JPH1195304A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH1195304A
JPH1195304A JP9253607A JP25360797A JPH1195304A JP H1195304 A JPH1195304 A JP H1195304A JP 9253607 A JP9253607 A JP 9253607A JP 25360797 A JP25360797 A JP 25360797A JP H1195304 A JPH1195304 A JP H1195304A
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JP
Japan
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display
mode
steps
exposure
camera
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JP9253607A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Hoizumi
俊明 保泉
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露出補正等のような段階的な設定、表示を異
なる段数表示モードで行うにあたって、撮影者の補正の
意図を簡単な手法で表示できるようにする。 【解決手段】 撮影情報を予め設定した段数毎に表示す
る複数の段数表示部32とこれに対応した指標表示部3
1を有する表示手段fを備える。段数表示部の設定毎に
表示を行う第1のモードと異なる段数の表示を行う第2
のモードとを選択可能なモード切換え手段18a,23
と、設定露出値と適正露出値の差異量を表示手段の指標
表示部により表示する表示制御手段20aとを設ける。
指標表示部を、各モードに対応する複数の指標を段数表
示部の近傍に切換え表示可能に構成する。また、段数表
示部を、設定制御手段20bにより選択された段数モー
ドにより表示範囲が異なるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに関し、たと
えばカメラの露出補正や手動で設定された露出と適正露
出との差に関する露出関連情報、あるいは絞り値の設定
情報のような撮影情報の表示制御または設定範囲の変更
制御を行えるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影目的や撮影条件に合わせて露
出補正や露出を手動で設定する際には、設定された露出
と適正露出を確認する手段として、差分を指標となる数
値で表示したり、指示マークで表示したりしていた。
【0003】図6は従来の露出補正の設定状態を表示す
る表示装置を示し、ここでは異なる段数設定、すなわち
露出補正の最小補正幅を1/3段と1/2段との二つに
対応した表示を行えるように構成した例である。同図中
符号1は露出補正の設定状態を表示する表示装置で、予
め設定した段数毎に指標となる数値を表示する複数のド
ットからなる指標表示部2とこの指標表示部2の各ドッ
トに対応した指示マークを有する指示表示部3とから構
成されている。
【0004】この例では、指標表示部2において、指標
の1段おきに付されている数値の間のドットに大小をつ
け、その設定段数を区別している。すなわち、小さいド
ットが1/3段きざみ、大きいドットが1/2段きざみ
での表示を行う部分である。なお、この図6の例では、
各ドットに対応する指示表示部3のマークのなかで、−
1/3段の露出補正であるところのマークを点灯表示し
ているところを示している。
【0005】しかし、上述したように異なる段数の設定
を混在して行うためには、指標表示部2におけるドット
数を大幅に増やし、しかもこれらのドット数分だけ大き
な表示スペースも必要である。さらに、見た目からはド
ット間の隙間が大きく感じられて好ましくない。
【0006】このような従来の表示装置の不具合を解決
するために、たとえば特開平8−62700号公報に示
すような表示装置が提案されている。すなわち、この従
来の装置は、図7(a),(b)に示すように、たとえ
ば1/2段と1/3段との補正幅をもって露出補正を行
うに際して、表示装置1の指標表示部2において、数値
