JPH1195729A - 液晶ディスプレイ用信号線駆動回路 - Google Patents

液晶ディスプレイ用信号線駆動回路

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JPH1195729A
JPH1195729A JP27652697A JP27652697A JPH1195729A JP H1195729 A JPH1195729 A JP H1195729A JP 27652697 A JP27652697 A JP 27652697A JP 27652697 A JP27652697 A JP 27652697A JP H1195729 A JPH1195729 A JP H1195729A
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JP
Japan
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voltage
signal line
signal
signal lines
circuit
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JP27652697A
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English (en)
Inventor
Michio Taguma
道雄 田熊
Susumu Kano
行 加納
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Texas Instruments Japan Ltd
Original Assignee
Texas Instruments Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [課題] TFT型の液晶ディスプレイにおいて低消費
電力方式でコモン一定駆動法のドット反転駆動を行える
ようにする。 [解決手段] 隣合う2つのチャンネル(列)分の駆動
部は、一対のレジスタ10L,10R、一対の第1デー
タラッチ回路12L,12R、一対の第1切換回路14
L,14R、一対の第2データラッチ回路16L,16
R、一対のレベルシフタ18L,18R、一対のDAコ
ンバータ20L,20R、一対の出力アンプ22L,2
2R、一対の第2切換回路24L,24Rおよび一対の
出力パッド26L,26Rから構成される。出力パッド
26L,26Rには液晶パネル内の各対応する信号線
(図示せず)が接続される。出力パッド26L,26R
間には開閉スイッチ30が接続される。この開閉スイッ
チ30は、交流化の極性反転時に一時的に閉じて、隣合
う信号線同士を短絡させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は、多階調表示を行う
液晶ディスプレイの信号線を駆動する駆動回路に関す
る。
【0020】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Dis
play)の代表的なものとして、薄膜トランジスタ(TF
T)型の液晶ディスプレイ(TFT−LCD)がある。
【0030】図8に、アクティブマトリクス方式のフル
カラーTFT−LCDの構成を模式的に示す。この種の
TFT−LCDは、複数本のゲート線Y1,Y2,…と複数
本の信号線X1,X2,…とをマトリクス状に交差配置し、
各交差点の画素に薄膜トランジスタTFTを配置したT
FT液晶パネル100と、この液晶パネル100のゲー
ト線Y1,Y2,…を駆動するための並列接続されたゲート
線ドライバG1,G2,…と、液晶パネル100の信号線X
1,X2,…を駆動するための並列接続された信号線(ソー
ス)ドライバS1,S2,…と、各部の動作を制御するコン
トローラ102と、表示すべき画像信号に対して所要の
信号処理を行う画像信号処理回路104と、フルカラー
(多階調表示)を実現するための多階調の電圧を発生す
る階調電圧発生回路106とから構成されている。
【0040】画像信号処理回路104は、各画素の表示
の階調を表すディジタルの画像データDXを各信号線ド
ライバS1,S2,…に供給する。たとえば64階調の場合
は、R,G,Bの各画素につき6ビットの画像データD
Xが画像信号処理回路104より各信号線ドライバS1,
S2,…に与えられる。コントローラ102は、水平同期
信号HS および垂直同期信号VS に同期した種々の制御
信号またはタイミング信号を各ゲート線ドライバG1,G
2,…および各信号線ドライバS1,S2,…に供給する。階
調電圧発生回路106は、液晶パネル100のV(電
圧)−T(透過率)特性に基づいて表示の多階調に対応
した電圧レベルをそれぞれ有する多段階の階調電圧を各
信号線ドライバS1,S2,…に供給する。
【0050】図9に、液晶パネル100の典型的な構成
を示す。2枚のガラス基板110,112の間に液晶1
14が封入または充填されている。一方のガラス基板1
10の内側面において、各ゲート線Yi (図示せず)と
各信号線Xj (図示せず)との交差点位置付近に透明導
電膜からなる1個の画素電極Pi,j と1個の薄膜トラン
ジスタTFTi,j が形成されており、画素電極Pi,j は
TFTi,j を介して信号線Xj に接続され、TFTi,j
のゲート電極Tgはゲート線Yi に接続されている。他
方のガラス基板112の内側面にはR(赤),G
(緑),B(青)のカラーフィルタ115を介して透明
導電膜からなる対向(共通)電極116が一面に形成さ
れている。両ガラス基板110,112の外側面にはそ
れぞれの偏向軸を互いに平行または直交させるようにし
て偏向板118,120が設けられている。
【0060】なお、図9において、Tsはソース電極、
Tdはドレイン電極、124は半導体層、126は保護
膜、128はゲート絶縁膜、130はブラックマトリク
スである。
【0070】図10に、液晶パネル100内の回路構成
を示す。各画素電極Pi,j と対向電極116と両者の間
に挟まれた液晶114によって1画素分の信号蓄積容量
Csが構成される。ゲート線Y1,Y2,……は、ゲート線
ドライバG1,G2,…により1フレーム期間内に通常は線
