では、個人データのうちの特定の年
齢および特定の性別に対して、特定の割付パターンおよ
び特定の素材データ(固有素材データ)が対応づけられ
ている。たとえば、割付パターンに関しては、10歳〜
29歳という年齢に対して割付パターンL1が対応づけ
られ、30歳以上という年齢に対して割付パターンL2
が対応づけられている。この例では、割付パターンの対
応づけは性別には無関係になっているが、もちろん、性
別に基いて異なる割付パターンを対応づけるようにして
もかまわない。
【0017】ここでは、割付パターンL1,L2とし
て、図4に示すようなパターンが用意されていたものと
して、以下の説明を行う。いずれの割付パターンにおい
ても、「広告主表示」,「顧客名」,「礼状テキス
ト」,「商品画像」,「背景画像」,「商品説明テキス
ト」の6つの素材の割付態様が示されている。ここで、
「広告主表示」,「商品画像」,「背景画像」なる3つ
の素材は画像データによって表現される素材であり、
「顧客名」,「礼状テキスト」,「商品説明テキスト」
なる3つの素材はテキストデータによって表現される素
材である。上述したように、画像データに対しては、割
付位置および倍率を指定する情報が、テキストデータに
対しては、割付位置、フォント、文字サイズ、色などを
指定する情報が、割付パターンとして用意されることに
なる。
【0018】図3に示す対応情報では、更に、特定の個
人データと特定の素材データ(固有素材データ)とが対
応づけられている。すなわち、年齢および性別に応じ
て、背景画像、商品画像、商品説明テキストなる3つの
素材が対応づけられており、たとえば、年齢18歳の男
性に対しては、背景画像BK1,商品画像PIC1,商
品説明テキストTX1が対応づけられている。これらの
素材データは、いずれも素材データ記憶手段20内に格
納されている。すなわち、図3に示す対応情報によれ
ば、3種類の背景画像BK1〜BK3、8種類の商品画
像PIC1〜PIC8、10種類の商品説明テキストT
X1〜TX10が対応づけられているが、これらの各素
材データは、すべて素材データ記憶手段20内に用意さ
れている素材データである。
【0019】ところで、図4の割付パターンL1,L2
によって示された6つの素材のうち、「背景画像」,
「商品画像」,「商品説明テキスト」については、図3
の対応情報の固有素材データの欄に示されているが、
「広告主表示」,「顧客名」,「礼状テキスト」につい
ては、図3の対応情報によっては示されていない。これ
は、後者の3つの素材については、特に対応情報を用意
する必要がないためである。すなわち、印刷物上に表現
される個々の素材の中で、個々の顧客ごとに異なる素材
についてのデータを固有素材データと呼び、全顧客に共
通の素材についてのデータを共通素材データと呼ぶこと
にすれば、対応情報は、固有素材データについてのみ用
意すれば足りる。ここに示す例では、「広告主表示」
は、すべての顧客について共通して利用される共通素材
データであるため、対応情報は不要である。したがっ
て、「広告主表示」として割り付けるべき画像データ
は、素材データ記憶手段20内にロゴ画像データとして
用意されているが、対応情報を参照することなく、すべ
ての顧客について利用されることになる。
【0020】一方、「顧客名」および「礼状テキスト」
には、共通素材データと固有素材データとの双方が含ま
れているが、固有素材データの部分は、個人データの一
部をそのまま流用することができるので、特に対応情報
を用意する必要はない。たとえば、「顧客名」は、「顧
客の氏名(固有素材データ)」と「様(共通素材デー
タ)」とを合成した文字列から構成されるが、前者は図
2に示す個人データDからそのまま流用でき、後者は共
通素材データであるので、いずれも対応情報は不要であ
る。また、「礼状テキスト」は、「礼状文面文字列(共
通素材データ)」と「過去の購入商品名(固有素材デー
タ)」とを合成した文字列から構成されるが、前者は共
通素材データであり、後者は図2に示す個人データDか
らそのまま流用できるので、対応情報は不要である。
【0021】さて、図1のブロック図において、素材デ
ータ選択手段25は、個人データ入力手段10が入力し
た個人データに基いて、対応情報記憶手段40内の対応
情報を参照し、素材データ記憶手段20内の特定の素材
データを選択する機能を有する。すなわち、図3に示さ
れている対応情報を参照することにより、特定の固有素
材データを選択するとともに、入力された個人データと
は無関係に一義的に共通素材データを選択する処理を実
行する。同様に、割付パターン選択手段35は、個人デ
ータ入力手段10が入力した個人データに基いて、対応
情報記憶手段40内の対応情報を参照し、割付パターン
記憶手段30内の特定の割付パターンを選択する機能を
有する。
【0022】たとえば、図2に示す個人データDの1行
目のデータが個人データ入力手段10によって入力され
た場合を考えよう。すなわち、「鈴木A雄」なる氏名の
顧客についての個人データが入力されると、年齢:43
歳,性別:男なる条件に基いて、図3の対応情報が参照
される。そこで、割付パターン選択手段35によって、
割付パターンL2が選択され、素材データ選択手段25
によって、背景画像BK3,商品画像PIC5,商品説
