JPH1193508A - ドアガラスの開放機構 - Google Patents

ドアガラスの開放機構

Info

Publication number
JPH1193508A
JPH1193508A JP9256638A JP25663897A JPH1193508A JP H1193508 A JPH1193508 A JP H1193508A JP 9256638 A JP9256638 A JP 9256638A JP 25663897 A JP25663897 A JP 25663897A JP H1193508 A JPH1193508 A JP H1193508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door glass
gas
motor
door
opening mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9256638A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Tamura
惠一 田村
Tashiro Arai
太四郎 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON KUATSU SYSTEM KK
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
NIPPON KUATSU SYSTEM KK
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON KUATSU SYSTEM KK, Tokai Rika Co Ltd filed Critical NIPPON KUATSU SYSTEM KK
Priority to JP9256638A priority Critical patent/JPH1193508A/ja
Publication of JPH1193508A publication Critical patent/JPH1193508A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車が水上に落下すると、サイドドアのド
アガラスが強制的に開放されるドアガラスの開放機構を
得る。 【解決手段】 自動車が水上に落下し、サイドドアが水
没して、圧力スイッチ60に設定値以上の圧力が作用す
ると、回路を閉じて、雷管54に通電する。これによっ
て、雷管54が起爆して、ボンベ48がガスを放出す
る。このため、連結管52を通じて圧縮ガスがボンベ4
8からタービン34へ圧送され、羽根板38を介してシ
ャフト36を回転させる。これにより、モータ28の回
転軸30が回転して、フォームギア32を回転させ、ド
アガラス10を強制的に開放させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアガラ
スの開放機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には、図4に示すように、モータ
28の回転力を利用して、Xアーム式のウインドレギュ
レータ90を作動させ、ドアガラス10を昇降させる機
構を備えたものがある。
【0003】このようなウインドレギュレータ90に
は、逆転防止機構が設けられており、ドアガラス10に
力を直接加えても、押し下げることができないようにな
っている。このため、誤って自動車が水上に落下した場
合、サイドドア内に水が浸水して、モータが駆動せず、
ドアガラス10を開放できない恐れもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、サイドドア内に水が浸水してモータが駆動しなく
なった場合、強制的にモータの回転軸を回転させ、ドア
ガラスを開放するドアガラスの開放機構を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、モータを駆動して、ウインドレギュレータを作動さ
せ、ドアガラスを昇降させるようになっている。モータ
の回転軸上には、タービンが固定されている。
【0006】そして、例えば、自動車が水上に落ち、サ
イドドア内に水が浸水してモータが駆動しなくなって
も、圧力検知手段が所定値以上の水圧を検知すると、放
出手段を作動させ、ガス発生手段からガスを放出させ、
タービンへ圧縮ガスを圧送させる。
【0007】これによって、タービンが旋回して、モー
タの回転軸を強制的に回転させる。このため、ウインド
レギュレータが作動して、ドアガラスが開放される。
【0008】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の本形態
に係るドアガラスの開放機構を説明する。
【0009】図1に示すように、ドアガラス10の下部
には、ローラガイド12が取付けられている。このロー
ラガイド12には、リフトアーム14の上端部に取付け
られたローラ16が摺動可能に挿入されている。
【0010】また、ローラガイド12の左端部には、イ
コライザアーム18の上端部が回転可能に連結されてい
る。さらに、イコライザアーム18の下端部に設けられ
たローラ20は、ドアパネルに固定されたローラガイド
56へ摺動可能に挿入されている。
【0011】リフトアーム14とイコライザアーム18
の中間部は、ピン22でX字状に連結され、ピン22を
中心としてリフトアーム14が反時計方向へ回動する
と、ドアガラス10が上昇する構成である。
【0012】リフトアーム14の下端には、三日月状の
ドリブンギア24が取付けられている。このドリブンギ