を付した指標間に2つ(複数)のドットを単位表示とし
て設け、1/3段での設定は各数値間の単位表示に対応
する指示表示部3のマークを個々に点灯させることで行
うとともに、1/2段での設定は各数値間の2つ(複
数)の単位表示に対応する2つのマークを同時に点灯さ
せることで行うものである。
【0007】ここで、図7(a)は指示表示部3のマー
クが指標表示部2の数値「0」を付したドットを指示し
ている露出補正無しの状態を示している。また、同図
(b)は露出補正が「+0.5」段であるときに数値
「0」と「+1」との間のドットに対応する2つのマー
クを同時に点灯している状態を示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した後者
の構造による表示装置によれば、露出補正の補正幅によ
っては、指標表示部2の対応する位置を指示する指示表
示部3におけるマークを1つ点灯させたり、複数(2
つ)点灯させたりするため、撮影者に違和感をもたせた
り、誤った視認をしたりするおそれがある。また、撮影
者の意図を反映させることができない場合も想定され
る。
【0009】本来、撮影者としては大きなステップ段数
を選択する場合には、細かな段数に比べて大きな範囲で
段数を設定したいし、また細かな段数を選択する場合に
は選択をする範囲は狭いが厳密な設定をしたいという意
図がある。しかし、上述した従来例では、このような要
請を満足することができないという欠点がある。
【0010】また、上述したような露出補正等を複数の
ステップ段数のなかから選択して設定するにあたって、
設定可能な範囲を撮影者の要請や撮影条件に応じて自由
に変更できるようにすることも望まれており、このよう
な点にも配慮しなければならない。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、たとえば露出補正等のような複数の段数の
なかから段階的な設定、表示を行うにあたって、選択し
た段数表示モードで段数表示部におけるドットとこれに
対応する数値等の指標とを切換えることにより、差異量
を指標表示部に対応する段数表示部のマークで指示表示
するにあたって、表示モードを容易に区別し、撮影者の
補正の意図を補正範囲の表示位置の変更によって簡単に
表示させることができるカメラを得ることを目的とす
る。
【0012】また、本発明は、上述した露出補正等を段
階的に設定、表示するにあたって、設定可能な範囲の幅
を必要に応じて変更することができるカメラを得ること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的に応える
ために本発明に係るカメラは、たとえば露出補正等のよ
うに撮影するための撮影情報を第1の所定段数(たとえ
ば1/2段のステップ)毎に設定可能な第1のモード
と、撮影情報を前記第1の所定段数とは異なる第2の所
定段数毎(たとえば1/3段のステップ)に設定可能な
第2のモードとに切換え可能なモード切換え手段(18
a,23)を備えており、前記設定された撮影情報の設
定量の度合いを表示する段数表示部(32)と、前記段
数表示部と対応して設けられ前記設定された撮影情報の
設定値を表示する指標表示部(31)と、前記モード切
換え手段によるモード切換えに応じて前記段数表示部と
指標表示部との対応関係を異ならせて表示させる表示制
御手段(20a)とを設けたものである。
【0014】ここで、前記表示制御手段(20a)は、
前記モード切換え手段(18a,23)によるモード切
換えに応じて、前記指標表示部(31)に表示される設
定値の幅を異ならせて表示させるものである。また、前
記撮影情報は露出補正量であって、前記段数表示部(3
2)および指標表示部(31)により、設定露出値と適
正露出値との差分を表示するように構成している。
【0015】また、本発明に係るカメラは、前記モード
切換え手段(18a,23)によるモード切換えに応じ
て、前記撮影情報の設定可能な幅を変更する設定制御手
段(20b)を、さらに備えているものである。
【0016】また、本発明に係るカメラは、撮影情報を
第1の所定段数毎に設定可能な第1のモードと、撮影情
報を前記第1の所定段数とは異なる第2の所定段数毎に
設定可能な第2のモードとに切換え可能なモード切換え
手段(18a,23)を備えており、前記モード切換え