順次走査で1行ずつ選択されてアクティブ状態に駆動さ
れる。
【0080】いま、i行のゲート線Yi が駆動される
と、このゲート線Yi に接続されているi行の全ての薄
膜トランジスタTFTi,1 ,TFTi,2 ,……がオンす
る。これと同期して、信号線ドライバS1,S2,…よりi
行上の全ての画素に対するアナログの階調電圧がそれぞ
れ出力され、これらの階調電圧は信号線X1,X2,……お
よびオン状態の薄膜トランジスタTFTi,1 ,TFTi,
2 ,……を介してそれぞれ対応する画素電極Pi,1 ,P
i,2 ,…に印加される。この後、次の(i+1)行にお
いて、ゲート線Yi+1 が選択され、上記と同様の動作が
行われる。i行においては、薄膜トランジスタTFTi,
1 ,TFTi,2 ,……がオフ状態になることで、各画素
に書き込まれた電荷は逃げ道を失い、各電極Pi,1 ,P
i,2 ,…の階調電圧は次の選択時間まで保持される。
【0090】このようにして、各画素電極には1フレー
ム周期で階調電圧が印加されるのであるが、液晶ディス
プレイでは液晶分子の劣化防止のため、液晶に電圧が交
流の形態で印加されなくてはならない。TFT−LCD
において、液晶に交流電圧を印加する方法には、いわゆ
るコモン一定駆動法とコモン反転駆動法がある。
【0100】コモン一定駆動法は、図11に示すよう
に、対向電極の電圧を一定レベルに固定したまま画素電
極に対向電極電圧(一定値)に対して正の極性を有する
電圧と負の極性を有する電圧を交互に印加する。
【0110】コモン反転駆動法は、図12に示すよう
に、対向電極の電圧を高レベルと低レベルとの間で反転
させながら画素電極に対向電極電圧に対して正の極性を
有する電圧と負の極性を有する電圧を交互に印加する。
この場合、対向電極の電圧が高レベルの時に画素電極に
はこの高レベルを基準として負の極性を有する電圧が印
加され、対向電極の電圧が低レベルの時に画素電極には
この低レベルを基準として正の極性を有する電圧が印加
されることになる。
【0120】コモン反転駆動法は、画素電極の電圧振幅
がコモン一定駆動法の場合と比べて1/2で済むので低
電圧ドライバが使えるという利点はあるが、大容量の対
向電極を交流駆動するために消費電力が多いうえ、X方
向でのドット反転が行えず、表示品質の点でも劣る欠点
がある。反対に、コモン一定駆動法は、低電圧ドライバ
を使えない反面、コモン反転駆動法よりも消費電力が少
なく、またY方向だけでなくX方向でのドット反転も可
能であり、表示品質に優れている。このようなことか
ら、特に大画面のTFT−LCDではコモン一定駆動法
が適していると云われている。
【0130】図13に、完全ドット反転のパターンを示
す。図示のように、フレームFが切り替わる度毎に(F
n ,Fn+1 )、液晶パネル100内の各画素に書き込ま
れる階調電圧の極性が交互に反転する。そして、Y方向
で1ライン毎に各画素の極性が反転するととともに、X
方向でも1画素毎に極性が反転する。
【0140】コモン反転駆動法では、対向電極電圧のレ
ベルをフレーム周期およびライン周期に反転させること
で、フレーム周期およびライン周期(Y方向)で各画素
における階調電圧の極性を反転させることができる。し
かし、一時点においては、対向電極電圧に対して正極性
もしくは負極性いずれか一方の極性でしか信号線を駆動
することができない。このため、同時にオン状態となる
1行分の画素に正極性もしくは負極性いずれか一方の極
性でしか階調電圧を印加できず、X方向で1画素毎に階
調電圧の極性を反転させることはできない。
【0150】これに対して、コモン一定駆動法では、任
意の時点において対向電極電圧からみて正極性および負
極性の階調電圧を同時に選択することができるため、図
13に示すように、液晶パネル100内の全画素につい
てフレーム周期およびY方向だけでなく、X方向でも1
画素毎に極性を交互に反転させることが可能である。こ
のように、隣合う信号線ないし画素電極で階調電圧の極
性が反転することで、書込み時に対向電極等で流れる電
流が隣同士で打ち消し合い、これによって表示品質の低
下が抑えられる。
【0160】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなコモン一
定駆動法において完全ドット反転を行う場合、各信号線
Xj 上の駆動(階調)電圧は、1水平走査期間毎に図1
1と同様の波形で極性が交互に反転する。この場合、信
号線ドライバSは、水平走査期間の切り替わり時に各信
号線Xj を対向電極電圧を基準(中心)として一方の極
性の階調電圧から他方の極性の階調電圧へ振るようにし
て駆動する。
【0170】このような信号線Xj 上の電圧スイング幅
はこの信号線Xj 上(Y方向)で相前後する(隣合う)
画素の表示階調の和に比例する。したがって、たとえ
ば、相前後する画素のいずれも最大表示階調を有する場
合には、正極性(または負極性)の最大階調電圧から負
極性(または正極性)の最大階調電圧へ信号線Xj 上の
電圧をフルスイングさせなければならない。このため、
信号線ドライバSは大きな駆動能力を持たなくてはなら
ないうえ、電力を多量に消費することになる。
【0180】今後、液晶表示装置はますます低消費電力
化を求められる。その中でも、信号線ドライバに対する
低消費電力化の要求はますます強くなっている。
【0190】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、低消費電力方式でコモン一定駆動法
のドット反転駆動を行えるようにした液晶ディスプレイ
用の信号線駆動回路を提供することを目的とする。
【0200】さらに、本発明は、コモン一定駆動法のド
ット反転駆動における低消費電力化を簡易な仕掛で実現
する液晶ディスプレイ用の信号線駆動回路を提供するこ
とを目的とする。
【0210】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、マトリクス状に配置された複数の画素電
極と1つの対向電極との間に液晶が充填され、各々の前
記画素電極は各対応する薄膜トランジスタを介して各対
応する信号線に電気的に接続されるとともに、前記薄膜
トランジスタの制御端子が各対応するゲート線に電気的
に接続され、前記対向電極には所定の対向電極電圧が印
加され、各々の前記画素電極には各対応する前記ゲート
