JPH1194282A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH1194282A
JPH1194282A JP25717497A JP25717497A JPH1194282A JP H1194282 A JPH1194282 A JP H1194282A JP 25717497 A JP25717497 A JP 25717497A JP 25717497 A JP25717497 A JP 25717497A JP H1194282 A JPH1194282 A JP H1194282A
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Shinichiro Katsumura
村 眞一郎 勝
Norio Maki
木 教 雄 眞
Akihiko Sugiyama
山 明 彦 杉
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Midori Anzen Co Ltd
Toshiba Corp
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Midori Anzen Co Ltd
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄や補修等を容易に行えメインテナンスの
容易な電気集塵フィルタ部を備えた空気調和機を提供す
る。 【解決手段】 本願発明の空気調和機の電気集塵フィル
タ部(10)は、室内機本体に取り付けられたフィルタ
保持枠(5)とフィルタ保持枠に取り外し自在に装着さ
れるフィルタ本体(7)とを備え、フィルタ本体は、塵
(50)を荷電するための放電極(51)と、対向電極
(52)と、荷電された塵を捕獲する集塵用電極(5
3、54)と、放電極と対向電極と集塵用電極とを収納
するとともにフィルタ保持枠に取り外し自在に形成され
たフィルタ枠体(60)とを有し、フィルタ枠体は、放
電極が取り付けられるフィルタ枠体本体(61)と、フ
ィルタ枠体本体と分離自在に形成され対向電極及び集塵
用電極が取り付けられる電極枠体(62)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、空気調和機に係
り、特に室内機で熱交換を受ける空気に含まれる塵を集
塵するための電気集塵フィルタ部を備える空気調和機に
関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の空気調和機の室内機本
体101に設けられた電気集塵フィルタ部102を示
す。従来の電気集塵フィルタ部102では、フィルタ本
体を構成する電極が取り付けられるための図18に示す
フィルタ枠体106が室内機本体101に取り付けられ
ていた。
【0003】また、フィルタ枠体106内には、フィル
タ本体を構成する構成部材である図14に示す対向電極
部103と図15に示す放電極部104と図16に示す
集電部105とが、収納されていた。ここで、荷電部を
構成する対向電極部103と放電極部104とは互いに
強固に固着され、それぞれの部分に分解するのは極めて
困難であった。そこで、この両部品を組合わせた状態で
フィルタ枠体106から取り外し可能に構成されてい
た。
【0004】一方、集塵部105は、塵を集める部分で
あり、特に清掃が可能なように取手が設けられ、極めて
容易にフィルタ枠体106から取り外しができるように
なっている。
【0005】そこで、使用者は通常の清掃においては、
最も塵の付着する集塵部105をフィルタ枠体106か
ら取り外して洗浄などの清掃を行い、特に長期間の使用
後に対向電極部103と放電極部104を同時に清掃す
るようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、対向電極部
103の対向電極や放電極部104の放電極や集電部1
05の集塵用電極の洗浄や補修等のメインテナンスが容
易でないという問題があった。
【0007】しかしながら、対向電極部103と放電極
部104は一体となっており、分解が困難であり、この
一体となった状態では各電極の細かい清掃ができないと
いう問題があった。特に対向電極部103と放電極部1