手段によるモード切換えに応じて、前記撮影情報の設定
可能な幅を変更する設定制御手段(20b)を設けたも
のである。
【0017】本発明によれば、モード切換え手段により
第1のモードが選択され、露出補正量のような撮影情報
を第1の所定段数、たとえば1/2段のステップに設定
されたときには、撮影者の意図が大きい設定であること
を表示するように、段数表示部に2個の段数表示単位を
配置し、指標表示部により2個毎に対応する指標を表示
する。
【0018】また、第2のモードが選択され、第2の所
定段数、たとえば1/3段のステップに設定されたとき
には、撮影者の意図が細かい設定であることを表示する
ように、段数表示部に3個の段数表示単位を配置し、指
標表示部により3個毎に対応する指標を表示する。たと
えば前者の1/2段の設定による場合の範囲は、後者の
1/3段の設定の場合の範囲に対して、1.5倍の範囲
の設定が可能であり、ステップに応じて指標位置の変更
が可能である。
【0019】また、本発明によれば、上述した撮影情報
を第1、第2の所定段数に応じて指標表示部、段数表示
部の表示状態を切換えて表示することができるととも
に、撮影情報(たとえば露出補正段数)のステップに応
じて設定範囲を変更することができる。すなわち、1/
2段のステップのときには−3〜+3の範囲での設定が
可能であり、1/3段のステップのときには−2〜+2
の範囲での設定が可能となる。
【0020】表示手段は、撮影情報として露出補正や手
動で設定された露出と適正露出との差分のような露出関
連情報を表示するために用いるものをいうが、これに限
定されない。たとえばオートブラケティングによる補正
ステップの状態、あるいは絞り値の設定状態等を表示し
てもよい。ここで、絞り値の設定状態の変更としては、
たとえば5重丸のような複数の丸形のインジケータを用
い、設定絞り値に応じて丸形部分が黒く全部埋まった
り、ドーナツ状になったり、そのドーナツ状の黒い部分
の綿製が変化したりするものが考えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は本発明に係るカ
メラの一つの実施の形態を示し、この実施の形態では、
露出補正を行う際の表示装置の表示位置、表示状態を設
定した露出補正段数に応じて切換える場合を例として以
下に説明する。
【0022】これらの図において、図4は本発明を適用
するカメラの外観を示す図であって、符号10はカメラ
本体、11はその前面側に設けた撮影レンズ、12はフ
ァインダ部、13はカメラ本体10の上面部の一側寄り
に設けたレリーズ釦、14は電源スイッチである。
【0023】15,16,17はカメラ本体10の上面
部の他側寄りに設けた露出モード、測光モード、露出補
正値の切換え釦である。各々の釦15,16,17を押
しながらコマンドダイヤル18を回転させることによ
り、それぞれの設定値を変化させることができる。
【0024】図中18aは撮影情報である露出補正値の
段数を第1の所定段数(たとえば1/2段のステップ)
毎に設定可能な第1のモードと、第1の所定段数とは異
なる第2の所定段数(たとえば1/3段のステップ)毎
に設定可能な第2のモードとを切換え可能なモード切換
え手段である切換え釦である。19はカメラ本体10の
上面部の一部に設けた表示用LCDで、カメラの各種の
撮影情報や設定状態を表示するためのものである。
【0025】図5はこの実施の形態のカメラの電気制御
系ブロックの具体的な構成を示す図である。同図におい
て、20はマイクロコンピュータであり、このマイクロ
コンピュータ20は、後述する表示制御手段20aと設
定制御手段20bとを備えており、以下のカメラ各部を
制御する。
【0026】21はレンズ制御回路で、図示しない撮影
レンズ11の絞りと距離環を制御する。また、このレン
ズ制御回路21は、マイクロコンピュータ20からの信
号を受け、レンズ11内の図示しない電動モータを制御
し、距離環を回してフォーカシング(自動焦点合わせ)
を行う。そのためにマイクロコンピュータ20は、レン
ズ11から焦点距離情報や開放F値等の情報を受け取
る。
【0027】22は液晶表示回路であり、シャッタスピ
ード、絞り値等のカメラの各種撮影情報を前記表示装置
である表示用LCD19(図5参照)に表示する。すな
わち、この液晶表示回路22はマイクロコンピュータ2
0からの通信を受け、前記表示用LCD19に液晶表示