線が駆動される度毎に所望の表示階調に対応した電圧レ
ベルを有し、かつ前記対向電極電圧に対して相対的に正
の極性または負の極性を有する階調電圧が前記信号線お
よび前記薄膜トランジスタを介して印加されるように構
成された液晶ディスプレイ用の信号線駆動回路におい
て、奇数列の各信号線には正極性の階調電圧を供給する
と同時に偶数列の各信号線には負極性の階調電圧を供給
する第1の動作と、奇数列の各信号線には負極性の階調
電圧を供給すると同時に偶数列の各信号線には正極性の
階調電圧を供給する第2の動作とを所定の周期で交互に
繰り返させる切換手段と、前記第1の動作と前記第2の
動作との間の切換時に所定のタイミングで任意の奇数列
および偶数列の信号線同士を一時的に短絡させる短絡手
段とを有する。
【0220】本発明の好ましい一実施態様として、前記
短絡手段は、各隣合う一対の信号線の間に接続されたス
イッチ手段と、定常時は前記スイッチ手段を開状態と
し、前記切換時に各信号線に対する階調電圧の供給が中
断する期間だけ前記スイッチ手段を閉状態とするスイッ
チ制御手段とを有する。
【0230】あるいは、別の実施態様として、前記短絡
手段は、全ての隣合う信号線の間に接続されたスイッチ
手段と、定常時は前記スイッチ手段を開状態とし、前記
切換時に各信号線に対する階調電圧の供給が中断する期
間だけ前記スイッチ手段を閉状態とするスイッチ制御手
段とを有する。
【0240】他の実施態様として、前記短絡手段は、前
記スイッチ手段が閉状態になっている期間中に、前記対
向電極電圧にほぼ等しい電圧を与える電圧源に各々の信
号線を電気的に接続させる接続手段を有する。
【0250】また、本発明の好ましい一実施態様とし
て、前記切換手段は、前記ゲート線が線順次走査で駆動
されるライン周期またはその整数倍の周期で前記第1の
動作と前記第2の動作とを交互に繰り返させるととも
に、各々の前記画素電極に前記階調電圧が印加されるフ
レーム周期で前記第1の動作と前記第2の動作とを交互
に繰り返させる。
【0260】また、本発明の液晶表示装置は、マトリク
ス状に配置された複数の画素電極と1つの対向電極との
間に液晶が充填され、各々の前記画素電極は各対応する
薄膜トランジスタを介して各対応する信号線に電気的に
接続されるとともに、前記薄膜トランジスタの制御端子
が各対応するゲート線に電気的に接続された液晶パネル
と、前記対向電極に一定の対向電極電圧を印加する手段
と、前記ゲート線を線順次走査で順番に活性化するゲー
ト線駆動手段と、各々の前記ゲート線が活性化される度
毎に該当する前記画素電極に対して所望の表示階調に対
応した電圧レベルを有し、かつ前記対向電極電圧に対し
て相対的に正の極性または負の極性を有する階調電圧を
前記信号線を介して印加する信号線駆動手段と、前記信
号線駆動手段が奇数列の各信号線には正極性の階調電圧
を供給すると同時に偶数列の各信号線には負極性の階調
電圧を供給する第1の動作と、前記信号線駆動手段が奇
数列の各信号線には負極性の階調電圧を供給すると同時
に偶数列の各信号線には正極性の階調電圧を供給する第
2の動作とを所定の周期で交互に繰り返させる切換手段
と、前記第1の動作と前記第2の動作との間の切換時に
所定のタイミングで任意の奇数列および偶数列の信号線
同士を一時的に短絡させる短絡手段とを有する。
【0270】
【発明の実施の態様】以下、図1〜図7を参照して本発
明の実施例を説明する。
【0280】図1は、本発明の一実施例による信号線ド
ライバの要部の回路構成を示し、より詳細には各隣合う
2つのチャンネル分の駆動部の構成を示す。この信号線
ドライバは、たとえば図8に示したアクティブマトリク
ス方式のフルカラーTFT−LCDに用いられてよい。
なお、図示の隣合う2つのチャンネル分の駆動部は、図
8に示す液晶パネル100の隣合う第j列および第(j
+1)列の信号線Xj,Xj+1 を駆動するものとする。
【0290】図1において、各隣合う2つのチャンネル
分の駆動部は、一対のレジスタ10L,10R、一対の
第1データラッチ回路12L,12R、一対の第1切換
回路14L,14R、一対の第2データラッチ回路16
L,16R、一対のレベルシフタ18L,18R、一対
のDAコンバータ20L,20R、一対の出力アンプ2
2L,22R、一対の第2切換回路24L,24Rおよ
び一対の出力パッド26L,26Rから構成されてい
る。
【0300】左側および右側のレジスタ10L,10R
は、所定の周期たとえば1ライン(水平走査期間)の周
期で、画像信号処理回路104(図8)からの各対応す
るチャンネルに割り当てられた1画素分の画像データD
Xj,DXj+1 をそれぞれ取り込む。そして、所定のタイ
ミングで両レジスタ10L,10Rよりそれら1画素分
の画像データDXj,DXj+1 がそれぞれ左側および右側
の第1データラッチ回路12L,12Rにラッチされる
ようになっている。
【0310】左側の第1データラッチ回路12Lの出力
端子は、各ビット毎に、左側の第1切換回路14Lの一
方(左側)の入力端子に接続されるとともに、右側の第
1切換回路14Rの他方(右側)の入力端子に接続され
ている。右側の第1データラッチ回路12Rの出力端子
は、各ビット毎に、右側の第1切換回路14Rの一方
(左側)の入力端子に接続されるとともに左側の第1切
換回路14Lの他方(右側)の入力端子に接続されてい
る。
【0320】左側および右側の第1切換回路14L,1
4Rは、コントローラ102(図8)からの交流化信号
または極性切換信号REVにより、たとえば1ライン周
期で(1水平走査期間毎に)、一方(左側)の入力端子
と他方(右側)の入力端子とに交互に切り換えられる。
左側および右側の第1切換回路14L,14Rの出力端
子は、それぞれ左側および右側の第2データラッチ回路
16L,16Rの入力端子に接続されている。
【0330】左側および右側の第2データラッチ回路1
6L,16Rは、交流化信号REVに同期したコントロ
ーラ102からのデータ・ラッチ制御信号TPにより1
水平走査期間置きのタイミングで左側および右側の第1
切換回路14L,14Rを介して左側の第1データラッ
チ回路12Lもしくは右側の第1データラッチ回路12
Rのいずれかより1画素分の画像データを取り込むよう
になっている。左側および右側の第2データラッチ回路