04には通常はほとんど塵の付着はないが、たまたま付
着した場合には各電極間の隙間寸法が小さくなりその間
で頻繁に放電現象が生じてしまうという問題があるた
め、そのメンテナンスにおいても対向電極部103と放
電極部104を容易に分解できる構造が望まれていた。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
有する問題を解消し、洗浄や補修等を容易に行えメイン
テナンスの容易な電気集塵フィルタ部を備えた空気調和
機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の第1の発明に係る空気調和機は、室内機で熱
交換を受ける空気に含まれる塵を集塵するための電気集
塵フィルタ部を備える空気調和機において、前記電気集
塵フィルタ部は、前記室内機本体に取り付けられたフィ
ルタ保持枠と、前記フィルタ保持枠に取り外し自在に装
着されるフィルタ本体とを備え、前記フィルタ本体は、
塵を荷電するための放電極と、前記放電極を挟むように
配置される塵を荷電するための対向電極と、前記放電極
と前記対向電極との間を通過して荷電された塵を捕獲す
る集塵用電極と、前記放電極と前記対向電極と前記集塵
用電極とを収納するとともに前記フィルタ保持枠に取り
外し自在に形成されたフィルタ枠体とを有し、前記フィ
ルタ枠体は、前記放電極が取り付けられるフィルタ枠体
本体と、前記フィルタ枠体本体と分離自在に形成され前
記対向電極及び前記集塵用電極が取り付けられる電極枠
体とから構成される。
【0010】本願の第2の発明に係る空気調和機は、第
1の発明において、前記集塵用電極は、荷電された塵を
捕獲する捕獲電極と、荷電された塵を前記捕獲電極に向
かわせるように作用する反捕獲電極とを有し、前記電極
枠体は、前記捕獲電極が設けられていた第1電極枠体
と、前記捕獲電極と前記反捕獲電極のうちの他方の電極
が取り付けられた第2電極枠体とを有する。
【0011】本願の第3の発明に係る空気調和機は、第
2の発明において、前記対向電極は前記補獲電極と一体
的に前記第1電極枠体に設けられている。
【0012】本願の第4の発明に係る空気調和機は、第
2または3の発明において、前記第1電極枠体と前記第
2電極枠体とは、互いに分離自在に形成されている。
【0013】本願の第5の発明に係る空気調和機は、第
1乃至5の発明において、前記放電極は線状の形状を有
し、前記対向電極は板状の形状を有する。
【0014】本願の第6の発明に係る空気調和機は、第
1の発明において、前記放電極と前記対向電極との間、
または前記集塵用電極の間に高電圧を印加する高圧電源
は、前記フィルタ保持枠に配設されている。
【0015】上述の発明において、電気集塵フィルタ部
のフィルタ本体は、室内機本体に取り付けられたフィル
タ保持枠に取り外し自在であるので、フィルタ本体を室
内機本体から取り外しして容易に電気集塵フィルタ部の
メインタンスを行うことができる。
【0016】さらに、放電極と対向電極と集塵用電極と
が取り付けられるフィルタ枠体は、フィルタ保持枠に対
し取り外し自在に形成されており、放電極が取り付けら
れるフィルタ枠体本体と、フィルタ枠体本体と分離自在
に形成され対向電極及び集塵用電極が取り付けられる電
極枠体とを有するので、フィルタ枠体本体に取り付けれ
た放電極と電極枠体に取り付けられた対向電極と集塵用
電極とを、狭い空間内で閉じこめられたままではなく互
いに分離して洗浄や補修等を行うことができ、電気集塵
フィルタ部のメインタンスを容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本願発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0018】図12は、室内機本体1の前面側1aにあ
る吸込グリル2を開け、プレフィルタ3を外し、さらに
室内機本体1に取り付けられたフィルタ保持枠5からフ
ィルタ本体部7と脱臭フィルタ9を取り外した状態を示
す。
【0019】図1は、室内機本体1に装着された状態の
電気集塵フィルタ部10を示す。電気集塵フィルタ部1
0は、室内機本体1に取り付けられたフィルタ保持枠5
とフィルタ保持枠5に取り外し自在に装着されるフィル
タ本体7とを備えている。