を行う。
【0028】23は各種の釦13,15,16,17や
コマンドダイヤル18からなる設定手段を構成する前記
切換え釦18a(図5参照)によるスイッチ回路であ
り、液晶表示回路22と共に電源が供給されており、通
常の撮影ではカメラのレリーズ釦13の第1ストローク
やコマンドダイヤル18を回転させることにより、シャ
ッタスピードや絞り値、フイルム感度等を変化させるこ
とができる。また、前述した露出モードを選択する釦1
5等を作動させることもできる。
【0029】24は焦点検出ユニットで、広く知られて
いる技術により、CCD、光学ユニット、CCD駆動回
路(図示せず)によって構成されている。ここで、CC
D駆動回路はマイクロコンピュータ20からの指示によ
り、データの蓄積を開始し、レベルが一定になると蓄積
を終了させ、マイクロコンピュータ20に信号を出す。
また、マイクロコンピュータ20はこの信号から被写体
がどの位置に焦点を結んでいるか演算して検出する。
【0030】25は測光回路であり、撮影画面を複数の
エリアに分割し、各エリアの輝度を測光し、マイクロコ
ンピュータ20に検出データを送る。26はシャッタ制
御回路で、マイクロコンピュータ20の指示に従い、図
示しないシャッタユニットを制御する。27はフイルム
給送回路であり、マイクロコンピュータ20の指示によ
り、図示しないフイルム給送用モータを制御し、フイル
ムの巻上げ、巻戻しを行う。
【0031】以上の構成において、露出補正を行う場
合、最初に露出補正釦17を押すと、露出補正モードが
設定される。その状態で「+」側の露出補正を行う場合
には、コマンドダイヤル18をたとえば図4中時計方向
へ回転させる。「−」側の露出補正を行う場合には、コ
マンドダイヤル18をたとえば図4中反時計方向へ回転
させる。このとき、前記切換え釦18a、すなわちモー
ド切換え手段であるスイッチ回路23により、第1のモ
ードまたは第2のモードが切換えられて選択、設定され
ている。
【0032】図1は前述した表示用LCD19の液晶表
示セグメントを全て点灯した状態を示す。図中a部は露
出モードのP(プログラム)、S(シャッタ優先)、A
(絞り優先)、M(マニュアル)の各モードを表示する
部分である。
【0033】b部はシャッタ速度を表示する部分、c部
は絞り値を表示する部分、d部はフィルム枚数等のカウ
ンタを表示する部分である。図中e部は露出補正時に点
灯するマークであり、補正値「0」の場合は点灯しな
い。
【0034】図1中f部は本発明を特徴づける露出補正
時の液晶表示部となる露出補正インジケータである。図
中31は表示モードに応じて指標となる数値を切換え表
示可能な指標表示部、32は予め設定した段数を表示可
能な段数表示部である。
【0035】ここで、第2のモードが選択されて露出補
正を1/3段毎に行う場合を図1および図2(a)〜
(d)を用いて説明する。図1中f部は露出補正時の液
晶表示部を示す図であって、露出補正値は1段毎に指標
となる数値が、またその下側には1/3段毎に3個のド
ットが点滅可能に設けられており、最小補正値が1/3
となっている。図2(a)ではマークは指標の「0」を
示しており、露出補正が「0」、すなわち露出補正が設
定されていない状態を示す。
【0036】ここで、前記コマンドダイヤル18を図4
中時計方向へ1クリック回転させると、図2(b)に示
すようにマークは指標「0」の位置と1つ右の位置のド
ットが点灯し、補正値が+1/3段になったことを示す
表示となる。ここでの液晶表示部fでの表示範囲は、表
示制御手段20aにより−2段から+2段までの±2段
の補正範囲を表示するように制御されている。また、こ
のときには、このような−2段から+2段までの±2段
の補正範囲のなかでの設定制御が行えるように、設定制
御手段20bで制御されている。
【0037】同様に、もう1クリックをコマンドダイヤ
ル18を図中時計方向に回転させると、さらに段数表示
部32でのマークは1ドット点灯して、図2(c)に示
す表示となり、補正値が+2/3段となる。そして、も
う1クリックをコマンドダイヤル18を図中時計方向に
回転させると、さらにマークは1ドット点灯して、図2
(d)に示す表示となり、補正値が+1段となる。
【0038】なお、補正を「−」方向へ行う場合には、
コマンドダイヤル18を図4中反時計方向へクリックす