16L,16Rの出力端子は、それぞれ左側および右側
のレベルシフタ18L,18Rを介して左側および右側
のDAコンバータ20L,20Rの入力端子に接続され
ている。
【0340】レベルシフタ18L,18Rは、DAコン
バータ20L,20R内の回路素子がコモン一定駆動法
による正極性と負極性の双方にわたる階調電圧を扱える
ように、画像データの論理電圧(たとえば5V)を高い
電圧(たとえば10V)に変換する。
【0350】左側のDAコンバータ20Lには、階調電
圧発生回路28より正極性の全て(K個)の階調電圧V
1 〜VK が供給される。一方、右側のDAコンバータ2
0Rには、階調電圧発生回路28より負極性の全て(K
個)の階調電圧V'K〜V'1が供給される。
【0360】階調電圧発生回路28は、たとえば抵抗分
圧回路からなり、液晶パネル100のVーT特性にした
がって各表示階調に対応した電圧レベルを有する各階調
電圧が得られるように適当な箇所の接続点(ノード)に
補正用の基準電圧vが供給されている。
【0370】たとえば、コモン一定駆動法において、対
向電極の電圧VCOM を5ボルトに固定し、各画素電極に
正極性の階調電圧(5〜10ボルト)および負極性の階
調電圧(5〜0ボルト)を交互に印加する場合、正極性
の最大階調電圧VK は10ボルトに最も近い値に設定さ
れ、負極性の最大階調電圧V'Kは0ボルトに最も近い値
に設定され、両極性の最小階調電圧V1 ,V'1は5ボル
ト付近に設定される。
【0380】左側のDAコンバータ20Lは、左側レベ
ルシフタ18Lより入力した1画素分の画像データをデ
コードし、その画像データの表す表示階調に対応した電
圧レベルを有する正極性の階調電圧Vx を選択して出力
するように構成されている。一方、右側のDAコンバー
タ20Rは、右側レベルシフタ18Rより入力した1画
素分の画像データをデコードし、その画像データの表す
表示階調に対応した電圧レベルを有する負極性の階調電
圧V'xを選択して出力するように構成されている。左側
および右側のDAコンバータ20L,20Rの出力端子
は、それぞれ左側および右側の出力アンプ22L,22
Rの入力端子に接続されている。
【0390】左側の出力アンプ22Lは、インピーダン
ス変換機能を有する演算増幅器の電圧フォロアからな
り、正極性電圧の範囲内でシンク状態で動作するように
構成されている。この左側の出力アンプ22Lの出力端
子は、左側の第2切換回路24Lの一方(左側)の入力
端子に接続されるとともに、右側の第2切換回路24R
の他方(右側)の入力端子に接続されている。
【0400】右側の出力アンプ22Rは、インピーダン
ス変換機能を有する演算増幅器の電圧フォロアからな
り、負極性電圧の範囲内でソース状態で動作するように
構成されている。この右側の出力アンプ22Rの出力端
子は、右側の第2切換回路24Rの一方(左側)の入力
端子に接続されるとともに、左側の第2切換回路24L
の他方(右側)の入力端子に接続されている。
【0410】各々の第2切換回路24L,24Rは、交
流化信号REVとデータ・ラッチ制御信号TPとに基づ
いて切換制御回路32より発生される切換制御信号SW
によって切り換わるようになっている。
【0420】左側および右側の第2切換回路24L,2
4Rの出力端子は、それぞれ左側および右側の出力パッ
ド26L,26Rを介して各対応するチャンネル(列)
の信号線Xj ,Xj+1 (図1では図示せず)に電気的に
接続されている。両出力パッド26L,26Rないし両
信号線Xj ,Xj+1 の間には開閉スイッチ30が接続さ
れている。
【0430】この開閉スイッチ30は、切換制御回路3
2より与えられる開閉制御信号SHによって開閉する。
このスイッチ30が閉(導通)状態になると、このスイ
ッチ30および出力パッド26L,26Rを介して相隣
接する信号線Xj,Xj+1 同士が電気的に短絡するように
なっている。
【0440】次に、この実施例による信号線ドライバの
動作を説明する。図2に、完全ドット反転を行う場合の
各部の信号の波形(一例)を示す。
【0450】この信号線ドライバを含むTFT−LCD
においては、ゲート線ドライバG1,G2,…により液晶パ
ネル100のゲート線Y1,Y2,……が1フレーム期間内
に通常は線順次走査で1ライン(行)ずつ選択されてア
クティブ状態に駆動される。各ゲート線Yが駆動される
度に、各信号線ドライバでは、各チャンネルの出力パッ
ド26より当該ライン上の各対応する画素電極に印加す
べき階調電圧Vが出力される。
【0460】いま、i行のゲート線Yi が駆動されると
き、交流化信号REVの論理値がLで、各第1切換回路
14L,14Rおよび各第2切換回路24L,24Rが
それぞれ一方(左側)の入力端子に切り換わっていると
する。この時、第1データラッチ回路12L,12Rよ
り、液晶パネル100内のi行j列およびi行(j+
1)列にそれぞれ位置する2つの画素の表示階調を表す
画像データDXi,j ,DXi,j+1 が、第1切換回路14
L,14R、第2データラッチ回路16L,16Rおよ
びレベルシフタ18L,18Rを介して左側および右側
のDAコンバータ20L,20Rにそれぞれ入力され
る。
【0470】これにより、左側のDAコンバータ20L
からは、画像データDXi,j の表す表示階調に対応した
電圧レベルを有する正極性の階調電圧Vj が出力され
る。一方、右側のDAコンバータ20Rからは、画像デ
ータDXi,j+1 の表す表示階調に対応した電圧レベルを
有する負極性の階調電圧V'j+1が出力される。
【0480】左側のDAコンバータ20Lより出力され
た正極性の階調電圧Vj は、左側の出力アンプ22Lお
よび第2切換回路24Lを介して左側の出力パッド26
Lよりj列の信号線Xj に出力される。一方、右側のD
Aコンバータ20Rより出力された負極性の階調電圧
V'j+1は右側の出力アンプ22Rおよび第2切換回路2
4Rを介して右側の出力パッド26Rより(j+1)列
の信号線Xj+1 に出力される。
【0490】この際、左側の出力アンプ22Lはj列の
信号線Xj を対向電極電圧VCOM に対応する中間レベル
付近から正極性の階調電圧Vj まで駆動すればよく、右
側の出力アンプ22Rは(j+1)列の信号線Xj+1 を
中間レベル(VCOM )付近から負極性の階調電圧V'j+1