【0020】フィルタ保持枠5は、その端部固定部にお
いてビスによって室内機本体1内の室内熱交換器の前面
側端板にビス留めされて取り付けられている。
【0021】図2はフィルタ保持枠5を示す。フィルタ
保持枠5は端部固定部15を介して室内機本体1にねじ
止めして取り付けられている。フィルタ保持枠5の右側
部には、後述する荷電用電極と集塵用電極に高電圧を印
加するための高圧電源55が配設されている。フィルタ
保持枠5における高圧電源55の近傍には高圧電位にあ
る導電性の板バネ71が設けられており、フィルタ保持
枠5の中央部にはグランド電位にある導電性の板バネ7
2が設けられている。板バネ71、72は紙面の背面方
向へ向かって押す力を跳ね返すように作用し、板バネ7
1は後述する高電圧端子75と接触し、板バネ72はグ
ランド端子76と接触する。
【0022】図3(a)はフィルタ本体7を示す平面図
であり、図3(b)はその側面図である。フィルタ本体
7は、塵を荷電させる荷電用電極と荷電された塵を捕獲
する集塵用電極とから構成される電極部と、電極部が取
り付けられるフィルタ枠体60とを備えている。フィル
タ枠体60は、フィルタ保持枠5に取り外し自在に装着
できるように形成されている。
【0023】以下に、図8乃至図11を参照して、フィ
ルタ枠体60を備えるフィルタ本体7がフィルタ保持枠
5に取り外し自在に装着可能に形成されていることにつ
いて詳細に説明する。
【0024】図8に示すように、フィルタ本体7が装着
されるフィルタ保持枠5の両側にはフィルタ保持板20
が立設されている。
【0025】また、図9に示すようにフィルタ本体7
は、横長の矩形状の外郭形状を有し、フィルタ本体7の
両側の側面には、突出した係合部31と、係合部31の
所定長さだけ上方に位置する案内突起部32とが設けら
れている。フィルタ本体7の下部には把持部34が形成
されており、把持部34の内側部には手をかけたときに
手の指が位置決めされやすいように波形状凹凸部34a
が形成されている。
【0026】図10または図11に示すように、係合部
31は円筒形状を有し、案内突起部32は奥側(上側)
に円筒形状の円筒部32aを有し手前側は板形状の板状
部32bを有する。
【0027】図8に示すように、フィルタ保持板20に
は、係止部22と案内部24が形成されている。係止部
22には、室内機1の前面側1aへ向かって開口する開
口部22aと、室内機1の前面側1aから後面側に向か
って開口部22aから延びる係止溝部22bが形成され
ている。
【0028】係止溝部22bの上部には、爪22cが設
けられ、下部には保持部22dが設けられる。フィルタ
保持枠22及びフィルタ保持板20はともに合成樹脂製
で一体化され、爪22cは、弾性を有し、力を加えた場
合、上下方向にわずかに曲がるように形成されている。
一方、保持部22dは、ほとんど変形しないように強固
に形成されている。フィルタ本体7の係合部31は、図
10に示すように、開口部22aから嵌入されて係止溝
部22bの上端部において、爪22cと保持部22dに
はさまれて保持される。吸込グリル2を開けた状態で、
係止部22の開口部22aは室内機本体1の前面に面し
ているので外部からその位置を容易に視認することがで
きる。
【0029】また、案内部24には、室内機1本体の前
面側1aに対して斜め下方に向かって開口し開口部22
aの近傍に位置する開口部24aと、開口部24aから
斜め後部上方に延びる切り溝24bが形成されている。
切り溝24bの奥端部24cは半円状に形成され、図1
0に示すように、案内突起部32の円筒部32aの先端
部が隙間なく奥端部24cに当接できるように形成され
ている。
【0030】次ぎに、図10および図11を参照して、
係合部31の係止部22に対する取り付け取り外しと、
案内突起部32の案内部24に対する取り付け取り外し
について説明する。
【0031】図10は、フィルタ本体7がフィルタ保持
枠5に取り付けられている状態を示す。案内突起部32
の円筒部32aは、開口部24aから挿入され切り溝2
4bに沿って案内され奥端部24cに当接する。案内突
起部32の板状部32bは、その挿入方向手前側の端部
が切り溝24bを形成する上面に接触しながら切り溝2
4bの奥方向へ案内される。円筒部32aが奥端部24
cに当接した位置で、フィルタ本体7を前面側から後面