ア24には、伝達ギア26が噛み合っており、この伝達
ギア26には、モータ28の回転軸30に固定されたウ
ォームギア32が噛み合っている。
【0013】このような、ウインドレギュレータ62に
おいて、モータ28が正転すると、ウォームギア32、
伝達ギア26を通じて、ドリブンギア24が矢印A方向
に移動して、ピン22を中心としてリフトアーム14が
反時計方向へ回動し、また、モータ28が正転すると、
ドリブンギア24が矢印B方向に移動して、ピン22を
中心としてリフトアーム14が時計方向へ回動する。
【0014】一方、回転軸30の先端部には、タービン
34のシャフト36が同軸上に固定されている。シャフ
ト36の外周面からは、湾曲した羽根板38が突設され
ており、この羽根板38は、円筒状のケーシング40に
収容されている。ケーシング40は、ドアパネルに図示
しないブラケットで固定されている。
【0015】ケーシング40の底板42には、排気口4
4が形成されている。この排気口44は、吸込口46か
ら導入された圧縮ガスを外部へ排出し、羽根板38に当
たる圧縮ガスのガス圧を一定に保持する。また、吸込口
46には、圧縮ガスが充填された小型のボンベ48の放
出口50(図2参照)が連結管52で連結されている。
【0016】ボンベ48には、雷管54が内蔵されてい
る。この雷管54の燃焼方向には、ガス発生剤56が装
填されている。このガス発生剤56のガスの吹き出し方
向には、ガス充填部62の出口孔を塞ぐ破裂板64が位
置している。
【0017】この雷管54は、リチュウム電池58とサ
イドドアDの下方に取付けられた圧力スイッチ60で構
成された回路に接続されている。この回路は、構成が簡
単なため、防水処理が比較的容易にできる。
【0018】次に、本形態に係るドアガラスの開放機構
の作用を説明する。通常時においては、モータ28を駆
動すると、ウインドレギュレータ62が働いて、ドアガ
ラス10が昇降する。
【0019】ここで、図3に示すように、自動車Mが水
上に落下し、サイドドアが水没して、圧力スイッチ60
に設定値以上の水圧が作用すると、回路を閉じて、雷管
54に通電する。これによって、雷管54が起爆して、
ガス発生剤56を燃焼させ、そのガス圧で破裂板64を
破裂させる。
【0020】このため、連結管52を通じてガス充填部
62に充填された圧縮ガスとガス発生剤56が発生させ
たガスが、放出口50、連結管52を通じてタービン3
4へ圧送され、羽根板38を介してシャフト36を回転
させる。これにより、モータ28の回転軸30が回転し
て、フォームギア32を回転させ、ドアガラス10を強
制的に開放させる。なお、回転軸30の回転方向は、羽
根板38の傾斜方向を調整することにより、ドアガラス
10を開放する方向とすることができる。
【0021】なお、本形態では、圧力スイッチ60を用
いたが、圧力センサでもよいことは無論である。また、
ボンベ48に替えて、インフレータだけを使用してもよ
い。
【0022】さらに、圧力スイッチ60をドアパネルの
下方に取付けたが、水上に自動車が落下したとき、車両
前部から水没することが多いので、前部へ設けてもよ
い。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、自動車が
水上に落下すると、サイドドアのドアガラスが強制的に
開放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係るドアガラスの開放機構を用いたウ
インドレギュレータを示す側面図である。
【図2】本形態に係るドアガラスの開放機構のボンベの
断面図である。
【図3】本形態に係るドアガラスの開放機構を備えた自
動車が水上に浮いている状態を示す概念図である。
【図4】従来のウインドレギュレータを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
28 モータ 34 タービン 42 ボンベ(ガス発生手段) 54 雷管(放出手段) 60 圧力スイッチ(圧力検知手段) 62 ウインドレギュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // F01D 15/00 B60J 1/17 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアガラスを昇降させるウインドレギュ
    レータに駆動力を付与するモータと、前記モータの回転
    軸上に固定されたタービンと、前記タービンへ圧縮ガス
    を圧送可能なガス発生手段と、前記ガス発生手段からガ
    スを放出させる放出手段と、所定の水圧を感知すると前
    記放出手段を作動させる圧力検知手段と、を有すること
    を特徴とするドアガラスの開放機構。
JP9256638A 1997-09-22 1997-09-22 ドアガラスの開放機構 Pending JPH1193508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9256638A JPH1193508A (ja) 1997-09-22 1997-09-22 ドアガラスの開放機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9256638A JPH1193508A (ja) 1997-09-22 1997-09-22 ドアガラスの開放機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1193508A true JPH1193508A (ja) 1999-04-06