まで駆動すればよい。
【0500】こうして各信号線Xj ,Xj+1 の電位がそ
れぞれ所望の階調電圧Vj ,V'j+1に達した後、所定の
タイミングでゲート線ドライバGによりi行のゲート線
YiがHレベルに活性化され、このゲート線Yi に接続
されているi行の全ての薄膜トランジスタTFTi,1 ,
TFTi,2 ,……がオン状態になる。これにより、j列
の信号線Xj より正極性の階調電圧Vj が薄膜トランジ
スタTFTi,jを介してi行J列の画素電極Pi,j に書
き込まれ、(j+1)列の信号線Xj+1 より負極性の階
調電圧V'j+1が薄膜トランジスタTFTi,j+1を介して
i行(j+1)列の画素電極Pi,j+1 に書き込まれる。
【0510】次に、(i+1)行のゲート線Yi+1 が駆
動されるときは、その水平走査期間の開始時に交流化信
号REVの論理値がLからHに反転すると同時に、デー
タ・ラッチ制御信号TPがLレベルからHレベルに立ち
上がる。
【0520】交流化信号REVの論理値がHになること
で、第1切換回路14L,14Rはそれぞれ他方(右
側)の入力端子に切り換わる。そして、データ・ラッチ
制御信号TPのHレベルへの立ち上りに応動して、左側
の第1データラッチ回路12Lよりj列の信号線Xj に
対応した1画素分の画像データDXi+1,j が右側の第1
切換回路14Rを介して右側の第2データラッチ回路1
6Rに転送されると同時に、右側の第1データラッチ回
路12Rより(j+1)列の信号線Xj+1 に対応した1
画素分の画像データDXi+1,j+1 が左側の第1切換回路
14Lを介して左側の第2データラッチ回路16Lに転
送される。
【0530】一方、上記のようなデータ・ラッチ制御信
号TPの立ち上がりに同期して、第2切換回路24L,
24Rが切換制御回路32からの切換制御信号SWによ
り遮断状態になる。これにより、両出力アンプ22L,
22Rは出力パッド26L,26Rないし信号線Xj ,
Xj+1 から電気的に遮断される。
【0540】この場合、データ・ラッチ制御信号TPの
立ち上がりと同期して交流化信号REVの論理値が反転
しているので、上記のように第2切換回路24L,24
Rが遮断状態になっている間に、開閉スイッチ30が切
換制御回路32からの開閉制御信号SHにより導通状態
となる。これにより、この導通状態のスイッチ30およ
び出力パッド26L,26Rを介して相隣接する信号線
Xj ,Xj+1 同士が互いに短絡する。
【0550】前回の水平走査期間中、j列の信号線Xj
は左側のDAコンバータ20Lより正極性の階調電圧V
j を給電され、(j+1)列の信号線Xj+1 は右側のD
Aコンバータ20Rより負極性の階調電圧Vj+1 を給電
されている。したがって、交流化の極性反転時でかつ水
平走査期間の開始時に両信号線Xj ,Xj+1 がスイッチ
30を介して互いに短絡することにより、両信号線Xj
,Xj+1 上の電位は互いに打ち消し合い、それぞれ基
準レベル(VCOM )付近に平均化される。
【0560】データ・ラッチ制御信号TPがHレベルか
らLレベルに立ち下がると、左側および右側の第2デー
タラッチ回路16L,16Rより1画素分の画像データ
DXi+1,j+1 ,DXi+1,j が、それぞれ左側および右側
のレベルシフタ18L,18Rを介して左側および右側
のDAコンバータ20L,20Rに入力される。
【0570】これにより、左側のDAコンバータ20L
からは、画像データDXi+1,j+1 の表す表示階調に対応
した電圧レベルを有する正極性の階調電圧Vj+1 が出力
される。一方、右側のDAコンバータ20Rからは、画
像データDXi+1,j の表す表示階調に対応した電圧レベ
ルを有する負極性の階調電圧V'jが出力される。
【0580】一方、上記のようにデータ・ラッチ制御信
号TPがHレベルからLレベルに立ち下がる時、これと
同時に切換制御回路32の制御により開閉スイッチ30
が開状態に切り換わり、かつ第2切換回路24L,24
Rがそれぞれ他方(右側)の入力端子に切り換わる。
【0590】スイッチ30が開状態になることで、両信
号線Xj ,Xj+1 は電気的に遮断される。また、第2切
換回路24L,24Rがそれぞれ他方(右側)の入力端
子に切り換わることで、左側の出力アンプ22Lの出力
端子は右側の第2切換回路24Rを介して右側の出力パ
ッド26Rに接続され、右側の出力アンプ22Rの出力
端子は左側の第2切換回路24Lを介して左側の出力パ
ッド26Lに接続される。
【0600】これにより、左側のDAコンバータ20L
より出力された正極性の階調電圧Vj+1 は、左側の出力
アンプ22Lおよび右側の第2切換回路24Rを介して
右側の出力パッド26Rより(j+1)列の信号線Xj+
1 に出力され、この信号線Xj+1 に接続されている(i
+1)行の薄膜トランジスタTFTi+1,j+1 を介して対
応する画素電極Pi+1,j+1 に印加される。
【0610】一方、右側のDAコンバータ20Rより出
力された負極性の階調電圧V'jは、右側の出力アンプ2
2Rおよび左側の第2切換回路24Lを介して左側の出
力パッド26Lよりj列の信号線Xj に出力され、この
信号線Xj に接続されている(i+1)行の薄膜トラン
ジスタTFTi+1,j を介して対応する画素電極Pi+1,j
に印加される。
【0620】この場合、左側の出力アンプ22Lは(j
+1)列の信号線Xj+1 を中間レベル(VCOM )付近か
ら正極性の階調電圧Vj+1 まで駆動すればよく、右側の
出力アンプ22Rはj列の信号線Xj を中間レベル(V
COM )付近から負極性の階調電圧V'jまで駆動すればよ
い。
【0630】こうして各信号線Xj ,Xj+1 の電位がそ
れぞれ所望の階調電圧V'j,Vj+1に達してから、所定
のタイミングでゲート線ドライバGにより(i+1)行
のゲート線Yi+1 がHレベルに活性化され、このゲート
線Yi+1 に接続されている(i+1)行の全ての薄膜ト
ランジスタTFTi+1,1 ,TFTi+1,2 ,……がオン状
態になる。これによって、j列の信号線Xj より負極性
の階調電圧V'jが薄膜トランジスタTFTi+1,j を介し
て(i+1)行J列の画素電極Pi+1,j に書き込まれ、
(j+1)列の信号線Xj+1 より正極性の階調電圧Vj+
1 が薄膜トランジスタTFTi+1,j+1を介して(i+