ると、「+」と逆の表示となる他は全く同じである。
【0039】次に、露出補正のステップを第2のモード
による第2の所定段数である1/3段から第1のモード
による第1の所定段数である1/2段に変更する場合
を、以下に説明する。すなわち、前述した説明では、露
出補正のステップ幅を1/3段とした場合であるが、撮
影者が露出補正可能なカメラでは露出補正の量をステッ
プ幅を切換え釦18aにより変更した場合には、スイッ
チ回路23でモード切換えが行われ、それに合わせて正
しく表示する必要がある。従来のように補正の量に相当
するマークを点灯しただけでは、撮影者には補正値は判
りにくい。
【0040】すなわち、露出補正値のステップ幅を第1
のモードとして1/2段で設定して表示する場合は以下
の通りである。このように露出補正を1/2段のステッ
プ幅で行う場合にも、前述した1/3段の露出補正を行
う場合と同様に、最初に図4に示す露出補正釦17を押
し、さらに切換え釦18aでのモード切換えを行うこと
により、第1のモードでの露出補正モードが設定され
る。この状態で「+」側の補正を行う場合には、コマン
ドダイヤル18を図中時計方向へ回転させる。「−」側
の補正を行う場合には、コマンドダイヤル18を図中反
時計方向へ回転させる。
【0041】図2(e)は露出補正値のステップ幅が第
1のモードでの第1の所定段数である1/2段に設定さ
れた液晶表示部fであって、指標表示部31における指
標となる数値が表示される位置を切換えて表示してい
る。露出補正値を示す指標は1段毎の数値が1/3段毎
のステップと異なり、2ドット毎に表示され、表示範囲
も−3段から+3段までの±3段の補正範囲を表示して
いる。段数表示部32のマークは指標表示部31の指標
「0」を示しており、露出補正「0」、すなわち露出補
正が設定されていない状態を示している。
【0042】ここで、前記コマンドダイヤル18を図中
時計方向へ1クリック回転させ、図2(f)に示すよう
にマークは指標「0」の位置と1つ右の位置のドットが
点灯し、補正値が+1/2段になったことを示す表示と
なる。同様に、もう1クリックをダイヤルを時計方向に
回転させると、さらにマークは1ドット点灯して、図3
(g)に示す表示状態となり、露出補正値が+1段とな
る。「−」側への補正を行う場合も、コマンドダイヤル
18の回転方向と表示部fの表示方向が逆となる以外は
同じである。
【0043】ここで、この1/2段での表示の場合の表
示範囲は、設定制御手段20bにより−3段から+3段
までの±3段の補正範囲のなかで設定され、表示制御手
段20aにより制御されることにより表示される。した
がって、指標表示部31での表示指標のうち、両端部分
の指標を形成するセグメントは、「2」と「3」との両
方を表示できるような形状となっている。
【0044】次に、この実施の形態の動作を図3に示す
フローチャートに基づいて以下に説明する。すなわち、
露出補正釦17が押され、露出補正設定モードが起動さ
れている状態からスタートする。
【0045】ステップS101(以下、「S」という)
では、コマンドダイヤル18の入力の有無を判別する。
そして、入力有りの場合はS102へ進み、無しの場合
はS107へ進む。
【0046】S102では、現在設定されているモード
切換え手段であるスイッチ回路23(切換え釦18a)
による露出補正ステップを判別する。そして、第2のモ
ードによる1/3段の場合はS103へ進み、第1のモ
ードによる1/2段の場合はS108へ進む。
【0047】S103では、補正幅を「−2段から+2
段」に設定し、S104において1/3段のステップで
の露出補正値を設定する。すなわち、S103でステッ
プに対応した指標、この場合には3ドット毎に「−
2」、「−1」、「0」、「+1」、「+2」の指標が
点灯する。そして、S104において、「露出補正値=
1/3*コマンドダイヤルの入力クリック数」に応じた
演算、設定を行う。なお、補正する方向はコマンドダイ
ヤル18を図中時計方向へ回転させると「+」側、反時
計方向へ回転させると「−」側の補正が設定される。
【0048】S105では、上述したS104で設定さ
れた露出補正量の表示を行う。このとき、設定された露
出補正値に対応したドットを1/3段で点灯させる。次
に、S106に進み、露出補正値が許容設定範囲(−2
段から+2段)をオーバしていないかが判定され、オー
