JPH1194198A - 竪型断熱低温タンク - Google Patents
竪型断熱低温タンクInfo
- Publication number
- JPH1194198A JPH1194198A JP9258948A JP25894897A JPH1194198A JP H1194198 A JPH1194198 A JP H1194198A JP 9258948 A JP9258948 A JP 9258948A JP 25894897 A JP25894897 A JP 25894897A JP H1194198 A JPH1194198 A JP H1194198A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- supporting skirt
- skirt
- low temperature
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 収縮により支持スカートに発生する熱応力を
低減できる竪型断熱低温タンクを提供する。 【解決手段】 基盤１０上に支持スカート１１を介して
低温液体Ｌ収容する内槽１２を立設し、その内槽１２を
保冷層１４を介して外槽１３で囲繞した竪型断熱低温タ
ンクにおいて、支持スカート１１の上端内径Ｄｕを下端
内径Ｄｄより大きく形成したしたものである。
低減できる竪型断熱低温タンクを提供する。 【解決手段】 基盤１０上に支持スカート１１を介して
低温液体Ｌ収容する内槽１２を立設し、その内槽１２を
保冷層１４を介して外槽１３で囲繞した竪型断熱低温タ
ンクにおいて、支持スカート１１の上端内径Ｄｕを下端
内径Ｄｄより大きく形成したしたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体窒素等の低温
液体を貯留する竪型断熱低温タンクに関するものであ
る。
液体を貯留する竪型断熱低温タンクに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、図２に示すようにＬＮ，ＬＯＸ，
ＬＡｒ，ＬＮＧ等の低温液体Ｌを収容する断熱低温タン
クとして、基盤１上に支持スカート２を介してボンベ状
の内槽３を設け、その内槽３を囲繞するように外槽４を
設け、その内外槽３，４間にパーライト粒等の保冷材を
充填して保冷層５を形成し、その内槽３の下部と外槽４
の底部の間の保冷層５内に、内外槽３，４を仕切ってア
ルミクロス等の冷気遮蔽シート６を設けたものが知られ
ている。
ＬＡｒ，ＬＮＧ等の低温液体Ｌを収容する断熱低温タン
クとして、基盤１上に支持スカート２を介してボンベ状
の内槽３を設け、その内槽３を囲繞するように外槽４を
設け、その内外槽３，４間にパーライト粒等の保冷材を
充填して保冷層５を形成し、その内槽３の下部と外槽４
の底部の間の保冷層５内に、内外槽３，４を仕切ってア
ルミクロス等の冷気遮蔽シート６を設けたものが知られ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この断熱低
温タンクにおいて、支持スカート２は、上から下まで内
径が同一でストレートであり、内槽３にＬＮ等の低温液
体Ｌを収容したとき、上端は極低温にされ、下端は常温
のため、スカートに収縮による熱応力を生じ（１５００
ｍ3 クラスタンクにおいて−４５０ｋｇ／ｃｍ2 ）、地
震力等などを受けたときに強度上問題が生じないよう
に、スカートの板厚を増す必要がある。
温タンクにおいて、支持スカート２は、上から下まで内
径が同一でストレートであり、内槽３にＬＮ等の低温液
体Ｌを収容したとき、上端は極低温にされ、下端は常温
のため、スカートに収縮による熱応力を生じ（１５００
ｍ3 クラスタンクにおいて−４５０ｋｇ／ｃｍ2 ）、地
震力等などを受けたときに強度上問題が生じないよう
に、スカートの板厚を増す必要がある。
【０００４】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、収縮により支持スカートに発生する熱応力を低減で
きる竪型断熱低温タンクを提供することにある。
し、収縮により支持スカートに発生する熱応力を低減で
きる竪型断熱低温タンクを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の発明は、基盤上に支持スカートを介して
低温液体を収容する内槽を立設し、その内槽を保冷層を
介して外槽で囲繞した竪型断熱低温タンクにおいて、支
持スカートの上端内径を下端内径より大きく形成した竪
型断熱低温タンクである。
に、請求項１の発明は、基盤上に支持スカートを介して
低温液体を収容する内槽を立設し、その内槽を保冷層を
介して外槽で囲繞した竪型断熱低温タンクにおいて、支
持スカートの上端内径を下端内径より大きく形成した竪
型断熱低温タンクである。
【０００６】請求項２の発明は、内槽に低温液体を収容