1)行(j+1)列の画素電極Pi+1,j+1に書き込まれ
る。
【0640】なお、i行のゲート線Yi が駆動されると
きでも、その水平走査期間の開始時に開閉制御信号SH
がHレベルになっている期間中に開閉スイッチ30が導
通して両信号線Xj ,Xj+1 が互いに短絡し、上記のよ
うな両信号線Xj ,Xj+1 間の電位の打ち消しまたは平
均化が行われる。
【0650】以後、上記した2ライン分の動作が繰り返
される。これにより、液晶パネル100のY方向におい
て1画素毎に階調電圧の極性が反転する。また、X方向
においても1画素毎に(各隣接する2つの信号線Xj,X
j+1 の間で)階調電圧の極性が反転する。
【0660】なお、各切換回路14L,14R,24
L,24Rは、交流化信号REVにより1フレーム毎に
も切り換わる(すなわち各行のゲート線Yi が駆動され
る時の各切換回路14L,14R,24L,24Rの位
置がフレーム毎に反転する)ように制御される。このよ
うなフレーム周期の反転により、図11に示すようなコ
モン一定駆動法による電極電圧波形が得られる。
【0670】上記したように、本実施例による信号線ド
ライバでは、各隣合う2つのチャンネル分の駆動部にお
いて、左側のDAコンバータ20Lおよび出力アンプ2
2Lを正極性の階調電圧専用に構成するとともに右側の
DAコンバータ20Rおよび出力アンプ22Rを負極性
の階調電圧専用に構成し、両DAコンバータ20L,2
0Rの前段に設けた第1切換回路14L,14Rと両出
力アンプ22L,22Rの後段に設けた第2切換回路2
4L,24Rとを所定の周期たとえば1ライン周期かつ
フレーム周期で切り換えることにより、図11に示すよ
うなコモン一定駆動法と図13に示すような完全ドット
反転(1画素毎の反転)とを実現している。
【0680】各出力アンプ22L,22Rは、片方の極
性の階調電圧の範囲で常時シンク状態もしくはソース状
態のいずれかで動作すればよく、特に交流化の極性反転
時には中間レベル(VCOM )付近から片方の極性の所望
の階調電圧まで信号線Xj ,Xj+1 を駆動すればよく、
電圧スイング幅は従来のほぼ半分で済む。このため、消
費電力が大幅に低減される。
【0690】また、駆動能力が小さくて済むため、各出
力アンプ22L,22Rにおいて、1チャンネル分の回
路規模が小さくなるとともに、ダイナミックレンジまた
はリニアリティやオフセット等の特性も向上する。
【0700】なお、交流化周期を任意に選択することが
可能である。図3に、各列(Y方向)の画素に書き込む
階調電圧の極性を2ライン(2水平走査期間)周期で反
転させる場合の各部の信号の波形(一例)を示す。
【0710】図3に示すように、開閉制御信号SHは、
交流化信号REVの論理値が反転する時にデータ・ラッ
チ制御信号TPと同じタイミングで活性化される。つま
り、各信号線X上で電圧の極性が反転する時に、開閉ス
イッチ30が閉じて、各隣合う信号線Xj ,Xj+1 同士
を短絡させる。これにより、各信号線Xの電位は隣の信
号線の逆極性の電位と互いに打ち消し合うようにして中
間レベル(VCOM )付近に平均化され、その平均レベル
から所定の出力アンプ22によって逆極性の所望の階調
電圧まで駆動されることになる。
【0720】なお、図2および図3では、説明と理解の
便宜上、各ラインにおいてj列の信号線Xj に与えられ
る階調電圧と(j+1)列の信号線Xj+1 に与えられる
階調電圧とはほぼ等しいものとして図示している。
【0730】図4に、第2切換回路24L,24Rおよ
び開閉スイッチ30の回路構成例を示す。この構成例で
は、各々の第2切換回路24L,24Rが一対のトラン
スファゲートTGa ,TGb からなり、開閉スイッチ3
0が1個のトランスファゲートTGc からなる。切換制
御回路32より、各々の第2切換回路24L,24Rの
トランスファゲートTGa ,TGb には切換制御信号S
Wa ,SWb がそれぞれ与えられ、開閉スイッチ30の
トランスファゲートTGc には開閉制御信号SHが与え
られる。
【0740】切換制御信号[SWa ,SWb ]の論理値
が[L,L]のときは、各々の第2切換回路24L,2
4Rにおいて左側のトランスファゲートTGa がオン
で、右側のトランスファゲートTGb がオフとなる。こ
れにより、左側の出力アンプ22Lの出力端子は左側の
第2切換回路24Lの左側トランスファゲートTGa を
介して左側の出力パッド26Lに接続され、右側の出力
アンプ22Rの出力端子は右側の第2切換回路24Rの
左側トランスファゲートTGa を介して右側の出力パッ
ド26Rに接続される。
【0750】反対に、切換制御信号[SWa ,SWb ]
の論理値が[H,H]のときは、各々の第2切換回路2
4L,24Rにおいて左側のトランスファゲートTGa
がオフで、右側のトランスファゲートTGb がオンとな
る。これにより、左側の出力アンプ22Lの出力端子は
右側の第2切換回路24Rの右側トランスファゲートT
Gb を介して右側の出力パッド26Rに接続され、右側
の出力アンプ22Rの出力端子は左側の第2切換回路2
4Lの右側トランスファゲートTGb を介して左側の出
力パッド26Lに接続される。
【0760】また、切換制御信号[SWa ,SWb ]の
論理値が[H,L]のときは、各々の第2切換回路24
L,24Rにおいて両トランスファゲートTGa ,TG
b がどちらもオフとなる。この時、両出力アンプ22
L,22Rのいずれも出力パッド26L,26Rから遮
断される。
【0770】定常時、開閉制御信号SHの論理値はLに
保たれ、これにより開閉スイッチ28のトランスファゲ
ートTGc はオフ状態に保持される。しかし、切換制御
信号[SWa ,SWb ]の論理値が[H,L]になって
いる期間中、つまり第2切換回路24L,24Rが遮断
状態になっている期間中に、開閉制御信号SHがHにな
り、開閉スイッチ30のトランスファゲートTGc がオ
ン状態になる。そうすると、上記したように、このスイ
ッチ30および出力パッド26L,26Rを介して相隣
接する信号線Xj ,Xj+1 同士が電気的に短絡すること
になる。
【0780】図5に、切換制御回路30の回路構成例を
示す。この構成例では、交流化信号REVとデータ・ラ
ッチ制御信号TPとに基づいて遅延回路34、排他的O