側に押し込むことで係合部31である円筒形状の突起が
爪22cを上方に押し曲げ、切り溝22bの入り口を押
し広げる。そして、さらに力を加えると突起31は、爪
22cの先端を乗り越え、切り溝22bの内部に嵌まり
込む。この位置で突起31は上方を爪22の基部で、下
方を保持部22dで挟み込まれ固定される。すなわち、
係合部31が係止部2に嵌入され、これと同時に板状部
32bの端部の切り溝24b上面への接触が解かれ、切
り溝24bと平行な位置関係になる。
【0032】図11は、フィルタ本体7がフィルタ保持
枠5に取り外す手順を示す。はじめ、フィルタ本体7と
フィルタ保持枠5は図10に示す状態にある。まず、把
持部34の波形状凹凸部34aに手をかけ、C方向、す
なわち室外機1本体の前面部1aの手前に向かう方向ま
たは手前斜め上方へ把持部34を引く。このとき、案内
突起部32の円筒部32aは奥端部24cに当接したま
ま回転し、案内突起部32の板状部32bは、切り溝2
4bを形成する上面に接触するまで移動する。同時に、
係合部31である円筒形状の突起が爪22cを上方に押
し曲げ、係止溝部22bの入り口を押し広げ最終的に、
爪22cの先端を乗り越え、係止溝部22bの外に外れ
て前面部1aから手前に向かって移動し板状部32bが
係止溝部24b上面に接触すると同時に移動を止める。
【0033】次に、把持部34をD方向、すなわち室外
機1本体の下方方向または下方斜め手前方向へ引く。案
内突起部32の円筒部32aは係止溝部24bの奥端部
24cから離れ、案内突起部32の板状部32bは係止
溝部24bを形成する上面に接触しながら下方へ案内さ
れ、案内突起部32の円筒部32aが開口部24aを抜
け出て、案内突起部32が案内部24から取り外され
る。
【0034】次に、図3乃至図7を参照して、フィルタ
保持枠5に対し取り外し自在に形成されたフィルタ本体
7について詳細に説明する。
【0035】まず、図7を参照してフィルタ本体7にお
ける電極の構成と作用について概略的に説明する。
【0036】図7において、フィルタ本体7は、塵50
を荷電させる荷電用電極と荷電された塵50aを捕獲す
る集塵用電極を備えている。荷電用電極は、塵50を荷
電するための線状の放電極51と、放電極51を挟むよ
うに配置された板状の対向電極52から構成されてい
る。集塵用電極は、荷電された塵50aを捕獲する捕獲
電極53と、荷電された塵50aを捕獲電極53に向か
わせるように作用する反捕獲電極54から構成されてい
る。放電極51と反捕獲電極54は、高圧電源55によ
って高電圧が印加され、対向電極52と捕獲電極53
は、グランドの電位に設定されている。
【0037】図示しないファンによって室内機本体1内
へ吸引された空気中の塵50は放電極51と対向電極5
2との間を通過する間に正に荷電されて塵50aとな
り、塵50aはさらに捕獲電極53と反捕獲電極54の
間を通る間に高圧電位にある反捕獲電極54による電気
的反発を受け塵50として捕獲電極53に捕獲される。
【0038】なお、図7では、捕獲電極53と反捕獲電
極54は対向電極52に対し平行に配設されているよう
に示されているが、実際は図6に示すように、捕獲電極
53と反捕獲電極54は対向電極52に対し垂直に配設
されており、また、対向電極52と捕獲電極53とは一
体的に形成されている。
【0039】次に、フィルタ本体7の構成について詳細
に説明する。
【0040】前述したように、フィルタ保持枠5に取り
外し自在に形成されたフィルタ枠体60には、放電極5
1と対向電極52と捕獲電極53と反捕獲電極54から
なる電極部が取り付けられる。
【0041】図3に示すフィルタ枠体60は、図5に示
すように放電極51が取り付けられるフィルタ枠体本体
61と、図4に示すように対向電極52及び集塵用電極
53、54が取り付けられる電極枠体62とを有する。
電極枠体62は後述するように、フィルタ枠体本体61
と分離自在に形成されている。また、図5に示すよう
に、フィルタ枠体本体61は、係合部31と案内突起部
32を有し、フィルタ保持枠5に取り外し自在に形成さ
れている。
【0042】図4において、電極枠体62は、上辺部に
突起62a,62bと下辺部に突起62cを有する。ま
た、図5において、フィルタ枠体本体61には、上辺部