明テキストTX7が選択されることになる。また、素材
データ選択手段25は、「広告主表示」として割り付け
るべき画像データ、「顧客名」および「礼状テキスト」
に用いる共通素材データを一義的に選択する。選択され
た割付パターンおよび素材データは、割付処理手段50
へ与えられる。なお、この実施形態では、素材データ選
択手段25は、個人データ入力手段10から入力された
個人データDのうち、流用すべき素材データ(氏名およ
び購入履歴の文字列)を、選択された素材データとし
て、割付処理手段50に与える機能を有している。
【0023】かくして、割付処理手段50には、選択さ
れた特定の割付パターンが与えられるとともに、割付対
象となる素材データが与えられることになる。割付処理
手段50は、これらのデータに基いて割付処理を行い、
特定の顧客についての印刷用データを生成する。図5
は、上述した「鈴木A雄」なる顧客についての個人デー
タに基いて生成される印刷用データの概念図である。こ
の図5に示されている各素材は、図4に示す割付パター
ンL2に基いて割り付けられていることがわかる。「広
告主表示」の位置に割り付けられている「○○デパー
ト」なるロゴは、共通素材データとして用意されたロゴ
画像データを割り付けたものである。また、「顧客名」
の位置に割り付けられた「鈴木A雄 様」なる文字列
は、個人データの氏名から流用した文字列に、共通の文
字「様」を合成したものである。「礼状テキスト」の位
置に割り付けられている「このたびは、ゴルフクラブを
…」なる文字列は、共通の礼状文面文字列に、個人デー
タの購入履歴から流用した文字列「ゴルフクラブ」を合
成したものである。更に、左下の「商品画像」および
「背景画像」の位置に割り付けられている画像は、それ
ぞれ固有素材データとして用意された商品画像PIC5
および背景画像BK3を割り付けたものであり、右下の
「商品説明テキスト」の位置に割り付けられているテキ
ストは、固有素材データとして用意された商品説明テキ
ストTX7を割り付けたものである。
【0024】同様に、図2に示す個人データDの2行目
に示された「田中B子」なる個人データに基いて生成さ
れる印刷用データの概念図を図6に示し、3行目に示さ
れた「山本C郎」なる個人データに基いて生成される印
刷用データの概念図を図7に示す。図6は、割付パター
ンL1を用いた割り付けがなされているのに対し、図7
は、割付パターンL2を用いた割り付けがなされてお
り、全体的なデザインは大きく異なっている。このよう
に、各顧客ごとにデザインが大きく異なる印刷物を作成
することができる点が、本発明の特徴である。
【0025】結局、個人データ入力手段10において、
顧客1人分の個人データが入力されると、割付処理手段
50には、この特定の顧客についての割付パターンおよ
び素材データが与えられ、顧客1人分の印刷用データが
作成されることになる。面付処理手段60は、このよう
な印刷用データを数人分集めて、面付処理を行う機能を
有する。こうして、面付処理がなされた印刷用データ
は、印刷手段70に与えられ、面付処理後のデータに基
く印刷が行われる。ここでは、印刷手段70として、カ
ラー電子プリンタを用いており、面付処理手段60から
面付処理後の印刷用データが与えられると、逐次、この
印刷用データに基く印刷が行われる。たとえば、面付処
理手段60において、4人分の顧客についての印刷用デ
ータについての面付処理が行われたとすれば、この4人
の顧客についての印刷物が1枚の用紙上にまとめて印刷
されることになる。最後に、後加工手段80において、
印刷手段70から出力された用紙に対する後加工が行わ
れる。たとえば、断裁処理、折り曲げ処理などが行わ
れ、最終的に、個々の顧客に配布すべき印刷物Pが作成
されることになる。
【0026】結局、本システムでは、予め素材データ記
憶手段20,割付パターン記憶手段30,対応情報記憶
手段40に必要なデータを用意しておけば、あとは個人
データDを逐次入力してゆく作業を行うだけで、自動的
に、個々の顧客に最も適した印刷物が作成されることに
なる。
【0027】以上、本発明を図示する実施形態に基いて
説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるもので
はなく、この他にも種々の形態で実施可能である。特
に、図1に示した構成は、本発明に係る印刷物の作成シ
ステムを機能ブロックとして示したものであり、これら
の各機能ブロックの大部分は、コンピュータを利用した
ハードウエアおよびソフトウエアによって実現される。
たとえば、素材データ選択手段25,割付パターン選択
手段35,割付処理手段50,面付処理手段60は、コ
ンピュータに専用のソフトウエアを組み込むことによっ
て実現される手段であり、素材データ記憶手段20,割
付パターン記憶手段30,対応情報記憶手段40は、こ
のコンピュータ用の記憶装置によって実現される手段で
ある。
【0028】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る個人データに
基づく印刷物の作成システムによれば、個人データに基
いて所定の割付パターンを選択できるようにしたため、