Family

ID=17295394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9256638A Pending JPH1193508A (ja) 1997-09-22 1997-09-22 ドアガラスの開放機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1193508A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103010141A (zh) * 2012-12-13 2013-04-03 李元杰 一种车窗安全速降装置
RU2616456C2 (ru) * 2015-08-10 2017-04-17 Геннадий Юрьевич Яворский Стеклоподъемник
CN106627458A (zh) * 2016-12-03 2017-05-10 山东鼎创数控设备有限公司 一种汽车自动辅助悬浮装置
RU2736663C1 (ru) * 2020-01-16 2020-11-19 Геннадий Юрьевич Яворский Стеклоподъемник с эвакуационным открыванием стекла для бронеавтомобилей
JP2021147786A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 株式会社マルナカ パワーウインドウ装置
CN113733869A (zh) * 2021-11-05 2021-12-03 杭州银轩机械有限公司 一种新能源电动车防撞保护装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103010141A (zh) * 2012-12-13 2013-04-03 李元杰 一种车窗安全速降装置
RU2616456C2 (ru) * 2015-08-10 2017-04-17 Геннадий Юрьевич Яворский Стеклоподъемник
CN106627458A (zh) * 2016-12-03 2017-05-10 山东鼎创数控设备有限公司 一种汽车自动辅助悬浮装置
RU2736663C1 (ru) * 2020-01-16 2020-11-19 Геннадий Юрьевич Яворский Стеклоподъемник с эвакуационным открыванием стекла для бронеавтомобилей
JP2021147786A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 株式会社マルナカ パワーウインドウ装置
CN113733869A (zh) * 2021-11-05 2021-12-03 杭州银轩机械有限公司 一种新能源电动车防撞保护装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970027495A (ko) 세탁기도어 자동개폐장치
JPH1193508A (ja) ドアガラスの開放機構
JPH10238216A (ja) ドアガラス開放装置
JP4109246B2 (ja) 過熱防止装置を有するスクロール圧縮機
JP2005180448A (ja) スクロール圧縮機の過熱防止装置
JP4779547B2 (ja) 風力発電装置
CN110761610B (zh) 一种可防强风和倒塌的数字信息传输塔
EP1022198A1 (fr) Sac de sécurité gonflable, à membrane d'obturation du trou d'évent
CN215449582U (zh) 车载雷达组件和车辆
JP2006177124A (ja) パワーウインドウ装置
KR200278398Y1 (ko) 개폐창문
JP3955890B2 (ja) 入口弁開閉機構
CA2354800A1 (en) Motor drive apparatus
KR100774417B1 (ko) 자동차용 능동형 에어익스트랙터 그릴 장치
KR100189113B1 (ko) 공기조화기의토출구개폐장치및그방법
JP2005304206A (ja) ハイブリッド建設機械の駆動制御装置
KR101023492B1 (ko) 환풍기의 환기구 개폐장치
CN113056143B (zh) 一种具有低功耗除湿功能的电气控制柜及其使用方法
JP2959246B2 (ja) スクロール圧縮機
JPH08254054A (ja) ドアロック装置
JP2001191878A (ja) 自動車が不意に水没した時の乗員脱出口の自動開口装置
JPH05231376A (ja) 大型立軸ポンプ
JP2000248830A (ja) パワーウインドレギュレータ
JP3688158B2 (ja) ドア開閉装置
JPS60107419A (ja) 開口覆材の自動開閉装置