に突起用孔61a,61bと下辺部に突起用孔61cが
形成されている。突起62a,62bと突起62cは、
取り外し自在に弾性的に61a,61bと突起用孔61
cに嵌入するようになっており、これによって電極枠体
62はフィルタ枠体本体61と分離自在となる。
【0043】また、図4に示すように、電極枠体62
は、捕獲電極53と対向電極52とを一体的(図6を参
照)に取り付ける第1電極枠体63と、反捕獲電極54
を取り付ける第2電極枠体65とを有する。第1電極枠
体63は、中央に対し左右に対称に形成された2個の同
一パターンの部分を有し、同様に第2電極枠体64は、
中央に対し左右に対称に形成された2個の同一パターン
の部分を有する。
【0044】図4における平面図(a)では、見やすく
するために、左半分部分と対称な右半分部分を半分ずつ
分解しその各部分を右半分の左右に示している。実際
は、図6に示すように、捕獲電極53と反捕獲電極54
は対向電極52の背後にあり、捕獲電極53と反捕獲電
極54は、ともに複数の板状で、各電極枠63,65の
縦桟をなし、各板状電極は、交互に配列するように電極
枠体52内に配置されている。なお、本実施例では、第
1電極枠体63と第2電極枠体64は電極枠体52中央
を境に左右にそれぞれに各々設けられている。
【0045】また、電極枠体62は両側辺部近傍に4個
の第1爪65と中央部に4個の第1爪66を有し、また
電極枠体62は上辺部に2個の第2爪67と下辺部に2
個の第2爪68を有する。
【0046】第1電極枠体63の半分部分の各々は、取
り外し自在に電極枠体62の本体に装着される。また、
第2電極枠体64の半分部分の各々も取り外し自在に電
極枠体52の本体に装着される。
【0047】また、電極枠体62の中央部には対向電極
52と捕獲電極53とに電気的に導通するグランド端子
76が設けられている。フィルタ本体7がフィルタ保持
枠5に装着されたときに、グランド端子76はフィルタ
保持枠5に設けられた板バネ72と電気的に接触する。
【0048】また、図4において中央部に対し左半分と
右半分の反捕獲電極54は図示しない接続線によって電
気的に接続されている。また、第2電極枠体64には、
フィルタ本体7がフィルタ保持枠5に装着されたときに
反捕獲電極54が後述する高電圧端子74と電気的に接
触できるように、接触端子が設けられている。
【0049】図5において、フィルタ枠体本体61の右
側部には、放電極51の一端が電気的に接続された高電
圧端子74が設けられている。高電圧端子74はその背
面で前述したように反捕獲電極54と電気的に接触する
ように形成されている。案内突起部32の表裏面を挟む
ように、高電圧端子74と導通する高電圧端子75が配
設されている。高電圧端子75は、フィルタ本体7がフ
ィルタ保持枠5に装着されたときに前述したように板バ
ネ71と接触し付勢される。
【0050】放電極51は、高電圧端子74に接続され
た一端に始まり左右に蛇行するようにフィルタ枠体本体
61に取り付けられ、フィルタ枠体本体61の左側部に
あるスプリング80を介して終端している。フィルタ枠
体本体61には左右に複数の邪魔板81が形成されてい
る。放電極51は邪魔板81の背後に位置するように配
設されており、室内機本体1の前面側1aにある吸込グ
リル2を開けてプレフィルタ3をはずしても作業者の手
が誤って接触してしまう危険がないようになっている。
【0051】以上、説明したように、本発明の実施の形
態によれば、次のような効果を奏することができる。
【0052】フィルタ本体7はフィルタ枠体60を備え
ているので、室内機本体1に取り付けられたフィルタ保
持枠5に取り外し自在に装着することができ、フィルタ
枠体60に取り付けられた放電極51、対向電極2及び
集塵用電極53、54の洗浄を容易に行うことができ
る。
【0053】さらに、フィルタ枠体60はフィルタ枠体
本体61とフィルタ枠体本体61と分離自在に形成され
た電極枠体62とを備えているので、フィルタ枠体本体
61に取り付けれた放電極51と電極枠体62に取り付
けられた対向電極52と集塵用電極53、54とを、狭
い空間内で閉じこめられたままではなく互いに分離して
洗浄や補修等を行うことができ、電気集塵フィルタ部1
0のメインタンスを容易に行うことができる。
【0054】捕獲電極53と対向電極52とが一体的に