個々の顧客ごとにデザインを自由にカスタマイズするこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る個人データに基づく印刷物の作成
システムの基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す個人データDの具体例を示す図であ
る。
【図3】図1に示す対応情報記憶手段40内に用意され
た対応情報の具体例を示す図である。
【図4】図1に示す割付パターン記憶手段30内に用意
された割付パターンの具体例を示す図である。
【図5】図2の個人データDの1行目の情報に基いて作
成された印刷物を示す図である。
【図6】図2の個人データDの2行目の情報に基いて作
成された印刷物を示す図である。
【図7】図2の個人データDの3行目の情報に基いて作
成された印刷物を示す図である。
【符号の説明】
10…個人データ入力手段 20…素材データ記憶手段 25…素材データ選択手段 30…割付パターン記憶手段 35…割付パターン選択手段 40…対応情報記憶手段 50…割付処理手段 60…面付処理手段 70…印刷手段 80…後加工手段 BK1,BK2,BK3…背景画像 D…個人データ L1,L2…割付パターン P…印刷物 PIC1〜PIC8…商品画像 TX1〜TX10…商品説明テキスト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の顧客ごとのそれぞれ異なる情報が
    含まれた印刷物を作成するシステムであって、 個々の顧客の個人データを入力する個人データ入力手段
    と、 印刷物上に掲載する素材についての素材データを記憶す
    る素材データ記憶手段と、 前記素材についての複数の割付パターンを記憶する割付
    パターン記憶手段と、 特定の個人データと特定の割付パターンとを対応づける
    対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、 前記入力手段が入力した個人データに基づいて前記対応
    情報を参照し、前記割付パターン記憶手段内の特定の割
    付パターンを選択する割付パターン選択手段と、 前記素材データ記憶手段から所定の素材データを読出
    し、この読出した素材データに対して、前記割付パター
    ン選択手段によって選択された割付パターンに基づく割
    付処理を行い、特定の顧客についての印刷用データを生
    成する割付処理手段と、 前記割付処理手段が生成した印刷用データに基づいて、
    印刷を行う印刷手段と、 を備えることを特徴とする個人データに基づく印刷物の
    作成システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、 対応情報記憶手段に、更に、特定の個人データと特定の
    素材データとを対応づける対応情報を記憶させておき、 入力手段が入力した個人データに基づいて前記対応情報
    を参照し、素材データ記憶手段内の特定の素材データを
    選択する素材データ選択手段を更に設け、 割付処理手段が、前記素材データ選択手段によって選択
    された素材データに対する割付処理を行うようにしたこ
    とを特徴とする個人データに基づく印刷物の作成システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシステムにおいて、 複数の顧客について共通して選択される共通素材データ
    と、個々の顧客ごとに異なる選択がなされる固有素材デ
    ータと、を予め定義しておき、 素材データ選択手段が、特定の個人データに基づいて対
    応情報を参照することにより特定の固有素材データを選
    択するとともに、前記特定の個人データとは無関係に一
    義的に前記共通素材データを選択することを特徴とする
    個人データに基づく印刷物の作成システム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のシステムにお
    いて、 素材データとして、顧客に提示する対象物の画像を示す
    対象物画像データと、この対象物の画像を提示する際の
    背景画像を示す背景画像データと、を用意し、 対応情報記憶手段に、特定の個人データと特定の対象物
    画像データおよび特定の背景画像データとを対応づける
    対応情報を記憶させておくことを特徴とする個人データ
    に基づく印刷物の作成システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のシステ
    ムにおいて、 複数の顧客についての印刷用データに対して面付処理を
    行う面付処理手段を更に設け、面付処理後のデータに基
    づいて印刷手段による印刷が行われるようにし、複数の
    顧客に配布する印刷物を同一の用紙上に印刷できるよう
    にしたことを特徴とする個人データに基づく印刷物の作
    成システム。
JP27645197A 1997-09-24 1997-09-24 個人データに基づく印刷用データの作成システム Expired - Fee Related JP3918251B2 (ja)

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