したとき、支持スカートの上端と下端の内径が同じにな
るように上端の内径が設定される請求項１記載の竪型断
熱低温タンクである。
したとき、支持スカートの上端と下端の内径が同じにな
るように上端の内径が設定される請求項１記載の竪型断
熱低温タンクである。
【０００７】請求項３の発明は、支持スカートの上端内
周と内槽の底部の接合部にグラスウールが充填される請
求項１又は２記載の竪型断熱低温タンクである。
周と内槽の底部の接合部にグラスウールが充填される請
求項１又は２記載の竪型断熱低温タンクである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
を添付図面に基づいて詳述する。
【０００９】図１において、基盤１０には、筒状の支持
スカート１１を介して低温液体Ｌを収容するボンベ状の
内槽１２が立設され、その内槽１２を囲繞するように外
槽１３が設けられ、その内外槽１２，１３間にパーライ
ト粒等の保冷材を充填して保冷層１４が形成される。
スカート１１を介して低温液体Ｌを収容するボンベ状の
内槽１２が立設され、その内槽１２を囲繞するように外
槽１３が設けられ、その内外槽１２，１３間にパーライ
ト粒等の保冷材を充填して保冷層１４が形成される。
【００１０】内槽１２の下部と外槽１３の底部の間の保
冷層１４内には、内外槽１２，１３を仕切るアルミクロ
ス等の冷気遮蔽シート１５が設けられ、外槽１３の底部
に硬質ウレタンシート等の断熱層１７が設けられる。
冷層１４内には、内外槽１２，１３を仕切るアルミクロ
ス等の冷気遮蔽シート１５が設けられ、外槽１３の底部
に硬質ウレタンシート等の断熱層１７が設けられる。
【００１１】支持スカート１１には、マンホール１８が
予め形成され、硬質ウレタンシートやアルミシート等が
搬入されて断熱層１７と冷気遮蔽シート１５が形成され
る。
予め形成され、硬質ウレタンシートやアルミシート等が
搬入されて断熱層１７と冷気遮蔽シート１５が形成され
る。
【００１２】また、内槽１２の下部と接合する支持スカ
ート１１の上端内周の接合部１９には、グラスウール２
０を貼設しておく。
ート１１の上端内周の接合部１９には、グラスウール２
０を貼設しておく。
【００１３】さて、本発明においては、図２に示すよう
に、支持スカート１１をその上端の内径Ｄｕが下端の内
径Ｄｄより大きくなるように予め形成しておく。
に、支持スカート１１をその上端の内径Ｄｕが下端の内
径Ｄｄより大きくなるように予め形成しておく。
【００１４】通常、ＬＮの用に−１９６℃の低温になる
とＳＵＳにおいて３ｍｍ／ｍ縮み、１５００ｍ3 タンク
クラスにおいては、内径で約３０ｍｍ収縮するため、支
持スカート１１の上端の内径Ｄｕを下端の内径Ｄｄより
約３０ｍｍ大きく形成しておく。
とＳＵＳにおいて３ｍｍ／ｍ縮み、１５００ｍ3 タンク
クラスにおいては、内径で約３０ｍｍ収縮するため、支
持スカート１１の上端の内径Ｄｕを下端の内径Ｄｄより
約３０ｍｍ大きく形成しておく。
【００１５】次に本発明の作用を述べる。
【００１６】内槽１２内にＬＮ等の低温液体Ｌを収容す
ると内槽１２が収縮し、同時に支持スカート１１の上端
が収縮するが、支持スカート１１の上端内径Ｄｕは、下
端内径Ｄｄより予め大きく形成されているため、収縮後
は、図１に示したようにほぼ上下内径が同じ筒状に保た
れ接合部１９にかかる収縮による熱応力はほぼゼロとす
ることができる。
ると内槽１２が収縮し、同時に支持スカート１１の上端
が収縮するが、支持スカート１１の上端内径Ｄｕは、下
端内径Ｄｄより予め大きく形成されているため、収縮後
は、図１に示したようにほぼ上下内径が同じ筒状に保た
れ接合部１９にかかる収縮による熱応力はほぼゼロとす
ることができる。
【００１７】また、支持スカート１１の内部にはパーラ
イト粒が充填され、収縮により圧縮されることとなる
が、接合部１９にグラスウール２０が充填され、このグ
ラスウール２０が自在に収縮するため、支持スカート１
１の保冷層１４ａが過度に圧密になることが防止され
る。
イト粒が充填され、収縮により圧縮されることとなる
が、接合部１９にグラスウール２０が充填され、このグ
ラスウール２０が自在に収縮するため、支持スカート１
１の保冷層１４ａが過度に圧密になることが防止され
る。
【００１８】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、支持スカ
ートの上端内径を下端内径より大きく形成することで、
低温液体を収容したとき、支持スカートと内槽の接合部
にかかる収縮による熱応力を少なくすることができる。
ートの上端内径を下端内径より大きく形成することで、
低温液体を収容したとき、支持スカートと内槽の接合部
にかかる収縮による熱応力を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態を示す図である。
【図２】本発明の要部を示す断面図である。
【図３】従来例を示す図である。