バしていないときは、この露出補正設定モードのフロー
は終了する。もし、オーバしているときは、S107に
進み、再設定要求(エラー)の表示を行い、S101に
戻る。
【0049】一方、S108では、1/2段ステップで
の露出補正値を設定する。すなわち、S108では補正
幅を「−3段から+3段」に設定し、このステップに対
応した指標、この場合には2ドット毎に「−3」、「−
2」、「−1」、「0」、「+1」、「+2」、「+
3」の指標が図2(e)〜(g)に示すように液晶表示
部fに点灯する。そして、S109に進み、「露出補正
値=1/2*コマンドダイヤルの入力クリック数」の演
算、設定を行う。ここで、補正する方向は、コマンドダ
イヤル18を図中時計方向へ回転させると「+」側、反
時計方向へ回転させると「−」側の補正が設定される。
【0050】S110では、S109で設定された露出
補正量の表示を行う。すなわち、この設定された露出補
正値に対応したドットを1/2段で点灯させる。そし
て、S111に進み、露出補正値が許容設定範囲(−3
段から+3段)をオーバしていないかが判定され、オー
バしていないときは、この露出補正設定モードのフロー
は終了する。もし、オーバしているときは、前記S10
7に進み、再設定要求(エラー)の表示を行い、S10
1に戻る。
【0051】この実施の形態においては、液晶表示部f
での指標表部31の指標として数値を用いているが、適
宜の記号、たとえば「○」,「△」,「□」やこれらの
塗りつぶし記号であってもよい。要するに、どの位の補
正量で露出補正が行われているかを判断できればよい。
勿論、段数表示部32における指示マークも適宜の形状
で形成することは自由である。
【0052】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、各部の形状、構造等を適宜変
形、変更し得ることはいうまでもない。たとえば上述し
た表示装置(液晶表示部f)としては、液晶表示器、L
EDやランプ等による表示素子を用いた表示器等であっ
てもよい。
【0053】また、露出補正の段数としても、1、1/
2、1/3段を最小単位とする必要はなく、要求する精
度や表示素子の使用可能個数によって変えることは自由
である。
【0054】さらに、上述した実施の形態では、撮影情
報として露出補正の段数を設定変更するとともに、その
変更状態を表示する装置を例示したが、本発明はこれに
限らず、ブラケティングのように段階的に露出をずらし
て撮影を行うような場合や絞り値の設定表示にも適用可
能であり、その他類似の段階的な表示が必要なものであ
れば適用できることは勿論である。
【0055】ここで、絞り値の設定状態の変更として
は、たとえば5重丸のような複数の丸形のインジケータ
を用い、設定絞り値に応じて丸形部分が黒く全部埋まっ
たり、ドーナツ状になったり、そのドーナツ状の黒い部
分の綿製が変化したりするものが考えられる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
によれば、撮影情報として露出補正等のような複数の段
数のなかから段階的な設定、表示を行うにあたって、選
択した段数表示モードで段数表示部におけるドットとこ
れに対応する数値等の指標とを切換えることにより、差
異量を指標表示部における各モードに対応して表示され
る複数の指標のうちから段数表示部のマークで指示表示
しているため、表示モードを容易に区別でき、撮影者の
補正の意図を補正範囲の変更によって簡単に表示させる
ことができる。
【0057】本発明によれば、モード切換え手段による
切換えモードによって、たとえば指標表示部による設定
段数が1/3段の場合には撮影者の意図が細かい設定で
あることを意味し、段数表示部に3個の段数表示単位を
配置し、指標表示部に3個毎に対応する指標を表示する
ことができる。また、設定段数が1/2段の場合には撮
影者の意図が大きい設定であることを意味し、段数表示
部に2個の段数表示単位を配置し、指標表示部に2個毎
に対応する指標を表示することができる。
【0058】また、本発明によれば、上述した撮影情報
をモード切換え手段による切換えによって設定された第
1、第2の所定段数に応じて指標表示部、段数表示部の
表示位置や表示状態を切換えて表示することができると
ともに、撮影情報(たとえば露出補正段数)のステップ
に応じて設定範囲を変更することができる。すなわち、