第1電極枠体63に取り付けられているので、洗浄や補
修等のメインタンスを容易に行うことができる。
【0055】第1電極枠体63と第2電極枠体64と
は、互いに分離自在に電極枠体本体61に取り外し自在
に形成されているので、第1電極枠体63に取り付けら
れた対向電極52及び放電極53と第2電極枠体64に
取り付けられた反捕獲電極54とを、狭い空間内で閉じ
こめられたままではなく互いに分離して洗浄や補修等を
行うことができ、電気集塵フィルタ部10のメインタン
スを容易に行うことができる。
【0056】荷電用電極51、52と集塵用電極53、
54に高電圧を印加する高圧電源55を室内機本体1に
取り付けられたフィルタ保持枠5に配設したので、洗浄
を必要とするフィルタ本体10のみを容易に取り外すこ
とができる。
【0057】なお、放電極51を高電位にし対向電極5
2をグランド電位にしたが、放電極51をグランド電位
にし対向電極52を高電位にしてもよい。
【0058】また、放電極51は線状の形状を有し、対
向電極52は板状の形状を有するとしたが、各々他の形
状を有していてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、電気集塵フィルタ部は、室内機本体に取り付けら
れたフィルタ保持枠と、フィルタ保持枠に取り外し自在
に装着されるフィルタ本体とを備え、フィルタ本体は、
放電極と対向電極と集塵用電極とが取り付けられるとと
もにフィルタ保持枠に取り外し自在に形成されたフィル
タ枠体を有し、フィルタ枠体は、放電極が取り付けられ
るフィルタ枠体本体と、フィルタ枠体本体と分離自在に
形成され対向電極及び集塵用電極が取り付けられる電極
枠体とを有するので、フィルタ本体をフィルタ保持枠か
ら取り外してフィルタ本体を洗浄することで放電極、対
向電極、集塵用電極をすべてを同時に洗浄することがで
き、さらに取り外したフィルタ本体をフィルタ枠体本体
と電極枠体とに分離でき、フィルタ枠体本体に取り付け
れた放電極と電極枠体に取り付けられた対向電極と集塵
用電極とを、狭い空間内で閉じこめられたままではなく
互いに分離して洗浄や補修等を行うことができ、電気集
塵フィルタ部のメインタンスを容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の空気調和機の室内機本体に配設され
た電気集塵フィルタ部を示す平面図。
【図2】フィルタ保持枠を示す平面図。
【図3】フィルタ本体を示す平面図。
【図4】電極枠体に取り付けられた対向電極と捕獲電極
と反捕獲電極を示す平面図(a)とそれに対応する側面
図(b)。
【図5】電極枠体本体に取り付けられた放電極を平面図
(a)とそれに対応する側面図(b)。
【図6】放電極と対向電極と捕獲電極と反捕獲電極との
配置関係を示す斜視図。
【図7】放電極と対向電極と捕獲電極と反捕獲電極の概
略構成とそれらの作用を説明する図。
【図8】本願発明の空気調和機におけるフィルタ保持枠
の概略構成を示す斜視図。
【図9】本願発明の空気調和機におけるフィルタ本体を
示す平面図。
【図10】本願発明の空気調和機における電気集塵フィ
ルタ部において、フィルタ本体がフィルタ保持枠に取り
付けられている状態を示す断面図。
【図11】本願発明の空気調和機における電気集塵フィ
ルタ部において、フィルタ本体がフィルタ保持枠から取
り外される手順を示す断面図。
【図12】室内機本体の前面側にある吸込グリルを開
け、プレフィルタを外し、さらに室内機本体に取り付け
られたフィルタ保持枠からフィルタ本体と脱臭フィルタ
を取り外した状態を示す斜視図。
【図13】従来の空気調和機の室内機本体に設けられた
電気集塵フィルタ部を示す平面図。
【図14】従来の電気集塵フィルタ部における対向電極
部を示す平面図。
【図15】従来の電気集塵フィルタ部における放電極部
を示す平面図。
【図16】従来の電気集塵フィルタ部における集電部を
示す平面図。
【図17】従来の電気集塵フィルタ部におけるフィルタ
枠体を示す平面図。
【符号の説明】