R回路36、ANDゲート38により開閉制御信号SH
が生成されるとともに、この開閉制御信号SHと交流化
信号REVとに基づいて反転回路42、ORゲート40
およびANDゲート44によって切換制御信号SW(S
Wa ,SWb )が生成される。
【0790】すなわち、交流化信号REVの論理値がH
からLへ、またはその逆に反転した時に排他的OR回路
36の出力端子に論理値Hのパルス信号が得られる。こ
のパルス信号のパルス幅は遅延回路34における遅延時
間に相当し、普通はデータ・ラッチ制御信号TPのパル
ス幅よりも大きな値に選ばれてよい。
【0800】データ・ラッチ制御信号TPは交流化信号
REVに同期して与えられる。REVの論理値が1ライ
ン周期で反転する場合は、これと同じタイミングでTP
の論理値がHになり、ANDゲート38の出力端子には
データ・ラッチ制御信号TPに対応した開閉制御信号S
Hが得られる。
【0810】交流化信号REVが論理値HからLに反転
するときは、この反転時点からANDゲート44の出力
つまり切換制御信号SWb がLになる。一方、REVの
反転時にデータ・ラッチ制御信号TPがHレベルに立ち
上がることにより、ANDゲート38の出力つまり開閉
制御信号SHがHレベルとなり、この開閉制御信号SH
がHレベルに活性化されている間はORゲート40の出
力つまり切換制御信号SWa がHになる。こうして切換
制御信号[SWa ,SWb ]の論理値が[H,L]とな
り、各々の第2切換回路24L,24Rにおいて両トラ
ンスファゲートTGa ,TGb がどちらもオフとなる。
これにより、両出力アンプ22L,22Rのいずれも出
力パッド26L,26Rから遮断される。
【0820】そして、開閉制御信号SHがHレベルであ
るため、開閉スイッチ30が閉じて隣合う信号線Xj ,
Xj+1 同士が互いに短絡し、両信号線の間で逆極性の電
位同士が互いに打ち消し合い平均化される。
【0830】データ・ラッチ制御信号TPがLレベルに
立ち下がると、ANDゲート38の出力つまり開閉制御
信号SHもLレベルに立ち下がり、開閉スイッチ30が
定常時の開状態に戻る。また、開閉制御信号SHがLレ
ベルに立ち下がることで、ORゲート40の出力つまり
切換制御信号SWb がLになる。こうして、切換制御信
号[SWa ,SWb ]が[L,L]となり、各々の第2
切換回路24L,24Rにおいて左側のトランスファゲ
ートTGa がオンで、右側のトランスファゲートTGb
がオフとなる。
【0840】交流化信号REVが論理値LからHに反転
するときも、その反転時に上記と同様に第2切換回路2
4L,24Rが一時的に遮断してその間に開閉スイッチ
30が導通して両信号線Xj ,Xj+1 が互いに短絡し、
その直後に各々の第2切換回路24L,24Rにおいて
左側のトランスファゲートTGa がオフで、右側のトラ
ンスファゲートTGb がオンとなる。
【0850】図6に、本発明の別の実施例による信号線
ドライバの構成例を示す。この信号線ドライバでは、全
ての隣合う出力パッドまたは信号線の間に開閉スイッチ
30を接続し、交流化の極性反転時には全ての開閉スイ
ッチ30を一斉に閉状態にして、全ての信号線X1 ,X
2 ,……を互いに短絡させるように構成している。この
場合には、全ての信号線X1 ,X2 ,……の間で正極性
の電位と負極性の電位とが互いに打ち消し合って平均化
され、各信号線X1 ,X2 ,……の電位が中間レベルV
COM 付近に収束する。
【0860】さらに、この信号線ドライバでは、一端の
出力パッド(OUTn)を開閉スイッチ46を介して対向電
極電圧VCOM またはこれに近い電圧を供給する電源電圧
端子に接続している。この開閉スイッチ46は、全ての
開閉スイッチ30が一斉に閉状態になっている期間中
に、好ましくはこの期間の後部で切換制御回路32から
の制御信号SCによって閉じる。これによって、対向電
極電圧VCOM またはこれに近い電圧が閉状態のスイッチ
46および30,30,…を介して全ての信号線X1 ,
X2 ,……に供給される。この結果、各信号線X1 ,X
2 ,……の電位が高い精度で中間レベルVCOM 付近にリ
セットされる。
【0870】図7に、他の実施例による信号線ドライバ
の要部の回路構成例を示す。この信号線ドライバでは、
各チャンネルの駆動部をパラレルに独立させている。し
たがって、図1および図6の構成例におけるような切換
回路14,24は設けられていない。ただし、各チャン
ネルのDAコンバータは、階調電圧発生回路28より正
極性の全階調電圧V1 〜V64および負極性の全階調電圧
V64' 〜V1'を受け取り、その中から1つの階調電圧を
選択して出力するように動作する。また、各チャンネル
の出力アンプ22は、シンクおよびソースの両機能を備
え、正極性の電圧範囲と負極性の電圧範囲とで交互に動
作する。
【0880】図7の構成例では隣合う一対のチャンネル
間に開閉スイッチ30を接続しているが、図6と同様に
全チャンネル間に開閉スイッチ30を設けてもよい。
【0890】なお、図1、図6および図7においては、
20L,20R,20をそれぞれDAコンバータと表記
しているが、これらは実質的にはデコーダ回路であり、
ディジタルデータをアナログ電圧に変換するという意味
で、DAコンバータとしている。
【0900】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶ディ
スプレイ用信号線駆動回路によれば、コモン一定駆動法
のドット反転駆動において交流化の極性反転時に隣合う
信号線同士を一時的に短絡させてそれぞれの電位を互い
に打ち消させて中間レベル付近に平均化し、この平均化
された電位から各信号線を所望の階調電圧まで駆動する
ようにしたので、駆動部の負担を軽減し、消費電力を大
幅に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による信号線ドライバの要部
の回路構成を示すブロック図である。
【図2】実施例において完全ドット反転を行う場合の各
部の信号の波形(一例)を示すタイミング図である。
【図3】実施例においてY方向に2ライン置きのドット
反転を行う場合の各部の信号の波形(一例)を示すタイ
ミング図である。
【図4】実施例における第2切換回路および開閉スイッ
チの回路構成例を示す回路図である。