１０ 基盤 １１ 支持スカート １２ 内槽 １３ 外槽 １４ 保冷層 １９ 接合部 ２０ グラスウール Ｄｕ 上端内径 Ｄｄ 下端内径
Claims (3)
- 【請求項１】 基盤上に支持スカートを介して低温液体
を収容する内槽を立設し、その内槽を保冷層を介して外
槽で囲繞した竪型断熱低温タンクにおいて、支持スカー
トの上端内径を下端内径より大きく形成したことを特徴
とする竪型断熱低温タンク。 - 【請求項２】 内槽に低温液体を収容したとき、支持ス
カートの上端と下端の内径が同じになるように上端の内
径が設定される請求項１記載の竪型断熱低温タンク。 - 【請求項３】 支持スカートの上端内周と内槽の底部の
接合部にグラスウールが充填される請求項１又は２記載
の竪型断熱低温タンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9258948A JPH1194198A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 竪型断熱低温タンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9258948A JPH1194198A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 竪型断熱低温タンク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1194198A true JPH1194198A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17327267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9258948A Pending JPH1194198A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 竪型断熱低温タンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1194198A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007162772A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Ishikawajima Plant Construction Co Ltd | 竪型断熱低温タンクの外槽底板構造 |
| JP2008019917A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Ishii Iron Works Co Ltd | 縦置二重殻円筒形低温貯槽 |
| WO2014054251A1 (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-10 | トヨタ自動車株式会社 | 圧力容器およびその生産方法 |
| CN112061623A (zh) * | 2020-09-24 | 2020-12-11 | 华东理工大学 | 一种减小裙座热应力的自动加热装置 |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP9258948A patent/JPH1194198A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007162772A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Ishikawajima Plant Construction Co Ltd | 竪型断熱低温タンクの外槽底板構造 |
| JP2008019917A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Ishii Iron Works Co Ltd | 縦置二重殻円筒形低温貯槽 |
| WO2014054251A1 (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-10 | トヨタ自動車株式会社 | 圧力容器およびその生産方法 |
| CN104662355A (zh) * | 2012-10-05 | 2015-05-27 | 丰田自动车株式会社 | 压力容器及其生产方法 |
| CN112061623A (zh) * | 2020-09-24 | 2020-12-11 | 华东理工大学 | 一种减小裙座热应力的自动加热装置 |
| CN112061623B (zh) * | 2020-09-24 | 2022-04-01 | 华东理工大学 | 一种减小裙座热应力的自动加热装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040113 |