1 室内機本体 5 フィルタ保持枠 7 フィルタ本体 10 電気集塵フィルタ部 20 フィルタ保持板 22 係止部 24 案内溝 31 係合部 32 案内突起部 50 塵 50a 荷電した塵 51 放電極 52 対向電極 53 捕獲電極 54 反捕獲電極 55 高圧電源 60 フィルタ枠体 61 フィルタ枠体本体 61a,61b,61c 突起用孔 62 電極枠体 62a,62b,突起62c 突起 63 第1電極枠体 64 第2電極枠体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】図10は、フィルタ本体7がフィルタ保持
枠5に取り付けられている状態を示す。案内突起部32
の円筒部32aは、開口部24aから挿入され切り溝2
4bに沿って案内され奥端部24cに当接する。案内突
起部32の板状部32bは、その挿入方向手前側の端部
が切り溝24bを形成する上面に接触しながら切り溝2
4bの奥方向へ案内される。円筒部32aが奥端部24
cに当接した位置で、フィルタ本体7を前面側から後面
側に押し込むことで係合部31である円筒形状の突起が
爪22cを上方に押し曲げ、切り溝22bの入り口を押
し広げる。そして、さらに力を加えると突起31は、爪
22cの先端を乗り越え、切り溝22bの内部に嵌まり
込む。この位置で突起31は上方を爪22の基部で、下
方を保持部22dで挟み込まれ固定される。すなわち、
係合部31が係止部22に嵌入され、これと同時に板状
部32bの端部の切り溝24b上面への接触が解かれ、
切り溝24bと平行な位置関係になる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉 山 明 彦 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝富士 工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内機で熱交換を受ける空気に含まれる塵
    を集塵するための電気集塵フィルタ部を備える空気調和
    機において、 前記電気集塵フィルタ部は、 前記室内機本体に取り付けられたフィルタ保持枠と、 前記フィルタ保持枠に取り外し自在に装着されるフィル
    タ本体とを備え、 前記フィルタ本体は、 塵を荷電するための放電極と、 前記放電極を挟むように配置される塵を荷電するための
    対向電極と、 前記放電極と前記対向電極との間を通過して荷電された
    塵を捕獲する集塵用電極と、 前記放電極と前記対向電極と前記集塵用電極とを収納す
    るとともに前記フィルタ保持枠に取り外し自在に形成さ
    れたフィルタ枠体とを有し、 前記フィルタ枠体は、 前記放電極が取り付けられるフィルタ枠体本体と、 前記フィルタ枠体本体と分離自在に形成され前記対向電
    極及び前記集塵用電極が取り付けられる電極枠体とから
    構成されることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】前記集塵用電極は、 荷電された塵を捕獲する捕獲電極と、 荷電された塵を前記捕獲電極に向かわせるように作用す
    る反捕獲電極とを有し、 前記電極枠体は、 前記捕獲電極が設けられた第1電極枠体と、 前記反捕獲電極が設けられた第2電極枠体とを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】前記対向電極は前記補獲電極と一体的に前
    記第1電極枠体に設けられていることを特徴とする請求
    項2に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】前記第1電極枠体と前記第2電極枠体と
    は、互いに分離自在に形成されていることを特徴とする
    請求項2または3に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】前記放電極は線状の形状を有し、前記対向
    電極は板状の形状を有することを特徴とする請求項1乃
    至5に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】前記放電極と前記対向電極との間、または
    前記集塵用電極の間に高電圧を印加する高圧電源は、前
    記フィルタ保持枠に配設されていることを特徴とする請
    求項1に記載の空気調和機。
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