【図5】実施例における切換制御回路の回路構成例を示
す回路図である。
【図6】別の実施例による信号線ドライバの回路構成を
示すブロック図である。
【図7】他の実施例による信号線ドライバの要部の回路
構成を示すブロック図である。
【図8】アクティブマトリクス方式のフルカラーTFT
−LCDの構成を模式的に示すブロック図である。
【図9】TFT−LCDの液晶パネルの典型的な構成を
示す部分断面図である。
【図10】TFT−LCDの液晶パネル内の回路構成を
示す回路図である。
【図11】コモン一定駆動法による画素電極電圧および
対向電極電圧の電圧波形を示す図である。
【図12】コモン反転駆動法による画素電極電圧および
対向電極電圧の電圧波形を示す図である。
【図13】液晶ディスプレイにおける完全ドット反転の
パターンを示す図である。
【符号の説明】
12,12L,12R 第1データラッチ回路 14,14L,14R 第1切換回路 16,16L,16R 第2データラッチ回路 18,18L,18R レベルシフタ 20,20L,20R DAコンバータ 22,22L,22R 出力アンプ 24L,24R 第2切換回路 30 開閉スイッチ 32 切換制御回路 46 開閉スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数の画素電
    極と1つの対向電極との間に液晶が充填され、各々の前
    記画素電極は各対応する薄膜トランジスタを介して各対
    応する信号線に電気的に接続されるとともに、前記薄膜
    トランジスタの制御端子が各対応するゲート線に電気的
    に接続され、前記対向電極には所定の対向電極電圧が印
    加され、各々の前記画素電極には各対応する前記ゲート
    線が活性化される度毎に所望の表示階調に対応した電圧
    レベルを有し、かつ前記対向電極電圧に対して相対的に
    正の極性または負の極性を有する階調電圧が前記信号線
    および前記薄膜トランジスタを介して印加されるように
    構成された液晶ディスプレイ用の信号線駆動回路におい
    て、 奇数列の各信号線には正極性の階調電圧を供給すると同
    時に偶数列の各信号線には負極性の階調電圧を供給する
    第1の動作と、奇数列の各信号線には負極性の階調電圧
    を供給すると同時に偶数列の各信号線には正極性の階調
    電圧を供給する第2の動作とを所定の周期で交互に繰り
    返させる切換手段と、 前記第1の動作と前記第2の動作との間の切換時に所定
    のタイミングで任意の奇数列および偶数列の信号線同士
    を一時的に短絡させる短絡手段とを有する液晶ディスプ
    レイ用信号線駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記短絡手段は、各隣合う一対の信号線
    の間に接続されたスイッチ手段と、定常時は前記スイッ
    チ手段を開状態とし、前記切換時に各信号線に対する階
    調電圧の供給が中断する期間だけ前記スイッチ手段を閉
    状態とするスイッチ制御手段とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の信号線駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記短絡手段は、全ての隣合う信号線の
    間に接続されたスイッチ手段と、定常時は前記スイッチ
    手段を開状態とし、前記切換時に各信号線に対する階調
    電圧の供給が中断する期間だけ前記スイッチ手段を閉状
    態とするスイッチ制御手段とを有することを特徴とする
    請求項1に記載の信号線駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記短絡手段は、前記スイッチ手段が閉
    状態になっている期間中に、前記対向電極電圧にほぼ等
    しい電圧を与える電圧源に各々の信号線を電気的に接続
    させる接続手段を有することを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の信号線駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記切換手段は、前記ゲート線が線順次
    走査で駆動されるライン周期またはその整数倍の周期で
    前記第1の動作と前記第2の動作とを交互に繰り返させ
    るとともに、各々の前記画素電極に前記階調電圧が印加
    されるフレーム周期で前記第1の動作と前記第2の動作
    とを交互に繰り返させる請求項1ないし4のいずれかに
    記載の信号線駆動回路。
  6. 【請求項6】 マトリクス状に配置された複数の画素電
    極と1つの対向電極との間に液晶が充填され、各々の前
    記画素電極は各対応する薄膜トランジスタを介して各対
    応する信号線に電気的に接続されるとともに、前記薄膜
    トランジスタの制御端子が各対応するゲート線に電気的
    に接続された液晶パネルと、 前記対向電極に一定の対向電極電圧を印加する手段と、 前記ゲート線を線順次走査で順番に活性化するゲート線
    駆動手段と、 各々の前記ゲート線が活性化される度毎に該当する前記
    画素電極に対して所望の表示階調に対応した電圧レベル
    を有し、かつ前記対向電極電圧に対して相対的に正の極
    性または負の極性を有する階調電圧を前記信号線を介し
    て印加する信号線駆動手段と、 前記信号線駆動手段が奇数列の各信号線には正極性の階
    調電圧を供給すると同時に偶数列の各信号線には負極性
    の階調電圧を供給する第1の動作と、前記信号線駆動手
    段が奇数列の各信号線には負極性の階調電圧を供給する
    と同時に偶数列の各信号線には正極性の階調電圧を供給
    する第2の動作とを所定の周期で交互に繰り返させる切
    換手段と、 前記第1の動作と前記第2の動作との間の切換時に所定
    のタイミングで任意の奇数列および偶数列の信号線同士
    を一時的に短絡させる短絡手段とを有する液晶表示装
    置。
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