モード切換えによって設定値の設定可能な範囲を変更す
ることができる。たとえば1/2段のステップのときに
は−3〜+3の範囲での設定が可能であり、1/3段の
ステップのときには−2〜+2の範囲での設定が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカメラの一つの実施の形態を示
し、表示装置における表示状態を説明するための図であ
る。
【図2】 (a)〜(g)は図1の表示装置における露
出補正用の表示部の表示状態を説明するための図であ
る。
【図3】 本発明に係るカメラでの表示装置の表示制御
を説明するためのフローチャートである。
【図4】 本発明を適用するカメラの外観を示す平面図
である。
【図5】 本発明を適用するカメラの電気制御系のブロ
ック図である。
【図6】 従来のカメラにおける表示装置の一例を示す
図である。
【図7】 従来のカメラにおける表示装置の別の例を示
し、(a)は露出補正が「0」であるときの表示状態を
示す図、(b)は露出補正が「+0.5」であるときの
表示状態を示す図である。
【符号の説明】 10…カメラ本体、11…撮影レンズ、12…ファイン
ダ部、13…レリーズ釦、14…電源スイッチ、15…
露出モード切換え釦、16…測光モード切換え釦、17
…露出補正釦、18…コマンドダイヤル、18a…モー
ド切換え手段としての切換え釦、19…表示用LCD
(表示装置)、20…マイクロコンピュータ、20a…
表示制御手段、20b…設定制御手段、22…液晶表示
回路、23…スイッチ回路、31…指標表示部、32…
段数表示部、e…露出補正時のマーク、f…液晶表示部
となるインジケータ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影情報を第1の所定段数毎に設定可能
    な第1のモードと、撮影情報を前記第1の所定段数とは
    異なる第2の所定段数毎に設定可能な第2のモードとに
    切換え可能なモード切換え手段を備えたカメラにおい
    て、 設定された前記撮影情報の設定量の度合いを表示する段
    数表示部と、 前記段数表示部と対応して設けられ前記設定された撮影
    情報の設定値を表示する指標表示部と、 前記モード切換え手段によるモード切換えに応じて前記
    段数表示部と指標表示部との対応関係を異ならせて表示
    させる表示制御手段とを備えたことを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラにおいて、 前記表示制御手段は、前記モード切換え手段によるモー
    ド切換えに応じて、前記指標表示部に表示される設定値
    の幅を異ならせて表示させることを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のカメラに
    おいて、 前記撮影情報は露出補正量であり、 前記段数表示部および前記指標表示部は、設定露出値と
    適正露出値との差分を表示することを特徴とするカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    に記載のカメラにおいて、 前記モード切換え手段によるモード切換えに応じて、前
    記撮影情報の設定可能な幅を変更する設定制御手段を、
    さらに備えていることを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 撮影情報を第1の所定段数毎に設定可能
    な第1のモードと、撮影情報を前記第1の所定段数とは
    異なる第2の所定段数毎に設定可能な第2のモードとに
    切換え可能なモード切換え手段を備えたカメラにおい
    て、 前記モード切換え手段によるモード切換えに応じて、前
    記撮影情報の設定可能な幅を変更する設定制御手段を備
    えていることを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載のカメラにおいて、 撮影情報は、露出補正または手動で設定された露出と適
    正露出との差に関する露出関連情報、あるいは絞り値の
    設定情報のいずれかであることを特徴とするカメラ。
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